JP3753683B2 - ケーブル体架設具 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケーブル体架設具に関し、詳しくは、既に架設された先設ケーブル体に外嵌させた状態で、かつ、架設対象のケーブル体を接続した状態で、先設ケーブル体をガイドにして摺動移動させることにより架設対象ケーブル体を先設ケーブル体に沿う架設状態にするケーブル体架設具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図20〜図22に示すように、ケーブル体架設具101は、摩擦、摩擦係数の少ない材質(例えば、ポリアセタール)から製作され、その基端部102から先端部103にかけて先設ケーブルBに装着するための装着溝Gを螺旋状に形成してあり、また、その全体形状を先細のテーパー状に形成することでケーブルハンガー9等の懸架具Hのケーブル抱込部hに対する挿通を容易にしてある。そして、その基端部102にネジ部104を突設し、新たに追加架設する追加ケーブルと導く通線ロッド111のナット部111aをネジ部104に螺着連結するようにしてある。
【0003】
そして、同図20〜図22に示すように、通線ロッド111を接続したケーブル体架設具101を、先設ケーブルBに対して傾斜させた状態で装着溝Gの中央部に先設ケーブルBを嵌入させたのち回転させることで、先設ケーブルBにケーブル体架設具101を嵌合装着するようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−17013号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のケーブル体架設具101では、上述のように先設ケーブルBに装着するのに、ケーブル体架設具101を傾斜させたり、回転させたりしなければならず、作業能率の低下を招来する問題があった。
【0006】
そしてまた、ケーブル体架設具101の基端部102に通線ロッド111を連結した状態でこのような装着作業を行なうには、通線ロッド111がメッセンジャーワイヤーMに引っ掛かったりして作業の邪魔になって、作業能率を一層低下させることがあり、また、ケーブル体架設具101と通線ロッド111を連結していない状態でケーブル体架設具101を先に先設ケーブルBに装着したのち、通線ロッド111をケーブル体架設具101に連結するにしても、不安定な高所において、ケーブル体架設具101の基端部102に設けてあるネジ部104に対して地上から持ち上げてきた通線ロッド111のナット部111aを連結するのは容易ではなく、危険性を伴い、その作業能率の低下を免れることは困難であった。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、上記問題を合理的な改造により効果的に解消する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔1〕請求項1に係る発明はケーブル体架設具に係り、その特徴は、
既に架設された先設ケーブル体に外嵌させた状態で、かつ、架設対象のケーブル体を接続した状態で、先設ケーブル体をガイドにして摺動させることにより架設対象ケーブル体を先設ケーブル体に沿う架設状態にするケーブル体架設具において、
前記先設ケーブル体に外嵌される架設具本体と、架設対象ケーブル体が接続される接続具とが備えられ、
前記架設具本体が、先設ケーブル体の周方向で複数に分割されているとともに、その複数の本体分割部分を、先設ケーブル体の周りに環状配置することで先設ケーブル体への外嵌を可能にした閉じ状態と、その環状配置における周方向の一箇所を開くことで先設ケーブル体に対する架設具本体着脱操作を可能にした開き状態とに切り換え自在に連結する連結手段が設けられ、更に、前記接続具には、複数の前記本体分割部分を閉じ状態に固定する固定手段が設けられている点にある。
【0009】
つまり、この構成によれば、複数の本体分割部分からなる架設具本体の開閉操作により、架設具本体を先設ケーブル体に対して着脱するので、先設ケーブル体に対して傾斜させた状態で嵌合させたのち回転させて装着するといった煩雑な装着行程を要する従来のケーブル体架設具に比して、架設具本体の先設ケーブル体への着脱操作を容易、かつ、迅速に行うことができ、これによって、作業能率を向上させることができる。
【0010】
また、架設具本体が破損しやすい合成樹脂(例えば、ポリアセタール)製であっても、上述のように先設ケーブル体への装着を、架設具本体の開閉により行なうので、従来の架設具を使用する際に見られたように、施工者が架設具を彎曲させて先設ケーブル体へ強引に装着することがなく、そのような装着作業に原因する架設具の破損も効果的に防止することができる。
【0011】
なお、先設ケーブル体とは、懸架具に懸架された状態で既に架設された本設のケーブルに限られるものではなく、ハンガー等の懸架具を支持するために張設されているメッセンジャーワイヤー等の案内ケーブルであってもよい。
また、架設対象ケーブル体とは、ケーブル懸架具のケーブル抱込部へ挿通する本設用のケーブル、又は、その本設用ケーブルを懸架具のケーブル抱込部へ導く通線案内用のケーブルである。
【0013】
さらに、架設具本体に架設対象ケーブル体を接続する接続具を架設具本体に接続することで、複数の本体分割部分が閉じ状態に固定されるので、別途に固定具を設ける必要がなく、製作コスト面において有利であるとともに、本体分割部分の固定作業と架設対象ケーブル体接続作業とが一つの作業で行なうことができ、作業能率も向上する。
【0014】
〔2〕請求項2に係る発明は、請求項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記架設具本体には、前記接続具の連結部に対して着脱自在な被連結部と、前記開き状態で互いに離散し、かつ、前記閉じ状態で互いに集合して接続具における固定手段としての外嵌部に対する被外嵌部を形成する複数の被外嵌部形成片とが設けられているとともに、
前記固定手段としての外嵌部が、前記閉じ状態において前記架設具本体の被連結部に対し前記接続具の連結部を連結する連結操作の後期に、前記被嵌合部形成片が集合して形成された被外嵌部に対し外嵌されることで、架設具本体を閉じ状態に固定する構成である点にある。
【0015】
つまり、この構成によれば、前述のように接続具を固定具に兼用しながら、架設具本体に対する架設対象ケーブル体の接続操作初期段階において、架設対象ケーブル体が架設具本体に対し既に接続された状態にあるものの、複数の本体分割部分が未だ閉じ状態に固定されない状態が現出されるので、架設対象ケーブル体を架設具本体に対し接続した状態での先設ケーブル体に対する架設具本体の装着が可能になり、このことから、従来の架設具のように傾斜させた状態で嵌合させたのち回転させて装着するといった煩雑な装着行程を要さないという請求項1に係る発明の効果と相俟って作業能率を一層向上させることができる。即ち、架設具本体に対し架設対象ケーブル体を先に接続しておくことで高所での接続作業を不要にしながらも、既に接続した架設対象ケーブル体が架設具本体の先設ケーブル体に対する煩雑な装着行程において、先設ケーブル体に引っ掛かるなどの支障を招くことなく、架設具本体を先設ケーブル体に対し容易に装着することができる。
【0016】
〔3〕請求項3に係る発明は、請求項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記架設具本体には、前記開き状態で互いに離散し、かつ、前記閉じ状態で互いに集合して前記接続具における固定手段としての外嵌部に対する被嵌合部を形成する複数の被嵌合部形成片が設けられ、これら被嵌合部形成片のうちの1つの被嵌合部形成片に、接続具の雌ネジ部を螺着する雄ネジ部が突設されているとともに、
前記固定手段としての外嵌部が、前記閉じ状態において前記雄ネジ部に対し前記雌ネジ部を螺着する螺着操作の後期に、前記被嵌合部形成片が集合して形成された被外嵌部に対し外嵌されることで、架設具本体を閉じ状態に固定する構成である点にある。
【0017】
つまり、この構成によれば、雌ネジ具のネジ操作という簡単な操作形態を採りながら、請求項3に係る発明の機能(即ち、先に架設対象ケーブル体が架設具本体に対して接続状態になり、続いて複数の本体分割部分が閉じ状態に固定されるという機能)を得ることができ、また、閉じ状態にあるときの架設具本体が形成する複数の被外嵌部形成片の集合体に対し外嵌することでそれらを結束固定するから、その固定の強度、及び、確実性も高く確保することができる。
【0018】
〔4〕請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
先設ケーブル体の周方向で複数に分割した構造で、先設ケーブル体が小径の場合に架設具本体と先設ケーブル体との間に介装して先設ケーブル体の周りに外嵌状に位置させる分割インナースペーサーが設けられているとともに、
前記閉じ状態において、介装状態にある分割インナースペーサーと架設具本体との先設ケーブル体長手方向での相対移動を阻止する相対移動阻止手段が設けられている点にある。
【0019】
つまり、この構成によれば、架設具本体を装着する先設ケーブル体が小径の場合、小径の先設ケーブル体と架設具本体との間に生じる隙間を埋めるように架設具本体と先設ケーブル体との間に分割インナースペーサーを介装することで、小径の先設ケーブル体に対しても架設具本体を分割インナースペーサーと一体的にがたつきなくスムーズに先設ケーブル体に対して摺動させることができ、これにより、先設ケーブル体の径に拘らず架設作業を能率よく行なうことができる。
【0020】
〔5〕請求項5に係る発明は、請求項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記相対移動阻止手段は、前記分割インナースペーサーの先設ケーブル体長手方向における端部に、その分割インナースペーサーの介装状態において架設具本体の先設ケーブル体長手方向における両端面に対して先設ケーブル体長手方向で夫々係合する端面係合部を、先設ケーブル体の径方向外方に突出形成して構成されているとともに、
この端面係合部の先設ケーブル体長手方向における架設具本体とは反対側の端面を先設ケーブル体長手方向で架設具本体の側ほど先設ケーブル体から離れる傾斜姿勢のテーパー面にしてある点にある。
【0021】
つまり、この構成によれば、分割インナースペーサーにおける端面係合部の架設具本体の端面に対する係合により、分割インナースペーサーと架設具本体との相対移動を不能にして先設ケーブル体に対して架設具本体と分割インナースペーサーとを一体的に摺動移動させるようにしながらも、端面係合部の先設ケーブル体長手方向における架設具本体とは反対側の端面を上記のようにテーパー面にしてあることで、架設具本体を懸架具のケーブル抱込部に挿通させる際、懸架具に対する引っ掛かりをテーパー面による案内により防止した状態で、架設具本体及び分割インナースペーサーをスムーズにケーブル抱込部に挿通することができる。
【0022】
〔6〕請求項6に係る発明は、請求項4又は5に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記分割インナースペーサーの各分割部分とこれに対応する前記本体分割部分のそれぞれを個別に着脱自在に係止保持する保持手段が設けられている点にある。
【0023】
つまり、この構成によれば、分割インナースペーサーの各分割部分を架設具本体の各本体分割部に取り付けて、架設具本体に分割インナースペーサーを予め装着した状態で、架設具本体を先設ケーブル体に装着することができるため、先設ケーブル体に対する架設具の装着箇所でまず分割インナースペーサーを先設ケーブル体に装着し、それに続いて、架設具本体を先設ケーブル体に装着するといった作業形態を採るのに比べて、先設ケーブル体に対する架設具本体及び分割インナ―スペーサーの装着を容易にすることができ、この点で一層作業能率を向上させることができる。
【0024】
〔7〕請求項7に係る発明は、請求項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記保持手段は、前記本体分割部分に先設ケーブル体半径方向の嵌合孔を設けるとともに、その嵌合孔に対して先設ケーブル体の側から圧入的に嵌入させる嵌合突起を前記分割インナースペーサーの分割部分に設けて構成されている点にある。
【0025】
つまり、この構成によれば、上記嵌合突起を上記嵌合孔に対して先設ケーブル体側から圧入的に嵌入させることで、分割インナースペーサーの分割部分を容易、かつ、確実に架設具本体の本体分割部分に装着することができ、また、嵌合突起を先設ケーブル体半径方向の外方から押圧することにより、分割インナースペーサーの本体分割部分からの取り外しも容易に行なうことができる。
【0026】
また、前記嵌合孔の内面とその嵌合孔に嵌入された前記嵌合突起との間に空隙を形成する凹部を、前記本体分割部分の先設ケーブル体とは反対側の面において前記嵌合孔の周縁部における周方向の一部分に形成してもよい。
【0027】
つまり、この構成によれば、この凹部によって形成された空隙にドライバー等の適当な工具を差し込んで抉り操作的に分割インナースペーサーの分割部分を先設ケーブル体半径方向の外方から押圧操作することができ、これにより、架設具本体の各本体分割部分から分割インナースペーサーの各分割部分を取り外す操作を一層容易にすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1〜図16は本願発明の第1実施形態を示し、電柱P1,P2間に張設されているメッセンジャーワイヤーMに、同じく電柱P1,P2間に架設する電線等のケーブルBを懸架する懸架具Hの一例であるケーブルハンガー9を釣支し、このケーブルハンガー9の環状に形成されているケーブル抱込部hに、先設の本設ケーブルBを抱え込み状に挿通した状態で懸架してあるケーブル施設において、架設対象ケーブル体である追加ケーブル10をケーブルハンガー9のケーブル抱込部hに挿通させて追加架設するのに、そのケーブル抱込部hに別の架設対象ケーブル体である通線案内用のファイバロッド11を挿通するためのケーブル体架設具Aが用いられる。そして、このケーブル架設具Aの架設具本体1が、本設ケーブルBに対し外嵌装着可能に枢支連結された2つの本体分割部分1A,1Bから構成されている。
【0029】
2つの本体分割部分1A,1Bは、架設具本体1を先設ケーブル体の周方向に分割して構成され、その一方の本体分割部分1Aに対して他方の本体分割部分1Bを枢支部1a(連結手段の一例)の軸芯X周りで相対的に開き揺動させて、本設ケーブルBに対する架設具本体1の着脱操作を可能にする開き状態と、一方の本体分割部分1Aに対して他方の本体分割部分1Bを枢支部軸芯X周りで相対的に閉じ揺動させて、本設ケーブルBに外嵌させた閉じ状態とに切り換え可能に枢支連結されており、架設具本体1を閉じ状態にした時には、その内側に本設ケーブルBを相対摺動自在に位置させる円筒空間状の先設ケーブル体嵌装部Sを形成する。
【0030】
両本体分割部分1A,1Bそれぞれの先設ケーブル体長手方向両端部の端面が、架設具本体1の先設ケーブル体長手方向中央の側ほど本設ケーブルBから先設ケーブル体半径方向外方に離れる傾斜姿勢のテーパー面にしてあり、これによって、本設ケーブルBを懸架しているケーブルハンガー9のケーブル抱込部hに対する架設具本体1の挿入作業を容易にしてある。
【0031】
2つの本体分割部分1A,1Bそれぞれの先設ケーブル体長手方向の一端側には、架設具本体1が閉じ状態にあるとき集合して被外嵌部2を形成する被外嵌部形成片2a,2bを設けてあり、一方の本体分割部分1Aの被外嵌部形成片2aの先端部には、架設具本体1とファイバロッド11との間に介在させる接続具としての接続コネクタCの雌ネジ部4a(連結部の一例、固定手段としての外嵌部の一例)に対し螺着(連結方法の一例)する雄ネジ部3(被連結部の一例)が突設されている。
【0032】
接続具である接続コネクタCは、架設具本体1を閉じ状態で固定する固定手段を備えることで固定具を兼ねていて、先設ケーブル体長手方向の一端に形成した雌ネジ部4aにより架設具本体1の雄ネジ部3に螺着するコネクタ本体4と、コネクタ本体4の先設ケーブル体長手方向他端の屈曲操作ピン具5とから構成され、架設具本体1とファイバロッド11との間に介在して架設具本体1に対しファイバロッド11を接続する。
【0033】
接続コネクタCの構造を詳しく説明すると、図5に示すように、コネクタ本体4は、その内周面における屈曲操作ピン具5(即ち、先設ケーブル体長手方向他端)寄りの一部がコネクタ本体半径方向内方に括れていて、その括れ部4bから屈曲操作ピン部5の側の端に向かってコネクタ本体半径方向外方に広がる外方テーパー面部4cと、その括れ部4bから雌ネジ部4aの側(即ち、先設ケーブル体長手方向一端側)に向かってコネクタ本体半径方向外方に広がる内方テーパー面部4dとがコネクタ本体Cの内部に形成されている。
【0034】
これに対し、屈曲操作ピン具5は、括れ部4bの内径よりも小径に形成された先設ケーブル体長手方向一端側の挿入ピン5aと、コネクタ本体4の外方テーパー面部4cに密接するテーパー面を有する中央部5bと、ファイバロッド11に対し外嵌固着する先設ケーブル体長手方向他端側の嵌合部5cとから形成され、挿入ピン5aがコネクタ本体4に先設ケーブル体長手方向他端側から挿入されている。
【0035】
また、内方テーパー面部4dに密接するテーパー面を有するリング6と、そのリング6を固定するリング留め具6aとが、コネクタ本体4に先設ケーブル体長手方向一端側からコネクタ本体4に挿入され、屈曲操作ピン具5がコネクタ本体4に対し先設ケーブル体長手方向で所定の範囲内において摺動するのを許す状態で、それらリング6及びリング留め具6aを挿入ピン5aに対して外嵌固着してある。
【0036】
つまり、図6、図7に示すように、中央部5bのテーパー面がコネクタ本体4の外方テーパー面部4cに接触している状態では屈曲操作ピン具5がコネクタ本体4に対し固定された状態になり、リング6のテーパー面がコネクタ本体4の内方テーパー面部4dに接触した状態では屈曲操作ピン具5がコネクタ本体4に対し屈曲可能な状態になるようにしてある。
【0037】
そして、図2及び図8に示すように、接続具と固定具とを兼ねる接続コネクタCは、ファイバロッド11を接続した状態で、コネクタ本体4の雌ネジ部4aを一方の本体分割部分1Aにおける被外嵌部形成片2aの雄ネジ部3に対してのみ螺嵌させた状態では、ファイバロッド11と架設具本体1とを接続状態にしながらも一方の本体分割部分1Aに対して他方の本体分割部分1Bが相対的に開閉揺動することを許し、その後、架設具本体1が閉じ状態にある状況下で更に雄ネジ部3に対する雌ネジ部4aの螺入操作を進行させると、コネクタ本体4の雌ネジ部4aが、一方の本体分割部分1Aにおける被外嵌部形成片2aと他方の本体分割部分1Bにおける被外嵌部形成片2bとの集合により形成された被外嵌部2に外嵌してそれら被外嵌部形成片2a,2bを結束し、これによって、一方の本体分割部分1Aに対して他方の本体分割部分1Bが相対的に開閉揺動することを不能にして、架設具本体1を閉じ状態に固定する。
【0038】
また、両本体分割部分1A,1Bには、先設ケーブル体長手方向に延びる長円形状の嵌合孔7が形成してあり、この嵌合孔7は架設具本体1における先設ケーブル体嵌装部Sの内径D1を種々の本設ケーブルBの外径D2に適応させるための分割インナースペーサー8を架設具本体1に装着(詳しくは、係止保持)するための取付け部として機能する。
【0039】
分割インナースペーサー8は、弾性力を有する合成樹脂製で円筒を縦に2分割した2分割構造にし、その分割インナースペーサー8の両分割部分8A,8Bには、図9、図14に示す如く、架設具本体1の上記嵌合孔7とほぼ同じ長円形状の外形を有し、嵌合孔7に対し先設ケーブル体嵌装部Sの内方から圧入的に嵌入可能嵌合突起8aを形成してあり、さらに、嵌合突起8aの中央位置には、分割インナースペーサー8の軽量化を図るための先設ケーブル体長手方向に延びる長孔8dが形成してある。そして、この嵌合突起8aの嵌合孔7に対する嵌入により、分割インナースペーサー8の各分割部分8A,8Bを、架設具本体1の各本体分割部1A,1Bに対して個別に装着する。
つまり、本実施形態において、嵌合突起8aと嵌合孔7は、分割インナースペーサー8の両分割部分8A,8Bとこれに対応する本体分割部分1A,1Bとを係止保持する保持手段を構成してある。
【0040】
また、分割インナースペーサー8には、サイズの異なる仕様のものを準備してあり、これにより、種々の本設ケーブルBの外径D2に適応するように架設具本体1における先設ケーブル体嵌装部Sの内径D1を、分割インナースペーサー8を装着しない場合を含めて4段階に変更することができる。詳しくは、分割インナースペーサー8を使用しない場合の先設ケーブル体嵌装部Sの内径D1が16.4mm、3サイズの分割インナースペーサー8を使用した場合の先設ケーブル体嵌装部Sの内径D1が14.4mm、12.4mm、10mmである。
【0041】
分割インナースペーサーの各分割部分8A,8Bにおける先設ケーブル体長手方向の両端部には、各分割部分8A,8Bを架設具本体1の各本体分割部分1A,1Bに装着した状態において、架設具本体1の先設ケーブル体長手方向の両端面に係合する端面係合部8b,8cを先設ケーブル体の径方向外方に突出形成してあり、これら架設具本体1の先設ケーブル体長手方向の両端面と端面係合部8b,8cとで、分割インナースペーサーの各分割部分8A,8Bと架設具本体1の各本体分割部分1A,1Bとの相対移動を阻止する相対移動阻止手段を構成してある。そして、その端面係合部8b,8cの外端面(即ち、先設ケーブル体長手方向における架設具本体1とは反対側の端面)は架設具本体1の側ほど本設ケーブルBから先設ケーブル体半径方向外方に離れる傾斜姿勢で、架設具本体1の前記テーパー面と面一になるテーパー面8eを形成してある。
つまり、分割インナースペーサー8の使用時においても、ケーブル体架設具Aをケーブルハンガー9のケーブル抱込部hに対し引っ掛かけることなく円滑に挿入できるようにしてある。
【0042】
そしてまた、分割インナースペーサー8の各分割部分8A,8Bにおける嵌合突起8aと架設具本体1の各本体分割部分1A,1Bの嵌合孔7に嵌入させた状態において、それら嵌合突起8aと嵌合孔7の内面との間に空隙を形成する凹部7aを、嵌合孔7の周縁部における二つの長辺部それぞれの2箇所に形成してあり、分割インナースペーサー8の各分割部分8A,8Bを架設具本体1の各本体分割部分1A,1Bに装着してある状態(即ち、嵌合突起8aが嵌合孔7と嵌合している状態)において、その凹部7aによって形成される空隙に適当な工具(例えば、マイナスドライバー)等を差し入れることで、架設具本体1の各本体分割部分1A,1Bから分割インナースペーサー8の各分割部分8A,8Bを容易に取り外せるようにしてある。
【0044】
2本の電柱P1,P2間に、上記構成のケーブル体架設具Aを用いて、追加ケーブル10を架設するケーブル追加架設作業工程を説明する。
【0045】
まず、本設ケーブルBの外径D2(例として、14mmとする)に適応する分割インナースペーサー8を選択し、その分割インナースペーサー8(内径D1が14.4mm)の各分割部分8A,8Bを架設具本体1の各本体分割部分1A,1Bに装着する。
【0046】
次に、接続コネクタCの屈曲操作ピン具5の嵌合部5cにファイバロッド11を内嵌し、嵌合部5cをかしめることでファイバロッド11を嵌合部5cに固着したのち、架設具本体1の一方の本体分割部分1Aに設けられている雄ネジ部3に対し接続コネクタCのコネクタ本体4に形成されている雌ネジ部4aを螺着する。
【0047】
そして、雄ネジ部5にのみ接続コネクタCを螺装した状態の架設具本体1、即ち、架設具本体1に対して、接続コネクタCに固着のファイバロッド11を接続した状態でありながら、他方の本体分割部分1Bが一方の本体分割部分1Aに対して相対的に開閉揺動することを許す状態にある架設具本体1を、第1作業者W1が手にして一方の電柱P1に上り、その電柱P1上で架設具本体1を開き状態にして本設ケーブルBに外嵌装着する。
【0048】
第1作業者W1は、他方の電柱P2に上っている第2作業者W2に向かって、第3作業者W3の操作によってロッドリール12から繰り出されるファイバロッド11を手繰りながら、そのファイバロッド11で架設具本体1を押し出すように本設ケーブルBに沿って摺動させて送出し、そして、この摺動において、本設ケーブルBを懸架するケーブルハンガー9のケーブル抱込部hに架設具本体1を通過させる。
【0049】
第2作業者W2は、第1作業者W1から届いた架設具本体1を本設ケーブルBから外して下方の第4作業者W4に渡し、第4作業者W4はファイバロッド11から架設具本体1を取り外して、接続コネクタCにケーブル接続用フック13を介して追加ケーブル10を接続したのち、第3作業者W3がファイバロッド11をロッドリール12に巻き取ることで、追加ケーブル10を本設ケーブルBと一束化させた状態で架設する。
【0050】
〔第2実施形態〕
図17〜図19は本願発明の第2実施形態を示し、本設ケーブルBが存在しない新設ケーブル施設において、2本の電柱P1,P2間に先設ケーブル体の一例であるメッセンジャーワイヤーMを張設し、メッセンジャーワイヤーMにケーブル用の懸架具Hであるスパイラルハンガー14(コイルハンガー)を取り付けたのち、極小径の先設ケーブル体(例えば、メッセンジャーワイヤー)用の内径D1が10mmの分割インナースペーサー8を装着し、かつ、ファイバロッド11を固着した接続コネクタCを連結した架設具本体1をメッセンジャーワイヤーMに外嵌装着する。
そして、その架設具本体1を一方の電柱P1の側からメッセンジャーワイヤーMに沿って他方の電柱P2に向かって押し出すように摺動させることで、ファイバロッド11をスパイラルハンガー14のケーブル抱込部hに挿通するとともに、他方の電柱P2の側において、届いた架設具本体1に代え新設ケーブル15を、接続コネクタCを介してファイバロッド11に接続し、一方の電柱P1の側からファイバロッド11を引き戻して新設ケーブル15をスパイラルハンガー14のケーブル抱込部hに挿通させることで、新設ケーブル15を架設する。
【0051】
〔別の実施形態〕
上記第1実施形態では、通線案内用のファイバロッド11を接続コネクタCを介し接続した架設具本体1を、本設ケーブルBに装着し、その架設具本体1を一方の電柱P1の側から本設ケーブルBに沿わせて摺動移動させる形態でケーブルハンガー9のケーブル抱込部hに挿通させたのち、他方の電柱P2の側でファイバロッド11に追加ケーブル10を接続して、ファイバロッド11を一方の電柱P1の側に引き戻すことにより、ケーブル追加架設作業を行い、
また、上記第2実施形態では、通線案内用のファイバロッド11を接続コネクタCを介し接続した架設具本体1を、メッセンジャーワイヤーMに装着し、その架設具本体を一方の電柱P1の側からメッセンジャーワイヤーMに沿わせて摺動移動させる形態でスパイラルハンガー14のケーブル抱込部hに挿通させたのち、他方の電柱P2の側でファイバロッド11に新設ケーブル15を接続して、ファイバロッド11を一方の電柱P2の側に引き戻すことにより、新設ケーブル架設作業を行うが、
ファイバロッド11の一端に架設対象ケーブル体である追加ケーブル10又は新設ケーブル15を接続し、ファイバロッド11の他端を接続コネクタCを介し接続した架設具本体1を、先設ケーブル体としての本設ケーブルB又はメッセンジャーワイヤーMに装着し、その架設具本体1を一方の電柱P1の側から本設ケーブルB又はメッセンジャーワイヤーMに沿わせて摺動移動させる形態で懸架具Hのケーブル抱込部hに挿通させたのち、ファイバロッド11を他方の電柱P2の側から引っ張って、ケーブル追加架設作業又は新設ケーブル架設作業を行なってもよい。
【0053】
上記第1及び第2実施形態では、架設具本体1は本体分割部分1A,1Bは2分割に構成してあるが、架設具本体1は必ずしも2分割構成に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における架設具本体を示す斜視図
【図2】開き状態にある架設具本体の先設ケーブル体に対する装着状態を示す図
【図3】閉じ状態で、かつ、その閉じ状態に固定されていない架設具本体の先設ケーブルに対する装着状態を示す図
【図4】閉じ状態に固定されてある架設具本体の先設ケーブル体に対する装着状態を示す図
【図5】屈曲操作ピン具が押し状態にあるときの接続コネクタの内部構造を示す横断面図
【図6】屈曲操作ピン具が引き状態にあるときの接続コネクタの内部構造を示す横断面図
【図7】屈曲操作ピン具の引き状態において、コネクタ本体に対し屈曲させたときの接続コネクタの内部構造を示す横断面図
【図8】接続コネクタの雌ネジ部を架設具本体の雄ネジ部に対してのみ螺嵌させた状態を示す横断面図
【図9】分割インナースペーサーの右側面図
【図10】分割インナースペーサーの左側面図
【図11】分割インナースペーサーの正面図
【図12】分割インナースペーサーを装着した開き状態にある架設具本体の先設ケーブル体に対する装着状態を示す図
【図13】分割インナースペーサーを装着した閉じ状態に固定されてある架設具本体の先設ケーブル体に対する装着状態を示す図
【図14】分割インナースペーサーを装着した架設具本体の縦断面図
【図15】第1実施形態の施工方法を示す図
【図16】第1実施形態の施工方法を示す図
【図17】本発明の第2実施形態における閉じ状態で固定されてある架設具本体を先設ケーブル体に対する装着状態を示す図
【図18】第2実施形態の施工方法を示す図
【図19】第2実施形態の施行方法を示す図
【図20】従来のケーブル架設具を示す図
【図21】従来のケーブル架設具を示す図
【図22】従来のケーブル架設具を示す図
【符号の説明】
A ケーブル体架設具
B 先設ケーブル体
C 接続具
M 先設ケーブル体
1 架設具本体
1A 本体分割部分
1B 本体分割部分
1a 枢支部(連結手段)
被外嵌部
2a 被外嵌部形成片
2b 被外嵌部形成片
3 雄ネジ部(被連結部)
4 雌ネジ部(連結部、外嵌部(固定手段))
7 嵌合孔(保持手段)
7a 凹部
8 分割インナースペーサー
8a 嵌合突起(保持手段)
8b 端面係合部(相対移動阻止手段)
8c 端面係合部(相対移動阻止手段)
8e テーパー面
10 架設対象ケーブル体
11 架設対象ケーブル体
15 架設対象ケーブル体

Claims (7)

  1. 既に架設された先設ケーブル体に外嵌させた状態で、かつ、架設対象のケーブル体を接続した状態で、先設ケーブル体をガイドにして摺動させることにより架設対象ケーブル体を先設ケーブル体に沿う架設状態にするケーブル体架設具であって、
    前記先設ケーブル体に外嵌される架設具本体と、架設対象ケーブル体が接続される接続具とが備えられ、
    前記架設具本体が、先設ケーブル体の周方向で複数に分割されているとともに、その複数の本体分割部分を、先設ケーブル体の周りに環状配置することで先設ケーブル体への外嵌を可能にした閉じ状態と、その環状配置における周方向の一箇所を開くことで先設ケーブル体に対する架設具本体着脱操作を可能にした開き状態とに切り換え自在に連結する連結手段が設けられ、更に、前記接続具には、複数の前記本体分割部分を閉じ状態に固定する固定手段が設けられているケーブル体架設具。
  2. 前記架設具本体には、前記接続具の連結部に対して着脱自在な被連結部と、前記開き状態で互いに離散し、かつ、前記閉じ状態で互いに集合して接続具における固定手段としての外嵌部に対する被外嵌部を形成する複数の被外嵌部形成片とが設けられているとともに、
    前記固定手段としての外嵌部が、前記閉じ状態において前記架設具本体の被連結部に対し前記接続具の連結部を連結する連結操作の後期に、前記被嵌合部形成片が集合して形成された被外嵌部に対し外嵌されることで、架設具本体を閉じ状態に固定する構成である請求項記載のケーブル体架設具。
  3. 前記架設具本体には、前記開き状態で互いに離散し、かつ、前記閉じ状態で互いに集合して前記接続具における固定手段としての外嵌部に対する被嵌合部を形成する複数の被嵌合部形成片が設けられ、これら被嵌合部形成片のうちの1つの被嵌合部形成片に、接続具の雌ネジ部を螺着する雄ネジ部が突設されているとともに、
    前記固定手段としての外嵌部が、前記閉じ状態において前記雄ネジ部に対し前記雌ネジ部を螺着する螺着操作の後期に、前記被嵌合部形成片が集合して形成された被外嵌部に対し外嵌されることで、架設具本体を閉じ状態に固定する構成である請求項記載のケーブル体架設具。
  4. 先設ケーブル体の周方向で複数に分割した構造で、先設ケーブル体が小径の場合に架設具本体と先設ケーブル体との間に介装して先設ケーブル体の周りに外嵌状に位置させる分割インナースペーサーが設けられているとともに、
    前記閉じ状態において、介装状態にある分割インナースペーサーと架設具本体との先設ケーブル体長手方向での相対移動を阻止する相対移動阻止手段が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブル体架設具。
  5. 前記相対移動阻止手段は、前記分割インナースペーサーの先設ケーブル体長手方向における端部に、その分割インナースペーサーの介装状態において架設具本体の先設ケーブル体長手方向における両端面に対して先設ケーブル体長手方向で夫々係合する端面係合部を、先設ケーブル体の径方向外方に突出形成して構成されているとともに、
    この端面係合部の先設ケーブル体長手方向における架設具本体とは反対側の端面を先設ケーブル体長手方向で架設具本体の側ほど先設ケーブル体から離れる傾斜姿勢のテーパー面にしてある請求項記載のケーブル体架設具。
  6. 前記分割インナースペーサーの各分割部分とこれに対応する前記本体分割部分のそれぞれを個別に着脱自在に係止保持する保持手段が設けられている請求項4又は5記載のケーブル体架設具。
  7. 前記保持手段は、前記本体分割部分に先設ケーブル体半径方向の嵌合孔を設けるとともに、その嵌合孔に対して先設ケーブル体の側から圧入的に嵌入させる嵌合突起を前記分割インナースペーサーの分割部分に設けて構成されている請求項記載のケーブル体架設具。
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