JP3754038B2 - 流量制御装置及び流量制御システム - Google Patents

流量制御装置及び流量制御システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微量な化学物質の反応や合成分析を行うμTASあるいは血液検査などに用いられる検体検査装置等の微細流路への送液を行う流量制御装置及び流量制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
遺伝子解析や血液検査などの生化学分析、あるいは化学反応を効率的に行うために、開口断面の幅、深さが数10μm〜数100μmの微細流路を有する化学分析装置を用いることがある。
【0003】
又、近年、μTAS(Micro Total Analysis System)と呼ばれる数cm角程度のガラスやシリコン等のチップ上に送液、混合、反応分析等の機能部を集積化した化学・生化学分析統合システムが提案されている。μTASは、流路基板内に微細流路が形成されたものであり、微細流路内で試料(試薬)の混合、反応、検出等を行うことにより、創薬や医療診断の予備実験等を行う。試料挿入部より試料を注入すると、試料は混合部を通り、混合流路で混合され、化学反応が起こる。反応後の試料は検出流路に流出し、ここで、試料の特性が分析される。
【0004】
μTASにおいて、的確な化学反応が生じ、高精度な検査分析を行う為には、試料挿入部から各々注入された試料は、高い精度で混合される必要がある。この混合においては、注入する試料の流量や流速が重要となる。そのため、試料挿入部に圧力を送り込む複数の高精度な送液ポンプが同期駆動で用いられており、かつ、試料の流れはチップ上部から高精度カメラにより検出され、画像処理されたうえでポンプ駆動にフィードバックされている(所謂、ビジュアルフィードバック)。
【0005】
又、一つの圧力容器から複数の液体分注ユニットに空気圧を送り込み、挿入される試料ごとに圧力を制御する精密液体分注装置は開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特表平8−501496号公報(第13−15頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、既述したように、μTASにおいては高精度な混合が必要な為、高精度なポンプや測定器が用いられている。そのためチップを小型化しても、圧力を送り込む流量制御システム全体が非常に大型で高価なものとなる。
【0008】
そこで、本発明は上記の問題点に鑑み、試料の正確な混合を行うことができる、小型で安価な流量制御装置及び流量制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施の形態に係る特徴は、圧力源から押圧された流体を複数に分岐する分岐流路、該分岐流路毎に設けられ、分岐流路を通過する流体の流れを制御する制御弁を有する流量制御装置と、制御弁の動作を制御するコントローラと、分岐流路によって分岐された流体に押圧されることにより、検査部に試料を挿入する試料挿入部と、液体が通過する流路に沿って設けられ、流体が流路を通過した際、その流体の境界面を検出する複数の検出センサとを備えることである。ここで、「分岐流路」とは、開口断面の幅、深さが数μm〜数百μmの流体を通過させる溝を指す。又、「流体」とは、圧力源から押圧される超純水などの押圧液や空気などの気体などを指す。
【0010】
また、本発明の実施の形態に係る特徴は、圧力源から押圧された流体を複数に分岐する分岐流路、該分岐流路毎に設けられ、分岐流路を通過する流体の流れを制御する制御弁を有する流量制御装置と、制御弁の動作を制御するコントローラと、分岐流路によって分岐された流体に押圧されることにより、検査部に試料を挿入する試料挿入部と、流体が流路を通過した際、その流体の境界面を検出する検出センサと、液体が通過する流路の外側に設けられた微小ヒータとを備え、コントローラは、検出センサの検出結果をもとに微小ヒータを制御することである。
【0011】
また、本発明の実施の形態に係る特徴は、圧力源から押圧された流体を複数に分岐する分岐流路、該分岐流路毎に設けられ、分岐流路を通過する流体の流れを制御する制御弁を有する流量制御装置と、制御弁の動作を制御するコントローラと、分岐流路によって分岐された流体に押圧されることにより、検査部に試料を挿入する試料挿入部とを備え、流量制御装置内の流体の流路は、その外側に電極アレイを備えることである。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0021】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施形態に係る流量制御システムは、図1に示すように、押圧液を押し出す圧力源3と、圧力源3から挿入された押圧液を分流する流量制御装置1と、流量制御装置1やポンプ32などを制御するコントローラ2と、流量制御装置1によって分岐された押圧液に押圧されることにより検査部5に試料を挿入する試料挿入部4と、試料の特性を検査する検査部5とを備える。
【0022】
検査部5において、的確な化学反応が生じ、高精度な検査分析を行う為には、試料挿入部4から注入された試料を、高い精度で混合する必要がある。このため、注入する試料の流量や流速を正確に制御することが重要となる。流量制御装置1は、押圧液を分流することにより、試料挿入部4に挿入する流量を細かく制御する。
【0023】
以下に、流量制御システムのそれぞれの構成要素に対して、詳細に説明する。
【0024】
(圧力源の構成)
圧力源3は、押圧液を保存する押圧液貯留部31、加圧装置33、押圧液を加圧装置33に送り込むポンプ32、押圧液を流量制御装置1へ送り込む加圧用流路34、各流路の開閉を行うバルブ(図示せず)等で構成されている。押圧液としては、例えば超純水などが使用可能である。この圧力源3の詳細を図2に示す。加圧装置33は、押圧液押し出し部331によって、加圧装置33内の押圧液332を加圧用流路34に送り込む。押圧液押し出し部331は、例えば、押圧液とシールされた稼動押し出し棒と、押し出し棒に非接触で推力を生じさせるリニアモータとで構成するとよい。このような構成において、リニアモータに一定電流信号を加えれば、押圧液押し出し部331の位置にかかわらず流体に一定の圧力Pを作用させ押出すことができる。加圧装置33には押圧液を補給する為の開閉自在な横穴を設けるとよく、リニアモータ推力をOFFにしておけば低パワーで補給可能となる。一方、押圧液貯留部31は、押圧液を貯留する。この押圧液は、システムの外部から補充される他、流量制御装置1あるいは試料挿入部4から還元流路8を介して補充される。このように補充されるために、押圧液貯留部31は、フィルター付きの通気穴を有する。押圧液貯留部31内の押圧液は、ポンプ32によって、加圧装置33内に送り込まれる。このような構成では、還元流路8及び押圧液貯留部31により、余分な押圧液を効率的に回収し、加圧装置33内で再利用することができる。加圧装置33の押圧液押し出し部331による加圧が行われていない期間に、ポンプ32によって加圧装置33内部に押圧液332を補充するとよい。
【0025】
(流量制御装置の構成)
流量制御装置1は、図3や図4に示すような流路が加工されたチップで構成されている。チップの材質としては、石英等のガラス材料、セラミックス、ポリジメチルシロキサン(PDMS)等のシリコンゴムあるいはポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル樹脂などが考えられる。更に、ガラスエポキシ樹脂、ポリプロピレン(PP)やポリテトラフロロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂、シリコン等の半導体材料、金属等でも構わない。流量制御装置1は、例えば、図3に示すように、圧力源3に繋がった流入流路11、分岐点2Aにおいて流入流路11が5本に分岐した分岐流路12a、…、12e、5本の分岐流路12a、…、12e各々に備えられ、開閉することにより圧力源3からの押圧液の流れをON、OFFする制御弁13a、…、13e、5本の分岐流路12a、…、12eが混合点2Bで合流して1本となった流出流路14で構成されている。このような構成では、5本の分岐流路12a、…、12e各々を流れる流量は圧力Pの関数として決まるので、制御弁13a、…、13eの開閉で押圧液を流す分岐流路12a、…、12eの数を制御することにより、流出流路14に吐出される流量Qをコントロールすることができる。図3は、制御弁13a、13c、13dが開の状態を示しており、流出流路14の流量は分岐流路12a、12c、12dの流量の関数となる。図3では、説明の便宜のために、圧力がかかっている部分(押圧液が流れている部分)を斜線で示している。
【0026】
分岐流路12a、…、12eの太さ・形状が均一ならば、開閉する流路の数で流量を制御することができ、太さを何種類か用意すれば、その選択の仕方に応じて流量を制御することができる。分岐流路数を増やすほど、総流量に対して制御可能な流量の分解能を上げることができる。
【0027】
図4は、図3の構成の変形例であり、圧力源3に繋がった流入流路11a、分岐点3Aにおいて、流入流路11aを2本に分岐し流入流路11b、11cとし、分岐点3Bにおいて、流入流路11bを5本の分岐流路12a、…、12eに分岐し、分岐点3Cにおいて、流入流路11cを5本の分岐流路12f、…、12jに分岐する構成である。それぞれの分岐流路12a、…、12jは、圧力源3からの押圧液の流れをON、OFFする制御弁13a、…、13jを備える。5本の分岐流路12a、…、12eは、混合点3Dで合流して1本の流出流路14aとなり、5本の分岐流路12f、…、12jは、混合点3Eで合流して1本の流出流路14bとなる。
【0028】
このような構成では、分岐流路12a、…、12j各々を流れる流量は圧力Pの関数として決まるので、制御弁13a、…、13jの開閉で押圧液を流す分岐流路12a、…、12jの数を制御することにより、流出流路14a、14bに吐出される流量(それぞれ流量QA、流量QB)をコントロールすることができる。これにより、一つの圧力源3から押出された押圧液を、流出流路14aと14bとから、それぞれ異なった流量で吐出すことができる。分岐流路12a、…、12jを構成する流路の太さ・形状は、図3と同様に、それぞれ独立に決めることができる。図4において、流出流路14aと14bが繋げられ、検査チップ上の同じ流入流路に加圧を行っても構わず、それぞれ異なる検査チップ上の流入流路に加圧を行っても構わない。例えば、分岐流路12a、…、12eを直径10μm、分岐流路12a、…、12eを直径1μmのように、異なるオーダで形成したとすると、それぞれの分岐流路を通過する押圧液の流量を細かく制御することができ、より精度の高い圧力制御が可能となる。
【0029】
尚、図4は、制御弁13a、13c、13d、13f、13g、13hが開の状態を示しており、流出流路14aの流量は分岐流路12a、12c、12dの流量の関数となり、流出流路14bの流量は分岐流路12f、12g、12hの流量の関数となる。図4においても図3と同様、説明の便宜のために、圧力がかかっている部分(押圧液が流れている部分)を斜線で示している。
【0030】
次に、図5及び図6を参照しながら、制御弁13の詳細を説明する。制御弁13の中には、分岐流路である流路131の径よりも大きい磁性材料のビーズ132が挿入されている。流路となる溝を切ったシリコンチップに、ビーズ132を挿入してから他のチップを張り合わせれば、このような構成は容易に実現できる。
【0031】
ビーズ132は、流路131の外部から、矢印A又はBの方向に静電力や磁気力を非接触で作用させ移動させることが可能である。ビーズ132が位置Aにある場合は、弁が閉まった状態となり、この流路131を押圧液は通過しない。一方、ビーズ132が位置Bにある場合は、弁が開いた状態となり、この流路131を押圧液が通過する。静電力を加える場合は、矢印A−Bに沿って電極アレイを設ければよく、電磁力の場合は、矢印A−B方向に磁界が生じるようにμコイルを配すればよい。このような構成では、当然押圧液のシール構造を必要としないという利点がある。
【0032】
又、図3及び図4に示すように、流量制御装置1の流出流路14、14a、14b上には、検出センサ9、9a、9bが設けられている。検出センサ9は、異なる試料が流路を通過した際、それらの境界面を検出することにより、異なった試料が通過したことやその流速を検出することができる。検出センサ9としては、図7に示すように、白金電極91、流速センサ92、微小膜93などを配置することが可能である。流出流路14の中を、性質の異なる第1の試料10aと第2の試料10b、例えば空気と水が圧力Pで流されているとする(真空に保たれていない流路に水を流し込めば必然的に起こる状態である。)。流路壁94には、回路を構成する白金電極91が埋め込まれている。第1の試料10aと第2の試料10bの電気性能が異なれば、白金電極91は、この抵抗差を検出する。又、流路壁94に、内側に抵抗921、外側にヒータ922という構成の流速センサ92を配しておけば、流速が所定範囲内で均一ならば、この流速センサ92により、別種試料の性質の差を検出することができる。又、流路壁94に横穴をあけ微小膜93を備えれば、膜の振動により特性の違いを検出することが可能である。この検出センサ9による測定結果はコントローラ2に伝えられる。
【0033】
図7では、白金電極91や流速センサ92などの検出センサ9が一つ配されているが、図8に示すように、流路壁94に沿って検出センサ9が連続して複数配置されたセンサアレイ95を配すれば、より正確な検出が可能となる。性質が異なる第1の試料10aと第2の試料10bが連続して流れると(例えば、空気、水の順)、センサアレイ95により界面の移動を連続して検出することができる。
【0034】
又、図9に示すように、センサアレイ95で流路を挟み込むとより高精度の検出が可能である。即ち、図9の流路の上部に配置したセンサアレイ95aと下部に配置したセンサアレイ95bのアレイピッチを半ピッチずらしておけば、分解能を2倍にできる。
【0035】
(試料挿入部の構成)
試料挿入部4は、図1に示すように、第1の挿入管41、試料用容器42、第2の挿入管43から構成されている。試料用容器42内の試料が、第1の挿入管41から加圧された押圧液により第2の挿入管43に吐出される。勿論、図の表現とは異なり、各流路束がチップに施され、そこに試料用容器42をはめ込む形態をとってもよい。流量制御システムに対する試料用容器42の挿入方法は、後に詳述する。
【0036】
(検査部の構成)
検査部5は、シリコン、ガラス等で構成された検査チップ51上に、試料が通過する流路が形成されたものである。検査チップ51は複数枚備えることができ、図1では、3枚の検査チップ51を有することとしている。このとき、検査チップ51毎に試料を順次送液することも、3枚同時に分注することも、自在に制御可能である。例えば、図1に示すように、第2の挿入管43から押出された試料は、流入流路52a、52bそれぞれから流入し、混合部53で混合され、混合流路54で十分に拡散混合された後、検査流路55に流し込まれる。検査流路55内の混合試料は、投光手段6と受光手段7により吸光分析される。具体的な検査方法の一例を説明すると、投光手段6は検査流路55に平行光を投射し、受光手段7はこの平行光に対する反応などにより変化する混合試料の色を測定する。通常、検査流路55において光を用いた検査を行う際は、検査光は検査流路55に対して垂直に入射される。ここでは、検査チップ51上に設けられた検査流路55に対して平行な検出光を入射することにより、検査流路55中の試料を平行光が通過する距離が長くなり、検出のシグナル/ノイズ比(S/N比)を大幅に改善することができる。投光手段6の光源としてはレーザー、発光ダイオード、ライト、ランプ光源等を用いることも可能であり、光源の光を光ファイバーなどで絞り込んでもよい。
【0037】
上記の工程においては、混合流路54で的確な量同士の試料が高精度な比で混合される必要があるが、例え送液精度が高くても、検査チップ51の加工精度による誤差が影響してしまう。そのため、図のように混合部53手前の所定位置に検出センサ9a、9bを備えておき、流入流路52a、52bそれぞれから流れ込む試料の境界面を検出することにより、異なった試料が通過したことやその流速を検出することができる。検出センサ9a、9bの詳細は、図7〜9に示したものと同様である。
【0038】
(コントローラの構成)
コントローラ2は、制御弁13の開閉や加圧装置33の圧力調整の制御を行うこことにより、流量制御システム内を流れる試料の流量を制御する。又、コントローラ2は、検出センサ9からの信号をもとに、押圧液や試料の流量あるいは流量比に誤差がある場合は、制御弁13の開閉や加圧装置33の圧力調整、μヒータアレイの調整を行い、押圧液や試料の流量などの補整を行う。
【0039】
ここで、μヒータアレイ112とは、図10に示すように、流路壁94に沿ってμヒータを配した構成である。μヒータにより試料110(流体)の温度を変化させると、温度に依存する試料110の粘度が変化する。これにより、コントローラ2は、押圧液や試料の流量を制御することができる。
【0040】
コントローラ2は、流量制御装置1上の検出センサ9の信号をもとに、加圧装置33や流量制御装置1上のμヒータアレイ112を制御する。μヒータアレイ112によると、ヒータの熱により流路の流動抵抗をかえて流量の微妙なコントロールをすることができる。コントローラ2は、加圧装置33の圧力調整を大きな補整、μヒータアレイ112の制御を小さな補整として、流量の制御を行ってもよい。
【0041】
又、コントローラ2は、検査部5上の検出センサ9の信号をもとに、制御弁13、加圧装置33や検査部5上のμヒータアレイ112を制御する。コントローラ2は、制御弁13の開閉及び加圧装置33の圧力調整を大きな補整、μヒータアレイ112の制御を小さな補整として、流量の制御を行ってもよい。
【0042】
(微細流路の形状)
図3及び図4の説明において、流量制御装置1の微細流路は概四角形形状をしていたが、それぞれの分岐流路の長さをそろえるためには、図11に示すように、概Y字形状にするとよい。図11に示す流量制御装置は、分岐点7Aにおいて流入流路11が2本に分岐した分岐流路12a、12b、分岐点7Bにおいて流入流路11が2本に分岐した分岐流路12c、12d、4本の分岐流路12a、…、12d各々に備えられ、開閉することにより圧力源からの押圧液の流れをON、OFFする制御弁13a、…、13d、4本の分岐流路12a、…、12dが合流して1本となった流出流路14で構成されている。このようなY字形状に微細流路を設計すると、流入流路11から流出流路14に至るまで、それぞれの分岐流路12a、…、12dの長さが等しくなる。このため、圧力源から加圧する際に、各分岐流路12a、…、12dにかかる圧力が等しくなり、圧力を容易に制御することができる。
【0043】
図12に、図3、4、11において説明した微細流路がチップ15上に施された構成を示す。チップ15は、上述したように、シリコン、ガラス、PMMA等を素材とする。このチップ15表面上に、流入流路11、分岐流路12a、…、12h、流出流路14a、14b、制御弁13a、…、13h、検出センサ9a、9bが加工されており、その上に他のチップが張り合わされている(図示せず)。
【0044】
(試料の送液方法)
次に、図1における検査チップ51上の試料の送液方法の一例について、図13を用いて説明する。
【0045】
気体111dで満たされた微細流路内に、押圧液111cにより液体試料111aを導入する際、図13のように液体試料111aを、不活性液111bで挟んで送液する。このような構成にすれば、液体試料111aの蒸発による成分変化、押圧液111cとの混交などを回避できる。例えば、液体試料111aが水溶性で、押圧液111cが純水、気体111dが空気である場合は、不活性液111bはシリコンオイルなどとすることが望ましい。
【0046】
又、図14に示すように、微細流路の流路壁94に電極アレイ113を配置し、液体試料111aの流量の微調整を行ってもよい。この場合、流路壁94上には、絶縁層114が設けられ、その外側に電極アレイ113が配された構成となる。電極アレイ113に適当なパターンの電圧を印加することにより、圧力Pによる送液を加速する方向、あるいは逆方向に、液体試料111aが動作するような静電力を作用させることができる。又、微細流路の流路壁94にμヒータアレイを配置し、μヒータを順次切り替えていくことにより液体試料111aの界面にマランゴニ効果を生じさせても良い。このマランゴ二効果により、液体試料111aの抵抗を変化させ、流量の微調整を行うことができる。
【0047】
(試料用容器の挿入方法)
次に、図1における試料挿入部4における試料用容器42の挿入方法について、図15及び図16を用いて説明する
図15は、第1の挿入管41、試料用容器42、第2の挿入管43が結合される前の状態を示している。図15(a)に示すように、第1の挿入管41は、流量制御装置1と繋がっており、その内部を押圧液411が流れる状態になっている。外側には、試料用容器42を接続する際の留め金となるストッパ412が備えられる。第1の挿入管41は、例えば、SUS製の鋼管などで構成される。
【0048】
又、試料用容器42は、図15(b)に示すように、内部に試料421を保持し、外側は、例えば、樹脂製のチューブで構成される。その上面と下面は、ゴム製などの密着蓋422a、422bによって密閉されている。又、第2の挿入管43は、図15(c)に示すように、検査チップ51上の流入流路52に繋がっている。
【0049】
第1の挿入管41、試料用容器42、第2の挿入管43を結合した後の状態を図16に示す。結合する順番としては、第1の挿入管41を試料用容器42に挿入した後、試料用容器42を第2の挿入管43に挿入してもよく、試料用容器42を第2の挿入管43に挿入した後、第1の挿入管を試料用容器42に挿入してもよい。図16に示すように、第1の挿入管41を試料用容器42に挿入した際、試料用容器42上面の密閉蓋422aが破れ、ストッパ412によって、第1の挿入管41と試料用容器42が固定される。又、試料用容器42を第2の挿入管43に挿入した際、試料用容器42下面の密閉蓋422bが破れ、試料用容器42と第2の挿入管43が固定される。この状態で、圧力源によって押し出された押圧液411が、試料用容器42内の試料421を、第2の挿入管43を介して流入流路52へ送り込む。
【0050】
第1の実施の形態に係る流量制御システムによると、流量制御装置1の分岐流路12a、…、12jによって、流量を細かく制御することができるので、試料の正確な混合を行うことができる。又、流量制御装置1や検査部5上に設けられた検出センサ9の検出結果に従って、コントローラ2が加圧装置33、分岐流路12a、…、12j毎に設けられた制御弁13a、…、13j、流路上に設けられたμヒータアレイ112の制御を行うことにより、より精度の高い流量制御を行うことができる。又、流量制御装置1は、チップで形成されているので、μTASのような小型化学分析装置に対し、同等の小型化が実現できる。又、高精度の動作を必要とする送液ポンプや流量制御バルブを用いる必要がなくなるので、システムを安価に構成できる。
【0051】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる構成の流量制御装置1を備える。第2の実施の形態に係る流量制御システムにおける流量制御装置1以外の構成は、図1に示す第1の実施の形態に係る分注システムと同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0052】
第2の実施の形態に係る流量制御装置1は、例えば、図17に示すように、圧力源3に繋がった流入流路11、分岐点4Aにおいて流入流路11が5本に分岐した分岐流路12a、…、12e、5本の分岐流路12a、…、12e各々に備えられ、押圧液の流れを二方向に切り替える制御弁13a、…、13eで構成される。図17では、制御弁13a、…、13eで切り替えられたそれぞれの分岐流路12a、…、12eの左側の流路が混合点4Bに接続され、右側の流路が混合点4Cに接続される。そして、制御弁13a、13bは、左側の流路に押圧液を流し、制御弁13c、13d、13eは右側の流路の押圧液を流している。図17では、説明の便宜のために、圧力がかかっている部分(押圧液が流れている部分)を斜線で示している。
【0053】
又、図17に示す分岐流路12a、…、12eのうち、制御弁で切り替えられた左側の流路を図18(a)に、右側の流路を図18(b)に示す。図18(a)に示すように、分岐流路12a、…、12eの左側の流路は、混合点4Bで1本となった流出流路14aに繋がる。一方、図18(b)に示すように、分岐流路12a、…、12eの右側の流路は、混合点4Cで1本となった流出流路14bに繋がる。このような構成では、5本の分岐流路12a、…、12e各々を流れる流量は圧力Pの関数として決まるので、制御弁13a、…、13eの切り替えで押圧液を流す分岐流路12a、…、12eの方向を制御することにより、流出流路14a、14bに吐出される流量比をコントロールすることができる。流出流路14aの流量は、分岐流路12a、12bの流量の関数となり、流出流路14bの流量は、分岐流路12c、12d、12eの流量の関数となる。
【0054】
第1の実施の形態では、閉状態の制御弁に圧力がかかり、制御弁が消耗する場合があるが、第2の実施の形態に係る流量制御装置1によると、押圧液をどちらかの流路に流すので、制御弁13a、…、13eに圧力がかからない。よって、制御弁の消耗が少なくなる利点がある。
【0055】
分岐流路12a、…、12eを構成する流路の太さ・形状は、図3及び図4と同様に、それぞれ独立に決めることができる。図18において、流出流路14aと14bが繋げられ、検査チップ上の同じ流入流路に加圧を行っても構わず、それぞれ異なる検査チップ上の流入流路に加圧を行っても構わない。又、第2の実施の形態に係る流入制御部1によると、絶えず二方向のどちらかの流路には押圧液が流れるため、検査チップ上の加圧に使用しない押圧液は、図1に示す還元流路8によって、圧力源3に還元される。このため、余分な押圧液を効率的に回収し、加圧装置33内で再利用することができる。
【0056】
又、第2の実施の形態に係る流量制御装置1は、図19に示すような構造にしてもよい。即ち、圧力源3に繋がった流入流路11a、分岐点5Aにおいて、流入流路11aを2本に分岐し流入流路11b、11cとし、分岐点5Bにおいて、流入流路11bを5本の分岐流路12a、…、12eに分岐し、分岐点5Cにおいて、流入流路11cを5本の分岐流路12f、…、12jに分岐する流路構成としてもよい。それぞれの分岐流路12a、…、12jは、圧力源3からの押圧液の流れを二方向に切り替える制御弁13a、…、13jを備える。そして、制御弁13a、13b、13f、13g、13h、13iは、左側の流路に押圧液を流し、制御弁13c、13d、13e、13jは右側の流路の押圧液を流している。図19では、説明の便宜のために、圧力がかかっている部分(押圧液が流れている部分)を斜線で示している。
【0057】
図19に示す分岐流路12a、…、12eのうち、制御弁で切り替えられた左側の流路を図20(a)に、右側の流路を図20(b)に、図19に示す分岐流路12f、…、12jのうち、制御弁で切り替えられた左側の流路を図20(c)に、右側の流路を図20(d)に示す。図20(a)に示すように、分岐流路12a、…、12eの左側の流路は、混合点5Dで1本となった流出流路14aに繋がる。一方、図20(b)に示すように、分岐流路12a、…、12eの右側の流路は、混合点5Eで1本となった流出流路14bに繋がる。又、図20(c)に示すように、分岐流路12f、…、12jの左側の流路は、混合点5Fで1本となった流出流路14cに繋がる。一方、図20(d)に示すように、分岐流路12f、…、12jの右側の流路は、混合点5Gで1本となった流出流路14dに繋がる。このような構成では、5本の分岐流路12a、…、12j各々を流れる流量は圧力Pの関数として決まるので、制御弁13a、…、13jの切り替えで押圧液を流す分岐流路12a、…、12jの方向を制御することにより、流出流路14a、14b、14c、14dに吐出される流量比をコントロールすることができる。流出流路14aの流量は、分岐流路12a、12bの流量の関数となり、流出流路14bの流量は、分岐流路12c、12d、12eの流量の関数となり、流出流路14cの流量は、分岐流路12f、12g、12h、12iの流量の関数となり、流出流路14dの流量は、分岐流路12jの流量の関数となる。
【0058】
次に、図17〜図20において説明した制御弁の詳細について、図21を参照しながら説明する。制御弁13の中には、分岐流路である流路131a、131bの径よりも大きい磁性材料のビーズ132が挿入されている。流路となる溝を切ったシリコンチップに、ビーズ132を挿入してから他のチップを張り合わせれば、このような構成は容易に実現できる。
【0059】
ビーズ132は、流路131a、131bの外部から、矢印A又はBの方向に静電力や磁気力を非接触で作用させ移動させることが可能である。ビーズ132が位置Aにある場合は、第1の流路131aが遮断され、第2の流路131bへ押圧液を流す。一方、ビーズ132が位置Bにある場合は、第2の流路131bが遮断され、第1の流路131aへ押圧液を流す。静電力を加える場合は、矢印A−Bに沿って電極アレイを設ければよく、電磁力の場合は、矢印A−B方向に磁界が生じるようにμコイルを配すればよい。このような構成では、当然押圧液のシール構造を必要としないという利点がある。
【0060】
第2の実施の形態に係る流量制御システムによると、流量制御装置1の分岐流路12a、…、12jによって、流量を細かく制御することができるので、大規模かつ高価なシステムを用いることなく、試料の正確な混合を行うことができる。又、制御弁13a、…、13jは二方向に流路を切り替える機能を有するので、制御弁13a、…、13j自体に圧力がかからない。よって、制御弁の消耗が少なくなる利点がある。
【0061】
(その他の実施の形態)
本発明は上記の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0062】
例えば、本発明の実施の形態に係る流量制御装置1において、分岐流路を5本設けることを図示したが、この本数に制限はなく、本数が増えるほど精度の高い流量制御が可能となる。
【0063】
又、本発明の実施の形態において、検出センサ9は、図1においては検査チップ51上の流入流路52a、52bに、図3や図4においては流入制御部1の流出流路14に設けられることを説明したが、検出センサ9の位置はこれに限らず、検査チップ51上及び流入制御部1のチップ上の任意の微細流路に設けることが可能である。
【0064】
又、μヒータアレイ112、電極アレイ113は流路壁の片側だけでなく、図9に示すセンサアレイ95a、95bのように、流路壁両側に配されていてもよい。
【0065】
又、本発明の第2の実施の形態において、制御弁13は二方向に押圧液の流れを切り替えるが、これを三方向などより複数の方向に切り替える構成にしてもよい。
【0066】
又、本発明の実施の形態において、圧力源3として押圧液を用いたが、圧力を加える方法はこれに限らず、気体などを用いても構わない。
【0067】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0068】
【発明の効果】
本発明によると、試料の正確な混合を行い、小型で安価な流量制御装置及び流量制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る流量制御システムの構成図である。
【図2】図1の圧力源の詳細を示す図である。
【図3】図1の流量制御装置の詳細を示す図である(その1)。
【図4】図1の流量制御装置の詳細を示す図である(その2)。
【図5】図2及び図3の制御弁の詳細を示す図である(その1)。
【図6】図2及び図3の制御弁の詳細を示す図である(その2)。
【図7】図1、図3及び図4に示す検出センサの一例である(その1)。
【図8】図1、図3及び図4に示す検出センサの一例である(その2)。
【図9】図1、図3及び図4に示す検出センサの一例である(その3)。
【図10】第1の実施の形態に係る流量制御装置あるいは検査部上の微細流路の拡大図である。
【図11】図2及び図3の微細流路の一形態を示す図である。
【図12】図12に示す微細流路をチップ上に築いた図である。
【図13】第1の実施の形態に係る流量制御システムの送液方法の一例を示す図である。
【図14】図13に電極アレイを配置した図である。
【図15】第1の実施の形態に係る流量制御システムの試料用容器の挿入方法を説明する図である。
【図16】図15の挿入完了を示す図である。
【図17】第2の実施の形態に係る流量制御システムの流量制御装置の詳細を示す図である(その1)。
【図18】(a)は、図17の一の流出流路を示す図であり、(b)は、図17の別の流出流路を示す図である。
【図19】第2の実施の形態に係る流量制御システムの流量制御装置の詳細を示す図である(その2)。
【図20】図19の複数の流出流路を示す図である。
【図21】図17〜20の制御弁の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 流量制御装置
11、11a、11b、11c 流入流路
12a、…、12j 分岐流路
13、13a、…、13j 制御弁
131 流路
131a 第1の流路
131b 第2の流路
132 ビーズ
14、14a、14b 流出流路
15 チップ
2 コントローラ
3 圧力源
31 押圧液貯留部
32 ポンプ
33 加圧装置
331 押圧液押し出し部
332 押圧液
34 加圧用流路
4 試料挿入部
41 第1の挿入管
411 押圧液
412 ストッパ
42 試料用容器
421 試料
422a、422b 密封蓋
43 第2の挿入管
5 検査部
51 検査チップ
52、52a、52b 流入流路
53 混合部
54 混合流路
55 検査流路
56 空気抜き流路
6 投光手段
7 受光手段
8 還元流路
9、9a、9b 検出センサ
91 白金電極
92 流速センサ
93 微小膜
94 流路壁
95 センサアレイ
110 試料
110a 第1の試料
110b 第2の試料
111a 液体試料
111b 不活性液
111c 押圧液
111d 気体
112 μヒータアレイ
113 電極アレイ
114 絶縁層

Claims (5)

  1. 圧力源から押圧された流体を複数に分岐する分岐流路、該分岐流路毎に設けられ、前記分岐流路を通過する流体の流れを制御する制御弁を有する流量制御装置と、
    前記制御弁の動作を制御するコントローラと、
    前記分岐流路によって分岐された流体に押圧されることにより、検査部に試料を挿入する試料挿入部と、
    前記液体が通過する流路に沿って設けられ、前記流体が前記流路を通過した際、その流体の境界面を検出する複数の検出センサと
    を備えることを特徴とする流量制御システム。
  2. 圧力源から押圧された流体を複数に分岐する分岐流路、該分岐流路毎に設けられ、前記分岐流路を通過する流体の流れを制御する制御弁を有する流量制御装置と、
    前記制御弁の動作を制御するコントローラと、
    前記分岐流路によって分岐された流体に押圧されることにより、検査部に試料を挿入する試料挿入部と、
    前記流体が前記流路を通過した際、その流体の境界面を検出する検出センサと、
    前記液体が通過する流路の外側に設けられた微小ヒータと
    を備え、前記コントローラは、前記検出センサの検出結果をもとに前記微小ヒータを制御することを特徴とする流量制御システム。
  3. 前記コントローラは、前記流体の流れを大きく制御する際には前記圧力源、前記流体の流れを小さく制御する際には前記微小ヒータを用いることを特徴とする請求項2に記載の流量制御システム。
  4. 前記コントローラは、前記流体の流れを大きく制御する際には前記制御弁、前記流体の流れを小さく制御する際には前記微小ヒータを用いることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の流量制御システム。
  5. 圧力源から押圧された流体を複数に分岐する分岐流路、該分岐流路毎に設けられ、前記分岐流路を通過する流体の流れを制御する制御弁を有する流量制御装置と、
    前記制御弁の動作を制御するコントローラと、
    前記分岐流路によって分岐された流体に押圧されることにより、検査部に試料を挿入する試料挿入部と
    を備え、前記流量制御装置内の前記流体の流路は、その外側に電極アレイを備えることを特徴とする流量制御システム。
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