JP3743538B2 - 製袋包装機におけるプルダウンベルトの位置決め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺の包材から包装物を連続的に形成してゆく形式の製袋包装機における吸引式プルダウンベルトの位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
筒状に曲成した包材を横シール機構のもとへ引き降すプルダウンベルトについては、一般に、ベルトと充填筒との間で包材を強く挟みつけて引下ろす形式のものが広く用いられているが、この種のものは、充填筒側にローラやすべり板を埋込む必要があって充填物の通過経路を狭くしてしまったり、接触圧力をプログラム的に調整することが困難であるといった不都合を有しており、また、このような問題を解消すべく本出願人が特開平5−4609号公報において提案したプルダウンベルト、つまり包材を吸引力によって吸着しつつ引下ろしてゆく形式のプルダウンベルトでは、上述したような不都合を有しない反面、プルダウンベルトと包材との間のギャップが大きすぎても小さすぎても、包材を吸引力によって効率よく搬送することができないといった点でさらに改善すべき余地が残されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この種の吸引式のプルダウンベルトが抱える上述した問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、筒状に曲成した包材に対し、摩擦力を利用するには十分でない程度のわずかな力でプルダウンベルトを自動的に接触させることのできる新たな製袋包装機におけるプルダウンベルトの位置決め装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明はこのような課題を達成するための製袋包装機におけるプルダウンベルトの位置決め装置として、筒状に曲成した長尺の包材を吸引式のプルダウンベルトにより横シール部位へ移送する形式の製袋包装機において、上記プルダウンベルトを原点位置から筒状に曲成した包材の表面へ移動変位させる駆動手段と、上記プルダウンベルトが包材の表面に近接したことを上記プルダウンベルトを支持する弾性部材の変位により検知する手段と、上記検出手段の検出出力をもとに上記駆動手段を停止させ、ついで吸着作用をもたらすのに必要な距離だけ上記プルダウンベルトを上記包材の表面から離間させるべく制御する制御手段と、を備えるようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の実施例について説明する。
図面は、プルダウンベルトの位置決め装置についての本発明の一実施例を示したものである。
【0006】
図2は、筒状に曲成された包材Sに向けて離間接近するように移動制御された吸引式のプルダウンベルト機構を示したもので、一対のプルダウンベルト1、1は、それぞれターンバックル3に螺合したベルト支持フレーム4、4に支持された上、機枠2に固定されたステップモータ5によりフォーマチューブ9と原点位置との間を移動するように構成されており、また、これらのプルダウンベルト1、1の移動量は、駆動モータ5に取付けたロータリエンコーダ6を介して駆動モータ5の回転に比例したパルス発信器7により検出されるように構成されている。
なお、図中符号8は、包材Sの縦の縁同士を溶着するヒーターベルトを示している。
【0007】
図1は、上記下プルダウンベルト1の位置調整機構についての本発明の実施例を示したものである。
この装置は、機枠2上のステップモータ5に駆動されて回転するターンバックル4によりベルト支持フレーム4を離間接近させるように構成されている。
【0008】
この調整フレーム4の先端には、平行四辺形リンク18を介してプルダウンベルト1を支持するL型支持板17が取付けられ、さらに、ベルト支持フレーム4の先端一側に突出した突部16とL型支持板17との間には弱い復帰バネ13が介在していて、このバネ13によりプルダウンベルト1を常時ニュートラルの位置、つまり図中実線で示した無負荷の位置に保持するように構成されている。
【0009】
また、上記したL型支持板17には、ベルト支持フレーム4の一側に突出する被検知ロッド14が取付けられていて、ベルト支持フレーム4に設けたリミットスイッチ19によって検出することにより、プルダウンベルト1が包材Sに接触したことを検知できるようにように構成されている。
【0010】
このように構成された実施例において、いま指定されたフォーマチューブ9が装置に装着され、図示しない操作ボタンが押されると、ステップモータ5により駆動されて回転を始めたターンバックル3は、左右の一対のベルト支持フレーム4を原点位置から接近させ、平行四辺形リンク18を介して支持したプルダウンベルト1をフォーマチューブ9に沿うように位置する包材Sに接触させる。
【0011】
この接触にはある程度の接触圧を伴うが、上述したように、プルダウンベルト1とベルト支持フレーム4とは弱い復帰バネ16を介して互いに逆方向に取付けられているため、プルダウンベルト1が包材Sに接触した場合には、プルダウンベルト1の停止とともに被検知ロッド14は図1の2点鎖線位置へ突出する。
【0012】
したがって、このような状態になると、ベルト支持フレーム4上のリミットスイッチ19は、この被検知ロッド14を検出して、その検出信号をモータ制御手段に出力し、ステップモータ5を数パルス分逆転させて、図3に示したようにプルダウンベルト1を包材Sの表面から若干後退させることにより、包材Sを吸引するのに適した位置にプルダウンベルト1を位置させる。
【0013】
なお、上述した実施例では、ベルト支持フレーム4の先端とL形支持板17との内に弱い復帰バネ13を介在させるとともに、L形支持板17に被検出ロッド14を取付けて、ベルト支持フレーム4とプルダウンベルト1との間の相対的な変位をベルト支持フレーム4上のリミットスイッチ19により検出するように構成したものであるが、平行板バネを介してプルダウンベルト1をベルト支持フレーム4に取付けて、プルダウンベルト1とベルト支持フレーム4との間の相対的な変位を、平行板バネに設けた歪ゲージにより検出するように構成することもできる。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、プルダウンベルトを弾性部材を介して支持し、その弾性部材の変位を検出してプルダウンベルトの移動を停止させることにより、プルダウンベルトを摩擦力を利用するには充分でない僅かな力で、これを包材に自動的に接触させることができ、接触した後でプルダウンベルトを包材表面から僅かに後退させて包材への接触圧を小さくすることにより、包材とその内側のフォーマチューブとの間の摩擦による抵抗を軽減して、包材をスムーズに連続送りさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなすベルト位置調整機構を示した図である。
【図2】本発明が適用されたプルダウンベルト機構を示した斜視図である。
【図3】ベルト位置調整機構の動作を示した図である。
【符号の説明】
1 プルダウンベルト
4 ベルト支持フレーム
5 ステップモータ
13 復帰バネ
18 平行四辺形リンク
19 リミットスイッチ
S 包材
Claims (1)
- 筒状に曲成した長尺の包材を吸引式のプルダウンベルトにより横シール部位へ移送する形式の製袋包装機において、
上記プルダウンベルトを原点位置から筒状に曲成した包材の表面へ移動変位させる駆動手段と、上記プルダウンベルトが包材の表面に近接したことを上記プルダウンベルトを支持する弾性部材の変位により検知する手段と、上記検出手段の検出出力をもとに上記駆動手段を停止させ、ついで吸着作用をもたらすのに必要な距離だけ上記プルダウンベルトを上記包材の表面から離間させるべく制御する制御手段と、からなる製袋包装機におけるプルダウンベルトの位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27554996A JP3743538B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 製袋包装機におけるプルダウンベルトの位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27554996A JP3743538B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 製袋包装機におけるプルダウンベルトの位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10101008A JPH10101008A (ja) | 1998-04-21 |
JP3743538B2 true JP3743538B2 (ja) | 2006-02-08 |
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ID=17557004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27554996A Expired - Fee Related JP3743538B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 製袋包装機におけるプルダウンベルトの位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3743538B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP27554996A patent/JP3743538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10101008A (ja) | 1998-04-21 |
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