JP3751663B2 - 熱媒体による低圧蒸気加熱装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、熱媒体の蒸気によって被加熱物を加熱するものに関し、石油化学工業や合成繊維工業、あるいは、合成樹脂工業等の各種加熱工程に使用される熱媒体による蒸気加熱装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来の熱媒体による蒸気加熱装置の例としては、例えば図2に示すようなものが用いられていた。これは、熱媒体の蒸発器としての熱媒体用ボイラ―1で発生させた熱媒体蒸気を、熱交換器の一種である反応釜2に供給して反応釜2内の被加熱物を加熱し、加熱により凝縮した熱媒体蒸気の凝縮液をタンク3に流下させ、循環ポンプ4でボイラ―1へ回収するものである。
【0003】
熱媒体は様々な種類のものが市販され用いられているが、通常の水を沸騰させた水蒸気よりも、圧力が低くて温度が高いものが一般的であり、加熱装置を高耐圧力設計とすることなく、比較的高温で加熱することができるものであり、各種の加熱工程で多用されている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
上記従来の熱媒体による蒸気加熱装置を用いた場合、加熱温度を速やかに変更することができない問題があった。特に熱媒体蒸気の加熱温度を低下させる場合に速やかに変更することができなかった。これは、熱媒体蒸気の温度を変更するにはその蒸気圧力を変更しなければならないのであるが、蒸発器やボイラ―での発生蒸気圧力や、あるいは各種弁による調節では速やかに蒸気圧力を変更することができないためである。更に、加熱温度を低下させるためには蒸気圧力を低下させる必要があるが、上記従来のものでは、この蒸気圧力の低下は被加熱物に熱を奪われて加熱蒸気が凝縮するのを待たなければならず、一層速やかに加熱温度を変更することができないのである。
【0005】
従って本発明の技術的課題は、熱媒体の蒸気加熱において、その蒸気加熱温度を速やかに変更することのできる、熱媒体による低圧蒸気加熱装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、熱交換器の一次側に熱媒体の蒸気供給管を接続し、熱交換器で凝縮した熱媒体を蒸発器等の回収先に回収するものにおいて、熱交換器の二次側にエゼクターと熱交換タンクと循環ポンプとから成る真空ポンプを連設して、当該真空ポンプに熱媒体を補給する熱媒体補給管を接続すると共に、上記熱交換タンクにスチームエゼクターの吸込室を接続して、当該スチームエゼクターにより熱交換タンク内の熱媒体の再蒸発蒸気の吸引量を調節して熱媒体の液温を制御するものである。
【0007】
【作用】
熱交換器の二次側にエゼクタ―と熱交換タンクと循環ポンプとから成る真空ポンプを連設して、熱交換タンクにスチ―ムエゼクタ―の吸込室を接続したことにより、熱媒体の蒸気加熱温度を変更する場合には、真空ポンプの真空度、すなわち、吸引量を調節することによって速やかに蒸気圧力を変更し、蒸気温度も速やかに変更することができる。スチ―ムエゼクタ―の吸引量を多くして熱交換タンク内の熱媒体の液温を低下させることにより、真空ポンプの吸引量を多くすることができ、より速やかに加熱蒸気圧力を低下させることができ、蒸気加熱温度も同時に低下させることができる。一方、スチ―ムエゼクタ―の吸込量を少なくして熱交換タンク内の液温を低下させなければ真空ポンプの吸引量を少なくするかほとんど無くして、蒸気圧力の回復を計り、蒸気加熱温度を上昇させることができる。
【0008】
【実施例】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。
本実施例においては熱交換器として反応釜2を用いた例を示し、図2の従来技術と同一部材には同一符号を付す。
【0009】
蒸発器としての熱媒体用ボイラ―1を反応釜2のジャケット部6と接続すると共に、ジャケット部6の下部を真空ポンプ7と連設し、真空ポンプ7をタンク3と循環ポンプ4を介して熱媒体用ボイラ―1と接続して、熱媒体による低圧蒸気加熱装置を構成する。
【0010】
熱媒体用ボイラ―1と反応釜2を、圧力調整弁8と気液分離器9と圧力センサ―10を介した加熱用蒸気供給管11で接続する。圧力調整弁8は、圧力センサ―10で検出した加熱用蒸気供給管11内の蒸気圧力を所定値に調整するものであり、気液分離器9は加熱用蒸気供給管11内の熱媒体の蒸気と液体を分離し、分離した蒸気だけを反応釜2のジャケット部6へ供給し、液体をその下部に設けたスチ―ムトラップ12から排出するものである。気液分離器9としては、衝突式や遠心式やフィルタ―式等のものを用いることができる。
【0011】
反応釜2の外周に配置したジャケット部6の下部接続口13を、スチ―ムトラップ14とバイパスバルブ15を並行に設けた管路16で、真空ポンプ7のエゼクタ―20と接続する。また、気液分離器9のスチ―ムトラップ12の出口を、管路17を介してエゼクタ―20と接続する。
【0012】
真空ポンプ7は、エゼクタ―20と熱交換タンク21と循環ポンプ22、及び、接続管路23とで構成する。エゼクタ―20は、ノズル部25とディフュ―ザ部26で形成する。熱交換タンク21の上部から管路36を介してスチ―ムエゼクタ―34の吸込室と接続する。スチ―ムエゼクタ―34の入口側は管路37と調節弁39とを介して熱媒体用ボイラ―1と接続し、出口側は管路38により図示しない別途の熱媒体蒸気使用箇所、または、熱媒体用ボイラ―1と接続する。また、熱交換タン21には、内部に溜った熱媒体27をスチ―ムエゼクタ―34とは別個に冷却するための冷却管28を調節弁29を介して取り付けると共に、下部には熱媒体27の流体温度を検出するための温度センサ―30を取り付け、図示はしていないが温度センサ―30と調節弁29,39を温度コントロ―ラ―を介して接続して、熱媒体27の温度を所定値に維持できるようにする。
【0013】
真空ポンプ7は、循環ポンプ22で熱交換タンク21内の熱媒体27をエゼクタ―20中に循環させて、エゼクタ―20のノズル部25で熱媒体27の温度に対応した吸引力を発生し、反応釜2のジャケット部6から熱媒体を吸引すると共に、ジャケット部6内を所定の圧力状態に維持するものである。熱媒体27の液温は、スチ―ムエゼクタ―34の吸引量を多くして熱交換タンク21内の再蒸発蒸気をより多く吸引することにより低くすることができ、また、冷却管28からの冷却流体を増やすことによっても液温を低くすることができるものである。熱交換タンク21の上部には、熱媒体を補給するための熱媒体補給管31を接続して、再蒸発した熱媒体を補給する。
【0014】
真空ポンプ7の接続管路23の一部を分岐して管路32を接続し、循環熱媒体の一部が管路33からタンク3へ供給されるようにすると共に、更に管路35を接続して循環熱媒体の一部を加熱用蒸気供給管11中で気液分離器9の一次側に注入する。管路35により、圧力調整弁8で圧力調整された熱媒体蒸気が過熱蒸気となった場合でも、循環熱媒体の一部を注入して気液分離部9で熱交換させることにより、飽和温度蒸気とすることができるものである。
【0015】
次に作用を説明する。
熱媒体用ボイラ―1で発生した熱媒体蒸気は、圧力調整弁8を経て圧力調整されて反応釜2のジャケット部6に供給される。ジャケット部6内は、真空ポンプ7のエゼクタ―20の吸引力により予め所定の低圧状態となっており、ジャケット部6に供給された熱媒体蒸気は、所定の圧力すなわち蒸気温度となって反応釜2内の被加熱物を加熱する。加熱して熱を奪われた熱媒体蒸気は凝縮して液体となり、スチ―ムトラップ14を経てエゼクタ―20に吸引され、熱交換タンク21に至る。
【0016】
熱交換タンク21内の熱媒体27は、スチ―ムエゼクタ―34によって再蒸発蒸気が吸引されることにより所定温度まで冷却され、または、冷却管28で所定温度まで冷却されて循環ポンプ22でエゼクタ―20へ供給され、再度ジャケット部6内の熱媒体を吸引する。エゼクタ―20で生じる吸引力は、エゼクタ―20内を通過する流体の温度によって決まるために、熱交換タンク21内の熱媒体27の液温を適宜調節することにより、エゼクタ―20の吸引力すなわち減圧度合を制御することができる。エゼクタ―20の吸引力を制御することにより、ジャケット部6内の圧力状態を制御することができ、大気圧以下の負圧状態から、大気圧以上の正圧状態までジャケット部6内の圧力を制御することができる。
【0017】
熱媒体として例えば商品名でダウサムなるものを用いた場合、蒸気圧力を絶対圧で0.3キロとするとその蒸気温度は約210度Cとなり、1.1キロとすると約260度Cとすることができ、蒸気圧力を制御することによって、蒸気温度を制御することができるのである。
【0018】
本実施例において、ジャケット部6での加熱温度を変更する場合は、エゼクタ―20の吸引力を通過する熱媒体の液温を調節することにより変更することによって、速やかに実施することができる。
【0019】
本実施例においては、熱交換器として反応釜2を用いた例を示したが、その他の熱交換器、例えば合成繊維や合成樹脂、あるいは、食料品や医療品等の熱交換器としても用いることができるものである。
【0020】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、スチ―ムエゼクタ―により熱交換タンク内の熱媒体の再蒸発蒸気の吸引量を調節して熱媒体の液温を制御することにより、真空ポンプのエゼクタ―部の真空度を調節して、熱媒体の加熱蒸気圧力すなわち加熱蒸気温度を速やかに変更することのできる、熱媒体による低圧蒸気加熱装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱媒体による低圧蒸気加熱装置の実施例を示す構成図である。
【図2】従来の熱媒体による蒸気加熱装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 熱媒体用ボイラ―
2 反応釜
6 ジャケット部
7 真空ポンプ
8 圧力調整弁
9 気液分離器
14 スチ―ムトラップ
20 エゼクタ―
21 熱交換タンク
22 循環ポンプ
34 スチ―ムエゼクタ―
Claims (1)
- 熱交換器の一次側に熱媒体の蒸気供給管を接続し、熱交換器で凝縮した熱媒体を蒸発器等の回収先に回収するものにおいて、熱交換器の二次側にエゼクターと熱交換タンクと循環ポンプとから成る真空ポンプを連設して、当該真空ポンプに熱媒体を補給する熱媒体補給管を接続すると共に、上記熱交換タンクにスチームエゼクターの吸込室を接続して、当該スチームエゼクターにより熱交換タンク内の熱媒体の再蒸発蒸気の吸引量を調節して熱媒体の液温を制御することを特徴とする熱媒体による低圧蒸気加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22732595A JP3751663B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 熱媒体による低圧蒸気加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22732595A JP3751663B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 熱媒体による低圧蒸気加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953805A JPH0953805A (ja) | 1997-02-25 |
| JP3751663B2 true JP3751663B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=16859046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22732595A Expired - Fee Related JP3751663B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 熱媒体による低圧蒸気加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3751663B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP22732595A patent/JP3751663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0953805A (ja) | 1997-02-25 |
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