JP3750573B2 - Airbag device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エアバッグ内に略円柱状のインフレータを収納し、制御信号に応じてインフレータから発せされるガスによりエアバッグを膨張展開させて乗員を保護するエアバッグ装置がある(特許第2523406号、実開平5−82710号等)。
【0003】
図8は、この種のエアバッグ装置の断面図である。エアバッグ101内にはディフューザとも称されるリテーナ102が配されており、リテーナ102の内側に円柱状のインフレータ103が挿入されている。リテーナ102は、インフレータ103よりも一回り大きい径を持つ円筒状部材であり、その左右両端の開口104,105は、一方がインフレータ103のフランジ部106により、他方がキャップ107により、それぞれ閉塞されている。エアバッグ101の左右の両側壁には、リテーナ102の開口に対応する左右の開口108,109が設けられており、両者はその開口縁部がリテーナ102とフランジ部106又はキャップ107との間に挟持されることでそれぞれ閉塞されている。
【0004】
図9は、他の従来例を示したものであり、この例では、円柱状のインフレータ110を取り囲む円筒状のリテーナ111には、下方に突出するボルト112が固設されている。また、エアバッグ113の口元部には、前後に相対する2つの取付片部114,115が設けられており、この2つの取付片部114,115でリテーナ111を包み込むようにして両者が重ね合わされ、この重ね合わせ部にリテーナ111のボルト112が貫通されてナット116で締め付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来の構造では、インフレータ103,110と同等の長さを持つ円筒状のリテーナ102,111を用いているため、エアバッグ装置の重量がそれだけ重くなってしまう。
【0006】
また、上記した図8に示す構造において、インフレータ103はエアバッグ101の側壁に設けた開口108から挿入されるが、この開口108からリテーナ104も挿入しようとすると、該開口108の径をリテーナ104の径と同等、即ちインフレータ103の径よりも一回り大きい径に設定する必要がある。このような大きな開口108ではガスシールが難しいため、リテーナ104を挿入するための開口を別途設ける必要があり、そのためのガスシール構造も必要となる。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、インフレータとリテーナを挿入するためのエアバッグの挿入口のガスシールが容易であり、しかも軽量化が図られるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアバッグ装置は、軸方向の一端側の底壁にボルトが突設された柱状のインフレータと、該インフレータを内側に収容する収容部から乗員拘束面にかけて逆テーパ状に広がるエアバッグと、前記インフレータの他端側外周を取り囲む環状をなし、少なくとも1つのボルトを持つリテーナとを備え、前記収容部における対向する一対の側壁には、一方の側壁に前記インフレータのボルトが挿通される貫通孔が設けられ、他方の側壁に前記インフレータをエアバッグ内に挿入するための挿入口と前記リテーナのボルトが挿通される貫通孔とが設けられ、前記挿入口から挿入された前記インフレータのボルトが前記一方の側壁の貫通孔に挿通されてエアバッグの外側からナットで締め付けられ、前記エアバッグの内側に配された前記リテーナのボルトが前記他方の側壁の貫通孔に挿通されてエアバッグの外側からナットで締め付けられたものである。
【0009】
本発明のエアバッグ装置では、挿入口からエアバッグ内に挿入したインフレータのボルトでエアバッグの対向する一対の側壁のうちの一方の側壁を固定するとともに、環状のリテーナを用い、該リテーナを挿入口からエアバッグ内に収容してそのボルトでエアバッグの他方の側壁を固定している。このように本発明では、インフレータの挿入口を設けたエアバッグの他方の側壁を固定するために、環状のリテーナを用いている。かかる環状のリテーナは、横に寝かせて挿入することで、自身の径よりも小さい径の開口に対しても挿入することができる。そのため、上記挿入口の径をインフレータの径と同程度に設定した場合でも、該挿入口から環状リテーナをエアバッグ内に挿入することができ、インフレータと同等の長さを持つ筒状リテーナを用いる場合に比べて、エアバッグのガスシールが容易であり、また、装置の軽量化が図れる。
【0010】
本発明のエアバッグ装置においては、前記インフレータとともに前記エアバッグの両側壁を支持する一対の支持部材を備え、前記インフレータのボルトが一方の支持部材に対して固定され、前記リテーナのボルトが他方の支持部材に対して固定されている場合がある。このようにエアバッグの一対の側壁を支持部材に対して上記のインフレータ及びリテーナの各ボルトを用いて固定し、一対の支持部材間にエアバッグとインフレータとを挟持させてもよい。
【0011】
ここで、上記支持部材としては、前記のエアバッグ及びインフレータを車両構造材に対して固定するためのブラケットが好適である。なお、支持部材としては、エアバッグ及びインフレータを収容するケースを用いることもでき、その場合、ケースの両側壁が一対の支持部材となる。
【0012】
本発明のエアバッグ装置においては、前記インフレータの他端にフランジ部が設けられ、該フランジ部が前記挿入口の開口周縁部とともに前記リテーナと前記他方の支持部材との間に挟持されている場合がある。これによりインフレータの他端側が固定されるとともに、エアバッグの挿入口が効果的にガスシールされる。
【0013】
本発明のエアバッグ装置においては、また、前記インフレータの他端にフランジ部が設けられ、該フランジ部に貫通孔が設けられて、この貫通孔に前記リテーナのボルトが挿通されて前記ナットで締め付けられることにより、前記リテーナと前記フランジ部との間に前記エアバッグと前記他方の支持部材とが挟持されていてもよく、これによっても、インフレータの他端側の固定とガスシールを行うことができる。
【0014】
更に、このようなインフレータの他端側の固定とガスシールは、インフレータの他端部をリテーナの内周に圧入して保持させることによっても達成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置10の断面図、図2はその分解斜視図、図3〜5はその組み立て手順を示す拡大斜視図である。
【0017】
このエアバッグ装置10は、助手席前方のインストルメントパネル内に配設される助手席用エアバッグ装置であり、ガス発生器であるインフレータ12と、該インフレータ12の発するガスにより膨張展開して車両の乗員を保護するエアバッグ14とを備える。インストルメントパネル内には車両構造材であるリンホース8が車両幅方向に配設されており、エアバッグ装置10はこのリンホース8に対して左右一対のブラケット(支持部材)16,18により固定支持されている。
【0018】
インフレータ12は、円柱状をなして、その軸方向の一端側の底壁にボルト20が突設され、他端に円板状のフランジ部22が設けられている。インフレータ12は、この実施形態では、その周壁に複数のガス供給口24を備えてそこからエアバッグ14内にガスを供給するタイプであるが、軸方向の一端部に本体胴部よりも小径のガス噴出部を備えて当該一端部からガスを供給するタイプを用いることもできる。
【0019】
エアバッグ14は、インフレータ12が内側に収容される収容部26から乗員を受け止める乗員拘束面28にかけて逆テーパ状に広がる概略横倒四角錐状をなしており、所定形状に折り畳まれた状態でインストルメントパネル内に配設される。収容部26における左右一対の側壁には、一方の側壁にインフレータ12のボルト20が挿通される貫通孔30が設けられ、他方の側壁にインフレータ12をエアバッグ14内に挿入するための円形の挿入口32が貫通孔30と相対向する位置に設けられている。
【0020】
符号34は、エアバッグ14の内側に配されてエアバッグ14をブラケット16に対して固定するためのリテーナである。このリテーナ34は、インフレータ12の周壁を取り囲む環状をなす平板材であり、その一方面には軸方向に平行な複数(この実施形態では略等間隔に4本)のボルト36が突設されている。
【0021】
エアバッグ14の上記収容部26における挿入口32の周りには、このリテーナ34の複数のボルト36がそれぞれ挿通される複数の貫通孔38が設けられている。
【0022】
上記した左右一対のブラケットのうち一方のブラケット18は、貫通孔30が設けられたバッグ側壁に外側から固定される。このブラケット18には、インフレータ12のボルト20が挿通される貫通孔40が設けられており、この貫通孔40に挿通させたボルト20をエアバッグ14の外側からナット42で締め付けることにより、当該バッグ側壁がブラケット18に対して固定されている。
【0023】
他方のブラケット16は、挿入口32及び貫通孔38が設けられたバッグ側壁に外側から固定される。このブラケット16には、インフレータ12のフランジ部22を受け入れる凹部47が設けられ、その周囲に、リテーナ34のボルト36が挿通される複数の貫通孔46が設けられている。そして、これらの貫通孔46に挿通させたボルト36をエアバッグ14の外側からナット48で締め付けることにより、当該バッグ側壁がブラケット16に対して固定されている。
【0024】
なお、ブラケット16,18は、それぞれリンホース8への取付座面44,50を備え、該取付座面44,50でボルトナットを介してリンホース8に固定されている。
【0025】
このエアバッグ装置10を組み立てる際には、まず、図2に示すように、エアバッグ14の挿入口32からリテーナ34をエアバッグ14内に挿入する。
【0026】
ここで、挿入口32は、リテーナ34とインフレータ12を挿入できる程度の大きさに設定されている。リテーナ34は、その外径が挿入口32の口径よりも大きくても、挿入口32の周長を横に寝かせた状態でのリテーナ34の外形寸法よりも長く設定しておくことにより、挿入口32に挿入することができる。そのため、この実施形態では、挿入口32の径をインフレータ12の直径と同程度に設定しており、インフレータ12はフランジ部22を除いてエアバッグ14内に挿入されるようになっている。
【0027】
エアバッグ14内に挿入したリテーナ34は、図3に示すように、そのボルト36を収容部26の対応する貫通孔38から外側に出すことにより、収容部26内にセットされる。このとき、環状をなすリテーナ34の中央の開口がエアバッグ14の挿入口32と重なって、インフレータ12をエアバック14内に挿入できる状態となる。
【0028】
そして、図3に示すように、インフレータ12をボルト20側から挿入口32に挿通させてエアバッグ14内に挿入し、図4に示すように、ボルト20を反対側のバッグ側壁に設けた貫通孔30に挿通させ、フランジ部22で挿入口32を塞ぐ。
【0029】
ついで、図5に示すように、収容部26の左右の側壁にそれぞれブラケット16,18を取り付け、ボルト20,36をナット42,48で締め付けることにより、エアバッグ14とインフレータ12が両ブラケット16,18間に挟持された状態にて固定される。詳細には、インフレータ12の一端がボルト20でブラケット18に固定され、それによってエアバッグ14の一方の側壁もブラケット18に固定され、また、このバッグ側壁に設けた貫通孔30がインフレータ12の端面とブラケット18との間に挟持されてガスシールされる。エアバッグ14のもう一方の側壁はリテーナ34のボルト36でブラケット16に固定されている。その際、インフレータ12のフランジ部22が挿入口32の開口周縁部とともにリテーナ34とブラケット16との間に挟持されており、それによってインフレータ12の他端側が固定されるとともに、エアバッグ14の挿入口32がガスシールされる。
【0030】
以上よりなる本実施形態のエアバッグ装置10であると、エアバッグ14の左右の側壁のうち一方の側壁をインフレータ12のボルト20でブラケット18に固定し、他方の側壁をエアバッグ14内に配した環状のリテーナ34のボルト36でブラケット16に固定している。かかる環状のリテーナ34を用いることで、挿入口32の径をインフレータ12の径と同程度に設定することができ、従来の筒状リテーナを用いる場合に比べて、エアバッグ14のガスシールが容易となり、ガスシール構造の簡素化を図りつつ、高いガスシール性が達成される。また、従来の筒状のリテーナに比べてコンパクトな環状のリテーナ34を用いることにより、エアバッグ装置10の軽量化が図れる。
【0031】
なお、上記実施形態において、インフレータ12のフランジ部22をブラケット16と一体に構成し、該フランジ部にリテーナ34のボルト36を貫通させて固定するようにしてもよい。
【0032】
図6は、他の実施形態に係るエアバッグ装置10aの断面図である。この実施形態では、インフレータ12のフランジ部22に貫通孔52が設けられ、この貫通孔52にリテーナ34のボルト36が挿通されて外側からナット48で締め付けられることにより、リテーナ34とフランジ部22との間にエアバッグ14とブラケット16とが挟持されており、これにより、インフレータ12におけるボルト20と反対側の端部の固定とガスシールが達成されている。
【0033】
この場合、ブラケット16には、インフレータ12の本体胴部が挿通される開口54が設けられている。そして、リテーナ34をエアバッグ14の収容部26内にセットし、ブラケット16を収容部26の側壁に取り付けた状態で、インフレータ12が上記開口54及びエアバッグ14の挿入口32を通ってエアバッグ14内に挿入され、フランジ部22の貫通孔52にリテーナ34のボルト36が挿通される。このボルト36をナット48で締め付けることにより、内側からリテーナ34、エアバッグ14(詳細には挿入口32の開口周縁部)、ブラケット16、フランジ部22の順で重ね合わせた状態に固定されている。
【0034】
図7は、更に他の実施形態に係るエアバッグ装置10bの断面図である。この実施形態では、インフレータ12のボルト20と反対側の端部にフランジ部が設けられておらず、当該端部をリテーナ34の内周に圧入することにより、インフレータ12の固定とガスシールを行っている。
【0035】
すなわち、インフレータ12は、ボルト20と反対側の端部12aが本体胴部よりもやや径大になっており、リテーナ34の内周縁にはこの径大な端部12aの周面を全周にわたって嵌合保持する短筒状の嵌合部60が設けられている。
【0036】
この場合、エアバッグ14の挿入口32からインフレータ12を挿入し、ボルト20を一方のバッグ側壁の貫通孔30に挿通してナット42で締め付けるとともに、上記端部12aをリテーナ34の嵌合部60内に嵌合させてリテーナ34のボルト36をナット48で締め付けることにより、エアバッグ装置10bが組み立てられる。
【0037】
このようにインフレータ12におけるボルト20と反対側の端部12aの固定は、上記実施形態のようなフランジ部22によるものには限定されず、リテーナ34への圧入によっても行うことができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明のエアバッグ装置によれば、エアバッグの相対向する側壁の一方をインフレータのボルトにより、他方をエアバッグ内に配した環状のリテーナによって固定するようにしたので、該他方の側壁に設けるインフレータの挿入口の径をインフレータの径と同程度に設定した場合でも、該挿入口からリテーナをエアバッグ内に挿入することができる。そのため、エアバッグのガスシールが容易であり、バッグ構造の簡素化が図られ、また、エアバッグ装置の軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置の断面図である。
【図2】該エアバッグ装置の分解斜視図である。
【図3】該エアバッグ装置の組み立て時におけるエアバッグとインフレータの斜視図である。
【図4】同組み立て時におけるエアバッグとブラケットの斜視図である。
【図5】該エアバッグ装置の要部拡大斜視図である。
【図6】他の実施形態に係るエアバッグ装置の断面図である。
【図7】さらに他の実施形態に係るエアバッグ装置の断面図である。
【図8】従来のエアバッグ装置の断面図である。
【図9】従来の他のエアバッグ装置の断面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b……エアバッグ装置
12……インフレータ
14……エアバッグ
16,18……ブラケット
20……インフレータのボルト
22……インフレータのフランジ部
26……収容部
30……ボルト20のための貫通孔
32……挿入口
34……リテーナ
36……リテーナのボルト
38……ボルト36のための貫通孔
42,48……ナット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an airbag device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is an airbag device that protects an occupant by storing a substantially cylindrical inflator in an airbag and inflating and deploying the airbag with gas emitted from the inflator according to a control signal (Japanese Patent No. 2523406, Japanese Utility Model Publication No. 5-82710).
[0003]
FIG. 8 is a cross-sectional view of this type of airbag apparatus. A
[0004]
FIG. 9 shows another conventional example. In this example, a
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In these conventional structures, since the
[0006]
Further, in the structure shown in FIG. 8 described above, the
[0007]
The present invention has been made in view of the above points, and provides an airbag device in which a gas seal at an insertion port of an airbag for inserting an inflator and a retainer can be easily performed and the weight can be reduced. For the purpose.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
An airbag device according to the present invention includes a columnar inflator having a bolt projecting from a bottom wall on one end side in the axial direction, and an airbag that spreads in an inversely tapered manner from a housing portion that houses the inflator to an occupant restraint surface. And a retainer having at least one bolt that surrounds the outer periphery of the other end side of the inflator, and a pair of opposing side walls in the housing portion through which the bolt of the inflator is inserted into one side wall A hole is provided, and an insertion port for inserting the inflator into the airbag and a through hole through which the retainer bolt is inserted are provided on the other side wall, and the bolt of the inflator inserted from the insertion port The retainer that is inserted into the through-hole of the one side wall, is tightened with a nut from the outside of the airbag, and is disposed inside the airbag. A bolt inserted into the through hole of the other side wall and in which clamped by nuts from the outside of the airbag.
[0009]
In the airbag device of the present invention, one side wall of the pair of opposite side walls of the airbag is fixed by an inflator bolt inserted into the airbag from the insertion port, and the retainer is inserted using an annular retainer. The other side wall of the airbag is fixed with the bolt accommodated in the airbag from the mouth. Thus, in the present invention, an annular retainer is used to fix the other side wall of the airbag provided with the inflator insertion port. Such an annular retainer can be inserted into an opening having a diameter smaller than its own diameter by being laid sideways and inserted. Therefore, even when the diameter of the insertion port is set to be approximately the same as the diameter of the inflator, the annular retainer can be inserted into the airbag from the insertion port, and a cylindrical retainer having the same length as the inflator is used. Compared to the case, the gas sealing of the airbag is easy, and the weight of the apparatus can be reduced.
[0010]
The airbag device of the present invention includes a pair of support members that support both side walls of the airbag together with the inflator, wherein the bolt of the inflator is fixed to one support member, and the bolt of the retainer is fixed to the other It may be fixed to the support member. In this way, the pair of side walls of the airbag may be fixed to the support member using the bolts of the inflator and the retainer, and the airbag and the inflator may be sandwiched between the pair of support members.
[0011]
Here, as the support member, a bracket for fixing the airbag and the inflator to the vehicle structural material is preferable. In addition, as a support member, the case which accommodates an airbag and an inflator can also be used, In that case, the both side walls of a case serve as a pair of support members.
[0012]
In the airbag device of the present invention, a flange portion is provided at the other end of the inflator, and the flange portion is sandwiched between the retainer and the other support member together with the opening peripheral edge portion of the insertion port. There is. Thereby, the other end side of the inflator is fixed, and the insertion port of the airbag is effectively gas-sealed.
[0013]
In the airbag device of the present invention, a flange portion is provided at the other end of the inflator, a through hole is provided in the flange portion, and a bolt of the retainer is inserted into the through hole and tightened with the nut. By doing so, the airbag and the other support member may be sandwiched between the retainer and the flange portion, and this also enables fixing and gas sealing of the other end side of the inflator. it can.
[0014]
Furthermore, such fixing and gas sealing of the other end of the inflator can also be achieved by press-fitting and holding the other end of the inflator to the inner periphery of the retainer.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0016]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an
[0017]
The
[0018]
The inflator 12 has a cylindrical shape, and a
[0019]
The
[0020]
[0021]
A plurality of through
[0022]
One
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
When assembling the
[0026]
Here, the
[0027]
As shown in FIG. 3, the
[0028]
Then, as shown in FIG. 3, the
[0029]
Next, as shown in FIG. 5,
[0030]
In the
[0031]
In the above embodiment, the
[0032]
FIG. 6 is a cross-sectional view of an airbag apparatus 10a according to another embodiment. In this embodiment, a through
[0033]
In this case, the
[0034]
FIG. 7 is a cross-sectional view of an
[0035]
That is, the
[0036]
In this case, the
[0037]
In this manner, the fixing of the end portion 12a opposite to the
[0038]
【The invention's effect】
According to the airbag apparatus of the present invention, one of the opposing side walls of the airbag is fixed by the bolt of the inflator and the other is fixed by the annular retainer disposed in the airbag. Even when the diameter of the inflator insertion port is set to be approximately the same as the diameter of the inflator, the retainer can be inserted into the airbag from the insertion port. Therefore, the gas sealing of the airbag is easy, the bag structure can be simplified, and the weight of the airbag device can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an airbag device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the airbag device.
FIG. 3 is a perspective view of an airbag and an inflator when the airbag device is assembled.
FIG. 4 is a perspective view of an airbag and a bracket at the time of assembly.
FIG. 5 is an enlarged perspective view of a main part of the airbag device.
FIG. 6 is a cross-sectional view of an airbag apparatus according to another embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view of an airbag device according to still another embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a conventional airbag device.
FIG. 9 is a cross-sectional view of another conventional airbag apparatus.
[Explanation of symbols]
10, 10a, 10b ......
Claims (6)
該インフレータを内側に収容する収容部から乗員拘束面にかけて逆テーパ状に広がるエアバッグと、
前記インフレータの他端側外周を取り囲む環状をなし、少なくとも1つのボルトを持つリテーナとを備え、
前記収容部における対向する一対の側壁には、一方の側壁に前記インフレータのボルトが挿通される貫通孔が設けられ、他方の側壁に前記インフレータをエアバッグ内に挿入するための挿入口と前記リテーナのボルトが挿通される貫通孔とが設けられ、
前記挿入口から挿入された前記インフレータのボルトが前記一方の側壁の貫通孔に挿通されてエアバッグの外側からナットで締め付けられ、前記エアバッグの内側に配された前記リテーナのボルトが前記他方の側壁の貫通孔に挿通されてエアバッグの外側からナットで締め付けられた
ことを特徴とするエアバッグ装置。A columnar inflator in which a bolt projects from the bottom wall on one end side in the axial direction;
An airbag that spreads in an inversely tapered manner from a housing portion that houses the inflator to an occupant restraint surface;
An annular shape surrounding the outer periphery of the other end of the inflator, and a retainer having at least one bolt;
A pair of opposing side walls in the housing portion are provided with through holes through which the bolts of the inflator are inserted in one side wall, and an insertion port for inserting the inflator into the airbag and the retainer on the other side wall Through holes through which the bolts of
The bolt of the inflator inserted from the insertion port is inserted into the through hole of the one side wall and is tightened with a nut from the outside of the airbag, and the bolt of the retainer arranged inside the airbag is the other An airbag device, wherein the airbag device is inserted into a through hole in a side wall and tightened with a nut from the outside of the airbag.
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