JP2004165719A - 送信側移動機、受信側移動機、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】音声通信中の移動機間において簡易迅速にデータを送受信する。
【解決手段】本発明に係る携帯電話10は、識別情報要求送信部12と識別情報受信部13とデータ送信部15とを備える。識別情報要求送信部12は、携帯電話20との音声通信中に、携帯電話20に対して携帯電話20のメールアドレスの送信を要求する。識別情報受信部13は、識別情報要求送信部12により要求されたメールアドレスを携帯電話20から受信する。データ送信部15は、識別情報受信部13により受信されたメールアドレスを参照して、携帯電話20宛にデータを送信する。
【選択図】 図4
【解決手段】本発明に係る携帯電話10は、識別情報要求送信部12と識別情報受信部13とデータ送信部15とを備える。識別情報要求送信部12は、携帯電話20との音声通信中に、携帯電話20に対して携帯電話20のメールアドレスの送信を要求する。識別情報受信部13は、識別情報要求送信部12により要求されたメールアドレスを携帯電話20から受信する。データ送信部15は、識別情報受信部13により受信されたメールアドレスを参照して、携帯電話20宛にデータを送信する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信側移動機、受信側移動機、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線通信技術の発達に伴い、携帯電話を始めとする移動機間において、音声通信(通話)のみならず、電子メール等のデータの送受信を行う技術が実用化されている。また、近年では、メールアドレス等の端末識別情報を利用して、テキストデータ以外の画像データや音声データなどを送受信できるサービスも普及しつつある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−79827
【特許文献2】
特開平11−8884
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、以下に示すような問題点があった。すなわち、移動機間において音声以外のデータを送受信する際には、電話番号以外の情報を用いて通信相手の移動機を特定する必要がある。したがって、例えば、送信側移動機から受信側移動機宛に所望のデータを送信する場合には、受信側移動機のユーザが、送信側移動機のユーザにメールアドレスを口頭で伝えた後に、当該メールアドレスを宛先アドレスとして手入力する。このため、入力に手間と時間が掛かると共に、識別情報が誤って伝達される可能性も予見される。
【0005】
そこで、本発明の課題は、音声通信中の移動機間において簡易迅速にデータを送受信することを可能とする送信側移動機、受信側移動機、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る送信側移動機は、受信側移動機との音声通信中に当該受信側移動機に対して当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求手段と、前記要求手段により要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段により受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信手段とを備える。
【0007】
本発明に係る受信側移動機は、上述した送信側移動機との音声通信中に前記送信側移動機の要求手段からの要求に応じて前記送信側移動機宛に当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信手段と、前記送信側移動機のデータ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信手段とを備える。
【0008】
また、上述した送信側移動機と、上述した受信側移動機とを備え、前記送信側移動機と前記受信側移動機との間で通信を行う情報処理システムとして構築及び運用してもよい。
【0009】
本発明に係る情報処理方法は、送信側移動機が、受信側移動機との音声通信中に、当該受信側移動機に対して、当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求ステップと、前記送信側移動機が、前記要求ステップにて要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信ステップと、前記送信側移動機が、前記識別情報受信ステップにて受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信ステップとを含む。
【0010】
本発明に係る情報処理方法は、受信側移動機が、送信側移動機との音声通信中に、前記送信側移動機からの要求に応じて、前記送信側移動機宛に、当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信ステップと、前記受信側移動機が、前記データ送信ステップにて送信されたデータを受信するデータ受信ステップとを含む。
【0011】
本発明に係るプログラムは、送信側移動機によって読み取り可能なプログラムであって、受信側移動機との音声通信中に、当該受信側移動機に対して、当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求機能と、前記送信側移動機が、要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信機能と、前記送信側移動機が、受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信機能とを前記送信側移動機に実現させる。
【0012】
また、本発明に係るプログラムは、受信側移動機によって読み取り可能なプログラムであって、送信側移動機との音声通信中に、前記送信側移動機からの要求に応じて、前記送信側移動機宛に、当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信機能と、送信されたデータを受信するデータ受信機能とを前記受信側移動機に実現させる。
【0013】
ここで、音声通信中には、送信側移動機と受信側移動機との間で音声通信が可能な通信状態(応答〜終話)はもとより、かかる通信状態に移行するための不可欠の前提となる呼の着信時や発信時を含む。
【0014】
これらの発明によれば、受信側移動機との音声通信中に当該受信側移動機に対して当該受信側移動機の識別情報の送信が要求されたことに伴い、要求された前記識別情報が前記受信側移動機から受信される。そして、受信された前記識別情報を参照して特定された受信先にデータが送信される。これにより、送信側移動機から受信側移動機宛に所望のデータを送信する際に、受信側移動機のユーザが、送信側移動機のユーザに識別情報(例えば、メールアドレス)を口頭で伝える必要がない。また、送信側移動機のユーザが当該識別情報を手入力する必要もない。したがって、識別情報の伝達及び入力に伴う手間と時間が軽減されると共に、識別情報が誤って伝達される可能性も低くなる。その結果、音声通信中の移動機間において簡易迅速にデータを送受信することが可能となる。
【0015】
本発明に係る送信側移動機において好ましくは、前記データ送信手段により送信されるデータは、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスの内の少なくとも1つである。
本発明に係る情報処理方法において好ましくは、前記データ送信ステップにて送信されるデータは、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスの内の少なくとも1つである。
本発明に係るプログラムにおいて好ましくは、前記データ送信機能により送信されるデータは、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスの内の少なくとも1つである。
【0016】
これらの発明によれば、送信側移動機から受信側移動機宛に送信されるデータは、URL(Uniform Resource Locator)、メールアドレス、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスの内の少なくとも1つである。通常、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスを示す各データはテキストデータであるので、これらによって特定される実データと比較してデータ容量が少ない。したがって、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置と比較して記憶容量や処理能力の低い移動機におけるデータ処理時間及び処理負荷を軽減できる。また、送信側移動機が実データを送信する必要が無く、移動機間における通信負荷を低減できる。
【0017】
前記識別情報により特定された受信先とは、例えば受信側移動機である。これにより、送信側移動機から、当該識別情報の送信元である受信側移動機に対して、データが確実に送信される。
【0018】
本発明に係る受信側移動機において、より好ましくは、前記データ受信手段により受信されたデータの種類を判別する判別手段と、前記判別手段によりデータの種類が実行可能なファイルと判別された場合に、当該ファイルを実行する実行手段とを更に備える。
【0019】
本発明に係る情報処理方法において、より好ましくは、前記受信側移動機が、前記データ受信ステップにて受信されたデータの種類を判別する判別ステップと、前記受信側移動機が、前記判別ステップにてデータの種類が実行可能なファイルと判別された場合に、当該ファイルを実行する実行ステップとを更に含む。
【0020】
本発明に係るプログラムにおいて、より好ましくは、前記データ受信機能により受信されたデータの種類を判別する判別機能と、データの種類が実行可能なファイルと判別された場合に、当該ファイルを実行する実行機能とを前記受信側移動機に更に実現させる。
【0021】
これらの発明によれば、受信側移動機にて受信されたデータの種類が判別され、データの種類が実行可能なファイルと判別された場合に当該ファイルが実行される。ここで、ファイルは、例えば、画像、音楽、アプリケーションプログラム等のファイルである。これにより、受信側移動機のユーザは、送信側移動機から送信された実行可能ファイルを即時かつ容易に使用(閲覧や試聴を含む)できる。
【0022】
本発明に係る受信側移動機において、より好ましくは、前記データ受信手段により受信されたデータの種類を判別する判別手段と、前記判別手段によりデータの種類が個人情報を含むものと判別された場合に、当該個人情報を格納する格納手段とを更に備える。
【0023】
本発明に係る情報処理方法において、より好ましくは、前記受信側移動機が、前記データ受信ステップにて受信されたデータの種類を判別する判別ステップと、前記受信側移動機が、前記判別ステップにてデータの種類が個人情報を含むものと判別された場合に、当該個人情報を格納手段に格納する格納ステップとを更に含む。
【0024】
本発明に係るプログラムにおいて、より好ましくは、前記データ受信機能により受信されたデータの種類を判別する判別機能と、データの種類が個人情報を含むものと判別された場合に、当該個人情報を格納手段に格納する格納機能とを前記受信側移動機に更に実現させる。
【0025】
これらの発明によれば、受信側移動機にて受信されたデータの種類が判別され、データの種類が個人情報を含むものであると判別された場合に当該個人情報が格納手段(例えば、電話帳データベース)に格納される。個人情報を含むデータとは、例えば、電子名刺である。これにより、受信側移動機のユーザは、送信側移動機から送信されたデータを簡易迅速に電子電話帳に登録できる。
【0026】
なお、送信側移動機との間で上記データ送受信を行う主体は、受信側移動機に限らず、ネットワーク(通信網)であってもよい。この場合には、送信側移動機に対して識別情報を送信する為の条件を受信側移動機側で適宜選択可能とすることが好ましい。かかる条件としては、例えば、パスワードが一致した場合にのみ送信、設定無し(送信要求のあった全ての送信側移動機宛に送信)、一切送信しない等が想定される。これにより、受信側移動機のユーザの必要に応じて、識別情報の送信を制限することができ、所望しない相手にまで識別情報が不用意に送信される懸念が解消される。
【0027】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の一実施形態としての情報処理システムの構成について説明する。
図1は、本実施形態におけるデータ送受信システム1のハードウェア構成図である。図1に示す様に、データ送受信システム1は、携帯電話10(送信側移動機に対応)と携帯電話20(受信側移動機に対応)とファイル提供サーバ30(サーバ装置に対応)とを備えて構成される。携帯電話20は、移動通信網Nを介してファイル提供サーバ30と接続されており、双方向にデータの送受信が可能となっている。
【0028】
続いて、本実施形態における携帯電話10のハードウェア構成について説明する。図2は、携帯電話10のハードウェア構成図である。携帯電話10は、制御部としてのCPU10aと、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などのメモリ10bと、移動通信網Nと無線接続可能な無線通信装置10cと、操作ボタンなどの入力装置10dと、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)などの表示装置10eと、マイクやスピーカなどの音声処理装置10fとを備えて構成される。CPU10a、メモリ10b、無線通信装置10c、入力装置10d、表示装置10e、音声処理装置10fは、それぞれバス10gによって接続されており、相互にデータの送受信が可能となっている。
【0029】
なお、本実施形態における携帯電話20のハードウェア構成は、携帯電話10のハードウェア構成と同様である。したがって、図示及び詳細な説明は省略すると共に、各構成部分には同列の符号を付す。すなわち、携帯電話20は、CPU20aと、メモリ20bと、無線通信装置20cと、入力装置20dと、表示装置20eと、音声処理装置20fとをそれぞれ備えて構成される。
【0030】
次に、本実施形態におけるファイル提供サーバ30のハードウェア構成について説明する。図3は、ファイル提供サーバ30のハードウェア構成図である。図3に示す様に、ファイル提供サーバ30は、CPU30a、RAM(Random Access Memory)30b、磁気ディスクや光ディスクなどの格納装置30c、携帯電話10,20との間で通信制御を行う通信カード等の送受信装置30d、キーボードやマウスなどの入力装置30e、液晶ディスプレイなどの表示装置30fを備えて構成される。CPU30a、RAM30b、格納装置30c、送受信装置30d、入力装置30e、表示装置30fは、それぞれバス30gによって接続されており、互いにデータの送受信が可能となっている。
【0031】
図4は、携帯電話10と携帯電話20とファイル提供サーバ30のシステム構成図である。携帯電話10は、移動通信網Nを介して携帯電話20と各種データの送受信を行う送信側移動機であって、機能的には、通話要求送信部11と、識別情報要求送信部12(要求手段に対応)と、識別情報受信部13(識別情報受信手段に対応)と、データ格納部14と、データ送信部15(データ送信手段に対応)と、を備えて構成される。
【0032】
ここで、データ格納部14は、図2に示したメモリ10bに対応する。その他の構成要素である通話要求送信部11と、識別情報要求送信部12と、識別情報受信部13と、データ送信部15とは、図2に示したメモリ10bに格納されたソフトウェアがCPU10aによって実行されることにより実現する。
【0033】
以下、携帯電話10の各構成要素について詳細に説明する。
通話要求送信部11は、携帯電話20に対して通話要求を送信する。
識別情報要求送信部12は、携帯電話20の識別情報を携帯電話10に送信する要求を携帯電話20宛に送信する。ここで、識別情報は、通信相手である携帯電話20を一意に特定するための情報であり、例えば、IP(Internet Protocol)アドレス、メールアドレス、電話番号などである。
識別情報受信部13は、携帯電話20の識別情報送信部23から送信される識別情報を受信する。
【0034】
データ格納部14には、携帯電話20への送信対象となるデータが格納されている。具体的には、データ格納部14には、URLと、画像、音楽、アプリケーションプログラム等の実行可能データ(以下、「コンテンツデータ」と記す。)と、氏名や住所などが記載された名刺データとが格納されている。
データ送信部15は、識別情報受信部13により受信された識別情報に基づいて上記データを送信するためのデータチャネルを確立し、携帯電話20宛にデータを送信する。
【0035】
携帯電話20は、移動通信網Nを介して携帯電話10及びファイル提供サーバ30と各種データの送受信を行う受信側移動機であって、機能的には、通話要求受信部21と、識別情報要求受信部22と、識別情報送信部23(識別情報送信手段に対応)と、データ受信部24(データ受信手段に対応)と、データ種類判別部25(判別手段に対応)と、URL送信部26と、ファイル受信部27と、電話帳DB281を有するデータ格納部28(格納手段に対応)と、コンテンツ実行部29(実行手段に対応)と、を備えて構成される。
【0036】
通話要求受信部21は、携帯電話10の通話要求送信部11により送信された通話要求を受信する。
識別情報要求受信部22は、携帯電話10の識別情報要求送信部12により送信された識別情報の送信要求を受信する。
【0037】
識別情報送信部23は、識別情報要求受信部22により識別情報の送信要求が受信されると、データ格納部28から携帯電話20の識別情報を取得して、携帯電話10宛に送信する。
データ受信部24は、携帯電話10のデータ送信部15により送信されるデータを受信する。
【0038】
データ種類判別部25は、データ受信部24により受信されたデータの種類を判別する。具体的には、データ種類判別部25は、受信されたデータが、URL、コンテンツデータ、名刺データの内、何れのデータであるかを判別する。
URL送信部26は、データ受信部24により受信されたデータがURLであると判別された場合、当該URLをファイル提供サーバ30宛に送信する。
【0039】
ファイル受信部27は、URL送信部26により送信されたURLに基づいて取得されファイル提供サーバ30から送信されたファイルを受信する。
データ格納部28には、上述した識別情報が予め格納されている。データ格納部28は、ファイル受信部27により受信されたファイルを格納する。
【0040】
また、データ格納部28は、電話帳DB(Data Base)281を有する。図5は、データ受信部24により受信されたデータが名刺データであると判別された場合に、名刺データが格納(登録)される電話帳DB281の構成を示す図である。図5に示す様に、電話帳DB281は、氏名データが格納される氏名領域281aと、電話番号データが格納される電話番号領域281bと、電子メールアドレスが格納されるメールアドレス領域281cとを有する。各々のデータは関連付けて格納されている。
【0041】
コンテンツ実行部29は、データ受信部24により受信されたデータがコンテンツデータであると判別された場合に、当該コンテンツデータを実行する。コンテンツデータの実行とは、例えばコンテンツデータが画像データの場合には画像を表示装置20eに表示し、音楽データの場合には音声処理装置20fにより再生し、アプリケーションプログラムの場合にはCPU20aにより起動する。
【0042】
また、ファイル提供サーバ30は、携帯電話20と各種データの送受信を行うサーバ装置であって、機能的には、URL受信部31と、ファイル格納DB32と、ファイル送信部33とを備えて構成される。ここで、URL受信部31とファイル送信部33とは、図3に示した格納装置30cに格納されたソフトウェアがCPU30aによって実行されることにより実現する。ファイル格納DB32は、図3に示した格納装置30cに対応する。
【0043】
以下、ファイル提供サーバ30の各構成要素について詳細に説明する。
URL受信部31は、携帯電話20のURL送信部26により送信されたURLを受信する。
ファイル格納DB32には、URLとファイルとが関連付けて格納されている。
ファイル送信部33は、受信されたURLにより特定されたファイルをファイル格納DB32から取得して携帯電話20宛に送信する。
【0044】
図6は、ファイル格納DB32の構成を示す図である。図6に示す様に、ファイル格納DB32は、URL領域32aとファイル領域32bとを有する。URL領域32aには、ファイルの格納場所を示す情報(例えば、“http://www.xxx.ne.jp”、“http://www.yyy.co.jp”、…)が「URL」として格納されている。ファイル領域32bには、URLに対応するファイルが格納されている。なお、ファイル領域32bには、ファイルを特定可能なファイル名が格納され、ファイル自体のデータは、別の領域に格納されているものとしても勿論よい。
【0045】
次に、データ送受信システム1の動作について説明し、併せて、本発明に係る情報処理方法について説明する。動作説明の前提として、本実施の形態では、携帯電話10のユーザが、携帯電話20のユーザに対してデータを提供する場合を想定する。
【0046】
図7は、本実施形態に係るデータ送受信システム1により実行制御されるデータ送受信処理を示すフローチャートである。まず、携帯電話10の通話要求送信部11により携帯電話20との通話要求が送信される(S1)と、携帯電話20の通話要求受信部21により当該通話要求が受信される(S2)。その結果、携帯電話10と携帯電話20との間に音声チャネルが確立され、音声チャネルを介した音声通信(通話)が開始される(S3)。
【0047】
続いて、音声通信を維持した状態で、携帯電話10の識別情報要求送信部12により携帯電話20に対して識別情報の送信要求が送信される(S4)と、携帯電話20の識別情報要求受信部22により当該識別情報の送信要求が受信される(S5)。
【0048】
S6では、識別情報の送信要求の受信に伴い、携帯電話20の識別情報送信部23により携帯電話10宛に識別情報が送信される。このとき、携帯電話20のユーザに対して識別情報の送信の肯否が確認され、送信許可が得られた場合にのみ識別情報が送信されるものとしてもよい。
S7では、S6で送信された識別情報が、携帯電話10の識別情報受信部13により受信される。
【0049】
S8では、S7で受信された識別情報によって特定された携帯電話20を送信先として、データ格納部14から取得されたデータが、データ送信部15により送信される。なお、当該データの通信経路として使用されるチャネルは、S7で受信された識別情報に基づいて確立された携帯電話20に固有のデータチャネル(個別チャネル)であってもよいし、複数の携帯電話により共有されるデータチャネル(共有チャネル)であってもよい。
【0050】
S9では、S8で携帯電話10から送信されたデータが、携帯電話20のデータ受信部24により受信される。
S10では、S9で受信されたデータの種類がデータ種類判別部25により判別される。判別の結果、データの種類がURLの場合には、当該URLがURL送信部26によりファイル提供サーバ30宛に送信される(S11)。
【0051】
S12では、S11で送信されたURLが、ファイル提供サーバ30のURL受信部31により受信される。
S13では、S12で受信されたURLによって特定されたファイルが、ファイル格納DB32から取得され、ファイル送信部33により携帯電話20宛に送信される。
【0052】
S14では、S13で送信されたファイルが、携帯電話20のファイル受信部27により自動的に受信され、データ格納部28に格納(ダウンロード)される。そして、図8のS18では、携帯電話10と携帯電話20との間における通信の切断を以って、一連のデータ送受信処理が終了する。
【0053】
なお、S11〜S14の一連の処理は、S10で判別されたデータの種類がURLの場合を例示して説明したが、URLの他に、メールアドレスやIPアドレスの場合にも同様の処理が実行される。すなわち、データがメールアドレスの場合には、携帯電話20はメールサーバとの間でデータの送受信を行い、データがIPアドレスの場合には、携帯電話20はDNS(Domain Name Server)等のサーバ装置との間でデータの送受信を行う。更に、データがMAC(Media AccessControl)アドレスの場合には、携帯電話20は、ルータやブリッジ等の通信装置との間でデータの送受信を行う。
【0054】
図8に移り、S10における判別の結果、データの種類がコンテンツの場合には、コンテンツ実行部29により当該コンテンツが自動的に実行される(S15)。そして、S18では、各携帯電話10,20間の通信の切断を以って、一連のデータ送受信処理が終了する。
【0055】
更に、S10における判別の結果、データの種類が名刺の場合には、名刺に含まれる電話番号やメールアドレス等の個人情報が電話帳DB281に登録された後に(S16)、携帯電話10,20間の通信が切断される(S18)。このとき、携帯電話20のユーザに対して個人情報登録の肯否が確認され、登録許可が得られた場合にのみ個人情報が登録されるものとしてもよい。
【0056】
なお、S9で受信されたデータが、URL、コンテンツ、名刺の何れのデータでもない場合には、当該データは、データ格納部28の所定領域に格納された後に(S17)、携帯電話10,20間の通信が切断される(S18)。
【0057】
以上説明した様に、本発明に係るデータ送受信システム1によれば、携帯電話10から携帯電話20宛に所望のデータを送信する際に、携帯電話20のユーザは、メールアドレスやIPアドレス等の識別情報を携帯電話10のユーザに口頭で伝える必要がない。また、携帯電話10のユーザは、識別情報の手入力により送信先を指定する必要がない。したがって、識別情報の伝達及び入力に伴う手間と時間が軽減されると共に、識別情報が誤って伝達される可能性も低くなる。その結果、音声通信中の携帯電話間において簡易迅速にデータを送受信することが可能となる。
【0058】
最後に、本発明に係るデータ送受信技術を実現するためのプログラム、及び当該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体(以下、単に「記録媒体」と記す。)について説明する。記録媒体とは、汎用コンピュータ等のハードウェア資源に備えられている読取り装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こし、それに対応する信号の形式で、読取り装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。かかる記録媒体としては、例えば、IC(Integrated Circuit)カード、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクの様にコンピュータ(携帯電話を含む)に着脱可能に装着されるものの他に、コンピュータに固定的に内蔵されるHD(HardDisk)や一体に固着されたファームウェア等の不揮発性半導体メモリなどが該当する。
【0059】
また、上記プログラムは、その一部若しくは全部を他の機器から通信回線等の伝送媒体を介して、本発明としての送信側移動機又は受信側移動機により受信され記録される構成にしてもよい。反対に、上記プログラムは、本発明としての送信側移動機又は受信側移動機から伝送媒体を介して他の機器に伝送され、インストールされる構成としてもよい。
【0060】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変形態様を採ることも可能である。例えば、本実施の形態では、携帯電話10から携帯電話20へのデータ送信は、各携帯電話間における音声通信中に行われるものとしたが、識別情報を送受信した後であれば、音声通信の切断後(通話終了後)に行われるものとしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、受信側移動機との音声通信中に当該受信側移動機に対して当該受信側移動機の識別情報の送信が要求されたことに伴い、要求された前記識別情報が前記受信側移動機から受信される。そして、受信された前記識別情報により特定された受信先にデータが送信される。これにより、送信側移動機から受信側移動機宛に所望のデータを送信する際に、受信側移動機のユーザが送信側移動機のユーザに識別情報を口頭で伝えたり、送信側移動機のユーザが当該識別情報を手入力したりする必要がない。したがって、識別情報の伝達及び入力に伴う手間と時間が軽減されると共に、識別情報が誤って伝達される可能性も低くなる。その結果、音声通信中の移動機間において簡易迅速にデータを送受信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理システムのハードウェア構成図である。
【図2】携帯電話のハードウェア構成図である。
【図3】ファイル提供サーバのハードウェア構成図である。
【図4】情報処理システムのシステム構成図である。
【図5】名刺データが格納される電話帳データベースの構成を示す図である。
【図6】ファイル格納データベースの構成を示す図である。
【図7】データ送受信処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図8】データ送受信処理の後半部分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…情報処理システム、10…携帯電話、12…識別情報要求送信部、13…識別情報受信部、15…データ送信部、20…携帯電話、23…識別情報送信部、24…データ受信部、25…データ種類判別部、28…データ格納部、29…コンテンツ実行部、30…ファイル提供サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信側移動機、受信側移動機、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線通信技術の発達に伴い、携帯電話を始めとする移動機間において、音声通信(通話)のみならず、電子メール等のデータの送受信を行う技術が実用化されている。また、近年では、メールアドレス等の端末識別情報を利用して、テキストデータ以外の画像データや音声データなどを送受信できるサービスも普及しつつある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−79827
【特許文献2】
特開平11−8884
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、以下に示すような問題点があった。すなわち、移動機間において音声以外のデータを送受信する際には、電話番号以外の情報を用いて通信相手の移動機を特定する必要がある。したがって、例えば、送信側移動機から受信側移動機宛に所望のデータを送信する場合には、受信側移動機のユーザが、送信側移動機のユーザにメールアドレスを口頭で伝えた後に、当該メールアドレスを宛先アドレスとして手入力する。このため、入力に手間と時間が掛かると共に、識別情報が誤って伝達される可能性も予見される。
【0005】
そこで、本発明の課題は、音声通信中の移動機間において簡易迅速にデータを送受信することを可能とする送信側移動機、受信側移動機、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る送信側移動機は、受信側移動機との音声通信中に当該受信側移動機に対して当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求手段と、前記要求手段により要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段により受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信手段とを備える。
【0007】
本発明に係る受信側移動機は、上述した送信側移動機との音声通信中に前記送信側移動機の要求手段からの要求に応じて前記送信側移動機宛に当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信手段と、前記送信側移動機のデータ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信手段とを備える。
【0008】
また、上述した送信側移動機と、上述した受信側移動機とを備え、前記送信側移動機と前記受信側移動機との間で通信を行う情報処理システムとして構築及び運用してもよい。
【0009】
本発明に係る情報処理方法は、送信側移動機が、受信側移動機との音声通信中に、当該受信側移動機に対して、当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求ステップと、前記送信側移動機が、前記要求ステップにて要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信ステップと、前記送信側移動機が、前記識別情報受信ステップにて受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信ステップとを含む。
【0010】
本発明に係る情報処理方法は、受信側移動機が、送信側移動機との音声通信中に、前記送信側移動機からの要求に応じて、前記送信側移動機宛に、当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信ステップと、前記受信側移動機が、前記データ送信ステップにて送信されたデータを受信するデータ受信ステップとを含む。
【0011】
本発明に係るプログラムは、送信側移動機によって読み取り可能なプログラムであって、受信側移動機との音声通信中に、当該受信側移動機に対して、当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求機能と、前記送信側移動機が、要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信機能と、前記送信側移動機が、受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信機能とを前記送信側移動機に実現させる。
【0012】
また、本発明に係るプログラムは、受信側移動機によって読み取り可能なプログラムであって、送信側移動機との音声通信中に、前記送信側移動機からの要求に応じて、前記送信側移動機宛に、当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信機能と、送信されたデータを受信するデータ受信機能とを前記受信側移動機に実現させる。
【0013】
ここで、音声通信中には、送信側移動機と受信側移動機との間で音声通信が可能な通信状態(応答〜終話)はもとより、かかる通信状態に移行するための不可欠の前提となる呼の着信時や発信時を含む。
【0014】
これらの発明によれば、受信側移動機との音声通信中に当該受信側移動機に対して当該受信側移動機の識別情報の送信が要求されたことに伴い、要求された前記識別情報が前記受信側移動機から受信される。そして、受信された前記識別情報を参照して特定された受信先にデータが送信される。これにより、送信側移動機から受信側移動機宛に所望のデータを送信する際に、受信側移動機のユーザが、送信側移動機のユーザに識別情報(例えば、メールアドレス)を口頭で伝える必要がない。また、送信側移動機のユーザが当該識別情報を手入力する必要もない。したがって、識別情報の伝達及び入力に伴う手間と時間が軽減されると共に、識別情報が誤って伝達される可能性も低くなる。その結果、音声通信中の移動機間において簡易迅速にデータを送受信することが可能となる。
【0015】
本発明に係る送信側移動機において好ましくは、前記データ送信手段により送信されるデータは、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスの内の少なくとも1つである。
本発明に係る情報処理方法において好ましくは、前記データ送信ステップにて送信されるデータは、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスの内の少なくとも1つである。
本発明に係るプログラムにおいて好ましくは、前記データ送信機能により送信されるデータは、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスの内の少なくとも1つである。
【0016】
これらの発明によれば、送信側移動機から受信側移動機宛に送信されるデータは、URL(Uniform Resource Locator)、メールアドレス、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスの内の少なくとも1つである。通常、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスを示す各データはテキストデータであるので、これらによって特定される実データと比較してデータ容量が少ない。したがって、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置と比較して記憶容量や処理能力の低い移動機におけるデータ処理時間及び処理負荷を軽減できる。また、送信側移動機が実データを送信する必要が無く、移動機間における通信負荷を低減できる。
【0017】
前記識別情報により特定された受信先とは、例えば受信側移動機である。これにより、送信側移動機から、当該識別情報の送信元である受信側移動機に対して、データが確実に送信される。
【0018】
本発明に係る受信側移動機において、より好ましくは、前記データ受信手段により受信されたデータの種類を判別する判別手段と、前記判別手段によりデータの種類が実行可能なファイルと判別された場合に、当該ファイルを実行する実行手段とを更に備える。
【0019】
本発明に係る情報処理方法において、より好ましくは、前記受信側移動機が、前記データ受信ステップにて受信されたデータの種類を判別する判別ステップと、前記受信側移動機が、前記判別ステップにてデータの種類が実行可能なファイルと判別された場合に、当該ファイルを実行する実行ステップとを更に含む。
【0020】
本発明に係るプログラムにおいて、より好ましくは、前記データ受信機能により受信されたデータの種類を判別する判別機能と、データの種類が実行可能なファイルと判別された場合に、当該ファイルを実行する実行機能とを前記受信側移動機に更に実現させる。
【0021】
これらの発明によれば、受信側移動機にて受信されたデータの種類が判別され、データの種類が実行可能なファイルと判別された場合に当該ファイルが実行される。ここで、ファイルは、例えば、画像、音楽、アプリケーションプログラム等のファイルである。これにより、受信側移動機のユーザは、送信側移動機から送信された実行可能ファイルを即時かつ容易に使用(閲覧や試聴を含む)できる。
【0022】
本発明に係る受信側移動機において、より好ましくは、前記データ受信手段により受信されたデータの種類を判別する判別手段と、前記判別手段によりデータの種類が個人情報を含むものと判別された場合に、当該個人情報を格納する格納手段とを更に備える。
【0023】
本発明に係る情報処理方法において、より好ましくは、前記受信側移動機が、前記データ受信ステップにて受信されたデータの種類を判別する判別ステップと、前記受信側移動機が、前記判別ステップにてデータの種類が個人情報を含むものと判別された場合に、当該個人情報を格納手段に格納する格納ステップとを更に含む。
【0024】
本発明に係るプログラムにおいて、より好ましくは、前記データ受信機能により受信されたデータの種類を判別する判別機能と、データの種類が個人情報を含むものと判別された場合に、当該個人情報を格納手段に格納する格納機能とを前記受信側移動機に更に実現させる。
【0025】
これらの発明によれば、受信側移動機にて受信されたデータの種類が判別され、データの種類が個人情報を含むものであると判別された場合に当該個人情報が格納手段(例えば、電話帳データベース)に格納される。個人情報を含むデータとは、例えば、電子名刺である。これにより、受信側移動機のユーザは、送信側移動機から送信されたデータを簡易迅速に電子電話帳に登録できる。
【0026】
なお、送信側移動機との間で上記データ送受信を行う主体は、受信側移動機に限らず、ネットワーク(通信網)であってもよい。この場合には、送信側移動機に対して識別情報を送信する為の条件を受信側移動機側で適宜選択可能とすることが好ましい。かかる条件としては、例えば、パスワードが一致した場合にのみ送信、設定無し(送信要求のあった全ての送信側移動機宛に送信)、一切送信しない等が想定される。これにより、受信側移動機のユーザの必要に応じて、識別情報の送信を制限することができ、所望しない相手にまで識別情報が不用意に送信される懸念が解消される。
【0027】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の一実施形態としての情報処理システムの構成について説明する。
図1は、本実施形態におけるデータ送受信システム1のハードウェア構成図である。図1に示す様に、データ送受信システム1は、携帯電話10(送信側移動機に対応)と携帯電話20(受信側移動機に対応)とファイル提供サーバ30(サーバ装置に対応)とを備えて構成される。携帯電話20は、移動通信網Nを介してファイル提供サーバ30と接続されており、双方向にデータの送受信が可能となっている。
【0028】
続いて、本実施形態における携帯電話10のハードウェア構成について説明する。図2は、携帯電話10のハードウェア構成図である。携帯電話10は、制御部としてのCPU10aと、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などのメモリ10bと、移動通信網Nと無線接続可能な無線通信装置10cと、操作ボタンなどの入力装置10dと、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)などの表示装置10eと、マイクやスピーカなどの音声処理装置10fとを備えて構成される。CPU10a、メモリ10b、無線通信装置10c、入力装置10d、表示装置10e、音声処理装置10fは、それぞれバス10gによって接続されており、相互にデータの送受信が可能となっている。
【0029】
なお、本実施形態における携帯電話20のハードウェア構成は、携帯電話10のハードウェア構成と同様である。したがって、図示及び詳細な説明は省略すると共に、各構成部分には同列の符号を付す。すなわち、携帯電話20は、CPU20aと、メモリ20bと、無線通信装置20cと、入力装置20dと、表示装置20eと、音声処理装置20fとをそれぞれ備えて構成される。
【0030】
次に、本実施形態におけるファイル提供サーバ30のハードウェア構成について説明する。図3は、ファイル提供サーバ30のハードウェア構成図である。図3に示す様に、ファイル提供サーバ30は、CPU30a、RAM(Random Access Memory)30b、磁気ディスクや光ディスクなどの格納装置30c、携帯電話10,20との間で通信制御を行う通信カード等の送受信装置30d、キーボードやマウスなどの入力装置30e、液晶ディスプレイなどの表示装置30fを備えて構成される。CPU30a、RAM30b、格納装置30c、送受信装置30d、入力装置30e、表示装置30fは、それぞれバス30gによって接続されており、互いにデータの送受信が可能となっている。
【0031】
図4は、携帯電話10と携帯電話20とファイル提供サーバ30のシステム構成図である。携帯電話10は、移動通信網Nを介して携帯電話20と各種データの送受信を行う送信側移動機であって、機能的には、通話要求送信部11と、識別情報要求送信部12(要求手段に対応)と、識別情報受信部13(識別情報受信手段に対応)と、データ格納部14と、データ送信部15(データ送信手段に対応)と、を備えて構成される。
【0032】
ここで、データ格納部14は、図2に示したメモリ10bに対応する。その他の構成要素である通話要求送信部11と、識別情報要求送信部12と、識別情報受信部13と、データ送信部15とは、図2に示したメモリ10bに格納されたソフトウェアがCPU10aによって実行されることにより実現する。
【0033】
以下、携帯電話10の各構成要素について詳細に説明する。
通話要求送信部11は、携帯電話20に対して通話要求を送信する。
識別情報要求送信部12は、携帯電話20の識別情報を携帯電話10に送信する要求を携帯電話20宛に送信する。ここで、識別情報は、通信相手である携帯電話20を一意に特定するための情報であり、例えば、IP(Internet Protocol)アドレス、メールアドレス、電話番号などである。
識別情報受信部13は、携帯電話20の識別情報送信部23から送信される識別情報を受信する。
【0034】
データ格納部14には、携帯電話20への送信対象となるデータが格納されている。具体的には、データ格納部14には、URLと、画像、音楽、アプリケーションプログラム等の実行可能データ(以下、「コンテンツデータ」と記す。)と、氏名や住所などが記載された名刺データとが格納されている。
データ送信部15は、識別情報受信部13により受信された識別情報に基づいて上記データを送信するためのデータチャネルを確立し、携帯電話20宛にデータを送信する。
【0035】
携帯電話20は、移動通信網Nを介して携帯電話10及びファイル提供サーバ30と各種データの送受信を行う受信側移動機であって、機能的には、通話要求受信部21と、識別情報要求受信部22と、識別情報送信部23(識別情報送信手段に対応)と、データ受信部24(データ受信手段に対応)と、データ種類判別部25(判別手段に対応)と、URL送信部26と、ファイル受信部27と、電話帳DB281を有するデータ格納部28(格納手段に対応)と、コンテンツ実行部29(実行手段に対応)と、を備えて構成される。
【0036】
通話要求受信部21は、携帯電話10の通話要求送信部11により送信された通話要求を受信する。
識別情報要求受信部22は、携帯電話10の識別情報要求送信部12により送信された識別情報の送信要求を受信する。
【0037】
識別情報送信部23は、識別情報要求受信部22により識別情報の送信要求が受信されると、データ格納部28から携帯電話20の識別情報を取得して、携帯電話10宛に送信する。
データ受信部24は、携帯電話10のデータ送信部15により送信されるデータを受信する。
【0038】
データ種類判別部25は、データ受信部24により受信されたデータの種類を判別する。具体的には、データ種類判別部25は、受信されたデータが、URL、コンテンツデータ、名刺データの内、何れのデータであるかを判別する。
URL送信部26は、データ受信部24により受信されたデータがURLであると判別された場合、当該URLをファイル提供サーバ30宛に送信する。
【0039】
ファイル受信部27は、URL送信部26により送信されたURLに基づいて取得されファイル提供サーバ30から送信されたファイルを受信する。
データ格納部28には、上述した識別情報が予め格納されている。データ格納部28は、ファイル受信部27により受信されたファイルを格納する。
【0040】
また、データ格納部28は、電話帳DB(Data Base)281を有する。図5は、データ受信部24により受信されたデータが名刺データであると判別された場合に、名刺データが格納(登録)される電話帳DB281の構成を示す図である。図5に示す様に、電話帳DB281は、氏名データが格納される氏名領域281aと、電話番号データが格納される電話番号領域281bと、電子メールアドレスが格納されるメールアドレス領域281cとを有する。各々のデータは関連付けて格納されている。
【0041】
コンテンツ実行部29は、データ受信部24により受信されたデータがコンテンツデータであると判別された場合に、当該コンテンツデータを実行する。コンテンツデータの実行とは、例えばコンテンツデータが画像データの場合には画像を表示装置20eに表示し、音楽データの場合には音声処理装置20fにより再生し、アプリケーションプログラムの場合にはCPU20aにより起動する。
【0042】
また、ファイル提供サーバ30は、携帯電話20と各種データの送受信を行うサーバ装置であって、機能的には、URL受信部31と、ファイル格納DB32と、ファイル送信部33とを備えて構成される。ここで、URL受信部31とファイル送信部33とは、図3に示した格納装置30cに格納されたソフトウェアがCPU30aによって実行されることにより実現する。ファイル格納DB32は、図3に示した格納装置30cに対応する。
【0043】
以下、ファイル提供サーバ30の各構成要素について詳細に説明する。
URL受信部31は、携帯電話20のURL送信部26により送信されたURLを受信する。
ファイル格納DB32には、URLとファイルとが関連付けて格納されている。
ファイル送信部33は、受信されたURLにより特定されたファイルをファイル格納DB32から取得して携帯電話20宛に送信する。
【0044】
図6は、ファイル格納DB32の構成を示す図である。図6に示す様に、ファイル格納DB32は、URL領域32aとファイル領域32bとを有する。URL領域32aには、ファイルの格納場所を示す情報(例えば、“http://www.xxx.ne.jp”、“http://www.yyy.co.jp”、…)が「URL」として格納されている。ファイル領域32bには、URLに対応するファイルが格納されている。なお、ファイル領域32bには、ファイルを特定可能なファイル名が格納され、ファイル自体のデータは、別の領域に格納されているものとしても勿論よい。
【0045】
次に、データ送受信システム1の動作について説明し、併せて、本発明に係る情報処理方法について説明する。動作説明の前提として、本実施の形態では、携帯電話10のユーザが、携帯電話20のユーザに対してデータを提供する場合を想定する。
【0046】
図7は、本実施形態に係るデータ送受信システム1により実行制御されるデータ送受信処理を示すフローチャートである。まず、携帯電話10の通話要求送信部11により携帯電話20との通話要求が送信される(S1)と、携帯電話20の通話要求受信部21により当該通話要求が受信される(S2)。その結果、携帯電話10と携帯電話20との間に音声チャネルが確立され、音声チャネルを介した音声通信(通話)が開始される(S3)。
【0047】
続いて、音声通信を維持した状態で、携帯電話10の識別情報要求送信部12により携帯電話20に対して識別情報の送信要求が送信される(S4)と、携帯電話20の識別情報要求受信部22により当該識別情報の送信要求が受信される(S5)。
【0048】
S6では、識別情報の送信要求の受信に伴い、携帯電話20の識別情報送信部23により携帯電話10宛に識別情報が送信される。このとき、携帯電話20のユーザに対して識別情報の送信の肯否が確認され、送信許可が得られた場合にのみ識別情報が送信されるものとしてもよい。
S7では、S6で送信された識別情報が、携帯電話10の識別情報受信部13により受信される。
【0049】
S8では、S7で受信された識別情報によって特定された携帯電話20を送信先として、データ格納部14から取得されたデータが、データ送信部15により送信される。なお、当該データの通信経路として使用されるチャネルは、S7で受信された識別情報に基づいて確立された携帯電話20に固有のデータチャネル(個別チャネル)であってもよいし、複数の携帯電話により共有されるデータチャネル(共有チャネル)であってもよい。
【0050】
S9では、S8で携帯電話10から送信されたデータが、携帯電話20のデータ受信部24により受信される。
S10では、S9で受信されたデータの種類がデータ種類判別部25により判別される。判別の結果、データの種類がURLの場合には、当該URLがURL送信部26によりファイル提供サーバ30宛に送信される(S11)。
【0051】
S12では、S11で送信されたURLが、ファイル提供サーバ30のURL受信部31により受信される。
S13では、S12で受信されたURLによって特定されたファイルが、ファイル格納DB32から取得され、ファイル送信部33により携帯電話20宛に送信される。
【0052】
S14では、S13で送信されたファイルが、携帯電話20のファイル受信部27により自動的に受信され、データ格納部28に格納(ダウンロード)される。そして、図8のS18では、携帯電話10と携帯電話20との間における通信の切断を以って、一連のデータ送受信処理が終了する。
【0053】
なお、S11〜S14の一連の処理は、S10で判別されたデータの種類がURLの場合を例示して説明したが、URLの他に、メールアドレスやIPアドレスの場合にも同様の処理が実行される。すなわち、データがメールアドレスの場合には、携帯電話20はメールサーバとの間でデータの送受信を行い、データがIPアドレスの場合には、携帯電話20はDNS(Domain Name Server)等のサーバ装置との間でデータの送受信を行う。更に、データがMAC(Media AccessControl)アドレスの場合には、携帯電話20は、ルータやブリッジ等の通信装置との間でデータの送受信を行う。
【0054】
図8に移り、S10における判別の結果、データの種類がコンテンツの場合には、コンテンツ実行部29により当該コンテンツが自動的に実行される(S15)。そして、S18では、各携帯電話10,20間の通信の切断を以って、一連のデータ送受信処理が終了する。
【0055】
更に、S10における判別の結果、データの種類が名刺の場合には、名刺に含まれる電話番号やメールアドレス等の個人情報が電話帳DB281に登録された後に(S16)、携帯電話10,20間の通信が切断される(S18)。このとき、携帯電話20のユーザに対して個人情報登録の肯否が確認され、登録許可が得られた場合にのみ個人情報が登録されるものとしてもよい。
【0056】
なお、S9で受信されたデータが、URL、コンテンツ、名刺の何れのデータでもない場合には、当該データは、データ格納部28の所定領域に格納された後に(S17)、携帯電話10,20間の通信が切断される(S18)。
【0057】
以上説明した様に、本発明に係るデータ送受信システム1によれば、携帯電話10から携帯電話20宛に所望のデータを送信する際に、携帯電話20のユーザは、メールアドレスやIPアドレス等の識別情報を携帯電話10のユーザに口頭で伝える必要がない。また、携帯電話10のユーザは、識別情報の手入力により送信先を指定する必要がない。したがって、識別情報の伝達及び入力に伴う手間と時間が軽減されると共に、識別情報が誤って伝達される可能性も低くなる。その結果、音声通信中の携帯電話間において簡易迅速にデータを送受信することが可能となる。
【0058】
最後に、本発明に係るデータ送受信技術を実現するためのプログラム、及び当該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体(以下、単に「記録媒体」と記す。)について説明する。記録媒体とは、汎用コンピュータ等のハードウェア資源に備えられている読取り装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こし、それに対応する信号の形式で、読取り装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。かかる記録媒体としては、例えば、IC(Integrated Circuit)カード、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクの様にコンピュータ(携帯電話を含む)に着脱可能に装着されるものの他に、コンピュータに固定的に内蔵されるHD(HardDisk)や一体に固着されたファームウェア等の不揮発性半導体メモリなどが該当する。
【0059】
また、上記プログラムは、その一部若しくは全部を他の機器から通信回線等の伝送媒体を介して、本発明としての送信側移動機又は受信側移動機により受信され記録される構成にしてもよい。反対に、上記プログラムは、本発明としての送信側移動機又は受信側移動機から伝送媒体を介して他の機器に伝送され、インストールされる構成としてもよい。
【0060】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変形態様を採ることも可能である。例えば、本実施の形態では、携帯電話10から携帯電話20へのデータ送信は、各携帯電話間における音声通信中に行われるものとしたが、識別情報を送受信した後であれば、音声通信の切断後(通話終了後)に行われるものとしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、受信側移動機との音声通信中に当該受信側移動機に対して当該受信側移動機の識別情報の送信が要求されたことに伴い、要求された前記識別情報が前記受信側移動機から受信される。そして、受信された前記識別情報により特定された受信先にデータが送信される。これにより、送信側移動機から受信側移動機宛に所望のデータを送信する際に、受信側移動機のユーザが送信側移動機のユーザに識別情報を口頭で伝えたり、送信側移動機のユーザが当該識別情報を手入力したりする必要がない。したがって、識別情報の伝達及び入力に伴う手間と時間が軽減されると共に、識別情報が誤って伝達される可能性も低くなる。その結果、音声通信中の移動機間において簡易迅速にデータを送受信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理システムのハードウェア構成図である。
【図2】携帯電話のハードウェア構成図である。
【図3】ファイル提供サーバのハードウェア構成図である。
【図4】情報処理システムのシステム構成図である。
【図5】名刺データが格納される電話帳データベースの構成を示す図である。
【図6】ファイル格納データベースの構成を示す図である。
【図7】データ送受信処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図8】データ送受信処理の後半部分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…情報処理システム、10…携帯電話、12…識別情報要求送信部、13…識別情報受信部、15…データ送信部、20…携帯電話、23…識別情報送信部、24…データ受信部、25…データ種類判別部、28…データ格納部、29…コンテンツ実行部、30…ファイル提供サーバ
Claims (15)
- 受信側移動機との音声通信中に、当該受信側移動機に対して、当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求手段と、
前記要求手段により要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段により受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信手段と
を備えることを特徴とする送信側移動機。 - 前記データ送信手段により送信されるデータは、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスの内の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の送信側移動機。
- 前記受信先は、前記受信側移動機であることを特徴とする請求項1に記載の送信側移動機。
- 請求項1に記載の送信側移動機との音声通信中に、前記送信側移動機の要求手段からの要求に応じて、前記送信側移動機宛に、当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信手段と、
前記送信側移動機のデータ送信手段により送信されたデータを受信するデータ受信手段と
を備えることを特徴とする受信側移動機。 - 前記データ受信手段により受信されたデータの種類を判別する判別手段と、
前記判別手段によりデータの種類が実行可能なファイルと判別された場合に当該ファイルを実行する実行手段と
を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の受信側移動機。 - 前記データ受信手段により受信されたデータの種類を判別する判別手段と、
前記判別手段によりデータの種類が個人情報を含むものと判別された場合に当該個人情報を格納する格納手段と
を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の受信側移動機。 - 請求項1に記載の送信側移動機と、請求項4に記載の受信側移動機とを備え、前記送信側移動機と前記受信側移動機との間で通信を行うことを特徴とする情報処理システム。
- 送信側移動機が、受信側移動機との音声通信中に、当該受信側移動機に対して、当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求ステップと、
前記送信側移動機が、前記要求ステップにて要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信ステップと、
前記送信側移動機が、前記識別情報受信ステップにて受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 前記データ送信ステップにて送信されるデータは、URL、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスの内の少なくとも1つであることを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
- 前記受信先は、前記受信側移動機であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
- 受信側移動機が、送信側移動機との音声通信中に、前記送信側移動機からの要求に応じて、前記送信側移動機宛に、当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信ステップと、
前記受信側移動機が、前記データ送信ステップにて送信されたデータを受信するデータ受信ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 前記受信側移動機が、前記データ受信ステップにて受信されたデータの種類を判別する判別ステップと、
前記受信側移動機が、前記判別ステップにてデータの種類が実行可能なファイルと判別された場合に当該ファイルを実行する実行ステップと
を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。 - 前記受信側移動機が、前記データ受信ステップにて受信されたデータの種類を判別する判別ステップと、
前記受信側移動機が、前記判別ステップにてデータの種類が個人情報を含むものと判別された場合に当該個人情報を格納手段に格納する格納ステップと
を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。 - 送信側移動機によって読み取り可能なプログラムであって、
受信側移動機との音声通信中に、当該受信側移動機に対して、当該受信側移動機の識別情報の送信を要求する要求機能と、
前記送信側移動機が、要求された前記識別情報を前記受信側移動機から受信する識別情報受信機能と、
前記送信側移動機が、受信された前記識別情報により特定された受信先にデータを送信するデータ送信機能と
を前記送信側移動機に実現させることを特徴とするプログラム。 - 受信側移動機によって読み取り可能なプログラムであって、
送信側移動機との音声通信中に、前記送信側移動機からの要求に応じて、前記送信側移動機宛に、当該受信側移動機の識別情報を送信する識別情報送信機能と、
送信されたデータを受信するデータ受信機能と
を前記受信側移動機に実現させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002325669A JP2004165719A (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 送信側移動機、受信側移動機、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002325669A JP2004165719A (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 送信側移動機、受信側移動機、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム |
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Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JP2002118626A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-19 | Nec Corp | 携帯電話機 |
JP2002218556A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-08-02 | Kenwood Corp | 通信端末、通信方法、及び、記録媒体 |
-
2002
- 2002-11-08 JP JP2002325669A patent/JP2004165719A/ja active Pending
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JP2002118626A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-19 | Nec Corp | 携帯電話機 |
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