JP3742327B2 - 植木鉢ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植木鉢を覆うケースに関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭やオフィス、レストラン等で室内の雰囲気を和ませるため、植物が飾られてきた。特に近年、大型の観葉植物等を植えた植木鉢を配置し、間仕切や室内の雰囲気作りに積極的に利用する傾向にある。このような植木鉢では、植物の種類だけでなく鉢自体もデザイン性の高いものが使用され、室内の演出に利用されることが多い。
【0003】
一方、このような鉢植えの植物は、たっぷりの水を供給し、水はけ良く維持することが生育上大切である。そのため、供給された水は、植木鉢から適度に排水されるようあらかじめ植木鉢の底には穴が設けられている。そして、この排水で周りを汚さないように、室内では植木鉢が水受皿の上に載せられることが多い。この水受皿に水が貯まったままの状態が続くと根腐れしやすくなるため、水受皿の水を頻繁に廃棄することが必要となる。しかし、水受皿の水を廃棄しようとすると植木鉢を水受皿から持ち上げる必要があり、特に大型の植木鉢になるとこの作業がきわめて労力を要するものであった。そのため植木鉢からの排水の処理を簡便化するための技術が従来提案されている。
【0004】
例えば、実開平5−63241号公報には、植木鉢が足のついた受台に載置され、水受皿が受台の下面側に着脱自在に保持される技術について開示されている。ここでは、水受皿は、植木鉢を直接載せずに受台に取り付けられているため、植木鉢を動かさずに水受皿のみを取り外すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この実開平5−63241号公報の技術では、植木鉢の保持に課題がある。ここではキャスタを設け植木鉢の移動を簡便化しているものの、受台の上に植木鉢が載置されているだけであるため、受台と植木鉢が分離しやすい。特に大型の植木鉢の場合には、上方に葉が茂って重心が高く傾倒しやすくなっている。そのため、植木鉢の移動時や地震の発生時、人がぶつかった時等には、受台から植木鉢がずり落ちたり倒れたりすることが心配され、植木鉢を安定的に保持する点において改良の余地があった。
【0006】
また、水受皿が受台の下に着脱自在に取り付けられているため、その大きさが制限されてしまうという課題がある。大型の植木鉢の場合には、植木鉢にたっぷり水を供給すると植木鉢から出る水も大量となる。水受皿の容量が不足すると植木鉢から出た排水を十分に貯めることができず、溢れて周りを汚したり、頻繁に水を捨てる作業が必要になったりする。水受皿の容量を大きくするために、水受皿を大きな径のものにすると、受台に着脱自在に取り付けることが困難になるとともに、受台からはみ出した外観となり全体の美観が損なわれる。また、水受皿を深いものにすると、受台の足を長くする必要があり、重心が上がって不安定となりさらに植木鉢が傾倒しやすくなってしまう。
【0007】
さらに、このような大型の植木鉢は、前述したように積極的に室内の雰囲気作りに活用される。そのため、デザイン性に優れた外観が得られたり、室内のレイアウトの変更等に応じて容易に外観を変えたりできることも望まれていた。
【0008】
このような課題を考慮して、本発明では、装飾に利用される植木鉢が、大型であったり重心の高いものであったりしても安定的に保持することができるとともに、植木鉢からの排水を容易に処理することができ、さらには外観にも優れた植木鉢ケースを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の植木鉢ケースは次のような手段を採用する。
【0010】
すなわち、請求項1では、植木を表出させて植木鉢を覆うケースであって、植木鉢とこの植木鉢からの排水を受ける水受皿とを上下に離間して収納するケース本体と、ケース本体に設けられて水受皿が出し入れされる扉部とが備えられ、ケース本体には、植木鉢を嵌合させ係止させる開口が設けられた上板と、水受皿を載置するための底板とが備えられ、上板の上方には、この上板から離間するように取り付けられ上板の開口より小さく形成された表出口を上板の開口と重なる位置に有しケース本体からの植木鉢及び植木の根本付近の露出を抑制しつつ植木のみを表出させるための開閉自在なカバー部が設けられる。
【0011】
この手段では、ケース本体に、植木鉢と水受皿が収納されているため、見かけ上はケース本体から植木が表に出たように見うけられる。そのため、ケース本体のデザインや外観のみが視認され、植木鉢の鉢や水受皿の外観を気遣う必要がない。また、水受皿に貯まった排水は、水受皿が植木鉢と上下に離間しているため、植木鉢を動かさなくても水受皿のみを扉部から出し入れするだけで処理される。
また、植木鉢は上板の開口に嵌合されることで、水受皿と上下に離間される。
さらに、植木鉢の植木の根元付近は汚れが多かったり、安価な鉢では見栄えが悪く外観を損なったりするため、カバー部で隠して露出を抑制することにより、全体としての美観がさらに向上される。また、カバー部とケース本体の色、形、素材の組み合わせにより、デザイン性が向上される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の植木鉢ケースの実施の形態(1)について図面に基づいて説明する。図1は実施の形態(1)の取り付けを示す斜視図、図2は実施の形態(1)の取り付け後の斜視図、図3は図2のA−A線で切断した縦断面図である。
【0013】
実施の形態(1)の植木鉢ケース1は、植木11を表出させて植木鉢10を覆うケースであって、植木鉢10とこの植木鉢10からの排水21を受ける水受皿20とを上下に離間して収納するケース本体30と、ケース本体30に設けられて水受皿20が出し入れされる扉部31とが備えられる。
【0014】
実施の形態(1)のケース本体30は、植木鉢10を覆って外観を向上させるもので、その色、柄、形、素材等を自由に選択できる。実施の形態(1)では、直方体形状のケース本体30を適用している。このケース本体30により、植木鉢10はその鉢13が隠されて植木11のみ表出するため、鉢13は外観を全く気にせず、廉価な素材や軽量な素材を用いることができる。
【0015】
ケース本体30は、上板32と底板33と4面の側板を有し、4面の側板のうち1面が扉部31として形成されている。図1中では、扉部31を横に開閉するためのヒンジ部材311が省略されている。そして、上板32には、開口321が穿孔されている。この開口321は、植木鉢10の植木11を上方に表出するためと、植木鉢10自体をケース本体30へ出し入れするために形成されている。図1中では開口321は円形に形成されている。これは、植木鉢10の鉢13が一般的に円形が多いためで、鉢13の形状に合わせて円形以外の形状に形成してもよい。なお、実施の形態(1)では、植木鉢10をケース本体30の上方向から出し入れする形態を説明しているが、開口321を扉部31側の端部まで連続させて例えばU字型に形成し、ケース本体30の横方向から出し入れするように構成しても良い。
【0016】
ケース本体30の底板33には、植木鉢10から滴下した排水21を受けて溜める水受皿20が載置される。この水受部20は、扉部31を開けてケース本体30の横方向から出し入れされる。水受皿20は外から視認されないので、ケース本体30に収納できる範囲であれば、できるだけ大きなものを使用でき、大型の植木鉢10に十分給水しても、その排水を溢れさせる心配がない。またこの底板33の下面には植木鉢ケース1全体を移動させるときのために、移動部40としてキャスタが取り付けられている。このキャスタの少なくとも1箇所には、安全のために可動・固定用のロック機構が取り付けられていることが望ましい。
【0017】
上板32と底板33との間には、矩形の支持板34が棚状に取り付けられている。対向する側板35、35には、複数の高さで位置決め部材351が突設されている。支持板34は位置決め部材351と嵌合するよう形成されており、どの高さの位置決め部材351を利用して支持板34を取り付けるかにより、ケース本体30内での支持板34の高さを変更することができる。この支持板34の高さは、支持板34に載置する植木鉢10の大きさ(高さ)により適宜決められる。植木鉢10が大きい(高い)場合には、支持板34は低めに取り付けられ、植木鉢10の鉢13が開口321から突出して露出し、外観を損なわないように設定される。逆に植木鉢10が小さい(低い)場合には、支持板34は高めに取り付けられ、植木鉢10に植えられた植木11がケース本体30の内部に隠れてしまわないように設定される。
【0018】
支持板34には、植木鉢10に予め設けられている排水口12からの排水を通過させることができるよう排水口341が設けられている。一般的に植木鉢10の排水口12は底の中央に設けられているため、排水口341も支持板34の中央に円形に設けているが、植木鉢10に合わせて適宜変更可能である。この排水口341の大きさは、植木鉢10が落ちない程度であることが望ましい。
【0019】
ケース本体30の上板32には、カバー部50が取り付けられている。このカバー部50は、植木鉢ケース1の外観をさらに向上させるために設けられたものである。カバー部50の中央には、植木11を表に出すための表出口51が、上板32の開口321より小さく形成されている。実施の形態(1)では、円形に形成されているが、これに限定されるものではなく、その他に多角形やデザイン的な形状に形成してもよい。カバー部50は上板32の上方に位置するよう上板2に付設され、上板32の開口321とカバー部50の表出口51が重なる位置にある。植木鉢10の植木11の根元付近は、土等が付着して汚れていることが多く、また廉価な鉢13を使用していると、外から見えると全体の雰囲気を損なうことがある。そのため、カバー部50を設けることで、植木鉢ケース1から植木鉢10が露出することを抑制し、植木11のみを表出させて、全体を美しく見せることができる。
【0020】
このカバー部50は、実施の形態(1)では、2枚のパネル部材52、52からなっており、このパネル部材52に設けられた切り欠きどうしを付き合わせることで、表出口51が形成される。またパネル部材52は、いずれも上板32にヒンジ部材53で上方向に開閉自在に取り付けられている。カバー部50の表出口51は小さく形成されているため、植木鉢10をケース本体30の開口321に出し入れする際には、パネル部材52が上方向に開かれる。なお、カバー部50の色、柄、形、素材等をケース本体30と合わせたり、またあえて異なるものを選んだりすることで全体としてのデザイン性を高めることができる。
【0021】
このように構成された植木鉢ケース1の動作について説明する。まず、植木鉢10の大きさに応じて、支持板32をどの高さの位置決め部材351に取り付けるかが決められ、支持板32がケース本体30の内部に棚状に取り付けられる。
【0022】
次に、2枚のパネル部材52を上方向に開け、開口321から植木鉢10を支持板32上に載置する。そして、扉部31を開けて横方向から水受皿20を底板33の上に載置する。水受皿20は排水を溜めるに十分な容量のものを外観にとらわれずに使用できる。水受皿20は、植木鉢10の排水口12から支持板34の排水口341を通過して滴下する排水21を受けるために、底板33の中央付近に置かれる。
【0023】
植木鉢10及び水受皿20のセットが完了したら、扉部31とパネル部材52、52を閉じる。これにより図2に示されるように、ケース本体30からは植木鉢10の植木11のみが表出し、鉢13や水受皿20は全く隠された状態が得られる。
【0024】
そして、植木鉢10への水遣りの際には、カバー部50のパネル部材52の一方あるいは双方を開け、植木11の根元に給水される。給水された水は、植木鉢10からの排水21として水受皿20に溜められるが、適時、扉部31を開けて水受皿20のみ横方向に取り出され廃棄される。
【0025】
また、レイアウトの変更等で、植木鉢ケース1を移動させたい場合には、移動部40のキャスタを可動状態にして、任意の位置に移動される。
【0026】
さらに、植木鉢10を交換したい場合には、セットしたときの逆で、パネル部材52を開けて植木鉢10を取り出して交換が行われる。植木鉢10の大きさが異なる場合には、支持板34の取り付け高さを替えるだけ適応させることできる。
【0027】
このように実施の形態(1)では、植木鉢ケース1に植木鉢10を収納することにより、外観上は、美しい植木11とデザインされたケース本体30及びカバー部50のみが認識され、設置された空間に合わせて優れた雰囲気を提供できる。また、植木鉢ケース1は、植木鉢10の下側を覆って完全に収納しているため、全体としての重心が下がり安定性が高められる。上方に葉が茂った植木や背が高い植木のように従来なら倒れやすい植木であっても、植木鉢ケース1が傾いたり植木鉢ケース1から植木鉢10が脱落したりし難いため高い安全性が得られる。もちろん、背が低い植木や小型の植木に適応しても良い。
【0028】
また、水遣りの際には、パネル部材52を開けて作業することで、カバー部50やケース本体30を水で汚す心配もない。そのため、カバー部50やケース本体30に布製や皮製金属製の素材を使用することもできる。また、水受皿20の排水21の処理では、植木鉢10を従来のように動かす必要がないため、楽に排水を廃棄できる。
【0029】
さらに、植木鉢ケース1の移動は、移動部40のキャスタを用いて手軽に実施できるとともに、上述したように植木鉢10の下方がケース本体30に完全に収納された状態であるため、移動時の脱落の心配がなく、安全に作業できる。
【0030】
次に、本発明の植木鉢ケースの実施の形態(2)について図面に基づいて説明する。図4は実施の形態(2)の断面図である。なお、実施の形態(1)と同様の説明には同一符号を付し詳細を省略する。
【0031】
実施の形態(2)の植木鉢ケース1は、ケース本体30への植木鉢10の取り付けが異なっている点を特徴としている。この実施の形態では、上板32の開口321に植木鉢10の鉢13を嵌合させて植木11を表出させている。植木鉢10の鉢13は、一般的に上端131側に縁部132が形成され、上端131側から下端133側にかけて小径となるテーパ形状になっていることが多い。そのため、多少大きさにばらつきのある植木鉢10でも、開口321に係止させることができる。また、あらかじめ収納する植木鉢10が決まっている場合や、植木鉢10のサイズに規格がある場合には、その形状や大きさに合わせて開口321を形成してもよい。
【0032】
なお、この実施の形態(2)は、実施の形態(1)と組み合わせて実施してもよい。ケース本体30に位置決め部材351を備え支持板34の位置を替えて植木鉢10を載置させるとともに、より大きな植木鉢10の場合には、開口321に嵌め込んで支持板34を外して収納するようにすることで、幅広い範囲の植木鉢10の大きさに1つの植木鉢ケース1で適応させることができる。その他の作用、効果は実施の形態(1)と同様である。
【0033】
次に、本発明の植木鉢ケースの実施の形態(3)について図面に基づいて説明する。図5は実施の形態(3)の断面図である。なお、実施の形態(1)と同様の説明には同一符号を付し詳細を省略する。
【0034】
実施の形態(3)の植木鉢ケース1も、ケース本体30への植木鉢10の取り付けが異なっている点を特徴としている。この実施の形態では、排水口361を有する台状部材36を設けて、この台状部材36の上に植木鉢10を載置している。このとき水受皿20は台状部材36の下に配置される。台状部材36の形状は、脚が設けられたものでも、筒状のものでもいずれでもよい。また、水受皿20は、台状部材36の下方に置かれるだけで、外部から視認もされないので、その形状、大きさは自由に選択できる。
【0035】
この実施の形態(3)は、ケース本体30の形状により、支持板34を取り付けにくい場合等に好適である。その他の作用、効果は実施の形態(1)と同様である。また、この実施の形態(3)も実施の形態(1)と同様に実施の形態(2)と組み合わせてもよい。
【0036】
次に、本発明の植木鉢ケースの実施の形態(4)について図面に基づいて説明する。図6は実施の形態(4)の取り付けを示す斜視図、図7は実施の形態(4)の縦断面図である。実施の形態(4)は、実施の形態(1)の応用であるため同様の説明には同一符号を付し詳細を省略する。
【0037】
実施の形態(4)の植木鉢ケース1は、全体が略々円柱形に形成されたことを特徴としている。この実施の形態では、まずケース本体30が円筒形状を有しており、円形の上板32と底板33と外周面を形成する側板36を備え、側板36の一部が観音開き状に開閉する扉部37、37として形成されている。図6中では扉部37を開閉するヒンジ部材311が省略されている。
【0038】
実施の形態(4)のカバー部50は、中央に円形の表出口51を備え全体としてリング形状を呈するように構成されている。ここでは、半円のリング部材54、54を付き合わせることで形成されている。このリング部材54は、断面が略々コの字状で、平坦な面を上にして着脱式に植木鉢10の鉢13の上端131、あるいは上板32に被せるように載置される。
【0039】
また、この実施の形態では、水受皿20に貯まった排水を植木鉢10への給水として再利用する手段が取り付けられている。この手段としては、図7に示すように一方が水受皿20の水に浸され、他方が植木鉢10の排水口から鉢13の内部に差込まれた吸上げ部材22が取り付けられている。この吸上げ部材22は毛細管現象を生じて、水受皿20の水を、少しずつ鉢13の内部に供給する。これにより、植木11が水不足となることを解消するとともに、排水の処理を頻繁に行う必要がなくなる。
【0040】
なお、図6、図7では、植木鉢10を開口321に嵌め込んで取り付けた場合を図示しているが、実施の形態(1)のように支持板34と位置決め部材351を備え、植木鉢10の大きさにより支持板34に植木鉢10を載置して収納してもよい。
【0041】
この実施の形態(4)では、植木鉢ケース1の全体を円柱形にすることでデザイン性が向上される。その他の作用、効果は実施の形態(1)と同様である。また、実施の形態(1)〜(4)を組み合わせて実施してもよい。
【0042】
次に、本発明の植木鉢ケースの実施の形態(5)について図面に基づいて説明する。図8は実施の形態(5)の取り付けを示す斜視図である。実施の形態(5)は、実施の形態(1)の応用であるため同様の説明には同一符号を付し詳細を省略する。
【0043】
実施の形態(5)の植木鉢ケース1は、カバー部50の開閉機構をスライド式にしたことを特徴としている。このカバー部50は、実施の形態(1)と同様に2枚のパネル部材52、52から形成されているが、これらは、上板32の上面に平行に設置されたレール部材55、55に沿って摺動することで開閉するように構成されている。植木鉢10の植木10の根元付近に栄養剤14等が差込まれたり、土の上に肥料が撒かれたりする場合もあるが、カバー部50で隠すことによりこれらが露出し美観を損なうことも防止できる。
【0044】
また、この実施の形態では、水受皿20が載置される底板33もスライド式に引き出されることを特徴としている。この引き出しの手段は、カバー部50のようにレール部材が取り付けられても、リブ上の突起の上に底板33が載置されているだけでも、その他の手段でもよい。これにより低い位置で出し入れされる水受皿20の取り出し作業がさらに容易に行われる。なお、扉部31を上下に分割し、その下方を底板33の手前側(引き出す側)に取り付けて引き出し用の扉としてもよい。この場合、上方の扉部31を開けずに底板33のみを引き出して廃水処理ができるとともに、底板33に取り付けられた扉部により、水受皿20が外部から視認されることもない。
【0045】
次に、本発明の植木鉢ケースの実施の形態(6)について図面に基づいて説明する。図9は実施の形態(6)の取り付けを示す斜視図である。実施の形態(6)は、実施の形態(1)の応用であるため同様の説明には同一符号を付し詳細を省略する。
【0046】
実施の形態(6)の植木鉢ケース1は、ケース本体30をデザインにあわせて自由な形状の組み合わせにより形成する例を示している。ここでは、U字型の開口321を設けた上板32と、底板33とを1枚の部材の曲げ加工により連続して形成するとともに、上板32と底板33との間に配置された扉部31と側板35とが全体で円筒を立てたような形状に形成している。断面形状が略々半円形を呈する扉部31が、断面形状が略々半円形を呈する側板35の内側にスライド式に出入りして開閉する機構(レール等は図示していない)を採用している。扉部31と側板35とで形成される円筒形状の径を、開口321より大きくすることで、上板32にカバー部50の機能を持たせている。底板33には、排水口361と脚362を有する台状部材36が載置され、その上には植木鉢10が横方向から出し入れされて載せられる。また、台状部材36の下には、水受皿20が挿入され、植木鉢10が台状部材36に載った状態でも廃水処理が可能である。これらは、扉部31を閉めることで、もちろん外部からは視認されない。
【0047】
なお、上記構成を、上板32と扉部31及び側板35との間に、上板32の下に少し隙間を開けて平行にU字型の開口を設けた板材を設ける構成に変形させ、この板材と上板32との間に、鉢13の縁部132を引っ掛けるようにし、台状部材36を省略しても良い。このとき、上板32に設けた開口321を前記板材に設けた開口より小さくしておくと、上板32がカバー部50としての機能を発揮する。
【0048】
上板32と底板33の素材は任意に選択できるが、例えば金属製の素材を用い、曲げ加工で形成するとデザイン性が高められる。また、扉部31と側板35も金属製の素材を選択すると、さらに統一感を増し美観を向上することができる。このように、ケース本体30の外観や形状、素材は、植木鉢ケース1の設置される環境に合わせて自由に形成することができる。この実施の形態のその他の作用、効果は実施の形態(1)と同様である。
【0049】
なお、上述の実施の形態(1)〜(6)を組み合わせて実施してもよい。
【0050】
また、実施の形態(1)〜(6)では、カバー部50の開閉の機構は、上板33と兼用の形態を含めていくつか説明したが、カバー部50の外観のデザイン等は図示したものに限定されず、設置環境、使用者の嗜好に応じて適宜選択できる。また、場合によっては、植木鉢ケース1からカバー部50を省略してもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上、詳述してきたように、本発明の植木鉢ケースは、植木を表出させて植木鉢を覆う、言い換えれば植木鉢の下方の鉢を覆って収納するため、植木鉢全体を安定して保持することができ、設置時や移動時に植木鉢が傾倒したり脱落したりすることを抑制し、安全性が高められる。
【0052】
また、それと同時に、水受皿を植木鉢と上下に離間して収納しているため、水受皿の排水処理の際に植木鉢を動かす必要が無く、きわめて簡単に処理ができるようになった。
【0053】
さらに、植木鉢の鉢や水受皿が隠されているため、これらの外観を気にすることなく、設置された空間に応じてケース本体により優れた外観を提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態(1)の取り付けを示す斜視図である。
【図2】実施の形態(1)の取り付け後の斜視図である。
【図3】図2のA−A線で切断した縦断面図である。
【図4】実施の形態(2)の断面図である。
【図5】実施の形態(3)の断面図である。
【図6】実施の形態(4)の取り付けを示す斜視図である。
【図7】実施の形態(4)の縦断面図である。
【図8】実施の形態(5)の取り付けを示す斜視図である。
【図9】実施の形態(6)の取り付けを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 植木鉢ケース
10 植木鉢
11 植木
12 排水口
13 鉢
131 上端
132 縁部
133 下端
14 栄養剤
20 水受皿
21 排水
22 吸上げ部材
30 ケース本体
31 扉部
311 ヒンジ部材
32 上板
321 開口
33 底板
34 支持板
341 排水口
35 側板
351 位置決め部材
36 台状部材
361 排水口
362 脚
37 扉部
40 移動部
50 カバー部
51 表出口
52 パネル部材
53 ヒンジ部材
54 リング部材
55 レール部材

Claims (1)

  1. 植木を表出させて植木鉢を覆うケースであって、植木鉢とこの植木鉢からの排水を受ける水受皿とを上下に離間して収納するケース本体と、ケース本体に設けられて水受皿が出し入れされる扉部とが備えられ、ケース本体には、植木鉢を嵌合させ係止させる開口が設けられた上板と、水受皿を載置するための底板とが備えられ、上板の上方には、この上板から離間するように取り付けられ上板の開口より小さく形成された表出口を上板の開口と重なる位置に有しケース本体からの植木鉢及び植木の根本付近の露出を抑制しつつ植木のみを表出させるための開閉自在なカバー部が設けられてなる植木鉢ケース。
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