JP3754500B2 - 超音波カテーテル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血管及び脈管等の体腔内に挿入して用いられる超音波カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、心臓の冠状動脈などの細い血管、或いは胆管等の脈管に挿入して、管腔断面像の表示や血流測定等を行う超音波カテーテルが知られている。この超音波カテーテルは例えば、図17或いは図18に示すように体腔内に挿入される中空のカテーテルシャフト2の先端内部に超音波振動子3と、振動子3を直接或いは超音波反射板4を回転させる駆動力を伝達する駆動伝達シャフト6と、振動子3と外部電気回路5を接続する信号線7を内蔵し、駆動シャフトを外部駆動源8により機械的に駆動させることに依って超音波を走査する超音波カテーテルが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
血管内に挿入されるカテーテルに於いては、血管内での走行性を高めるため、先端部ほど柔軟であることが好ましい。また、カテーテルの先端部は、X線透視下において、容易に確認できることが好ましい。このために、カテーテルの位置を知るためにカテーテル本体に造影性を付加したカテーテルがある。また、カテーテルの先端部に造影性を有する平板或いはリング状、コイル状の金属等を備えたものもある。超音波カテーテルに於いても、図17、図18に示すように、カテーテル先端部にコイル状の弾性を有する金属部材や、造影用の金属片14が取付られているものがある。また、超音波カテーテルでは、カテーテルシャフト2の超音波を送受する部位12は超音波透過性に優れたオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂であり、肉厚は薄いほど超音波透過性が良いため100μm以下で形成される。従って、この部位12の機械的強度は、カテーテルの手元側のシャフト15より低く、キンクし易い。また、超音波カテーテルは、超音波振動子等の硬直部を有する。そのため、振動子3等の硬直部とコイル状弾性部材を含むカテーテルシャフト2の先端部間において、カテーテルは機械的特性が滑らかに変化せず、良好な屈曲ができず、キンクが生じやすく、超音波カテーテルの操作性が悪くなっていた。
【0004】
特表平5−507219では、カテーテルの外装シャフトにハウジングが固定され、このハウジングの先端部に弾性部材が接続された超音波カテーテルが記載されている。このカテーテルでは、固いハウジング部が長く、ハウジング部分を含むカテーテルの先端部分の柔軟性、屈曲性が悪い。
【0005】
柔軟性の点からは、固定されたハウジングを持たない図17の様な方式のカテーテルが優れているといえる。
【0006】
本発明の目的は、先端側の振動子を含む硬直部とカテーテル先端の弾性部材間での屈曲性、柔軟性を改善し、操作性が向上した超音波カテーテルを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するものは、体腔内に挿入される外装シャフトと、該外装シャフト内に挿入され、基端側から先端側まで機械的駆動力を伝達する駆動シャフトと、超音波振動子または超音波振動子と超音波反射板の両者を備え、前記外装シャフトの先端側内部に位置するように、前記駆動シャフトに固定されたハウジングとを有し、前記駆動シャフトが外部駆動源により回転可能な超音波カテーテルであって、前記外装シャフトは、先端部にコイル状の第1の弾性部材を備え、前記ハウジングは、先端部にカテーテルの先端側に延びる第2の弾性部材を備え、該第2の弾性部材の先端が前記第1の弾性部材内に位置している超音波カテーテルである。
【0008】
前記第1の弾性部材内に侵入した部分の該第2の弾性部材の長さは、0.5mm〜20mmであることが好ましい。前記第2の弾性部材は、コイル状の弾性部材であることが好ましい。前記第2の弾性部材は、少なくとも一部が、超弾性金属により形成されていることが好ましい。前記外装シャフトは、補強層を形成するチューブを備え、このチューブの先端部には、螺旋状のスリットが設けられていることが好ましい。前記第1の弾性部材は、該カテーテル内部と外部とを連通する開口を備えていてもよい。前記第1の弾性部材は、高X線造影性材料により形成されていることが好ましい。前記第2の弾性部材は、先端側に向かって縮径するテーパー状に形成されていることが好ましい。前記第1の弾性部材は、先端側に向かって縮径するテーパー状に形成されていることが好ましい。前記第1の弾性部材は、内部に支持部材を備えていることが好ましい。
【0009】
また、上記目的を達成するものは、体腔内に挿入して用いられるカテーテルに手元側から先端側まで機械的駆動力を伝達する駆動シャフトを内蔵し、該カテーテルの先端側内部に超音波振動子及びまたは超音波反射板を備えたハウジングを該駆動シャフトに接続し、該駆動シャフトを外部駆動源により回転させる超音波カテーテルであって、該カテーテルの先端に1層以上のコイル状の第1の弾性部材を備え、該ハウジングの先端部に接続されるとともに該カテーテル先端側に延びた第2の弾性部材を備え、該第2の弾性部材が該第1の弾性部材内に挿入されている超音波カテーテルである。
【0010】
また、第1の弾性部材内に挿入された、該第2の弾性部材の挿入長さを0.5mm〜20mmとすることが好ましい。該第2の弾性部材を1層以上のコイル状に形成することが好ましい。コイル状に形成された該第2の弾性部材の内側に丸棒或いは平板状の支持部材を備えることが好ましい。また、該第2の弾性部材の少なくとも一部に超弾性金属を用いることが好ましい。また、該第1の弾性部材部を該カテーテル内外で液体の流通可能とするように固定することが好ましい。また、該第1の弾性部材としてX線造影可能な金属を用いることが好ましい。また、該第2の弾性部材をテーパ状に形成し、該カテーテル先端側ほど細径とすることが好ましい。また、該第1の弾性部材をテーパ状に形成し、先端ほど細径とすることが好ましい。また、該第1の弾性部材は、内側に丸棒或いは平板状の支持部材を設けるように先端に固定することが好ましい。
【0011】
また、上記の目的を達成するものは、外層と内層とを有する外装シャフトと、外装シャフト内に挿入された駆動シャフトと、超音波振動子を備え、前記外装シャフトの先端側内部に位置するように、前記駆動シャフトに固定されたハウジングと、前記外装シャフトの先端部に位置し、かつ、前記外層と内層との間に挿入された第1の弾性部材と、前記ハウジングの先端部に固定され、カテーテルの先端側に延びる第2の弾性部材とを備え、該第2の弾性部材の先端が前記第1の弾性部材内に位置していることを特徴とする超音波カテーテルである。
【0012】
また、前記外装シャフトは、その先端に固定され、かつ、開口を備える先端部材を有していることが好ましい。
【0013】
また、前記外装シャフトは、その先端に固定された閉塞した先端部材を有し、かつカテーテルは、閉塞し、かつ液体が充填された内部空間を有してもよい。
【0014】
また、前記外装シャフトの本体部は、前記外装と内層との間に位置する補強層を有していることが好ましい。
【0015】
また、前記ハウジングが位置する部分の外装シャフトには、前記第1の弾性部材および前記補強層が存在していないことが好ましい。
【0016】
また、前記補強層の先端部は、螺旋状のスリットを有していることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の超音波カテーテルを図面を用いて説明する。
【0018】
本発明の超音波カテーテル1は、体腔内に挿入される外装シャフト2と、外装シャフト2内に挿入された駆動シャフト6と、駆動シャフト6の先端に固定されたハウジング27と、外装シャフト2の基端に固定された手元操作部(コネクター)20とを有する。
【0019】
図1に示すものは、超音波カテーテル1に外部ユニット13を接続した超音波カテーテル装置10である。
【0020】
カテーテルの外装シャフト2の先端側内部には、超音波を送受するため超音波振動子機能を有するトランスジューサ11を収納したハウジング27が収納されている。ハウジング27は、コイル状の駆動シャフト6の先端に接続されている。
【0021】
駆動シャフト6は、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の平板を2層2条巻きしたものにより形成されている。駆動シャフトは、0.4kgf以上の破断強度を有することが好ましい。駆動シャフト6は、丸線或いは平板状の金属、樹脂を1層或いは多層にコイル捲きまたはブレード捲きしたものであってもよい。また、駆動シャフトは、破断強度が0.4kgf以上のワイヤーに、後述する信号線を横捲きにしたものであってもよい。
【0022】
駆動シャフト6内には、図2および図9に示すように、2本のリード線をよった信号線7(7a,7b)を内蔵している。信号線7のカテーテルの先端側は、トランスジューサ11に形成された振動子に接続され、基端側(手元側)は手元操作部20の端子21、22に接続されている。具体的には、図2に示すように、駆動シャフト6の後端には、絶縁材料により形成された円筒部材が挿入固定されている。この円筒状部材の端部に端子22が固定され、円筒状部材の端部より若干シャフト6側の位置の側面には、端子21が固定されている。信号線7aの基端は、この端子22に接続されている。また、信号線7bの基端は、円筒状部材の側面に形成された開口を介して、端子21と接続されている。
【0023】
手元操作部(コネクター)20は、図2および図9に示すように、外部ユニット13の係止部13aと係合する突起25を有し、両者は、脱着可能に接続されている。
【0024】
外部ユニット13には、送受信回路5とモーター16を含む駆動源8を備えている。外部ユニット13は、更に信号処理回路と画像表示装置を有するコンソール3に電気的に接続されている。
【0025】
外部駆動源であるモーター16は、回転体(回転板)16aを有し、回転板16aの中央には、第1の筒状端子24が固定されており、さらに回転板16aには、この第1の端子24に接触する事なくこれを包囲するように、第2の筒状端子23が固定されている。これら、筒状端子23,24は、回転板の回転とともに回転する。
【0026】
外部ユニット13内には、送受信回路5に接続されたスリップリング等からなる回転摺動端子部26を有する。端子部26は、第1の端子26aと第2の端子26bを有する。第1の端子26aは、回転板の第2の筒状端子23と接触し、第2の端子26bは、回転板の第1の筒状端子24と接触する。これら各端子の接触は、回転板が回転した状態においても維持される。
【0027】
駆動シャフト6の固定された棒状端子22は、回転板の第1の筒状端子24の開口部と係合する。駆動シャフト6の基端部(端子21)は、回転板の第2の筒状端子23内に侵入可能であり、筒状端子23の開口部付近に設けられた環状リブと係合する。これにより、駆動シャフト6は、モーター16の回転板に着脱可能に接続される。そして、モーターの回転力は、回転板、2つの筒状端子23,24を介して駆動シャフトに伝達される。
【0028】
ハウジング27は、図14及び図15に示すように、外径が駆動シャフト6とほぼ等しいパイプ形状であり、中央付近を所定の長さ軸方向に、かつ円弧の約半分を切除することにより、トランスジューサ11の固定部18が形成されている。ハウジング27の形成材料は、金属、樹脂、セラミックスなどが使用される。ハウジング27の形成材料は、接合強度及びトランスジューサ11の補強の点から、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の金属材料、アルミナ、ジルコニア等のセラミックス材料が好ましい。
【0029】
カテーテル1の先端(外装シャフトの先端)には、1層のコイル状の第1の弾性部材41が設けられている。ハウジング27の先端部には、第2の弾性部材19が接続され、カテーテルの先端側に延びている。第2の弾性部材19は、第1の弾性部材内にまで延びており、第1の弾性部材41を補強している。言い換えれば、第2の弾性部材19の先端は、第1の弾性部材41内に位置している。
【0030】
第2の弾性部材19は、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の弾性を有する金属、NiTi系合金等の超弾性金属、ポリアセタール等の樹脂などにより形成された棒状体が使用される。弾性部材19は、ハウジング27との接続強度、弾性部材19自体の弾性等の点からNiTi系合金などの超弾性材料が好適である。第2の弾性部材19は、ハウジング27の先端部に、接着或いはロウ付け、溶接等により接続される。弾性部材19は、カテーテルの外装シャフト2の内側に接続されたコイル状弾性部材41に0.5mm〜20mm程度侵入していることが好ましい。
【0031】
第1の弾性部材41は、その基端部が外装シャフト2の先端開口内に挿入された状態で固定されている。コイル状弾性部材41と外装シャフト先端側12の接続部分の長さは、充分な接続強度が得られる範囲で短い方が好ましく、0.5mm〜10mm程度が好ましい。また、コイル状弾性部材41はテーパー状に形成され、先端側ほど細径になっている。
【0032】
カテーテル先端のコイル状弾性部材41は、弾性部材19と同様な材料を用いることができる。弾性部材41の形成材料としては、X線造影性の点から、Pt,Ir,Au等の金属或いはこれらの合金材料が好ましい。
【0033】
本発明に超音波カテーテルでは、棒状の弾性部材19の先端部が、カテーテルの屈曲時においても常にコイル状弾性部材41内に位置するため、カテーテルの外装シャフト12のみの場合に比べて、ハウジング27とカテーテル先端部のコイル状弾性部材41の間の屈曲性、耐キンク性が従来のものより向上する。
【0034】
特に、ハウジング27の先端から第1の弾性部材41内まで到達する第2の弾性部材19を設けたことにより、ハウジング27の先端よりカテーテルの先端側において、物性が急激に変化する部分が形成されなくなり、カテーテルの先端部分での屈曲性が良好となる。
【0035】
カテーテルの外装シャフト2は、先端側の超音波送受部分12と手元側の外装シャフト本体部分15とを異なる材料によって形成してもよい。外装シャフト2もしくはシャフト本体部15は、いわゆるカテーテル素材であるポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリアセタール系、ポリイミド系、フッ素系等の樹脂チューブやステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の金属チューブ、NiTi系合金等の超弾性金属チューブ、また、樹脂とステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等のワイヤーをコイル巻き或いはブレード巻きした複合チューブなどが使用される。シャフト2,15の肉厚は、30〜300μmであり、少なくとも0.4Kgf以上の引っ張り破断強度を有することが望ましい。カテーテル先端側の超音波の送受部分12は、超音波透過性に優れたポリオレフィン系、ポリウレタン系、フッ素系の樹脂が好適である。送受部分12を形成する樹脂の肉厚は10〜100μm程度が好適である。更に、外装シャフト2の外内面(特に、外面)には、親水性樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂等を1μm〜数10μmで被覆してもよい。これらの処理により外装シャフト2の外内面の摺動抵抗を下げることが出来る。また、外装シャフトの外面に、抗血栓性物質を被覆もしくは固定してもよい。抗血栓性物質の被覆は、例えば、ヘパリンを含有させた樹脂を、シャフトの外面に被覆することにより行われる。
【0036】
図3は、本発明の超音波カテーテル1に用いられるトランスジューサ11の構造を示す断面図である。トランスデューサー11は、超音波振動子3を有する。振動子は、超音波の送信および受信を行う。振動子3は、矩形状のPZT等の圧電体31の両面に電極32を蒸着もしくは印刷等の方法により形成されている。圧電体31の形状は円形であってもよい。振動子3の背面側に超音波を吸収もしくは減衰させるために、エポキシ、ウレタン、アクリル系等の樹脂或いは樹脂に金属や無機粉末を混合した背面材33が設けられている。背面材33は、図3(a)に示すように背面側に厚みの差Dがλ/4(λは送信周波数における背面材中の波長)となる凹凸34を設けることに依って背面材33の背面からの反射波を干渉により打ち消すようにした背面材が設けられている。また、背面材は、図3(b)に示すように、低音響インピーダンス層36(Z=8×106Kg/m2s以下 )と高インピーダンス層37(Z=20×106kg/m2s 以上)を交互積層させることに依って背面材33の背面からの反射波の影響を減少させるものでもよい。
【0037】
振動子3の音響放射面には、いわゆる音響整合層35が設けられている。音響整合層35は、厚さがλ/4(λは送信周波数における整合層中の波長)となるように形成されている。音響整合層35は、図示したものでは、1層のみであるが、2層以上のものであっても良い。
【0038】
次に、他の実施例の本発明の超音波カテーテル30について、図4、図5および図6を用いて説明する。なお、超音波カテーテル30の基本構成は、図1および図2に示し、上述した超音波カテーテル1と同じである。
【0039】
この実施例の超音波カテーテル30では、トランスジューサ11は、ハウジング27に接着剤等により、超音波送受波面が超音波カテーテル11の軸方向に対する垂直方向のズレが±10°程度になるように固着されている。ハウジング27は、駆動シャフト6の先端部に接合強度が少なくとも0.4Kgf以上になるように、接着、ロウ付けもしくは溶接により固定されている。
【0040】
この実施例の超音波カテーテル30では、ハウジング27の先端には、カテーテルの先端に向かって細径となるようにテーパー状に形成されたコイル状の弾性部材19が接続されている。コイル状弾性部材19としては、1層或いは多層であり、1条或いは多条のコイル体が使用される。弾性部材19として、多層コイル体を用いる場合には、最外層のコイルの巻き方向は駆動シャフトの回転方向に対しゆるめられる方向とすることが好ましい。弾性部材19として、一層のコイル体を用いる場合には、コイルの巻き方向は駆動シャフトの回転方向に対しゆるめられる方向とすることが好ましい。図4では、1層のコイルであって、右回転の場合を示している。弾性部材19は、外装シャフト先端に取り付けられた、コイル状弾性部材41に0.5mm〜20mm程度挿入されるように延びている。
コイル状弾性部材19及び41の材質は前述と同様である。
【0041】
振動子3の両面の電極32a,32bには、信号線7a,7bが接続されている。図4では、信号線7はより線となっているが、同軸線であってもよい。
【0042】
カテーテルの外装シャフト手元側(シャフト本体部)15と先端側(シャフト先端部)12との接続部では、手元側(本体部)15の先端外面が先端に向かって徐々に肉薄となるようにテーパー状に加工され、先端側(先端部)12の基端部内面が基端側に向かって徐々に肉薄となるようにテーパー状に加工されている。このように形成された本体部15の先端が、先端部12の基端に侵入し接合されることにより、接続部が形成されている。このように形成することにより、接続部は、ほぼ外径が同一となる。さらに、このようにすることにより、接続部の長さを比較的長くすることもでき、接続部の強度が高く、かつ、接続部において機械的特性が急激な変化点がなく順次変化するため、接続部における外装シャフト2の屈曲性、柔軟性などが良好となる。
【0043】
超音波カテーテル30の先端には、シャフトの先端部12と弾性部材41間の段差部分およびシャフト先端部12より突出する部分の弾性部材41を被覆する樹脂皮膜17が設けられている。この樹脂皮膜17の先端部は、弾性部材41の先端部と同様にテーパー状に形成されている。樹脂皮膜17は、弾性部材41の先端部の形状保持の補助を行う。樹脂皮膜17としては、軟質合成樹脂、例えば、シリコーンゴム、ポリウレタン、オレフィン系エラストマー、ポリアミドエラストマーなどが使用できる。
【0044】
図5および図6に示すように、筒状ハウジング27は、中央付近が所定の長さ軸方向に、かつ円弧の約半分が切除されることにより形成されたトランスデューサー収納部18を有する。トランスデューサー11は、音響整合層35側がトランスデューサー収納部18の開口側となり、背面材33がトランスデューサー収納部18の底面側となるように、収納部に収納されている。トランスデューサー11は、接着剤により、ハウジング27に固定されている。
【0045】
次に、図7に示す実施例の超音波カテーテル40について説明する。
【0046】
この実施例の超音波カテーテル40では、ハウジング27の先端部にはステンレス鋼(SUS304,SUS316等)、NiTi系合金等の金属製のコイル状の弾性部材19が取り付けられている。外装シャフトの先端部12の内側には、接着剤42により造影性を有するコイル状部材41が取り付けられている。弾性部材19の先端部は、コイル状部材41の内側に挿入されるように形成されている。弾性部材19の先端部は、先端に向かって縮径するテーパー状となっている。
【0047】
コイル状部材41の先端部は、先端に向かって縮径するテーパー状となっている。コイル状部材41の先端側内部には、丸線或いは少なくとも一部が平板状の支持部材43が取付けられている。この支持部材43は、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)、NiTi系合金等の金属などにより形成することが好ましい。支持部材43は、コイル41の機械的強度や柔軟性を向上させる。支持部材43は、半球状先端部43aと、この半球状先端部43aより後方に拡径しながらのびる接続部43bと、接続部43bの後端部に形成された円盤部43cを有する。円盤部43cの外周面はコイル状部材41の内面と係合している。コイル状部材41の先端は、半球状接続部43aの後端面に当接している。
【0048】
外装シャフトの構造は、上述のものに限られず、例えば、図8に示すものでもよい。図8は、本発明の超音波カテーテルに用いられる外装シャフトの変形例の断面部分図である。
【0049】
この外装シャフト2では、手元側の外装シャフト(本体部)15は、内層48と外層49とからなる2層構造となっている。シャフト2の超音波送受波部を含む先端側12は、外層49のみの1層構造となっている。手元側(本体部)15の内層48は、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の金属チューブ、NiTi系合金等の超弾性金属チューブ、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)線をコイル或いはブレード巻きしたチューブなどにより形成される。外層49は、ポリオレフィン系、フッ素系、ポリアミド等の樹脂により形成される。外層49の形成は、外層となる熱収縮性チューブ内に内層となるチューブ体を挿入し加熱させて熱収縮性チューブを熱収縮させて内層チューブに被覆する方法、外層となる樹脂チューブを溶剤によって膨潤させたものの中に内層となるチューブ体を挿入し乾燥させて樹脂チューブを収縮させて熱収縮性チューブを内層チューブに被覆する、外層となる樹脂をディッピングにより内層となるチューブに被覆する方法、外層となる樹脂を内層となるチューブの外面に溶融押出して内層となるチューブに被覆する方法等によって行われる。
【0050】
また、本発明の超音波カテーテルの構造を別の観点より説明すると、以下の通りである。
【0051】
図1、図2に本発明の実施例1の超音波カテーテル1を示す。図1は本発明の超音波カテーテルの軸方向断面及びシステムの構成図を示し、図2は、本発明の超音波カテーテルの手元操作部及び外部ユニットを示す軸方向一部断面図である。
【0052】
カテーテル1の外装シャフト2の先端側内部に超音波を送受するためのトランスジューサ11を備えたハウジング27を内蔵し、ハウジング27はコイル状の駆動シャフト6の先端に接続されている。駆動シャフト6は対より線の信号線7を内蔵し、信号線7のカテーテル先端側は、トランスジューサ11に形成された振動子に接続され、手元側は手元操作部20の端子21、22に接続されている。手元操作部20は外部ユニット13の係止部25と脱着可能に接続されている。手元操作部20内の端子21、22は、スリップリング等の回転摺動端子26を介して送受信回路5と電気的接続を行うと共に、モーター16からの駆動力を駆動シャフト6に伝達するように、外部駆動源8の端子23、24と脱着可能に接続される。外部ユニット13には、送受信回路5とモーター16を含む駆動源5を備えている。外部ユニット13は、更に信号処理回路と画像表示装置を有するコンソール3に電気的に接続されている。
【0053】
ハウジング27は、外径が駆動シャフト6とほぼ等しいパイプ形状であり、トランスジューサ11の固定部18が内側に矩形状に除かれている。材質は金属、樹脂或いはセラミックスでもよいが、接合強度及びトランスジューサ11の補強の点からステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の金属材料やアルミナ、ジルコニア等のセラミックス材料が好ましい。
【0054】
カテーテル1の先端には1層のコイル状の第1の弾性部材41が設けられており、ハウジング27の先端部には第2の弾性部材19が接続され、カテーテル1の先端側に延びている。ここで第2の弾性部材19は第1の弾性部材内にまで延びており、第1の弾性部材41を補強している。
【0055】
ハウジング27の先端部にはステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の弾性を有する金属、NiTi系合金等の超弾性金属やポリアセタール等の樹脂製の棒状の弾性部材19が接着或いはロウ付け、溶接等により接続されており、弾性部材19は、カテーテルの外装シャフト2の内側に接続されたコイル状弾性部材41に0.5mm〜20mm程度挿入されるように延びている(挿入長さ)。コイル状弾性部材41と外装シャフト先端側12の接続長さは、充分な接続強度が得られる範囲で短い方が好ましく、0.5mm〜10mm程度が好ましい。
【0056】
また、コイル状弾性部材41はテーパー状に形成され、先端側ほど細径になっている。弾性部材19は、ハウジング27との接続強度、弾性部材19自体の弾性等からNiTi系合金などの超弾性材料が好適である。カテーテル先端のコイル状弾性部材41も弾性部材19と同様な材料であるが、X線造影性の点から、Pt,Ir,Au等の金属或いはこれらの合金材料が好ましい。本発明に依れば、棒状の弾性部材19がカテーテルの屈曲時においても常にコイル状弾性部材41に挿入されているため、ハウジング19とカテーテル先端部のコイル状弾性部材41の間の屈曲性、耐キンク性が従来のカテーテルの外装シャフト12だけである場合に比して向上し、超音波カテーテル1の柔軟性をカテーテル先端まで順次柔らかく滑らかに変化させることが出来る。
【0057】
カテーテルの外装シャフト2は、先端側の超音波送受部分12と手元側の外装シャフト部分15とにより素材を変化させてもよく、カテーテルの外装シャフト2は、いわゆるカテーテル素材であるポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリアセタール系、ポリイミド系、フッ素系等の樹脂チューブやステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の金属チューブ、NiTi系合金等の超弾性金属チューブ、また、樹脂とステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等のワイヤーをコイル巻き或いはブレード巻きの複合チューブであり、肉厚は30〜300μmであり、引っ張り破断強度は少なくとも0.4Kgf以上が望ましい。また、カテーテル1に示すようにカテーテル先端側の超音波の送受部分12は超音波透過性に優れたポリオレフィン系、ポリウレタン系、フッ素系の樹脂が好適であり、肉厚は10〜100μm程度が好適である。更に、カテーテルの外装シャフト2の外内面には、親水化樹脂やフッ素樹脂、シリコン樹脂等を1μm〜数10μmで被覆してもよい。これらの処理により外装シャフト2の外内面の摺動抵抗を下げることが出来る。またヘパリンを含有させた樹脂を被覆することで抗血栓性を付加することもできる。
【0058】
本発明の超音波カテーテル1に於ける超音波走査は、外部ユニット13内のモーター16の回転運動をカテーテル手元側の手元操作部20内の端子21、22を介して駆動シャフト6に伝達し、駆動シャフト6の先端に接続されたハウジング27を回転させることによって、ハウジング27に設けられたトランスジュサ11で送受される超音波をカテーテル1の略径方向に走査することに依って行われる。ここで得られる超音波画像は、血管或いは脈管の横断面像である。また、超音波カテーテル1の全体もしくは、駆動シャフト6を長軸方向に移動させることに依って、該血管及び脈管の縦断面像も得られる。
【0059】
図3は本発明の超音波カテーテル1のハウジング27に備えられるトランスジューサ11の構造を示す断面図である。振動子3は、矩形状のPZT等の圧電体31の両面に電極32を蒸着、印刷等により形成されている。ここで圧電体31の形状は円形であってもよい。振動子3の背面側に超音波吸収、減衰させるエポキシ、ウレタン、アクリル系等の樹脂或いは樹脂に金属や無機粉末を混合した背面材33を設ける。ここで背面材33は、図3(a)に示すように背面側に厚みの差Dがλ/4(λは送信周波数における背面材中の波長)となる凹凸34を設けることに依って背面材33の背面からの反射波を干渉により打ち消すようにした背面材、または図3(b)に示すように、低音響インピーダンス層36(Z=1×106kg/m2s〜8×106kg/m2s)と高インピーダンス層37(Z=20×106kg/m2s以上)を交互積層させることに依って背面材33の背面からの反射波の影響を減じた背面材であってもよい。
【0060】
振動子3の音響放射面には、いわゆる音響整合層35を厚さがλ/4(λは送信周波数における整合層中の波長)となるように形成されている。本例では1層の場合のみを示したが、2層以上であっても良い。
【0061】
図4、図5、図6は本発明の実施例2の超音波カテーテル1の先端部の構造を示している。図4は先端部の軸方向断面図を示し、図5は部分上面図、図6は図4のA−A断面図を示している。
【0062】
本発明の超音波カテーテルのトランスジューサ11はハウジング27に接着剤等により、超音波送受波面が超音波カテーテル11の長軸方向に対して垂直方向の±10°程度になるように固着される。ハウジング27は駆動シャフト6の先端部に接合強度が少なくとも0.4Kgf以上になるように接着或いはロウ付け、溶接される。
【0063】
ハウジング27の先端には、テーパ状に形成し、カテーテル先端ほど細径にしたコイル状の弾性部材19が接続されている。コイル状弾性部材19は1層或いは多層であり、1条或いは多条のコイルである。多層コイルの場合は最外層のコイルの巻き方向は駆動シャフトの回転方向に対し締め付けられる方向である。図4では、1層のコイルであって、右回転の場合を示している。弾性部材19は、外装シャフト先端に取り付けられた、コイル状弾性部材41に0.5mm〜20mm程度挿入されるように延びている。また、コイル状弾性部材19及び41の材質は前述と同様である。
【0064】
振動子3の両面の電極は、信号線7が接続される。図4では信号線7は対より線であるが、同軸線であってもよい。
【0065】
駆動シャフト6はステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の平板を2層2条巻きしており、破断強度は0.4kgf以上である。駆動シャフト6はその他に、丸線或いは平板状の金属、樹脂を1層或いは多層にコイル捲きまたはブレード捲きしたもの、破断強度が0.4kgf以上のワイヤーに信号線を横捲きにしたものであってもよい。
【0066】
カテーテルの外装シャフト手元側15は先端側12との接続部では、手元側15が先端ほど肉薄に加工され、先端側12がその外側に形成される。本例では、接続部長が比較的長くとれるため、接続部の強度が高く、且つ外装シャフト2の屈曲性、柔軟性などの機械的特性を手元側15から先端側12に順次変化させることが出来る。
【0067】
図7は本発明の実施例3の超音波カテーテルを示している。本発明では、ハウジング27の先端部にはステンレス鋼(SUS304,SUS316等)、NiTi系合金等の金属製のコイル状の弾性部材が接続されており、外装シャフトの先端側12の内側に接着剤42で取り付けられた造影性を有するコイル状部材41の内側に挿入されるように形成されている。コイル状部材41の内側には丸線或いは少なくとも一部が平板状の支持部材43が接続されている。この支持部材は、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)、NiTi系合金等の金属が好ましく、コイル41の機械的強度や柔軟性を向上させている。
【0068】
図8は本発明の超音波カテーテルの外装シャフトにおける変形例を示している。本例では、手元側の外装シャフト15は2層構造、超音波送受波部を含む先端側は1層構造である。手元側15の内層48はステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の金属チューブ、NiTi系合金等の超弾性金属チューブや、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)線をコイル或いはブレード巻きしたチューブであり、外層49は先端側と同一材のポリオレフィン系、フッ素系等の樹脂である。外層49の形成は、熱収縮による方法、溶剤によって膨潤させ内層に被覆後乾燥収縮させる方法、ディッピング法、溶融押出し成形法等によって行われる。
【0069】
次に、本発明の他の実施例の超音波カテーテル100を図面を用いて説明する。
【0070】
この実施例の超音波カテーテル100は、図10および図12に示すように、体腔内に挿入される外装シャフト組立体102と、外装シャフト102内に挿入された駆動シャフト組立体106と、外装シャフト組立体102の基端に固定されたコネクター120とを有する。
【0071】
外装シャフト組立体102は、図11に示すように、先端部112と本体部115を備えている。外装シャフト組立体102の先端部112は、コイル状弾性部材141を備える先端中央部112bと、中央部112bの前後に弾性部材141を備えない部分112a,112c(超音波送受信部分)を有している。トランスデューサー11は、112c部分の内部に位置している。
【0072】
図12に示すように、外装シャフト組立体102の先端開口には、中央にシャフト組立体102の外部と内部とを連通する連通口を備え、先端側が半球状に形成された先端部材117が固定されている。そして、シャフト組立体102の先端より若干基端側に位置より、所定距離基端側まで延びるコイル状弾性部材141が設けられている。コイル状弾性部材141は、外層102aと内層102c間に挟まれることにより固定されている。このように、コイル状弾性部材141の外面を露出させないことにより、カテーテル100のガイディングカテーテル内での摺動性を良好にしている。
【0073】
先端まで、コイル状弾性部材141を設けないことにより、カテーテルの最先端が柔軟となる。これにより、カテーテルの最先端が、血管内壁に接触したときに、カテーテルの最先端が、血管内壁に損傷を与えることが少なくなる。
【0074】
また、図16に示すカテーテル150のように、先端部材137が連通口をもたないものでもよい。この場合、カテーテル内部には、生理食塩水などの生体に無害な液体138を充填してもよい。これにより、使用時のプライミング作業が不要となる。
【0075】
コイル状弾性部材の長さは、カテーテル全体の長さによっても相違するが、5〜50mm程度が好適であり、10〜30mmがより好適である。また、弾性部材141を設けない最先端部112aの長さは、1〜10mm程度でよく、好ましくは、1〜5mmである。なお、弾性部材141は、シャフト102の先端まで延びていてもよい。コイル状弾性部材141は、金属により形成することが好ましく、特に、Pt,Ir,Au等の金属或いはこれらの合金材料などの高X線造影性材料(高X線造影性金属)が好適である。
【0076】
また、駆動シャフト組立体102の本体部115は、硬質材料からなる中間層102bを備えている。外装シャフト組立体102は、図12に示すように、外装シャフトの基端より先端までのびる外層102aと内層102cを有する2層のチューブ体である。
【0077】
外装シャフト組立体102の外層102aおよび内層102cの形成材料としては、超音波透過性に優れた樹脂が好適である。例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン系、樹脂、フッ素系樹脂などが使用できる、特に、成形の容易さなどの点より、ポリエチレン、具体的には、外層として、低密度ポリエチレンを用い、内層として、高密度ポリエチレンを用いることが好ましい。超音波送受部分112cを形成する部分のシャフト組立体の肉厚は、10〜100μm程度が好適である。
【0078】
本体部115には、外層102aと内層102cの中間に補強層102bが設けられている。補強層としては、硬質樹脂、弾性金属、超弾性金属などにより形成されたチューブが使用される。
【0079】
弾性金属としては、例えば、鉄、タングステン、銅などの金属単体およびこれらの金属のいずれかを含む合金(例えば、SUS304、SUS316、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼、マルエージングステンレス鋼、Cu−Zn合金、Cu−Sn合金)等が使用できる。好ましくはオーステナイト系ステンレス鋼である。
【0080】
超弾性金属とは、一般に形状記憶合金といわれ、少なくとも生体温度(37℃付近)で超弾性を示すものである。ここでいう超弾性とは、使用温度において通常の金属が塑性変形する領域まで変形(曲げ、引張り、圧縮)させても、ほぼ元の形状に回復することを意味する。超弾性金属としては、実質的に49〜58原子%Ni(残部Ti)のTi−Ni合金、実質的に38.5〜41.5重量%Zn(残部Cu)のCu−Zn合金、このCu−Zn合金の一部を1〜10重量%Xで置換したCu−Zn−X合金(X=Be,Si,Sn,Al,Ga)、実質的に36〜38原子%Al(残部Ni)のNi−Al合金等が好適である。特に好ましくは、上記のTi−Ni合金である。また、Ti−Ni合金の一部を0.01〜2.0原子%Xで置換したTi−Ni−X合金(X=Co,Fe,Mn,Cr,V,Al,Nb,Pd,Bなど)とすることにより、機械的特性を適宜変えることができる。
【0081】
中間層(補強層)102bを形成するチューブ(例えば、弾性金属管)の先端部には、先端より後端側に延びる螺旋状のスリットが設けられている。これにより、弾性金属管の先端部は、他の部分とくらべて柔軟な変形可能部となっており、弾性金属管の先端部は、その側壁が超弾性金属管の内側に変形可能である。スリットは、弾性金属管の先端より後端側に向かって徐々に幅が小さく、言い換えれば、先端側に向かって幅が徐々に大きくなるように形成することが好ましい。このため、弾性金属管の先端でのスリット幅が、最大となっており、弾性金属管は先端に向かうほど変形が容易である。スリットは、ほぼ等間隔に、2〜8個程度設けられていることが好ましい。スリットの先端の幅(最大部分の幅)としては、0.05〜0.5mm程度が好ましい。また、スリットの幅は、弾性金属管の外径の約1/6〜3/2が好ましく、特に約1/3〜1/1が好ましい。
【0082】
また、螺旋状のスリットは、そのピッチが、スリットの先端部側では短く、スリットの基端部側では、長くなっているものとしてもよい。スリットのピッチが変化する場合には、先端部では、0.3mm〜3.0mm程度、基端部では、5〜10mm程度が好適であり、特に、先端部と基端部の中間部では、両者の中間のピッチを有しているか徐々にピッチが変化していることが好ましい。また、スリット19は上記の変化するピッチおよび変化する幅をもつことが好ましい。
【0083】
金属管にスリットおよび後述する細孔の形成は、レーザー加工(例えば、YAGレーザー)、放電加工、化学エッチング、切削加工など、さらにそれらの併用により行うことができる。
【0084】
外装シャフト組立体の外面または外面と内面の両面には、親水性樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂等を1μm〜数10μmで被覆してもよい。これらの処理により外装シャフトの表面の摺動抵抗を下げることが出来る。また、外装シャフトの外面に、抗血栓性物質を被覆もしくは固定してもよい。抗血栓性物質の被覆は、例えば、ヘパリンを含有させた樹脂をシャフトの外面に被覆することにより行われる。
【0085】
また、外層シャフト102の外面は、表面処理により付加された湿潤性あるいは親水性を有することが好ましい。外層シャフトの表面が、潤滑性もしくは濡れ性を高いものとすることにより、挿入時における体腔内壁との接触抵抗が小さくなり、目的部位への挿入が容易となる。潤滑性もしくは濡れ性を向上させる方法としては、外層102aを形成する樹脂皮膜に官能基を導入した後、潤滑性もしくは濡れ性が高い高分子材料をコーティングもしくは固定する方法が用いられる。高分子材料としては、例えば、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン等の親水性ポリマー等が用いられる。
【0086】
駆動シャフト組立体106は、図13、図14および図15に示すように、シャフト本体106aと、シャフト本体106aの先端に固定されたトランスデューサー収納用ハウジング127と、ハウジング127の先端に固定された棒状の弾性部材119を備える。
【0087】
弾性部材119としては、ステンレス鋼等の弾性金属、超弾性金属、ポリアセタール等の樹脂などにより形成された棒状体が使用される。特に、超弾性金属もしくは弾性金属が好ましい。超弾性金属としては、上述のものが使用できる。そして、棒状体としては、柔軟性が高いことから、この実施例では、コイル状の棒状体が用いられている。
【0088】
駆動シャフト組立体106の弾性部材119としては、2〜30mm程度のものが好適であり、3〜20mmがより好ましい。また、弾性部材119の先端部は、図12に示すように、コイル状弾性部材141の基端部内に侵入している。言い換えれば、第2の弾性部材119の先端は、第1の弾性部材141内に位置している。弾性部材141と弾性部材119は、相互に補強している。これにより、コイル状弾性部材141の基端前後におけるシャフト組立体の物性の変化を緩衝している。このため、コイル状弾性部材141の基端付近において、カテーテルがキンクすることを防止している。同様に、弾性部材119の先端前後におけるカテーテル1の物性の変化は、コイル状弾性部材141により緩衝されている。このため、弾性部材119の先端付近においてカテーテルがキンクすることを防止している。弾性部材119は、コイル状弾性部材141が設けられた部分に、0.5mm〜20mm程度侵入していることが好ましい。弾性部材119は、ハウジング27の先端部に、接着、ロウ付け、溶接等により接続される。
【0089】
駆動シャフト本体106aは、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の平板を2層2条巻きしたものにより形成されている。駆動シャフトは、0.4kgf以上の破断強度を有することが好ましい。駆動シャフト本体106は、丸線或いは平板状の金属、樹脂を1層或いは多層にコイル捲きまたはブレード捲きしたものであってもよい。また、駆動シャフトは、破断強度が0.4kgf以上のワイヤーに、後述する信号線を横捲きにしたものであってもよい。
【0090】
具体的には、駆動シャフト本体106は、コイルにより形成されている。駆動シャフトの形成材料としては、上述した超弾性合金、析出硬化型ステンレス鋼(PHステンレス鋼で特に好ましくはセミオーステナイト系)、マルエージングステンレス鋼等のステンレス鋼等の金属材料等が好ましく用いられる。コイル体の層数は、1層に限られるものでない。トルク伝達性を向上させるために、2層以上の多層構造とすることが好ましい。この場合、各層の巻方向を互いに逆方向にすることが好ましい。このようにすることにより、カテーテル基端部で与えた押し込み圧力の伝達性が高く、またトルクの伝達性も高くなる。
【0091】
図14および図15に示すように、トランスデューサー収納用ハウジング127は、外径が駆動シャフト106とほぼ等しい筒状体である。ハウジング127は、中央付近の側面が所定の長さ軸方向に、かつ円弧の約半分を切除することにより形成されたトランスジューサの固定部118を有する。固定部118の先端側がこの実施例では、斜めになっている。ハウジング127の形成材料は、金属、樹脂、セラミックスなどが使用される。そして、駆動シャフト本体106aの先端部は細径となっており、この先端部がハウジング127の基端に挿入され固定されている。また、ハウジング127を導電性材料により形成する場合には、駆動シャフト本体の先端部とハウジング127との接触面に絶縁性材料を介在させることが好ましい。
【0092】
このハウジング127の収納部にトランスデューサー11の超音波送受信面の外面が露出するように固定されている。トランスデューサー11としては、図3(b)に示し説明したタイプのものが使用されている。トランスデューサー11は音響整合層35が外側で、背面材33がハウジング127の内面側となるように、ハウジング127に収納され、接着剤により固定されている。駆動シャフト本体106a内には、トランスデューサー11の電極32a,32bの接続された2本のリード線をよった信号線107a,107bを収納している。信号線の基端側(手元側)はコネクター120の端子(図示せず)に接続されている。手元操作部(コネクター)120は、図2に示すものと同じような構造となっている。
【0093】
本発明の超音波カテーテルに於ける超音波走査について説明する。超音波走査の説明は、図1を用いて行うが、上述したすべての実施例に共通するものである。
【0094】
超音波カテーテル1に於ける超音波走査は、トランスデューサーによる超音波の送受信を行いながら、外部ユニット13内のモーター16を回転させその回転運動をカテーテルのコネクタ20内の端子21、22を介して駆動シャフト6に伝達させて、駆動シャフト6の先端に接続されたハウジング27を回転させる。これにより、トランスジューサ11で送受される超音波は、カテーテル1の径方向に走査され、超音波画像を得ることができる。ここで得られる超音波画像は、血管或いは脈管の横断面像である。また、超音波カテーテルをカテーテルの軸方向に移動させることに依って、血管及び脈管の縦断面像を得ることもできる。また、駆動シャフト6をカテーテルの軸方向に移動させ、カテーテルおよび外部ユニットを構成することによっても、血管及び脈管の縦断面像を得ることができる。
【0095】
次に本発明の超音波カテーテルを血管内で操作する手順について説明する。
【0096】
超音波カテーテルは通常の血管カテーテル手技と同様に、体外から血管内にイントロデューサ等を挿入し、このイントロデューサー内に、ガイドワイヤーを挿通した、ガイディングカテーテルを挿入する。検査或いは治療すべき目的部位に、ガイドワイヤーの先端付近が、到達したのち、本発明の超音波カテーテルをガイディングカテーテル内に挿入する。そして、上述のように、超音波操作を行うことにより、血管の断面像を得る。この際にガイドワイヤーはガイディングカテーテル内に留置したままとしてもよい。また、ガイドワイヤーは、ガイディングカテーテルより、抜去しても良い。また、このような、ガイディングカテーテルを用いるものに限られず、バルーンカテーテル等の治療用カテーテルのガイドワイヤールーメン内に、本発明の超音波カテーテルを挿入して用いてもよい。このような場合、超音波カテーテルの外径は、0.25mm〜0.97mmが好ましく、0.35mm〜0.46mmがより好適である。
【0097】
【発明の効果】
本発明の超音波カテーテルでは、コイル状の第1の弾性部材内に、第2の弾性部材の先端部を挿入させたことにより、ハウジングとカテーテル先端部のコイルとの間を補強でき、耐キンク性と柔軟性の向上が計れる。従って、本カテーテルの体腔内の血管や脈管等での走行性能が向上し、超音波カテーテルの操作性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の超音波カテーテルに外部ユニットを取り付けた状態の部分断面図である。
【図2】図2は、本発明の超音波カテーテルの手元操作部(コネクター)部分及び外部ユニットの部分断面図である。
【図3】図3は、本発明の超音波カテーテルに使用されるトランスジューサの一例の構造を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施例の超音波カテーテルの先端部の断面図である。
【図5】図5は、図4に示した超音波カテーテルのトランスデューサー付近の平面図である。
【図6】図6は、図4のA−A線断面図である。
【図7】図7は、本発明の他の実施例の超音波カテーテルの先端部の断面図である。
【図8】図8は、本発明の超音波カテーテルに使用される外装シャフトの一例の部分断面図である。
【図9】図9は、本発明の超音波カテーテルの手元操作部(コネクター)部分及び外部ユニットの部分拡大断面図である。
【図10】図10は、本発明の他の実施例の超音波カテーテルの外観図である。
【図11】図11は、図10に示した超音波カテーテルの先端付近の拡大図である。
【図12】図12は、図10に示したカテーテルの先端部の拡大断面図である。
【図13】図13は、図10に示したカテーテルに使用される駆動シャフト組立体の先端付近の拡大図である。
【図14】図14は、図13に示した駆動シャフト組立体のトランスデューサー付近の平面図である。
【図15】図15は、図14に示した駆動シャフト組立体の断面図である。
【図16】図16は、本発明の他の実施例の超音波カテーテルの先端付近の拡大図である。
【図17】図17は、従来の超音波カテーテルに外部ユニットを取り付けた状態の部分断面図である。
【図18】図18は、従来の他の超音波カテーテルの先端部の断面図である。
【符号の説明】
1 超音波カテーテル
2 外装シャフト
6 駆動シャフト
10 超音波カテーテル装置
11 トランスジューサ
13 外部ユニット
20 手元操作部(コネクター)
27 ハウジング
100 超音波カテーテル

Claims (18)

  1. 体腔内に挿入される外装シャフトと、該外装シャフト内に挿入され、基端側から先端側まで機械的駆動力を伝達する駆動シャフトと、超音波振動子を備え、前記外装シャフトの先端側内部に位置するように、前記駆動シャフトに固定されたハウジングとを有し、前記駆動シャフトが外部駆動源により回転可能な超音波カテーテルであって、前記外装シャフトは、先端部にコイル状の第1の弾性部材を備え、前記ハウジングは、先端部にカテーテルの先端側に延びる第2の弾性部材を備え、該第2の弾性部材の先端が前記第1の弾性部材内に位置していることを特徴とする超音波カテーテル。
  2. 前記第1の弾性部材内に侵入した部分の該第2の弾性部材の長さは、0.5mm〜20mmである請求項1に記載の超音波カテーテル。
  3. 前記第2の弾性部材は、コイル状の弾性部材である請求項1または2に記載の超音波カテーテル。
  4. 前記第2の弾性部材は、少なくとも一部が、超弾性金属により形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の超音波カテーテル。
  5. 前記外装シャフトは、補強層を形成するチューブを備え、このチューブの先端部には、螺旋状のスリットが設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の超音波カテーテル。
  6. 前記第1の弾性部材は、該カテーテル内部と外部とを連通する開口を備えている請求項1ないし5のいずれかに記載の超音波カテーテル。
  7. 前記第1の弾性部材は、高X線造影性材料により形成されている請求項1ないし6のいずれかに記載の超音波カテーテル。
  8. 前記第2の弾性部材は、先端側に向かって縮径するテーパー状に形成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の超音波カテーテル。
  9. 前記第1の弾性部材は、先端側に向かって縮径するテーパー状に形成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の超音波カテーテル。
  10. 前記第1の弾性部材は、内部に支持部材を備えている請求項1ないし9のいずれかに記載の超音波カテーテル。
  11. 前記超音波振動子は、前記ハウジングに固定されたトランスデューサーが備えるものである請求項1ないし10のいずれかに記載の超音波カテーテル。
  12. 外層と内層とを有する外装シャフトと、外装シャフト内に挿入された駆動シャフトと、超音波振動子を備え、前記外装シャフトの先端側内部に位置するように、前記駆動シャフトに固定されたハウジングと、前記外装シャフトの先端部に位置し、かつ、前記外層と内層との間に挿入された第1の弾性部材と、前記ハウジングの先端部に固定され、カテーテルの先端側に延びる第2の弾性部材とを備え、該第2の弾性部材の先端が前記第1の弾性部材内に位置していることを特徴とする超音波カテーテル。
  13. 前記外装シャフトは、その先端に固定され、かつ、開口を備える先端部材を有している請求項12に記載の超音波カテーテル。
  14. 前記外装シャフトは、その先端に固定された閉塞した先端部材を有し、かつカテーテルは、閉塞し、かつ液体が充填された内部空間を有している請求項12に記載の超音波カテーテル。
  15. 前記外装シャフトの本体部は、前記外装と内層との間に位置する補強層を有している請求項12に記載の超音波カテーテル。
  16. 前記ハウジングが位置する部分の外装シャフトには、前記第1の弾性部材および前記補強層が存在していない請求項15に記載の超音波カテーテル。
  17. 前記補強層の先端部は、螺旋状のスリットを有している請求項15に記載の超音波カテーテル。
  18. 前記超音波振動子は、超音波トランスデューサーが備える超音波振動子部分である請求項12に記載の超音波カテーテル。
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