JP3749333B2 - 水上浮遊物の回収装置 - Google Patents

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    • Y02A20/204Keeping clear the surface of open water from oil spills

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自走力のある船を利用して水上の浮遊物、特に廃油などを網袋によって自走中に回収する水上浮遊物の回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水上に浮遊する物体、いわゆる水上浮遊物を特定の区域内に綴じ込めて、それ以外の区域に広がることを防止する装置は、従来から種々の形式のものが行われている。例えば最近特に需要の多いオイルフェンスもその一例であるが、これらの装置は水上浮遊物の存在しない領域を一時的に水中に新設するためのもので、いわば消極的な清浄手段というべきものであり、水面上から水上浮遊物を抹殺する方法、いわば積極的な清浄手段とは一線を画されるものである。この発明の課題とされる回収装置は、水上浮遊物のうち特に重油などの液体を水面上から抹殺する方法、すなわち積極的な清浄手段のための装置であるが、この方式の装置に関する従来技術としては、いまだ満足すべきものが開発されているとは言えない状態である。たとえば、一例として水上浮遊物が船舶から流出した重油であると仮定した場合、流出重油を水面上から除去する手段の基本形は、これらを柄杓ないしバケツ状のもので掬い取り、適当な容器に集めて焼却ないしは埋没するという最も原始的な方法である。また、自走力のある船を使って船の舷側に掬い網を取り付け、船の前進に応じて掬い網の入口から水とともに網の中に流入する浮遊物を網内で水から分離し回収するという方法も行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の手段を用いて流出重油などの水上浮遊物を回収しようとすると、次に示す問題点がある。
【0004】
1)柄杓あるいはバケツなどを使って水面上に浮遊する重油などを掬い取ろうとすると、重油などとともにそれに倍する多量の水を掬い上げることとなり、著しく能率の悪い作業となる。
【0005】
2)船の舷側に掬い網を取り付け、船の前進に応じて掬い網の入口から水と浮遊物とを一緒に流入させた後、浮遊物を水と分離して回収する方法は、掬い網内に回収された浮遊物の増量につれて船の速度が加速度的に落ち、作業の継続を円滑に進める上で著しく支障を来すことになる。
【0006】
3)船の両舷に一対の掬い網を設けた場合、掬い網内の浮遊物の量の均衡の保持が困難で、均衡が破れると船の航行に不安が生じ、作業の続行が危険な状態となる。
【0007】
この発明は、上述の不具合点に鑑みてなされたもので、a)水上浮遊物の回収作業を簡単容易に、且つきわめて効率的に実施することができ、b)回収作業の進捗度ならびに成否に対する予測を、早期に、しかも正確にキャッチすることができ、その結果に基づいてその後の作業の適切な進め方を検討することができる水上浮遊物の回収装置を提供することを目的としている。
この発明の他の目的は、回収した浮遊物の一時的処置に関し、簡単容易な処理を通じて、浮遊物の格納場所を別に用意する必要もなく、随時回収した浮遊物を回収袋単位で交換と保管とを可能にした水上浮遊物の回収装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この水上浮遊物の回収装置においては、船体を横切る方向に沿って船体上に固着されて延長部がそれぞれ船体の左右に突出している一本のガイド体と、そのガイド体の左右の各延長部にそれぞれの入口が前向きに係止されて船体の前進に応じて前記入口から水とともに流入する浮遊物を水と分離して回収する回収袋とをそなえる水上浮遊物の回収装置であって、前記回収袋を、比較的織り目の荒い油水分離シートを用いて筒状に縫製した外袋と、比較的織り目の細かい油水分離シートを用いて奥の細まる漏斗状に縫製した内袋との両者の入口側端縁を互いに縫合して一体化された二段式の回収袋として構成し、前記ガイド体の延長部に係止して前記回収袋の重量を支持するとともに該回収袋の縫合された入口を前向きの方向に保持するための手段と、該入口の周辺のうち特に船体に近い側の周辺と船体の側面との間の隙間を小さくする方向に両者を強制的に接近させる手段とをいずれも前記回収袋の入口の周囲に設けている。
【0009】
以上のように構成される水上浮遊物の回収装置を、船体とともに水中を前進させて水上浮遊物の回収作業を行うには、まず船体の左右に突出しているガイド体の各延長部に一個ずつの回収袋を取り付ける。その取り付けられた回収袋の姿勢は、入口が前向きに係止されて船体の前進に応じて前記入口から水とともに流入した浮遊物が、水と分離して袋の中に回収される構成となっている。また、前記入口周辺のうち特に船体に近い側の周辺と船体の側面との間の隙間を強制的に小さくする手段によって、前記入口周辺と船体側面との密着状態が実現し、その結果、回収袋と船体との間の隙間から後方に逃れようとする水流をせき止めることができる。
【0010】
あるいは請求項2のように、回収袋の重量を支持するとともに該回収袋の縫合された入口を前向きの方向に保持するための手段が、該入口の周縁のうち特に上縁部周縁に設けられて前記ガイド体に挿通されている耳と、該入口の周縁のうち特に下縁部周縁に設けられている重錘とをそなえるものであってもよい。このようにすると、該入口の上縁部周縁に設けられて回収袋の重量を前記ガイド体を介して支承している耳と、該入口の下縁部周縁に設けられている重錘とによって、入口を前向きの正しい方向に保持することができ、その結果入口面積を流入方向に対して100%利用の方向に近づけることができて流入水量の実質的な拡大につながる。
【0011】
また請求項3のように、回収袋の入口周辺のうち、特に船体に近い側の周辺と船体側面との間の隙間を小さくする方向に両者を強制的に接近させる手段が、一端を前記入口の周辺のうち特に船体に遠い側の周辺上に止着し、他端を船底から反対側の船体側面に潜らせて該反対側の船体側面上に設けた締付装置に止着したロープであってもよい。このように船体の両舷に架け渡したロープと、その他端に設けた締付装置とを用いて、ロープを締め付けることにより、回収袋の入口と船体側面との間の密着が図られ、 回収袋と船体との間の隙間から後方に逃れようとする水流に乗った浮遊物をせき止めることができる。
【0012】
請求項4では、船体の航行に際し船体に取り付けた左右の回収袋によって船体に与える抵抗力の左右の不均衡を前記ガイド体を介して検知することのできるセンサーを設けることもできる。このように構成すると、航行中の船体がガイド体を介して回収袋から与えられる抵抗力、すなわち重力方向の力ならびに走行を妨げる方向の力の検知が可能となって、回収袋内の浮遊物蓄積に関する現状の把握が遠隔地において可能となるばかりでなく、船体の左右に設けた各回収袋の浮遊物蓄積量に関する左右の比較が遠隔地において可能となり、回収袋の交換などに関する情報の的確なキャッチが可能となる。
【0013】
請求項5では、回収作業の途中でガイド体から抜き取られた浮遊物の充満する回収袋を水上に浮遊状態で放置し得るように、該回収袋の入口を封鎖する手段を回収袋に設けておくと便利である。回収袋をこのように構成すると、回収袋の交換・撤去作業等の不便な海域において、ガイド体上の回収袋の新旧差し替えを行う場合に、浮遊物の充満した回収袋をガイド体から抜き取り、回収袋に設けられた入口封鎖手段によって入口を封鎖し、必要があればブイを取り付け、あるいは、さらに外部に浮上用空気を封入した浮袋を装着する等の手段を用いて水上に浮遊状態で放置し得る状態とし、係留索などを付設してこれを水上に漂流させる。これらの回収作業を必要に応じ頻繁に行うことで一層作業の能率を上げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明に係る水上浮遊物の回収装置について、実施の形態を図面に基づいて以下に詳しく説明する。図1および図2は、回収用の袋を曳航船の両舷に固縛して何時でも回収作業を開始し得る状態にある装置の一例を示し、図1は斜視図、図2は正面図である。ガイド体1はパイプ材などで作られ、船体Aの前方甲板上に左右一対の軸受2,2によって船体Aを横切る方向に沿ってほぼ水平に固着される。ガイド体1は左右に船体Aから突出している延長部3,3をそなえる。各延長部3には回収袋4が設けられる。回収袋4は、いずれも比較的織り目の荒い油水分離シートを用いて筒状に縫製した外袋5と、比較的織り目の細かい油水分離シートを用いて奥の細まる漏斗状に縫製した内袋6とよりなり、両者の入口側端縁を互いに縫合して入口7を形成し、一体化された二段式の回収袋4を構成している。内袋6は外袋5の内部で開口する比較的小さい出口8をそなえる。
【0015】
回収袋4は、回収した浮遊物の重量を支持するとともに入口7を前向きの方向に保持するための手段として、入口7の周縁のうち特に上縁部の周縁に複数の耳9が設けられる。耳9をガイド体1の延長部3に挿通することにより、前記の重量支持とともに入口7を前向き方向に保持する効果が達成される。また入口7は、その周縁のうち特に下縁部の周縁に複数の重錘10が懸吊されている。重錘10は、入口7の水中における方向を、水流に流されることなく鉛直方向に保持させようとする効果を発揮する。
【0016】
左右一対の回収袋4と船体Aの両側面との間に隙間があると、回収領域帯の全幅が、[(船体Aの幅)+(回収袋4の幅)×2]と非常に広いために、作業効率を高めるうえで、この隙間の発生を防止することはきわめて重要な課題となる。この発明では、前記の隙間を強制的に小さくするための方策として、ロープ11が用いられ、ロープ11の一端12を回収袋の入口7の周辺のうち特に船体Aに遠い側の周辺上に止着し、他端13を船体Aの船底から反対側の船体側面に潜らせて該反対側の船体側面上に設けた締付装置14に止着する。締付装置14のそなえるナット15を操作することにより、ネジ加工されている他端13を締め付けまたは緩めて反対側の船体側面にある回収袋4と船体側面との間の隙間を自由に調整することができる。
【0017】
ガイド体1を船体A上に固着する左右一対の軸受2,2の各外側にガイド体1に接近して一対のセンサー16,17がそれぞれ設けられる。センサー16は、図4に示すように、ガイド体1が重力方向を示すP矢の方向に撓んで移動する量を検知するためのものであり、センサー17は、ガイド体1がQ矢の方向に移動する量を検知するためのものである。図中のB矢は船体の走行方向を示している。すなわちセンサー16は、回収袋4の重量の変動を検知するためのものであり、センサー17は、水中を曳航される回収袋4の流水方向に見た投影面積の変動、すなわち回収袋4の容積の変動を検知するためのものである。このように、回収袋4による浮遊物回収の現況を、重量と容積との両面からチェックすることにより、回収袋4が船体Aに与える抵抗力の左右の不均衡を検知することができ、回収袋の取り替えその他に関する必要措置の事前検討が可能となる。
【0018】
回収袋4には、必要に応じ、図5に示すように入口7の周縁に入口封鎖手段としての紐18と、これを挿通するスリーブ19とが設けられる。紐18によって入口7を封鎖し、必要があればブイを取り付け、あるいは外部に浮上用空気を封入した浮袋を装着する等の手段を用いることにより、水上に浮遊状態で放置することが可能となって、回収作業の処理効率を大幅に向上することができる。
【0019】
以上の構成をそなえる水上浮遊物の回収装置により、回収作業を行う作用について以下に説明する。図1に示すように、水上浮遊物回収用の回収袋4,4を船体Aの両舷に取り付け、浮遊物を排除しようとする水域に向かって船体Aを発進させる。このとき、左右の回収袋4,4は、入口7の上縁部周縁の耳9がガイド体の延長部3に挿通され、しかも入口7の下縁部周縁に設けられている重錘10によって鉛直方向に引き伸ばされて、その結果入口7が前向きの正しい位置に保持される。したがって入口7の正味流入面積が可能最大値に保持される。
【0020】
回収袋4の構成が図3に示される。回収袋4が船体とともに前進すると、水は相対的に入口7から内袋6に向かってC矢の方向に流れ込む。それ以後の水流の方向は図中の小矢印によって示されている。このように、外袋5の目の大きさの通過が不能の水上浮遊物は、外袋5の内面全体に張り付くが、一旦外袋5内に収容された水上浮遊物は、唯一の出口8を比較的小さく作っておくことにより、川魚の生け捕り用竹かごの原理に従って、ふたたび外に流れ出すことがなく、確実に回収することができ、そのままこれを安心して水上に放置しておくことが可能となる。
【0021】
一対の回収袋4,4を横に並べた状態で、これを前進させることによって浮遊物の回収作業を行う場合、その間に少しでも隙間があると、作業効率を高めるうえで致命的な障害となることは、さきに説明した通りである。この発明では、前記の隙間を極力小さくするための方策として、ロープ11を用いて左右の回収袋4,4を船体Aに対してそれぞれ締め付けることにより、この課題に対処して作業効率の向上を実現している。
【0022】
この発明では、回収袋4の中身の増量を検知する手段として、中身の増量した回収袋4の重量と回収袋4の容積との2本立てで数値の比較を行う方法を取っている。図4によって説明すると、ガイド体1に耳9を用いて懸吊した回収袋4の重量の増加は、ガイド体1が撓んでその下面がセンサー16に接近することによって検知される。また、同様に懸吊した回収袋4の容積の増加、すなわち回収袋4を水中で曳航するための抵抗力の増加は、ガイド体1が下流側に撓んでその下流側の側面がセンサー17に接近することによって検知される。このようにして回収袋4の内容物の増量、あるいは左右の回収袋4が船体Aに与える抵抗力の左右の不均衡を検知することができ、回収袋の取り替え等必要措置の予測が可能となる。
【0023】
図5は、回収袋4の入口7の周縁に、入口の封鎖手段として、紐18と、これを挿通するスリーブ19とが設けられた例を示す。このように構成した回収袋の入口を封鎖するには、紐18によって入口を絞り、必要に応じて浮上用空気を封入した浮袋を回収袋に装着する等の手段を用いて回収袋を水上に浮遊状態で放置可能の状態とし、これをガイド体1上から抜き取って水中に放流するか、あるいは所定の場所に係留すればよい。これにより、回収作業の処理効率を大幅に向上することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、この発明の浮遊物の回収装置には、つぎのようなすぐれた効果がある。
【0025】
(1)請求項1では、回収袋の構造を目の荒い筒状の外袋と目の細かい漏斗状の内袋とを一体化した二段式の袋としたので、外袋内に回収された浮遊物が後続の水の流過を妨げることなく、袋内に保持される。
【0026】
また、回収袋の入口を前向きに保持する手段と、前記入口と船体との間の隙間の発生を防止する手段とにより、回収袋に流入する水量の増加が図られ、回収作業の能率を向上させる。
【0027】
(2)請求項2では、回収袋の重量支持が確実に行われるとともに、回収袋の入口の姿勢を安定して保持することができ、回収袋の重量ならびに流水中の抵抗の検知が正確に行われるとともに、回収袋の入口面積の有効利用率をアップして浮遊物回収作業の能率を向上させる。
【0028】
(3)請求項3では、回収袋の入口と船体との間に隙間を作らないための操作を、簡単容易で自由に、しかも確実に行い得る操作とすることができる。
【0029】
(4)請求項4では、航行中の船体がガイド体を介して回収袋から与えられる抵抗力、すなわち回収袋による重力方向の力ならびに回収袋によって船体に負荷される走行を妨げる方向の力がそれぞれ別個に、且つ左右別個に検知が可能となって、回収袋内の浮遊物蓄積に関する現状の把握が遠隔地において可能となるばかりでなく、船体の左右に設けた各回収袋の浮遊物蓄積量に関する左右の比較が遠隔地において可能となり、回収袋の交換などに関する情報をきわめて簡単容易にキャッチすることができる。
【0030】
(5)請求項5では、回収袋内の浮遊物が満杯になって新しい袋と新旧差し替えが必要なとき、満杯の袋をガイド体から抜き取り、回収袋に設けられた入口封鎖手段によって入口を封鎖したうえ、浮遊状態で水上に放置する作業が即座に行われるので、差し替え作業がきわめて円滑に行われる。水上に放置した浮遊状態の回収袋は、あとから回収して回ればよく、浮遊物の仕分けのための処理場として何ら制約のない水域を十分に利用することにより、作業を一方通行式に整理することができて、作業能率の一層の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる水上浮遊物の回収装置の一実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図2】図1の装置の正面図である。
【図3】図1の装置における回収袋の縦断面図である。
【図4】図1の装置における要部の側面図である。
【図5】図3の回収袋の要部を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
A 船体
1 ガイド体
2 軸受
3 延長部
4 回収袋
5 外袋
6 内袋
7 入口
8 出口
9 耳
10 重錘
11 ロープ
12 一端
13 他端
14 締付装置
16,17 センサー
18 紐

Claims (5)

  1. 船体を横切る方向に沿って船体上に固着されて延長部がそれぞれ船体の左右に突出している一本のガイド体と、そのガイド体の左右の各延長部にそれぞれの入口が前向きに係止されて船体の前進に応じて前記入口から水とともに流入する浮遊物を水と分離して回収する回収袋とをそなえる水上浮遊物の回収装置であって、
    前記回収袋を、比較的織り目の荒い油水分離シートを用いて筒状に縫製した外袋と、比較的織り目の細かい油水分離シートを用いて奥の細まる漏斗状に縫製した内袋との両者の入口側端縁を互いに縫合して一体化された二段式の回収袋として構成し、
    前記ガイド体の延長部に係止して前記回収袋の重量を支持するとともに該回収袋の縫合された入口を前向きの方向に保持するための手段と、
    該入口の周辺のうち特に船体に近い側の周辺と船体の側面との間の隙間を小さくする方向に両者を強制的に接近させる手段と
    をいずれも前記回収袋の入口の周囲に設けたことを特徴とする水上浮遊物の回収装置 。
  2. 前記回収袋の重量を支持するとともに該回収袋の縫合された入口を前向きの方向に保持するための手段が、該入口の周縁のうち特に上縁部周縁に設けられて前記ガイド体に挿通されている耳と、該入口の周縁のうち特に下縁部周縁に設けられている重錘とをそなえている請求項1記載の水上浮遊物の回収装置。
  3. 前記入口の周辺のうち特に船体に近い側の周辺と船体の側面との間の隙間を小さくする方向に両者を強制的に接近させる手段が、一端を前記入口の周辺のうち特に船体に遠い側の周辺上に止着し、他端を船底から反対側の船体側面に潜らせて該反対側の船体側面上に設けた締付装置に止着したロープである請求項1または2記載の水上浮遊物の回収装置。
  4. 船体の航行に際し船体に取り付けた左右の回収袋によって船体に与える抵抗力の左右の不均衡を前記ガイド体を介して検知することのできるセンサーが設けられる請求項1〜3の何れかに記載の水上浮遊物の回収装置。
  5. 回収作業の途中でガイド体から抜き取られた浮遊物の充満する回収袋を水上に浮遊状態で放置し得るように、該回収袋の入口を封鎖する手段が回収袋に設けられる請求項1〜4の何れかに記載の水上浮遊物の回収装置。
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