JP3745873B2 - ルーバー入り複層ガラス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、格子状のルーバーを中間層に内装した、いわゆる複層ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
窓等からの入射光の調整に通常用いられる方法としては、窓等の室内側へカーテン、ブラインド等の取り付けが一般的である。又、窓の外側にブラインドを取り付けたものもある。
【0003】
更に、二枚のガラスパネル間に密封された空気層を介在させることにより構成された複層ガラスは、防音、断熱等の機能に優れているため多用されているが、かかる複層ガラスの空気層内に可動式ブラインドを入れたものもある。可動式ブラインドの調整は、磁石等により操作するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のブラインド等を使用した場合は、季節、時刻により太陽の高度が変化するため、ブラインドの上げ下ろしや角度を調節する操作が必要であり、煩わしいものであった。
【0005】
ブラインドは機構が複雑でコストが高くつく上に、可動部があるため故障しやすく、特に、前述の複層ガラスの空気層内に設置された可動式ブラインドが故障した場合には、複層ガラス全体の取り替え又は取り外しての修理が必要となるものであった。
【0006】
ブラインドにはほこり等が付着し、特に室外に設置した場合には定期的にクリーニングする必要があるが、ブラインドの細かな構造上、クリーニングには相当の注意が必要である一方、乱雑に扱うと故障、破損の原因となるものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
室内への入射光量の調整を目的として、並列配置した複数の長尺平板たるフィン(2)及び並列配置した複数の長尺平板たるホルダー(3)を互いに交差すべく組み合わせて構成される格子状のルーバー(1)であって、各フィン(2)は、所定の間隔を空けてホルダー(3)に固定され、且つ、各フィンの前記間隔は、全てのフィン(2)により太陽光の入射方向に対して一の遮蔽面を形成すべき間隔である前記ルーバー(1)と、二枚のガラスパネル(4)間に密封された中間層(5)を介在させて構成される複層ガラスと、前記ルーバー(1)は表面を着色してなり前記中間層(5)より高さ及び幅及び厚さとも若干小さな寸法に形成するとともに、中間層(5)の内部に収まるように封入することによって中間層(5)の内部の乾燥状態を維持することを可能とするように構成されるルーバー入り複層ガラスを構成する。
【0008】
又、以上の構成に加えて、前記フィン(2)は、夏至における太陽光の入射方向に対して最大面を向けるべく所定の角度を付してホルダー(3)に固定してなるルーバー入り複層ガラスを構成する。
【0009】
以上のルーバー(1)を内装した複層ガラスは、ローコスト、メンテナンスフリー並びに故障の心配が無く、中間層内の全体の乾燥状態を保つことができる。又、フィン(2)同士は適宜な間隔を有しているため、常に室内に適当な光量を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
並列配置した複数の長尺平板たるフィン(2)及び並列配置した複数の長尺平板たるホルダー(3)を互いに直角に組み合わせてルーバー(1)を構成する。本実施の態様においては、長尺平板であるフィン(2)とホルダー(3)を、互いに交差させる如く構成して、格子状のルーバー(1)を構成している。フィン(2)及びホルダー(3)はアルミ等の金属や、薄板状のプラスチック等を使用している。
【0011】
前記ホルダー(3)は、後述のガラスパネル(4)間の中間層(5)に垂直面を形成すべく構成しているが、ホルダー(3)はフィン(2)の保持を主目的とするものであるから、その形状、取り付け角度等特に限定されるものではない。
【0012】
各々のフィン(2)同士の間隔は、全てのフィン(2)により前記太陽光の入射方向に対して一の遮蔽面を形成すべき程度の間隔を保持させている。即ち、各フィン(2)は所定の間隔を空けてホルダー(3)に固定することにより、室内へ適当に採光する一方、太陽光の入射方向からは、太陽光が室内へ直射することがないように、フィン(2)同士を近接して、入射方向に対して若干重なり合うように固定する。この場合、フィン(2)の幅方向につける角度は、少なくとも水平であるか、フィン(2)の表面を太陽光の入射方向に対向させるように角度を付けることとなる。
【0013】
望ましい例としては、夏至における太陽光の入射方向に対してフィン(2)の最大面を向けるべき角度を付してフィン(2)をホルダー(3)に固定する(図1、図2)構成である。かかる構成により、夏至における太陽の日差しが最も強くなる時期においては、太陽光は数回フィン(2)に反射して入射するので、太陽光の入射を極力抑えることができる。一方、日差しが最も弱くなる冬至においては、太陽の高度が下がり、適当に太陽光が室内へ直に入射するので、暖房設備等のエネルギー負荷の軽減を図ることができる(図5)。
【0014】
二枚のガラスパネル(4)間の全周縁にスペーサー(6)を介在させ、ブチル系接着剤によりガラスパネル(4)とスペーサー(6)及び形成された複層ガラスの外周をシール(9)し、ガラスパネル(4)間に密封した中間層(5)を有する複層ガラスを構成する。スペーサー(6)は、通常使用されているアルミ製の筒体で構成されており、該筒体の前記中間層(5)に対峙する面にはスリットが形成され、スペーサー(6)内には乾燥剤(7)が入っている。係る構成により中間層(5)の乾燥状態を保つ。
【0015】
前記ルーバー(1)を前記中間層(5)に封入する。前記ルーバー(1)のフィン(2)の配置を縦にするか横にするかは、設置する場所に合わせて選択する。例えば、南向きの窓であれば、日中における太陽光の入射を効果的に調整するため横であることが望ましく(図1、図2、図3)、西側の窓であれば、太陽が西に傾いたときにのみ入射光の調整ができればよいので縦に設置してもよい(図4)。
【0016】
更に中間層(5)とルーバー(1)の寸法の関係については、ルーバー(1)を中間層(5)よりも高さ、幅及び厚さとも若干小とする。従って、ルーバー(1)を設置した場合には、上方及び側方のスペーサー(6)とルーバー(1)との間に若干の隙間(8)が形成される。かかる構成により、スペーサー(6)に形成されたスリットがルーバー(1)により塞がれることがなく、中間層(5)内の全体の乾燥状態を保つことができる。
【0017】
【発明の効果】
以上の構成により、複層ガラスの断熱、防音、結露防止等の特性を維持しつつ、太陽光の入射の調整ができ、ローコスト、メンテナンスフリー並びに故障の心配が無く、中間層内の全体の乾燥状態を保つことができるルーバーを構成することができる。又、フィン同士は適宜な間隔を有しているため、常に室内に適当な光量を得ることができる。
【0018】
フィンの角度、フィンの間隔及びホルダーの間隔の異なる構成を数種用意することにより、本発明の実施品の設置箇所の経度緯度、方位、傾き等を考慮して年間を通じて最も効果的なものを選択施工することができる。例えば、通常の窓、建物の壁面材として、又、美術館、博物館、展示場、大会議場等の天井に使用するトップライトとして、それぞれ好適に構成することができる。又、着色して反射率を調整することにより、入射光量をコントロールできると共に意匠的にも富むルーバーを構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部を切り欠いた斜視図。
【図2】本発明の実施例を示す一部断面図。
【図3】フィンを水平面を形成すべく並列配置したルーバーの実施例を示す一部斜視図。
【図4】フィンを縦に且つ角度を付して並列配置したルーバーの実施例を示す一部斜視図。
【図5】本発明のルーバーと冬至と夏至における入射光の比較。
【符号の説明】
1 ルーバー
2 フィン
3 ホルダー
4 ガラスパネル
5 中間層
6 スペーサー
7 乾燥剤
8 隙間
9 シール
10 光

Claims (1)

  1. 室内への入射光量の調整を目的として、並列配置した複数の長尺平板たるフィン及び並列配置した複数の長尺平板たるホルダーを互いに交差すべく組み合わせて構成される格子状のルーバーであって、各フィンは、所定の間隔を空けてホルダーに固定され、且つ、各フィンの前記間隔は、全てのフィンにより太陽光の入射方向に対して一の遮蔽面を形成すべき間隔である前記ルーバーと、二枚のガラスパネル間に密封された中間層を介在させて構成される複層ガラスと、前記ルーバーは表面を着色してなり前記中間層より高さ及び幅及び厚さとも若干小さな寸法に形成するとともに、中間層の内部に収まるように封入することにより構成されるルーバー入り複層ガラス。
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