JP3750394B2 - 無停電電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電力変換装置部,電力貯蔵用の蓄電池装置部,筐体を備えた無停電電源装置に係わり、電力変換装置部の配線に対する作業性の向上,蓄電池装置部に対する冷却性能の向上を図ったその構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラントの計装設備やコンピュータなどに安定した電源を確保するための電源装置として、無停電電源装置が広く用いられている。これ等の無停電電源装置は、IGBTなどの制御極付きの半導体素子をスイッチング用素子として用いて商用電力を直流電力に変換したうえで商用電力と同等の周波数値・電圧値を持つ交流電力に再変換する電力変換装置部と、この電力変換装置部で得られる直流電力を用いて電力の貯蔵を行う蓄電池装置部と、電力変換装置部および蓄電池装置部を収容する筐体とを備えることが一般である。以下に、図6〜図8を用いて、従来例の無停電電源装置を説明する。ここで、図6は、従来例の無停電電源装置の構成を説明する説明図であり、図7は、図6に示した主枠体の斜視図である。図8は、図6に示した冷却体をパワー半導体素子群と共に示す図であり、(a)は図6におけるP矢視図、(b)は図8(a)におけるR部の詳細図である。
【0003】
図6〜図8において、9は、電力変換装置部7と、蓄電池装置部6と、入出力接続部91と、筐体8とを備えた従来例の無停電電源装置(以降、UPSと略称することがある)である。電力変換装置部7は、パワー半導体素子群71と、パワー半導体素子群用の冷却体73と、トランス,コンデンサ,リアクトルなどの機器類群76と、制御回路部77と、保護回路部78とを有する。パワー半導体素子群71には、モジュール形のIGBT72やモジュール形のダイオードが用いられている。冷却体73は、IGBT72などのパワー半導体素子群71が発生した熱を冷却空気99を用いて除去するためのアルミニウム材製の部材である。
【0004】
この冷却体73は、図8に示すように、パワー半導体素子群71がそれぞれに搭載される基板74,74と、多数の冷却板75とを有し、筐体8が持つ後記する主枠体81に取付けられている。それぞれの冷却板75は、平板状の基部751と、基部751の一方の側面に形成された多数の放熱フィン752とを有する。冷却体73は全ての冷却板75を図示のように積層し両基板74で挟んで配置するが、基板74と冷却板75との間、および、冷却板75の相互間をろう材を用いて接合し、一体の構成品にしている。冷却体73の基部751と放熱フィン752とで囲まれた空間は、冷却空気99を通流させる通流路739であり、この通流路739が持つ冷却空気99の通流方向は、図8において紙面に垂直の方向である。
【0005】
機器類群76は、パワー半導体素子群71と共に電力変換装置部7のパワー回路を構成しており、いずれも周知の多数の部品で構成されている。機器類群76用の機器類として、図6には、交流入力用リアクトル(L1),交流出力用リアクトル(L2),交流出力用コンデンサ(ACC),直流出力用の電解コンデンサ(DCC)が示されており、絶縁変圧器(T),直流リアクトル(DCL)の図示は省略している。機器類群76が持つ機器類の内、電解コンデンサ(DCC)は冷却体73に装着されているが、他の機器類は、主枠体81に取付けられている。
【0006】
制御回路部77は、UPS9に関する制御を司る回路装置であり、主制御部(CE1),主制御部用の電源(PS),保護用ヒューズ(FU),制御信号用インターフェース回路部(RYU/VCD)を持っている。制御信号用インターフェース回路部(RYU/VCD)は、単独で主枠体81の中央取付板813に取付けられているが、他は一括して基板に装着されたうえで主枠体81の上部枠体811に取付けられている。保護回路部78は、パワー回路および信号回路に関する保護を担う部分であり、多数の部品で構成されているが、図6には、電力変換装置部7の交流出力と商用電力との切り換えを行うマグネットコンタクタ(MC)が示されている。入出力接続部(ITU)91は、UPS9のパワー回路の入出力にかかわる接続部分を一括して搭載する装置であり、図示しない接続用端子などを有している。
【0007】
筐体8は、一般の薄板状鉄材などを用いて直方体状に形成されており、いわゆる骨組を構成する部材としては、上部に配置されたI字状の断面形状を持つ主枠体81と、下部に配置された蓄電池収容用枠体82とを有している。主枠体81は、図7に示すように、上部枠体811と、下部取付板812と、上部枠体811,下部取付板812を接続して設けられた2枚の中央取付板813,813とにより形成され、筐体8の機械的強度に関する主要要素である。下部取付板812は、蓄電池収容用枠体82の上面にねじによって締結され、蓄電池装置部6が収容される蓄電池収容室と、電力変換装置部7および入出力接続部91が収容される上部収容室との間を区分する仕切板の役目も果たしている。
【0008】
それぞれの中央取付板813には、冷却体73,後記する吸気風胴89などが取付けられる部分を削除した広い面積の削除部814が形成され、図示しない接続用リード線を上部収容室内に引き回すための開口815も形成されている。この接続用リード線は、パワー半導体素子群71を構成しているIGBT72,ダイオードと、機器類群76を構成している前記機器類などの相互間を接続するものである。IGBT72などや機器類群76を構成している前記機器類が、前述したように中央取付板813の両側に分かれて配設されているので、接続用リード線を引き回すためには、中央取付板813に開口815の形成が必要である。
【0009】
上部収容室には、UPS9に関する前面側に前面カバー83が、背面側に背面カバー84が、頂部に天井カバー85が、両側面側のそれぞれに側面カバー86,86が備えられている。前面カバー83には、冷却空気99をUPS9に取入れるための吸気口831が形成され、背面カバー84には、冷却空気99をUPS9から排出するための排出口841,842が形成されている。この内の排出口842は、入出力接続部(ITU)91と対向する位置に形成されており、点検口を兼ねている。
【0010】
蓄電池収容用枠体82は蓄電池収容室の体格を形成しており、一般の薄板状鉄材などを用いて直方体状に作製され、下面には底板が、下面と上面との中間位置には中間支持板が、両側面のそれぞれには側面板821が、背面側には図示しない背面板が、それぞれ設けられている。蓄電池収容室のUPS9に関する前面側には、前面カバー87が備えられ、この前面カバー87には、自然対流によって生成されて蓄電池装置部6を冷却する冷却空気98のための通気口871,871が形成されている。なお、蓄電池収容用枠体82が有する背面板にも、通気口871,871のそれぞれと対向する位置に、冷却空気98のための図示しない通気口が形成されている。
【0011】
また筐体8は、電力変換装置部7を強制冷却する冷却空気99を供給するために5台の軸流式の送風機88を備えており、この内の3台の送風機88は、吸気風胴89を介して、冷却体73に冷却空気99を供給している。また、残りの2台の送風機88は、図示のように上部収容室の上部に取付けられている。蓄電池装置部6は、4台の二次電池ユニット61を備え、それぞれの二次電池ユニット61は、複数の二次電池とそれらを収容した箱体とを主体にして構成されている。これ等の二次電池ユニット61は、箱体の底部で電気絶縁材製の図示しない絶縁レールを介して、蓄電池収容用枠体82が持つ底板および中間支持板のそれぞれの上面に引出し自在に載置されている。
【0012】
従来例のUPS9は前記のごとく構成されているので、パワー半導体素子群71を冷却する冷却空気99は、吸気口831→3台の送風機88→吸気風胴89→冷却体73(通流路739)→排気口841の経路で、ほぼ直線状にUPS9内を通流する。またこの冷却空気99は、冷却体73を出て排気口841に到る間に、機器類群76が持つ絶縁変圧器(T),直流リアクトル(DCL)を冷却している。他方、専ら機器類群76の冷却に用いられる冷却空気99は、吸気口831→2台の送風機88→上部収容室→排気口842の経路で、UPS9内を通流する。これにより、UPS9が備える部品類の内で、比較的に発生熱量が多いパワー半導体素子群71や機器類群76は、冷却空気99により効果的に冷却されている。また、蓄電池装置部6は、自然対流によって生成された冷却空気98によって冷却することができている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術による無停電電源装置(UPS)9では、電力変換装置部7と蓄電池装置部6とが同一の筐体8に一体に収容されているので、装置全体を小型に構成することができるなどの特長を得られているが、最近、次記する問題がクローズアップされるようになり、その解決が望まれている。すなわち、
▲1▼電力変換装置部7のパワー半導体素子群71と機器類群76とを構成している前記部品類が、主枠体81が持つ中央取付板813の両側に分かれて配設されているために、前記部品類の間を接続する接続用リード線は、中央取付板813に形成された開口815を介して引き回さなければならない。開口815は、主枠体81の機械的強度を維持するために、限定された開口面積にしなければならず、しかも、接続用リード線は、前記部品類の間を接続しなければならないので、開口面積がさして広くない開口815を、接続用リード線が行き交うことになる。この結果、接続用リード線の配線工数が増加し、UPS9の製造原価が高価になっている。また、
▲2▼蓄電池装置部6は、商用配電網の停電時などでの給電能力を高くするために、蓄電池収容室に可能な限りの容量の二次電池を配設するようにしている。したがって、蓄電池収容室には送風機88の設置ができず、UPS9では、蓄電池装置部6の冷却は止むを得ず自然対流によって行われている。このために、二次電池の温度上昇が無視できないほどの高い値(後記する表1を参照)となり、しかも、二次電池の配置場所によって温度上昇値に大きな差異が生じている。二次電池の寿命は、二次電池の温度が高いほど短く、また、二次電池の交換は、二次電池の性能を揃えるために蓄電池装置部6が備える二次電池を一括して行わなければならないので、二次電池の交換時期は、最高の温度上昇値となる二次電池によって決定される。すなわち、UPS9では、二次電池の温度上昇が高く、かつ、その温度上昇値に大きな差異が生じることにより、二次電池の交換周期の短縮が避けられなかった。
【0014】
この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その第一の目的は、配線の作業性の向上を図った無停電電源装置を提供することにあり、その第二の目的は、蓄電池装置部の冷却性能の向上を図った無停電電源装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、商用電力を直流電力に変換したうえで商用電力と同等の周波数値・電圧値を持つ交流電力に再変換する電力変換装置部と、前記直流電力を用いて電力を直流の状態で貯蔵する蓄電池装置部と、電力変換装置部および蓄電池装置部を収容する筐体とを備えた無停電電源装置において、筐体は、筐体の内部空間を区分する隔壁を有し、蓄電池装置部を前記隔壁により区切られた一方の空間に収容すると共に、電力変換装置部を前記隔壁により区切られた他方の空間に収容し、前記電力変換装置部が収容された空間内に冷却空気を筐体外から取入れる送風機を配設し、前記冷却空気を電力変換装置部および蓄電池装置部の各部に配分する吸気風胴を前記隔壁に配設し、冷却空気を蓄電池装置部に流し込む分岐路を設けることにより達成される。
【0016】
また、前記吸気風胴は、前記隔壁の一部を共用して形成され、前記分岐路は、隔壁に形成された開口とする。
また、前記隔壁は、電力変換装置部が収容された空間と蓄電池装置部が収容された空間との間の熱伝達を遮断する断熱機能を有して形成される。
また、前記隔壁は、相互間に空間層が介在された複数の板体で形成される。
さらに、前記隔壁は、空間層に前記送風機で得られた冷却空気の一部を通流させるようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては、図6〜図8に示した従来例の無停電電源装置と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。また、以後の説明に用いる図中には、図6〜図8で付した符号については、極力代表的な符号のみを記すようにしている。
【0018】
図1は、この発明の実施の形態の一例による無停電電源装置の後記図3におけるA−A断面図であり、図2は、この発明の実施の形態の一例による無停電電源装置の構成を説明する説明図である。図3は、図1におけるC−C断面図であり、図4は、図3におけるB−B断面図である。
【0019】
図1〜図4において、1は、図6〜図8に示した従来例による無停電電源装置9に対して、筐体8に替えて筐体2を用いるようにした無停電電源装置である。筐体2は、一般の薄板状鉄材などを用いて直方体状に形成されており、いわゆる骨組を構成する部材として、筐体2の中央部に配置されたI字状の断面形状を持つ主枠体3を有している。この主枠体3は、上部取付板31と、底板32と、上部取付板31と底板32とを接続して筐体2の中央部に設けられた中央取付板33とにより形成されている。筐体2の内部空間は、この中央取付板33によって大きく2つの空間に区分けされ、一方の空間が蓄電池装置部6を収容する蓄電池室21を形成し、他方の空間が電力変換装置部7を収容する電力変換装置室22の主要部を形成するようにしている。このことが、この発明によるUPS1が持つ特長の一つである。そうして、中央取付板33は、筐体2の内部空間を区分するこの事例の場合の隔壁である。
【0020】
なお、UPS1の場合の電力変換装置室22は、中央取付板33により区分された空間の内の他方の空間と、上部取付板31の上方の空間とで構成されている。また、中央取付板33の反蓄電池室21側の上部には、保護回路部78を取付けて保持するための取付板34が、中央取付板33の蓄電池室21側には、上下方向に間隔を置いて3枚の支持板35が、それぞれ取付けられている。また、中央取付板33には、反蓄電池室21側の冷却体73が配設される部位に風胴部材36が気密に取付けられ、風胴部材36と対向する部位の中央取付板33には、開口38が形成されている。この風胴部材36は、U字状の断面形状を持ち、その上部側の端部は取付板34に達し、その下部側の端部は冷却体73の下端部の位置にほぼ合致させている。
【0021】
筐体2では、開口38が形成されている部位の中央取付板33と風胴部材36とにより吸気風胴37を構成しており、吸気風胴37の取付板34側の端部は開口され、底板32側の端部は塞ぎ板により閉塞されている。また、吸気風胴37の上部側の開口と対向し合う部位の上部取付板31と取付板34とには、吸気風胴37の開口とほぼ同等の形状・寸法を持つ開口31aと開口34aとが形成されている。さらに、風胴部材36の前面カバー23側の側面には5台の送風機88が気密に装着され、背面カバー24側の側面には冷却体73が気密に連結されている。そうして、吸気風胴37では、冷却体73が持つ通流路739と送風機88とを吸気風胴37を介して連通させるために、風胴部材36の前面カバー23側および背面カバー24側のそれぞれの側面には図示しない開口が形成されている。
【0022】
この吸気風胴37の構造も、UPS1が持つ特長の一つである。39は、補助枠体であり、主枠体3に図示しないねじにより締結されている。また筐体2には、UPS1の前面側に前面カバー23が、背面側に背面カバー24が、頂部に天井カバー85が、両側面側のそれぞれに側面カバー25,25が備えられている。前面カバー23には、冷却空気19をUPS1に取入れるための吸気口231が形成され、背面カバー24には、冷却空気19をUPS1から排出するための排出口241が形成されている。
【0023】
UPS1では、電力変換装置部7,蓄電池装置部6および入出力接続部91は、基本的には従来例によるUPS9と同一の部品構成を持つが、これ等の部品類の筐体2への取付け部位が、UPS9に対して大幅に見直されている。まず、電力変換装置部7では、パワー半導体素子群71を構成するIGBT72などの全ては、冷却体73の反蓄電池室21側の側面に搭載される。機器類群76を構成している機器類に関しては、交流入力用リアクトル(L1)は冷却体73の反蓄電池室21側の側面に装着されているが、他の機器類は、中央取付板33の反蓄電池室21側の側面に取付けられている。
【0024】
制御回路部77は、制御信号用インターフェース回路部(RYU/VCD)も基板搭載構造とされ、全ての部品が1枚の基板に搭載されたうえで、上部取付板31の上面に取付けられている。保護回路部78は、マグネットコンタクタ(MC)を含めた全ての部品が基板搭載構造とされ、全ての部品が1枚の基板に搭載されたうえで、取付板34の上面に取付けられている。すなわち、電力変換装置部7を構成する全ての部品類は、冷却体73を含めて、電力変換装置室22内に収容されている。また、蓄電池装置部6では、4台備えられている二次電池ユニット61は、蓄電池室21に面する底板32,および.3枚の支持板35のそれぞれの上面に載置されている。すなわち、蓄電池装置部6を構成する全ての部品類は、蓄電池室21に収容されている。さらに、入出力接続部(ITU)91は、蓄電池室21の背面カバー24に隣接する部位に取付けられている。
【0025】
図1〜図4に示すこの発明の実施の形態の一例による無停電電源装置(UPS)1では前述の構成としたので、まず、電力変換装置部7を構成する部品類は、全て電力変換装置室22内に収容されている。これにより、これ等の部品類の間を接続する図示しない接続用リード線を、容易に引き回すことができ、接続用リード線の配線工数が低減され、UPS1の製造原価を低減できる。
【0026】
さらに、5台の送風機88によって得られる全ての冷却空気は、冷却空気19としてUPS1に取入れられる。この冷却空気19は、吸気口231→5台の送風機88→吸気風胴37の経路を通流して吸気風胴37に集められて、吸気風胴37で冷却空気19A,冷却空気19B,冷却空気19Cに3分割される。冷却空気19Aは、送風機88によって吸気風胴37に流入された冷却空気19が、そのまま直進して冷却体73が持つ通流路739内を通流して,冷却体73を介してパワー半導体素子群71が持つIGBT72やダイオードを冷却し、機器類群76が持つT,L2,DCLなどを冷却したうえで、排気口241からUPS1の外部に排出される。冷却空気19Bは、開口38から蓄電池室21に流れ込み、二次電池ユニット61が持つ二次電池を冷却し、排気口241からUPS1の外部に排出される。そうして開口38は、冷却空気19Bを吸気風胴37から分岐して蓄電池室21に流し込むための、この事例の場合の分岐路である。
【0027】
また、冷却空気19Cは、吸気風胴37の取付板34側の端部の開口から流れ出て、取付板34に形成された開口34aを経て保護回路部78の領域に流入する冷却空気である。この領域で冷却空気19Cの一部は、上部取付板31に形成された開口31aから制御回路部77の領域に流入して冷却空気19Dとなる。開口34aから保護回路部78の領域に流入して冷却空気19Dとなる分を除いた冷却空気19Cは、保護回路部78を冷却した後に排気口241からUPS1の外部に排出される。さらに冷却空気19Dは、制御回路部77を冷却した後に排気口241からUPS1の外部に排出される。
【0028】
すなわち、UPS1では、前記構成を持つ吸気風胴37を備えることにより、電力変換装置室22内に取付けられた送風機88のみによって、電力変換装置室22に収容された電力変換装置部7を強制冷却すると共に、蓄電池室21内に収容された蓄電池装置部6も強制冷却できるとの特長が得られる。この結果UPS1では、二次電池容量,したがって,商用配電網の停電時などでの給電能力を低減すること無しに、二次電池の温度上昇値を低減することができ(後記する表1を参照)、これと共に二次電池の配置場所による温度上昇値の差異も低減することができ、二次電池の交換周期を延長できる。
【0029】
次に、図5を用いて、この発明の実施の形態の異なる例による無停電電源装置を説明する。ここで図5は、この発明の実施の形態の異なる例による無停電電源装置を前記図1の場合と同一部位で断面して示した断面図である。なお、以下の説明においては、図1〜図4に示したこの発明による無停電電源装置と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0030】
図5において、1Aは、図1〜図4に示したこの発明による無停電電源装置1に対して、筐体2に替えて、主枠体として主枠体4を採用した筐体2Aを用いる無停電電源装置である。主枠体4は、底板32と図示しない上部取付板31とを接続する部材として、主枠体3と対比すると中央取付板33に替えて隔壁体5を用いており、全体としてI字状の断面形状を持つことは主枠体3の場合と同様である。
【0031】
隔壁体5は、この事例の場合には、相互間に間隔を設けて配設された2枚の取付板51により形成されており、それぞれの取付板51は、筐体2が持つ中央取付板33と全く同一の形状・寸法を持つ。隔壁体5では、2枚の取付板51の間に空気層52が形成されるが、この空気層52は、図示しない天井カバー85側の端部は上部取付板31により、底板32側の端部は底板32により、また、前面カバー23側の端部は塞ぎ板53によってそれぞれ塞がれており、背面カバー24側の端部は開口されている。そうしてこの筐体2Aでも、電力変換装置室22側の取付板51に風胴部材36が筐体2の場合と同様な方法で取付けられ、吸気風胴37を構成している。
【0032】
図5に示すこの発明の実施の形態の異なる例によるUPS1Aでは前述の構成としたので、吸気風胴37の開口38(電力変換装置室22側の取付板51に形成されている開口38)から流れ出た冷却空気19Bの一部は、冷却空気19Eとして空気層52中を通流し、背面カバー24が持つ図示しない排気口241からUPS1Aの外部に排出される。そうして、冷却空気19Eは、空気層52中を通流する間、高温の冷却体73などから蓄電池室21に伝達されようとする熱の除去を行う。すなわち、隔壁体5は、電力変換装置室22と蓄電池室21との間の熱伝達を遮断する断熱機能を有している。そうして、UPS1Aでは、UPS1が持つ作用・効果はそのまま保持されると共に、電力変換装置室22から蓄電池室21への伝達熱量が低減される。
【0033】
発明者らが前記UPS1の蓄電池装置部6が持つ二次電池の温度上昇について調査したところ、従来例のUPS9の場合に対して改善されていることを確認できたが、その最大温度上昇値が十分には低下されていないことも認められた。これは、パワー半導体素子群71など比較的に発生熱量が多い部品類や機器類が電力変換装置室22に収容されており、このために冷却体73などの温度が比較的に高温になるが、この高温の熱が中央取付板33を介して蓄電池室21に伝達されていることが原因であることを突き止めた。この問題に対処したUPSが、このUPS1Aである。
【0034】
UPS1Aでは、隔壁体5を用い,隔壁体5が持つ空気層52中に冷却空気19Eを通流させることで、表1に示すように、蓄電池装置部6が持つ二次電池の温度上昇値のさらなる低減に成功している。ここで表1には、UPS1Aが持つ二次電池の温度上昇値の実測結果例を、UPS9,UPS1の場合と共に示している。この表1に示した実測結果は、UPS1Aなどの蓄電池装置部6に搭載された二次電池の外壁温度に対して、熱電対型温度計を用いて測定したものである。表1に示された実測結果から明らかなように、UPS1Aでは、二次電池の温度上昇値がさらに低減され、またこれと共に二次電池の配置場所による温度上昇値の差異もさらに低減することができ、この結果、二次電池の交換周期をさらに延長できる。
【0035】
【表1】
図5を用いた前述の説明では、隔壁体5は2枚の取付板51を有するとしたが、これに限定されず、例えば、3枚以上であってもよい。取付板51の枚数を増加することで隔壁体5の断熱性能を向上できる。また、図5を用いた前述の説明では、隔壁体5を構成する複数の取付板51の相互間は空気層のままであるとしたが、これに限定されず、断熱材(例えば、発泡スチロールなどの板材,発泡スチロール製などの粒状発泡体,硬質ポリウレタンなどの現場発泡層)を充填してもよい。取付板51の相互間に断熱材を充填することで、隔壁体5の断熱性能をさらに向上できる。なお、粒状発泡体の充填や現場発泡層を形成する場合には、隔壁体5の背面カバー24側の端部なども塞ぐことが好ましい。
【0036】
図1〜図5を用いた前述の説明では、吸気風胴37は、U字状の断面形状を持つ風胴部材36を取付板31などの電力変換装置室22側に取付けることで形成するとしたが、これに限定されず、例えば、取付板31などを併用すること無しに,吸気風胴37として専用の筒状体を用いてもよい。なおこの場合には、冷却空気19Bを蓄電池室21に流し込むための分岐路は、吸気風胴37(専用の筒状体)に設けられる管路を使用する。
【0037】
【発明の効果】
この発明による無停電電源装置では、電力変換装置部を構成する部品類の全てを電力変換装置室内に取付けることができるようになり、接続用リード線を容易に引き回すことが可能になる。これにより、接続用リード線の配線工数が低減され、無停電電源装置の製造原価の低減が可能になる。
また、蓄電池装置部が強制冷却されることにより、表1に例示したように蓄電池装置部が持つ二次電池の温度上昇の最高値が低減される。また、これと共に二次電池の配置場所による温度上昇値の差異が低減されることで、二次電池の交換周期の延長が可能になる。
【0038】
また、前記吸気風胴は、前記隔壁の一部を共用して形成され、前記分岐路は、隔壁に形成された開口とすることにより、吸気風胴用の使用材料が低減されることにより、無停電電源装置の製造原価の低減が可能になる。
さらに、前記隔壁は、電力変換装置部が収容された空間と蓄電池装置部が収容された空間との間の熱伝達を遮断する断熱機能を有して形成することにより、電力変換装置室から蓄電池装置室に伝達される熱量が低減されることにより、表1に例示したように蓄電池装置部が持つ二次電池の温度上昇の最高値がさらに低減される。また、これと共に二次電池の配置場所による温度上昇値の差異がさらに低減されることで、二次電池の交換周期のさらなる延長が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例による無停電電源装置の後記図3におけるA−A断面図
【図2】この発明の実施の形態の一例による無停電電源装置の構成を説明する説明図
【図3】図1におけるC−C断面図
【図4】図3におけるB−B断面図
【図5】この発明の実施の形態の異なる例による無停電電源装置を前記図1の場合と同一部位で断面して示した断面図
【図6】従来例の無停電電源装置の構成を説明する説明図
【図7】図6に示した主枠体の斜視図
【図8】図6に示した冷却体をパワー半導体素子群と共に示す図で、(a)は図6におけるP矢視図、(b)は図8(a)におけるR部の詳細図
【符号の説明】
1 無停電電源装置(UPS)
19 冷却空気
19B 冷却空気
2 筐体
21 蓄電池室
22 電力変換装置室
23 前面カバー
24 背面カバー
3 主枠体
32 底板
33 中央取付板
36 風胴部材
37 吸気風胴
38 開口
6 蓄電池装置部
7 電力変換装置部
73 冷却体
88 送風機
Claims (5)
- 商用電力を直流電力に変換したうえで商用電力と同等の周波数値・電圧値を持つ交流電力に再変換する電力変換装置部と、前記直流電力を用いて電力を直流の状態で貯蔵する蓄電池装置部と、電力変換装置部および蓄電池装置部を収容する筐体とを備えた無停電電源装置において、
筐体は、筐体の内部空間を区分する隔壁を有し、蓄電池装置部を前記隔壁により区切られた一方の空間に収容すると共に、電力変換装置部を前記隔壁により区切られた他方の空間に収容し、前記電力変換装置部が収容された空間内に冷却空気を筐体外から取入れる送風機を配設し、前記冷却空気を電力変換装置部および蓄電池装置部の各部に配分する吸気風胴を前記隔壁に配設し、冷却空気を蓄電池装置部に流し込む分岐路を設けることを特徴とする無停電電源装置。 - 請求項1に記載の無停電電源装置において、
前記吸気風胴は、前記隔壁の一部を共用して形成され、前記分岐路は、隔壁に形成された開口であることを特徴とする無停電電源装置。 - 請求項1または2に記載の無停電電源装置において、
前記隔壁は、電力変換装置部が収容された空間と蓄電池装置部が収容された空間との間の熱伝達を遮断する断熱機能を有して形成されることを特徴とする無停電電源装置。 - 請求項3に記載の無停電電源装置において、
前記隔壁は、相互間に空間層が介在された複数の板体で形成されることを特徴とする無停電電源装置。 - 請求項4に記載の無停電電源装置において、
前記隔壁は、空間層に前記送風機で得られた冷却空気の一部を通流させるようにしたことを特徴とする無停電電源装置。
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