JP2949282B2 - V溝付光導波路基板の製造方法及びその製法により製造されたv溝付光導波路基板 - Google Patents

V溝付光導波路基板の製造方法及びその製法により製造されたv溝付光導波路基板

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JP2949282B2
JP2949282B2 JP9603597A JP9603597A JP2949282B2 JP 2949282 B2 JP2949282 B2 JP 2949282B2 JP 9603597 A JP9603597 A JP 9603597A JP 9603597 A JP9603597 A JP 9603597A JP 2949282 B2 JP2949282 B2 JP 2949282B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光導波路に接続さ
れる光ファイバを位置決め固定するためのV溝を有する
V溝付光導波路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のV溝付光導波路基板は例えば図
12に示すような構成を有するもので、Si基板11の
一半部に光導波路12が形成され、他半部にV溝13が
形成されている。光導波路12はこの例ではSi基板1
1上に形成されたアンダークラッドをなすSiO2 膜1
4と、ポリマーよりなるコア15と、このコア15を覆
うポリマーよりなるクラッド16とによって構成されて
おり、Si基板11の中央部に形成された矩形溝17に
よってその接続端面18が形成されている。
【0003】V溝13は、このV溝13に収容されて位
置決め固定される光ファイバ(図示せず)の軸心がコア
15の軸心に一致するように形成されており、このV溝
13に光ファイバを固定することにより、光ファイバと
光導波路12との接続を容易に行うことができるものと
なっている。このようなV溝付光導波路基板は、従来、
図13に示すような工程を経て製造されている。即ち、 (1)SiO2 膜14が形成されたSiウエハ(Si基
板)11にレジスト21を塗布し、図に示したようなV
溝用フォトマスク22を用いてフォトリソグラフィによ
りパターニングし、V溝となる部分23及びマーカ24
部分のSiO2膜14をエッチング除去する。
【0004】(2)レジスト21を除去した後、SiO
2 膜14をマスクとして異方性エッチングすることによ
り、Siウエハ11にV溝13とマーカ24とを形成す
る。 (3)このウエハ上に光導波路のコアとなるポリマー2
5を成膜する。 (4)レジスト26を塗布して、図に示したような光導
波路用フォトマスク27を用い、マーカ24の位置に合
わせてフォトリソグラフィによりパターニングする。
【0005】(5)ポリマー25をエッチングしてコア
15を形成する。以下、図13には示していないが、こ
のコア15にクラッドをなすポリマーを塗布した後、ウ
エハを所要の寸法に切断し、かつ矩形溝17を形成する
ことにより、図12に示したV溝付光導波路基板を得る
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の製造方法ではV溝13と光導波路12のコア15の作
製に別々のフォトマスクを使用するため、V溝13とコ
ア15との位置合わせ精度、即ち光ファイバの軸心とコ
ア15の軸心との位置合わせ精度は2枚のフォトマスク
22,27の位置合わせ精度で決まる。
【0007】一方、例えばシングル・モード・ファイバ
のコアは直径6〜10μm 程度と非常に小さく、光導波
路のコア寸法も同程度であるため、これらの接続には1
μm以下の位置合わせ精度が必要になるものの、2枚の
フォトマスクの位置合わせを1μm 以下の精度で行うこ
とは困難であり、従ってこのような微小コアの光ファイ
バと光導波路との接続を可能とするV溝付光導波路基板
の製造は従来においては極めて困難となっていた。
【0008】この発明の目的はこの問題点に鑑み、V溝
と光導波路コアとの高精度の位置合わせを実現でき、よ
って光ファイバと光導波路との高精度の接続を行うこと
ができるV溝付光導波路基板の製造方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明はV溝パターン
と光導波路のコアパターンとが形成された1枚のフォト
マスクを用いてV溝付光導波路基板を製造するものであ
り、請求項1の発明によれば、Siウエハ上にアンダー
クラッド用のSiO2 膜及び光導波路のコア高さに対応
する膜厚のメタル厚膜を順次形成し、そのメタル厚膜を
V溝パターンと光導波路のコアパターンとを有する1枚
のフォトマスクを用いてフォトリソグラフィによりパタ
ーニングしてV溝及び光導波路のコアとなる部分のメタ
ル厚膜をエッチング除去し、次に、V溝となる部分のS
iO2 膜をエッチング除去して、Siウエハを異方性エ
ッチングすることにより、V溝を形成し、次に、コアと
なる部分にポリマーを充填してコアを形成した後、メタ
ル厚膜をエッチング除去して、そのコアにクラッドをな
すポリマーを塗布することによってV溝付光導波路基板
が製造される。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1は請求項1の発明の
実施例を製造工程順に示したものであり、以下(1)〜
(9)の各工程について説明する。 (1)Siウエハ11上にアンダークラッド用のSiO
2 膜14を形成し、その上に光導波路のコア高さに対応
する膜厚のメタル厚膜31を成膜する。
【0011】(2)レジスト32を塗布し、V溝パター
ン33と光導波路のコアパターン34とを有するフォト
マスク35を用いてフォトリソグラフィによりパターニ
ングする。 (3)メタル厚膜31をエッチングし、V溝となる部分
36及び光導波路のコアとなる部分37のメタル厚膜3
1を除去する。
【0012】(4)コアとなる部分37に新たにレジス
ト38を塗布し、V溝となる部分36のSiO2 膜14
をエッチング除去する。 (5)レジスト32,38を除去し、SiO2 膜14及
びメタル厚膜31をマスクとしてSiウエハ11を異方
性エッチングすることにより、V溝13を形成する。エ
ッチャントにはKOHやTMAHが使用される。
【0013】(6)コアとなる部分37にポリマーを充
填してコア15を形成する。 (7)メタル厚膜31をエッチング除去する。 (8)コア15にクラッドとなるポリマー39を塗布す
る。 (9)ダイシングにより光導波路12とV溝13との境
界に矩形溝17を形成する。
【0014】以下、このウエハを所要の寸法に切断加工
すれば、図12に示したV溝付光導波路基板が得られ
る。図2はV溝13の形成までの工程詳細をY−Z断面
及びY−X断面で示したものであり、図3は光導波路1
2の形成工程の詳細をY−X断面で示したものである。
【0015】メタル厚膜31は、この例ではメッキによ
って形成されており、即ち図2及び3に示したように、
メッキベースとなる蒸着膜(メタル薄膜)31aとメッ
キ膜31bとによって構成されている。なお、この例に
限らず、蒸着膜やスパッタ膜等で厚膜を成膜してもよ
い。メタル厚膜31の使用材料としては例えばニッケル
やクロムが用いられる。
【0016】光導波路のコア及びクラッド用のポリマー
としては、例えばフッ素化ポリイミド、ポリシロキサ
ン、ベンゾシクロブテン、ポリメタクリレート等の材料
を用いることができ、これ以外にも液状の材料を加熱も
しくは露光により硬化させるタイプのものであれば使用
できる。コアとクラッドとの屈折率差は微量の添加物を
添加することにより、制御される。
【0017】コアとなる部分37へのポリマーの充填は
ディスペンサーを用いて行うことができ、またスプレー
コート等による方法でもよい。余剰なポリマー41は図
3に示したように、反応性イオンエッチング(RIE)
等で除去する。クラッドをなすポリマー39はスプレー
コート等により塗布される。なお、コアとなる部分37
へのレジスト38の塗布はこの部分のSiO2 膜14が
エッチングされてしまわないようにするための保護膜で
あり、塗布精度はそれぼど必要ではないので、印刷等に
より行われる。
【0018】Siウエハ11には熱酸化によってSiO
2 膜14を形成すればよく、またこれを省いて市販のS
iO2 膜付Siウエハを用いるものとしてもよい。以
上、詳述したように、この例では1枚のフォトマスクに
よってV溝と光導波路のコアとが同時にパターニングさ
れ、つまりV溝と光導波路のパターンを1枚のフォトマ
スク上に形成するものであるため、それらの位置情報は
0.5μm 以下と極めて高精度となる。
【0019】図4はメタル薄膜をパターニングしてV溝
を形成した後、そのメタル薄膜上にメッキ膜を成長させ
る請求項2の発明の実施例の要部を示したものである。
この例ではSiウエハ11上にSiO2 膜14及びメタ
ル薄膜(蒸着膜)31aを順次形成した後、図1の
(2)〜(5)と同様の工程で、先ずV溝13を形成
し、次にこの図4に示した工程により光導波路12を形
成する。即ち、コアとなる部分37がエッチング除去さ
れているメタル薄膜31a上にメッキ膜31bを成長さ
せて光導波路のコア高さに対応する膜厚のメタル厚膜3
1を形成し、その後図1の(6)以降と同様の工程で光
導波路12を形成する。
【0020】この例によればメタル厚膜31をパターニ
ングする図1に示した製造方法に比し、メタル薄膜31
aの膜厚が薄い分、そのパターニングを容易に行うこと
ができる。なお、メッキ膜31bの形成はウエハ全体で
はなく、コア15を形成する部分のみとしてもよい。上
述した例ではコアとなる部分37のメタル膜をいずれも
エッチングで除去しているが、逆にこの部分を残すよう
にしてもコアを形成することができる。図5及び6はこ
のような方法をとる請求項3の発明の実施例を示したも
のであり、図5はV溝13の形成までの工程を示し、図
6は光導波路12の形成工程を示したものである。以
下、この図5,6に示した(1)〜(10)の各工程に
ついて説明する。
【0021】(1)Siウエハ11上にアンダークラッ
ド用のSiO2 膜14を形成し、その上に光導波路のコ
ア高さに対応する膜厚のメタル厚膜31を成膜する。 (2)レジスト32を塗布し、V溝パターン33と、そ
のV溝パターン33と白黒反転された光導波路のコアパ
ターン34’とを有するフォトマスク42を用いてフォ
トリソグラフィによりパターニングする。
【0022】(3)メタル厚膜31をエッチングし、光
導波路のコアとなる部分37の両側及びV溝となる部分
36のメタル厚膜31を除去する。 (4)V溝となる部分36を除いてSiO2 膜14上に
レジスト38を塗布し、V溝となる部分36のSiO2
膜14をエッチング除去する。 (5)レジスト32,38を除去し、Siウエハ11を
異方性エッチングすることにより、V溝13を形成す
る。
【0023】(6)コアとなる部分37に残っているメ
タル厚膜31(蒸着膜31aとメッキ膜31bとよりな
る)にポリマー43を塗布する。このポリマー43の、
メタル厚膜31の両側部分はサイドクラッドとなる。 (7)レジスト44を塗布してパターニングし、コアと
なる部分37のメタル厚膜31上のポリマー43をRI
Eにより除去する。
【0024】(8)メタル厚膜31をエッチング除去し
た後、コアとなる部分37にポリマー41を充填してコ
ア15を形成する。なお、V溝13のまわりのメタル厚
膜31もこの際、同時にエッチング除去される。 (9)余剰なポリマー41,43をRIEにより除去す
る。 (10)コア15にオーバークラッドをなすポリマー4
5を塗布して光導波路12が完成する。
【0025】以下、矩形溝17を形成し、所要の切断加
工を施すことにより、V溝付光導波路基板が完成する。
図7は上述したコアとなる部分のメタル膜を残す製造方
法において、メタル膜を、V溝13形成後にメッキ成長
させる請求項4の発明の実施例の要部を示したものであ
る。
【0026】この例では、メタル薄膜31aを図5と同
様にパターニングしてV溝13を形成した後、図7に示
すようにコアとなる部分37のメタル薄膜31a上にメ
ッキ膜31bを成長させて光導波路のコア高さに対応す
る膜厚のメタル厚膜31とし、以下図6と同様の工程で
光導波路12を形成するものとなっている。以上、光導
波路のアンダークラッドをSiO2 膜とし、サイドクラ
ッド、オーバークラッド及びコアをポリマーにより形成
する例について説明したが、次にクラッド及びコアを全
てSiO2 膜とする製造方法について説明する。
【0027】図8はこのような構成を有する請求項5の
発明の実施例を製造工程順に示したものである。以下、
(1)〜(8)の各工程について説明する。 (1)Siウエハ11上に光導波路のコア高さに対応す
る膜厚のサイドクラッド用SiO2 膜51を形成する。 (2)レジスト52を塗布し、図1に示したものと同様
のフォトマスク35を用いてフォトリソグラフィにより
パターニングする。
【0028】(3)SiO2 膜51をエッチングし、V
溝となる部分36及びコアとなる部分37のSiO2
51を除去する。 (4)コアとなる部分37に新たにレジスト53を塗布
する。 (5)Siウエハ11を異方性エッチングすることによ
り、V溝13を形成し、レジスト52,53を除去す
る。そして、コアとなる部分37にアンダークラッドを
なすSiO2 膜54を熱酸化により形成する。
【0029】(6)SiO2 膜54上にコアとして適し
た屈折率を有するSiO2 膜を成膜してコア15を形成
する。 (7)コア15上に、オーバークラッドをなすSiO2
膜55を成膜する。 (8)ダイシングにより光導波路12とV溝13との境
界に矩形溝17を形成する。
【0030】以下、このウエハを切断加工することによ
り、クラッド及びコアがSiO2 膜よりなるV溝付光導
波路基板が完成する。図9は、この図8における光導波
路12の形成工程をY−X断面で示したものである。コ
ア15を形成するSiO2 膜56の余剰部分はRIE等
により除去される。なお、これらSiO2 膜51,5
5,56は例えばCVDや火炎堆積法により形成され
る。コアとクラッドとの屈折率差は周知の技術により微
量の添加物を添加して制御される。
【0031】この図8及び9に示した例ではV溝13の
エッチング時に、コアとなる部分37のSiウエハ11
がエッチングされないようにレジスト53を塗布する必
要があるが、次に、このレジスト53の塗布を不要とし
た請求項6の発明の実施例について説明する。図10
(1)〜(8)はこの実施例を工程順に示したものであ
る。以下、各工程について説明する。
【0032】(1)Siウエハ11上に、V溝となる部
分を除いてアンダークラッド用のSiO2 膜54を形成
する。この形成は熱酸化によりSiO2 膜54を全面形
成した後、V溝となる部分のSiO2 膜54をエッチン
グ除去すればよく、例えば図に示したように形成され
る。 (2)光導波路のコア高さに対応する膜厚のサイドクラ
ッド用SiO2 膜51を全面形成する。
【0033】(3)レジスト52を塗布し、フォトマス
ク35を用いてフォトリソグラフィによりパターニング
する。 (4)SiO2 膜51をエッチングし、V溝となる部分
36及びコアとなる部分37のSiO2 膜51を除去す
る。この際、エッチングをコントロールすることによ
り、V溝となる部分36にはSiウエハ11が露出し、
コアとなる部分37にはSiO2 膜54が残ったものと
なる。
【0034】(5)レジスト52を除去し、Siウエハ
11を異方性エッチングすることにより、V溝13を形
成する。 (6)コアとなる部分37にコアとして適した屈折率を
有するSiO2 膜56を成膜してコア15を形成する。
以下、図8の(7)以降と同様にしてV溝付光導波路基
板が完成する。
【0035】これら図8及び10に示した例はコア高さ
に対応する膜厚のSiO2 膜51をパターニングし、エ
ッチング除去した部分に、V溝13及びコア15を形成
するものであり、即ちこのSiO2 膜51がそのままサ
イドクラッドを構成するものとなっている。なお、コア
15及びオーバークラッドはそれぞれSiO2 膜に替え
てポリマーにより構成するようにしてもよい。
【0036】図11はアンダークラッド61及びサイド
クラッド62がそれぞれSiO2 膜よりなり、コア15
及びオーバークラッド63がそれぞれポリマーよりなる
V溝付光導波路基板を示したものであり、例えばコア1
5の寸法を10×10μm □とし、ポリマーを前述した
ポリイミドで構成して、各部の屈折率を、 アンダークラッド、サイドクラッド(SiO2 ): 1.46 オーバークラッド(ポリイミド) : 1.52 コア(ポリイミド) : 1.522 とすることにより、このような構成でもシングル・モー
ド導波路が得られることを確認した。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
V溝と光導波路のコアとは、V溝パターンとコアパター
ンとを有する1枚のフォトマスクによってパターニング
されるため、それらV溝とコアとの位置精度は1枚のフ
ォトマスク内のパターン形成精度で決まり、つまり位置
精度を0.5μm 以下と極めて高精度とすることができる
ため、光ファイバと光導波路との高精度の位置合わせが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を説明するための製造
工程図。
【図2】図1におけるV溝形成までの工程詳細を示す
図。
【図3】図1における光導波路形成工程の詳細を示す
図。
【図4】請求項2の発明の実施例を説明するための製造
工程図。
【図5】請求項3の発明の実施例を説明するための製造
工程図。
【図6】請求項3の発明の実施例を説明するための製造
工程図。
【図7】請求項4の発明の実施例を説明するための製造
工程図。
【図8】請求項5の発明の実施例を説明するための製造
工程図。
【図9】図8における光導波路形成工程の詳細を示す
図。
【図10】請求項6の発明の実施例を説明するための製
造工程図。
【図11】請求項11の発明の実施例を示す斜視図。
【図12】V溝付光導波路基板の構成を示す斜視図。
【図13】従来のV溝付光導波路基板の製造方法を説明
するための製造工程図。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路に接続される光ファイバを位置
    決め固定するためのV溝を有するV溝付光導波路基板の
    製造方法であって、 Siウエハ上にアンダークラッド用のSiO2 膜及び光
    導波路のコア高さに対応する膜厚のメタル厚膜を順次形
    成し、 そのメタル厚膜を、V溝パターンと光導波路のコアパタ
    ーンとを有する1枚のフォトマスクを用いてフォトリソ
    グラフィによりパターニングして、V溝及び光導波路の
    コアとなる部分の上記メタル厚膜をエッチング除去し、 次に、上記V溝となる部分の上記SiO2 膜をエッチン
    グ除去して、上記Siウエハを異方性エッチングするこ
    とにより、V溝を形成し、 次に、上記コアとなる部分にポリマーを充填してコアを
    形成した後、上記メタル厚膜をエッチング除去して、そ
    のコアにクラッドをなすポリマーを塗布することを特徴
    とするV溝付光導波路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 光導波路に接続される光ファイバを位置
    決め固定するためのV溝を有するV溝付光導波路基板の
    製造方法であって、 Siウエハ上にアンダークラッド用のSiO2 膜及びメ
    タル薄膜を順次形成し、 そのメタル薄膜を、V溝パターンと光導波路のコアパタ
    ーンとを有する1枚のフォトマスクを用いてフォトリソ
    グラフィによりパターニングして、V溝及び光導波路の
    コアとなる部分の上記メタル薄膜をエッチング除去し、 次に、上記V溝となる部分の上記SiO2 膜をエッチン
    グ除去して、上記Siウエハを異方性エッチングするこ
    とにより、V溝を形成し、 次に、上記メタル薄膜上にメッキ膜を成長させて光導波
    路のコア高さに対応する膜厚のメタル厚膜とした後、上
    記コアとなる部分にポリマーを充填してコアを形成し、 次に、上記メタル厚膜をエッチング除去した後、上記コ
    アにクラッドをなすポリマーを塗布することを特徴とす
    るV溝付光導波路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 光導波路に接続される光ファイバを位置
    決め固定するためのV溝を有するV溝付光導波路基板の
    製造方法であって、 Siウエハ上にアンダークラッド用のSiO2 膜及び光
    導波路のコア高さに対応する膜厚のメタル厚膜を順次形
    成し、 そのメタル厚膜を、V溝パターンと、そのV溝パターン
    と白黒反転された光導波路のコアパターンとを有する1
    枚のフォトマスクを用いてフォトリソグラフィによりパ
    ターニングして、光導波路のコアとなる部分の両側及び
    V溝となる部分の上記メタル厚膜をエッチング除去し、 次に、上記V溝となる部分の上記SiO2 膜をエッチン
    グ除去して、上記Siウエハを異方性エッチングするこ
    とにより、V溝を形成し、 次に、上記コアとなる部分に残っているメタル厚膜の両
    側にサイドクラッドをなすポリマーを塗布した後、上記
    メタル厚膜をエッチング除去し、 次に、上記コアとなる部分にポリマーを充填してコアを
    形成し、そのコアにオーバークラッドをなすポリマーを
    塗布することを特徴とするV溝付光導波路基板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 光導波路に接続される光ファイバを位置
    決め固定するためのV溝を有するV溝付光導波路基板の
    製造方法であって、 Siウエハ上にアンダークラッド用のSiO2 膜及びメ
    タル薄膜を順次形成し、 そのメタル薄膜を、V溝パターンと、そのV溝パターン
    と白黒反転された光導波路のコアパターンとを有する1
    枚のフォトマスクを用いてフォトリソグラフィによりパ
    ターニングして、光導波路のコアとなる部分の両側及び
    V溝となる部分の上記メタル薄膜をエッチング除去し、 次に、上記V溝となる部分の上記SiO2 膜をエッチン
    グ除去して、上記Siウエハを異方性エッチングするこ
    とにより、V溝を形成し、 次に、上記コアとなる部分に残っているメタル薄膜上に
    メッキ膜を成長させて光導波路のコア高さに対応する膜
    厚のメタル厚膜とした後、そのメタル厚膜の両側にサイ
    ドクラッドをなすポリマーを塗布し、 次に、上記メタル厚膜をエッチング除去した後、上記コ
    アとなる部分にポリマーを充填してコアを形成し、その
    コアにオーバークラッドをなすポリマーを塗布すること
    を特徴とするV溝付光導波路基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 光導波路に接続される光ファイバを位置
    決め固定するためのV溝を有するV溝付光導波路基板の
    製造方法であって、 Siウエハ上に光導波路のコア高さに対応する膜厚のサ
    イドクラッド用SiO 2 膜を形成し、 そのSiO2 膜を、V溝パターンと光導波路のコアパタ
    ーンとを有する1枚のフォトマスクを用いてフォトリソ
    グラフィによりパターニングして、V溝及び光導波路の
    コアとなる部分の上記SiO2 膜をエッチング除去し、 次に、上記コアとなる部分にレジストを塗布して上記S
    iウエハを異方性エッチングすることにより、V溝を形
    成し、 次に、上記レジストを除去して上記コアとなる部分にア
    ンダークラッドをなす熱酸化SiO2 膜及びコアを順次
    形成した後、オーバークラッドを形成することを特徴と
    するV溝付光導波路基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 光導波路に接続される光ファイバを位置
    決め固定するためのV溝を有するV溝付光導波路基板の
    製造方法であって、 Siウエハ上に、V溝となる部分を除いてアンダークラ
    ッド用の第1のSiO 2 膜を形成した後、光導波路のコ
    ア高さに対応する膜厚のサイドクラッド用の第2のSi
    2 膜を全面形成し、 その第2のSiO2 膜を、V溝パターンと光導波路のコ
    アパターンとを有する1枚のフォトマスクを用いてフォ
    トリソグラフィによりパターニングして、V溝及び光導
    波路のコアとなる部分の上記第2のSiO2 膜をエッチ
    ング除去し、 次に、上記Siウエハを異方性エッチングすることによ
    り、V溝を形成し、 次に、上記コアとなる部分にコアを形成した後、オーバ
    ークラッドを形成することを特徴とするV溝付光導波路
    基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5乃至6記載のいずれかのV溝付
    光導波路基板の製造方法において、 上記コアを、上記コアとなる部分にポリマーを充填して
    形成することを特徴とするV溝付光導波路基板の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至6記載のいずれかのV溝付
    光導波路基板の製造方法において、 上記コアを、上記コアとなる部分にSiO2 膜を成膜し
    て形成することを特徴とするV溝付光導波路基板の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至6記載のいずれかのV溝付
    光導波路基板の製造方法において、 上記オーバークラッドを、ポリマーを塗布して形成する
    ことを特徴とするV溝付光導波路基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至6記載のいずれかのV溝
    付光導波路基板の製造方法において、 上記オーバークラッドを、SiO2 膜を成膜して形成す
    ることを特徴とするV溝付光導波路基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 基板上の一半部に光導波路が形成さ
    れ、その光導波路と接続される光ファイバを位置決め固
    定するためのV溝が上記基板の他半部に形成されてなる
    V溝付光導波路基板において、 上記光導波路のコアは、上記基板上に形成されたクラッ
    ドとして適した屈折率を有するSiO2 膜を、フォトマ
    スクを用いてフォトリソグラフィによりパターニングし
    てエッチング除去した部分に、ポリマーが充填されて形
    成され、 上記V溝は、上記SiO2 膜が上記フォトマスクにより
    上記パターニングと同時にパターニングされてエッチン
    グ除去された部分に形成されていることを特徴とするV
    溝付光導波路基板。
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