JP3750031B2 - ドアロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドアロック装置に関し、特にロッキングレバーを施解錠駆動するアクチュエータを備えたものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に取付けられるドアロック装置は、車室内に設けられたスイッチの操作により施解錠できるようにされているものがある。すなわち、ドアロック装置にはアクチュエータが設けられ、アクチュエータの出力レバーがドアロック装置のロッキングレバーに連結されており、アクチュエータによりロッキングレバーを施錠・解錠位置に駆動できるようにされている。
【0003】
更に、ドアロック装置のロッキングレバーは、車室内に設けられたロックノブやドア外部に取り付けられたドアシリンダ錠にも連結され、ロックノブやドアシリンダの手動操作によっても駆動される。シリンダ錠またはロックノブは連結ロッドを介してドアロック装置のロッキングレバーに連結されており、キー操作あるいはロックノブの操作によってドアロック装置が施解錠される。このような施解錠状態を検知するためのスイッチとして、アクチュエータのケース内にロッキングレバーの動きに連動するスライド式のスイッチが設けられている。
【0004】
アクチュエータのケース内には、駆動用モーターと、ドアロック装置のロッキングレバーに連結される出力レバーと一体に連結されたスイングギア、モーターの駆動力をスイングギアに伝達させる伝達部材が収納されている。スイングギアにはケース内面に固着されたプリント基板上の固定接点と協同して施錠または解錠状態を検出する金属製の接点子が固定されており、この接点子がプリント基板上を摺動して回路の開閉が成され施解錠状態が検出できるようにされている。
アクチュエータはスイッチが解錠状態から施錠状態または施錠状態から解錠状態に切り替わったとき作動するようになっており、さらにその検出信号により他のドアのアクチュエータも作動すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シリンダ錠またはロックノブとロッキングレバーとの間には、多少の取付ガタがあり、その取付ガタ分ロッキングレバーが回動すると、スイングギアはロッキングレバーと一体的に連結されているため、取付ガタがロッキングレバーに固定された接点子に直接伝達されスイッチが変位し施解錠状態が切り替わってしまい、望まないのにアクチュエータが作動してしまうおそれがあった。
本発明は、前記実情に鑑み、アクチュエータの誤作動を確実に防止することができるドアロック装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本発明では、出力レバーを介してロッキングレバーを施解錠駆動するアクチュエータを備えたドアロック装置において、前記アクチュエータは、モータにより駆動され前記出力レバーを回動させる出力ギアと、可動接点を有し前記出力ギアに対しその回動方向に所定の遊び角をもって連動するスイッチ板と、前記可動接点に対設される固定接点とを備え、前記可動接点が前記固定接点に接離することにより施解錠状態を検出するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施例によって本発明の実施の形態を説明する。
図1はドアロック装置の平面図、図2は本発明に係る施解錠検出スイッチを備えたアクチュエータの内部構造を示す平面図、図3はアクチュエータの横断面図、図4は本発明に係るスイッチ機構の作動を示す説明図である。
【0008】
【実施例】
図1乃至図3に示すように、アクチュエータ1はドアロック装置10に固定されている。アクチュエータ1にはドアロック装置10のロッキングレバー12に中間レバー13を介して連結される出力レバー3が取付けられており、そのケース1a内には、駆動用モーター2と、出力レバー3に一体に連結された扇状のスイングギア4、モーター2の駆動力をスイングギア4に伝達させる伝達部材5が収納されている。
【0009】
ここで、スイングギア4には、同じく扇状のスイッチ板6が重合されており、このスイッチ板6の先端には半径方向に突出して、スイングギア4に形成された円弧状のガイド溝4aに係入する凸部6aが形成されている。そして、このガイド溝4aの側面と凸部6aの側面とが係合した状態で、スイングギア4と連動できるようにされている。また、スイッチ板6にはケース1a内面に固着されたプリント基板7と協同して施解錠状態を検出する金属製の接点子8が保持されており、この接点子8はスイッチ板6のアームの突起6bに嵌合されて固着される固定部8cとプリント基板7上を摺動する2個の可動接点8a及び8bとから成り、プリント基板7にはこれらの接点8a及び8bの通過経路に倣って2列の固定接点7a及び7bが配されている。そして、双方の固定接点7a及び7bと可動接点8a及び8bとが接触して回路が閉ざされた状態がドアの施錠状態、一方の固定接点7aと可動接点8aとが離反して回路が開かれた状態が解錠状態として設定されている。
【0010】
図2及び図4に示すように、スイングギア4の円弧状のガイド溝4aとスイッチ板6の凸部6aとの係合部には、回転方向に間隙Dが取られており、ドアロック装置10のロッキングレバー12に連結された出力レバー3の回転方向において、スイングギア4とスイッチ板6との間に所定の遊び角Rが生じるようにされている。そして、ロッキングレバー12と連動するスイングギア4がこの遊び角R分(間隙Dの距離分)回動した後に、スイッチ板6がスイングギア4と連動して施錠あるいは解錠状態を検出するようにされている。
【0011】
次に本実施例の作動及び作用について詳述する。
図4(a)は解錠状態を示し、スイッチ板6に固着された接点子8の可動接点8aがプリント基板7の固定接点7aと離反し、可動接点8bは固定接点7bと接触して回路が閉ざされており、この状態においてはドアは解錠状態であることが検出される。そして、シリンダ錠あるいはロックノブの操作により施錠操作が行われるとドアロック装置10のロッキングレバー12が回動し、これにより出力レバー3が回動する。この出力レバー3に連動してスイングギア4が回動すると、図4(b)に示すように、遊び角Rの間はスイングギア4のみが回転し、ロッキングレバー12がこの遊び角R以上に回動するとスイングギア4の円弧状のガイド溝4aとスイッチ板6の凸部6aとが係合し、スイッチ板6が回動して接点子8がプリント基板7上を摺動してゆき(図4(c))、出力レバー3が施錠位置に停止、すなわちロッキングレバー12が施錠位置まで回動すると、スイッチ板6に固着された接点子8の可動接点8a及び8bの双方が各々プリント基板7の固定接点7a及び7bと接触した状態になり、施錠状態であることを検出する(図4(d))。
すなわち、シリンダ錠またはロックノブとロッキングレバー12との間の取付ガタによってロッキングレバー12が多少回動するようなことがあっても、それを遊び角Rの範囲内で吸収するので、スイッチが施錠状態であることを検出してしまうことは無く、アクチュエータが誤作動して施錠してしまうという不都合は起こり得ない。
【0012】
また、図4(a)の状態で車室内の操作スイッチを施錠方向に操作すると、アクチュエータ1のモータ2に一定時間電力が供給され、ウォームギア2aを介して伝達部材5が回転される。伝達部材5が回転すると伝達部材5に噛合しているスイングギア4が回動すると、図4(b)に示すように、遊び角Rの間はスイングギア4のみが回動し、スイングギア4がこの遊び角R以上に回動すると、スイングギア4の円弧状のガイド溝4aとスイッチ板6の凸部6aとが係合し、スイッチ板6が回動して接点子8がプリント基板7上を摺動してゆき(図4(C))、これと一体の出力レバー3が回動して施錠位置に停止し、スイッチ板6に固着された接点子8の可動接点8a及び8bの双方が各々プリント基板7の固定接点7a及び7bと接触した状態となり、施錠状態であることを検出する(図4(d))。このようにしてロッキングレバー12は施錠位置に回動される。
図中、9はスイングギア4が当接してその回動が規制されるケース1a内に設けられたストッパーである。尚、解錠操作は、図4(d)の施錠状態から図4(e)及び図4(f)を経て図4(a)の解錠状態へ至る逆の作動であるため説明は省略する。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、シリンダ錠またはロックノブとロッキングレバーとの間の取付ガタによりスイッチが変位して施解錠状態が切り替わると、望まないのにアクチュエータが作動して施解錠してしまうという不具合を確実に防止することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアロック装置の平面図である。
【図2】本発明に係る施解錠検出スイッチを備えたアクチュエータの内部構造を示す平面図である。
【図3】アクチュエータの横断面図である。
【図4】本発明に係るスイッチ機構の作動を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ
1a ケース
2 駆動モーター
2a ウォームギア
3 出力レバー
4 スイングギア
4a ガイド溝
5 伝達部材
6 スイッチ板
6a 凸部
6b 突起
7 プリント基板
7a 固定接点
7b 固定接点
8 接点子
8a 可動接点
8b 可動接点
9 ストッパー
10 ドアロック装置
11 ハウジング
12 ロッキングレバー
13 中間レバー
D 間隙
R 遊び角
Claims (1)
- 出力レバーを介してロッキングレバーを施解錠駆動するアクチュエータを備えたドアロック装置において、前記アクチュエータは、モータにより駆動され前記出力レバーを回動させる出力ギアと、可動接点を有し前記出力ギアに対しその回動方向に所定の遊び角をもって連動するスイッチ板と、前記可動接点に対設される固定接点とを備え、前記可動接点が前記固定接点に接離することにより施解錠状態を検出することを特徴とするドアロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19688196A JP3750031B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | ドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19688196A JP3750031B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | ドアロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108803A JPH108803A (ja) | 1998-01-13 |
JP3750031B2 true JP3750031B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=16365213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19688196A Expired - Fee Related JP3750031B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | ドアロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3750031B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE202012001961U1 (de) * | 2012-02-28 | 2013-05-29 | Kiekert Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeugtürverschluss |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP19688196A patent/JP3750031B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH108803A (ja) | 1998-01-13 |
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