JP3756401B2 - ハイドロフォーミング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相対的に離隔接近可能な上型と下型とが型締め装置の型締め力を利用して密着状態に保持された場合に協働形成するキャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態の管状素材内に液圧注入装置を利用して液圧を注入するとともに軸押込み装置を利用して管状素材の一方または双方から押込力を加えて当該管状素材を送込みつつキャビティ内の形状と管状素材内の設定液圧値とに応じたフォーミングを施すハイドロフォーミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8において、金型10を構成する上型11と下型15とは、図で上下方向に離隔接近可能である。この図8の場合は、ボルスタ(図示省略)側の下型15が静止側で、上型11が型締め装置20[シリンダ装置…シリンダ21(上室21U,下室21D),ピストン22(ピストンロッド22R)]によって上下動可能な可動側である。下型15を可動側で上型11を静止側とする場合もあるが本質的には変わらない。
【0003】
上型11は、制御装置70から出力された制御信号で型締め装置用制御バルブ23を駆動制御しつつ、液圧源60からの液圧(例えば、油圧)を上室21U(または、下室21D)に供給することによりピストンロッド22Rを介しかつ下型15に対して、下降(または、上昇)される。すなわち、上型11と下型15とは、相対的に離隔接近可能であり、図8の場合は上型11と下型15とが管状素材100を収容した密着状態にある。
【0004】
上型11側のキャビティ11Cには、これに繋がった上に凹形状のサブキャビティ12Cが設けられている。また、下型15側のキャビティ15Cにも、これに繋がった下に凹形状のサブキャビティ16Cが設けられている。これらの全て11C,12C、15C,16Cが、上型11と下型15とが密着状態において協働形成するキャビティである。
【0005】
キャビティ15Cに収容された管状素材100の両端部(左開口部および右開口部)は閉塞される。この閉塞は、専門的なシール手段等を設けてもよいが、図8の場合は軸押込み装置30L,30Rを利用して行なう。もつとも、軸押込み装置自体としては、管状素材100の双方(両側)から押込む方式に限定されず、いずれかの一方から押込む方式でもよい。
【0006】
軸押込み装置30L(30R)は、シリンダ31(内側室31A,外側室31B)とピストン32(ピストンロッド32R)とからなるシリンダ装置から形成され、ピストンロッド32Rを利用して管状素材100の両端部(左開口部および右開口部)を閉塞することができる。
【0007】
この軸押込み装置30Lは、制御装置70から出力された制御信号で軸押込み装置用制御バルブ33を駆動制御しつつ、液圧源60からの液圧(例えば、油圧)を外側室31B(または、内側室31A)に供給することによりピストン32(ピストンロッド32R)を右方向に押込み(または、左方向に退避)させることができる。軸押込み装置30Rの場合も同様である。
【0008】
液圧注入装置40は、シリンダ装置[シリンダ41(左室41L,右室41R),ピストン42(ピストンロッド42R)]から構成されている。シリンダ41の先端(左)側には、ピストンロッド42Rの左右方向の位置変化に応じて実質的な内容積が変わる調整室45が設けられている。調整室45は、注入管46を介しかつ軸押込み装置30Lのピストンロッド32Rを貫通して、閉塞状態の管状素材100内に連通されている。
【0009】
このシリンダ装置(40)は、制御装置70から出力された制御信号で液圧注入装置用制御バルブ43を駆動制御しつつ、外部たる液圧源60からの液圧(例えば、油圧)を右室41R(または、左室41L)に供給することによりピストン42(ピストンロッド42R)を左方向(または、右方向)に移動変位することができる。
【0010】
なお、図8に示すピストン42(ピストンロッド42R)の左右方向の位置は、オフセット状態(中立位置)である。つまり、調整室45の内容積を中心として増減することにより、管状素材100内の液圧値を昇降制御することができる。
【0011】
すなわち、上記した型締め装置20の締め力は管状素材100内の液圧値に抗して金型(11,15)を安定的に保持するために必要な力であるから、管状素材100内の液圧値の上昇態様に追従できればよい。例えば、図9に示す一定値(例えば、70MPa)または図10に示す段階的に上昇させつつ一定値(例えば、70MPa)に立ち上げる場合などである。
【0012】
ここに、キャビティ形状に大きな変形部[例えば、図8に示す中央凹形状部分(キャビティ12C,16C)]を有する場合には、フォーミング開始後にキャビティ12C,16Cに管状素材100を送込む必要がある。そこで、軸押込み装置30L,30Rを利用して、管状素材100の双方(両側)から押込力を加えて素材100を中央に向けて送込みつつ、キャビティ内形状と設定液圧値(例えば、70MPa)に応じたハイドロフォーミングを施している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、運用上の実際においては、管状素材100の材質や周面形態(外周面の凹凸の程度や有無),管状素材100内の液圧値(締め力),キャビティの形状等々が千差万別であるから、これらに対する適応性の拡大が要請される。一方において、かかる装置においても例外でなく一層の装置能力の低減化,運転コストの低減化および長寿命化等の要求も強い。
【0014】
特に、軸押込み装置30L,30Rを利用したフォーミング(成形)時における管状素材100の端部を押込むための押込力の適正化が難しい。軸押込み装置の負荷つまり押込力が過大化すると、管状素材100の周面と金型(上型11および下型15の内面)との間の摩擦力が増大するので、装置大型化を招き、省エネルギー運転が困難となるばかりか、金型寿命が短くなり運用コスト高にもなる。
【0015】
本発明の目的は、軸押込み装置の負荷を大幅に軽減することができるハイドロフォーミング装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
型締め力の掛かった金型(上型11および下型15の内面)とキャビティ内に収容された管状素材100の周面との相対接触態様は複雑であるから、部分的にかつ方向性によって接触摩擦力が大きい部位と小さい部位とが存在する筈である。そして、接触摩擦力が大きい部位の広さや個所数が全体の摩擦力の大きな影響を及ぼす状態が保持される場合が生じていると推定する。
【0017】
本発明は、この点に着目し、接触摩擦力の大きい状態が保持されないように、さらには接触摩擦力の大きくなる状態が生じることを事前に回避できるように、幾多の実機での試験研究の結果から導き想定したもので、金型(上型11および下型15の内面)への型締め力を増減変動可能かつ管状素材内液圧力の変化に応じて追従変化可能に構成したものである。
【0018】
すなわち、請求項1の発明は、相対的に離隔接近可能な上型と下型とが型締め装置の型締め力を利用して密着状態に保持された場合に協働形成するキャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態の管状素材内に液圧注入装置を利用して液圧を注入するとともに軸押込み装置を利用して管状素材の一方または双方から押込力を加えて当該管状素材を送込みつつキャビティ内の形状と管状素材内の設定液圧値とに応じたフォーミングを施すハイドロフォーミング装置において、前記上型と前記下型とを密着状態に保持する前記型締め力を増減変動可能に形成し、前記キャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態における管状素材内液圧力の変化に応じて前記型締め力を追従変化可能に形成されたハイドロフォーミング装置である。
【0019】
かかる発明では、型締め力を利用して密着状態に保持された上型と下型とのキャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態の管状素材内に液圧注入装置を利用して液圧を注入し、軸押込み装置を利用して管状素材の一方または双方から押込力を加えて当該管状素材の端部をその内部方向に送込みつつフォーミングを施す場合に、当該上型と下型とを密着状態に保持するための型締め力を例えば型締め装置を駆動制御することにより、例えば一時的に増減変動させる。しかも、キャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態の管状素材内液圧力の変化に応じて、つまり管状素材内に注入される液の圧力が変化され、さらにはフォーミングの進行に伴って上昇変化する素材内圧力に型締め力を追従変化させることができる。
【0020】
すると、上型および下型と管状素材とが接触する部位のうちの一部分的あるいは全面的な部位に生じた軸押込み装置による押込み方向の接触摩擦力の大きい状態が保持されず、さらには接触摩擦力の大きくなる状態が生じることを事前に回避できた、と考えられる。
【0021】
かくして、軸押込み装置の負荷を大幅に軽減することができるとともに、フォーミング(成形)時における管状素材の端部を押込むための押込力の適正化が容易でかつ小さくできる。また、管状素材の周面と金型(上型および下型の内面)との間の摩擦力を平均的に減少できるから、装置小型化を図れ、省エネルギー運転を実行できかつ金型寿命を長く運用コストを低減できる。さらに、運用上の実際における管状素材の材質や周面形態(外周面の凹凸の程度や有無),管状素材内の液圧値(締め力),キャビティの形状等々対する適応性が広い。しかも、管状素材内に注入する液の圧力を例えば段階的に上昇させ、連続的関数的に上昇させつつ行う予備フォーミングの考え方を導入する運用方式の場合等でもそのままで適応できる。
【0022】
また、請求項2の発明は、前記型締め力の増減変動が周期的に与えられるハイドロフォーミング装置である。
【0023】
かかる発明では、型締め力を周期的に増減変動するので、請求項1の発明の場合と同様な作用効果を奏することができることに加え、さらに型締め力装置による型締め力の増減調整が簡単にでき、また、上型および下型と管状素材との接触態様に対する適応性を拡大できる。
【0024】
また、請求項3の発明は、前記型締め力を任意の締め力でかつ任意の周期での増減変動可能に形成されたハイドロフォーミング装置である。
【0025】
かかる発明では、型締め力を任意の締め力でかつ任意の周期で増減変動できるから、請求項1および請求項2の各発明の場合と同様な作用効果を奏することができることに加え、さらに請求項2の発明の場合に比較しても適応性を一段と拡大できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0029】
本ハイドロフォーミング装置は、図1〜図3に示す如く、基本的構成・機能が従来例の場合(図8)と同様とされているが、さらに図1,図2に示す如く上型11と下型15とを密着状態に保持する型締め力を増減変動可能に形成し、キャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態における管状素材内液圧力の変化に応じて型締め力を追従変化可能に形成されている。
【0030】
確認的に、本ハイドロフォーミング装置の基本的機能は、従来例の場合(図8)と同様に、相対的に離隔接近可能な上型11と下型15とが型締め装置20の型締め力を利用して密着状態に保持された場合に協働形成するキャビティ(11C,15C等)内に収容されかつ両端部が閉塞された状態の管状素材100に液圧注入装置40を利用して液圧を注入するとともに軸押込み装置30L,30Rを利用して管状素材100の双方[左右(なお、一方の場合でもよい。)]から押込力を加えて当該管状素材100の端部を送込みつつキャビティ(11C,15C等)の形状と管状素材100内の設定液圧値とに応じたハイドロフォーミングを実施可能に形成されている。
【0031】
かくして、従来例の場合(図8)と共通する部分については同一の符号を付するとともに、それら部分の構成・機能に関する説明は簡略化または省略する。
【0032】
図1,図2において、制御装置70には、型締め装置20の型締め力の変動変化に関する締め力変動変化設定手段80が接続されている。
【0033】
型締め装置20の制御部分だけを示す図2の制御装置70は、型締め力設定器71,型締め力指令値発生器72および演算器75,増幅器76を含み、設定型締め力を確立するように型締め装置制御用バルブ23を駆動制御する。
【0034】
型締め力設定器71は、型締め力装置20で発生させる型締め力を設定するもので、この実施形態では、図3および図4に100%で表示した最大的な設定型締め力[管状素材100内への設定液圧値(例えば、70MPa)に耐えて金型10を締め付ける力]の他に、0%から100%(設定型締め力)まで上昇させる途中経過時の型締め力も設定可能に形成されている。
【0035】
途中経過時の型締め力には、例えば、段階的な複数の型締め力、さらには例えば図4に示す2つの一次関数的な型締め力あるいは1つの2次関数的(図示省略)な型締め力が含まれ、かつそれらの各設定型締め力への設定切替えのタイミングは任意でもよい。
【0036】
つまり、型締め力装置20で発生させる型締め力を、液圧注入装置40を用いて注入した液圧値および軸押込み装置30L,30Rの押込み力に応じて上昇した液圧値を含む閉塞状態の管状素材100内の当該時における液圧力に抗して金型10(11,15)を密着状態に保持できる値に調整可能に形成されている。
【0037】
型締め力指令値発生器72は、型締め力設定器71で設定された任意タイミングでの設定型締め力に対応する型締め力指令値(目標値信号)Pを演算器75に出力する。
【0038】
この演算器75は、周期信号Fが入力されていない場合には、増幅器76へ型締め力指令値(目標値信号)Pに相当するプレ信号Spを増幅器76に出力する。増幅器76は、プレ信号Spを増幅した制御信号Sを型締め力装置制御用バルブ13に出力する。
【0039】
演算器75に周期信号Fが入力された場合には、演算器75は、型締め力指令値(目標値信号)Pに周期信号Fを重畳させたプレ信号Spfを増幅器76に出力する。増幅器76は、プレ信号Spfを増幅した制御信号Sを型締め力装置制御用バルブ13に出力する。
【0040】
次に、締め力変動変化設定手段80は、型締め装置20による型締め力を増減変動および変化をさせるための信号(周期信号F)の生成出力要因を設定する手段である。
【0041】
まず、締め力変動変化設定手段80の一部を構成する周期・波形・振幅設定器81は、上記した生成出力要因(この実施形態では、“周期”,“波形”および“振幅”および“期間”)を設定可能に形成されている。
【0042】
例えば、図3に示す一定の型締め力(100%)に対して、生成出力要因(つまり、締め力変動要素)すなわち周期(例えば、200サイクル/秒),波形(例えば、サイン波)および振幅(例えば、±5%)を設定することができる。これらを有効とする期間(time)も設定可能である。
【0043】
波形は、図2の周期信号発生器82の下側に例示したようなものから選択するものとさている。ただし、任意の波形をプログラムにより作成して設定することもできる。
【0044】
また、振幅は、当該時の基礎的な型締め力に対する%で設定するだけでなく、絶対圧力(例えば、上値が70MPaで、下値が68.5MPa)としても設定することができる。
【0045】
例えば、従来例(図9)に対応する図3の場合には、絶対値でも%でも設定することができる。しかし、従来例(図10)に対応する図4(図4を部分的に拡大した図5)の場合には、基礎的な型締め力が時間(time)とともにその値(%)が変化(増大)するので、それに対応可能とするためには±%での設定が好ましい。
【0046】
しかし、特に、時間(time)経過とともに変化する基礎的な型締め力に対しては、変動幅(振幅)を図4に示す基礎的型締め力を中心とした±%で設定するよりも、図6の場合は下側に絶対値(例えば、0.7MPa)、図7の場合は上側に(例えば、0.7MPa)として設定する方が取り扱い容易の場合もある。
【0047】
そこで、周期・波形・振幅設定器81は、これら要求に応えることができるように形成してある。さらに、例えば、図4,図5を基本とした場合に、時々刻々に変化する当該時の型締め力の値を例えば100%とした場合に、当該時型締め力を“中心”に±3.5%(図5の場合)、図6の場合には当該時型締め力を“上限”として下側に設定値(例えば0.7MPa)を、図7の場合には当該時型締め力を“下限”として上側に設定値(例えば0.7MPa)を設定することもできる。
【0048】
また、締め力変動変化設定手段80の他の一部を構成する周期信号発生器82は、周期・波形・振幅設定器81で設定された“周期”,“波形”および“振幅”に対応する周期信号Fを演算器75に出力する。
【0049】
なお、これら(70,80)は、ハードロジックのみならず他の制御装置(例えば、パソコン)を利用して構築することができる。
【0050】
かかる実施形態によれば、下型15と上型11とが密着していない状態つまり非密着状態中において、管状素材100を下型15側のキャビティ15C内に保持しかつ軸押込み装置30L,30Rを働かせて管状素材100の両端部(左右開口部)を閉塞した状態とする。
【0051】
ここで、基本的な型締め力の増減動作およびその効果の説明便宜の点から、まず、型締め力が一定(100%)の場合について記述する。この場合、型締め力設定器71を用いて型締め力装置20で発生させる型締め力を、例えば図3に示す100%型締め力に設定しておく。また、周期・波形・振幅設定器81を用いて締め力変動要素[周期(例えば、200サイクル/秒),波形(例えば、サイン波)および振幅(例えば、±5%)]および期間を設定しておく。
【0052】
そして、液圧注入装置40を働かせて、外部(液圧源60)から閉塞状態の管状素材100内に液圧を供給して所定の液圧値(例えば、70MPa)を確立し、フォーミングを開始する。100%型締め力は、この所定の液圧値に抗して金型10(上・下型11,15)の密着状態を維持できる。
【0053】
また、フォーミングの進行に伴って軸押込み装置30L,30R(ピストン32R,32R)で管状素材100の左右端部を中央方向に押込みつつキャビティ12C,16C内への素材供給を円滑化する。
【0054】
この期間中に、演算器75は、型締め力指令値(目標値信号)Pに周期信号Fを重畳させたプレ信号Spfを増幅器76に出力する。増幅器76は、プレ信号Spfを増幅した制御信号Sを型締め力装置制御用バルブ13に出力する。
【0055】
かくして、型締め装置20による型締め力を、図3に示すように設定値[周期(200サイクル/秒),波形(サイン波)および振幅(±5%)]にしたがって、増減変動させることができる。つまり、シリンダ21の上室21Uと下室21Dに交互に油圧を切替え供給しつつピストンロッド22Rつまり上型11を微細に上下動調整することにより、型締め力を増減変動することができる。
【0056】
ここに、上型11および下型15と管状素材100とが接触する部位のうちの一部分的あるいは全面的な部位に生じた軸押込み装置30L,30Rによる押込み方向の接触摩擦力の大きい状態が保持されず、さらには接触摩擦力の大きくなる状態が生じることを事前に回避できる。
【0057】
かくして、軸押込み装置30L,30Rの負荷を大幅に軽減することができるとともに、フォーミング(成形)時における管状素材100の端部を押込むための押込力の適正化が容易でかつその値を小さくできる。
【0058】
また、管状素材100の周面と金型10(上型11および下型15の各内面)との間の摩擦力を平均的に減少できるから、装置小型化を図れ、省エネルギー運転を実行できかつ金型寿命を長く運用コストを低減できる。
【0059】
さらに、運用上の実際における管状素材100の材質や周面形態(外周面の凹凸の程度や有無),管状素材100内の液圧値(および対応する締め力),キャビティの形状等々対する適応性が広い。
【0060】
また、型締め力を周期的に増減変動させることができるので、型締め力装置20による型締め力の増減調整を簡単にでき、また、上型11および下型15と管状素材100との接触態様に対する適応性を拡大できる。しかも、型締め力を任意の締め力でかつ任意の周期で増減変動させることができるから、適応性を一段と拡大できる。
【0061】
期間経過後は、周期信号発生器82から演算器75に周期信号Fが出力されなくなるので、演算器75は、型締め力指令値発生器72から入力される型締め力指令値(目標値信号)Pに相当するプレ信号Spを増幅器76に出力する。増幅器76は、プレ信号Spを増幅した制御信号Sを型締め力装置制御用バルブ13に出力する。したがって、型締め力は100%型締め力に一定に制御される。
【0062】
ここに、本発明の特徴である管状素材内液圧力の変化に対する型締め力の追従変化に関して説明する。すなわち、管状素材100内の液圧力が、例えば勾配が異なる2つの一次関数に沿ってかつ時間(time)とともに変化されつつ、最終的に所定の液圧値(70MPa)まで上昇される場合には、型締め力を、液圧力変化に対応するものとして設定しておく。
【0063】
すなわち、図4(および、この図4を部分的に拡大した図5)に示すように、時間(time)経過ととも変化する型締め力に対して変動幅(振幅)を、基礎的型締め力を中心とした例えば±5%に設定する。この際、図5の場合に比較して変動方向を変えた図6または図7に示すようにも設定することができる。
【0064】
かくして、キャビティ15C内に収容されかつ両端部が閉塞された状態の管状素材100内液圧力の変化に応じて、型締め力を追従変化させることができるから、管状素材100内に注入する液の圧力を例えば段階的に上昇させ、連続的関数的に上昇させつつ予備的に行うフォーミングいわゆる予備フォーミングの考え方を導入する運用方式の場合でもそのままで適応できるわけである。
【0065】
また、下型15側のキャビティ15C内に保持および収容された管状素材100の両端部は、軸押込み装置30L,30Rを利用してつまりピストンロッド32R,32Rで対応開口部に蓋をして閉塞する。格別のシール手段を設けなくてよいから、コスト低減および構造簡素化を図れる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、上型と下型とを密着状態に保持する型締め力を増減変動可能に形成し、キャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態における管状素材内液圧力の変化に応じて型締め力を追従変化可能に形成されたハイドロフォーミング装置であるから、軸押込み装置の負荷を大幅に軽減することができるとともに、フォーミング(成形)時における管状素材の端部を押込むための押込力の適正化が容易でかつ小さくできる。また、管状素材の周面と金型(上型および下型の各内面)との間の摩擦力を平均的に減少できるから、装置小型化を図れ、省エネルギー運転を実行できかつ金型寿命を長く運用コストを低減できる。さらに、運用上の実際における管状素材の材質や周面形態(外周面の凹凸の程度や有無),管状素材内の液圧値(締め力),キャビティの形状等々対する適応性が広い。しかも管状素材内に注入する液の圧力を例えば段階的に上昇させ、連続的関数的に上昇させつつ行う予備フォーミングの考え方を導入する運用方式の場合等でもそのままで適応できる。
【0067】
また、請求項2の発明によれば、型締め力の増減変動を周期的に与えることができるので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらに型締め力装置による型締め力の増減調整が簡単にでき、また、上型および下型と管状素材との接触態様に対する適応性を拡大できる。
【0068】
また、請求項3の発明によれば、型締め力を任意の締め力でかつ任意の周期での増減変動可能に形成されているので、請求項1および請求項2の各発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらに請求項2の発明の場合に比較しても適応性を一段と拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための全体構成図である。
【図2】同じく、制御装置などを説明するための回路図である。
【図3】同じく、締め力の周期的増減変動例(1)を説明するための図である。
【図4】同じく、締め力の周期的増減変動例(2)を説明するための図である。
【図5】同じく、図4に示す締め力の周期的増減変動例(2)の拡大図である。
【図6】同じく、図4に示す締め力の周期的増減変動例(2)を基礎とした変形例(1)の拡大図である。
【図7】同じく、図4に示す締め力の周期的増減変動例(2)を基礎とした変形例(2)の拡大図である。
【図8】従来例を説明するための全体構成図である。
【図9】従来の締め力の掛け方(1)を説明するための図である。
【図10】従来の締め力の掛け方(2)を説明するための図である。
【符号の説明】
10 金型
11 上型
11C,12C キャビティ
15 下型
15C,16C キャビティ
20 型締め装置
21 シリンダ
22 ピストン
23 型締め装置制御用バルブ
30L,30R 軸押込み装置
33 軸押込み装置制御用バルブ
40 液圧注入装置
60 液圧源
70 制御装置
71 型締め力設定器
72 型締め力指令値発生器
75 演算器
76 増幅器
80 締め力変動変化設定手段
81 周期・振幅設定器
82 周期信号発生器
100 管状素材

Claims (3)

  1. 相対的に離隔接近可能な上型と下型とが型締め装置の型締め力を利用して密着状態に保持された場合に協働形成するキャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態の管状素材内に液圧注入装置を利用して液圧を注入するとともに軸押込み装置を利用して管状素材の一方または双方から押込力を加えて当該管状素材を送込みつつキャビティ内の形状と管状素材内の設定液圧値とに応じたフォーミングを施すハイドロフォーミング装置において、
    前記上型と前記下型とを密着状態に保持する前記型締め力を増減変動可能に形成し、前記キャビティ内に収容されかつ両端部が閉塞された状態における管状素材内液圧力の変化に応じて前記型締め力を追従変化可能に形成されたハイドロフォーミング装置。
  2. 前記型締め力の増減変動が周期的に与えられる請求項1記載のハイドロフォーミング装置。
  3. 前記型締め力を任意の締め力でかつ任意の周期での増減変動可能に形成されている請求項1または請求項2記載のハイドロフォーミング装置。
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