JP3753924B2 - 流体噴射ノズルとその流体噴射ノズルを備えた流体噴射弁 - Google Patents

流体噴射ノズルとその流体噴射ノズルを備えた流体噴射弁 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体噴射弁本体の噴射口から噴射された流体の流れ方向を制御する流体噴射ノズルとその流体噴射ノズルを備えた流体噴射弁に関する。なお、流体噴射弁の代表例としては、例えば車両用のエンジン(内燃機関ともいう)に燃料を噴射して供給する燃料噴射弁を挙げることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来の燃料噴射ノズルには、例えば、特許公開公報(特開平11−200998号公報参照)により開示されたものがある。その特許公開公報の燃料噴射ノズルについて図27及び図28を参照して説明する。図27は燃料噴射ノズルの周辺部の断面図、図28は燃料噴射ノズルの一部破断平面図である。図27に示すように、燃料噴射弁本体101は、燃料通路を形成する内壁面に弁座103a及び噴射口103bを設けたバルブシート103と、弁座103aに当接可能な当接部104aを有するバルブ104とを備えている。
【0003】
燃料噴射弁本体101は、バルブ104の当接部104aがバルブシート103の弁座103aに対し離れること(いわゆる開弁)により、バルブシート103の噴射口103bから燃料を噴射する。また、バルブ104の当接部104aがバルブシート103の弁座103aに対し当接すること(いわゆる閉弁)により前記燃料の噴射を遮断する。
【0004】
燃料噴射ノズル105は、上下2枚のプレート材151,153を備える。上側のプレート材151は、バルブシート103の下流側(図27における下側)に配置されている。上側のプレート材151は、板厚方向に貫通する8個の入口孔部151aを有している(図28参照)。
【0005】
図27に示すように、下側のプレート材153は、上側のプレート材151の下流側(図27における下側)に重ねるようにして前記バルブシート103に取付けられている。下側のプレート材153は、燃料上流側に凹面153bを有している。凹面153bは、前記上側のプレート材151の燃料下流側の面との間に略円板状の燃料室155を形成する。また、下側のプレート材153は、板厚方向に貫通する4個の出口孔部153aを有している(図28参照)。
【0006】
上記した燃料噴射ノズル105では、燃料噴射弁本体101の開弁によりバルブシート103の噴射口103bから噴射された燃料が上側のプレート材151の入口孔部151aを通って燃料室155を通り、出口孔部153aを通じて噴出される。なお、上側のプレート材151の入口孔部151aと、燃料室155と、下側のプレート材153の出口孔部153aは、本明細書でいう「燃料の流れ方向を段階的に制御する孔部」に相当し、本明細書でいう「燃料噴射ノズルの噴孔」を形成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の燃料噴射ノズル105によると、燃料室155において、上側のプレート材151の入口孔部151aを通じて流入した燃料に対し、下側のプレート材153の凹面153bに沿った横方向の流れが形成される。これにより、その燃料室155の中央部付近で燃料の流れ同士の衝突が生じ、燃料の流れが乱される。このため、燃料室155から出口孔部153aに流れる燃料の勢いが低下され、燃料の微粒化が十分でない。
【0008】
なお、従来の流体噴射ノズルにおける燃料室を燃料の流れ同士の衝突が生じないように分割したものがある(例えば、ドイツ国特許出願公開明細書(DE 197 03 200 A1中、FIG3,FIG4参照)。しかしながら、分割された燃料室に対し出口孔部が直角をなしている。このため、燃料の剥離効果が小さく、燃料の微粒化が十分といえない。
【0009】
本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、流体の微粒化を促進することのできる流体噴射ノズルとその流体噴射ノズルを備えた流体噴射弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する請求項1の発明は、特許請求の範囲の請求項1に記載された構成を要旨とする流体噴射ノズルである。なお、本明細書でいう「孔部」とは流体の流れ方向を制御する機能を有する孔部をいい、その機能を有しない孔部を含むものではない。また、本明細書でいう「入口側の孔部」とは、長孔部の上流側の孔部をいい、長孔部に入口孔部が直接的連通するものだけでなく、長孔部に入口孔部が間接的に連通するものを含む。また、本明細書でいう「長孔部に対し出口孔部が鋭角をなしている」とは、長孔部の孔自体と出口孔部の孔自体とが鋭角をなし、長孔部から出口孔部への流体の流れの内側に鋭角のエッジ部が形成されることをいう。
【0011】
このように構成すると、流体噴射弁本体の開弁により噴射口から噴射された流体は、噴孔の入口孔部及び出口孔部を含む3段以上の孔部を通ることにより流れ方向が段階的に制御されてから噴出される。
しかして、長孔部に流れ込んだ流体がその長孔部を流れることにより、その流体の流れが指向性をもった横方向の流れとされる。
さらに、長孔部に対し出口孔部が鋭角をなしていることにより、流体の前記指向性をもった横方向の流れが長孔部から出口孔部に流れるときに、流体に対する剥離効果が増大される。
したがって、流体に指向性をもった横方向の流れが得られることと、その指向性をもった流体に対する剥離効果が増大されることとの相乗作用によって、流体の微粒化を促進することができる。
【0012】
請求項2の発明は、特許請求の範囲の請求項2に記載された構成を要旨とする流体噴射ノズルである。このように構成すると、出口孔部に対し長孔部に連通する入口側の孔部がノズル中央側に配置される場合(例えば、前述のドイツ国特許出願公開明細書(DE 197 03 200 A1中、FIG3,FIG4参照))と比べて、出口孔部をノズル中央側にコンパクトに配置することができる。
【0013】
請求項3の発明は、特許請求の範囲の請求項4に記載された構成を要旨とする流体噴射ノズルである。このように構成すると、3枚以上のプレート材を重ねることによって、3段以上の孔部を有する噴孔を容易に形成することができる。
【0014】
請求項4の発明は、特許請求の範囲の請求項5に記載された構成を要旨とする流体噴射ノズルである。このように構成すると、流体噴射弁本体の噴射口を形成する部材とは別の部材に噴孔の孔部を形成する場合と比べ、前記別の部材を排除して部品点数を削減することができる。なお、流体噴射弁本体の噴射口を形成する部材には1段の孔部に限らず複数段の孔部を形成するものが含まれる。
【0015】
請求項5の発明は、特許請求の範囲の請求項3に記載された構成を要旨とする流体噴射ノズルである。このように構成すると、噴孔の連通し合う孔部のうち少ない個数の孔部を有する部材の孔あけ数が削減されるので、その部材の生産性を向上することができる。
【0016】
請求項6の発明は、特許請求の範囲の請求項6に記載された構成を要旨とする流体噴射ノズルである。このように構成すると、長孔部を有する部材と出口孔部を有する部材との組付けにばらつきがあっても、長孔部の孔幅W内に孔径φdの出口孔部を対応させることができる。したがって、前記組付けのばらつきに起因する流量のばらつきを低減することができる。
【0017】
請求項7の発明は、特許請求の範囲の請求項7に記載された構成を要旨とする流体噴射ノズルである。このように構成すると、長孔部から出口孔部に流れる燃料が出口孔部の口縁部の周囲に周り込むことを防止し、流体に対する剥離効果を一層増大させることができる。
【0018】
請求項8の発明は、特許請求の範囲の請求項8に記載された構成を要旨とする流体噴射ノズルである。このように構成すると、長孔部を有する部材と出口孔部を有する部材との組付けにばらつきがあっても、長孔部の最大幅Waに対し出口孔部の一定幅の有効長さLの部分を対応させることができる。したがって、前記組付けのばらつきに起因する流量のばらつきを低減することができる。なお、長孔部の最大幅Waとは、出口孔部に連通する長孔部が1個の場合は長孔部の孔幅であり、出口孔部に連通する長孔部が2個の場合は2個の長孔部を含む孔幅であり、出口孔部に連通する長孔部が3個の場合は3個の長孔部を含む孔幅をいう。
【0019】
請求項9の発明は、特許請求の範囲の請求項9に記載された構成を要旨とする流体噴射弁である。このように構成すると、流体の微粒化を促進することのできる流体噴射ノズルを備えた流体噴射弁を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
実施の形態1を説明する。図1に流体噴射ノズルの周辺部が正断面図で示されている。図1に示すように、燃料噴射弁の主体をなす燃料噴射弁本体1は、バルブボデー2とバルブシート3とバルブ4とを主要構成部品として構成されている。
【0021】
バルブボデー2は、ほぼ円筒状に形成されており、その先端部(図1における下端部)内にバルブシート3を内蔵している。バルブシート3は、燃料通路を形成する内壁面に形成された円環状の弁座3a、及び、その弁座3aの下方に形成された円形の噴射口3bを有している。また、バルブ4は、ニードルバルブからなるもので、バルブシート3内に嵌挿されている。バルブ4は、前記弁座3aに当接可能な球状の当接部4aを有している。なお、例えばバルブボデー2は磁性を有するステンレス製であり、バルブシート3及びバルブ4はステンレス製である。
【0022】
前記バルブ4は、軸方向(図1において上下方向)の開閉によりバルブシート3の噴射口3bからの燃料の噴射を断続する。すなわち、バルブ4の当接部4aがバルブシート3の弁座3aに対し離れること(いわゆる開弁)により、バルブシート3の噴射口3bから燃料を噴射する。また、バルブ4の当接部4aがバルブシート3の弁座3aに対し当接すること(いわゆる閉弁)により前記燃料の噴射を停止する。この燃料噴射弁本体1は、周知のものとほとんど同一構成であるから、その詳細な説明については省略する。
【0023】
前記バルブシート3の下流側(図1における下側)には、噴射口3bから噴射された燃料を微粒化するための燃料噴射ノズル5が配置されている。図1の部分拡大図が図2に示されている。なお、本明細書においては、燃料噴射弁本体1に燃料噴射ノズル5を備えたものが燃料噴射弁に相当する。
【0024】
図2に示すように、燃料噴射ノズル5は、積層状をなす3枚のステンレス製のプレート材51,52,53を備えている。なお説明の都合上、上流側のプレート材51を第1のプレート材、中央のプレート材52を第2のプレート材、下流側のプレート材53を第3のプレート材と称する。なお、各プレート材51,52,53はそれぞれ円板状に形成されている。
【0025】
3枚のプレート材51,52,53は積層状に重ねられている。燃料噴射ノズル5の外周部には、図1に示すように、上方に折り曲げられた嵌合片部5bが形成されている。その嵌合片部5bは、前記バルブシート3の下端部(図1において下端部)に嵌合されている。バルブシート3の下端面には第1のプレート材51が接面される。
【0026】
図1に示すように、前記第3のプレート材53の下端面には、ほぼリング状をなすステンレス製のプレートホルダー54が配置されている。プレートホルダー54は、断面ほぼL字状に形成されている。プレートホルダー54の一方の片部54aは、前記バルブシート3に対し前記3枚のプレート材51,52,53を間にして例えばレーザー溶接により取り付けられている。また、プレートホルダー54の他方の片部54bは、一方の片部54aの外周部から図1において下方に折り曲げられており、前記バルブボデー2に対し例えばレーザー溶接により取り付けられている。
【0027】
ところで、前記燃料噴射ノズル5は、図2に示すように、噴孔5aを有している。噴孔5aは、燃料噴射弁本体1の噴射口3bから噴射された燃料の流れ方向を段階的に制御するもので、次に述べるように構成されている。
【0028】
燃料噴射ノズル5の噴孔5aは、第1のプレート材51に形成された入口孔部51aと、第2のプレート材52に形成された長孔部52aと、第3のプレート材53に形成された出口孔部53aとによって形成されている。図3に図2の要部拡大図が示され、図4に図2のIV−IV線断面図が示されている。また、図5に第1のプレート材51の部分平面図、図6に第2のプレート材52の部分平面図、図7に第3のプレート材53の部分平面図が示されている。なお、第2のプレート材52の長孔部52aは、本明細書でいう「出口孔部に一端部が連通する孔部」に相当する。また、第1のプレート材51の入口孔部51aは本明細書でいう「入口側の孔部」に相当する。
【0029】
第1のプレート材51を説明する。図5において、第1のプレート材51には、入口孔部51aが縦方向に4個ずつ所定間隔を隔てて並ぶ左右2列の8個と、左右両端に1個ずつの計10個配置されている。入口孔部51aは、円形状をなしており、第1のプレート材51を板厚方向に貫通している(図3参照)。また入口孔部51aは、前記噴射口3b(図1参照)内に収まるように配置されている。また図5に示すように、左右両端に位置する入口孔部51aは、平面において噴射口3bの内周面に内接する状態で形成されている。また、左右2列の上下両端に位置する入口孔部51aは、平面において噴射口3bの内周面から少し離れて形成されている。
【0030】
次に、第2のプレート材52を説明する。図6において、第2のプレート材52には、長孔部52aが前記入口孔部51aと同様に計10個配置されている。長孔部52aは、ノズル軸線L1(図1参照)に交差する方向、例えば図5においてほぼ左右方向に延びるほぼ長細状に形成されており、第2のプレート材52を板厚方向に貫通している(図3参照)。また、左右2列に位置する長孔部52aは、それぞれノズル中央側に向けて傾斜している。なお、長孔部52aの外端部52b及び内端部52cは、ほぼ円弧状に形成されている。上記した各長孔部52aの外端部52bは、前記第1のプレート材51の各入口孔部51aと連通する(図3及び図4参照)。なお、長孔部52aの外端部52bが上流側の端部に相当し、その内端部52cが下流側の端部に相当する。
【0031】
次に、第3のプレート材53を説明する。図7において、第3のプレート材53には、出口孔部53aが前記入口孔部51a及び長孔部52aと同様に計10個配置されている。出口孔部53aは、円形状に形成されており、第3のプレート材53を板厚方向に貫通している(図3参照)。また、出口孔部53aは、図3に示すように、燃料の噴出方向下流(図3において下方)にむけてノズル軸線L1から遠ざかる方向に例えば40°の傾斜角θ1で傾斜している。上記した各出口孔部53aは、前記第2のプレート材52における長孔部52aの内端部52cと連通する(図3及び図4参照)。
【0032】
また、出口孔部53aは、前に述べたように、ノズル軸線L1に対し傾斜角θ1をもって傾斜している(図3参照)。これにより、出口孔部53aが長孔部52aに対し鋭角をなしており、ほぼ折り返し状をなしている。また、図9に断面図で示すように、長孔部52aから出口孔部53aへの燃料の流れ(図3中、矢印参照)の内側に傾斜角θ2(本例の場合、90°−θ1=50°)のエッジ部53bが形成されている。なお、エッジ部53bの傾斜角θ2は、鋭角すなわち直角よりも小さい角度であれば良い。
【0033】
なお、前記第1のプレート材51の入口孔部51a、第2のプレート材52の長孔部52a、第3のプレート材53の出口孔部53aは、それぞれのプレート材51,52,53に対するプレス加工によって形成されている。また、第3のプレート材53の板厚は、噴射する燃料に指向性を付与するのに必要な出口孔部53aの長さを稼ぐことのできる大きさに設定される。なお、各プレート材51,52,53のそれぞれ板厚は例えば同一に設定される。
【0034】
さらに、長孔部52aと出口孔部53aは、次の寸法関係をもって形成されている。図8に燃料噴射ノズルの要部平面図、図9に図8のIX−IX線断面図が示されている。図8及び図9において、長孔部52aの孔幅W(内端部52cの半径Rの2倍に相当する)と出口孔部53aの孔径φdとが、
W−T≧φd
W≦3φd
の条件を満たす値に設定されている。ここで、Tは、第2のプレート材52と第3のプレート材53との組付けによるプレート材相互のばらつきの公差(図示されない)である。
【0035】
なお、入口孔部51aの孔径φd1(図9参照)は、
φd1−T≧W
の条件を満たす値に設定されている。
【0036】
また、入口孔部51aと出口孔部53aとのオフセット量Sは、例えば図10の特性線図に基づいて設定されている。図10において、横軸は入口孔部51aと出口孔部53aとのオフセット量S(mm)を示し、縦軸は噴霧粒径SMD(μm)を示している。図10中、点線は従来のインジェクタの噴霧粒径SMD(μm)のレベルを示し、実線が本実施の形態による噴霧粒径SMD(μm)の実験結果をまとめたものである。図10から明らかなように、オフセット量Sが小さすぎると噴霧粒径SMDが大きくなり、所定値以上で一定となる。
【0037】
なお、本実施の形態の場合、燃料噴射ノズル5を備えた燃料噴射弁は、ノズル軸線L1(図1参照)の上方が天上に向くようにしてエンジンに搭載される。このようにエンジンに搭載すると、燃料噴射ノズル5の噴孔5a内から燃料ベーパが上方へ抜けやすくなるため、燃料噴射弁の高温に対する性能を向上することができる。
【0038】
上記した燃料噴射ノズル5によると、燃料噴射弁本体1の開弁により噴射口3bから噴射された燃料は、噴孔5aの3段の孔部51a,52a,53aを通ることにより流れ方向が段階的に制御(図3中、矢印参照)されてから噴出(図3中、二点鎖線F参照)される。
【0039】
しかして、長孔部52aに流れ込んだ燃料がその長孔部52aを流れることにより、その燃料の流れが指向性をもった横方向の流れ(図8中、矢印参照)とされる。
さらに、長孔部52aに対し出口孔部53aが鋭角をなしていることにより、燃料の前記指向性をもった横方向の流れが長孔部52aから出口孔部53aに流れるときに、燃料に対する剥離効果が増大される(図3中、二点鎖線F1参照)。燃料に対する剥離効果は、燃料の流れの内側に位置するエッジ部53bによって付与される。
したがって、燃料に指向性をもった横方向の流れが得られることと、その指向性をもった燃料に対する剥離効果が増大されることとの相乗作用によって、燃料の微粒化を促進することができる。なお、実験によって、本実施の形態の燃料噴射ノズル5が従来の燃料噴射ノズルよりも噴霧粒径を30〜35%程度小さいことが確認された。また、図8中、符号Yが付された矢印は、長孔部52aから出口孔部53aに流れる燃料のうちの一部が出口孔部53aの口縁部の周囲に周り込む状態を示している。
【0040】
上記したように、燃料噴射ノズル5の噴孔5aから噴射される燃料の微粒化が促進されることにより、燃料が広範囲に渡って空気と混合しやすく燃料の燃焼効率が増大するので、排気ガス中に排出される有害物質および燃料消費量を低減することができる。
【0041】
また、長孔部52aの入口側の孔部すなわち入口孔部51aに対し出口孔部53aがノズル中央側に配置されている。これにより、出口孔部53aに対し入口孔部51aがノズル中央側に配置される場合(例えば、前述のドイツ国特許出願公開明細書(DE 197 03 200 A1中、FIG3,FIG4参照))と比べて、出口孔部53aをノズル中央側にコンパクトに配置することができる。
【0042】
また、各孔部51a,52a,53aをそれぞれ有する3枚のプレート材51,52,53を重ねることによって噴孔5aが形成されている。これにより、3枚のプレート材51,52,53を重ねることによって、3段の孔部51a,52a,53aを有する噴孔5aを容易に形成することができる。
【0043】
また、第2のプレート材52と第3のプレート材53の組付けにより相互に連通される長孔部52aと出口孔部53aとにおいて、プレート材相互のばらつきの公差をTとしたとき、長孔部52aの孔幅Wと出口孔部53aの孔径φdとが、
W−T≧φd
の条件を満たす値に設定されている。これにより、長孔部52aを有する第2のプレート材52と出口孔部53aを有する第3のプレート材53との組付けにばらつきがあっても、長孔部52aの孔幅W内に孔径φdの出口孔部53aを対応させることができる。したがって、前記組付けのばらつきに起因する流量のばらつきを低減することができる。
【0044】
なお、図11には長孔部52aの孔幅Wに対する出口孔部53aの孔径φdの比率(W/φd)と噴霧粒径との関係を示す特性線図が示されている。図11において横軸は比率(W/φd)を示し、縦軸は噴霧粒径SMD(μm)を示している。図11から明らかなように、比率(W/φd)を1(W=d)に近づけるほど、噴霧粒径SMD(μm)が小さくなるため微粒化が良くなる。しかし、第2のプレート材52と第3のプレート材53との組付けの精度上、W1=d2とすることが困難なため、比率(W−T/φd)を1に近づけることにより、燃料の微粒化を図るとよい。
【0045】
また、燃料噴射ノズル5を備えている燃料噴射弁である。これにより、燃料の微粒化を促進することのできる燃料噴射ノズル5を備えた燃料噴射弁を提供することができる。
【0046】
[実施の形態2]
実施の形態2を図12および図13により説明する。図12は燃料噴射ノズル5の部分断面図、図13はバルブシート3の部分下面図である。実施の形態2は、実施の形態1の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施の形態1と実質的に同一部分に同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0047】
図12に示すように、実施の形態2においては、燃料噴射弁本体1の噴射口3bを形成する部材(すなわちバルブシート3)の噴射口3bの下流側の端面(図12において下端面)に端板部3cを一体に形成している。そして、端板部3cに入口孔部51aを形成したものである(図13参照)。なお、図12に示すように、バルブシート3に第2のプレート材52を接面した状態で、バルブシート3に第2のプレート材52及び第3のプレート材53が実施の形態1と同様に取り付けられている。
【0048】
上記のように構成すると、バルブシート3とは別の部材(実施の形態1における第1のプレート材51参照)に対し入口孔部51aを形成する場合(実施の形態1参照)と比べ、第1のプレート材51を排除して部品点数を削減することができる。
【0049】
[実施の形態3]
実施の形態3を図14および図15により説明する。図14は燃料噴射ノズル5の部分断面図、図15はバルブシート3の部分下面図である。実施の形態3は、実施の形態2の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施の形態2と実質的に同一部分に同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0050】
図14に示すように、実施の形態3では、燃料噴射弁本体1の端板部3cに対し、入口孔部51aに加えて長孔部52aを一体に形成したものである(図15参照)。なお、図14に示すように、バルブシート3に第3のプレート材53を接面した状態で、バルブシート3に第3のプレート材53が実施の形態2と同様に取り付けられている。
【0051】
このように構成すると、バルブシート3とは別の部材(実施の形態1における第1のプレート材51及び第2のプレート材52参照)に対し入口孔部51a及び長孔部52aを形成する場合(実施の形態1参照)と比べ、第1のプレート材51及び第2のプレート材52を排除して部品点数を削減することができる。
【0052】
[実施の形態4]
実施の形態4を図16により説明する。図16は燃料噴射ノズル5の図4に対応する部分断面図である。実施の形態4は、実施の形態1の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施の形態1と実質的に同一部分に同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0053】
図16に示すように、実施の形態4では、実施の形態1の第1のプレート材51における左右2列の各4個の入口孔部51a(図4参照)が、縦に2個ずつ連続した形の長細状の入口孔部(符号、51Aを付す)として同プレート材51に形成されている。すなわち、各入口孔部51Aには、第2のプレート材52におけるそれぞれ2個ずつの長孔部52aが連通されている。
【0054】
このように構成すると、噴孔5aの連通し合う入口孔部51Aと長孔部52aが互いに異なる個数となっているので、少ない個数の入口孔部(51A,51a)を有する第1のプレート材51に対する孔あけ数が削減されるので、そのプレート材51の生産性を向上することができる。なお、本実施の形態を実施の形態2(図12参照)に適用した場合には、バルブシート3の生産性を向上することができる。また、1個の入口孔部に3個以上の長孔部52aを連通することもできる。
【0055】
[実施の形態5]
実施の形態5を説明する。図17は燃料噴射ノズル5の図4に対応する部分断面図、図18は第3のプレート材53の部分平面図である。実施の形態5は、実施の形態1の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施の形態1と実質的に同一部分に同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0056】
図17に示すように、実施の形態5では、実施の形態1の第3のプレート材53における左右2列の計4個の出口孔部53a(図4参照)が、縦に2個ずつ連続した形の長細状の出口孔部(符号、53Aを付す)として同プレート材53に形成されている(図18参照)。すなわち、各出口孔部53Aには、第2のプレート材52におけるそれぞれ2個ずつの長孔部52aが連通されている。また、出口孔部53A及び53aは、長孔部52aに対し交差する方向に関して一定幅Wbを有している。
【0057】
このように構成すると、噴孔5aの連通し合う出口孔部53Aと長孔部52aが互いに異なる個数となっているので、少ない個数の出口孔部(53A,53a)を有する第3のプレート材53に対する孔あけ数が削減されるので、そのプレート材53の生産性を向上することができる。
【0058】
また、出口孔部53A,53aが長孔部52aに対し交差する方向に関して一定幅Wbを有している。これにより、長孔部52aから出口孔部53A,53aに流れる燃料が出口孔部53aの口縁部の周囲に周り込むこと(図8中、矢印Y参照)を防止し、燃料に対する剥離効果を一層増大させることができる。
【0059】
さらに、長孔部52aと出口孔部53aは、次の寸法関係をもって形成されている。図19に燃料噴射ノズルの要部平面図、図20に図19のXX−XX線断面図である。図19及び図20において、長孔部52aの最大幅Wa(=W)と出口孔部53aの一定幅Wbの有効長さLとが、
Wa≦L+Ta
の条件を満たす値に設定されている。ここで、Taは、第2のプレート材52と第3のプレート材53との組付けによるプレート材相互のばらつきの公差(図示されない)である。
【0060】
同様に、長孔部52aと出口孔部53Aは、次の寸法関係をもって形成されている。図17及び図18において、長孔部52aの最大幅(出口孔部53Aに連通する2個の長孔部52aを含む最大幅)Waと出口孔部53Aの一定幅Wbの有効長さLとが、
Wa≦L+Ta
の条件を満たす値に設定されている。
【0061】
このように構成すると、第2のプレート材52と第3のプレート材53との組付けにばらつきがあっても、長孔部52aの最大幅Waに対し出口孔部53A,53aの一定幅Wbの有効長さLの部分を対応させることができる。したがって、前記組付けのばらつきに起因する流量のばらつきを低減することができる。なお、実験によって、本実施の形態の燃料噴射ノズル5が実施の形態1の燃料噴射ノズルよりも噴霧粒径を20〜30%程度小さいことが確認された。
【0062】
[実施の形態6]
実施の形態6を図21〜図22により説明する。図21は燃料噴射ノズル5の図4に対応する部分断面図、図23は第3のプレート材53の部分平面図である。実施の形態6は、実施の形態5の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施の形態5と実質的に同一部分に同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0063】
図21に示すように、実施の形態6では、実施の形態5(図17参照)の第3のプレート材53における左右2列の計4個の出口孔部53aが、縦に1個ずつ連続した形の長細状の出口孔部(符号、53Bを付す)として同プレート材53に形成されている(図22参照)。図21に示すように、各出口孔部53Bには、第2のプレート材52における各列それぞれ4個ずつの長孔部52aが連通されている。また、出口孔部53B及び53aは、長孔部52aに対し交差する方向に関して一定幅Wbを有している。
【0064】
また、実施の形態5と同様に、長孔部52aと出口孔部53Bは、図21及び図22に示すように、長孔部52aの最大幅(出口孔部53Bに連通する2個の長孔部52aを含む最大幅)Waと出口孔部53Aの一定幅Wbの有効長さLとが、
Wa≦L+Ta
の条件を満たす値に設定されている。なお、Taは、第2のプレート材52と第3のプレート材53との組付けによるプレート材相互のばらつきの公差(図示されない)である。
【0065】
[実施の形態7]
実施の形態7を図23〜図26により説明する。図23は燃料噴射ノズル5の部分平面図、図24は第1のプレート材51の部分平面図、図25は第2のプレート材の部分平面図、図26は第3のプレート材53の部分平面図である。実施の形態7は、実施の形態4(図16参照)の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施の形態4と実質的に同一部分に同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0066】
図23に示すように、実施の形態7では、実施の形態4(図16参照)の第1のプレート材51における左右の各5個の入口孔部51aが、各列1個ずつ湾曲する連続した形のほぼ長円状の入口孔部(符号、51Bを付す)として同プレート材51に形成されている(図24参照)。また、図23に示すように、各入口孔部51Bには、第2のプレート材52におけるそれぞれ5個ずつの長孔部52a(図25参照)が連通されている。なお、各長孔部52aには、第3のプレート材53におけるそれぞれの出口孔部53a(図26参照)が連通されている。また、入口孔部51Bを形成したことにより、第2のプレート材52の長孔部52aの位置及び傾き、第3のプレート材53の出口孔部53aの位置に若干変更が加えられている(図25及び図26参照)。
【0067】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、燃料に限らず、その他の燃料の燃料噴射ノズル5及び燃料噴射弁として適用することができる。また、一つのプレート材に、相互に連通する2つの孔部、例えば入口孔部51aと長孔部52a、又は、長孔部52aと出口孔部53aとを同時に形成しても良い。また、3段以上の孔部からなる噴孔を形成するために、孔部を有するプレート材を使用したが、プレート材を使用しないで前記噴孔を形成することも可能である。また、上記実施の形態では、噴孔5aを3段の孔部51a,52a,53aによって形成したが、その噴孔5aを4段以上の孔部によって形成してもよい。また、入口孔部51a、長孔部52a、出口孔部53aの個数、形状は上記実施の形態のものに限定されるものではなく、適宜変更することができる。また、上記した実施の形態では、長孔部52aに連通する入口孔部51aに対し出口孔部53aをノズル中央側に配置したが、出口孔部53aに対し入口孔部51aをノズル中央側に配置した場合には、第2のプレート材52の長孔部52aとバルブシート3の噴射口3bとの重なり関係によって入口孔部51aを形成することにより、第1のプレート51を排除することができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明の流体噴射ノズルとその流体噴射ノズルを備えた流体噴射弁によれば、流体に指向性をもった横方向の流れが得られることと、その指向性をもった流体に対する剥離効果が増大されることとの相乗作用によって、流体の微粒化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示す流体噴射ノズルの周辺部の正断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】第1のプレート材の部分平面図である。
【図6】第2のプレート材の部分平面図である。
【図7】第3のプレート材の部分平面図である。
【図8】燃料噴射ノズルの要部平面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】入口孔部と出口孔部とのオフセット量Sと噴霧粒径との関係を示す特性線図である。
【図11】長孔部の孔幅Wに対する出口孔部の孔径φdの比率(W/φd)と噴霧粒径との関係を示す特性線図である。
【図12】実施の形態2を示す流体噴射ノズルの部分断面図である。
【図13】バルブシートの部分下面図である。
【図14】実施の形態3を示す流体噴射ノズルの部分断面図である。
【図15】バルブシートの部分下面図である。
【図16】実施の形態4を示す流体噴射ノズルの図4に対応する部分断面図である。
【図17】実施の形態5を示す流体噴射ノズルの図4に対応する部分断面図である。
【図18】第3のプレート材の部分平面図である。
【図19】燃料噴射ノズルの要部平面図である。
【図20】図19のXX−XX線断面図である。
【図21】実施の形態6を示す流体噴射ノズルの図4に対応する部分断面図である。
【図22】第3のプレート材の部分平面図である。
【図23】実施の形態7を示す流体噴射ノズルの部分平面図である。
【図24】第1のプレート材の部分平面図である。
【図25】第2のプレート材の部分平面図である。
【図26】第3のプレート材の部分平面図である。
【図27】従来例を示す流体噴射ノズルの周辺部の断面図である。
【図28】流体噴射ノズルの一部破断平面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁本体(流体噴射弁本体)
3 バルブシート
3b 噴射口
5 燃料噴射ノズル(流体噴射ノズル)
5a 噴孔
51 第1のプレート材
51a 入口孔部(孔部)
52 第2のプレート材
52a 長孔部(孔部)
53 第1のプレート材
53a 出口孔部(孔部)
53b エッジ部

Claims (9)

  1. 開弁により流体を噴射口から噴射する流体噴射弁本体に設けられ、前記噴射口から噴射された流体の流れ方向を段階的に制御する入口孔部及び出口孔部を含む3段以上の孔部からなる噴孔を備えている流体噴射ノズルであって、
    前記出口孔部連通する孔部を、ノズル軸線に交差する方向に延びる長孔部によって形成し、
    前記長孔部の一端部に前記出口孔部が連通され、
    前記長孔部の他端部に入口側の孔部が連通され、
    前記長孔部に対し前記出口孔部が鋭角をなしており、その長孔部から出口孔部への流体の流れの内側に鋭角のエッジ部が形成されている
    ことを特徴とする流体噴射ノズル。
  2. 請求項1に記載の流体噴射ノズルであって、長孔部に連通する入口側の孔部に対し出口孔部がノズル中央側に配置されていることを特徴とする流体噴射ノズル。
  3. 請求項1又は2に記載の流体噴射ノズルであって、各孔部をそれぞれ有する3枚以上のプレート材を重ねることによって噴孔が形成されていることを特徴とする流体噴射ノズル。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の流体噴射ノズルであって、流体噴射弁本体の噴射口を形成する部材には、噴孔の孔部が一体に形成されていることを特徴とする流体噴射ノズル。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の流体噴射ノズルであって、噴孔の連通し合う孔部を互いに異なる個数としたことを特徴とする流体噴射ノズル。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の流体噴射ノズルであって、部材相互の組付けにより相互に連通される長孔部と出口孔部とにおいて、部材相互のばらつきの公差をTとしたとき、長孔部の孔幅Wと出口孔部の孔径φdとが、
    W−T≧φd
    の条件を満たす値に設定されていることを特徴とする流体噴射ノズル。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の流体噴射ノズルであって、出口孔部が長孔部に対し交差する方向に関して一定幅を有していることを特徴とする流体噴射ノズル。
  8. 請求項7に記載の流体噴射ノズルであって、部材相互の組付けにより相互に連通される長孔部と出口孔部とにおいて、部材相互のばらつきの公差をTaとしたとき、長孔部の最大幅Waと出口孔部の一定幅の有効長さLとが、
    Wa≦L+Ta
    の条件を満たす値に設定されていることを特徴とする流体噴射ノズル。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の流体噴射ノズルを備えていることを特徴とする流体噴射弁。
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