JP3752384B2 - 制御棒駆動機構 - Google Patents

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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は原子炉内の核燃料の核反応度を調整する制御棒駆動機構に係り、特に制御棒駆動機構のオリフィス部の流量変動を最小に抑えるのに好適な制御棒駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子炉内で進行する核反応の制御は炉心内に挿入する制御棒の挿入深さを調節する制御棒駆動機構により行われる。この制御棒駆動機構は沸騰水型原子力プラントにおいては原子炉圧力容器の下方に設けられている。制御棒に直線運動を与えるこの駆動機構には、通常、シリンダおよびピストンの組み合わせからなる水圧式ピストン駆動方式が用いられている。シリンダおよびピストンは原子炉圧力容器の下方にあって、ピストンが連結棒と、この連結棒の上端に設けられたカップリングにより制御棒と着脱自在に連結されるようになっている。
【0003】
たとえば、ピストンのストロークは約4mに及ぶことから、シリンダの長さは極めて長大であって、ピストン、シリンダおよびこれらの摺動面を水密に保つシール部材の変形ならびに劣化等は制御棒駆動機構の動作特性に多大な影響が生じることになる。このため、制御棒駆動機構はシリンダと、このシリンダを収容するハウジングとの間にピストン駆動流体の一部を冷却用流体として流して冷却し、シリンダ等の熱膨張による変形あるいはシール部材の劣化を防ぐようにしている。この冷却用流体はシリンダに向かう制御棒挿入用駆動流体経路からオリフィスに穿った透孔を通して冷却用経路に取り込むようにしている。
【0004】
図6に制御棒駆動機構の一例を示している。制御棒駆動機構10は図に示すように、原子炉圧力容器11の下方に突出して配置される。これは主要な要素として、原子炉圧力容器11の下方に突出している円筒状のハウジング12、このハウジング12内に同心を保って設けられるシリンダ13、このシリンダ13内を上下方向に移動するピストン14、ハウジング12およびシリンダ13の下面を密閉しているフランジ15を備えている。
【0005】
このシリンダ13には上方の側面に駆動流体を導く制御棒引き抜き用配管16が接続されている。さらに、シリンダ13の下端の開口と通じるように駆動流体を導く制御棒挿入用配管17が設けられている。この制御棒挿入用配管17はフランジ15内の通路18を介してシリンダ13の下端開口と連絡している。
【0006】
また、ピストン14はその上面において連結棒19と結ばれている。この連結棒19はカップリング10を介して原子炉圧力容器11内の制御棒21と着脱自在に連結されている。制御棒21は燃料集合体22との間の隙間を上下方向に移動しつつ、核反応を制御する。燃料集合体22は原子炉圧力容器11内に固定される炉心板23によって支持されている。制御棒21の直線運動は連結棒19を案内するシリンダ12内のガイドリング24によって狂いがないように保たれる。ガイドリング24およびピストン14は環状のシールリング25、26を備え、流体漏洩を抑制するようになっている。
【0007】
一方、制御棒駆動機構10はハウジグ12内面とシリンダ13の外面とに囲われる環状の冷却通路27を有する。図7に示すように、この冷却通路27はフランジ15に形成されたねじ孔28に螺合するオリフィス29の透孔30を通して通路18と結ばれている。なお、図中、符号31は締め付け工具を掛けるための六角穴を示している。
【0008】
上記構成において、たとえば制御棒21の挿入時には制御棒挿入用配管17から駆動用流体が通路18を通って下端の開口からシリンダ13内に流入する。この流体はピストン14の下部からピストン14を押して制御棒21を上方に移動させる。これにより制御棒21の挿入深さが変わり、核反応を制御することが可能になる。これと逆に、制御棒21の引き抜き時には制御棒引き抜き用配管16から駆動用流体がシリンダ13内に入り、ピストン14の上部からピストン14を押し、制御棒21を下方に移動させる。また、通路18に駆動用流体があるとき、その一部がオリフィス29の透孔30を通って冷却通路27に流れ、シリンダ13およびシールリング25等が低温の冷却用流体によって冷却される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した制御棒駆動機構10においては制御棒21の挿入および引き抜き動作の駆動時間にはある変動幅が生じることが避けられない。すなわち、制御棒21の挿入時には流体の大部分が通路18からシリンダ13内に流入するが、このとき一定量の流体はシリンダ13には流れず、オリフィス29の透孔30から冷却通路27に流れる。オリフィス29から流入する流体量の変化を調べると、この流量は図8(a)に破線で示すように、原子炉圧力が低いときは少なく、原子炉圧力が高いときほど、増加する。このため、ピストン14の下部に圧力を及ぼす流体量は原子炉圧力が低いときには多いものの、原子炉圧力が高くなるに従い、冷却通路27側に流れる流体量の増加によりピストン14の下部に作用する流体量が減少し、結果としてピストン14の上昇速度が幾分抑えられて駆動時間が長くなる傾向がある。
【0010】
一方、引き抜き時には流体が制御棒引き抜き配管16からシリンダ13内に流入し、ピストン14が下方に押される。ピストン14の下部にある流体は通路18を通って制御棒挿入用配管17まで流れ、このうちの一部がオリフィス29の透孔30から冷却通路27に流れる。オリフィス29から流入する流体量の変化をみると、この流体は図8(b)に破線で示すように原子炉圧力が低いときは少なく、原子炉圧力が高いときほど、多量になる。このため、制御棒挿入用配管17および冷却通路27に流れる流体量は原子炉圧力が高いほど多くなり、流体が素早く逃がされることから、ピストン14の降下速度が早くなり、結果として駆動時間が短くなる傾向がある。
【0011】
挿入および引き抜き動作における駆動時間の変動幅を調べると、大気圧および定格圧力での測定において制御棒全挿入時には5秒程度、制御棒全引き抜き時には9秒程度の変動幅がある。このため、制御棒駆動機構10の駆動速度を正常な範囲に維持するための駆動流量調整が難しく、調整に手間取ることがある。
【0012】
そこで、本発明の目的は原子炉の全圧力変化を通じてオリフィスを通る流体量をほぼ一定に保つことで、駆動流量調整を容易に実施できるようにした制御棒駆動機構を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の制御棒駆動機構は、ハウジングの下端にこのハウジング内のシリンダに供給する作動流体の一部を前記シリンタ゛のまわりの冷却通路に冷却用媒体として導くオリフィスを設けてなる制御棒駆動機構において、前記オリフィスの透孔は原子炉圧力の変化に対する流量の変動幅を小さくする流量調節部を備え、この流量調節部は前記オリフィスの中心部を貫いて形成された透孔全長の半分を超える長さにわたって刻まれたねじ孔であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1において、制御棒駆動機構はフランジ15のねじ孔28に螺合させたオリフィス41を備えている。このオリフィス41の透孔は軸方向に本体中心部を貫いて形成される、内面に凹凸を刻む、たとえばねじ孔42からなる。この透孔は原子炉圧力の変化に対する流量の変動幅を小さくする流量調節部として機能し、ねじ孔42のねじは透孔全長の半分を超える長さにわたって刻まれている。また、オリフィス41の上端近くには締め付け工具を掛けるための六角穴43が備えられる。
【0022】
本実施の形態は上記構成からなり、制御棒21の挿入時には駆動用流体が制御棒挿入用配管17から通路18を通り、下端の開口からシリンダ13内に流入する。このとき、一定量の流体は冷却用流体としてオリフィス41のねじを刻んだねじ孔42を通って冷却通路27に流入する。この流体が流入するオリフィス41のねじ孔42は滑らかな面ではなく、凹凸のあるねじ孔42で構成されており、流体がそこを通るとき、摩擦によりヘッド損失が大きくなる。
【0023】
このヘッド損失の増大により流体が流れにくくなり、ねじ孔42を通って冷却通路27に流れる流体量が減少する一方、特に、原子炉圧力が低いとき、従来と比べて静圧が高まることによりねじ孔42を通る流体量が増加する。
【0024】
上記特性を有するオリフィス41において原子炉圧力を変化させた場合、流体量の推移は図2(a)の実線で示すようになる。図には比較のために従来の流体量の推移(破線)も示している。冷却通路27の流体量は原子炉の全圧力変化を通じてほぼ一定であり、変動幅がより小さくなることが判る。
【0025】
これによりピストン14の下部に常に一定量の駆動用流体を作用させることが可能になり、ピストン14の上昇速度を原子炉全圧力を通じて一定させることができる。したがって、制御棒21の挿入時、原子炉圧力が変化するときもピストン動作時間に大きな差は生じないで、駆動時間の変動幅をより小さくすることができる。
【0026】
一方、制御棒21の引き抜き時には駆動用流体が引き抜き用配管16からシリンダ13内に流入し、ピストン14が下方に押される。ピストン14の下部にある流体は通路18を通って制御棒挿入用配管17まで流れ、このうちの一部が冷却用流体としてオリフィス41のねじ孔42から冷却通路27に流れる。先に述べた特性を有するオリフィス41において原子炉圧力を変化させた場合の流体量の推移は図2(b)の実線で示すにようになる。冷却通路27の流体量は原子炉の全圧力変化を通じてほぼ一定である。すなわち、原子炉圧力が変化しても、制御棒挿入用配管17および冷却通路27への流体量はほぼ一定した量に保つことが可能で、変動幅がより小さくなる。
【0027】
これにより、ピストン14の下部にある流体が喪失してピストン14の降下速度が早まるときも、その降下速度を原子炉全圧力を通じてほぼ一定させることができる。したがって、制御棒21の引き抜き時、原子炉圧力が変化するときも、ピストン動作時間に大きな差は生じないで、駆動時間の変動幅をより小さくすることが可能になる。
【0028】
通常、定期点検中に行われる駆動流量調整、すなわち制御棒駆動時間の調整は大気圧条件のもとで実施しなければならないが、ある決められた値に対して原子炉定格運転時における望ましい駆動時間となるように補正量を見込んで調整することになる。補正量が適正であれば、再調整は不要であるが、原子炉定格圧力条件で規定値から駆動時間が外れてしまうと、再調整を強いられることになり、無駄な時間を費やす可能性があったが、本実施の形態においては大気圧時のものと、原子炉定格圧力時のものとで駆動時間に大きな差は発生せず、こうした再調整を実施しなければならない状況に陥るのを確実に防ぐことが可能になる。
【0029】
このように本実施の形態によれば、駆動時間の変動幅を小さくすることが可能で、駆動流量調整に手間取ることがなく、制御棒駆動機構の点検、調整時間を大幅に短縮することができる。
【0030】
さらに、本発明の望ましい実施の形態を説明する。図3において、制御棒駆動機構はフランジ15のねじ孔28に螺合させたオリフィス44を備えている。このオリフィス44の透孔は軸方向にそれぞれ本体部を置いて形成される口径の小さい4個の小孔45からなる。図には4個の小孔45のうち、2個が示されている。この小孔45の口径は4個が同一寸法からなる。
【0031】
本実施の形態は上記構成からなり、制御棒21の挿入時には駆動用流体の一部がオリフィス44の各小孔45を通って冷却通路27に流入する。オリフィス44の小孔45は口径が小さく形成されており、流体がそこを通るとき、ヘッド損失が大きくなる。流体はヘッド損失の増大で流れにくくなり、各小孔45を通って冷却通路27に流れる流体量が減少する一方、特に、原子炉圧力が低いとき、従来と比べて静圧が高まることにより小孔45を通る流体量が増加する。したがって流量の変動幅が小さくなることにより、上記実施の形態と同様に、制御棒21の挿入時、原子炉圧力が変化するときも、ピストン動作時間に過大な差は発生せず、駆動時間の変動幅をより小さくすることが可能になる。
【0032】
一方、制御棒21の引き抜き時にはピストン14の下部にある駆動用流体が制御棒挿入用配管17まで流れ、このうちの一部が冷却用流体としてオリフィス44の各小孔45を通って冷却通路27に挿入する。ヘッド損失の大きい特性を有するオリフィス44により流体は流れにくくなり、各小孔45を通って冷却通路27に流れる流体量が減少する。したがって、流量の変動幅が小さくなることで、上記実施の形態と同様に、制御棒21の引き抜き時、原子炉圧力が変動するときも、ピストン動作時間に過大な差は発生せず、駆動時間の変動幅をより小さくすることが可能になる。
【0033】
このように本実施の形態によれば、駆動時間の変動幅を小さくすることができ、駆動流量調整に手間取ることがなく、制御棒駆動機構の点検、調整時間を大幅に短縮することが可能になる。
【0034】
さらに、本発明の望ましい実施の形態を説明する。図4において、制御棒駆動機構はフランジ15のねじ孔28に螺合させたオリフィス46を備えている。このオリフィス46の透孔は軸方向に本体中心部を貫いて形成される、テーパ孔47からなる。このテーパ孔47は出口口径が入口口径よりも小さく形成されている。
【0035】
本実施の形態は上記構成からなり、上記の各実施の形態と同様に、制御棒21の挿入時にはテーパ孔47を通って流れる冷却用流体がヘッド損失の増大により流れにくくなり、テーパ孔47を通って冷却通路27に流れる流体量が減少する一方、特に、原子炉圧力が低いとき、従来と比べて静圧が高まることによりテーパ孔47を通る流体量が増加する。したがって、流量の変動幅が小さくなることにより上記各実施の形態と同様に、制御棒21の挿入時、原子炉圧力が変化するときも、ピストン動作時間に過大な差は生じないで、駆動時間の変動幅をより小さくすることができる。
【0036】
一方、制御棒21の引き抜き時にはヘッド損失の大きい特性を有するオリフィス46により冷却用流体は流れにくくなり、テーパ孔47を通って冷却通路27に流れる流体量が減少する。したがって、流量の変動幅が小さくなることで、上記各実施の形態と同様に、制御棒21の引き抜き時、原子炉圧力が変化するときも、ピストン動作時間に過大な差は生じないで駆動時間の変動幅をより小さくすることが可能になる。
【0037】
このように本実施の形態によれば、駆動時間の変動幅を小さくすることが可能で、駆動流量調整に手間取ることがなく、制御棒駆動機構の点検調整時間を大幅に短縮することができる。
【0038】
さらに、本発明の望ましい実施の形態を説明する。図5において、制御棒駆動機構はフランジ15のねじ孔28に螺合させたオリフィス48を備えている。このオリフィス48の透孔は軸方向に本体中心部を貫いて穿たれる、入口側小孔49、中間連絡孔50および下流側小孔51からなる。上流側小孔49は1個からなり、下流側小孔51は2個からなる。
【0039】
本実施の形態は上記構成からなり、上記の実施の形態と同様に、制御棒21の挿入時には小孔49、中間連絡孔50および2個の小孔51を通って流れる冷却用流体がヘッド損失の増大により流れにくくなり、上流側小孔49および下流側小孔51を通って冷却通路27に流れる流体量が減少する一方、特に、原子炉圧力が低いとき、従来と比べて静圧が高まることにより上流側小孔49および下流側小孔51を通る流体量が増加する。したがって、流量の変動幅が小さくなることにより上記各実施の形態と同様に、制御棒21の挿入時、原子炉圧力が変化するときも、ピストン動作時間に過大な差は生じないで、駆動時間の変動幅をより小さくすることが可能になる。
【0040】
一方、制御棒21の引き抜き時にはヘッド損失の大きい特性を有するオリフィス48により冷却用流体は流れにくくなり、上流側小孔49および下流側小孔51を通って冷却通路27に流れる流体量が減少する。したがって、流量の変動幅が小さくなることにより、上記各実施の形態と同様に、制御棒21の引き抜き時、原子炉圧力が変化するときも、ピストン動作時間に過大な差は生じないで駆動時間の変動幅をより小さくすることができる。
【0041】
このように本実施の形態によれば、駆動時間の変動幅を小さくすることができ、駆動流量調整に手間取ることがなく、制御棒駆動機構の点検、調整時間を大幅に短縮することが可能になる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては透孔の流量調節部で冷却通路に流れる流体量がより制限されるので、流量の変動幅をより小さくすることができ、制御棒挿入時、原子炉圧力が変化するときも、ピストン動作時間に大きな差は生じないで、駆動時間の変動幅をより小さくすることができる。また、制御棒引き抜き時、原子炉圧力が変化するときも、ピストン動作時間に過大な差は生じないで、駆動時間の変動幅をより小さくすることが可能になる。
【0043】
したがって、本発明によれば、定期検査中、駆動流量調整に手間取ることがなくなり、制御棒駆動機構の点検、調整時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御棒駆動機構の要部を示す断面図。
【図2】(a)は本発明に係る制御棒挿入時の原子炉圧力と冷却通路流体流量との関係を示すグラフ、(b)は本発明に係る制御棒引き抜き時の原子炉圧力と冷却通路流体流量との関係を示すグラフ。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す断面図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す断面図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す断面図。
【図6】従来の制御棒駆動機構の一例を示す断面図。
【図7】図6に示すオリフィスの詳細を示す断面図。
【図8】(a)は従来の制御棒挿入時の原子炉圧力と冷却通路流体流量との関係を示すグラフ、(b)は従来の制御棒引き抜き時の原子炉圧力と冷却通路流体流量との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
12 ハウジング
13 シリンダ
14 ピストン
16 制御棒引き抜き配管
17 制御棒挿入配管
21 制御棒
41、44、46、48 オリフィス
42 ねじ孔
45 小孔
47 テーパ孔
49 入口側小孔
51 出口側小孔

Claims (1)

  1. ハウジングの下端にこのハウジング内のシリンダに供給する作動流体の一部を前記シリンタ゛のまわりの冷却通路に冷却用媒体として導くオリフィスを設けてなる制御棒駆動機構において、前記オリフィスの透孔は原子炉圧力の変化に対する流量の変動幅を小さくする流量調節部を備え、この流量調節部は前記オリフィスの中心部を貫いて形成された透孔全長の半分を超える長さにわたって刻まれたねじ孔であることを特徴とする制御棒駆動機構。
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