JP3745151B2 - 非接触伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機、または携帯型パーソナルコンピュータなどの携帯情報端末や、ゲーム機、AV機器、医療用機器、産業用機器、または産業モニタリング機器などにカメラを設けた非接触伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来では、携帯電話機にカメラを一体化したものが存在するものの、携帯電話機にカメラを着脱自在にしたものは存在しなかった。
また、携帯型パーソナルコンピュータにおいて、電磁誘導作用により電源やデータのやり取りを行う従来技術として特開平9−26834号公報があり、これは携帯型パーソナルコンピュータのヒンジ部の背面に、本体およびディスプレイの双方に、磁性コアおよびコイルを設け、電磁誘導作用により本体からディスプレイに電源やデータを伝送し、ヒンジ部の応力による断線不良を改善するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の非接触伝送装置は以上のように構成されているので、携帯電話機にカメラが一体化され、カメラを着脱自在にすることができないため、必要な時だけ携帯電話機にカメラを装着したり、また、携帯電話機に装着されたカメラを取り外して、そのカメラを他の用途に用いたりすることができないなどの課題があった。
また、特開平9−26834号公報に示された従来技術は、携帯型パーソナルコンピュータの本体からディスプレイに電源やデータを伝送するものであり、携帯電話機の本体からカメラに非接触に電源やデータを伝送するものではないので、その従来技術を携帯電話機の本体にカメラを着脱自在にする技術に適用することができない。
【0004】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、本体機器に付属機器を着脱自在にすると共に、本体機器に付属機器を装着した時における信号および電力の伝送を簡単な構成で信頼性高く行うことができる非接触伝送装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る非接触伝送装置は、本体機器および本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う信号用コイルとを備え、本体機器および付属機器のうちのいずれか一方の第2コアとその信号用コイルは、第1コアの中心線に対して線対称に2つ配置され、且つそれら2つ配置された信号用コイルの信号線が並列接続されたものである。
【0006】
この発明に係る非接触伝送装置は、本体機器および本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第1信号用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の異なる位置にそれぞれ設けられた1組の第3コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第2信号用コイルとを備え、本体機器および付属機器のうちのいずれか一方の第2コアと第1信号用コイル、および第3コアと第2信号用コイルは、第1コアの中心線に対して線対称に2つ配置され、且つそれら2つ配置された第1信号用コイルの信号線同士、第2信号用コイルの信号線同士が並列接続されたものである。
【0007】
この発明に係る非接触伝送装置は、本体機器および本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う信号用コイルとを備え、本体機器および付属機器のうちのいずれか一方の第2コアとその信号用コイルは、第1コアを中心として同一同心円上に複数配置され、且つそれら複数配置された信号用コイルの信号線が並列接続されたものである。
【0008】
この発明に係る非接触伝送装置は、本体機器および本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第1信号用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の異なる位置にそれぞれ設けられた1組の第3コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第2信号用コイルとを備え、第2コアと第1信号用コイル、および第3コアと第2信号用コイルは、第1コアを中心として同一同心円上に配置され、且つ本体機器および付属機器のうちのいずれか一方の第2コアと第1信号用コイル、および第3コアと第2信号用コイルは、複数配置され、本体機器は、付属機器の装着時の各信号用コイルに伝送される信号の変化に応じて信号の伝送経路を切り替える切り替え回路を備えたものである。
0009
この発明に係る非接触伝送装置は、本体機器は携帯電子機器で、付属機器は撮像回路を有するカメラ部であり、信号コイルにより伝送される信号は、本体機器から付属機器へ伝送されるその付属機器の動作制御信号および同期をとるためのクロック信号と付属機器から本体機器へ伝送される映像信号としたものである。
0010
この発明に係る非接触伝送装置は、電力用コイルが巻回されるコアの横断面形状を円形にしたものである。
0011
この発明に係る非接触伝送装置は、電力用コイルが巻回されたコアと信号用コイルが巻回されたコアとの間を磁気シールドしたものである。
0012
この発明に係る非接触伝送装置は、電力用コイルが巻回されたコアおよび信号用コイルが巻回されたコアをモールド樹脂により一体化し、モジュール化したものである。
0013
この発明に係る非接触伝送装置は、コアの縦断面形状をT型またはE型に形成したものである
0014
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による携帯情報端末機の非接触伝送装置を示す斜視図であり、図1(a)は携帯機本体とカメラ部の分離状態を示し、図1(b)は携帯機本体とカメラ部の装着状況を示し、図1(c)はカメラ部の回転方向を示し、さらに、図1(d)はこの携帯情報端末機の使用状態を示したものである。
図1(a)において、1は携帯電話機、2はその携帯機本体(本体機器)、3はカメラ部(付属機器)である。また、携帯機本体2において、4はカバーによって開閉自在な操作入力部、5は文字および映像を表示する表示パネル、6は電波を送受信するアンテナである。また、カメラ部3において、7はカメラレンズである。さらに、携帯機本体2およびカメラ部3の双方において、8は携帯機本体2およびカメラ部3の対向面にそれぞれ設けられ、電力、および各種信号を電磁誘導作用により伝送する非接触コネクタ、9は携帯機本体2の左右2箇所に雄部、カメラ部3の左右2箇所に雌部が設けられ、それら2箇所の雄部と雌部とが係り合うことにより、携帯機本体2にカメラ部3が着脱自在に取り付けられる着脱機構部である。
0015
図2はこの発明の実施の形態1による携帯情報端末機の非接触伝送装置の全体構成を示すブロック回路図であり、図において、2は携帯機本体、3はカメラ部、8は制御信号、クロック信号、映像信号、および電力を、携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送する非接触コネクタであり、図1のそれぞれの符号に該当する。
携帯機本体2において、11はカメラ部3に動作信号を供給する動作信号供給部、12はカメラ部3に制御信号を供給する制御信号供給部、13はカメラ部3にクロック信号を供給するクロック発生回路(クロック信号供給部)であり、制御信号供給部12において、14は制御信号を変調する変調回路、15は変調された制御信号を非接触コネクタ8に出力するシフトレジスタである。
16はカメラ部3に電力を供給する電力供給部であり、その電力供給部16において、17はバッテリなどの直流電源、18はその直流の電源を交流に変換し、非接触コネクタ8に出力する励磁回路である。
19は非接触コネクタ8から出力された映像信号をクロック信号に同期して出力するサンプルアンドホールド、20はその映像信号を復調する復調回路である。
また、カメラ部3において、21は非接触コネクタ8から出力された交流の電力を整流すると共に平滑して直流電源としてカメラ部3内の各回路に供給する整流平滑回路、22は非接触コネクタ8から出力された制御信号を非接触コネクタ8から出力されたクロック信号に同期して出力するサンプルアンドホールド、23はその制御信号を復調する復調回路である。
24は携帯機本体2に映像信号を供給する映像信号供給部であり、その映像信号供給部24において、7はカメラレンズ、25はカメラレンズ7を介した被写体の撮像を映像信号に変換する撮像回路、26はその映像信号を変調する変調回路、27は変調された映像信号を非接触コネクタ8に出力するシフトレジスタである。
0016
図3はこの発明の実施の形態1による携帯情報端末機の非接触コネクタの動作原理を示す断面図であり、図1に示した非接触コネクタ8の動作原理を示したものである。図において、31は携帯機本体2およびカメラ部3の双方の対向面に設けられた1組のコア、32はそれら1組のコア31にそれぞれ巻回されたコイル、33はそれらコイル32によって発生する磁束線である。
0017
図4はこの発明の実施の形態1による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、34は1組の角柱状のコア31にそれぞれ巻回された信号用コイル、35はその信号用コイル34の外周に巻回された電力用コイルである。
0018
次に動作について説明する。
図1(a)に示したように、この実施の形態1による携帯情報端末機は、携帯機本体2だけで用いても、アンテナ6を装備した携帯電話機として用いることができる。また、カメラ部3においても、電源や制御信号をそのカメラ部3に供給可能であり、且つカメラ部3から映像信号を受信可能な装置を用いれば、そのカメラ部3の他の装置への利用も可能なものである。
そして、通常の携帯電話機の機能に、カメラによって撮像された映像信号を伝送する機能を加えたい場合は、図1(b)に示したように、携帯機本体2の左右2箇所に設けられた着脱機構部9の雄部を立たせ、カメラ部3の左右2箇所に設けられた着脱機構部9の雌部と係り合わせることにより、携帯機本体2にカメラ部3を取り付ける。また、携帯機本体2からカメラ部3を取り外す際には、着脱機構部9の雄部は、樹脂などの弾性材により成形されているので、携帯機本体2とカメラ部3との間に斥力を働かせれば、容易に取り外すことができる。
また、図1(c)に示したように、カメラレンズ7は回転自在であり、携帯電話機1の利用者の視界に応じて撮像することもできる。さらに、図1(d)に示したように、撮像したい被写体にカメラレンズ7を向けて任意の被写体を撮像することもできる。
これら携帯機本体2にカメラ部3を取り付けた際に撮像された映像は、表示パネル5に表示することよってモニタしたり、アンテナ6からその映像信号を電波によって相手側の携帯電話機に送信し、相手側の携帯電話機の表示パネル5に表示することができる。
0019
次に、全体の回路構成を示す図2に基づいて非接触伝送装置の動作について説明する。携帯機本体2において、クロック発生回路13は、その発生したクロック信号をシフトレジスタ15およびサンプルアンドホールド19に供給すると共に、非接触コネクタ8に出力する。変調回路14は、操作入力部4の操作入力などによって生成されたディジタル波形の制御信号をリターン・ツウ・ゼロ形式の波形に変調し、さらに、シフトレジスタ15は、クロック信号に同期してその制御信号を非接触コネクタ8に出力する。また、励磁回路18は、直流電源17の直流の電源を交流に変換して、非接触コネクタ8に出力する。
また、カメラ部3において、整流平滑回路21は、非接触コネクタ8から出力された交流の電力を整流すると共に平滑して直流電源としてカメラ部3内の各回路に供給する。サンプルアンドホールド22は、非接触コネクタ8から出力された制御信号を非接触コネクタ8から出力されたクロック信号に同期して出力する。復調回路23は、その制御信号を復調して撮像回路25に出力する。その撮像回路25は、その制御信号に応じてカメラレンズ7を介した被写体の撮像を映像信号に変換し、変調回路26は、その映像信号をリターン・ツウ・ゼロ形式の波形に変調する。シフトレジスタ27は、クロック信号に同期して、変調回路26によって変調された映像信号を非接触コネクタ8に出力する。
さらに、携帯機本体2において、サンプルアンドホールド19は、非接触コネクタ8から出力された映像信号をクロック信号に同期して復調回路20に出力し、その復調回路20は、その映像信号を復調して、その映像信号を表示パネル5に表示したり、アンテナ6からその映像信号を電波によって相手側の携帯電話機に送信したりする。
このように、携帯機本体2にカメラ部3を装着時には、非接触コネクタ8を介して制御信号、クロック信号、映像信号、および電力を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送でき、要求される所定の機能を満たすことができる。
また、変調回路14,26は、ディジタル波形の制御信号および映像信号をリターン・ツウ・ゼロ形式の波形に変調するので、電磁誘導作用を利用した非接触コネクタ8でも障害なくそれら制御信号および映像信号を伝送することができる。
ここでは、携帯機本体2側からの信号は、制御信号に限定して記載したが、携帯機本体2のメモリ(図示せず)に内蔵されているグラフィック信号など、カメラ部3の映像信号を加工するための信号など、カメラ部3で使用する信号であればどのような信号であっても良いのは言うまでもない。また、カメラ部3からの信号も映像信号に限定して記載したが、電力の誤差信号など携帯機本体2で使用する信号であればどのような信号であっても良いのは言うまでもない。
0020
さらに、図1(c)に示したように、携帯機本体2にカメラ部3を取り付けた際に、それら携帯機本体2およびカメラ部3の双方に設けられた非接触コネクタ8が対向するように保持される。
図3はその非接触コネクタ8の動作原理図であり、携帯機本体2側からカメラ部3側へ信号あるいは電力を伝送する例を示したものである。図3に示すように、コア31にコイル32を巻回した非接触コネクタ8を携帯機本体2およびカメラ部3側の双方に設け、携帯機本体2側のコイル32に各種信号または電力を入力すれば、その入力に応じた磁束線33がコア31に発生し、対向するコア31にも磁束線33が通過(鎖交)するので、カメラ部3側のコイル32に、入力された各種信号または電力に応じた出力が得られる。すなわち、電磁誘導作用により、入力に応じた出力を非接触で得ることができる。
同様に、カメラ部3側から携帯機本体2側へ各種信号を伝送することも可能であり、その場合には、カメラ部3側に各種信号を入力することにより、電磁誘導作用に基づいて対向する携帯機本体2側のコイル32に、入力された各種信号に応じた出力が得られ、非接触で信号が伝送される。
尚、以下の説明では、便宜上、携帯機本体2側を1次側、カメラ部3側を2次側として表現する。
0021
図4は非接触コネクタ8の詳細を示したものであり、1組の角柱状のコア31にそれぞれ信号用コイル34と、その外周に電力用コイル35を巻回したものである。
このように構成することによって、携帯機本体2およびカメラ部3間で非接触コネクタ8を介して信号および電力を伝送することができる。
尚、この場合、2次側の信号用コイル34および電力用コイル35には、それぞれ信号と電力とが重畳された起電力が誘起されるが、2次側(カメラ部3)において、フイルタなどを用いてそれらを分離すれば、カメラ部3において信号と電力とをそれぞれ独立して利用することができる。
また、非接触コネクタ8の携帯機本体2およびカメラ部3の双方に切り替え回路を設け、携帯機本体2からカメラ部3に伝送される信号と電力とを、その切り替え回路によって時分割して伝送すれば、2次側の信号用コイル34および電力用コイル35には、それぞれ信号と電力とが独立した起電力が誘起され、カメラ部3においてフイルタなどを用いることなく、信号と電力とをそれぞれ独立して利用することができる。
さらに、図2では携帯機本体2およびカメラ部3間において伝送される信号として、制御信号、クロック信号、および映像信号の3つの信号を示したが、これら3つの信号を1つの信号用コイル34によって伝送する場合においても、上記切り替え回路を設け、制御信号、クロック信号、および映像信号をその切り替え回路によって時分割して伝送すれば、フイルタなどを用いることなく、それら制御信号、クロック信号、および映像信号をそれぞれ伝送することができる。
さらに、信号用コイル34および電力用コイル35は、一次側と二次側との巻数比を任意に設けたり、伝送される電流に応じて任意のコイルの太さにしても良い。
また、図4では信号用コイル34が電力用コイル35の内側に巻回されているが、逆に電力用コイル35が信号用コイル34の内側に巻回されているようにしても良い。
0022
図5はこの発明の実施の形態1による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、36はコイルを収めるスロットをポット型に形成した1組の角柱状のコア、37はそれらスロットにそれぞれ巻回された信号用コイル、38はその信号用コイル37の外周に巻回された電力用コイルである。
このように構成することによって、信号用コイル37および電力用コイル38は、コア36のポット型に形成されたスロットに収められているので、信号用コイル37および電力用コイル38から発生する磁束線33の周囲への漏洩を少なくすることができ、磁束線を集中して伝送することができるので、したがって、信号および電力の伝送効率を高めることができる。
0023
以上のように、この実施の形態1によれば、着脱機構部9により、携帯機本体2にカメラ部3を着脱自在にすると共に、携帯機本体2にカメラ部3を装着時には、非接触コネクタ8を介して制御信号、クロック信号、映像信号、および電力を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送でき、要求される所定の機能を満たすことができる効果が得られる。
また、非接触コネクタ8は、携帯機本体2からカメラ部3の着脱時において、コネクタの破損や摩耗による機械的損傷が生じることが少なく、また、外部からの湿気などによって電気的な障害が生じることが少なく、着脱を繰り返し行っても機械的および電気的な信頼性を維持することができる効果が得られる。
さらに、図4に示した構成では、1組の角柱状のコア31にそれぞれ信号用コイル34と電力用コイル35とを巻回した構成によって、信号および電力を伝送するようにしたので、非接触コネクタ8を小型に構成できる効果が得られる。
さらに、図5に示した構成では、信号用コイル37および電力用コイル38をコア36のポット型に形成されたスロットに収めるように構成したので、磁束線33の周囲への漏洩を少なくすることができ、磁束線を集中して伝送することができるので、したがって、信号および電力の伝送効率を高めることができる効果が得られる。
0024
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、39は1組の円柱状のコアである。
その他の構成は、図4と同一なのでその重複する説明を省略する。
0025
次に動作について説明する。
図6に示した構成では、図4に示した角柱状のコア31を円柱状のコア39としたものである。このように構成することにより、一次側および二次側の非接触コネクタ8間で角度ずれが生じても、コア断面が回転対称形であるので、対向するコア面積に変化はなく、すなわち、鎖交磁束量が変化しないため、図4に示した角柱状コアでは生じる信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる。 また、図7はこの発明の実施の形態2による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、40はコイルを収めるスロットをポット型に形成した1組の円柱状のコアである。その他の構成は、図5と同一なのでその重複する説明を省略する。
図7に示した構成では、図5に示した角柱状のコア36を円柱状のコア40としたものである。このように構成することにより、磁束線33の周囲への漏洩を少なくすることができると共に、角度ずれが生じても、信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる。
0026
以上のように、この実施の形態2によれば、図6に示した構成では、1組の円柱状のコア39によって、角度ずれが生じても、信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる効果が得られる。
さらに、図7に示した構成では、ポット型に形成されたスロットを有する円柱状のコア39によって、磁束線33の周囲への漏洩を少なくすることができると共に、角度ずれが生じても、信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる効果が得られる。
0027
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、41は1組の円柱状の信号用コア(第2コア)、42はコイルを収めるスロットをポット型に形成した1組の円柱状の電力用コア(第1コア)である。43は信号用コア41にそれぞれ巻回された信号用コイル、44は電力用コア42のスロットにそれぞれ巻回された電力用コイルである。
0028
次に動作について説明する。
図8に示した構成では、コアを信号用コア41と電力用コア42とに分離したものである。この場合、信号用コイル43と電力用コイル44とでは、それぞれ独立して信号と電力とを伝送することができ、信号および電力間の干渉を少なくすることができると共に、信号と電力とを分離する回路構成を不要にすることができる。尚、信号用コイル43によって制御信号、クロック信号、および映像信号の3つの信号を伝送する構成は、実施の形態1に示したように、切り替え回路などによって実現することができる。
0029
図9はこの発明の実施の形態3による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、45はコイルを収めるスロットをポット型に形成した1組の円柱状の信号用コア(第2コア)、46は信号用コア45のスロットにそれぞれ巻回された信号用コイルである。その他の構成は、図8と同一なのでその重複する説明を省略する。
図9に示した構成では、信号用コア45および電力用コア42を共にコイルを収めるスロットをポット型に形成したので、磁束線33の周囲への漏洩を少なくすることができ、信号および電力の伝送効率を高めることができる。
0030
以上のように、この実施の形態3によれば、図8に示した構成では、コアを信号用コア41と電力用コア42とに分離することによって、信号および電力間の干渉を少なくすることができると共に、信号と電力とを分離する構成を不要にすることができる効果が得られる。
また、図9に示した構成では、信号用コア45のコイルを収めるスロットをポット型に形成することによって、信号の伝送効率を高めることができる効果が得られる。
0031
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、47は1組の円柱状の制御信号用コア(第2コア)、48は1組の円柱状のクロック信号用コア(第3コア)、49は1組の円柱状の映像信号用コア(第3コア)、50は制御信号用コア47にそれぞれ巻回された制御信号用コイル、51はクロック信号用コア48にそれぞれ巻回されたクロック信号用コイル、52は映像信号用コア49にそれぞれ巻回された映像信号用コイルである。
その他の構成は、図8と同一なのでその重複する説明を省略する。
0032
次に動作について説明する。
図10に示した構成では、図8に示した構成において、信号用コア41を制御信号用コア47と、クロック信号用コア48と、映像信号用コア49とに分離したものである。この場合、制御信号用コア47と、クロック信号用コア48と、映像信号用コア49とでは、それぞれ独立して信号を伝送することができ、各信号間の干渉を少なくすることができると共に、各信号を分離する回路構成を不要にすることができる。
図11はこの発明の実施の形態4による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、制御信号用コア47、クロック信号用コア48、映像信号用コア49、および電力用コア44を同一軸上に配置したものである。
このように配置することによって、非接触コネクタ8を薄型化することができる。
0033
以上のように、この実施の形態4によれば、図10に示した構成では、信号用コア41を制御信号用コア47と、クロック信号用コア48と、映像信号用コア49とに分離したことによって、制御信号、クロック信号、および映像信号をそれぞれ独立して信号を伝送することができ、各信号間の干渉を少なくすることができると共に、各信号を分離する構成を不要にすることができる効果が得られる。
また、図11に示した構成では、制御信号用コア47、クロック信号用コア48、映像信号用コア49、および電力用コア44を同一軸上に配置したことによって、非接触コネクタ8を薄型化することができる効果が得られる。
0034
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、53は一次側(携帯機本体2)だけに設けられ、電力用コア42の縦中心線に対して信号用コア41に線対称に配置された信号用コア(第2コア)、54はその信号用コア53に巻回された信号用コイル(コイル)である。
その他の構成は、図8と同一なのでその重複する説明を省略する。
0035
次に動作について説明する。
図12に示した構成では、図8に示した構成において、一次側(携帯機本体2)だけに、信号用コア41と対称な位置に信号用コア53を設けたものである。この場合、図1(b)において、携帯機本体2にカメラ部3を180度向きを変えて装着しても、電力用コアはもちろんのこと信号用コアについても1次側のコア53と2次側のコア41とが同じ位置で対向するため、電力および信号を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送することができる。
尚、この場合、携帯機本体2の信号用コイル54に接続される各種信号の信号線は、携帯機本体2側の信号用コイル43に接続される信号線を並列接続、あるいは切り替えすることにより実現することができる。
0036
図13はこの発明の実施の形態5による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、この図13に示す構成は、図11に示した構成において、制御信号用コア47、クロック信号用コア48、および映像信号用コア49を電力用コア42の左側に配置し、右側には電力用コア42の縦中心線に対して、それら信号用コア47〜49に線対称に映像信号用コア(第3コア)55、クロック信号用コア(第3コア)56、および制御信号用コア(第2コア)57を配置したものである。58は映像信号用コア55に巻回された映像信号用コイル(コイル)、59はクロック信号用コア56に巻回されたクロック信号用コイル(コイル)、60は制御信号用コア57に巻回された制御信号用コイル(コイル)である。
この場合においても、携帯機本体2にカメラ部3を180度向きを変えて装着しても、各種信号および電力を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送することができる。
尚、この実施の形態5では、カメラ部3の大型化を防ぐために、携帯機本体2にだけ信号用コアを追加配置したが、状況に応じてはカメラ部3にだけ信号用コアを追加配置しても良い。
0037
以上のように、この実施の形態5によれば、電力用コア42の縦中心線に対して線対称となるように信号用コアを追加配置したことによって、携帯機本体2にカメラ部3を180度向きを変えて装着しても、信号および電力を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送することができる効果が得られる。
0038
実施の形態6.
図14はこの発明の実施の形態6による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、61〜63は一次側(携帯機本体2)だけに設けられ、電力用コア42と同心の円上に信号用コア41と共に90度毎に配置された信号用コア(第2コア)、64〜66はそれら信号用コア61〜63に巻回された信号用コイル(コイル)である。
その他の構成は、図12と同一なのでその重複する説明を省略する。
0039
次に動作について説明する。
図14に示した構成では、一次側(携帯機本体2)だけに、電力用コア42を中心とした円上に信号用コア41と共に信号用コア61〜63を90度毎に配置したものである。この場合、図1(b)において、携帯機本体2にカメラ部3を90度毎に向きを変えて装着しても、信号および電力を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送することができる。
尚、この場合も、携帯機本体2の信号用コイル64〜66に接続される各種信号の信号線は、信号用コイル43に接続される信号線を並列接続、あるいは切り替えることにより実現することができる。
また、図1(b)において、携帯機本体2にカメラ部3を90度毎に向きを変えて装着可能な構成は、例えば、雄部および雌部の係り合う着脱機構部9をその90度毎に向きを変えて装着可能に構成することによって実現することができる。
0040
図15はこの発明の実施の形態6による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、67〜69は二次側に設けられ、電力用コア42の縦中心線と同心の円上に90度毎に配置された制御信号用コア(第2コア)、クロック信号用コア(第3コア)、映像信号用コア(第3コア)である。70〜72はそれら信号用コア67〜69に巻回された制御信号用コイル(コイル)、クロック信号用コイル(コイル)、映像信号用コイル(コイル)である。また、73〜76は一次側に設けられ、電力用コア42の縦中心線と同心の円上に90度毎に配置された信号用コア(第2,第3コア)、77〜80はそれら信号用コア73〜76に巻回された制御信号用コイル(コイル)である。
図15に示した構成では、携帯機本体2にカメラ部3を90度毎に向きを変えて装着しても、制御信号、クロック信号、映像信号および電力を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送することができるようにしたものである。
信号用コア67〜69からは、それぞれ制御信号、クロック信号、および映像信号が伝送される。信号用コア73〜76は、カメラ部3が90度毎に向きを変えて装着されても、それら信号用コア67〜69とにおいて制御信号、クロック信号、および映像信号をそれぞれ伝送できる。
尚、この場合、カメラ部3の90度毎の装置の向きによって、携帯機本体2の信号用コイル77〜80に伝送される信号が制御信号、クロック信号、および映像信号に循環して変化するが、携帯機本体2内の切り替え回路によって、その変化に応じて切り替えるようにすることにより、カメラ部3をいずれの向きに装着した場合でも、正常に信号伝送を行うことができる。
0041
以上のように、この実施の形態6によれば、電力用コア42と同心の円上に信号用コア41と共に信号用コア61〜63を90度毎に配置することによって、携帯機本体2にカメラ部3を90度毎に向きを変えて装着しても、信号および電力を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送することができる効果が得られる。
また、図15に示した構成では、携帯機本体2にカメラ部3を90度毎に向きを変えて装着しても、制御信号、クロック信号、映像信号および電力を携帯機本体2およびカメラ部3間で伝送することができる効果が得られる。
0042
実施の形態7.
図16はこの発明の実施の形態7による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、81は信号用コイル43と電力用コイル44との間に設けられたシールド(磁気シールド)である。
その他の構成は、図8と同一なのでその重複する説明を省略する。
0043
次に動作について説明する。
図16に示した構成では、信号用コイル43と電力用コイル44との間にシールド81を設け、信号用コイル43および電力用コイル44間の電磁気的な干渉を防ぐものである。
シールド81の材料としては、高導電体材料があり、例えば、金属では、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)など、合金では、炭素鋼ステンレス、黄銅(Cu−Zn)などで実現することができる。
また、シールド81の材料は、強磁性体材料であっても良く、例えば、軟磁性体フェライト(Mn−Znフェライト、Cu−Znフェライト、Ni−Znフェライト)などで実現することができる。
さらに、シールド81の材料が、高導電体かつ強磁性体の場合には、シールド性能がより一層向上し、例えば、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、Co、ケイソ鋼(Fe−Si)、パーマロイ(Fe−Ni)、FeAlSi、Fe系アモルファス合金、Co系アモルファス合金などで実現することができる。
0044
以上のように、この実施の形態7によれば、信号用コイル41と電力用コイル42との間にシールド81を設けたことによって、信号用コイル41および電力用コイル42間の電気的または磁気的な干渉を防ぐことができる効果が得られる。
0045
実施の形態8.
図17はこの発明の実施の形態8による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、82は複数のコアおよびコイルをモジュール化したモールド樹脂である。
その他の構成は、図9と同一なのでその重複する説明を省略する。
0046
次に動作について説明する。
図17に示した構成では、複数のコアおよびコイルをモールド樹脂82によりモジュール化したものであり、非接触コネクタ8の携帯機本体2およびカメラ部3への実装を容易にするものである。
図18はこの発明の実施の形態8による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、83は複数のコアおよびコイルをモジュール化したモールド樹脂である。その他の構成は、図13と同一なのでその重複する説明を省略する。
この図18に示した非接触コネクタ8は複雑な構成であるが、複数のコアおよびコイルをモールド樹脂83によりモジュール化することにより、非接触コネクタ8の携帯機本体2およびカメラ部3への実装を容易にすることができる。
0047
以上のように、この実施の形態8によれば、複数のコアおよびコイルをモールド樹脂82,83によりモジュール化したことによって、非接触コネクタ8の携帯機本体2およびカメラ部3への実装を容易にしたり、非接触コネクタ8の強度を強くしたり、さらに、電磁気的な性能を安定化させることができる効果が得られる。
0048
実施の形態9.
図19はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、84は横断面を角型、縦断面をT型にしたコアである。
その他の構成は、図4と同一なのでその重複する説明を省略する。
0049
次に動作について説明する。
図19に示した構成では、コア84の縦断面をT型にしたので、磁束線33の縦方向への漏洩を少なくすることができ、コア84を小型化することができる。
0050
図20はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、85は横断面を丸型、縦断面をT型にしたコアである。その他の構成は、図4と同一なのでその重複する説明を省略する。
図20に示した構成では、コア85の横断面を丸型にしたので、角度ずれが生じても、信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる。
0051
図21はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、86は縦断面をE型にしたコアである。その他の構成は、図4と同一なのでその重複する説明を省略する。
図21に示した構成では、コア86の縦断面をE型にしたので、磁束線33の外周への漏洩を少なくすることができ、コア86を小型化することができる。
また、コア86の中足のサイズが小さいので、コイルをコアの外形サイズ内にほぼ収めることができ、全体のサイズを小型化することができる。
さらに、コア86の横断面が丸型なので、角度ずれが生じても、信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる。
0052
図22はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、87は縦断面をE型にしたコアである。その他の構成は、図4と同一なのでその重複する説明を省略する。
図22に示した構成は、図21に示した構成の変形例であり、コア87の縦断面をE型にしたので、磁束線33の外周への漏洩を少なくすることができ、コア87を小型化することができる。また、コア87の横断面が丸型なので、角度ずれが生じても、信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる。
0053
図23はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、88は縦断面をE型にしたコアである。その他の構成は、図4と同一なのでその重複する説明を省略する。
図23に示した構成は、図21および図22に示した構成の変形例であり、コア88の縦断面をE型にしたので、磁束線33の外周への漏洩を少なくすることができ、コア88を小型化することができる。
尚、図5および図7に示したポット型についても、縦断面がE型であるため、この例と同様にコアを小型化することができる。
0054
図24はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、89は縦断面をE型にしたコアである。その他の構成は、図4と同一なのでその重複する説明を省略する。
図24に示した構成は、図21に示した構成の変形例であり、コア89の縦断面をE型にしたので、磁束線33の外周への漏洩を少なくすることができ、コア89を小型化することができる。
また、コア89の中足のサイズが小さいので、コイルをコアの外形サイズ内にほぼ収めることができ、全体のサイズを小型化することができる。
0055
図25はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、90は縦断面をT型にした信号用コア(第2コア)、91は縦断面をT型にした電力用コア(第1コア)である。その他の構成は、図8と同一なのでその重複する説明を省略する。
図25に示した構成は、信号用コア90および電力用コア91の縦断面をE型にしたので、磁束線33の外周への漏洩を少なくすることができ、信号用コア90および電力用コア91を小型化することができる。また、信号用コア90および電力用コア91の横断面が丸型なので、角度ずれが生じても、信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる。
0056
図26はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、92は縦断面をT型にした信号用コア(第2コア)、93はその信号用コア92に巻回した信号用コイル、94は縦断面をT型にした電力用コア(第1コア)、95はその電力用コア94に巻回した信号用コイル、96はその電力用コア94に巻回した電力用コイルである。
図26に示した構成は、信号用コア92および電力用コア94の縦断面をE型にし、その信号用コア92に信号用コイル93を巻回すると共に、電力用コア94に信号用コイル95および電力用コイル96を巻回したものである。
このように、電力用コア94であっても信号用コイル95を巻回して信号を伝送することができる。また、信号用コア92および電力用コア94の縦断面をE型にしたので、磁束線33の外周への漏洩を少なくすることができ、信号用コア92および電力用コア94を小型化することができる。
0057
図27はこの発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図であり、図において、101〜103は縦断面をT型にした2次側の制御信号用コア(第2コア)、クロック信号用コア(第3コア)、および映像信号用コア(第3コア)である。104〜107は縦断面をT型にした1次側の信号用コア(第2,第3コア)、108は電力用コイル44と信号用コイル70〜72,77〜80との間に設けられたシールド(磁気シールド)、109はそれら複数のコア、コイル、およびシールドをモジュール化したモールド樹脂である。
図27に示した構成は、図15に示した構成において、信号用コアの縦断面をT型にして、さらに、シールド108とモールド樹脂109を形成したものである。このように、上記実施の形態の構成を組み合わせれば、それらの構成に応じた効果を総合的に得ることができる。
0058
以上のように、この実施の形態9によれば、コアの縦断面をT型またはE型にしたことによって、磁束線33の漏洩を少なくすることができ、コアを小型化することができる効果が得られる。換言すれば、漏洩磁束が少ない分、電力および信号の伝送効率を高めることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、本体機器および本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う信号用コイルとを備え、本体機器および付属機器のうちのいずれか一方の第2コアとその信号用コイルは、第1コアの中心線に対して線対称に2つ配置され、且つそれら2つ配置された信号用コイルの信号線が並列接続されるように構成したので、本体機器に付属機器を着脱自在に取り付けることができると共に、電磁誘導作用により信号および電力を伝送するものなので、着脱時において破損や摩耗による機械的損傷が生じることが少なく、また、外部からの湿気などによって電気的な障害が生じることが少なく、着脱を繰り返し行っても機械的および電気的な信頼性を維持することができる。
また、コアを第1コアと第2コアとに分離することによって、電力と信号との間の干渉を少なくすることができると共に、電力と信号とを分離する回路構成を不要にすることができる。
さらに、本体機器に付属機器を180度向きを変えて装着しても、信号および電力を本体機器および付属機器間で伝送することができる効果が得られる。
【0060】
この発明によれば、本体機器および本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第1信号用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の異なる位置にそれぞれ設けられた1組の第3コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第2信号用コイルとを備え、本体機器および付属機器のうちのいずれか一方の第2コアと第1信号用コイル、および第3コアと第2信号用コイルは、第1コアの中心線に対して線対称に2つ配置され、且つそれら2つ配置された第1信号用コイルの信号線同士、第2信号用コイルの信号線同士が並列接続されるように構成したので、2つの信号をそれぞれ独立して伝送することができ、各信号間の干渉を少なくすることができると共に、各信号を分離する回路構成を不要にすることができる。
また、本体機器に付属機器を180度向きを変えて装着しても、信号および電力を本体機器および付属機器間で伝送することができる効果が得られる。
【0061】
この発明によれば、本体機器および本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う信号用コイルとを備え、本体機器および付属機器のうちのいずれか一方の第2コアとその信号用コイルは、第1コアを中心として同一同心円上に複数配置され、且つそれら複数配置された信号用コイルの信号線が並列接続されるように構成したので、本体機器に付属機器を取り付け面上で回転させて装着しても、信号および電力を本体機器および付属機器間で伝送することができる効果が得られる。
【0062】
この発明によれば、本体機器および本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第1信号用コイルと、本体機器および付属機器に設けられ、付属機器の装着時に対向する別の異なる位置にそれぞれ設けられた1組の第3コアに巻回され、電磁誘導作用により本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第2信号用コイルとを備え、第2コアと第1信号用コイル、および第3コアと第2信号用コイルは、第1コアを中心として同一同心円上に配置され、且つ本体機器および付属機器のうちのいずれか一方の第2コアと第1信号用コイル、および第3コアと第2信号用コイルは、複数配置され、本体機器は、付属機器の装着時の各信号用コイルに伝送される信号の変化に応じて信号の伝送経路を切り替える切り替え回路を備えるように構成したので、本体機器に付属機器を取り付け面上で回転させて装着しても、信号および電力を本体機器および付属機器間で伝送することができる効果が得られる。
【0063】
この発明によれば、本体機器は携帯電子機器で、付属機器は撮像回路を有するカメラ部であり、信号コイルにより伝送される信号は、本体機器から付属機器へ伝送されるその付属機器の動作制御信号および同期をとるためのクロック信号と付属機器から本体機器へ伝送される映像信号であるように構成したので、この構成を携帯電子機器およびカメラ部からなる携帯情報端末機に適用できる効果が得られる。
【0064】
この発明によれば、電力用コイルが巻回されるコアの横断面形状を円形に構成したので、角度ずれが生じても、信号および電力の伝送効率の低下を防ぐことができる効果が得られる。
0065
この発明によれば、電力用コイルが巻回されたコアと信号用コイルが巻回されたコアとの間を磁気シールドするように構成したので、信号用コイルおよび電力用コイル間の電磁気的な干渉を防ぐことができる効果が得られる。
0066
この発明によれば、電力用コイルが巻回されたコアおよび信号用コイルが巻回されたコアをモールド樹脂により一体化し、モジュール化するように構成したので、非接触伝送装置の本体機器および付属機器への実装を容易にしたり、非接触伝送装置の強度を強くしたり、さらに、電磁気的な性能を安定化させることができる効果が得られる。
0067
この発明によれば、コアの縦断面形状をT型またはE型に構成したので、磁束線の漏洩を少なくすることができ、コアを小型化することができる効果が得られる。換言すれば、漏洩磁束が少ない分、電力および信号の伝送効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による携帯情報端末機の非接触伝送装置を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による携帯情報端末機の非接触伝送装置の全体構成を示すブロック回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による携帯情報端末機の非接触コネクタの動作原理を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態4による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態5による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態5による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態6による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態6による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態7による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態8による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図18】 この発明の実施の形態8による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図19】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図20】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図21】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図22】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図23】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図24】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図25】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図26】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【図27】 この発明の実施の形態9による携帯情報端末機の他の非接触コネクタの詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
2 携帯機本体(本体機器)、3 カメラ部(付属機器)、31,36,39,40,84〜89 コア、34,37,43,46 信号用コイル、35,38,44 電力用コイル、41,45,90,92 信号用コア(第2コア)、42,91,94 電力用コア(第1コア)、47,57,67,101 制御信号用コア(第2コア)、48,56,68,102 クロック信号用コア(第3コア)、49,55,69,103 映像信号用コア(第3コア)、50 制御信号用コイル、51 クロック信号用コイル、52 映像信号用コイル、53 信号用コア(第3コア)、54,64〜66,77〜80 信号用コイル(コイル)、58,72 映像信号用コイル(コイル)、59,71 クロック信号用コイル(コイル)、60,70 制御信号用コイル(コイル)、61〜63,73〜76,104〜107 信号用コア(第2,第3コア)、81,108 シールド(磁気シールド)、82,83,109 モールド樹脂。

Claims (9)

  1. 本体機器およびその本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う信号用コイルとを備え、上記本体機器および上記付属機器のうちのいずれか一方の第2コアとその信号用コイルは、上記第1コアの中心線に対して線対称に2つ配置され、且つそれら2つ配置された信号用コイルの信号線が並列接続されたことを特徴とする非接触伝送装置。
  2. 本体機器およびその本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第1信号用コイルと、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する別の異なる位置にそれぞれ設けられた1組の第3コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第2信号用コイルとを備え、上記本体機器および上記付属機器のうちのいずれか一方の第2コアと第1信号用コイル、および第3コアと第2信号用コイルは、上記第1コアの中心線に対して線対称に2つ配置され、且つそれら2つ配置された第1信号用コイルの信号線同士、第2信号用コイルの信号線同士が並列接続されたことを特徴とする非接触伝送装置。
  3. 本体機器およびその本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う信号用コイルとを備え、上記本体機器および上記付属機器のうちのいずれか一方の第2コアとその信号用コイルは、上記第1コアを中心として同一同心円上に複数配置され、且つそれら複数配置された信号用コイルの信号線が並列接続されたことを特徴とする非接触伝送装置。
  4. 本体機器およびその本体機器に着脱自在に取り付けられた付属機器間で信号の伝送を非接触で行わせる非接触伝送装置であって、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する位置にそれぞれ設けられた1組の第1コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器から付属機器に電源電力を供給する電力用コイルと、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する別の位置にそれぞれ設けられた1組の第2コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第1信号用コイルと、上記本体機器および付属機器に設けられ、その付属機器の装着時に対向する別の異なる位置にそれぞれ設けられた1組の第3コアに巻回され、電磁誘導作用により上記本体機器および付属機器間で信号の伝送を行う第2信号用コイルとを備え、上記第2コアと上記第1信号用コイル、および上記第3コアと上記第2信号用コイルは、上記第1コアを中心として同一同心円上に配置され、且つ上記本体機器および上記付属機器のうちのいずれか一方の第2コアと第1信号用コイル、および第3コアと第2信号用コイルは複数配置され、上記本体機器は、上記付属機器の装着時の各信号用コイルに伝送される信号の変化に応じて信号の伝送経路を切り替える切り替え回路を備えたことを特徴とする非接触伝送装置。
  5. 本体機器は携帯電子機器で、付属機器は撮像回路を有するカメラ部であり、信号コイルにより伝送される信号は、本体機器から付属機器へ伝送されるその付属機器の動作制御信号および同期をとるためのクロック信号と付属機器から本体機器へ伝送される映像信号であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の非接触伝送装置。
  6. 電力用コイルが巻回されるコアは、その横断面形状が円形であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の非接触伝送装置。
  7. 電力用コイルが巻回されたコアと信号用コイルが巻回されたコアとの間を磁気シールドしたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の非接触伝送装置。
  8. 電力用コイルが巻回されたコアおよび信号用コイルが巻回されたコアをモールド樹脂により一体化し、モジュール化したことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の非接触伝送装置。
  9. コアの縦断面形状をT型またはE型に形成したことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の非接触伝送装置。
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