JP3739443B2 - Vehicle seat device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、後方座席用の足掛けを有する車両用シ−ト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両に設けられる車両用シ−ト装置には、後方座席用の「足掛け」が設けられてなる機種がある。
この種のシ−ト装置は、車両床面に据え付けられた脚部と、この脚部に保持されたフレ−ムと、このフレ−ムに固定されたシ−ト本体(着座部や背もたれ等)とを有し、上記「足掛け」は上記フレ−ムに取着されている。
【0003】
この足掛けは、例えば、上記フレ−ムに固定され後部座席側に延出されたア−ムと、このア−ムの先端に取着された足載せ部とからなる。
グリ−ン車に設けられるシ−ト装置では、上記足載せ部は、例えば、上記ア−ムの先端で反転可能に保持され裏表両面ともに使用可能に設計された比較的大きな部品であり、反転させられることで土足用と素足用に使い分けができるように工夫されている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】
ところで、上述した従来の車両用シ−ト装置には、以下に説明する解決すべき課題がある。
すなわち、特別急行用車両やグリ−ン車では、上記シ−ト装置は、車両の進行方向や乗客の好みに応じて方向転換を行えるように構成されているものが一般的である。
【0005】
この場合、上記フレ−ムは、上記脚部によって水平面内で回転自在に保持されている。そして、上記足掛けも、このフレ−ムと一緒に回転するようになっている。したがって、フレ−ムを回転させる際に、上記ア−ムがこのシ−ト装置の脚部と干渉することや、上記足載せ部が隣り合うシ−ト装置のフレ−ムや車両の窓側の壁等に干渉することを防止する必要がある。
【0006】
このため、上記足掛けを設ける位置やア−ムの角度が規制される。したがって、上記足掛けの設計自由度の幅は狭く、標準体格者のみを対象にした設計しか行えないということがある。特に、上述したグリ−ン車のように比較的大きな足載せ部を有するシ−ト装置では、さらに設計の自由度が低いということがある。
【0007】
また、前述したように上記足掛けは上記着座部等を支持するフレ−ムに取着されているので、後方座席の乗客が上記足載せ部の反転操作等を行った際に、その振動が着座部に着座した乗客に伝わってしまい、その乗客が不快な思いをするということがあった。
【0008】
特に、上述した標準体格者のみを対象とした設計では、標準体格者以外の者がこの足掛けを使用しようとすると、使用に際して無理な体勢となり、より大きな振動が発生するおそれがある。
【0009】
この発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、あらゆる体格の乗客に適応する足掛けを有し、この足掛けからの振動を抑制できる方向転換可能な車両用シ−ト装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の手段は、車両に据え付けられる脚部と、この脚部に方向転換可能に取着されたフレ−ムと、このフレ−ムに取り付けられた足掛け機構と、上記フレ−ムに支持された着座部とを有する車両用シ−ト装置において、上記足掛け機構は、上記フレ−ムに上下方向に揺動自在に取着され、揺動端部を後方に延出させたア−ムと、このア−ムの揺動端部に上下方向に揺動自在に保持されかつ中立位置に向けて付勢される足載せ部と、上記ア−ムの揺動角度を無段階に調節する無段階角度調節手段と、前記方向転換の際に上記ア−ムを上方に跳ね上げる付勢機構を備えた跳ね上げ手段とを有し、上記フレ−ムは、上記脚部に方向転換自在に設けられた下部フレ−ムと、この下部フレ−ムと防振手段を介して接続された上部フレ−ムとからなり、上記足掛け機構のア−ムは上記下部フレ−ムに取着され、上記着座部は上記上部フレ−ムに支持され、上記防振手段は、上記足掛け機構を操作した際に発生する振動が上記着座部に伝わることを防ぐ弾性を有する部材からなることを特徴とする車両用シ−ト装置である。
【0013】
第2の手段は、第1の手段の車両用シ−ト装置において、上記無段階角度調節手段は、上記揺動自在に設けられたア−ムを上方向に付勢する付勢手段と、このア−ムの揺動をロックし、あるいはそのロックを解除できるロック手段と、上記ア−ムの先端部に足踏み可能に取着され、上記ロック手段による上記ア−ムのロックを解除するロック解除ペダルとを有することを特徴とする車両用シ−ト装置である。
【0014】
第3の手段は、第1の手段の車両用シ−ト装置において、上記跳ね上げ手段は、上記揺動自在に設けられたア−ムを上方向に付勢する付勢手段と、このア−ムの揺動をロックしあるいはそのロックを解除できるロック手段と、上記脚部の通路側に足踏み可能に取着され、上記ロック手段による上記ア−ムのロックを解除するロック解除ペダルとを有することを特徴とする車両用シ−ト装置である。
【0015】
第1の手段によれば、足載せ部の高さを所望の高さに設定することができるとともに、シ−ト装置の方向転換の際には、上記ア−ムを跳ね上げることで、このア−ムや足載せ部が方向転換の邪魔にならないようにすることができる。
【0016】
また、足載せ部を中立の位置に跳ね上げておくことができるので、この足載せ部を反転させる場合の動作が容易であり、また、シ−ト装置の方向転換の際に他の装置と干渉することを防止できる。
【0017】
また、フレ−ムを振動の伝達を阻止する弾性部材を介在させた上下2層構造として、足掛け機構のアームを下部フレームに取着し、上部フレ−ムに着座部を取着するようにしたので、足掛け部の操作により発生した振動が着座部に着座する乗客に伝達することを有効に防止できる。
【0018】
第2の手段によれば、足載せ部に足を載せたまま、ロック解除ペダルを踏むことができるので、後方座席の乗客は、より簡単かつ確実に上記足載せ部の高さを調整することができる。
【0019】
第3の手段によれば、方向転換時に通路側に立ってロック解除ペダルを踏むことで、足掛け機構のア−ムを上方に跳ね上げることができるので、そのまま方向転換の作業を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1はこの発明の車両用シ−ト装置1(以下「シ−ト装置」という)の側面図、図2は正面図、図3は平面図を示すものである。
【0021】
図1および図2中に2で示すのは鉄道車両車内の床面であり、上記シ−ト装置1はこの床面2に据え付けられている。また、このシ−ト装置1は、図3に示すように車両の室内に配設されている。この図3中、シ−ト装置1の左側に示すのは車両の壁3であり、このシ−ト装置1の右側は通路4になっている。
【0022】
このシ−ト装置1は、図1および図2に示すように、床面2に固定された脚部9と、この脚部9に取着されたフレ−ム5と、このフレ−ム5から後方座席側に延出された足掛け機構6と、上記フレ−ム5上に固定された着座部7とからなる。
【0023】
上記フレ−ム5は、上下2層構造を有し、上記脚部9の上面に設けられ図に10で示す垂直軸によって水平面内で回転自在に保持された下部フレ−ム11と、この下部フレ−ム11の上方に取り付けられた上部フレ−ム12とからなる。
【0024】
上記下部フレ−ム11と上部フレ−ム12は、その間に図に13で示す防振部材(防振手段)を介在させた状態で接続されている。この防振部材13は、例えば、ゴムやばねなどの弾性を有する部材あるいはガススプリング等のショックアブソ−バ等から構成される。
【0025】
そして前記着座部7は上記上部フレ−ム12に固定され、上記足掛け機構6は前記下部フレ−ム11に固定されている。
上記着座部7は、図2に示すように、上記上部フレ−ム12の左右端に固定された一対の側肘掛け14とフレ−ムの中央部に立設された中肘掛け15とを有し、上記一対の側肘掛け14と上記中肘掛け15によって区画された2つの着座部分には、それぞれ着座布団16と背もたれ17が設けられている。
【0026】
上記背もたれ17は、リクライニング式となっていて、乗客は、この背もたれ17にもたれつつ上記側肘掛け14内に収納されたリクライニング動作用ボタン(図示しない)を押し込むことで、図1に二点鎖線で示すように、上記背もたれ17を所望の角度に倒すことができるようになっている。
【0027】
次に、上記下部フレ−ム11に設けられた足掛け機構6について説明する。
上記足掛け機構6は、図1に示すように、上記下部フレ−ム11に取着されたブラケット19によって揺動自在に保持され揺動先端部を後部座席側に延出させたア−ム20と、このア−ム20の先端部に揺動自在に取着され図に矢印(イ)あるいは(ロ)に示す方向に倒すことで使用できる足載せ部21とを有する。上記ア−ム20の角度は、図1および図3に示すように上記足載せ部21の側方に取着された第1のロック解除ペダル22(無段階角度調節手段)および図2に示すように通路4側に延出された第2のロック解除ペダル23(跳ね上げ手段)を操作することで調整できるようになっている。
【0028】
以下、この足掛け機構を図4以下を参照して詳しく説明する。
図4(a)、(b)は、上記下部フレ−ム11およびこの下部フレ−ム11に取着された足掛け機構6を拡大して示す平面図および側面図である。なお、このシ−ト装置1には図3に示すように2つの足掛け機構6が設けられているが、両者は同一の構成を有するので、図3中左側に位置する足掛け機構のみを説明し他方についてはその説明を省略する。
【0029】
図4(a)に示すように、上記下部フレ−ム11は、前方座席側と後方座席側とに配設された一対の横杆24、25と、この横杆24、25の端部どうしおよび中央部どうしを連結する連結杆26、27とからなる。この下部フレ−ム11と前記脚部9とを接続するための前記垂直軸10は、上記中央部の連結杆27に設けられている。
【0030】
そして、上記後方座席側横杆25の内側には前述した一対のブラケット19が突設され、この一対のブラケット19の垂直壁間には上記ア−ム20を揺動自在に支持する中心軸28が架設されている。
【0031】
上記ア−ム20はその基端部を上記中心軸28に外挿され、このア−ム20の基端部どうしは上記中心軸28に外挿された外筒29によって連結されている。この外筒29の長さ方向中央部には、後述する付勢機構37によって揺動駆動される駆動レバ−30が突設されている。
【0032】
そして、このア−ム20の揺動先端部は、上記下部フレ−ム11から後方座席側に延出され、前記足載せ部21が取着されている。この足載せ部21は、両足を略完全に載せることのできる大きさに形成された部材であり、上記ア−ム20の先端に設けられた軸ボルト31、32によって反転自在に保持されている。
【0033】
上記足載せ部21内には、図に33で示す捩じりばねが埋設されている。この捩じりばね33は上記一方の軸ボルト31に外挿され、一端を上記ア−ム20に固定し他端をこの足載せ部21に固定している。
【0034】
この捩じりばね33の付勢力によって、上記足載せ部21は、足が載せられていない状態では、図4(b)にAで示す姿勢(中立状態)に保持されるようになっている。
【0035】
すなわち、上記捩じりばね33の付勢力は、上記足載せ部21の自重とのバランスにより、この足載せ部21を図にBで示す使用状態から上方に約60°回動させた状態に保持できるような強さに設定されている。
【0036】
なお、この足載せ部21は、図にBで示す姿勢において、その上面21aは絨毯等が張られて素足用に形成され、下面21bは土足用に形成されている。
したがって、後方の座席に着座した乗客は、この足載せ部21をAの状態から下方に倒しBの状態とすることでこの足載せ部21を素足で使用することができ、Aの状態から前方で押し倒しCに示すようにこの足載せ部21を反転させることで土足で使用することができるようになっている。そして足を離した際には、上記捩じりばね33の付勢力によってAの状態に復帰するようになっている。
【0037】
なお、上記一対のア−ム20の対向面には、ストッパ34が突設されており、上記素足使用時(B)と土足使用時(C)の上記足載せ部21の姿勢を規制するようになっている。
【0038】
次に、上記ア−ム20の揺動(角度)を規制するための機構(無段階角度調節手段および跳ね上げ手段)について説明する。
このア−ム20は、図1に実線で示すように上記脚部9よりも高く保持される状態から、下方向に約20°の範囲で回動できるように構成されている。そして、前述したように、上記ア−ム20の揺動角度は、上記足載せ部21の側方に設けられた第1のロック解除ペダル22および脚部5の通路4側に設けられた前記第2のロック解除ペダル23によって調節できるようになっている。この第1、第2の解除ペダルは、図4および図2に示す第1、第2のワイヤケ−ブル35、36を介して図に37で示す付勢機構に接続されている。
【0039】
この付勢機構37は、図4(a)、(b)に示すように、上記前方座席側横杆24に取着されたシリンダ38と、上記シリンダ38から後方座席側に突没自在に設けられ、その突端部を前記駆動レバ−30に連結されたロッド39と、このロッド39を上記シリンダ38から突出方向に付勢するスプリング40とを有する。
【0040】
すなわち、この付勢機構37は、上記ロッド39を上記スプリング40で駆動することで、上記駆動レバ−30を揺動駆動するようになっており、このことによって図4(c)に示すように上記ア−ム20は上方向に回動駆動され、上記足載せ部21の高さが変更されるようになっている。
【0041】
一方、この付勢機構37のシリンダ38には、上記第1、第2のワイヤケ−ブル35、36を介して上記各ペダル22、23と連動するロック機構41が組み込まれている。このロック機構41を図5に拡大して示す。
【0042】
このロック機構41は、上記シリンダ38内に設けられ上記ロッド39をスライド自在に保持する一対の軸受43、44と、この軸受43、44間に設けられ上記ロッド39に所定の締付け力をもって巻き付けられた左巻きと右巻りのコイルばね45、46とを有する。
【0043】
各コイルばね45、46は、それぞれの一端を上記各軸受43、44に固定して設けられ、他端は、上記軸受43、44間に設けられたレバ−47に接続されている。このレバ−47は、上記シリンダ38の外側に延出され、同図(b)に示すように、このシリンダ38に円周方向に形成された切欠48に沿って矢印で示す方向に駆動できるように構成されている。
【0044】
このロック機構41は、上記レバ−47を駆動していない状態では上記コイルばね45、46の巻き方向の復元力により上記ロッド39を締め付けてロックし、上記レバ−47を上記各コイルばね45、56の復元力に抗して駆動することで、各コイルばね45、46の内径を拡大して上記ロッド39のロックを解除することができようになっている。
【0045】
なお、上記シリンダ38の外面には同図(b)に50で示すブラケットが突設され、このブラケット50には、上記第1のワイヤケ−ブル35のアウタチュ−ブ35aの一端が固定されている。そして、このアウタチュ−ブ35aから引き出されたインナワイヤ35bの一端は上記レバ−47に接続されている。
【0046】
この第1のワイヤケ−ブル35の他端側は、前述したように上記第1のロック解除ペダル22側に導出されている(図4)。
図4(a)、(b)に示すように、上記第1のロック解除ペダル22は、上記ア−ム20の先端部に設けられた軸ボルト32によって水平軸線回りに揺動自在に設けられ、図に51で示す連結棒を介して、上記中心軸28の一端に回動自在に設けられた回転駆動レバ−52と連動するように連結されている。
【0047】
そして、上記第1のワイヤケ−ブル35のアウタチュ−ブの他端は、上記ブラケット19に固定されたステ−19aに取着され、このアウタチュ−ブの他端から引き出されたインナワイヤ35bの他端は図2(b)に示すように上記回転駆動レバ−52の揺動下端側に連結されている。
【0048】
したがって、後方座席に着座した乗客が、上記第1のロック解除ペダル22を矢印(ハ)で示すように踏むと、これにより上記連結棒51が押され、上記回転駆動レバ−52は上記第1のロック解除ペダル22とは逆の方向に回動する。
【0049】
このことで、第1のワイヤケ−ブル35のインナワイヤ35aが引かれ、このインナワイヤ35aの他端に接続された上記ロック機構41のレバ−47をロック解除方向(図5(b)に矢印で示す方向)に駆動する。このことで上記付勢機構37のロックが解除され、上記ア−ム20は揺動自在となる。
【0050】
一方、任意の位置で上記第1のロック解除ペダル22を離すと、上記レバ−47がもとの状態に復帰し、ロック機構41の動作によって上記ロッド39はロックされる。このことで、上記ア−ム20はその角度でロックされる。
【0051】
すなわち、上記ア−ム20は、無段階に角度調節ができるように構成されており、上記付勢機構37、ロック機構41および上記第1のロック解除ペダル22とで、この発明の無段階角度調節手段を構成する。
一方、上記回転駆動レバ−52の揺動上端部には、図4(b)に示すように上記第2のワイヤケ−ブル36のインナケ−ブル36bの一端が接続されている。そして、この第2のワイヤケ−ブル36のアウタチュ−ブ(36a)の他端は、上記第1のワイヤケ−ブル35と同様に上記ブラケット19のステ−19aに固定されている。
【0052】
この第2のワイヤケ−ブル36は、上記下部フレ−ム11の中央部に位置する連結杆27に導かれ、この連結杆27に設けられた上記垂直軸10を通して上記脚部9側に引き出されている。そして、図2および図6に示すように、この第2のワイヤケ−ブル36の他端は、上記第2のロック解除ペダル23に接続されている。
【0053】
なお、同図中に示す上記垂直軸10に通されるもう一本のワイヤケ−ブルは、図示しない他方の足掛け機構6から導出された第2のワイヤケ−ブル36である。この2本の第2のワイヤケ−ブル36は上記垂直軸10内でまとめられ上記第2のロック解除ペダル23に接続される。
【0054】
この第2のロック解除ペダル23は、上記脚部9の車両通路側に設けられたブラケット53に、図に54で示す軸回りに揺動自在に支持されている。そして、上記第2のワイヤケ−ブル36のアウタチュ−ブ36aの他端は上記ブラケット53に設けられたステ−53aに固定され、このアウタチュ−ブ36aから引き出されたインナワイヤ36bは上記第2のロック解除ペダル23の揺動他端部23aに連結されている。
【0055】
また、この第2のロック解除ペダル23の揺動他端部23aと上記ステ−53aとの間には図に55で示すスプリングが伸長された状態で架設され、上記第2のロック解除ペダル23を図に矢印で示す方向に付勢している。
【0056】
したがって、この第2のペダル23を踏み、上記スプリング55の復元力に抗してこのペダル23を回動させると、上記第2のワイヤケ−ブル36のインナワイヤ36bが引かれ、上記ア−ム20の基端部と同軸に設けられた回転駆動レバ−52(図4)が回動させられる。このことによって、上記第1のワイヤケ−ブル35のインナワイヤ35bが連動して引かれ、上記ロック機構41のレバ−47をロック解除方向に駆動する。
【0057】
このことで、上記付勢機構37のロックが解除され、上記ア−ム20はこの付勢機構37に取着されたスプリング40の復元力によって上方向に跳ね上げ式に回動するようになっている。すなわち、上記付勢機構37、ロック機構41および上記第2のロック解除ペダル23とでこの発明の跳ね上げ手段を構成する。
【0058】
次に、このシ−ト装置1に設けられた足掛け機構6の使用方法について説明する。
初期状態では、図1に示すように、上記ア−ム20は最も高い位置に跳ね上げられ、上記足載せ部21は上記付勢機構37のスプリング40の作用により約60°に傾斜した中立状態に保持されている。この状態では、上記ア−ム20は、上記ロック機構41の作用によりこの高さでロックされている。
【0059】
後方座席に着座した乗客は、この状態から、上記第1のロック解除ペダル22を踏むことによって上記ア−ム20の高さ、すなわち、上記足載せ部21の高さを調整することができる。すなわち、乗客は、まずこの足載せ部21を土足で使用するか素足で使用するかを選択し、左足で上記足載せ部21を中立状態Aから(イ)あるいは(ロ)の方向に倒す。そして、そのままこの足乗せ部21上に左足を載せる。
【0060】
ついで、乗客はもう一方の足(右足)で上記足載せ部21の外側に位置する第1のロック解除ペダル22を踏む。このことによって、上記連結棒51を介して上記回転駆動レバ−52が回動駆動され、上記第1のワイヤケ−ブル35のインナワイヤ35bが引かれて上記ロック機構41のレバ−47が駆動される。このことにより、上記ア−ム20のロックが解除される。
【0061】
この状態では、上記ア−ム20は付勢機構37の作用により上方に付勢されているから、乗客は、右足で上記第1のロック解除ペダル22を踏みつつ、左足で上記足載せ部21(ア−ム20)を押し下げる。そして、この足載せ部21が所望の高さに達したならば、上記第1のロック解除ペダル22を離す。このことで、再び上記ロック機構41によって上記ア−ム20の高さがロックされる。
【0062】
このようにして上記足載せ部21の高さを調節したならば、これ以後、乗客は上記足載せ部21に両足を載せてリラックスすることができる。
なお、上記足載せ部21上から足を除けると、上記足載せ部21は、この足載せ部21内に内蔵された前記捩じりばね33の作用によりもとの状態(図4に示すA)に跳ね上がるようになっている。
【0063】
したがって、例えば素足使用から土足使用に変更する場合には、Bの状態の足載せ部21から一旦足を離してAの状態に復帰させた後、あらためてこの足載せ部21を前方に押すだけでこの足載せ部21をCの状態に反転させることができる。
【0064】
なお、上記ア−ム20および上記足載せ部21は、このように乗客が片足で駆動することを想定したものである。したがって、上記ア−ム20を駆動する付勢機構37のスプリング40としては、ばね定数が弱くかつ足を離した際には上記ア−ム20が低速でかつ一定の速度で回動するようなものが選定される。また、足載せ部21内に内蔵された捩じりばね33についても同様である。
【0065】
ついで、乗客がこのシ−ト装置1の方向転換(回転)を行う場合の動作について説明する。
シ−ト装置1の方向転換を行う場合には、乗客は上記足載せ部21から足を除ける。このことで、上記足載せ部21は前述したようにAの状態に復帰する。ついで、乗客はシ−ト装置1から離れ、上記通路4側に立ち、上記第2のロック解除ペダル23を踏む。この第2のロック解除ペダル23は、上記第1のロック解除ペダル22が連結された回転駆動レバ−52に連結されているので、同様に上記ロック機構41による上記ア−ム20のロックを解除することができる。このことで、上記ア−ムは、付勢機構37のスプリング40の復元力によって最も高い位置にまで跳ね上げられ図1に示す初期状態に復帰する。
【0066】
また、上記第2のロック解除ペダル23を踏むことによって、上記下部フレ−ム11の上記脚部9に対する回転方向のロックも解除されるようになっていて、乗客は、上記シ−ト装置1の方向転換を行うことができる。すなわち、この第2のロック解除ペダル23は、方向転換用と上記足掛け機構6の初期状態復帰用の2つの機能を有するものである。
【0067】
この方向転換時、図1に点線で示すように上記ア−ム20が下がっていると上記回転時にこのア−ム20が同図に9で示す脚部9に干渉するおそれがあるが、前述したように、方向転換のために上記第2のロック解除ペダル23を踏むと上記ア−ム20は図に実線で示すように上記脚部9よりも高い位置に跳ね上がるようになっているのでこのようなことはない。
【0068】
また、図3に一点鎖線で示すのは、上記足載せ部21が初期状態(A)に跳ね上げられた状態における、この足載せ部21の方向転換時の軌跡である。すなわち、上記足載せ部21は前述したように上方に約60°の角度で跳ね上げられているので、方向転換時に後方および前方のシ−ト装置1や窓側の壁3に干渉することはない。
【0069】
このような構成によれば、以下に説明する効果を得ることができる。
第1に、この発明のシ−ト装置1は、足掛け機構6のア−ム20を上方向に跳ね上げ可能とし、このア−ム20の先端部に設けられた反転可能な足載せ部21を約60°の高さに跳ね上げ可能とした。このことにより、回転式のシ−ト装置1であっても、あらゆる体格の乗客に適応する足掛け機構6を得ることができる。
【0070】
すなわち、従来のシ−ト装置1では、後方座席側に延出された足掛けがシ−ト装置の方向転換を行う際に脚部や他の座席に干渉する恐れがあったため、この足掛けを設ける位置や高さが規制され、標準体格者を基準とした設計しか行えなかった。
【0071】
しかし、この発明では、上述したように方向転換時には上記ア−ム20および足載せ部21を他の座席等に干渉しないように自動的に跳ね上げるようにしたので、方向転換を問題なく行うことができる。そして、使用時には、ア−ム20の高さを調整することであらゆる乗客の体格に適合するように上記足載せ部21の高さを設定することができる。
【0072】
したがって、シ−ト回転時の支障になることなく、かつあらゆる体格の乗客に適応する足掛け機構6を有するシ−ト装置1を得ることができる効果がある。
第2に、上記足掛け機構6の使用時における上記ア−ム20(足載せ部21)の高さを、任意の位置(高さで)で無段階でロックできるロック機構41を用いて調節するようにした。
【0073】
また、乗客は、左足を上記足載せ部21に載せた状態で、右足で第1のロック解除ペダル22を踏むことで、上記ロック機構41を作動させ上記足載せ部21の高さを調整できるようにした。
【0074】
したがって、乗客はより簡単かつ確実に上記足載せ部の高さを好みの高さに調節することができる。
第3に、この足掛け機構6を使用しない場合には、上記足載せ部21を内蔵した捩じりばね33の作用により常に60°の高さに跳ね上げておくようにしたので、素足用から土足用に反転させる場合等に上記足載せ部21を足で持ち上げたり手を使用したりする必要がない。
【0075】
このことで、乗客は、より簡単に上記足載せ部21の姿勢を変更することができる。
第4に、上記フレ−ム5を上部フレ−ム11と下部フレ−ム12の2層構造とし、その間にゴムやガススプリングなどの防振部材13を介在させるようにした。そして、上部フレ−ム12に乗客が着座する着座部7を取り付け、下部フレ−ム11に上記足掛け機構6を取り付けるようにした。
【0076】
このことによって、後方座席の乗客が上記足掛け機構6を操作した際に発生する振動が、上記着座部7に着座している乗客に伝わることを有効に阻止できる。このことにより乗客の不快感を低減することができる。
【0077】
なお、この装置は、上記ア−ム20の高さ調整のためにラチェット機構等を用いるものではなく、スプリング40とロック機構41を用いて無段階調節を行うようにしたのである。したがって、上記ア−ム20の高さ調節の際に振動が生じることは少ない。
【0078】
また、上記足載せ部21内にも、この足載せ部21を常に中立位置Aに付勢する捩じりばね33を内蔵しているので、上記足載せ部21を反転させる際に発生する振動を低減することができる。
【0079】
なお、この発明は、上記一実施形態に限定されるものではなく発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
例えば、上記一実施形態では、ア−ム20を跳ね上げ方向に付勢するための付勢機構37としてスプリング40を有する機構を採用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、空気シリンダや油圧シリンダを用いるようにしても良い。要は、上記ア−ム20を無段階に付勢できる機構であれば良い。
【0080】
また、ロック機構41についても、上記ア−ム20の揺動を無段階でロックできるものであれば良く上述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、上記ロッド39等にゴムベルトを巻き付けてロックするような機構であっても良い。
【0081】
【発明の効果】
以上に述べたように、この発明の車両用シ−ト装置によれば、方向転換の邪魔になることなくあらゆる体格の乗客の好みに適合できる足掛けを実現でき、また、この足掛けからの振動が乗客に伝わることを有効に防止できる。
【0082】
また、乗客は、足載せ部に足を載せたままア−ムの揺動端部に設けられたロック解除ペダルを操作することで上記足載せ部の高さを無段階に調整することができ、また、方向転換時には、車両の通路側に導出されたロック解除ペダルを踏むことで上記ア−ムを跳ね上げることができるのでこのシ−ト装置の方向転換を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す側面図。
【図2】同じく、正面図。
【図3】同じく、平面図。
【図4】同じく、足掛け機構を拡大して示す平面図および側面図。
【図5】同じく、ロック機構を拡大して示す縦断面図。
【図6】同じく、第2のロック解除ペダルを拡大して示す正面図。
【符号の説明】
1…車両用シ−ト装置、2…床面、9…脚部、5…フレ−ム、6…足掛け機構、7…着座部、11…下部フレ−ム、12…上部フレ−ム、13…防振部材(防振手段)、20…ア−ム、21…足載せ部、22…第1のロック解除ペダル(無段階角度調節手段)、23…第2のロック解除ペダル(跳ね上げ手段)、33…捩じりばね(跳ね上げ手段)、37…付勢機構(付勢手段)、41…ロック機構(ロック手段)。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat apparatus having a footrest for a rear seat.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art There is a model in which a “stool” for a rear seat is provided in a vehicle seat device provided in a railway vehicle.
This type of seat device includes a leg portion installed on the vehicle floor, a frame held by the leg portion, and a seat body (seat portion, backrest, etc.) fixed to the frame. ) And the “stool” is attached to the frame.
[0003]
The footrest includes, for example, an arm fixed to the frame and extending toward the rear seat, and a footrest portion attached to the tip of the arm.
In a seat device provided in a green car, the footrest is a relatively large part that is designed to be reversibly held at the tip of the arm and used on both the front and back sides. It is devised so that it can be properly used for bare feet and bare feet.
[0004]
[Problems to be Solved by the Invention]
By the way, the above-described conventional vehicle seat apparatus has the following problems to be solved.
That is, in a special express vehicle or a green vehicle, the sheet device is generally configured to change direction according to the traveling direction of the vehicle or the passenger's preference.
[0005]
In this case, the frame is rotatably held in the horizontal plane by the legs. The above-mentioned footrest also rotates together with this frame. Therefore, when the frame is rotated, the arm interferes with the leg portion of the seat device, and the footrest portion is adjacent to the frame of the adjacent seat device or the vehicle window side. It is necessary to prevent interference with walls and the like.
[0006]
For this reason, the position where the footrest is provided and the angle of the arm are restricted. Therefore, the range of the design freedom of the above-mentioned footrest is narrow, and there is a case where only the design for the standard physique can be performed. In particular, in a sheet apparatus having a relatively large footrest such as the above-described green wheel, the degree of freedom in design may be further reduced.
[0007]
Further, as described above, since the above-mentioned footrest is attached to the frame that supports the above-described seating portion and the like, when the passenger in the rear seat performs the reversing operation of the above-mentioned footrest portion, the vibration is seated. It was transmitted to the passenger seated in the club, and the passenger felt uncomfortable.
[0008]
In particular, in the above-described design only for the standard physique, if a person other than the standard physique tries to use this footrest, it will become an unreasonable posture during use, and a greater vibration may occur.
[0009]
The present invention has been made in view of such circumstances, and provides a seat device for a vehicle that has a footrest that can be adapted to passengers of all physiques and that can suppress vibration from the footrest and that can be turned. It is intended to do.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there are provided a leg portion installed on a vehicle, a frame attached to the leg portion so as to be capable of changing its direction, a footrest mechanism attached to the frame, and the frame. In the vehicle seat device having a seating portion supported by the seat, the footrest mechanism is attached to the frame so as to be swingable in the vertical direction, and the swing end portion extends rearward. -And the swinging end of this arm Holds up and down in a swingable manner and is biased toward the neutral position A footrest, stepless angle adjusting means for steplessly adjusting the swing angle of the arm, and jumping the arm upward during the direction change; With biasing mechanism With spring-up means The frame includes a lower frame provided on the leg portion so as to be freely changeable in direction, and an upper frame connected to the lower frame via a vibration isolating means. The arm of the mechanism is attached to the lower frame, the seating portion is supported by the upper frame, and the vibration isolating means is adapted to generate vibration generated when the footrest mechanism is operated. Made of elastic material that prevents it from being transmitted to This is a vehicle seat device.
[0013]
Second In the vehicle seat device of the first means, the stepless angle adjusting means includes an urging means for urging the oscillating arm upward, and the arm. A lock means for locking or releasing the swing of the arm, and a lock release pedal which is attached to the tip of the arm so as to be able to be stepped on and releases the lock of the arm by the lock means; A vehicle seat device characterized by comprising:
[0014]
Third In the vehicle seat device of the first means, the jumping means includes an urging means for urging the swingably provided arm upward, and the arm. Locking means that can lock or release the swing of the arm, and a lock release pedal that is slidably attached to the side of the passage of the leg and that unlocks the arm by the locking means. This is a vehicle seat device.
[0015]
According to the first means, the height of the footrest portion can be set to a desired height, and when the direction of the seat device is changed, the arm is flipped up, Arms and footrests can be kept out of the way.
[0016]
Also, Since the footrest can be flipped up to a neutral position, the operation when the footrest is reversed is easy, and also interferes with other devices when the direction of the seat device is changed. Can be prevented.
[0017]
Also, The frame has an upper and lower two-layer structure with an elastic member that prevents transmission of vibrations. Attach the arm of the footrest mechanism to the lower frame and attach it to the upper frame. Since the seating portion is attached, it is possible to effectively prevent the vibration generated by the operation of the footrest portion from being transmitted to the passenger sitting on the seating portion.
[0018]
Second According to the means, since the unlocking pedal can be stepped on with the foot placed on the footrest portion, the passenger in the rear seat can adjust the height of the footrest portion more easily and reliably. .
[0019]
Third According to the above means, the arm of the footrest mechanism can be lifted upward by standing on the passage side and depressing the unlocking pedal at the time of changing the direction, so that the operation of changing the direction can be performed as it is.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view of a vehicle seat device 1 (hereinafter referred to as “sheet device”) of the present invention, FIG. 2 is a front view, and FIG. 3 is a plan view.
[0021]
In FIG. 1 and FIG. 2,
[0022]
As shown in FIGS. 1 and 2, the sheet apparatus 1 includes a
[0023]
The
[0024]
The lower frame 11 and the
[0025]
The seat 7 is fixed to the
As shown in FIG. 2, the seating portion 7 has a pair of
[0026]
The
[0027]
Next, the
As shown in FIG. 1, the
[0028]
Hereinafter, this footrest mechanism will be described in detail with reference to FIG.
4A and 4B are an enlarged plan view and a side view showing the lower frame 11 and the
[0029]
As shown in FIG. 4A, the lower frame 11 includes a pair of
[0030]
The above-described pair of
[0031]
The base end portion of the
[0032]
And the rocking | fluctuation front-end | tip part of this
[0033]
A torsion spring indicated by 33 in the figure is embedded in the
[0034]
Due to the urging force of the
[0035]
That is, the urging force of the
[0036]
In the posture shown by B in the drawing, the
Therefore, the passenger seated in the rear seat can use the
[0037]
A
[0038]
Next, a mechanism (stepless angle adjusting means and flip-up means) for restricting the swing (angle) of the
The
[0039]
As shown in FIGS. 4A and 4B, the urging
[0040]
That is, the urging
[0041]
On the other hand, the
[0042]
The
[0043]
Each of the coil springs 45 and 46 is provided with one end fixed to each of the
[0044]
In a state where the
[0045]
Note that a bracket indicated by 50 in FIG. 2B protrudes from the outer surface of the
[0046]
The other end side of the
As shown in FIGS. 4A and 4B, the first unlocking
[0047]
The other end of the outer tube of the
[0048]
Therefore, when a passenger seated in the rear seat steps on the first unlocking
[0049]
As a result, the inner wire 35a of the
[0050]
On the other hand, when the first unlocking
[0051]
In other words, the
On the other hand, one end of the
[0052]
The
[0053]
The other wire cable passed through the
[0054]
The second unlocking
[0055]
A spring indicated by 55 in the drawing is extended between the swinging other end 23a of the second unlocking
[0056]
Therefore, when the
[0057]
As a result, the urging
[0058]
Next, a method of using the
In the initial state, as shown in FIG. 1, the
[0059]
From this state, the passenger seated in the rear seat can adjust the height of the
[0060]
Next, the passenger steps on the first unlocking
[0061]
In this state, the
[0062]
If the height of the
When the foot is removed from the
[0063]
Therefore, for example, when changing from using bare feet to using bare feet, after removing the foot from the
[0064]
The
[0065]
Next, the operation when the passenger changes the direction (rotation) of the seat device 1 will be described.
When changing the direction of the seat device 1, the passenger removes his / her foot from the
[0066]
Further, by depressing the second unlocking
[0067]
When the direction is changed, if the
[0068]
In addition, what is indicated by a one-dot chain line in FIG. 3 is a trajectory when the
[0069]
According to such a structure, the effect demonstrated below can be acquired.
First, the seat device 1 according to the present invention enables the
[0070]
That is, in the conventional seat apparatus 1, since the legrest extended to the back seat side may interfere with the legs and other seats when the direction of the seat apparatus is changed, this legrest is provided. The position and height were restricted, and only the design based on the standard physique was possible.
[0071]
In the present invention, however, the
[0072]
Therefore, there is an effect that it is possible to obtain the seat device 1 having the
Second, the height of the arm 20 (footrest portion 21) when the
[0073]
Further, the passenger can adjust the height of the
[0074]
Therefore, the passenger can adjust the height of the footrest portion to a desired height more easily and reliably.
Thirdly, when the
[0075]
Thus, the passenger can change the posture of the
Fourth, the
[0076]
Accordingly, it is possible to effectively prevent the vibration generated when the passenger in the rear seat operates the
[0077]
This device does not use a ratchet mechanism or the like for adjusting the height of the
[0078]
Further, since the
[0079]
In addition, this invention is not limited to the said one Embodiment, A various deformation | transformation is possible in the range which does not change the summary of invention.
For example, in the above-described embodiment, a mechanism having the
[0080]
The
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the vehicle seat device of the present invention, it is possible to realize a footrest that can be adapted to the tastes of passengers of any physique without obstructing the direction change, and vibration from the footrest can be realized. It is possible to effectively prevent transmission to passengers.
[0082]
In addition, the passenger can adjust the height of the footrest steplessly by operating the unlocking pedal provided at the rocking end of the arm with the foot resting on the footrest portion. Moreover, when the direction is changed, the arm can be lifted up by stepping on the unlocking pedal led out to the side of the vehicle passage, so that the direction of the seat device can be changed easily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is also a front view.
FIG. 3 is also a plan view.
FIG. 4 is an enlarged plan view and side view of the footrest mechanism.
FIG. 5 is an enlarged longitudinal sectional view of the lock mechanism.
FIG. 6 is an enlarged front view of the second unlocking pedal.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Vehicle seat apparatus, 2 ... Floor surface, 9 ... Leg part, 5 ... Frame, 6 ... Footrest mechanism, 7 ... Seating part, 11 ... Lower frame, 12 ... Upper frame, 13 ... Vibration isolation member (vibration isolation means), 20 ... arm, 21 ... foot rest, 22 ... first unlocking pedal (stepless angle adjusting means), 23 ... second unlocking pedal (bounce-up means) ), 33 ... Torsion spring (bounce-up means), 37 ... Biasing mechanism (biasing means), 41 ... Locking mechanism (locking means).
Claims (3)
上記足掛け機構は、
上記フレ−ムに上下方向に揺動自在に取着され、揺動端部を後方に延出させたア−ムと、
このア−ムの揺動端部に上下方向に揺動自在に保持されかつ中立位置に向けて付勢される足載せ部と、
上記ア−ムの揺動角度を無段階に調節する無段階角度調節手段と、
方向転換の際に上記ア−ムの揺動端部を上記脚部よりも高く跳ね上げる付勢機構を備えた跳ね上げ手段とを有し、
上記フレ−ムは、上記脚部に方向転換自在に設けられた下部フレ−ムと、この下部フレ−ムと防振手段を介して接続された上部フレ−ムとからなり、上記足掛け機構のア−ムは上記下部フレ−ムに取着され、上記着座部は上記上部フレ−ムに支持され、
上記防振手段は、上記足掛け機構を操作した際に発生する振動が上記着座部に伝わることを防ぐ弾性を有する部材からなることを特徴とする車両用シ−ト装置。A leg portion installed on the vehicle, a frame attached to the leg portion so as to change direction, a footrest mechanism attached to the frame, and a seating portion supported by the frame. In a vehicle seat device,
The above footrest mechanism
An arm attached to the frame so as to be swingable in the vertical direction and having a swing end extending rearward;
A footrest that is swingably supported in the vertical direction at the swinging end of the arm and biased toward the neutral position ;
Stepless angle adjusting means for steplessly adjusting the swing angle of the arm;
The A at the time of turning - the swinging end portion of the arm possess a flip-up means having a biasing mechanism flipping up higher than the leg portion,
The frame includes a lower frame provided on the leg portion so as to be freely changeable in direction, and an upper frame connected to the lower frame via a vibration isolating means. The arm is attached to the lower frame, the seat is supported by the upper frame,
The vehicle seat device according to claim 1, wherein the vibration isolating means comprises an elastic member that prevents vibration generated when the footrest mechanism is operated from being transmitted to the seating portion .
上記無段階角度調節手段は、
上記揺動自在に設けられたア−ムを上方向に付勢する付勢手段と、
このア−ムの揺動をロックし、あるいはそのロックを解除できるロック手段と、
上記ア−ムの先端部に足踏み可能に取着され、上記ロック手段による上記ア−ムのロックを解除するロック解除ペダルと
を有することを特徴とする車両用シ−ト装置。The vehicle seat device according to claim 1,
The stepless angle adjusting means is
An urging means for urging the arm provided in a swingable manner upward;
Lock means for locking or unlocking the swing of the arm;
A vehicle seat apparatus comprising: a lock release pedal that is attached to a tip portion of the arm so as to be able to be stepped on and releases the lock of the arm by the lock means.
上記揺動自在に設けられたア−ムを上方向に付勢する付勢手段と、
このア−ムの揺動をロックしあるいはそのロックを解除できるロック手段と、
上記脚部の通路側に足踏み可能に取着され、上記ロック手段による上記ア−ムのロックを解除するロック解除ペダルと
を有することを特徴とする車両用シ−ト装置。The vehicle seat device according to claim 1,
An urging means for urging the arm provided in a swingable manner upward;
Locking means for locking or releasing the arm swing;
A vehicle seat device, comprising: a lock release pedal that is attached to the leg side of the passage so as to be able to be stepped on and releases the lock of the arm by the lock means.
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