JP3752377B2 - 光ファイバコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号を伝達するために用いる光ファイバコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光信号を用いた光通信システムが広く使用されつつある。この中で、光ファイバ同士を接続したり、光ファイバと各種光素子とを接続するために光ファイバコネクタが用いられている。
【0003】
この光ファイバコネクタでは、微小な貫通孔を持つセラミックス製のフェルールに光ファイバの端部を挿入保持し、このフェルールの端面同士を当接させて光ファイバ同士を接続したり、あるいは各種光素子を収納したパッケージに上記フェルールを接続することによって光ファイバと光素子を接続するようになっている。
【0004】
このような光ファイバコネクタとして、従来よりSC型コネクタと呼ばれるものが広く使用されている。これは、図5に分解図を示すように、セラミックス製のフェルール1の後端部にバックボディ2と呼ばれる筒状体を接合したものと、フェルール1に押圧力を付与するためのスプリング3と、該スプリング3の後端を保持するストップリング4と、挿入した光ファイバの被覆部を保持するためのカシメリング5とリング9、さらにはブーツ8を有し、また上記フェルール1の周囲を保持するフレーム6と最外周部に保持部材7を備えたものである。
【0005】
上記光ファイバコネクタを組み立てる場合は、まず、光ファイバにスプリング3、ストップリング4、カシメリング5、リング9を挿通しておいて、この光ファイバの被覆を除去して裸光ファイバの先端をフェルール1の貫通孔に挿入して接着し、端面を研磨した後、予め挿通しておいたスプリング3、ストップリング4を取りつける。その後、図6(a)に示すように、光ファイバ11の被覆部材11bをストップリング4の外側に配置し、この上からカシメリング5を被せてその外周をかしめることにより被覆部材11bを保持し、かつカシメリング5の後部にリング9を圧入して光ファイバ11を保持するようになっている。
【0006】
一方、上記の光ファイバコネクタに対し、組立工程を簡略化できるようにしたプリアッシィ型の光ファイバコネクタが提案されている(特開平6−324231号公報参照)。これは、図7に示すように、予めフェルール1及びバックボディ2をスプリング3を介してストップリング4に挿入し、バックボディ2の後部にプリアッセバネ10を挿入して、バックボディ2に形成した小径部2bに係止させるようにしたものである。
【0007】
この構造では、フェルール1、バックボディ2、スプリング3、ストップリング4の各部材を予め組み立てておくことによって、光ファイバ11を接合する際の組立工程を簡略化することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記図5に示すSC型光ファイバコネクタは、合計9個と多くの部品を必要とし、組立工程も煩雑なものであった。
【0009】
また、図7に示すプリアッシィ型光ファイバコネクタの場合、組立工程は簡略化できるものの、プリアッセバネ10を余分に必要とすることから部品点数が合計10点と多くなるという不都合があった。
【0010】
また、いずれの光ファイバコネクタにおいても、光ファイバ11の被覆部材11bをストップリング4とカシメリング5の間で挟み込む際に、カシメリング5の外周をかしめて変形させるため、図6(b)に示すように、カシメリング5の外周部にバリ5bが生じやすく、このバリ5bのために、使用時における保持部材7とフレーム6の動きが悪くなるという問題もあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記に鑑みて本発明は、光ファイバの端部を挿入し保持する貫通孔を持ったフェルールの後端部に、ガラスを5%以上含有するポリエーテルイミド(PEI)、液晶ポリマー(LCP)の樹脂からなる筒状のバックボディを接合し、該バックボディをスプリングを介してストップリングに挿入するとともに、上記バックボディの後端部に一体的に形成した係止部をストップリングと係止してバックボディとストップリングを予め組み立て、上記ストップリングの外周と該ストップリングの周囲に配置されるカシメリングとの間で、該カシメリングの内周面に形成したスパイラル状の溝により光ファイバの被覆部材を保持したことを特徴とする光ファイバコネクタ。
【0012】
即ち、本発明によれば、予めバックボディ、スプリング、ストップリングを組み立てておくことによって、光ファイバを接続する際の組立工程を簡略化するとともに、バックボディの後端部に係止部を一体的に形成しておくことによって、新たな部材を必要とせず、部品点数を少なくしたものである。
【0014】
即ち、本発明によれば、カシメリングの後端部をかしめて光ファイバを保持したため、リングが必要なく、部品点数を減らせるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図によって説明する。
【0016】
図1に分解図を示すように、本発明の光ファイバコネクタは、フェルール1、バックボディ2、スプリング3、ストップリング4を予め組み立てたプリアッシィ部材12と、カシメリング5、ブーツ8、フレーム6、及び保持部材7から構成される。
【0017】
上記プリアッシィ部材12は、光ファイバの端部を挿入し保持するための貫通孔を有するセラミックス製のフェルール1の後部にバックボディ2を接合し、このバックボディ2の後部をスプリング3を介してストップリング4に挿入した後、図2に示すように、上記バックボディ2の後端部に一体的に形成した係止部2aをストップリング4に係止したものである。
【0018】
このように、予めプリアッシィ部材12を組み立てておくことによって、光ファイバを接続する際の組立工程を簡略化することができる。しかも、バックボディ2に係止部2aを一体的に形成してあることにより、新たな部材を必要とせず、部品点数を少なくすることができる。
【0019】
また、図7に示す従来のプリアッシィ型光ファイバコネクタでは、プリアッシィ部材を組み立てる際に、バックボディ2を挿入した状態で、ストップリング4の後方からプリアッセバネ10を挿入する必要がある。これに対し、本発明の光ファイバコネクタでは、バックボディ2と係止部2aを一体的に形成したため、プリアッシィ部材12を組み立てる際にはバックボディ2を挿入するだけでよく、図7に示す従来例に比べてプリアッシィ部材12の組立工程を簡略化できる。
【0020】
なお、上記係止部2aは、バックボディ2の後端部から、フェルール1側にむかって広がる形状の2つの突出部であり、バックボディ2と同じ金属や樹脂等の弾性材からなるものである。そのため、バックボディ2をストップリング4の貫通孔に挿入する際には係止部2aが閉じて容易に挿入でき、一方、係止部2aがストップリング4の後端部まで挿入されると、係止部2aが広がってバックボディ2の抜けを防止するようになっている。なお、この係止部2aは、3個以上を対称な位置に形成することもできる。
【0021】
また、バックボディ2及び係止部2aの材質としては、上述したように金属又は樹脂を用いるが、好ましくは樹脂を用いて射出成形で係止部を一体的に形成する。また、光ファイバを接続する際には、接着剤硬化のために85〜100℃で2時間程度放置するため、バックボディ2の材質としては耐熱性に優れたものであることが必要であり、具体的には、ガラスを5%以上含有するポリエーテルイミド(PEI)、液晶ポリマー(LCP)等の樹脂が最適である。
【0022】
次に、本発明の光ファイバコネクタに光ファイバを接続する方法を説明する。
【0023】
図3に示すように、まず、光ファイバ11の被覆を除去して裸ファイバ11aをプリアッシィ部材12のフェルール1の貫通孔に挿入して接着する。その後、フェルール1端面を研磨して光ファイバ11端面とフェルール1端面と同一面とする。
【0024】
次に、光ファイバ11の被覆部材11bをストップリング4の外周に配置し、この上からカシメリング5を被せて上記被覆部材11bを保持する。このカシメリング5の後端側は小径部5aとなっており、この小径部5aをかしめて光ファイバ11を保持する。その後、フレーム6とブーツ8を挿入し、最後に保持部材7を接合すれば良い。
【0025】
上記の組立工程において、本発明では、カシメリング5の後端の小径部5aをかしめて光ファイバ11を保持したことによって、図5に示す従来例のようなリング9を必要とせず、合計の部品点数を8点と減らすことができる。
【0027】
特に、カシメリング5の内周面にスパイラル状の溝、または直線状の複数の溝等を形成しておき、このカシメリング5をストップリング4の外周にかしめれば、カシメリング5が内周側に変形して外周にバリが生じることを防止できるので好ましい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、光ファイバの端部を挿入し保持する貫通孔を持ったフェルールの後端部に筒状のバックボディを接合し、該バックボディをスプリングを介してストップリングに挿入するとともに、上記バックボディの後端部に一体的に形成した係止部をストップリングに係止して、バックボディとストップリングを予め組み立てて光ファイバコネクタを構成したことによって、光ファイバを接続する際の組立工程を簡略化するとともに、バックボディの後端部に係止部を一体的に形成しておくことによって、新たな部材を必要とせず、部品点数を少なくすることができる。
【0029】
また、本発明によれば、上記フェルールに光ファイバの一端を挿入し保持するとともに、上記ストップリングの外周とこの周囲に配置するカシメリングの間で、光ファイバの被覆部材を保持するとともに、上記カシメリングの後端部をかしめて光ファイバを保持したことによって、リングが必要なく、部品点数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバコネクタを示す分解図である。
【図2】(a)は本発明の光ファイバコネクタにおけるバックボディとストップリングの接合構造を示す断面図、(b)はバックボディの斜視図である。
【図3】本発明の光ファイバコネクタに光ファイバを接続する工程を説明するための図である。
【図4】本発明の光ファイバコネクタにおける光ファイバの接続工程を示す図である。
【図5】従来のSC型光ファイバコネクタを示す分解図である。
【図6】従来の光ファイバコネクタの組立工程を示す断面図である。
【図7】従来のプリアッシィ型光ファイバコネクタの一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1:フェルール
2:バックボディ
2a:係止部
3:スプリング
4:ストップリング
5:カシメリング
6:フレーム
7:保持部材
8:ブーツ
9:リング
10:プリアッセバネ
11:光ファイバ

Claims (1)

  1. 光ファイバの端部を挿入し保持する貫通孔を持ったフェルールの後端部に、ガラスを5%以上含有するポリエーテルイミド(PEI)、液晶ポリマー(LCP)の樹脂からなる筒状のバックボディを接合し、該バックボディをスプリングを介してストップリングに挿入するとともに、上記バックボディの後端部に一体的に形成した係止部をストップリングと係止してバックボディとストップリングを予め組み立て、上記ストップリングの外周と該ストップリングの周囲に配置されるカシメリングとの間で、該カシメリングの内周面に形成したスパイラル状の溝により光ファイバの被覆部材を保持したことを特徴とする光ファイバコネクタ。
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