JP3741516B2 - フック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、揚艇装置において用いられるフック装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
母船に対して小型艇を上げ下ろしする揚艇装置のうち、いわゆるダビット(ボートや錨などを上げ下ろしするための2本1組の吊り柱)を用いた揚艇装置については、例えば実公昭60−17436号公報に提案がなされている。
【0003】
図3、図4には、この揚艇装置を示す。図示されるように、母船の船体1の舷側近傍の甲板3には、一対の柱状のダビットフレーム2の基端が固設される。これらのダビットフレーム2は船体1の内側上方に湾曲し、各ダビットフレーム2の先端側は、甲板3上に立設した壁面4に固設されている。
【0004】
また、各ダビットフレーム2上には、一対の柱状のクレードル5が配設される。これらのクレードル5は、それぞれダビットフレーム2に沿って案内され、ダビットフレーム2の基端側と先端側の間で往復移動自在となっている。
【0005】
これらのクレードル5は、略中央部から先端側が、舷側方向に向かって湾曲するとともに、先端付近と中央付近にそれぞれ滑車7、8を備えている。これらの滑車7、8には、各ダビットフレーム2の裏面に設置されたウインチ装置10、11から伸び出したワイヤロープ12が、ダビットフレーム2の基端側に固定された滑車9に掛け回された後に、掛け回される。また、滑車7から伸び出したワイヤロープ12の先端には、フック装置13が設けられ、このフック装置13の吊り下げ用金具15を介して小型艇14が吊り下げられるようになっている。なお、この場合、滑車7、9の間の滑車8は、滑車7、9とは反対側からワイヤロープ12を押さえ込む形にしておく。
【0006】
以上のような構成により、ウインチ装置10、11からワイヤロープ12が繰り出されると、ダビットフレーム2の先端側(図4の実線の位置)にあったクレードル5は、ダビットフレーム2の基端側(図4の二点鎖線の位置)に移動するとともに、滑車7からはワイヤロープ12が繰り出され、小型艇14は海上に投入される。
【0007】
また、ウインチ装置10、11の駆動によりワイヤロープ12が巻取られると、まず、クレードル5に比較して軽量の小型艇14がクレードル5の先端側まで引き上げられた後、ダビットフレーム2の基端側にあったクレードル5が、ダビットフレーム2の先端側へと移動して、小型艇14が甲板3上に収容される。
【0008】
図3、図4に示す揚艇装置は、概略、以上のように構成されるが、このような揚艇装置において用いられるフック装置としては、例えば実開昭61−9393号公報に提案がなされている。
【0009】
図5、図6には、このフック装置20を示す。図示されるように、フック装置20のフレーム21は、一定間隔で平行に配設される一対のサイドプレート22と、この両サイドプレートの間に配設されたスペーサ23、24、25から構成され、チェーン26を介して図示されないワイヤロープ(例えば図3、図4に示す揚艇装置のワイヤロープ12)に吊り下げられるようになっている。
【0010】
これらのサイドプレート22の下端には、円弧部27を備えた爪部28が設けられる。さらに、これらのサイドプレート22の間には、両サイドプレート22を貫通して設けられた軸29の回りで回動自在のフック30が設けられ、このフック30と爪部28の円弧部27との間で、後述するシャックル40をつかむようになっている。なお、このフック30は、フック30に固設したピン31とサイドプレート22の上部に固設したピン32との間に張られたバネ33により、シャックル40を解放する回転方向(図6の矢印A方向)に付勢されている。
【0011】
このフック30の上方には、両サイドプレート22を貫通して設けられた軸34の回りを回動自在の操作レバー35が設けられる。この操作レバー35は基端側(軸34側)にカム部36を備え、このカム部36はフック30上端の肩部36に当接している。
【0012】
これにより、操作レバー35が図6に実線で示した嵌合位置にあるときには、フック30は、肩部37をカム部36により、バネ33の付勢力に抗してシャックル40をつかむ方向(図6の矢印B方向)に押さえ込まれ、シャックル40はフック装置20把持される。一方、操作レバー35を、図6の矢印C方向に、二点鎖線で示した離脱位置まで回動させると、カム部36と肩部37との当接が外れ、フック30はバネ33により、図5に二点鎖線で示すように、シャックル40の解放方向(矢印A方向)に回動し、フック装置20からシャックル40が解放されるようになっている。
【0013】
なお、この操作レバー35は、バネ38により嵌合位置方向(図6の矢印D方向)に付勢されるとともに、両サイドプレート22を貫通する取り外し可能のストッパピン39により嵌合位置側からの回動を規制され、フック装置20によるシャックル40の把持が、確実に確保され続けるようになっている。
【0014】
シャックル40は、小型艇14(例えば図3、図4の小型艇14)の船首または船尾などに設けられるもので、メッセンジャーロープ42により、フック30と爪部28の間に案内される。すなわち、このメッセンジャーロープ41は、フック30先端の貫通穴42に挿通され、端部を結び目43で抜け止めされており、小型艇14を揚収するときには、図6に二点鎖線で示すようにシャックル40に係合したメッセンジャーロープ41を矢印E方向に引き上げれば、シャックル40がフック30と爪部28(円弧部27)との間に導かれるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この図5、図6に示すようなフック装置20は、重量が重く、作業者にとって十分に操作性がよいもとのは言えない。特に、フック装置20を介して引き上げられる小型艇14の重量が重くなると、フック装置20も大型の大重量のものを使用する必要があり、操作性が悪くなってしまう。
【0016】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、揚艇装置のワイヤロープ先端に設けられ小型艇を把持するフック装置において、簡素な構成による軽量のものを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、揚艇装置のワイヤロープ先端に小型艇を連結するためのフック装置において、ワイヤロープ先端に固定された略円盤状の凸部材と、小型艇上に固設され前記凸部材と嵌合するドーム状の凹部材と、前記凹部材側面に形成され前記凸部材が通過可能な嵌合穴と、前記凹部材上端に設けられ前記凸部材の径よりも小さくかつ前記ワイヤロープ径よりも大きい開口部と、前記嵌合穴と前記開口部の間に形成され前記ワイヤロープが通過できる一方で前記凸部材は通過できない幅の切り欠き部と、前記凹部材の中空部内に設けられ起立状態にて前記嵌合穴の大きさを狭めるストッパと、前記ストッパを起立状態になるように中空部側から凹部材外側に向かって付勢する付勢手段とを備え、前記凸部材の上面を球面状に形成すると共に、前記凹部材の上端内側の開口部周辺に前記凸部材の上面と嵌まり合う湾曲部を形成することによって前記小型艇がワイヤロープに吊り下げられ、前記凸部材が前記凹部材の外側から内側に嵌合するときには前記ストッパを押し倒して前記凹部材の内部に入り込める一方で、前記凸部材が前記凹部材の内部に入り込んだ後には前記凸部材は前記ストッパにより狭められた前記嵌合穴から抜け出せないようにした
【0019】
第2の発明は、前記嵌合穴の前方に凸部材を案内する案内台を備えた。
【0021】
の発明は、前記ストッパと連係するレバーを備え、前記付勢手段に抗してこのレバーの操作することにより前記ストッパを凹部材の内側に倒れ込ませることができるようにした。
【0022】
【作用】
第1の発明では、揚艇装置のフック装置により、ワイヤロープと小型艇とを連結するときには、ワイヤロープ先端の凸部材を凹部材側方の嵌合穴から凹部材内部に嵌合させ、また、連結を解除するときには、凸部材を凹部材の嵌合穴から凹部材外部に取り外す。このとき、凸部材上方のワイヤロープは、凹部材の切り欠き穴から開口部へと導かれる。さらに、揚艇装置側のワイヤロープにより小型艇を吊り下げたときには、凸部材は凹部材上端側に移動し、凸部材の上面が凹部材の上端内周の湾曲部と嵌合し、凹部材と凸部材の嵌合は安定的に保たれる。このように、凸部材は、開口部および切り欠き部から凹部材外部に外れることはできなくなるので、ワイヤロープと小型艇の連結は、フック装置の凹部材と凸部材を介して確実になされる。このように、本発明によれば、フック装置は、凸部材と凹部材から構成されるので、フック装置の小型軽量化が図れるとともに、フック装置による連結および連結解除の作業は容易である。また、凸部材は、凹部材の外側から内側に嵌合するときには、ストッパを押し倒して凹部材の内部に入り込める一方で、凸部材が凹部材の内部に入り込んだ後には、付勢手段により起立したストッパに邪魔されて嵌合穴から抜け出せないので、海上の波で小型艇が上下に揺られたときなど、凸部材が凹部材の中空部内で動いたとしても、凸部材は凹部材の外側に飛び出してしまうことはなく、フック装置によるワイヤロープと小型艇の連結は確保される。
【0024】
の発明では、凸部材は、案内台に沿って、凹部材の嵌合穴へとスムーズに導かれる。
【0026】
の発明では、フック装置の連結解除時には、ストッパと連係するレバーの操作により、ストッパを凹部材の内側に倒せば、凸部材はストッパと干渉することなく嵌合穴から抜け出すことができ、フック装置の連結解除は容易に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0028】
図1、図2に、本発明のフック装置50を示す。なお、このフック装置50は、例えば図3、図4に示したような揚艇装置において、フック装置13の代わりに用いられるものである。
【0029】
図示されるように、このフック装置50は、小型艇14側に固設された凹部材51と、ワイヤロープ12の先端に取り付けられ、凹部材51と嵌合する凸部材52とから構成される。
【0030】
さらに詳しく説明すると、凹部材51は、中空のドーム状部材であり、下端側のフランジ53において、小型艇14上に複数のボルト54を介して固設されている。また、この凹部材51の中空部59の上端側は凹部材51の中心側へ向かって湾曲し、上端の開口部55の大きさを狭めるようになっている。
【0031】
一方、この凹部材51の側面には、凸部材52が嵌合する嵌合穴56が形成される。さらに、この嵌合穴56と開口部55との間の凹部材51の側面には、嵌合穴56の径より狭く、開口部55の径と略同じ幅の切り欠き部57が、垂直方向に切り欠かれる。これにより、凹部材52が嵌合穴56に嵌合するときに、凹部材52上方のワイヤロープ12がこの切り欠き部57を通過できるようになっている。
【0032】
なお、この嵌合穴56の前方には、嵌合穴56の下端56Aと略同一高さの案内台58が固設され、凸部材51はこの案内台58に沿って嵌合穴56まで案内されるようになっている。
【0033】
凸部材52は略円盤状の部材であり、凹部材51の上端側内周の湾曲面51Aにぴったり嵌まり合うように球面状に湾曲した上面52Aを備え、この上面52Aの中央においてワイヤロープ12と連結される。さらに、この凸部材52の径は、嵌合穴56の径よりも狭く、開口部55の径よりも大きくされ、凸部材52は嵌合穴56から凹部材52の内部に入り込める一方で、図1に示すように開口部55側に引き上げられて、湾曲部52Aと接したときには、切り欠き部57を通って横方向には抜け出せないようになっている。
【0034】
さらに、嵌合穴56の下方には、抜け出し防止装置60が設けられ、いったん凸部材52が凹部材51内に入り込んだならば、嵌合穴56からも抜け出せないようになっている。
【0035】
この抜け出し防止装置60は、凹部材51の両側面に貫通した両端を回転自在に支持された回転軸61を備える。この回転軸61の略中央部分には、所定の幅を有するストッパ62が嵌合し、ボルト63により固定され、このストッパ62は回転軸61とともに回転自在となっている。
【0036】
さらに、このストッパ62は、凹部材51底部に固定の底部材64との間に設けられたバネ65により、凹部材51の中空部59側から凹部材51の外側に向かって回転するように付勢される。これにより、常態では、このストッパ62は、起立状態で嵌合穴56の大きさを狭めるようになっているが、嵌合穴56から凸部材52が入り込んで来たときには、凸部材52に押されたストッパ62は、バネ65の付勢力にに抗して、中空部59側に底部材64の傾斜面64Aに当接するまで倒れ込み、嵌合穴56を広げて凸部材52が中空部59へ導入されるのを許容する。
【0037】
一方、いったん凸部材52が中空部59内に導入されたならば、ストッパ62は再び起立状態となり、凸部材51により凹部材51の内側から押されたとしても、嵌合穴56の下端56Aに当接して凹部材51の外側に倒れることはない。したがって、凸部材52は、ストッパ62により狭められた嵌合穴56から抜け出せず、凹部材51と凸部材52の嵌合は確実に保持され続ける。
【0038】
また、回転軸61の凹部材51の側面を貫通した一端には、レバー66が垂直に取り付けられる。これにより、凸部材52を凹部材51の中空部59から取り外したいときには、レバー66の操作によりバネ64に抗して回転軸61を回転させて、ストッパ62を底部材64側に倒れ込ませれば、凸部材52を嵌合穴56から凹部材51外部に抜け出させることができるようになっている。
【0039】
つぎに作用を説明する。
【0040】
揚艇装置において小型艇14を海上に投入し、また海上から引き上げるときには、フック装置50により揚艇装置のクレードル5から繰り出されるワイヤロープ12と小型艇14を連結する。このためには、まず、ワイヤロープ12を小型艇14側に十分繰り出し、ワイヤロープ12先端の凸部材51を、小型艇14上の凹部材51側方の案内台58上にもって来て、さらに案内台58上から嵌合穴56へと導く。この場合、嵌合穴56を狭めるストッパ62は容易に凹部材51の内側へと倒れ込むので、凸部材52は、凹部材51内の中空部59へ容易に導くことができる。なお、この場合、凸部材52上方のワイヤロープ12は、切り欠き部57を通って開口部55へと至る。
【0041】
この状態で、小型艇14をフック装置50を介してワイヤロープ12で吊り下げれば、中空部59内に導かれた凸部材52は、ワイヤロープ12に引っ張られて開口部55側に移動し、凸部材52の上面52Aが凹部材51上端側の湾曲部51Aに嵌合する。これにより、凸部材52および凹部材51は、小型艇14の重みにより安定的に一体に保たれ、小型艇14は母船の船体1に対して安定して上げ下ろしされる。
【0042】
また、この場合、ストッパ62はバネ65の付勢力により起立状態にあり、また、中空部59側から押されても嵌合穴56の下端56Aに当接して、凹部材51外側に倒れることはできない。したがって、海上の波で小型艇14が上下に揺られ、凸部材52上面52Aと凹部材51の湾曲部51Aの嵌合が外れたときにも、凸部材51は凹部材52の外側に飛び出してしまうことはない。
【0043】
一方、フック装置50によるフックを解除して、ワイヤロープ12と小型艇14を切り離すときには、レバー66を操作して、ストッパ62が凹部材51内側の底部材64側に倒れるように、回転軸61を回転させれば、ストッパ62が無くなった嵌合穴56は凸部材51を取り出せる大きさとなるので、凸部材51は嵌合穴56を通って凹部材52から容易に取り外すことができる。
【0044】
このように、本発明のフック装置50は簡素な構造をしているので、フック装置50の軽量化を図れる。また、フック作業は、凸部材52を凹部材51の嵌合穴56内に導くだけで行い得、また、フックの解除作業は、レバー66の操作で嵌合穴56からストッパ62を移動させて、凸部材52を凹部材51の嵌合穴56から取り外すだけで行い得るので、フックおよびフックの解除の作業を容易に行うことができる。さらに、フック装置50のフック時に、凹部材52の中空部59内に収容された凸部材51は、ストッパ62により凹部材52の外部に飛び出してしまうことはないので、フック装置50によるフックは小型艇14が波などで揺れた場合でも外れてしまうことはない。
【0045】
【発明の効果】
第1の発明によれば、フック装置による連結は、ワイヤロープ先端の凸部材を凹部材側方の嵌合穴から凹部材内部に嵌合させ、ワイヤロープにより小型艇を吊り下げることにより、凸部材を凹部材上端側の開口部および切り欠き部側に移動させるだけでよい一方、フック装置の連結解除は、凸部材を凹部材の嵌合穴から取り外すだけでよいので、フック装置による連結および連結解除の作業は容易であり、また、凸部材と凹部材から構成されるフック装置は、小型軽量化することができる。また、ワイヤロープにより小型艇を吊り下げるときには、凸部材の上面が凹部材の上端内周の湾曲部と嵌合し、凹部材と凸部材の嵌合は安定的に保たれる。さらに、凸部材は、凹部材の外側から内側に嵌合するときには、ストッパを押し倒して凹部材の内部に入り込める一方で、凸部材が凹部材の内部に入り込んだ後には、付勢手段により起立したストッパに邪魔されて嵌合穴から抜け出せないので、海上の波で小型艇が上下に揺られたときなど、凸部材が凹部材の中空部内で動いたとしても、凸部材は凹部材の外側に飛び出してしまうことはなく、フック装置によるワイヤロープと小型艇の連結は確保される。
【0047】
の発明によれば、凸部材は、案内台に沿って、凹部材の嵌合穴へとスムーズに導かれる。
【0049】
の発明によれば、フック装置の連結解除時には、ストッパと連係するレバーの操作により、ストッパを凹部材の内側に倒せば、凸部材はストッパと干渉することなく嵌合穴から抜け出すことができ、フック装置の連結解除は容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】揚艇装置の基本構造を示す正面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】従来のフック装置を示す側面図である。
【図6】図5のF−F断面図である。
【符号の説明】
1 船体
2 ダビットフレーム
5 クレードル
7 滑車
8 滑車
9 滑車
10 ウインチ装置
11 ウインチ装置
12 ワイヤロープ
14 小型艇
50 フック装置
51 凹部材
51A 上面
52 凸部材
52A 湾曲面
55 開口部
56 嵌合穴
57 切り欠き部
58 案内台
59 中空部
60 抜け出し防止装置
61 回転軸
62 ストッパ
65 バネ
66 レバー

Claims (3)

  1. 揚艇装置のワイヤロープ先端に小型艇を連結するためのフック装置において、
    ワイヤロープ先端に固定された略円盤状の凸部材と、小型艇上に固設され前記凸部材と嵌合するドーム状の凹部材と、
    前記凹部材側面に形成され前記凸部材が通過可能な嵌合穴と、
    前記凹部材上端に設けられ前記凸部材の径よりも小さくかつ前記ワイヤロープ径よりも大きい開口部と、
    前記嵌合穴と前記開口部の間に形成され前記ワイヤロープが通過できる一方で前記凸部材は通過できない幅の切り欠き部と、
    前記凹部材の中空部内に設けられ起立状態にて前記嵌合穴の大きさを狭めるストッパと、
    前記ストッパを起立状態になるように中空部側から凹部材外側に向かって付勢する付勢手段とを備え、
    前記凸部材の上面を球面状に形成すると共に、前記凹部材の上端内側の開口部周辺に前記凸部材の上面と嵌まり合う湾曲部を形成することによって前記小型艇がワイヤロープに吊り下げられ
    前記凸部材が前記凹部材の外側から内側に嵌合するときには前記ストッパを押し倒して前記凹部材の内部に入り込める一方で、前記凸部材が前記凹部材の内部に入り込んだ後には前記凸部材は前記ストッパにより狭められた前記嵌合穴から抜け出せないようにしたことを特徴とするフック装置。
  2. 前記嵌合穴の前方に凸部材を案内する案内台を備えたことを特徴とする請求項1に記載のフック装置。
  3. 前記ストッパと連係するレバーを備え、前記付勢手段に抗してこのレバーの操作することにより前記ストッパを凹部材の内側に倒れ込ませることができるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフック装置。
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