JP3750842B2 - バーナーカバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、焼き物器に設置される横長のガスバーナーに対する放熱体として該バーナーの上方に設置されるバーナーカバーの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図6及び図7に示すように、箱形のフレーム51の中に横長のガスバーナー52を設置するとともに、そのガスバーナー52の上方に所定距離をおいて切妻屋根形のバーナーカバー53を設けた構造の焼き物器54が知られている(実開昭57−32626号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公知の焼き物器54は発熱面積が大きいので一度に多くの食材を焼き物にできるという利点があるが、前記ガスバーナー53は、図5に示すように、短冊形の金属板を単に逆V字形に屈曲形成してその傾斜面部55の中腹部に半円錐形の排気窓56を設けた構造になっているので、赤熱した状態で長時間使用すると、前記傾斜面部55が熱変形を起こして歪むという問題がある。
【0004】
傾斜面部55が歪めば、バーナーカバー53の見栄えが損われるだけでなく、部位によっては傾斜面部55とガスバーナー53との距離がばらつくことになるので、当然、バーナーカバー53の表面を均一に赤熱できなくなる。本発明の課題は、前記バーナーカバー53が長時間赤熱使用されても変形を起こすことなく下方に設置されたバーナーにより均一加熱される形状のバーナーカバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために、多数の火口が上を向いて1列又は複数列に設けられているバーナーの上方に設置される断面逆V字形の切妻屋根状バーナーカバーにおいて、その傾斜面部を複数対の蹴上部と踏面部とを以って階段状に構成するとともに、前記蹴上部に複数個の排気窓を設けるという手段を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、図6に示すような従来から公知の焼き物器に本発明を適用した最も好ましい態様について詳述すると、図3に示すように、本発明に係るバーナーカバー3は、横長の棒状ガスバーナー2の上方に所定距離をおいて焼き物器(図示なし)の中に組み込まれる。
【0007】
前記ガスバーナー2としては多数の火口1が上を向いて1列又は複数列となって長手方向に延びるよう配置されている公知の構造のものが使用される。このような火口1を有する火口部材8として、好ましくは厚さDが0.3〜1.5cm幅Wが1.5〜3cの範囲にあって、後者に対する前者の比(D/W)が0.1〜1の範囲にあるセラミック板使用のガスバーナーが使用される。なお、多数個の前記火口1は必ずしも整然と配列されていなくてもよく、ミクロ的にみればランダムに前記セラミック板に透設されていてもマクロ的に見ればガスバーナー2の長手方向に延びるように配列されていればそのようなガスバーナーも使用できる。
【0008】
上記ガスバーナー2の上方に設置されるバーナーカバー3は、図1及び図2に示すように、全体的には従来技術と同様に2本の1点鎖線a、bで示す逆V字形の切妻屋根状をなす金属加工板からできているが、前記切妻屋根の傾斜面に相当する傾斜面部4がじくざぐ状に折曲げ加工されてできた複数対の蹴上部5と踏面部6から構成されているとともに、前記蹴上部5に複数個の長楕円形乃至は長穴状の排気窓7が設けられている点において、従来技術のバーナーカバーと顕著に相違する。
【0009】
更に図2により詳述すると、前記焼き物器を使用して焼き物料理しているとき前記バーナーカバー3上に焼き物汁が落下した場合、その焼き物汁が前記排気窓7に入り込むのを防止するとともに、バーナーカバー3が長時間赤熱されても熱変形が起こらないように曲げ抵抗を高めるために、さらにバーナーカバー3のバーナーカバー3の下面側での炎の燃焼効率を悪くしないようにするために、前記傾斜面部5及び踏面部6は次のように設定されている。
【0010】
すなわち、複数個の前記蹴上部5のうち、最下段の蹴上部5aは垂直線cと上に角度(第一傾斜角)αをもって開くように垂直に又は傾斜させているのに対して、それ以外の蹴上部5b、5cは前記垂直線cと下に角度(第二傾斜角)βを開くよう傾斜させるとともに、前記踏面部6の全てを焼き物汁がバーナーカバーの外方にながれるように水平線dと傾斜角(第三傾斜角)γをもって幾分傾斜させている。本発明において好ましくは前記第一傾斜角αを0〜10度、第二傾斜角βを5〜15度、そして第三傾斜角γを5〜10度と設定されている。
【0011】
上記のように構成される本発明に係るバーナーカバー3は次のような作用・効果を発揮する。すなわち、傾斜面部4が従来技術と異なり平らになっていないので、すなわち蹴上部5と踏面部6とによって階段状になっているので、両者間の頂部9がリブとしての作用をして傾斜面部4が曲げに対する抵抗力を発揮し、その結果、バーナーカバー3は長時間赤熱されても熱変形を起こさない。
【0012】
前記蹴上部5のうち、最下段の蹴上部5a以外の蹴上部5b、5cは特定の角度だけ傾斜しているので、上方から見るとそれらは踏面部6に隠れる。その結果それらの踏面部6をすべり落ちる焼き物汁が排気窓7に侵入しにくくなる。
【0013】
本発明は、その根本的技術思想を踏襲して発明の効果を著しく損わない限度において、前記態様の一部分変更して実施することができる。例えば、排気窓7の形状や開口率を変更して焼き物汁がバーナーカバー3の下面側に侵入する程度抑制した場合には、図4に示すよう最下段の蹴上部5a以外の蹴上部5b、5cの第二傾斜角βを変更してそれらが踏面部6に隠れないようにすることもできる。
【0014】
【発明の効果】
以上詳述したように、長時間赤熱使用されても変形を起こすことなく、下方に設置されたガスバーナーにより常に均一に加熱可能なバーナーカバーを提供できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバーナーカバーの一部分を示す部分斜視図である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】ガスバーナーの所定位置にバーナーカバーが設置される状態を示す位置関係斜視図である。
【図4】他の態様を示すバーナーカバーの端面図である。
【図5】従来技術に係るバーナーカバーの斜視図である。
【図6】従来技術及び本発明が適用される焼き物器の斜視図である。
【図7】従来技術に関する前記位置関図である。
【符合の説明】
1 火口
2 バーナー
3 バーナーカバー
4 傾斜面部
5、5a、5b、5c 蹴上部
6 踏面部
7 排気窓
Claims (4)
- 多数の火口(1)が上を向いて1列又は複数列に設けられているバーナー(2)の上方に設置される断面逆V字形の切妻屋根状バーナーカバー(3)において、その傾斜面部(4)を複数対の蹴上部(5)と踏面部(6)とを以って階段状に構成するとともに、前記蹴上部に複数個の排気窓(7)を設けたことを特徴とするバーナーカバー。
- 前記踏面部(6)が傾斜している請求項1記載のバーナーカバー。
- 前記蹴上部(5)は前記踏面部(6)から隠れるように傾斜している請求項1記載のバーナーカバー。
- 前記蹴上部(5)のうち、最下段の蹴上部(5a)以外の蹴上部(5b、5c)が前記踏面部(6)から隠れるように傾斜している請求項1記載のバーナーカバー。
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JP35687298A JP3750842B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | バーナーカバー |
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JP35687298A JP3750842B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | バーナーカバー |
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Family Applications (1)
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JP35687298A Expired - Fee Related JP3750842B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | バーナーカバー |
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- 1998-11-10 JP JP35687298A patent/JP3750842B2/ja not_active Expired - Fee Related
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