JP3744786B2 - チケットレス予約システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、駅構内において、現金を使用しないで乗車券などを購入したり、乗車券を購入せずに改札口を通過する、チケットレスゲーティングシステムなどに関する。
【0002】
【従来の技術】
駅、空港、遊園地、劇場などの改札口で、出札口などで入手した乗車券(入場券)を持たずに改札口を通過できるようにしたチケットレスゲーティングシステムが提案されている。これは、ICカードなどを用いて、使用者を特定し、乗車券(入場券)を発行したり料金を受け取ったりするとともに、乗車券(入場券)を持たずに、ICカードを用いて改札口を通過するシステムとして提案されている。
【0003】
上記のようなチケットレス予約システムでは、出札口に設けた券発行機に、ICカードを示して券の発行を受けたり、改札口に設けたICカード読取装置によってICカードを読み取って改札口を通過するシステムであり、それぞれの装置にICカードを挿入若しくはかざして示す必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、小出力の移動通信端末装置(モバイル端末装置)を用いて乗車券などの発券処理や、改札口の通過などのゲーティング処理を行うようにしたチケットレス予約システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、小出力の移動通信端末装置と、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段を備えたサービス提供装置を有するサービス提供システムとからなるチケットレス予約システムにおいて、移動通信端末装置がマスタとなって、小出力および低感度のサービス提供システムにサービス提供を要求し、サービス提供システムがマスタとなって、通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて特定の移動通信端末装置にサービスを提供するようにした。
【0006】
本発明は、上記チケットレス予約システムにおいて、サービス提供システムに小出力および低感度の通信手段を有する受付装置を設け、移動通信端末装置からサービス提供要求を受付装置が受け付け、サービス提供装置が移動通信端末装置にサービスを提供するようにした。
【0007】
本発明は、上記チケットレス予約システムにおいて、提供するサービスが、改札サービス、乗車券や入場券などのチケット発売サービス、物品の販売などとした。
【0008】
本発明は、小出力の移動通信端末装置と、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段を備えたサービス提供装置を有するサービス提供システムとからなり、移動通信端末装置がマスタとなって、小出力および低感度のサービス提供システムにサービス提供を要求し、サービス提供システムがマスタとなって、通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて特定の移動通信端末装置にサービスを提供するようにしたチケットレス予約システムを構成するサービス提供装置において、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段と、移動通信端末装置を呼び出す移動通信端末呼出機能とを備え、通信端末装置からのサービス提供要求を通信手段の出力を小出力に感度を低感度にして受信し、移動通信端末装置を捕らえると通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて当該通信端末装置と通信を行うようにした。
【0009】
本発明は、小出力の移動通信端末装置と、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段を備えたサービス提供装置と小出力および低感度の通信手段を有する受付装置を備えたサービス提供システムを有し、移動通信端末装置がマスタとなって、受付装置にサービス提供を要求し、サービス提供装置がマスタとなって、通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて特定の移動通信端末装置にサービスを提供するようにしたチケットレス予約システムを構成するサービス提供装置において、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段と、移動通信端末装置を呼び出す移動通信端末呼出機能とを備え、通信端末装置からのサービス提供要求を受けた後、出力を低出力に感度を低感度にした通信手段から通信端末装置を呼び出し、移動通信端末装置を捕らえると通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて当該通信端末装置と通信を行うようにした。
【0010】
本発明は、小出力の移動通信端末装置と、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段を備えたサービス提供装置を有するサービス提供システムとからなり、移動通信端末装置がマスタとなって、サービス提供システムにサービス提供を要求し、サービス提供システムがマスタとなって、通信手段の出力を微小出力に感度を低感度に低下させて特定の移動通信端末装置にサービスを提供するようにしたチケットレス予約システムを構成する移動通信端末装置において、サービス提供システムとの間にリンクを確立する処理と、サービス提供システムに対してサービス提供を要求する処理と、サービス提供装置との間リンクを確立する処理と、サービスを受ける処理を行なうようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるチケットレス予約システムは、駅の改札のほかに博物館、映画館、遊園地、劇場などへの入場の他、切符や入場券の購入、さらに、自動販売機での商品購入などに使用することができる。
【0012】
以下、本発明にかかるチケットレス予約システムの構成を、図面を用いて説明する。
【0013】
チケットレス予約システムのシステム構成を図1に示す。チケットレス予約システムは、2つの構成要素からなる。ひとつはサービスを享受する移動通信端末装置(以下、モバイル端末ともいう)1であり、他方はシステムを構成してサービスを提供するサービス提供システム3である。サービス提供システム3は、例えば駅コンコースの照明器具などに設置した受付装置(以下、ディスパッチャともいう)31と、サービス提供装置32が、LAN(以下、イーサネットともいう)39を介して相互に接続されて構成される。図1に示すとおり、モバイル端末1、ディスパッチャ31、サービス提供装置32は、それぞれ無線通信手段71,731,733を具備し、無線通信システム7上でモバイル端末1に対する全てのサービス提供を完結するように構成される。
【0014】
モバイル端末装置1は、小出力(例えば10mの範囲で0dBm)の移動通信端末装置であり、ディスパッチャ31は、小出力または低感度(例えば10mの範囲で0dBm)の通信手段を有する受付装置であり、サービス提供装置33は、出力を小出力または低感度(例えば10mの範囲で0dBm)と微小出力または極低感度(例えば1mの範囲で−20dBm)の2つの値に変更可能な通信手段を有する装置として構成される。
【0015】
モバイル端末1の表示画面11の例および表示画面のツールバーに示された処理の内容を、図2を用いて説明する。図2は、モバイル端末1の表示装置11に示された表示画面の例を示しており、表示内容の選択や、状況表示などが行われる。
【0016】
ファイル表示を選択すると、通信システムの固定値、プログラムの状態、発行したHCIコマンドとその返値、タイムスタンプなどのテキストベースのログファイル(ログ(開始)、ログ(停止)、ログ(新規))、HCIマクロ読み込みファイル、チケットファイル指定、印刷ファイル、終了ファイルなどを選択して表示することができる。
【0017】
デバッグを選択すると、HCIコマンドと返値を全て表示する逐一表示、HCIコマンドをステップ実行するステップ実行、HCIコマンドをコンソールから手入力するコンソール入力を選択表示することができる。
【0018】
デモを選択すると、デフォルトのディスパッチャとサービス提供装置を相手にしたデモを実行する自動、上記デモにガイダンス機能をつけたガイダンス付、無限にデモを繰り返すループバックを選択表示することができる。
【0019】
ヘルプを選択すると、バージョン情報が表示される。
【0020】
ディスパッチャ31の表示画面311の例および表示画面のツールバーに示された処理の内容を、図3を用いて説明する。図3は、ディスパッチャ31の表示装置311に示された表示画面の例を示しており、表示内容の選択や、状況表示などが行われる。
【0021】
ファイル表示を選択すると、通信システムの固定値、プログラムの状態、発行したHCIコマンドとその返値、タイムスタンプ、イーサネット上の転送内容などのテキストベースのログファイル(ログ(開始)、ログ(停止)、ログ(新規))、HCIマクロ読み込みファイル、チケットファイル指定、印刷ファイル、終了ファイルなどを選択して表示することができる。
【0022】
デバッグを選択すると、HCIコマンドと返値を全て表示する逐一表示、HCIコマンドをステップ実行するステップ実行、HCIコマンドをコンソールから手入力するコンソール入力を選択表示することができる。
【0023】
デモを選択すると、チケットを何でも通す判定省略、更新中のモバイル端末を廃棄し待ち受け状態に復帰する端末削除、判定中のチケットを廃棄し待ち受け状態に復帰する判定中止を選択表示することができる。
【0024】
ヘルプを選択すると、バージョン情報が表示される。
【0025】
サービス提供端末33の表示画面331の例および表示画面のツールバーに示された処理の内容を、図4を用いて説明する。図4は、サービス提供装置33の表示装置331に示された表示画面の例を示しており、表示内容の選択や、状況表示などが行われる。
【0026】
ファイル表示を選択すると、通信システムの固定値、プログラムの状態、発行したHCIコマンドとその返値、タイムスタンプ、イーサネット上の転送内容などのテキストベースのログファイル(ログ(開始)、ログ(停止)、ログ(新規))、HCIマクロ読み込みファイル、チケットファイル指定、印刷ファイル、終了ファイルなどを選択して表示することができる。
【0027】
デバッグを選択すると、HCIコマンドと返値を全て表示する逐一表示、HCIコマンドをステップ実行するステップ実行、HCIコマンドをコンソールから手入力するコンソール入力を選択表示することができる。
【0028】
デモを選択すると、サービス停止する停止、待ち行列の端末を削除する削除を選択表示することができる。
【0029】
ヘルプを選択すると、バージョン情報が表示される。
【0030】
このようなシステムにおける、モバイル端末1、ディスパッチャ31、サービス提供装置33でのサービス処理の一連の動作の概要を図5を用いて説明する。図中、楕円は状態を示し、縦の矢印の順に遷移する。遷移状態は無線通信システム7やイーサネット39上での通信をトリガするほか、自動的な遷移もある。
【0031】
例えば、駅構内においてチケットを購入せずに改札口を通過しようとするモバイル端末1は、サービスを享受すべくコンコースに設置された最も近くにあるディスパッチャ31を呼び出す(ステップS11)、この時モバイル端末1がマスタとなり、ディスパッチャ31がスレーブとなる。モバイル端末1上では、ディスパッチャ31の呼び出しからサービス提供の完了までの一連の動作に対応する状態を持つプログラムが動作している。
【0032】
ディスパッチャ31は、常時モバイル端末1からの呼び出しを待ち受けており(ステップS31)、モバイル端末1からの呼び出しを受けると呼び出しを受け付け(ステップS32)、モバイル端末1との間で無線通信システム7上にリンクを確立する。モバイル端末1は、ディスパッチャ31との間にリンクが確立すると、改札口通過許可を求めるサービス要求を送信し(ステップS12)た後、待機状態に移行し(ステップS13)スレーブとなって、サービス提供装置(マスタ)33からの無線通信システム7上での呼び出しを待つ。
【0033】
ディスパッチャ31は、モバイル端末1のサービス要求の正当性を判定して(ステップS33)、この要求を受け付け、イーサネット39を介してサービス提供装置33にモバイル端末1の情報を通知する(ステップS34)ことで、サービス提供装置33の待ち行列への登録を完了する。
【0034】
通信手段の出力を小出力または感度を低感度にしているサービス提供装置33は、ディスパッチャ31からの通知があるのを待機しており(ステップS51)、通知を受けると自己の待ち行列に登録し、順番がくると当該モバイル端末1を呼び出し(ステップS52)、無線通信7上にリンクを確立した後、当該モバイル端末1の接近を監視する。
【0035】
モバイル端末1は、サービス提供装置33との間にリンクが確立する(ステップS14)と、サービス待ちの状態に移行する(ステップS15)。
【0036】
サービス提供装置33は、近傍にモバイル端末1が接近したことを検知すると(ステップS53)、通信手段の出力を微小出力または感度を極低感度に低下させて例えば最短距離の料金を引き去る処理を実行するとともに改札口のゲートを開き、通過を許可するサービスを提供する(ステップS54)。
【0037】
モバイル端末1は、予めチケットを購入することなく、かつストアードフェアカードなどを用いずに、サービスの提供を受けて改札口を通過する。
【0038】
モバイル端末1は、サービス要求や電子チケットなどをディスパッチャに送付した後、ディスパッチャからの切断要求に従いリンクをきる。
【0039】
サービス提供装置33は、通信手段の出力を小出力または感度を低感度に戻して次ぎのモバイル端末に対する処理に対応する。
【0040】
このような一連の処理において、モバイル端末1と、ディスパッチャ31またはサービス提供装置33は、一方がマスタとなり他方がスレーブとなって、一連の処理を実行する。
【0041】
図5の処理におけるモバイル端末1における表示画面の例を、図6を用いて説明する。図6において、左は、図5におけるモバイル端末1の状態を示し、右はモバイル端末1の画面表示の例を示している。
【0042】
まず、ディスパッチャ31の圏内に入ると、モバイル端末1の表示画面には、「“Welcome!!”」が表示される。
【0043】
呼び出し状態(ステップS11)では、「“状態:呼び出し中 Inquiy”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“ディスパッチャのBD ADDR 0x0000001111”」が表示され、次いで「“状態:呼び出し中 Page”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“ディスパッチャのBD ADDR 0x0000001111”」、「“状態:呼び出し中 リンク確立”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“ディスパッチャのBD ADDR 0x0000001111”」が表示される。
【0044】
次いで、サービス要求状態(ステップS12)では、「“状態:サービス要求中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“ディスパッチャのBD ADDR 0x0000001111”、“チケットを選択して下さい 1 lAxVbFg4kl 2 LpO0jHjjlkdlio”」が表示される。チケットを選択すると「“状態:サービス要求中 チケット送付中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“ディスパッチャのBD ADDR 0x0000001111”、“選択されたチケット 1 lAxVbFg4kl”」が表示され、リンクがきれると待機状態(ステップS13)に移行する。
【0045】
待機状態(ステップS13)では、ディスパッチャの圏外に出てリンクが切れると、「“状態:待機中 リンクが切れました”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」 を表示する。
【0046】
サービス提供装置33の圏内に入り、サービス提供装置33から呼び出しを受けると、モバイル端末1はサービス端末装置33との間にリンクを確立する状態になる。リンク確立状態(ステップS14)では、「“状態:リンク確立中 Inquiry”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“サービス提供装置のBD ADDR 0x001110011”」を表示し、次いで「“状態:リンク確立中 Page”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“サービス提供装置のBD ADDR 0x001110011”」を表示して、サービス待ちの状態になる。
【0047】
サービス待ちの状態(ステップS15)では、「“状態:サービス待ち中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“サービス提供装置のBD ADDR 0x001110011”」を表示した後、「“See You Soon!!”」と表示される。サービスの提供を受ると、一連の処理を終了する。
【0048】
図5の処理におけるディスパッチャ31における表示画面の例を、図7を用いて説明する。図7において、左は、図5におけるディスパッチャ31の状態を示し、右はディスパッチャ31の画面表示の例を示している。
【0049】
まず、ディスパッチャ31表示画面には、「“I disupatch you!”」が表示される。
【0050】
待ち受け状態(ステップS31)では、「“状態:待ち受け中”」が表示され、次いで「“状態:待ち受け中 Inquiy”、“端末のBD ADDR 0x00000000001」が表示される。さらに、「“状態:待ち受け中 Page”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」、「“状態:待ち受け中 リンク確立”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」が表示される。
【0051】
受け付け状態(ステップS32)では、「“状態:受付中 チケット受付”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”、“チケット番号 lAxVbFg4kl”」が表示される。
【0052】
判定状態(ステップS33)では、「“状態:判定中 結果待ち”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」 を表示する。
【0053】
通知状態(ステップS34)では、「“状態:通知中 待ち行列に登録中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示し、ステップS31に戻って待ち受け状態となる。
【0054】
図5の処理におけるサービス提供装置33における表示画面の例を、図8を用いて説明する。図8において、左は、図5におけるサービス提供装置33の状態を示し、右はサービス提供装置33の画面表示の例を示している。
【0055】
まず、サービス提供装置33の表示画面には、「“I provide service”」が表示される。
【0056】
待ち受け状態(ステップS51)では、「“状態:待ち受け中”」が表示され、ディスパッチャ31から通知を受けると「“状態:待ち受け中 待ち行列の登録中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」が表示されモバイル端末1の要求を待ち行列に登録する。待ち行列があるときには、待ち行列の先頭を選択して「“状態:待ち受け中 先頭を選択”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示する。
【0057】
待ち行列のないときまたは先頭を選択した後の呼び出し状態(ステップS52)では、「“状態:呼び出し中 Inquiry”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示し、「“状態:呼び出し中 Page”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示しリンク確立処理を実行する。リンクが確立すると「“状態:呼び出し中 リンク確立”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示する。
【0058】
次いで「“状態:呼び出し中 サービス準備中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」 を表示し、接近検知状態(ステップS53)に移行して接近を検知する状態になるとともにサービス提供の準備を行い、「“状態:接近検知中 サービス準備中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示する。その後、モバイル端末1の接近を検知すると、サービス提供状態(ステップS54)に移行し、「“状態:サービス提供中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示して、サービスを提供する。
【0059】
一方、ステップS52におけるリンク確立状況表示の後、サービス準備が完了すると、「“状態:接近検知中 サービス準備完了”、“端末のBD ADDR0x00000000001”」を表示する。接近検知状態(ステップS53)に移行し、「“状態:接近検知中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示し、その後、モバイル端末1の接近を検知すると、サービス提供状態(ステップS54)に移行し、「“状態:サービス提供中”、“端末のBD ADDR 0x00000000001”」を表示して、サービスを提供する。
【0060】
図9を用いて、ディスパッチャ31およびサービス提供装置33の処理を複数に分割しプロセス間通信を用いて複数のモバイル端末1A,1Bへサービスを提供する場合について説明する。
【0061】
この例では、ディスパッチャ31は、プロセスを、待ち受け/受付プロセスと、判定/通知プロセスに分割しており、サービス提供装置地33は、プロセスを待ち受け/呼び出しプロセスと、サービス提供プロセスに分割している。
【0062】
モバイル端末1Aがディスパッチャ31を呼び出すと(ステップS11A)、待ち受け中(ステップS31)のディスパッチャ31は呼出しAを受信すると、呼出しAを受け付け(ステップS32)、ディスパッチャ33は、その旨をモバイル端末1Aに通知する(受付A)とともに、続く処理をプロセス間通信(ステップS32T)により、判定/通知プロセスに渡し、次ぎの呼び出しの待ち受け(ステップS31)に戻る。
【0063】
呼び出しが受け付けられたモバイル端末1Aは、ディスパッチャ31にサービスの提供を要求(サービス要求A)し(ステップS12A)、待機状態に移行する(ステップS13A)。
【0064】
一方、モバイル端末1Bがディスパッチャ31を呼び出すと(ステップS11B)、待ち受け中(ステップS31)のディスパッチャ31は呼出しBを受信すると、呼出しBを受け付け(ステップS32)、ディスパッチャ33は、その旨をモバイル端末1Bに通知する(受付B)とともに、続く処理をプロセス間通信(ステップS32T)により、判定/通知プロセスに渡し、次ぎの呼び出しの待ち受け(ステップS31)に戻る。
【0065】
呼び出しが受け付けられたモバイル端末1Bは、ディスパッチャ31にサービスの提供を要求(サービス要求B)し(ステップS12B)、待機状態に移行する(ステップS13B)。
【0066】
モバイル端末1Aからサービス要求Aを受けたディスパッチャ31は、要求の内容を判定し(ステップS33)、判定結果Aをイーサネットを介してサービス提供装置33へ通知した(ステップS34)後、ステップS33に戻り次ぎの判定処理に備える。
【0067】
同様に、モバイル端末1Bからサービス要求Bを受けたディスパッチャ31は、要求の内容を判定し(ステップS33)、判定結果Bをイーサネットを介してサービス提供装置33へ通知した(ステップS34)後、ステップS33に戻り次ぎの判定処理に備える。
【0068】
判定結果Aを受けたサービス提供装置33は、待ち受け/呼び出しプロセスで呼び出し処理を実行して(ステップS52)、モバイル端末1Aを呼び出す(呼出しA)とともに、プロセス間通信Aによって、処理をサービス提供プロセスに渡し、次ぎの判定結果を待ち受ける。
【0069】
モバイル端末1Aは、呼出しAを受けるとサービス提供装置33との間にリンクを確立し(ステップS14A)、サービス待ちの状態となる(ステップS15A)。
【0070】
サービス提供装置31のサービス提供プロセスでは、モバイル端末1Aの接近を検知すると(ステップS53)、モバイル端末1Aにサービスを提供した(ステップS54)後、ステップS53に戻り、次ぎの接近検知に備える。
【0071】
一方、モバイル端末1Bは、呼出しBを受けるとサービス提供装置33との間にリンクを確立し(ステップS14B)、サービス待ちの状態となる(ステップS15B)。
【0072】
サービス提供装置31のサービス提供プロセスでは、モバイル端末1B接近を検知すると(ステップS53)、モバイル端末1Bにサービスを提供した(ステップS54)後、ステップS53に戻り、次ぎの接近検知に備える。
【0073】
このようにして、ディスパッチャ31およびサービス提供装置33は、複数のモバイル端末1A,1Bに対して、受付けからサービス提供までの処理を並行してかつ連続して行うことができる
【0074】
一方、モバイル端末Aからの呼び出しに対処した後待ち受け中のディスパッチャに、他のモバイル端末Bから呼び出しがあると、ディスパッチャは、待ち受け/受付プロセスで呼び出しを受け付け、その旨をモバイル端末Bに通知するとともに、続く処理をプロセス間通信により、判定/通知プロセスに渡し、次ぎの呼び出しの待ち受けに戻る。
【0075】
呼び出しが受け付けられたモバイル端末Bは、ディスパッチャにサービスの提供を要求し、待機状態に移行する。
【0076】
サービス要求を受けたディスパッチャは、要求の内容を判定し、判定結果をイーサネットを介してサービス提供装置へ通知する。
【0077】
判定結果を受けたサービス提供装置は、待ち受け/呼び出しプロセスで呼び出し処理を実行してモバイル端末AB呼び出すとともに、プロセス間通信によって、サービス提供プロセスに渡し、次ぎの判定結果を待ち受ける。
【0078】
モバイル端末Bは呼び出しを受けるとサービス提供装置との間にリンクを確立し、サービス待ちの状態となる.
【0079】
サービス提供プロセスでは、モバイル端末Bの接近を検知するとモバイル端末Bにサービスを提供する。
【0080】
このようにしてディスパッチャやサービス提供装置は、プロセス間通信を用いたmある地タスクにより、一時に複数のモバイル端末の受付と、複数のモバイル端末へのサービス提供を行うことができる。
【0081】
上記のチケットレス予約システムを、鉄道における切符を発行せずに改札を通過するシステム(チケットレス改札システム)に用いた場合の具体的な実施例を、図10以降を用いて説明する。
【0082】
図10は、この実施例に駅構内の状況を模式的に示す図である。駅構内には、複数のディスパッチャ31−1〜31−5が、例えば照明器具と一体化されて設けられている。
【0083】
駅構内には、みどりの窓口、待合室、ディスパッチゾーン、ラッチ(改札口)ゾーン、ラッチゾーンとディスパッチゾーンを結ぶエントランスゾーン、ラッチ内のロビーゾーンが設けられ、みどりの窓口には、ディスパッチャ31−1と、従来型のみどりの窓口や、従来型の券売機51の他に、本発明のサービス提供装置として構成される発券機33Bが複数台設けられている。待合室には、複数台のディスパッチャ31−2〜31−4と、複数台の発券機52からなる電子化されたみどりの窓口(e−みどりの窓口)と、本発明のサービス提供装置として構成される自動販売機33C−1〜33C−3が設けられている。ディスパッチゾーンには、ディスパッチャ31−5が設けられ、ラッチゾーンには、サービス提供装置33とサービス提供装置33によって動作する改札機35−1〜35−5が設けられている。ディスパッチャ31は、例えば、10mの範囲で0dBmの感度を有している。
【0084】
このような構成のチケットレス予約システムの動作を、図11を用いて説明する。この例では、予めモバイル端末1に、電子チケットが購入されている場合で説明する。
【0085】
図11(A)に示すように、モバイル端末1がディスパッチゾーンにあるときに、モバイル端末1とディスパッチャ31との間で、問合せ(Inquiry)、呼出し(Page)、SDPの処理が行われた後、ディスパッチャ31からの電子チケットの要求に対し、モバイル端末1から電子チケットを提示すると、ディスパッチャ1から所定の有効期間を有する通行暗号(バウチャ)の発行がなされ、リンクが切断される。この一連の処理は、モバイル端末1がマスタとなって実行される。
【0086】
モバイル端末がエントランスゾーンに到達すると、図11(B)に示すように、サービス提供装置33からモバイル端末1に対して問合せ(Page)が行われ、通行暗号(バウチャ)の問合せが行われる。モバイル端末1は、通行暗号(バウチャ)を連呼し、通過準備が行われる。この処理は、サービス提供装置31がマスタとなって行われる。この時点では、サービス提供装置31は、10mの範囲で0dBmの感度を有している。
【0087】
さらに、モバイル端末1がラッチゾーンに進むと、図11(B)に示すように、サービス提供装置31は1mの範囲で−20dBmの狭い範囲でモバイル端末1を捕らえ、改札機35に設けた光センサが、モバイル端末1(所持者)の侵入を検知すると、サービス提供装置33は通行暗号(バウチャ)を問合せ、モバイル端末1が連呼する通過暗号(バウチャ)を検出して、通過者を特定して、改札機35のゲートを開いたままにするなどの通過処理を行う。この処理はサービス提供装置33がマスタとなって行われる。
【0088】
図11(D)に示すように、改札機35の光センサがモバイル端末1が通過したことを検出すると、サービス提供装置33は、交信範囲を10m0dBmに広げ、通過暗号(バウチャ)を無効化して、通過処理を終了する。
【0089】
上記の例では、予め電子チケットが購入されている例を示したが、予め、チケットレスで対応するように契約がなされている場合には、図11(A)における電子チケットの要求に対して、ID番号や暗証番号を回答することによって、その後の処理において、改札機を通過して入場した時点で初乗り運賃を引き去り、目的地で改札機を通過する時点で運賃を精算する電子決済方法などにより、予め電子チケットを購入する手間を省くことができる。
【0090】
図12を用いて、劇場などのディスパッチゾーンが設けられない場合の処理を説明する。モバイル端末1がエントランスゾーンに入ると、モバイル端末1とサービス提供装置33との間で、問合せ(Inquiry)、呼出し(Page)、SDPの処理が行われた後、ディスパッチャ31からの電子チケットの要求に対し、モバイル端末1から電子チケットが提示されると、ディスパッチャ1から所定の有効期間を有する通行暗号(バウチャ)が発行される。この処理は、モバイル端末1がマスタとなりサービス提供装置33がスレーブとなって行われる。通行暗号を発行した後、サービス提供装置33から主従交換要求(Role Change Request)が送信され、モバイル端末1がスレーブとなり、サービス提供装置33がマスタとなる。この時点では、サービス提供装置31は、10mの範囲で0dBmの感度を有している。
【0091】
モバイル端末1が、ラッチゾーンに進むと、図12(B)に示すように、サービス提供装置31は1mの範囲で−20dBmの狭い範囲でモバイル端末1を捕らえ、サービス提供装置33からモバイル端末1に対して通行暗号(バウチャ)の問合せが行われ、モバイル端末1は、通行暗号(バウチャ)を連呼し、発券準備が行われる。改札機35に設けた光センサが、モバイル端末1(所持者)の侵入を検知すると、サービス提供装置33は通行暗号(バウチャ)を問合せ、モバイル端末1が連呼する通過暗号(バウチャ)を検出して、通過者を特定して、初乗り運賃の引き去りなどの発券処理を行う。この処理はサービス提供装置33がマスタとなって行われる。
【0092】
図12(C)に示すように、改札機35の光センサがモバイル端末1が通過したことを検出すると、サービス提供装置33は、交信範囲を10m0dBmに広げ、電子チケットを無効化して、通過処理を終了する。
【0093】
このようにして、現金およびチケットを持たずに開札を通過することが可能となる。
【0094】
図13に示すように、本発明によれば、サービス提供装置33からモバイル端末1に対して、上記以外のサービスを提供することができる。図13は、モバイル端末1の画面に表示される例を示している。
【0095】
例えば、モバイル端末1が駅に到着し、ディスパッチゾーンにある時点では、ディスパッチャ31との対話によって、図13(A)に例示するように、最も近い時刻における列車情報や、他線区の運行情報根戸を表示する情報サービス画面を表示する。
【0096】
図13(B)に例示するように、モバイル端末1がラッチゾーンに入ると、サービス提供装置33との対話によって、有効期限が平成12年の10月2日の東京−戸塚間の定期券であるなどの改札内容を表すゲーティング画面を表示する。
【0097】
また、e−みどりの窓口において、サービス提供装置33である自動発券機から電子チケットを予約する場合には、サービス提供装置33との対話によって、図13(C)に例示する、空席照会画面などを表示する。
【0098】
サービス提供装置33として自動販売機を設置したキオスクにおいて、iOカードなどを購入する場合には、サービス提供装置33との対話によって、図13(D)に例示する買物画面を表示する。
【0099】
本発明にかかるチケット予約システムの、他の実施の形態を説明する。この実施の形態は、モバイル端末1との対話は、ディスパッチャに代わるアクセスポイントで行い、チケットの予約と電子決済を行うようにした態様である。
【0100】
この実施の形態にかかるチケットレス予約システムは、2つの構成要素からなる。ひとつはサービスを享受するモバイル端末1であり、他方はサービスを提供するサービス提供システム3である。サービス提供システム3は、アクセスポイント30と、予約センター32と、チケット配信サーバ35と、決済銀行36と、信販会社37のそれぞれのPCがイーサネットまたはインターネット若しくは専用線39を介して接続されている。モバイル端末1とアクセスポイント30は、無線通信手段71,730を具備し、無線通信システム7上で、モバイル端末1に対する全てのサービス提供を完結する。
【0101】
アクセスポイント30は、モバイル端末1のサービス予約を受け付ける。アクセスポイント30は、イーサネットや専用線39を利用して予約センター32に紹介し予約業務を行う。モバイル端末1に空席情報(商品)や料金・運賃を提示し予約を促す。モバイル端末1からの予約依頼と決済情報に基づき、アクセスポイント30は決済銀行36ないし信販会社37に決済可能か照会を行う。同時に、依頼された商品のレコードをロックし保留状態にするよう予約センタ32に依頼する。照会の結果決済可能と判断されると、ロックしていた商品のレコードに決済情報を予約済みとを書きこむ。この後、当該レコードの情報をチケット配信サーバ35が参照し、電子チケットを生成し、暗号化の上アクセスポイント30に送付する。アクセスポイント30は、この電子チケットを無線通信システム7上でモバイル端末1に転送し、予約業務を終了する。
【0102】
モバイル端末1は、サービスを享受すべくアクセスポイント30を呼び出し、無線通信システム7上にリンクを確立する。このときモバイル端末1がマスタとなる。サービス要求を行った時点で、マスタとスレーブの立場はアクセスポイント30からの要求で切り替える。アクセスポイントから送られてきた後、空席(商品)情報や料金・運賃を表示して、ユーザの選択を促す。予約が完了すると、アクセスポイント30から電子チケットが送付され、モバイル端末1は内部のストレージに保存して一連の予約動作を終了する。
【0103】
【発明の効果】
本発明によれば、ディスパッチャ31は、広い範囲でモバイル端末1と通信することができ、改札機35に入るずっと手前からサービス提供装置33にサービスの提供を要求することができる。さらに、サービス提供装置は、状況によって、通信範囲を広げたり狭めたりすることができるので、特定の改札機35や販売機と対話することが可能となり使用者を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるチケットレス予約システムの構成の概要を説明するシステム構成図。
【図2】モバイル端末の表示装置の表示例を説明する図。
【図3】ディスパッチャの表示装置の表示例を説明する図。
【図4】サービス提供装置の表示装置の表示例を説明する図。
【図5】図1に示したチケットレス予約システムにおける処理の流れを説明する処理流れ図。
【図6】モバイル端末における処理の流れと表示装置に表示される内容を説明する図。
【図7】ディスパッチャにおける処理の流れと表示装置に表示される内容を説明する図。
【図8】サービス提供装置における処理の流れと表示装置に表示される内容を説明する図。
【図9】図1に示したチケットレス予約システムにおける他の処理の流れを説明する処理流れ図。
【図10】本発明にかかるチケット予約装置を駅に適用した場合の構成を説明する図。
【図11】改札処理の態様を説明する図。
【図12】改札処理の他の態様を説明する図。
【図13】モバイル端末におけるサービス提供の例を説明する図。
【図14】本発明の第2の実施の形態にかかるチケットレス予約システムの構成の概要を説明するシステム構成図。
【符号の説明】
1 モバイル端末(移動通信端末装置)
11 表示画面
3 サービス提供システム
31 ディスパッチャ(受付装置)
32 予約センタ
33 サービス提供装置
35 チケット配信サーバ
36 決済銀行
37 信販会社
39 通信回線(イーサネット、LAN、インターネット
7 無線通信システム
730,731,733 通信手段
Claims (8)
- 小出力の移動通信端末装置と、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段を備えたサービス提供装置を有するサービス提供システムとからなるチケットレス予約システムにおいて、
移動通信端末装置がマスタとなって、小出力および小感度の通信手段を備えたサービス提供システムにサービス提供を要求し、サービス提供システムがマスタとなって、通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて特定の移動通信端末装置にサービスを提供することを特徴とするチケットレス予約システム。 - サービス提供システムに小出力および低感度の通信手段を有する受付装置を設け、移動通信端末装置からサービス提供要求を受付装置が受け付け、サービス提供装置が移動通信端末装置にサービスを提供するようにした請求項1に記載のチケットレス予約システム。
- 提供するサービスが、改札サービスである請求項1または請求項2に記載のチケットレス予約システム。
- 提供するサービスが、乗車券や入場券などのチケット発売サービスである請求項1または請求項2に記載のチケットレス予約システム。
- 提供するサービスが、物品の販売である請求項1または請求項2に記載のチケットレス予約システム。
- 小出力の移動通信端末装置と、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段を備えたサービス提供装置を有するサービス提供システムとからなり、移動通信端末装置がマスタとなって、小出力および低感度の通信手段を備えたサービス提供システムにサービス提供を要求し、サービス提供システムがマスタとなって、通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて特定の移動通信端末装置にサービスを提供するようにしたチケットレス予約システムを構成するサービス提供装置において、
出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段と、移動通信端末装置を呼び出す移動通信端末呼出機能とを備え、
通信端末装置からのサービス提供要求を通信手段の出力を小出力に感度を低感度にして受信し、
移動通信端末装置を捕らえると通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて当該通信端末装置と通信を行うようにしたことを特徴とするサービス提供装置。 - 小出力の移動通信端末装置と、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段を備えたサービス提供装置と小出力および低感度の通信手段を有する受付装置を備えたサービス提供システムを有し、移動通信端末装置がマスタとなって、受付装置にサービス提供を要求し、サービス提供装置がマスタとなって、通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて特定の移動通信端末装置にサービスを提供するようにしたチケットレス予約システムを構成するサービス提供装置において、
出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段と、移動通信端末装置を呼び出す移動通信端末呼出機能とを備え、
通信端末装置からのサービス提供要求を受けた後、出力を小出力に感度を低感度にした通信手段から通信端末装置を呼び出し、
移動通信端末装置を捕らえると通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度にして当該通信端末装置と通信を行うようにしたことを特徴とするサービス提供装置。 - 小出力の移動通信端末装置と、出力および感度を少なくとも2の値に変更可能な通信手段を備えたサービス提供装置を有するサービス提供システムとからなり、移動通信端末装置がマスタとなって、サービス提供システムにサービス提供を要求し、サービス提供システムがマスタとなって、通信手段の出力を微小出力に感度を極低感度に低下させて特定の移動通信端末装置にサービスを提供するようにしたチケットレス予約システムを構成する移動通信端末装置において、
サービス提供システムとの間にリンクを確立する処理と、サービス提供システムに対してサービス提供を要求する処理と、サービス提供装置との間リンクを確立する処理と、サービスを受ける処理を行なうことを特徴とする移動通信端末装置。
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