JP3745487B2 - サーモスタット弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーモスタット弁装置に係わり、特に、開弁温度を変更する機能を備えたサーモスタット弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車のエンジン冷却系では、冷却水の温度を所定の温度に保つため、ラジエータ側への冷却水の流れを制御するサーモスタット弁装置が配置されている。
しかしながら、従来の一般的なサーモスタット弁装置では、エンジンの安全性を考慮すると、開弁温度を、例えば、80℃程度の比較的低温の一定値にしか設定できず、エンジンの燃焼効率の障害になっていた。
【0003】
すなわち、開弁温度を、例えば、90℃程度の比較的高温の値に設定することによりエンジンの燃焼効率を高めることが可能になるが、この場合には、エンジンの安全性が問題になる。
つまり、通常走行であるエンジンの低負荷時に高水温化を図り、燃焼効率を向上しても、急激に高負荷になった場合には、水温上昇までの時間遅れ、およびワックスの反応速度が遅く、開弁が遅れオーバーヒートしてしまう。
【0004】
従来、このような問題を解決したサーモスタット弁装置として、例えば、特開平6−207685号公報に開示されるものが知られている。
図4は、この公報に開示されるサーモスタット弁装置を示すもので、この装置では、ハウジング1内に、サーモスタット本体2が収容されている。
サーモスタット本体2は、ワックス3の収容される感温ケース4と、この感温ケース4内に収容されるワックス3の温度による体積変化により移動されるピストンロッド5とを有している。
【0005】
感温ケース4は、ホルダ6を介して横ウエブ7に固定されており、ピストンロッド5には、主弁8およびバイパス弁9が固定されている。
そして、このサーモスタット弁装置では、感温ケース4内に電気ヒータ10が配置されている。
【0006】
このようなサーモスタット弁装置では、開弁温度が、例えば、通常のエンジン負荷時には、90℃程度の比較的高温の値に設定されるが、エンジンの負荷が急激に増大しそうな場合には、電気ヒータ10をオンすることにより、感温ケース4内に収容されるワックス3を強制加熱して、エンジン冷却水温の上昇を待たずに開弁することが可能になり、エンジンの安全性を確保することができる。
【0007】
そして、開弁温度を、例えば、90℃程度の比較的高温の値に設定することができるため、特に、エンジンの排気ガス中の炭化水素等の発生を低減し、燃料消費を向上することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のサーモスタット弁装置では、感温ケース4内のワックス3を電気ヒータ10により加熱して開弁温度を変更しているため、開弁がワックス3の時定数において比較的緩やかに行われ、高水温制御を行う上で障害になるという問題があった。
【0009】
すなわち、一般に、高水温制御は、エンジンの低負荷時に行われるが、エンジンの負荷が急激に高負荷になった時には、限界水温に余裕がないため、主弁8を全開にしてラジエータへの冷却水の流量を増大するまでに時間がかかり、エンジンがオーバーヒートする虞があるという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、弁の開閉を迅速,確実に行うことができるサーモスタット弁装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1のサーモスタット弁装置は、ハウジングの開口部に、感温ケース内に収容されるワックスの温度による体積変化を利用してピストンロッドを移動するサーモスタット本体を配置するとともに、前記ピストンロッドを前記感温ケースより内方に配置し、前記サーモスタット本体の外側に、前記感温ケースの移動に連動して前記開口部を開閉する主弁を配置してなるサーモスタット弁装置において、前記ピストンロッドの先端を支持する支持部材を、前記ハウジングを挿通して軸長方向に移動可能に配置するとともに、前記支持部材を移動する移動手段を配置してなり、前記移動手段を制御する制御手段は、前記主弁を標準温度で開くように前記移動手段を制御する標準制御モードと、前記主弁を前記標準温度より高い温度で開くように前記移動手段を制御する高水温制御モードと、前記高水温制御モード時に前記主弁を迅速に開くように前記移動手段を制御する高応答性制御モードとを有することを特徴とする。
【0011】
請求項2のサーモスタット弁装置は、請求項1記載のサーモスタット弁装置において、前記支持部材は、前記ピストンロッドの先端面と離間可能とされていることを特徴とする。
請求項3のサーモスタット弁装置は、請求項1または2記載のサーモスタット弁装置において、前記移動手段は、前記ハウジングに固定され前記支持部材が螺合される螺子部材と、前記支持部材を伝達機構を介して回転させるモータとを有することを特徴とする。
【0012】
請求項4のサーモスタット弁装置は、請求項1ないし3のいずれか1項記載のサーモスタット弁装置において、前記サーモスタット本体にバイパス弁を配置してなることを特徴とする。
【0013】
(作用)
請求項1のサーモスタット弁装置では、標準制御時には、感温ケース内のワックスが温度変化により体積変化すると、ピストンロッドの先端が支持部材に支持されているため、エンジン冷却水温によるワックスの体積膨張により感温ケースが移動し、感温ケース側に固定される主弁により開口部が開閉される。
【0014】
つまり、通常の従来のサーモスタットと同じ機能として働く。
請求項2のサーモスタット弁装置では、冷却水の水温を高めに制御する高水温制御時には、移動手段により支持部材がピストンロッドと反対側に移動され、支持部材とピストンロッドの先端面との間隔が、標準制御時より大きく設定され、これにより開弁温度が上昇され、この移動状態で保持され、その目標水温で制御すべくワックスの体積膨張により水温制御が行われる。
【0015】
そして、高水温制御時は、エンジン限界水温との余裕代がないため、エンジンの負荷が急激に増大した時は、水温の上昇を待っていてはオーバーヒートしてしまうため、高応答性制御が行われ、移動手段により支持部材がピストンロッド側に移動され、ピストンロッドの先端を押圧することにより感温ケースに固定される主弁が迅速に開かれる。
【0016】
請求項3のサーモスタット弁装置では、エンジンの各種状態を入力する制御装置によりモータが駆動されると、伝達機構を介して、螺子部材に螺合される支持部材が回転され、支持部材が軸長方向に移動される。
請求項4のサーモスタット弁装置では、サーモスタット本体にバイパス弁が配置され、バイパス通路の開閉が行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態について説明する。
図1は、本発明のサーモスタット弁装置の一実施形態を示しており、符号21は、内燃機関用の冷却水をラジエータに導くための管路を構成するパイプ状のハウジングを示している。
【0018】
このハウジング21の開口部21aの中心軸上には、サーモスタット本体23が配置されている。
このサーモスタット本体23は、図2に示すように、ワックス25が収容される感温ケース27と、ワックス25の温度による体積変化により移動されるピストンロッド29とを備えている。
【0019】
感温ケース27には、ピストンロッド29を案内する案内部材31がカシメ固定されている。
案内部材31と感温ケース27との間には、ダイヤフラム33が配置されている。
【0020】
案内部材31のダイヤフラム33とピストンロッド29の間には、半流動体35,ラバーピストン37およびテフロンピストン39が順次配置されている。
そして、ピストンロッド29は、図1に示すように、感温ケース27より内方に配置されている。
サーモスタット本体23の案内部材31の外側には、感温ケース27の移動に連動して開口部21aを開閉する主弁41が配置されている。
【0021】
この主弁41は、円環状の本体部材43の外周側にシールパッキン45を有している。
本体部材43は、シール材47を介して、案内部材31に支持固定されている。
感温ケース27の外側には、リテーナ49が配置されている。
このリテーナ49の上端は、ハウジング21の開口部21aに固定されている。
【0022】
リテーナ49と主弁41のシールパッキン45との間には、シールパッキン45をハウジング21側に押圧するコイルスプリング55が配置されている。
リテーナ49の下方には、冷却水のバイパス通路59を開閉するバイパス弁61が配置されている。
このバイパス弁61は、感温ケース27の突出部に固定されるストッパー63と、このストッパー63の上面に内周を当接される弁体65とを有している。
【0023】
この弁体65と感温ケース27との間には、弁体65をストッパー63側に押圧するコイルスプリング67が配置されている。
そして、この実施形態では、ピストンロッド29の先端を支持する支持部材69が、ハウジング21を挿通して軸長方向に移動可能に配置され、また、この支持部材69を移動する移動手段71が配置されている。
【0024】
すなわち、ハウジング21のピストンロッド29の先端に対向する位置には、ボス部21dが外側に突出して一体形成されている。
ボス部21dには、貫通穴21eが形成されており、この貫通穴21eに支持部材69が挿通されている。
貫通穴21eには、パッキン73およびブッシュ75が収容されている。
【0025】
ブッシュ75の上方には、螺子部材77が配置されている。
この螺子部材77は、外周をボス部21dに螺合され、また、内周に支持部材69の螺子部69aが螺合されている。
そして、螺子部材77によりブッシュ75を介してパッキン73が押圧固定されている。
【0026】
支持部材69の下端面には、凹部69bが形成され、この凹部69bにピストンロッド29の先端が挿入されている。
ピストンロッド29は、凹部69bに移動可能に挿入され、支持部材69の凹部69bの底面は、ピストンロッド29の先端面と離間可能とされている。
この実施形態では、移動手段71は、ハウジング21に固定され支持部材69が螺合される上述した螺子部材77と、支持部材69を伝達機構79を介して回転させるモータ81とを有している。
【0027】
伝達機構79は、支持部材69の端部に固定される歯車79aとモータ81の回転軸に固定される歯車79bとを有し、これ等の歯車79a,79bの間に伝達歯車79c,79d,79eが介在されている。
なお、この実施形態では、伝達機構79およびモータ81は、ハウジング21に固定されるケース83内に収容されている。
【0028】
また、モータ81の駆動は、エンジンの各種信号を入力して所定の制御を行うエンジンコントロールユニット(ECU)からの信号に基づいて行われる。
そして、エンジンコントロールユニットによりモータ81が駆動されると、伝達機構79を介して、螺子部材77に螺合される支持部材69が回転され、支持部材69が軸長方向に移動される。
【0029】
図3は、上述したサーモスタット弁装置の制御態様を示すもので、このサーモスタット弁装置を用いて、標準制御、高水温制御および高応答性制御が行われる。
なお、これ等の制御の基本は、設定した開弁温度で支持部材69を固定した後は、ワックス25の体積変化による感温ケース27の移動により開閉を行うもので、オーバーシュート,ハンチングが減衰し、水温が定負荷で小さくなっていく時間内は支持部材69の移動を行わないことである。
【0030】
しかし、減衰振幅のセンター値水温(エンジン水温感知温)が目標水温に向かわないときには、支持部材69を更に微小移動して迅速に水温を一定にする制御が行われる。
ここで、標準制御は、従来と同様に、冷却水の温度T1(80℃)で主弁41を開き始め、冷却水の温度T1+ΔTL(10℃前後)で主弁41を全開にする制御である。
【0031】
この標準制御では、ピストンロッド29の上端が支持部材69の凹部69b底面に当接しており、感温ケース27内のワックス25が温度T1までは、主弁41が全閉、バイパス弁61が全開とされバイパス通路59から冷却水がエンジン側に循環される(図のN−1)。
そして、感温ケース27内のワックス25が温度T1+ΔTLになると、主弁41が全開、バイパス弁61が全閉とされ冷却水がハウジング21からラジエータ側に循環される(図のN−2)。
【0032】
高水温制御は、冷却水の水温を高めに設定するための制御であり、この高水温制御時には、移動手段71により支持部材69がピストンロッド29と反対側に移動され、支持部材69とピストンロッド29の先端面との間隔が、標準制御時よりXだけ大きく設定され、これにより開弁温度が上昇される(図のH−1)。
【0033】
すなわち、この高水温制御では、温度T1では、支持部材69とピストンロッド29の先端面との間に間隔Xが形成されており、ワックス25の温度がT1+ΔTXで、支持部材69とピストンロッド29の先端面とが当接される(図のH−2)。
そして、この後、主弁41が開き始め、温度T1+ΔTX+ΔTLで主弁41が全開にされる(図のH−3)。
【0034】
なお、X寸法は、エンジンコントロールユニットにより設定され、X寸法の固定時には、ワックス25の温度変化による自己制御になる。
高応答性制御は、例えば、高水温制御中にエンジンの負荷が急激に増大した時に行われ、移動手段71により支持部材69をピストンロッド29側に距離Yだけ移動し、ピストンロッド29の先端を押圧することにより感温ケース27に固定される主弁41が迅速に開かれる(図のM−1)。
【0035】
すなわち、高水温制御中にエンジンの負荷が急激に増大した時には、ワックス25の時定数では、閉弁までに時間がかかりオーバーヒートの虞があるため、高水温制御のH−2の状態でも全開できるように、例えば、5秒程度の短時間で、移動手段71により支持部材69がピストンロッド29側に距離Yだけ移動され、主弁41が全開にされる。
【0036】
なお、この場合には、時間の経過によりワックス25の自己制御が行われるため、ワックス25の時定数に相当する速度で、X寸法位置に支持部材69を戻す制御が行われる(図のM−2)。
以上のように構成されたサーモスタット弁装置では、ピストンロッド29の先端を支持する支持部材69を、ハウジング21を挿通して軸長方向に移動可能に配置し、支持部材69を移動する移動手段71を配置したので、移動手段71により支持部材69を移動することにより主弁41の開閉を迅速,確実に行うことができる。
【0037】
従って、高応答性制御を迅速,確実に行うことが可能になる。
また、上述したサーモスタット弁装置では、支持部材69を、ピストンロッド29の先端面と離間可能にしたので、支持部材69とピストンロッド29の先端面との間隔を標準制御時より大きく設定することにより高水温制御が容易に可能になる。
【0038】
さらに、上述したサーモスタット弁装置では、移動手段71を、ハウジング21に固定され支持部材69が螺合される螺子部材77と、支持部材69を伝達機構79を介して回転させるモータ81とから構成したので、信頼性の高い移動手段71を容易,確実に得ることができる。
また、上述したサーモスタット弁装置では、サーモスタット本体23にバイパス弁61を配置したので、バイパス通路59の開閉を行うことができる。
【0039】
なお、上述した実施形態では、支持部材69をピストンロッド29と別体にした例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、支持部材とピストンロッドとを一体に形成しても良い。
また、上述した実施形態では、ダイヤフラム式のサーモスタット弁装置に本発明を適用した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、アキュムレータ式のサーモスタット弁装置にも適用することができる。
【0040】
さらに、上述した実施形態では、移動手段71にモータ81を用いた例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、油圧,空圧等のアクチュエータを用いても良い。
また、上述した実施形態では、弁開によりラジエータ側に冷却水を流す例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、弁開によりラジエータ側からの冷却水を流入するようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1のサーモスタット弁装置では、ピストンロッドの先端を支持する支持部材を、ハウジングを挿通して軸長方向に移動可能に配置し、支持部材を移動する移動手段を配置したので、移動手段により支持部材を移動することにより弁の開閉を迅速,確実に行うことができる。
【0042】
請求項2のサーモスタット弁装置では、支持部材を、ピストンロッドの先端面と離間可能にしたので、支持部材とピストンロッドの先端面との間隔を標準制御時より大きく設定することにより高水温制御が容易に可能になる。
請求項3のサーモスタット弁装置では、移動手段を、ハウジングに固定され支持部材が螺合される螺子部材と、支持部材を伝達機構を介して回転させるモータとから構成したので、信頼性の高い移動手段を容易,確実に得ることができる。請求項4のサーモスタット弁装置では、サーモスタット本体にバイパス弁を配置したので、バイパス通路の開閉を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーモスタット弁装置の一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のサーモスタット本体を示す断面図である。
【図3】図1のサーモスタット弁装置の制御態様を示す説明図である。
【図4】従来のサーモスタット弁装置を示す断面図である。
【符号の説明】
21 ハウジング
21a 開口部
23 サーモスタット本体
25 ワックス
27 感温ケース
29 ピストンロッド
41 主弁
61 バイパス弁
69 支持部材
71 移動手段
77 螺子部材
79 伝達機構
81 モータ

Claims (4)

  1. ハウジング(21)の開口部(21a)に、感温ケース(27)内に収容されるワックス(25)の温度による体積変化を利用してピストンロッド(29)を移動するサーモスタット本体(23)を配置するとともに、前記ピストンロッド(29)を前記感温ケース(27)より内方に配置し、前記サーモスタット本体(23)の外側に、前記感温ケース(27)の移動に連動して前記開口部(21a)を開閉する主弁(41)を配置してなるサーモスタット弁装置において、
    前記ピストンロッド(29)の先端を支持する支持部材(69)を、前記ハウジング(21)を挿通して軸長方向に移動可能に配置するとともに、前記支持部材(69)を移動する移動手段(71)を配置してなり、
    前記移動手段(71)を制御する制御手段は、
    前記主弁(41)を標準温度で開くように前記移動手段(71)を制御する標準制御モードと、
    前記主弁(41)を前記標準温度より高い温度で開くように前記移動手段(71)を制御する高水温制御モードと、
    前記高水温制御モード時に前記主弁(41)を迅速に開くように前記移動手段(71)を制御する高応答性制御モードと、
    を有することを特徴とするサーモスタット弁装置。
  2. 請求項1記載のサーモスタット弁装置において、
    前記支持部材(69)は、前記ピストンロッド(29)の先端面と離間可能とされていることを特徴とするサーモスタット弁装置。
  3. 請求項1または2記載のサーモスタット弁装置において、
    前記移動手段(71)は、
    前記ハウジング(21)に固定され前記支持部材(69)が螺合される螺子部材(77)と、
    前記支持部材(69)を伝達機構(79)を介して回転させるモータ(81)と、
    を有することを特徴とするサーモスタット弁装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のサーモスタット弁装置において、
    前記サーモスタット本体(23)にバイパス弁(61)を配置してなることを特徴とするサーモスタット弁装置。
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