JP3753109B2 - 光ファイバアレイと光ファイバ位置決め方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバを用いた光伝送路形成技術に関し、特に光ファイバアレイと、この光ファイバアレイの製造に使用する光ファイバ位置決め方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、2次元光ファイバアレイとしては、図26に示すものが知られている(例えば、特開平10−268145号公報参照)。
【0003】
図26に示す2次元光ファイバアレイでは、セラミクス板1aにレーザ加工等の精密加工により孔H1,H2,H3…を行列状に形成すると共に、同様にして孔を形成したセラミクス板1b,1c…を用意する。H1等の複数の孔にガイド線を通すことによりセラミクス板1a,1b,1c…を孔位置を合わせて積層し、固定する。孔からガイド線を抜き取った後、孔H1,H2,H3…に光ファイバ2a,2b,2c…を挿通し、固定する。セラミクス板積層体の端面を研磨して光ファイバ2a,2b,2c…の端部を揃える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術によると、複数の光ファイバを2次元的に高精度に配置可能である。しかしながら、多数のセラミクス板間で多数の孔の位置を合わせるのは精密加工を用いるにしても容易でなく、しかもセラミクス板積層体の多数の孔に光ファイバを挿通するのは容易でない。従って、製作に困難を伴うという問題点がある。
【0005】
この発明の目的は、光ファイバホルダの一端において高精度且つ簡単に光ファイバの位置を決定することができる新規な光ファイバアレイ及び光ファイバ位置決め方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1の光ファイバアレイは、
位置決め対象としての1又は複数の光ファイバと、
前記位置決め対象としての各光ファイバに対応し且つ該光ファイバを挿通可能な光ファイバ保持孔を有し、一端から他端まで連続した構成材料からなる細長い円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって該一端から該他端に貫通するように各光ファイバ保持孔が形成されているものと、
前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した光ファイバ位置決め孔が一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された位置決め板であって該他方の主面にて各光ファイバ位置決め孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるようにして前記光ファイバホルダの一端に装着されたものと、
前記光ファイバホルダの一端に前記位置決め板を装着し且つ各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔と前記位置決め板の対応する光ファイバ位置決め孔とに挿通した状態において前記光ファイバを前記位置決め板に固定する固定手段と
を備えたものである。ここで、孔のサイズとは、孔の直径、孔の一辺の寸法等をいう。
【0007】
第1の光ファイバアレイは、後述する第1の光ファイバ位置決め方法を用いて簡単且つ高精度に製作可能である。
【0008】
この発明に係る第1の光ファイバ位置決め方法は、
位置決め対象としての1又は複数の光ファイバと、前記位置決め対象としての各光ファイバに対応し且つ該光ファイバを挿通可能な光ファイバ保持孔を有し、一端から他端まで連続した構成材料からなる細長い円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって該一端から該他端に貫通するように各光ファイバ保持孔が形成されているものと、前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した光ファイバ位置決め孔が位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された位置決め板であってその一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように各光ファイバ位置決め孔が形成されているものとを用意するステップと、
前記位置決め板の他方の主面にて前記位置決め板の各光ファイバ位置決め孔が前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通するように前記位置決め板を前記光ファイバホルダの一端に装着するステップと、
前記光ファイバホルダの一端に前記位置決め板を装着した状態において各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔を介して前記位置決め板の対応する光ファイバ位置決め孔に挿通するステップと
を含むものである。
【0009】
第1の光ファイバ位置決め方法によれば、光ファイバホルダの一端に位置決め板が装着され、各光ファイバは、対応する光ファイバ保持孔を介して対応する光ファイバ位置決め孔に挿通される。位置決め板は、薄膜プロセス等により高精度且つ簡単に作成可能であり、特に各光ファイバ位置決め孔の位置やサイズ及び光ファイバ位置決め孔間ピッチは、サブミクロンオーダーの精度で設定することができる。従って、光ファイバホルダの一端において位置決め板により各光ファイバの先端位置を高精度に決定することができる。
【0010】
また、位置決め板は、各光ファイバ位置決め孔のサイズが大きい他方の主面側で光ファイバホルダの一端に装着される。このため、各光ファイバは、対応する光ファイバ位置決め孔にサイズが大きい開口端側から挿通されるようになり、光ファイバの挿通作業が簡単且つスムーズとなる。その上、位置決め対象としての光ファイバを別にすれば、部品点数は、光ファイバホルダと光ファイバ位置決め板との2つであり、組立作業が簡単となる。
【0011】
この発明に係る第2の光ファイバアレイは、
位置決め対象としての1又は複数の光ファイバと、
前記位置決め対象としての各光ファイバに対応し且つ該光ファイバを挿通可能な光ファイバ保持孔を有し、一端から他端まで連続した構成材料からなる細長い円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって該一端から該他端に貫通するように各光ファイバ保持孔が形成されているものと、
前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した第1の光ファイバ位置決め孔が一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された第1の位置決め板であって該他方の主面にて各第1の光ファイバ位置決め孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるようにして前記光ファイバホルダの一端に装着されたものと、
前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した第2の光ファイバ位置決め孔が一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された第2の位置決め板であって該一方の主面にて各第2の光ファイバ位置決め孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるようにして前記光ファイバホルダの他端に装着されたものと、
前記光ファイバホルダの一端及び他端にそれぞれ前記第1及び第2の位置決め板を装着し且つ各光ファイバを前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔と前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔と前記第1の位置決め板の対応する第1の光ファイバ位置決め孔とに挿通した状態において前記光ファイバを前記第1及び第2の位置決め板のうち少なくとも一方のものに固定する固定手段と
を備えたものである。
【0012】
第2の光ファイバアレイは、後述する第2の光ファイバ位置決め方法を用いて簡単且つ高精度に製作可能である。
【0013】
この発明に係る第2の光ファイバ位置決め方法は、
位置決め対象としての1又は複数の光ファイバと、前記位置決め対象としての各光ファイバに対応し且つ該光ファイバを挿通可能な光ファイバ保持孔を有し、一端から他端まで連続した構成材料からなる細長い円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって該一端から該他端に貫通するように各光ファイバ保持孔が形成されているものと、前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した第1の光ファイバ位置決め孔が位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された第1の位置決め板であってその一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように各第1の光ファイバ位置決め孔が形成されているものと、前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した第2の光ファイバ位置決め孔が位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された第2の位置決め板であってその一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように各第2の光ファイバ位置決め孔が形成されているものとを用意するステップと、
前記第1の位置決め板の他方の主面にて前記第1の位置決め板の各第1の光ファイバ位置決め孔が前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通するように前記第1の位置決め板を前記光ファイバホルダの一端に装着すると共に前記第2の位置決め板の一方の主面にて前記第2の位置決め板の各第2の光ファイバ位置決め孔が前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通するように前記第2の光ファイバ位置決め板を前記光ファイバホルダの他端に装着するステップと、
前記光ファイバホルダの一端及び他端にそれぞれ前記第1及び第2の位置決め板を装着した状態において各光ファイバを前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔から前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔を介して前記第1の位置決め板の対応する第1の光ファイバ位置決め孔に挿通するステップと
を含むものである。
【0014】
第2の光ファイバ位置決め方法によれば、光ファイバホルダの一端及び他端にそれぞれ第1及び第2の位置決め板が装着され、各光ファイバは、対応する第2の光ファイバ位置決め孔から対応する光ファイバ保持孔を介して対応する第1の光ファイバ位置決め孔に挿通される。第1及び第2の位置決め板は、薄膜プロセス等により高精度且つ簡単に作成可能であり、特に各光ファイバ位置決め孔の位置やサイズ及び光ファイバ位置決め孔間ピッチは、サブミクロンオーダーの精度で設定することができる。また、光ファイバホルダは、第1及び第2の位置決め板間において光ファイバの直線性又は光ファイバ間の平行度を確保するのに役立つ。従って、光ファイバホルダの一端において第1の位置決め板により各光ファイバの先端位置を高精度に決定することができる。
【0015】
その上、第1の位置決め板は、各第1の光ファイバ位置決め孔のサイズが大きい他方の主面側で光ファイバホルダの一端に装着されると共に、第2の位置決め板は、各第2の光ファイバ位置決め孔のサイズが小さい一方の主面側で光ファイバホルダの他端に装着される。このため、各光ファイバは、対応する第2の光ファイバ位置決め孔にサイズが大きい開口端側から挿通されると共に対応する第1の光ファイバ位置決め孔にサイズが大きい開口端側から挿通されるようになり、光ファイバの挿通作業が簡単且つスムーズとなる。さらに、位置決め対象としての光ファイバを別にすれば、部品点数は、光ファイバホルダと第1及び第2の光ファイバ位置決め板との3つであり、組立作業が簡単となる。
【0016】
第2の光ファイバ位置決め方法において、前記用意するステップでは、前記第2の位置決め板の各第2の光ファイバ位置決め孔に対応した光ファイバ案内孔を有する案内板であってその一方の主面から他方の主面に貫通するように各光ファイバ案内孔が前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔より大きなサイズで形成されているものを用意し、前記装着するステップでは、前記第2の位置決め板の他方の主面にて前記案内板の各光ファイバ案内孔が前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔に連通するように前記案内板を前記第2の位置決め板に装着し、前記挿通するステップでは、前記案内板を前記第2の位置決め板に装着した状態において各光ファイバを前記案内板の対応する光ファイバ案内孔を介して前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔に挿通するようにしてもよい。このようにすると、各光ファイバは、対応する光ファイバ案内孔により対応する第2の光ファイバ位置決め孔に案内されるので、光ファイバの挿通作業が一層容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施形態に係る2次元光ファイバアレイを示すもので、図1のA−A’線に沿う断面は、図2に示されている。
【0018】
光ファイバホルダ10は、一例として四角柱状のもので、ステンレススチール又はインバー等の金属からなっている。光ファイバホルダ10には、各々正方形状の8×8個の光ファイバ保持孔J11〜J88(図2ではJ11〜J81のみ示し、他は図示を省略)が実質的に平行な状態でホルダ10の一端から他端に貫通するように行列状に形成されている。光ファイバホルダ10を形成する方法としては、機械加工による切削方法を用いることができ、光ファイバ間の平行度を10秒以下(ホルダ長さを12mmとし、光ファイバ間ピッチの精度を0.5μmとして計算)にするように高精度にホルダ10を形成可能である。ホルダ10の構成材料としては、ステンレススチール等の金属に限らず、ジルコニア等のセラミック、ガラス、石英等を用いてもよい。
【0019】
光ファイバ位置決め板12Aは、一例として図3に示すように正方形状のもので、Ni−Fe合金等の金属板からなっている。位置決め板12Aには、光ファイバホルダ10の光ファイバ保持孔J11〜J88にそれぞれ対応して8×8個の正方形状の光ファイバ位置決め孔H11〜H88が位置決め板12Aの一方の主面から他方の主面に貫通するように行列状に形成されている。
【0020】
図4は、図3のB−B’線断面を示すものである。図4で位置決め孔H11〜H18に関して示すように、位置決め孔H11〜H88は、いずれも位置決め板12Aの一方の主面から他方の主面に進むにつれてサイズが大きくなるように形成されている。位置決め板12Aにおいては、一例として、一辺の長さWを5.8mmとし、一方の主面におけるH11等の位置決め孔の一辺の長さLを125.5μmとし、位置決め孔間ピッチPを250μmとし、厚さtを10〜80μmとすることができる。
【0021】
光ファイバ位置決め板12Bは、位置決め板12Aと同様の構成を有するもので、光ファイバホルダ10の光ファイバ保持孔J11〜J88にそれぞれ対応して8×8個の正方形状の光ファイバ位置決め孔K11〜K88が位置決め板12Bの一方の主面から他方の主面に貫通するように行列状に形成されている。位置決め孔K11〜K88は、いずれも位置決め板12Bの一方の主面から他方の主面に進むにつれてサイズが大きくなるように形成されている。
【0022】
位置決め板12A,12Bは、いずれも図5〜8に関して後述するような薄膜プロセスにより高精度且つ簡単に形成可能であり、特に各位置決め孔の位置やサイズ及び位置決め孔間のピッチは、0.5μm等のサブミクロンオーダーの精度で設定することができる。
【0023】
2次元光ファイバアレイを製作するに際しては、上記したような光ファイバホルダ10、位置決め板12A,12Bを用意すると共に、直径125μmの光ファイバ(シングルモードファイバ)を64本用意する。そして、光ファイバホルダ10の一端及び他端に位置決め板12A、12Bを接着等の方法によりそれぞれ装着する。すなわち、位置決め板12Aの他方の主面(位置決め孔のサイズが大きい方の主面)において位置決め孔H11〜H88が光ファイバホルダ10の光ファイバ保持孔J11〜J88にそれぞれ連通するように位置決め板12Aを光ファイバホルダ10の一端に装着すると共に、位置決め板12Bの一方の主面(位置決め孔のサイズが小さい方の主面)において位置決め孔K11〜K88が光ファイバ保持孔J11〜J88にそれぞれ連通するように位置決め板12Bを光ファイバホルダ10の他端に装着する。この結果、図2に示すように例えば位置決め孔H11は、サイズが大きい方の開口端で保持孔J11に連通すると共に、位置決め孔K11は、サイズが小さい方の開口端で保持孔J11に連通するようになる。なお、位置決め板12A,12Bの装着は、いずれか一方を先に行なうようにしてもよく、あるいは同時に行なうようにしてもよい。
【0024】
次に、各光ファイバを位置決め板12Bの対応する位置決め孔から光ファイバホルダ10の対応する光ファイバ保持孔を介して位置決め板12Aの対応する位置決め孔に挿通する。例えば、図2に示すように光ファイバF11を位置決め孔K11から保持孔J11を介して位置決め孔H11に挿通する。このとき、位置決め孔K11,H11のいずれについても、サイズが大きい方の開口端から光ファイバF11が挿通されるので、光ファイバF11を簡単且つスムーズに挿通することができる。他の光ファイバF12〜F88についても、光ファイバF11と同様に挿通作業を行なうことができる。
【0025】
この後、接着層16により光ファイバF11〜F88を位置決め板12Bに固定する。そして、位置決め板12Aから突出した光ファイバの先端に研磨処理を施して先端位置を位置決め板12Aの平面に揃える。なお、位置決め板12Aは、研磨仕上げ後残してもよいし、あるいは光ファイバを保持孔にてホルダ10に接着剤で固定すれば位置決め板12Aを削り取ってもよい。
【0026】
上記した実施形態によれば、光ファイバホルダ10により位置決め板12A,12B間で光ファイバF11〜F88の直線性又は平行度を高精度に確保した状態でホルダ10の一端において位置決め板12Aにより各光ファイバ先端位置を高精度に決定することができる。また、位置決め板12A,12Bのいずれについても、各位置決め孔にはサイズが大きい方の開口端から光ファイバを挿通するので、挿通作業を簡単且つスムーズに行なえる。
【0027】
上記した実施形態において、位置決め板12Bの他方の主面(位置決め孔のサイズが大きい方の主面)には、図1,2に示すように光ファイバ案内板14を設けてもよい。案内板14は、一例として正方形状のもので、ステンレススチール等の金属板からなっている。案内板14には、位置決め板12Bの位置決め孔K11〜K88にそれぞれ対応して8×8個の正方形状の光ファイバ案内孔G11〜G88(図2ではG11〜G81のみ示し、他は図示を省略)が案内板14の一方の主面から他方の主面に貫通するように行列状に形成されている。案内板14の各案内孔は、位置決め板12Bの対応する位置決め孔より大きなサイズを有するように形成されている。これは、光ファイバの挿通を容易にするためである。
【0028】
光ファイバ案内板14の使用に際しては、光ファイバホルダ10の他端に位置決め板12Bを装着した後(装着する前でも、装着すると同時でも可)、位置決め板12Bの各位置決め孔に案内板14の対応する案内孔が連通するように位置決め板12Bに案内板14を装着する。そして、各光ファイバを案内板14の対応する案内孔を介して位置決め孔12Bの対応する位置決め孔に挿通する。この結果、図2に示すように例えば光ファイバF11は、位置決め孔K11よりサイズが大きい案内孔G11から位置決め孔K11のサイズの大きい開口端を介して位置決め孔K11に挿通されるようになり、光ファイバF11を簡単且つスムーズに挿通することができる。他の光ファイバF12〜F88についても、光ファイバF11と同様に挿通作業を行なうことができる。この後の光ファイバホルダ10及び位置決め板12Aへの光ファイバ挿通作業は、前述したと同様である。光ファイバF11〜F88の挿通作業が完了したときは、接着層16により光ファイバF11〜F88を案内板14に固定する。
【0029】
次に、図5〜8を参照して上記した位置決め板12A,12Bのような光ファイバ位置決め板の製法の一例を説明する。
【0030】
図5の工程では、例えばガラス、石英又はシリコン等からなる基板20の一方の主面にメッキ下地層としてCu/Cr積層(Cr層にCu層を重ねた積層)22をスパッタ法により形成する。Cr層は、基板20に対するCu層の密着性を向上させるためのもので、Cr層及びCu層の厚さは、それぞれ30nm及び300nm程度とすることができる。
【0031】
次に、ホトリソグラフィ処理によりCu/Cr積層22の上にレジスト層24,R1〜R8を形成する。レジスト層24は、所望の光ファイバ位置決め板の平面パターンに対応した孔24aを有するように形成し、レジスト層R1〜R8は、いずれも孔24a内において所望の光ファイバ位置決め孔に対応したパターンを有し且つ上部から下部に進むにつれてサイズが増大するように形成する。ここで、層R1〜R8のような順テーパー状のレジスト形状を得るためには、ステッパ(縮小投影露光装置)を用いた場合、
(1)フォーカス位置をレジスト内に設定する方法、
(2)レジスト下部にて露光量を小さく設定する方法(ポジレジスト用の方法)、
(3)露光マスクにおいて、マスク部の透過率を徐々に変化させる(レジストの裾にいくに従って透過率を高くする)方法
のうちいずれかの方法を用いることができる。
【0032】
図6の工程では、レジスト層24,R1〜R8をマスクとするNi−Fe合金の選択メッキ処理によりNi−Fe合金層からなる光ファイバ位置決め板12を形成する。位置決め板12の厚さは、10〜80μm程度にすることができる。
【0033】
図7の工程では、薬液処理等によりレジスト層24、R1〜R8を除去する。レジスト層R1〜R8を除去したため、位置決め板12には、光ファイバ位置決め孔S1〜S8が付与される。各位置決め孔は、対応するレジスト層が上部から下部に進むにつれてサイズが増大するようになっていたため、位置決め板12の上面から下面に進むにつれてサイズが増大するように形成される。
【0034】
図8の工程では、エッチング処理によりCu/Cr積層22のうちのCu層を除去して基板20から位置決め板12を分離する。基板20の上面には、Cr層22aが残される。基板20は、Cr層22aの上にCu層をスパッタ法で形成することにより反復使用することができる。
【0035】
図9〜13は、光ファイバ位置決め板の製法の他の例を示すもので、図5〜8と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0036】
図9の工程では、図5に関して前述したと同様に基板20の一方の主面にCu/Cr積層22を形成する。そして、ホトリソグラフィ処理により所望の接着孔パターンにそれぞれ対応するレジスト層R11〜R16をCu/Cr積層22の上に形成する。
【0037】
次に、図10の工程では、ホトリソグラフィ処理により所望の位置決め孔パターンにそれぞれ対応するレジスト層R21〜R26をレジスト層R11〜R16の上にそれぞれ形成する。
【0038】
図11の工程では、レジスト層R11〜R16,R21〜R26をマスクとするNi−Fe合金の選択メッキ処理によりNi−Fe合金層からなる光ファイバ位置決め板12を形成する。このとき、位置決め板12は、R21等の各レジスト層の周囲で上方に進むほど各レジスト層から離れるように(上方に進むに従ってサイズが増大する位置決め孔を有するように)形成される。
【0039】
図14は、このときのメッキ層12の成長状況をレジスト層R11,R21に関して例示するものである。Cu/Cr積層22上においてレジスト層R11の近傍の点Pから見たとき、メッキ層12の表面における図示の点Q,Rは等距離にある。メッキ層12は等方的に成長するので、直下にレジスト層R11があってメッキ下地が露呈していない点Rでは、メッキ層12がP点からレジスト層R11を乗り越えて成長する。このため、メッキ層(位置決め板)12は、各レジスト層の周囲で上方に進むほど各レジスト層から離れるように形成される。
【0040】
図12の工程では、薬液処理等によりレジスト層R11〜R16,R21〜R26を除去して位置決め板12に光ファイバ位置決め孔S11〜S16及び接着孔M11〜M16を付与する。この結果、位置決め板12においては、一方の主面から他方の主面に貫通し且つ他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように位置決め孔S11〜S16が形成されると共に、位置決め孔S11〜S16の小サイズ端にそれぞれ連続して該小サイズ端よりサイズが大きい接着孔M11〜M16が形成される。
【0041】
図13の工程では、図8に関して前述したと同様にCu/Cr積層22のうちのCu層をエッチングで除去して基板20から位置決め板12を分離する。
【0042】
図15は、図9〜13の製法で得られた位置決め板12を図1,2に示したような光ファイバホルダ10の一端に装着して光ファイバの位置決めを行なった場合において、光ファイバ端部の固定状況を示すものである。
【0043】
光ファイバF11,F12は、位置決め板12の他方の主面(位置決め孔のサイズが大きい方の主面)側から位置決め孔S11,S12にそれぞれ挿通され、更に接着孔M11,M12を介して先端が位置決め板12の一方の主面から突出するように配置される。このような状態において、接着孔M11,M12内で光ファイバF11,M12の周囲に接着剤を塗布し、硬化させることにより接着層A11,A12により光ファイバF11,F12を位置決め板12に固定する。この後、位置決め板12の一方の主面に研磨処理を施して光ファイバF11,F12の突出部(破線で示す部分)や接着層A11,A12の突出部(図示せず)を除去することにより位置決め板12の一方の主面を平坦化する。
【0044】
図15に示した光ファイバ端部の固定構造を採用した場合は、図1,2に関して前述した接着層16による光ファイバ固定構造を省略してもよく、あるいは接着層16による光ファイバ固定構造を併用してもよい。
【0045】
図16〜22は、光ファイバ位置決め板の製法の更に他の例を示すもので、図5〜8と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0046】
図16の工程では、基板20の一方の主面にリフトオフ用のレジスト層R31,R32をホトリソグラフィ処理により形成する。レジスト層R31,R32は、いずれも光ファイバ位置決め孔に対応するもので、対応する位置決め孔より若干大きいサイズで形成する。
【0047】
図17の工程では、レジスト層R31,R32を覆って基板20の一方の主面にCu/Cr積層22をスパッタ法で形成する。このとき、Cr層及びCu層の厚さは、それぞれ15nm及び200nmとすることができる。この後、レジスト層R31,R32をその上のCu/Cr積層部分と共にリフトオフして基板表面部分をそれぞれ露呈する孔Q31,Q32をCu/Cr積層22に形成する。
【0048】
図18の工程では、孔Q31,Q32内の基板表面部分にレジスト層R41,R42をホトリソグラフィ処理により形成する。レジスト層R41,R42は、いずれも光ファイバ位置決め孔に対応するもので、対応する位置決め孔に相当するサイズで形成する。
【0049】
図19には、レジスト層R41,R42を形成したときの基板20の上面を示す。図18,19によれば、レジスト層R41の周囲では孔Q31により、レジスト層R42の周囲では孔Q32によりそれぞれ基板表面部分が円環状に露呈されているのがわかる。
【0050】
図20の工程では、レジスト層R41,R42をマスクとするNi−Fe合金の選択メッキ処理によりNi−Fe合金層からなる光ファイバ位置決め板12を形成する。このとき、メッキ下地膜としてのCu/Cr積層22が円環状に欠如しているレジスト層R41,R42の周辺部では、Cu/Cr積層22の真上に位置する部分に比べてメッキの成長が遅れるため、位置決め板12は、R41等の各レジスト層の周囲で上方に進むほど各レジスト層から離れるように(上方に進むに従ってサイズが増大する位置決め孔を有するように)形成される。
【0051】
図21の工程では、薬液処理によりレジスト層R41,R42を除去して位置決め板12に光ファイバ位置決め孔S31,S32を付与する。この結果、位置決め板12においては、一方の主面から他方の主面に貫通し且つ他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように位置決め孔S31,S32が形成される。
【0052】
図22の工程では、Cu/Cr積層22のうちのCu層をエッチングで除去して基板20から位置決め板12を分離する。Cr層22aが基板20上に残される。
【0053】
上記した光ファイバ位置決め板の製法によれば、光ファイバ位置決め孔S1〜S8,S11〜S16,S31,S32の位置やサイズ及び光ファイバ位置決め孔間ピッチを0.5μm等のサブミクロンオーダーの精度で設定することができる。
【0054】
図16〜22に関して上記した光ファイバ位置決め板の製法によれば、次の(イ)及び(ロ)のような付加的効果が得られる。
【0055】
(イ)図9の工程では、レジスト層R11〜R16の厚さが2μm以上あるため、基板上の凹凸が大きい。このため、図10の工程では、レジスト塗布の平坦性が損なわれやすく、レジスト層R21〜R26の寸法変動を招きやすい。これに対し、図17の工程では、レジスト層R31,R32を除去すると共にCu/Cr積層22の厚さが200nm程度と薄いので,基板上の凹凸が小さい。このため、図18の工程では、レジスト塗布の均一性が向上し、レジスト層R41,R42の寸法変動が低減される。従って、位置決め板12の製造歩留りが向上する。
【0056】
(ロ)図11の工程では、レジスト層R21〜R26の下にレジスト層R11〜R16が存在する状態でメッキ処理を行なうので、図12の工程でレジスト除去を行ない且つ図13の工程でCuエッチングを行なっても、位置決め板12の接着孔M11〜M16や位置決め孔S11〜S16にレジストが残り、汚染を招きやすい。汚染は、光ファイバアレイの組立て時に位置決め精度の低下を招く。これに対し、図20の工程では、レジスト層R41,R42の下にレジスト層が存在しない状態でメッキ処理を行なうので、位置決め板12に付着して残存するレジスト量が少なくなり、汚染を低減できる。従って光ファイバアレイの組立て時の位置決め精度が向上する。
【0057】
上記した光ファイバ位置決め板の製法において、位置決め板12としては、位置決め孔S1〜S8,S11〜S16,S31,S32が1次元配列をなすものを例示したが、位置決め孔が2次元配列をなすものも上記したと同様にして作成可能である。なお、位置決め板12は、いわゆるテーパーエッチングが可能な選択エッチング処理を用いても作成することができる。
【0058】
図23は、この発明の他の実施形態に係る2次元光ファイバアレイの前面構成を示すもので、図23のX−X’線に沿う断面を図24に示す。図23,24において、図1〜4と同様の部分の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0059】
図23,24に示す光ファイバアレイは、4×4本の光ファイバF11〜F44を備えたものである。光ファイバホルダ10は、一例として8mm角の四角柱状のもので、15mmの長さを有する。ホルダ10には、光ファイバF11〜F44をそれぞれ保持するための16個の保持孔が設けられており、これらの保持孔のうち4個の保持孔J21〜J24を図24に示す。J21等の各保持孔は、延長方向に直交する断面の形状が円形状である。
【0060】
ホルダ10には、ガイドピンP1〜P4をそれぞれ挿通するためのピン挿通孔B1〜B4がホルダ10の一端から他端に実質的に平行な状態で貫通するように設けられている。B1等の各ピン挿通孔は、延長方向に直交する断面の形状が円形状である。P1等の各ガイドピンは、ジルコニア、アルミナ等のセラミックからなるもので、直径が1mm程度である。ガイドピンP1〜P4は、位置決め板12Aをホルダ10に位置合せして保持するために用いられる。ガイドピンは、図23において左右1本ずつとしてもよい。
【0061】
ホルダ10において、B1等の各ピン挿通孔は、対応するガイドピンの挿通を容易にするため、ホルダ10の他端側で外方に進むにつれてサイズ(直径)が増大するようになっている。また、J21等の各保持孔は、対応する光ファイバの挿通を容易にするため、ホルダ10の他端側で外方に進むにつれてサイズ(直径)が増大するようになっている。なお、ホルダ10の他端側には、各保持孔のサイズを増大させる代りに図1,2に示したように位置決め板12Bを設けてもよく、必要に応じて案内板14を設けてもよい。この場合、位置決め板12Bや案内板14には、B1等の各ピン挿通孔に対応するピン挿通孔を設ける。
【0062】
ホルダ10の一端には、光ファイバ位置決め板12Aが配置されている。位置決め板12Aには、ホルダ10の16個の保持孔にそれぞれ対応する16個の光ファイバ位置決め孔が行列状に設けられており、これらの位置決め孔のうち4個の位置決め孔H21〜H24を図24に示す。H21等の各位置決め孔は、位置決め板12Aの一方の主面から他方の主面に貫通し且つ他方の主面に近づくにつれてサイズ(直径)が増大するように形成されている。位置決め板12Aには、ホルダ10の4個のピン挿通孔B1〜B4にそれぞれ対応する4個のピン挿通孔C1〜C4が設けられている。C1等の各ピン挿通孔は、位置決め板12Aの一方の主面から他方の主面に貫通し且つ他方の主面に近づくにつれてサイズ(直径)が増大するように形成されている。
【0063】
位置決め板12Aは、前述したような薄膜プロセスにより簡単に且つ精度よく製作可能であり、一例として、8mm角の正方形状を有し且つ50〜100μmの厚さを有するものとすることができる。
【0064】
図23,24の光ファイバアレイを組立てる際には、位置決め板12Aの他方の主面(孔C1〜C4の大サイズ端側の主面)をホルダ10の一方の端面(孔B1〜B4の小サイズ端側の端面)に対向させるようにして位置決め板12Aをホルダ10の一端に配置した状態において、ピン挿通孔B1〜B4をそれぞれ介してピン挿通孔C1〜C4にガイドピンP1〜P4を挿通する。このとき、各ピン挿通孔には、大サイズ端側からガイドピンが挿通されるので、挿通作業が簡単且つスムーズとなる。このようにガイドピンP1〜P4をピン挿通孔B1〜B4をそれぞれ介してピン挿通孔C1〜C4に挿通した状態では、H21等の各位置決め孔がJ21等の対応する保持孔に位置合せされた状態となる。このような位置合せ状態において位置決め板12A及びガイドピンP1〜P4をホルダ10に接着等により装着する。一例としてピン挿通孔C1〜C4の大サイズ端に接着剤を予め塗布しておき、上記のような位置合せの後、接着剤を硬化させることで装着を達成することができる。P1等の各ガイドピンは、図25に示すように位置決め板12Aから例えば1mm程度の所定長だけ突出させるようにする。
【0065】
次に、上記のように位置決め板12A及びガイドピンP1〜P4をホルダ10に装着した状態において、J21等の各保持孔を介してH21等の対応する位置決め孔にF21等の対応する光ファイバを挿通する。このとき、各保持孔及び各位置決め孔には、いずれも大サイズ端側から光ファイバが挿通されるので、挿通作業が簡単且つスムーズとなる。F21等の各光ファイバは、図25に示すようにP1等のガイドピンと同様に位置決め板12Aから所定長だけ突出させるようにする。
【0066】
次に、上記のように光ファイバF11〜F44を挿通した状態のホルダ10に対して図25に示すように処理規制枠を嵌合により装着する。処理規制枠32は、ホルダ10の一端及びその近傍領域においてメッキ処理を規制するためのもので、ホルダ10の一端部及び位置決め板12Aを取囲み且つ位置決め板12Aから例えば200μm程度突出するように装着される。処理規制枠32としては、テフロン(登録商標)又は樹脂等の非金属材料からなり、14mm角の四角筒状で長さ10mmのものを用いることができる。
【0067】
一方、ホルダ10に処理規制枠32を装着する前又はした後、ガイドピンP1〜P4及び光ファイバF11〜F44(図25ではF21〜F24のみ示す)の突出部には、図25に示すように光ファイバ位置決め板34を嵌合により装着する。位置決め板34は、位置決め板12Aと同様の構成を有し、同様にして製作されるもので、ピン挿通孔M1〜M4は、ピン挿通孔C1〜C4にそれぞれ対応し、位置決め孔N21〜N24は、位置決め孔H21〜H24にそれぞれ対応する。M1等の各ピン挿通孔には、大サイズ端側からガイドピンを挿通すると共に、N21等の各位置決め孔には、大サイズ端側から光ファイバを挿通するので、挿通作業を簡単且つスムーズに行なえる。
【0068】
処理規制枠32と位置決め板34との間の間隔Dは、0.5mmとすることができる。ガイドピンP1〜P4及び光ファイバF11〜F44の突出部に位置決め板34を装着した状態では、光ファイバF11〜F44は、位置決め板12A,34間にて高精度に位置決めされている。
【0069】
次に、ホルダ10に処理規制枠32を装着すると共にガイドピンP1〜P4及び光ファイバF11〜F44の突出部に位置決め板34を装着した状態において、金属製ホルダ10に通電してメッキ処理を行ない、位置決め板12Aの一方の主面にメッキ金属(例えばNi−Fe合金)からなる固定層30を形成する。固定層30の厚さKは、100μm以上で処理規制枠32の突出長を越えない厚さとすることができる。
【0070】
メッキ処理の後、処理規制枠32をホルダ10から取外す。そして、必要に応じて位置決め板34とガイドピンP1〜P4及び光ファイバF11〜F44の突出部とを切断等により除去してから固定層30に研磨処理を施すことにより図24に示すように固定層30の表面(図23に示す光ファイバアレイの前面)を平坦化する。このとき、光ファイバF11〜F44は、高精度に位置決めされた状態で固定層30により位置決め板12Aに固定されているので、研磨量kを気にすることなく、研磨面をどこで止めても、各光ファイバの先端位置が高精度に維持される。なお、固定層30は、メッキ処理の代りに接着剤の硬化処理等によっても作成可能である。
【0071】
図23,24に示した光ファイバアレイによれば、ホルダ10の一端部において各光ファイバの先端位置精度を高く維持した状態で各光ファイバを固定層30により位置決め板12Aに強固に固定することができる。
【0072】
この発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の改変形態で実施可能なものである。例えば、次のような変更が可能である。
【0073】
(1)光ファイバホルダ10の形状は、四角柱状に限らず、円柱状、多角柱(例えば三角柱、六角柱)状等であってもよい。
【0074】
(2)光ファイバホルダ10の保持孔やピン挿通孔、位置決め板12A,12B,12,34の位置決め孔やピン挿通孔及び案内板14の案内孔やピン挿通孔の形状は、正方形状や円形状に限らず、多角形(例えば三角形、平行四辺形、六角形)状等であってもよい。
【0075】
(3)この発明は、2次元光ファイバアレイに限らず、1次元光ファイバアレイや単芯の光ファイバホルダ(光ファイバ1本の位置決め)にも適用可能である。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、光ファイバホルダの一端側にて光ファイバ位置決め板により各光ファイバの先端位置を高精度に決定するようにしたので、光ファイバ配置の精度が向上する効果が得られる。
【0077】
また、光ファイバホルダの一端側で光ファイバ位置決め板の各位置決め孔のサイズを光ファイバの受入れが容易になるように設定したので、各光ファイバを光ファイバホルダの対応する保持孔を介して光ファイバ位置決め板の対応する位置決め孔に挿通する作業が簡単且つスムーズとなり、部品点数が少ないことと相俟って光ファイバアレイの製作が容易となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る2次元光ファイバアレイを示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A’線に沿う断面図である。
【図3】 光ファイバ位置決め板を示す前面図である。
【図4】 図3のB−B’線に沿う断面図である。
【図5】 この発明に係る光ファイバ位置決め板の製法の一例におけるレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図6】 図5の工程に続く選択メッキ工程を示す断面図である。
【図7】 図6の工程に続くレジスト除去工程を示す断面図である。
【図8】 図7の工程に続く分離工程を示す断面図である。
【図9】 この発明に係る光ファイバ位置決め板の製法の他の例におけるレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図10】 図9の工程に続くレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図11】 図10の工程に続く選択メッキ工程を示す断面図である。
【図12】 図11の工程に続くレジスト除去工程を示す断面図である。
【図13】 図12の工程に続く分離工程を示す断面図である。
【図14】 選択メッキ処理におけるメッキ層の成長状況を示す断面図である。
【図15】 図9〜13の製法で得られた位置決め板を用いて光ファイバの位置決めを行なった場合において光ファイバ端部の固定状況を示す断面図である。
【図16】 この発明に係る光ファイバ位置決め板の更に他の例におけるレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図17】 図16の工程に続くスパッタ工程及びリフトオフ工程を示す断面図である。
【図18】 図17の工程に続くレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図19】 図18の基板の上面図である。
【図20】 図18の工程に続く選択メッキ工程を示す断面図である。
【図21】 図20の工程に続くレジスト除去工程を示す断面図である。
【図22】 図21の工程に続く分離工程を示す断面図である。
【図23】 この発明の他の実施形態に係る2次元光ファイバアレイを示す前面図である。
【図24】 図23のX−X’線に沿う断面図である。
【図25】 図24の光ファイバアレイにおける固定層のメッキ状況を示す断面図である。
【図26】 従来の2次元光ファイバアレイの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:光ファイバホルダ、12,12A,12B,34:光ファイバ位置決め板、14:光ファイバ案内板、16,A11,A12:接着層、20:基板、22:Cu/Cr積層、22a:Cr層、24,R1〜R8,R11〜R16,R21〜R26,R31,R32,R41,R42:レジスト層、30:光ファイバ固定層、32:処理規制枠、J11〜J81:保持孔、H11〜H88,K11〜K88,S1〜S8,S11〜S16,S31,S32:位置決め孔、G11〜G81:案内孔、F11〜F88:光ファイバ、M11〜M16:接着孔、P1〜P4:ガイドピン。
Claims (9)
- 位置決め対象としての1又は複数の光ファイバと、
前記位置決め対象としての各光ファイバに対応し且つ該光ファイバを挿通可能な光ファイバ保持孔を有し、一端から他端まで連続した構成材料からなる細長い円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって該一端から該他端に貫通するように各光ファイバ保持孔が形成されているものと、
前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した光ファイバ位置決め孔が一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された位置決め板であって該他方の主面にて各光ファイバ位置決め孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるようにして前記光ファイバホルダの一端に装着されたものと、
前記光ファイバホルダの一端に前記位置決め板を装着し且つ各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔と前記位置決め板の対応する光ファイバ位置決め孔とに挿通した状態において前記光ファイバを前記位置決め板に固定する固定手段と
を備えた光ファイバアレイ。 - 位置決め対象としての1又は複数の光ファイバと、
前記位置決め対象としての各光ファイバに対応し且つ該光ファイバを挿通可能な光ファイバ保持孔を有し、一端から他端まで連続した構成材料からなる細長い円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって該一端から該他端に貫通するように各光ファイバ保持孔が形成されているものと、
前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した第1の光ファイバ位置決め孔が一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された第1の位置決め板であって該他方の主面にて各第1の光ファイバ位置決め孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるようにして前記光ファイバホルダの一端に装着されたものと、
前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した第2の光ファイバ位置決め孔が一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された第2の位置決め板であって該一方の主面にて各第2の光ファイバ位置決め孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるようにして前記光ファイバホルダの他端に装着されたものと、
前記光ファイバホルダの一端及び他端にそれぞれ前記第1及び第2の位置決め板を装着し且つ各光ファイバを前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔と前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔と前記第1の位置決め板の対応する第1の光ファイバ位置決め孔とに挿通した状態において前記光ファイバを前記第1及び第2の位置決め板のうち少なくとも一方のものに固定する固定手段と
を備えた光ファイバアレイ。 - 前記光ファイバホルダが金属からなると共に、前記固定手段が金属製の固定層からなっている請求項1又は2記載の光ファイバアレイ。
- 請求項1記載の光ファイバアレイにおいて前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔と、前記位置決め板の各光ファイバ位置決め孔とをいずれも多角形状とするか又は請求項2記載の光ファイバアレイにおいて前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔と、前記第1の位置決め板の各第1の光ファイバ位置決め孔と、前記第2の位置決め板の各第2の光ファイバ位置決め孔とをいずれも多角形状とした光ファイバアレイ。
- 位置決め対象としての1又は複数の光ファイバと、前記位置決め対象としての各光ファイバに対応し且つ該光ファイバを挿通可能な光ファイバ保持孔を有し、一端から他端まで連続した構成材料からなる細長い円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって該一端から該他端に貫通するように各光ファイバ保持孔が形成されているものと、前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した光ファイバ位置決め孔が位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された位置決め板であってその一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように各光ファイバ位置決め孔が形成されているものとを用意するステップと、
前記位置決め板の他方の主面にて前記位置決め板の各光ファイバ位置決め孔が前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通するように前記位置決め板を前記光ファイバホルダの一端に装着するステップと、
前記光ファイバホルダの一端に前記位置決め板を装着した状態において各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔を介して前記位置決め板の対応する光ファイバ位置決め孔に挿通するステップと
を含む光ファイバ位置決め方法。 - 前記位置決め板を用意するステップは、
基板の一方の主面にメッキ下地層を形成する工程と、
前記メッキ下地層の上に所望の1又は複数の光ファイバ位置決め孔に対応するレジスト層を形成すると共に該レジスト層をマスクとして前記メッキ下地層の上に金属をメッキすることにより前記レジスト層に対応する光ファイバ位置決め孔を有する金属板を形成する工程であって、前記レジスト層の形状を制御するか又は前記レジスト層の近傍でのメッキ成長の遅れを利用することにより前記レジスト層に対応する光ファイバ位置決め孔を前記金属板の一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成する工程と、
前記レジスト層及び前記メッキ下地層を除去することにより前記金属板を前記基板から分離する工程と
を含み、分離された前記金属板を前記位置決め板として用いるものである請求項5記載の光ファイバ位置決め方法。 - 位置決め対象としての1又は複数の光ファイバと、前記位置決め対象としての各光ファイバに対応し且つ該光ファイバを挿通可能な光ファイバ保持孔を有し、一端から他端まで連続した構成材料からなる細長い円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって該一端から該他端に貫通するように各光ファイバ保持孔が形成されているものと、前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した第1の光ファイバ位置決め孔が位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された第1の位置決め板であってその一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように各第1の光ファイバ位置決め孔が形成されているものと、前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔に対応した第2の光ファイバ位置決め孔が位置及びサイズについてサブミクロンオーダーの精度で形成された第2の位置決め板であってその一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように各第2の光ファイバ位置決め孔が形成されているものとを用意するステップと、
前記第1の位置決め板の他方の主面にて前記第1の位置決め板の各第1の光ファイバ位置決め孔が前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通するように前記第1の位置決め板を前記光ファイバホルダの一端に装着すると共に前記第2の位置決め板の一方の主面にて前記第2の位置決め板の各第2の光ファイバ位置決め孔が前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通するように前記第2の光ファイバ位置決め板を前記光ファイバホルダの他端に装着するステップと、
前記光ファイバホルダの一端及び他端にそれぞれ前記第1及び第2の位置決め板を装着した状態において各光ファイバを前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔から前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔を介して前記第1の位置決め板の対応する第1の光ファイバ位置決め孔に挿通するステップと
を含む光ファイバ位置決め方法。 - 前記用意するステップでは、前記第2の位置決め板の各第2の光ファイバ位置決め孔に対応した光ファイバ案内孔を有する案内板であってその一方の主面から他方の主面に貫通するように各光ファイバ案内孔が前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔より大きなサイズで形成されているものを用意し、前記装着するステップでは、前記第2の位置決め板の他方の主面にて前記案内板の各光ファイバ案内孔が前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔に連通するように前記案内板を前記第2の位置決め板に装着し、前記挿通するステップでは、前記案内板を前記第2の位置決め板に装着した状態において各光ファイバを前記案内板の対応する光ファイバ案内孔を介して前記第2の位置決め板の対応する第2の光ファイバ位置決め孔に挿通する請求項7記載の光ファイバ位置決め方法。
- 前記第1及び第2の位置決め板のうちいずれの位置決め板を用意するステップも、
基板の一方の主面にメッキ下地層を形成する工程と、
前記メッキ下地層の上に所望の1又は複数の光ファイバ位置決め孔に対応するレジスト層を形成すると共に該レジスト層をマスクとして前記メッキ下地層の上に金属をメッキすることにより前記レジスト層に対応する光ファイバ位置決め孔を有する金属板を形成する工程であって、前記レジスト層の形状を制御するか又は前記レジスト層の近傍でのメッキ成長の遅れを利用することにより前記レジスト層に対応する光ファイバ位置決め孔を前記金属板の一方の主面から他方の主面に貫通し且つ該他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成する工程と、
前記レジスト層及び前記メッキ下地層を除去することにより前記金属板を前記基板から分離する工程と
を含み、分離された前記金属板を前記位置決め板として用いるものである請求項7又は8記載の光ファイバ位置決め方法。
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