JP3751961B2 - スプリアス測定装置 - Google Patents
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Description
例えば基地局1又は移動局2からなる測定対象9から出力されたバースト信号からなる被測定信号aは例えば減衰器からなる擬似負荷10で信号レベルが一定値に調整されたのち、分配器11を介して広帯域検波器12及びスペクトラムアナライザ13へ入力される。
また、本発明のスプリアス測定装置においては、測定モードを周波数掃引モード測定又は時間掃引モード測定に設定する測定モード設定部と、周波数掃引モード測定時に局部発振器の周波数信号の周波数を所定の掃引時間で周波数掃引するとともに、時間掃引モード測定時に局部発振器の周波数信号の周波数を所定の掃引時間だけ固定する周波数掃引部と、局部発振器からの周波数信号を用いて被測定信号を中間周波数信号に変換する周波数変換部と、周波数変換部から出力される中間周波数信号を検波して検波信号として出力する検波器と、この検波器から出力される検波信号を所定のサンプリング周波数でA/D変換してサンプリングされたデジタルの各データを順次出力するA/D変換器と、周波数掃引モード測定時にA/D変換器から順次出力される各周波数ポイントのデータを記憶するとともに、時間掃引モード測定時に前記A/D変換器から順次出力される各時間ポイントのデータを記憶するポイントデータ記憶部と、周波数掃引モード測定後のポイントデータ記憶部に記憶されている各周波数ポイントのデータから求められたスプリアス成分が最大値となる周波数を求める周波数値検出部と、求めた最大値の周波数を固定の周波数として時間掃引モード測定を実施し、実施後の前記ポイントデータ記憶部に記憶されている各時間ポイントで得られたデータのうち最大値を被測定信号のスプリアス成分として出力する最大ピーク検出部とを備えている。
したがって、被測定信号における各バースト期間を示す開始、終了を検出することなく、実質的に被測定信号における各バースト期間におけるスプリアス成分を評価できる。
図1は本発明の一実施形態に係るスプリアス測定装置の概略構成を示すブロック構成図である。この実施形態に係るスプリアス測定装置が測定対象とする被測定信号aには、PHSにおける基地局1又は移動局2から出力される5msの時間幅を有するフレーム4に625μsの時間幅(バースト期間長T)を有する1つのスロット5(又はスロット6)が組込まれている。被測定信号aの搬送波周波数fCは約1.9GHzである。
1ポイント分データメモリ29は、周波数掃引モード時において、A/D変換器28から順次書込まれたデータDのデータ数が例えば所定数に達する毎に、この所定数のデータDをまとめてポジティブピーク検出部29bへ送出する。
この場合、操作部41を介した操作者の指示に基づいて、測定周波数は最大スプリアス成分44の周波数fSMに設定される。
信号処理部34は、入力された被測定信号aのスプリアス成分の電力Wを表示出力部32を介して表示器35に表示出力する。
TB=500×310μs=155ms
となる。
Claims (6)
- 入力されたバースト信号からなる被測定信号(a)の周波数特性(42)を求め、この周波数特性からバースト期間におけるスプリアス成分(44)の電力(W)を求めるスプリアス測定装置において、
周波数掃引モード測定時に局部発振器の周波数信号の周波数を所定の掃引時間で周波数掃引するとともに、時間掃引モード測定時に前記局部発振器の周波数信号の周波数を所定の掃引時間だけ固定する周波数掃引部(21)と、
前記局部発振器からの周波数信号を用いて前記被測定信号を中間周波数信号に変換する周波数変換部(18)と、
この周波数変換部から出力される中間周波数信号を検波して検波信号として出力する検波器(27)と、
この検波器から出力される検波信号を所定のサンプリング周波数でA/D変換してサンプリングされたデジタルの各データを順次出力するA/D変換器(28)と、
前記周波数掃引モード測定時に前記A/D変換器から順次出力される各周波数ポイントのデータを記憶するとともに、前記時間掃引モード測定時に前記A/D変換器から順次出力される各時間ポイントのデータを記憶するポイントデータ記憶部(29)と、
周波数掃引モード測定後の前記ポイントデータ記憶部に記憶されている各周波数ポイントのデータから求められたスプリアス成分が最大値となる周波数を固定の周波数として時間掃引モード測定を実施し、実施後の前記ポイントデータ記憶部に記憶されている各時間ポイントで得られたデータのうち最大値を前記被測定信号のスプリアス成分として出力するスプリアス検出部(30)と
を備えたことを特徴とするスプリアス測定装置。 - 入力されたバースト信号からなる被測定信号(a)の周波数特性(42)を求め、この周波数特性からバースト期間におけるスプリアス成分(44)の電力(W)を求めるスプリアス測定装置において、
測定モードを周波数掃引モード測定又は時間掃引モード測定に設定する測定モード設定部(37)と、
前記周波数掃引モード測定時に局部発振器の周波数信号の周波数を所定の掃引時間で周波数掃引するとともに、前記時間掃引モード測定時に前記局部発振器の周波数信号の周波数を所定の掃引時間だけ固定する周波数掃引部(21)と、
前記局部発振器からの周波数信号を用いて前記被測定信号を中間周波数信号に変換する周波数変換部(18)と、
この周波数変換部から出力される中間周波数信号を検波して検波信号として出力する検波器(27)と、
この検波器から出力される検波信号を所定のサンプリング周波数でA/D変換してサンプリングされたデジタルの各データを順次出力するA/D変換器(28)と、
前記周波数掃引モード測定時に前記A/D変換器から順次出力される各周波数ポイントのデータを記憶するとともに、前記時間掃引モード測定時に前記A/D変換器から順次出力される各時間ポイントのデータを記憶するポイントデータ記憶部(29)と、
周波数掃引モード測定後の前記ポイントデータ記憶部に記憶されている各周波数ポイントのデータから求められたスプリアス成分が最大値となる周波数を求める周波数値検出部(31)と、
前記求めた最大値の周波数を固定の周波数として時間掃引モード測定を実施し、実施後の前記ポイントデータ記憶部に記憶されている各時間ポイントで得られたデータのうち最大値を前記被測定信号のスプリアス成分として出力する最大ピーク検出部(33)と
を備えたことを特徴とするスプリアス測定装置。 - 前記スプリアス検出部(30)は、
周波数掃引モード測定実施後の前記ポイントデータ記憶部に記憶されている各周波数ポイントの各データからスプリアス成分が最大値となる周波数を求める周波数値検出部(31)と、
前記求めた最大値の周波数を固定の周波数として時間掃引モード測定を実施し、実施後の前記ポイントデータ記憶部に記憶されている各時間ポイントで得られたデータのうち最大値を前記被測定信号のスプリアス成分として出力する最大ピーク検出部(33)と
を備えたことを特徴とする請求項1記載のスプリアス測定装置。 - 前記最大ピーク検出部(33)は、
前記時間掃引モード測定で得られた時間軸上に存在する複数のスプリアス波形の各ピーク値を検出するピーク値検出部(33a)と、
このピーク値検出部で検出された各ピーク値のうち最大のピーク値を選択して、前記被測定信号のスプリアス成分として出力する最大ピーク値選択部(33b)と
を備えたことを特徴とする請求項2又は3記載のスプリアス測定装置。 - 前記ポイントデータ記憶部(29)は、
前記周波数掃引モード測定時において、前記A/D変換器から順次出力されるサンプリングされた各データを一つの周波数ポイントに対応する所定数毎に区分けし、区分けされた各データのうち最大のデータを該当周波数ポイントのデータと設定するポジティブピーク検出部(29b)と、
前記時間掃引モード測定時において、前記A/D変換器から順次出力されるサンプリングされた各データを一つの時間ポイントに対応する所定数毎に区分けし、区分けされた各データの平均値を該当時間ポイントのデータと設定する平均化部(29c)と
を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のスプリアス測定装置。 - 前記平均化部(29c)における一つの時間ポイントに対応する所定のデータ数は、前記バースト期間長、前記掃引時間及び前記サンプリング周波数に基づいて、前記バースト期間内に含まれるデータ数の半分以下に設定されていることを特徴とする請求項5記載のスプリアス測定装置。
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