JP3752433B2 - 積層型バラントランス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は積層型バラントランスに関し、特にたとえばUHF帯以上の高周波回路における伝送線路のインピーダンスを変換するためのインピーダンス変換器や平衡伝送線路の信号及び不平衡伝送線路の信号を相互に変換するための信号変換器、位相変換器などに用いる積層型バラントランスに関する。
【0002】
【従来の技術】
バラントランス1は、図6に等価回路で示すように入力端子2a及び2つの伝送線路導体からなる不平衡伝送線路3、出力端子2b、2cを夫々有する平衡伝送線路4a,4bからなる。このバラントランス1を用いて、不平衡伝送線路3の信号及び平衡伝送線路4a,4bの信号を相互に変換するためには、例えば、入出力端子2aに不平衡伝送線路3が接続し、他の2つの出力端子2b,2cに一端が接地された平衡伝送線路4a,4bをそれぞれ接続する。そして、入力端子2aから不平衡信号を不平衡伝送線路3に入力すると、各伝送線路導体を通じて平衡伝送線路4a,4b間で電磁結合が生じ、信号が出力側配線5a、5bを通じて出力端子2b、2cに平衡信号として取り出される。即ち、取り出された信号は、その位相として互いに180度ずれ、レベルが等くなる。
【0003】
このようなバラントランスとしては、UHF帯以上の高周波帯域では変換損失を考慮し、同軸構造のバラントランスが一般的に用いられている。
しかしながら、上述した構成の同軸構造のバラントランスにおいては、構造が大型化しやすく移動無線機などのように小型化が要求される回路設計への応用は困難であるため、近年積層タイプの積層型バラントランスが考案されている(特開平7−176918号)。
図7に積層型バラントランスの構造を分解斜視図で示す。本構造としては、誘電体層120a〜120eが積層された積層体の誘電体層120c一方主面に、一方が入力端子200に接続され、他方が開放されて2つの渦巻を形成したλ/2のストリップライン210が、誘電体層120c他方主面に、一方がアース電極160に接続され、他方が出力側となる渦巻状のλ/4のストリップライン230,240を形成し、アース電極161がストリップライン230,240と対面して形成している。これにより、図5で示す等価回路のバラントランス1を形成している。
【0004】
このようなバラントランス1では従来の同軸構造バラントランスに比べて小型化が達成できるとともに、上側のアース電極160によりストリップライン210(不平衡伝送線路)に入るノイズを遮断するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−176918号の積層型バラントランスは、以下に示す問題点があった。
図8は図7のA−A線断面図である。従来の積層型バラントランスは図7、図8に示す様に、ストリップライン210はストリップライン230、240と電磁結合させるために互いに対向する渦巻を一体的に同一の誘電体層上に形成している。
【0006】
しかしながら、このストリップライン210の2つの渦巻が一体的に形成しているために、誘電体層を積層する製造工程において誘電体層120c、120dの何れかに積層ずれが生じた場合には、ストリップライン210、ストリップライン230間及びストリップライン210、ストリップライン240間の磁気結合力のバランスが崩れる場合がある。これにより、積層型バラントランスの挿入損失が悪化し、その結果、量産工程における歩留まりが低下するという問題点があった。
【0007】
また、特開平7−176918号の積層型のバラントランスは、同軸構造のバラントランスに比較して確かに薄型化に適しているが、上述のように2層に亘るアース電極160、161と入力端子200とが別の層に形成されているために、更なる薄型化するには限界があった。
【0008】
本発明は上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、積層ずれによる特性の劣化を抑制することができると共に、挿入損失を改善して信頼性を向上し歩留まりを向上させることが可能となる積層型バラントランスを提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は薄型に適した積層型バラントランスを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために本発明は、渦巻状に形成された第1、第2、第3、及び第4ストリップラインを含み、前記各ストリップラインは、その長さが使用周波数のλ/4の長さに設定され、前記第1ストリップラインと前記第4ストリップラインとを接続することにより一次側コイルを構成するとともに、前記第2ストリップラインと前記第3ストリップラインとがそれぞれ二次側コイルを構成し、前記第1ストリップラインには前記第3ストリップラインが、前記第2ストリップラインには前記第4ストップラインがそれぞれ電磁界結合され、前記一次側コイルの一端を信号入力端とし、前記各二次側コイルの一端をアース電極に接地するとともに他端を信号出力端とし、前記第1、第2、第3、及び第4ストリップラインを、第1、第2誘電体層を含む複数の誘電体層を積層してなる積層体の内部に設けた積層型バラントランスであって、前記第1ストリップライン及び第2ストリップラインを前記第1誘電体層の一方主面に、前記第3ストリップライン及び第4ストリップラインを前記第2誘電体層の一方主面にそれぞれ配置したことを特徴とする積層型バラントランスを提供する。
【0011】
本発明の構成によれば、従来の2つの渦巻を一体的に同一誘電体層上に形成していたλ/2のストリップラインを第1ストリップラインと第4ストリップラインとに分け、更に、夫々異なる第1、第2誘電体層に分離配置しているために、第1、第2誘電体層の何れかに積層ズレが生じても、第1、第4ストリップラインの何れか一方がずれるだけであるため、従来のλ/2ストリップラインがズレる量よりも少なくなり、これにより、磁気結合力のバランスが崩れる割合が低くなって挿入損失が向上し、量産工程における歩留まりが向上できるものである。
【0012】
また、従来、図6に示すストリップライン230,240が同一の誘電体層120dに異なる方向に巻回し、かつ互いの間隔が近接して配置しているために、各ストリップライン230,240の中心側端部からアース電極161側に流れる電流の向きが逆となり、電磁結合が弱められる場合があるのに対して、第2、第3ストリップラインを異なる誘電体層に形成させる事により、第2、第3ストリップライン間の距離が極大化しているため、第2のストリップラインと第4のストリップラインの電磁結合を逆極性である第3のストリップラインで弱める影響を小さくすることができ、バラントランスの挿入損失を改善させることが可能となる。
【0013】
また、前記二次側コイルの一端が接続されるアース電極が設けられている誘電体層上に前記信号入力端に接続する入力端子を形成しても良い。
【0014】
即ち、第1ストリップラインが形成された領域に対向する第3誘電体層の領域又は前記第4ストリップラインが形成された領域に対向する第4誘電体層の領域は、何れもアース電極を形成させないので、アース電極を形成する第3誘電体層又は第4誘電体層と同一誘電体層に入力電極が形成できるため、従来に比べて積層型バラントランスの薄型化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面により説明する。
図1は本発明の積層型バラントランスの全体構造を示す斜視図、図2は図1の分解斜視図、図3はその等価回路図である。
【0016】
本発明の積層型バラントランス10は、誘電体層12a,12b,12c,12dを順次積層した積層体11と、積層体11の側面の厚み方向に向けて形成した端子電極15a〜15fからなる。
一番上の誘電体層12aの一方主面には、略全面にアース電極40が形成され、ビアホール導体50と接続されている。また、アース電極40から誘電体基板12aの両端面に向かって、2つの引出端子42、43が形成される。この引出端子42は端子電極15fに、引出電極43は端子電極15aに接続されている。
【0017】
なお、アース電極40のある一辺には後述する誘電体層12d上に形成する不平衡信号の入力端子35が形成できる領域と同等の領域をアース電極40からくり貫いたくり貫き部40aが形成されている。
【0018】
上から2番目の誘電体層12bの一方主面には、分布定数型線路であるストリップライン31(第2ストリップライン)及びストリップライン32(第1ストリップライン)が渦巻状に形成されている。ストリップライン31においてはその外側端部は誘電体層12bの端面側に引出されて、そこに形成した平衡信号の出力端子36(OUT1)と接続される。この出力端子36は端子電極15bに接続されている。なお、ストリップライン31の中心側端部はビアホール導体50に接続されている。また、ストリップライン32の外側端部はビアホール導体51に接続されている。
【0019】
上から3番目の誘電体層12cの一方主面には、分布定数型線路であるストリップライン33(第4ストリップライン)及びストリップライン34(第3ストリップライン)が渦巻状に形成されている。なお、ストリップライン33の中心側端部はビアホール導体51を介し誘電体層12b上に形成したストリップライン32の外側端部に接続されており、ストリップライン33の中心側端部はビアホール導体52に接続されている。
【0020】
また、ストリップライン34においてはその外側端部は誘電体層12cの端面側に引出されて、そこに形成した平衡信号の出力端子37(OUT2)と接続される。出力端子37は端子電極15dに接続くされている。なお、ストリップライン34の中心側端部はビアホール導体53に接続されている。
【0021】
さらに最下部の誘電体基板12d上には、略全面にアース電極41が形成され、ビアホール導体53と接続されている。また、アース電極41からは誘電体基板12dの両端面に向かって、2つの引出端子44、45が形成される。この引出端子44は端子電極15fに、引出電極45は端子電極15aに接続されている。なお、アース電極41の一部には不平衡信号の入力端子35を形成するために、アース電極41の一部をくり貫いたくり貫き領域41bが形成されている。また、そのくり貫き領41b内に入力端子35が形成されており、入力端子35は端子電極15cに接続されている。
【0022】
くり貫き部40a、41bの関係は、同一の面積であって、積層体11の端子電極15a、15fが形成された各側面と直交する面のうちで、その側面の中央を通過する平面を基準として対称になるアース電極40又はアース電極41の領域と対向したアース電極40又はアース電極41の領域に形成される。例えば、上述の積層体11の側面中央を通過する平面と対称になるアース電極40の領域は点線に示す領域40bであり、領域40bと対向するアース電極41の領域がくり貫き部41bとなる。
【0023】
このようにくり貫き部40a、41bを形成することで、例えば、入力端子35を形成するだけにくり貫き部41bを形成した場合に比べて、出力端子36,37からでる平衡信号出力のバランスをよくさせることができる。
【0024】
なお、上述のようなくり貫き部40a、41bをアース電極40,41内に形成して平衡信号出力のバランスをよくさせるようにしたが、この構成限定されず、図5に示すように、誘電体層12aに形成するアース電極40は、ストリップライン31が形成された領域に対向する誘電体層12aの領域にのみ形成するとともに、誘電体層12dに形成するアース電極41は、ストリップライン34が形成された領域に対向する誘電体層12dの領域にのみ形成しても良い。
【0025】
さらに、ストリップライン33が形成された領域に対向する誘電体層12dの領域はアース電極41を形成させない(図2ではくり貫き部41bがある。図5ではアース電極41が形成させない)ので、アース電極41を形成する誘電体層12dと同一層に入力端子35が形成できるため、従来に比べて積層型バラントランスの薄型化を図ることができる。
【0026】
なお、不図示であるがストリップライン32が形成された領域に対向する誘電体層12aの領域に入力端子35を形成しても良い。その場合には、ストリップライン32の中心側端部と接続され、ストリップライン33の中心側端部は開放されることになる。
【0027】
そして、誘電体層12a〜12dを積層し、その積層体11の表面は不平衡信号の入力端子35が露出しているので表面をガラス、樹脂等でコーティングして積層型バラントランス10を得ることができる。
【0028】
ここで4本のストリップライン31、32、33、34は略λ/4の長さに設定されており、使用周波数域では略λ/4の共振状態になっている。
【0029】
この積層体10の側面に形成された外部電極15a〜15fのうち、外部電極15a,15fはアース電極40の引出端子42、43及びアース電極41の引出端子44、45にそれぞれ接続される。従って、これらの外部電極15a,15fは、接地用端子として用いられる。また、外部電極15b、15dはストリップライン31に接続される出力端子36、ストリップライン34に接続される出力端子37に接続されている。また外部端子15cはストリップライン33に接続される入力端子35に接続されている。従って、これらの外部電極15b,15c,15dは、それぞれ、入出力端子として用いられる。
【0030】
図3に本発明の積層型バラントランスの等価回路を示す。ストリップライン32、33は積層型バラントランスの一次側コイルを形成し、ストリップライン31,34は二次側コイルを形成している。この積層型バラントランス10では、信号入力端子15aから信号が入力されると、一部がストリップライン31を通って外部電極15bからから出力されるとともに、一部はストリップライン32、ストリップライン33において共振し、定在波が発生する。ストリップライン32、ストリップライン33で発生した定在波の電力はストリップライン34に伝達され、外部電極15dから出力される。このとき、外部電極15b、15dから出力される信号のレベルが等しくなるように、ストリップライン31〜34が形成される誘電体層の厚みを適宜設定されている。そして、この外部電極15b、15dから出力される信号の位相は、互いに180度ずれたものになる。このようにして、1つの信号が、レベルが等しく位相が180度ずれた2つの信号に分けられることになる。
【0031】
このように、一次側のコイルを構成するストリップライン32とストリップライン33を別の誘電体層に形成させると、誘電体層12b、誘電体層12cの何れかに積層ズレが生じても、ストリップライン32,33の何れか一方がずれるだけであるため、磁気結合力のバランスが崩れる割合が低くなって挿入損失が向上し、量産工程における歩留まりが向上できるものである。
【0032】
さらに、ストリップライン32,33を異なる誘電体層12b、12cに形成させる事により、ストリップライン32,33間の距離が極大化でき、ストリップライン31とストリップライン33の電磁結合を逆極性であるストリップライン34で弱める影響を小さくしてバラントランスの挿入損失を改善させることが可能となる。
【0033】
このことを証明するために、図4(a)、(b)にストリップライン32、33を同一の誘電体層に形成させた場合と、ストリップライン32、33を別の誘電体層に形成させた積層型バラントランス10の挿入損失、電圧定在波比VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)を調べた。この場合、VSWRは反射特性を示し、反射特性が低いほど挿入損失が向上していることを示す。
【0034】
また、このときの挿入損失の波形61、VSWRの波形63が従来の回路構成によるバランの特性であるのに対し、挿入損失の波形60及びVSWRの波形62が本発明による異なる誘電体層にストリップライン32,33を形成した構成の積層型バラントランスの特性である。
【0035】
図4でわかるように、ストリップライン32、32を同層に形成させた方が挿入損失、VSWRが共に良くなっており、汎用性が高くなっていることが理解される。
【0036】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、積層型バラントランスのストリップライン同士の電磁結合が最適化して挿入損失が改善でき、さらに工程過程における積層ずれによる特性の劣化を抑制することができる積層型バラントランスを提供することができる。
【0037】
また、アース電極を形成する誘電体層に併せて入力端子を形成させることができるので、従来の積層型バラントランスに比べて薄型化を達成させた積層型バラントランスを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型バラントランスの斜視図である。
【図2】本発明の積層型バラントランスの分解斜視図である。
【図3】本発明の積層型バラントランスの等価回路図である。
【図4】本発明に用いるストリップライン32、33を同一の誘電体層に形成させた場合と、ストリップライン32、33を別の誘電体層に形成させた場合の挿入損失(a)、とVSWR(b)を調べた結果を説明する図である。
【図5】本発明の積層型バラントランスの他の実施の形態を説明するための分解斜視図である。
【図6】従来の積層型バラントランスの等価回路図である。
【図7】従来の積層型バラントランスの分解斜視図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10:積層型バラントランス
11:積層体
12a〜12d:誘電体層
31:第1ストリップライン
32:第2ストリップライン
33:第3ストリップライン
34:第4ストリップライン
Claims (2)
- 渦巻状に形成された第1、第2、第3、及び第4ストリップラインを含み、前記各ストリップラインは、その長さが使用周波数のλ/4の長さに設定され、前記第1ストリップラインと前記第4ストリップラインとを接続することにより一次側コイルを構成するとともに、前記第2ストリップラインと前記第3ストリップラインとがそれぞれ二次側コイルを構成し、前記第1ストリップラインには前記第3ストリップラインが、前記第2ストリップラインには前記第4ストップラインがそれぞれ電磁界結合され、前記一次側コイルの一端を信号入力端とし、前記各二次側コイルの一端をアース電極に接地するとともに他端を信号出力端とし、前記第1、第2、第3、及び第4ストリップラインを、第1、第2誘電体層を含む複数の誘電体層を積層してなる積層体の内部に設けた積層型バラントランスであって、
前記第1ストリップライン及び第2ストリップラインを前記第1誘電体層の一方主面に、前記第3ストリップライン及び第4ストリップラインを前記第2誘電体層の一方主面にそれぞれ配置したことを特徴とする積層型バラントランス。 - 前記二次側コイルの一端が接続されるアース電極が設けられている誘電体層上に前記信号入力端に接続する入力端子を形成したことを特徴とする請求項1記載の積層型バラントランス。
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