JP3680160B2

JP3680160B2 - wheelchair

Info

Publication number: JP3680160B2
Application number: JP2000266850A
Authority: JP
Inventors: 久四古川
Original assignee: NISSIN MEDICAL INDUSTRIES CO., LTD.
Current assignee: NISSIN MEDICAL INDUSTRIES CO., LTD.
Priority date: 2000-09-04
Filing date: 2000-09-04
Publication date: 2005-08-10
Anticipated expiration: 2020-09-04
Also published as: JP2002065752A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車椅子に関し、さらに詳しくは、障害者が座位姿勢のままリクライニング可能に構成された車椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、車椅子において、障害者を支持する座席フレーム体は、座位シートを装着するサイドフレームと、前輪に連結する前フレームと、後輪に連結する後フレームと、背もたれシートを装着する背フレームと、を有して構成され、介護者が背フレームに配置された介護用ハンドル部を操作して車椅子を運転したり、又、障害者自身が後輪に配置された操作輪を自ら操作することによって車椅子を運転していたりしていた。そして、これらの車椅子には、障害者が背を延ばすために構成されたリクライニング機構が知られていた。
【０００３】
車椅子における従来のリクライニング機構は、背フレームをサイドフレームに対して傾倒可能に構成することによって構成されていた。しかし、背フレームをサイドフレームに対して傾倒可能に構成することは、背フレームの傾倒支点と障害者の屈曲支点とが異なることとなることから、障害者の臀部がずれて臀部を移動させなければならなかった。この動作は、重度な障害者によっては極めて困難な動作を強いられることになっていた。これを解決するために、例えば、特開平７−４５７号や特開平１１−１５５９０８号によって改良された車椅子が提供されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の公報に示されているリクライニング機構、例えば、前者の公報（特開平７−４５７号）に示されているものは、背フレームの傾倒支点部を本体に対して傾倒可能に支持するとともに、座を背フレームの傾倒支点より下方の位置で回動可能に支持して、座のステップ側を、本体に回動自在かつ摺動自在に支持している。これによって、障害者が車椅子に搭乗している際に、背フレームを傾倒しても、座を前方に移動することから、障害者は臀部をずらすことなく安定した姿勢を保持することができた。
【０００５】
又、後者の公報（特開平１１−１５５９０８号）に示されているものは、背フレームを上下２段に構成し、上フレームを下フレームに摺動可能に構成して、背フレームを傾倒させると、障害者の背中を支持する上フレームが下フレーム側に摺動することによって、障害者の臀部をずらさずに安定した姿勢を保持してリクライニングさせることができた。
【０００６】
しかし、上記の公報に示されるいずれの場合においても、背フレームが座（又はサイドフレーム）に対して傾倒することから、障害者は座位した姿勢を崩さずにリクライニングすることはできない。そのため重度な障害者では、身体を動かすことができずにリクライニング動作が困難となることがあった。しかも、いずれのリクライニング機構においても、背フレームは座（又はサイドフレーム）に対してピンのみで支持するように構成されていることから、ピンで障害者の重量を受けることとなり、ピンが破損しやすく、障害者に危険を伴うことになっていた。
【０００７】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、障害者の安定した姿勢を保持した状態でリクライニング作用が行なえるとともに、堅固に構成されたリクライニング機構を有する車椅子を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかわる車椅子では、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、
前輪と後輪とを支持する車輪フレーム体が、介護者用のハンドル部を有する背フレーム・サイドフレーム・脚フレームを有して障害者を座位可能に支持する座席フレーム体を間にして左右に一対配置されて構成される車椅子であって、
それぞれの前記車輪フレーム体は、前記座席フレーム体の両側において、前記座席フレーム体に軸着して前記座席フレーム体を揺動可能に支持する上部フレームと、前記上部フレームの下方に配置される下部フレームと、前記座席フレーム体の両側部において前記座席フレーム体の揺動時に前記座席フレーム体を支持して摺動可能なガイド手段を構成するガイドフレームと、を有して枠体状に構成されていることを特徴とするものである。
【０００９】
また好ましくは、前記ガイド手段が、前記座席フレーム体から突出するガイドと、前記ガイドフレームと、を有して構成されていればよい。
【００１０】
また、前記座席フレーム体が中央部で幅方向に折畳可能に構成されていればさらによい。
【００１１】
さらに、前記座席フレーム体が、前記座席フレーム体から突出したシャフト部と、前記シャフト部を把持するロック体とを備え、前記シャフト部が把持位置を変えることによって、前記座席フレーム体の適宜な角度で停止できるロック装置を有していることが望ましい。
【００１２】
また、前記背フレームにヘッドレストが装着可能に形成されていればなおよい。
【００１３】
【発明の効果】
本発明の車椅子は、座席フレーム体の背フレームを、車輪フレーム体に対して傾倒させる際、座席フレーム体は、車輪フレーム体のガイドフレーム部に案内されながら、左右一対の車輪フレーム体に対して揺動される。車輪フレーム体は、背フレームとサイドフレームと脚フレームとを備えて構成されていることから、座席フレーム体に座位する障害者は、座位姿勢のままでリクライニング作用を行なうことができ、身体を動かせない重度な障害者であっても、安定した姿勢でリクライニングすることが可能となる。しかも、座席フレーム体が、車輪フレーム体に対して揺動する際、揺動支点部のピンだけでなくガイド手段で支持されて摺動することができることから、障害者の体重を十分に支持することができて、障害者を安心して車椅子に搭乗させてリクライニングさせることが可能となる。
【００１４】
又、前記座席フレーム体が揺動する際、車輪フレーム体に配設されたガイドフレームに係合可能なガイドが、座席フレーム体に摺動するように構成されていれば、障害者の体重をガイドフレームを介して支持することができることから、リクライニング作用を安定して行なうことができる。
【００１５】
又、本発明の車椅子は、幅方向に沿って折畳可能に形成されていることから、コンパクトに構成することができて持ち運びしやすい。
【００１６】
さらに、本発明の車椅子において、車輪フレーム体に対して揺動された座席フレーム体は、前記座席フレーム体から突出したシャフトのいずれかの部位を把持するようにしてロックすることができることから、障害者の要求に合わせて自在な角度で強固にロックさせることができる。
【００１７】
さらに、障害者が座位姿勢を崩すことなく後方に揺動する際に、障害者の頭部は、背フレームに装着されたヘッドレストで支持されることから、障害者は後方に揺動されても安定した姿勢を維持したままでリクライニング作用を行なうことができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の車椅子は、障害者を搭乗させてリクライニングする際に、障害者が座位姿勢を崩すことなく後方に揺動でき、しかも極めてスムーズに揺動できるとともに、揺動時に安定して支持できるように堅固に構成するものであり、そのために、実施形態の車椅子１は、図１〜２に示すように、左右一対の前輪３及び後輪５と、各前輪３及び後輪５を支持する左右一対の車輪フレーム体１０と、一対の車輪フレーム体１０の間に配置されて、左右一対の車輪フレーム体１０に対して揺動可能な座席フレーム体２０と、を有して構成されている。
【００１９】
各車輪フレーム体１０は、図３にも示すように、座席フレーム体２０に軸着される支点部１３を有した上部フレーム１１と、前輪３と後輪５とを連結する下部フレーム１２と、上部フレーム１１に配置され支点部１３を中心にして円弧状に形成されるガイドフレーム１４と、を有して構成されている。
【００２０】
上部フレーム１１は、前輪３と後輪５とを連結するために、実施形態では、支点部１３を略中央部の上部に配置させて山形状に形成し、上部フレーム１１の前部に前輪３の車軸３ａを接続するジョイント部４を固着し、上部フレーム１１の後部に後輪５の車軸５ａを固着させている。さらに、車輪フレーム体１０を強固に構成するために、上部フレーム１１の前端部と後端部とを一部屈曲部を有して略水平方向に延設する下部フレーム１２が固着され、上部フレーム１１と下部フレーム１２とで枠体状に構成している。
【００２１】
なお、図１に示すように、後輪５の回転を停止させるブレーキ体７が、手操作用レバー７ａを有して、上部フレーム１１とガイドフレーム１４との間に配置されたブレーキフレーム１５に装着されている。
【００２２】
座席フレーム体２０は、図１に示すように、障害者が座位姿勢で肘を掛ける位置に配置される肘かけフレーム２１と、肘かけフレーム２１の下方に配置されるサイドフレーム２２と、サイドフレーム２２の下方に配置される底フレーム２３と、肘かけフレーム２１と底フレーム２３との後部で底フレーム２３から肘かけフレーム２１の上方に向かって立ち上がる背フレーム２４と、肘かけフレーム２１の前方屈折部から前方下部に向かって屈曲するように配置された脚フレーム２５と、を有して一対の車輪フレーム体１０の内側に配置するように構成されている。
【００２３】
肘かけフレーム２１は、後端部で略垂直方向に配置された背フレーム２４と略水平方向に配置された底フレーム２３の前端部とを連結するように上部前方で屈曲するＬ字形に形成され、水平方向の上面に肘かけ部２１ａが取り付けられている。
【００２４】
肘かけフレーム２１の上部と底フレーム２３との間に配置されているサイドフレーム２２は、実施形態では、車輪フレーム体１０の上部フレーム１１と軸着されて支持されている。つまり、サイドフレーム２２は、図１及び図４に示すように、上部フレーム１１の頂点部１１１下面で筒体１３１を介して固着された支点部１３の軸部１３２の先端に筒体２２１を介して枢着するように連結されていることから、座席フレーム体２０は車輪フレーム体１０に対して揺動可能に配置されることとなる。
【００２５】
底フレーム２３は、脚フレーム２５の下部から背フレーム２４の下端部を連結して背フレーム２４より後方に延設され、中間部において、車輪フレーム体１０のガイドフレーム１４の下方を円弧状のガイドフレーム１４に沿って屈曲するように形成されている。そして、図５に示すように、底フレーム２３に２か所で固着されたブラケット２６が、ガイドフレーム１４を囲うように配置されるとともに、パイプ状に形成されたガイドフレーム１４の外周面を把持して摺動可能に配置された一対のローラ２７、２７を、軸支するようにして形成されている。
【００２６】
従って、座席フレーム体２０は、車輪フレーム体１０に対して、底フレーム２３を介してガイドフレーム１４に案内されながら揺動されるとともに、座席フレーム体２０に搭乗する障害者の体重は一対のローラ２７、２７を介して車輪フレーム体１０で支持されることとなる。
【００２７】
なお、ローラ２７は、ガイドフレーム１４の外周面上を摺動するものであれば、特にその形状を限定するものではないが、実施形態では、ガイドフレーム１４の外径と略同形の凹状円弧部２７１を外周面に形成した鼓状のローラ２７を、ガイドフレーム１４の外周面に当接するようにガイドフレーム１４を間にして一対配置させている。もちろんローラは、ローラの内周面がガイドフレーム１４の外周面に嵌合するようにパイプ状に形成されていてもよい。
【００２８】
背フレーム２４は、図１に示すように、背もたれシート２４ａを掛着するように形成されるとともに上端部で後方に屈曲して介護者が操作するハンドル部２４１を形成し、背フレーム２４の縦方向の中間部から車輪フレーム体１０の上部フレーム１１の後部にわたって連結された座席フレーム体２０の揺動位置を規制してロックするロック装置３０を配置させている。
【００２９】
脚フレーム２５は、肘かけフレーム２１の前縦部２１１のサイドフレーム２２の先端部と対向する位置から前方から下方に屈曲して形成され、開閉可能なフットレスト２８を装着している。
【００３０】
ロック装置３０は、図１に示すように、背フレーム２４の中間部と上部フレーム１１の後端部（後輪５の車軸５ａ付近）との間を連結した伸縮可能な連結体３１の距離を適宜規制することによって、座席フレーム体２０の車輪フレーム体１０に対する揺動角度を自在に設定することができる。
【００３１】
実施形態における連結体３１は、市販のメカニカルロック装置を採用している。メカニカルロック装置は、シリンダ部３２とシリンダ部３２内を挿通して摺動するピストン部３３とを有し、ピストン部３３の先端が背フレーム２４の中間部に取り付け金具３４を介して枢着可能に掛止され、シリンダ部３２の一端は上部フレーム部１１の後端部に回動可能に装着された取り付け金具３５に枢着可能に掛止され、ピストン部３３が挿通されたシリンダ部３２は縮径可能に形成されている。そして、シリンダ部３２の縮径作動を操作する操作レバー３６が一対で背フレーム２４の一対のハンドル部２４１に、それぞれシリンダ部３２から連結されたワイヤ３７を介して装着されている。
【００３２】
操作レバー３６は、手で操作しない通常時においては、シリンダ部３２を縮径状態にしてピストン部３３を把持してロック状態にし、手で握るとワイヤ３７を牽引してシリンダ部３２が拡径されてピストン部３３を移動可能にさせる。これによって、ピストン部３３の、取り付け金具３４と取り付け金部３５間との距離を、適宜変更することができ、座席フレーム体２０を適宜な位置で揺動可能に作用させることができる。
【００３３】
実施形態の車椅子１は、座席フレーム体２０を幅方向で折り畳むことができる。図６に示すように、左右一対の底フレーム２３、２３と、左右一対のサイドフレーム２２、２２の内側に配置された左右一対のシートフレーム４１、４１と、を接続するように、クロス状に配置した一対の連結棒４２、４２をそれぞれの各端部で枢着可能に構成した折畳機構４０を有している。
【００３４】
一対の連結棒４２、４２は、クロスした中央部の支点部４３で同軸で回動可能に支持され、そのために、支点部４３を中心にしてシートフレーム４１、４１が各底フレーム２３、２３から内方に突出した装着部２３１の枢支点２３２で回動することによって、一対の車輪フレーム体１０、１０を接近させたり、離隔させたりして折畳可能に構成している。なお、シートフレーム４１には座位シート４５が掛けられて、障害者を座位できるようにし、折畳機構４０は、シートフレーム４１の前後方向に２か所配置している（図１参照）。そして、座位シート４５の幅方向の中央部を上方に押し上げることによって、一対の連結棒４２、４２を枢支点２３２、２３２を中心にして回動させると、折畳機構４０は支点部４３を中心に折り畳まれることとなる。
【００３５】
なお、左右一対の背フレーム２４、２４の上部には、図２に示すように、頭部シート２９１を装着したヘッドレスト２９を支持するための受け部２４２、２４２がヘッドレスト２９を着脱できるように形成され、座席フレーム体２０が後方に揺動した際に、障害者の頭部を支持できるように構成されている。
【００３６】
さらに、実施形態の車椅子１には、図１に示すように、車軸５ａを圧接して後輪５の回転を停止されるブレーキ装置８が、背フレーム２４のハンドル部２４１に装着された操作ハンドル８１とワイヤ８２（図１参照）によって操作可能に配置されている。
【００３７】
次に、上記のように構成された車椅子１の作用を説明する。
【００３８】
本形態の車椅子１を重度の障害者を搭乗させて使用する場合、通常走行時においては、図１に示すように、座席フレーム２０を、車輪フレーム体１０に対して立てた状態にして障害者を座位シート４５上に座位させ、後輪５用のブレーキ体７を後輪５から離隔させてる。そして、ハンドル部２４１、２４１を介護者が操作することによって、車椅子１を走行させる。
【００３９】
リクライニングを行なう場合には、ハンドル部２４１、２４１に装着されているリクライニング用の操作レバー３６、３６を握り、ワイヤ３７、３７を牽引することによって、ロック装置３０、３０のピストン部３３、３３とシリンダ部３２、３２とのロックを解除させた後、図７に示すように、ハンドル部２４１、２４１を下方に移動させることによって、座席フレーム体２０を車輪フレーム体１０に対して後方に揺動させる。
【００４０】
この際、座席フレーム体２０に装着されているローラ２７が、車輪フレーム体１０のガイドフレーム１４に沿って摺動しながら、座席フレーム体２０は、背フレーム２４、サイドフレーム２２、肘掛けフレーム２１、底フレーム２３の各フレーム間の角度を変化させることなく一体的にした状態で、車輪フレーム体１０の支点部１３を中心に後方に回動される。
【００４１】
また、ロック装置３０は、ピストン部３３がシリンダ部３２からの圧着が解除されていることによって、シリンダ部３２内への移動を可能とし、座席フレーム体２０の後方への揺動によって、ロック装置３０のピストン部３３は、シリンダ部３２内を移動して、ピストン部３２側の取り付け金具３４とシリンダ部３３側の取り付け金具３５との距離を変化させて、座席フレーム体２０の適度な揺動角度に設定し、その位置において操作レバー３６、３６から手を離して、ピストン部３３の移動を停止させてロックをする。
【００４２】
従って、サイドフレーム２２と背フレーム２４及び底フレーム２３との角度を維持した状態で座席フレーム体２０を車輪フレーム体１０に対して一体的に揺動することから、障害者は走行中に座位した状態の姿勢のままで座席フレーム体２０と共に後方に揺動されることとなる。
【００４３】
この際、座席フレーム体２０の底フレーム２３から突出したローラ２７は車輪フレーム体１０のガイドフレーム１４に沿って摺動されることから、障害者の体重は、車輪フレーム体１０の支点部１３における軸１３２で支持されるとともにローラ２７を介してガイドフレーム１４で支持されることとなる。また、ヘッドレスト２９が背フレーム２４、２４に装着されることによって、障害者の頭部は後方に揺動されて重心が後方に移動しても、ヘッドレスト２０によって安定した姿勢を維持した状態で支持されることとなる。
【００４４】
従って、上述のように、実施形態の車椅子１は、座席フレーム体２０の背フレーム２４を、車輪フレーム体１０に対して揺動させる際、座席フレーム体２０は、車輪フレーム体１０のガイドフレーム１４に案内されながら、車輪フレーム体１０に対して揺動されることから、座席フレーム体２０に座位する障害者は、座位姿勢のままでリクライニング作用を行なうことができ、身体を動かせない重度な障害者であっても、安定した姿勢でリクライニングすることが可能となる。しかも、座席フレーム体２０が、車輪フレーム体１０に対して揺動する際、揺動支点部１３の軸１３２だけでなく、ローラ２７を介してガイドフレーム１４で支持されて摺動することができることから、障害者の体重を十分に支持することができて、障害者を安心して車椅子１に搭乗させてリクライニングさせることが可能となる。
【００４５】
又、座席フレーム体２０が揺動する際、車輪フレーム体１０に配設されたガイドフレーム１４に係合可能なローラ２７が、座席フレーム体２０に摺動するように構成されていれば、障害者の体重をガイドフレーム１４を介して支持することができることから、リクライニング作用を安定した姿勢で維持したまま行なうことができる。
【００４６】
しかも、本形態の車椅子１は、幅方向に沿って折畳可能に形成されていることから、コンパクトに構成することができ持ち運びしやすい。
【００４７】
さらに、車輪フレーム体１０に対して揺動された座席フレーム体２０は、座席フレーム体２０から突出したメカニカルロック装置（連結体３１）のピストン部３３のいずれかの部位を把持するようにしてロックすることができることから、障害者の要求に合わせて自在な角度で強固にロックさせることができる。
【００４８】
さらに、障害者が座位姿勢を崩すことなく後方に揺動する際に、障害者の頭部は、背フレーム２４に装着されたヘッドレスト２９で支持されることから、障害者は後方に揺動されても安定した姿勢を維持したままでリクライニング作用を行なうことができる。
【００４９】
なお、本発明の車椅子は、障害者が座位姿勢のままで揺動できるものであり、座席フレーム体の揺動時に、摺動ガイドできて安定して支持できるように構成するものであれば、上記形態に限定するものではない。例えば、座席フレーム体２０の揺動支点部１３を図例のようにサイドフレーム２２に設けるのではなく、例えば、肘掛けフレーム２１に設けるようにしてもよく、その場合、ガイドフレーム１４に係合するガイドとしてのレール２７を、サイドフレーム２２から突出するように設けてもよい。
【００５０】
又、ロック装置３０の連結体３１の一端を支持する部位は、車輪フレーム体１０に設けられていれば、上部フレーム１１でなく下部フレーム１２でもよく、又、連結体３１としてメカニカルロックを使用するのではなく、背フレーム２４から取り付け金具３４を介して下方に突出したシャフトと、車輪フレーム体１０に取り付け金具３５を介して一端が支持されてシャフトを挿通する筒体と、筒体内を摺動するシャフトの一部を把持する把持部を有し、取り付け金具３４と取り付け金具３５との間の距離が可変になるように構成されていれば、他の手段でもよい。さらに、座席フレーム体２０の揺動支点部を、ロックするように構成された支点部ロック手段であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一形態の車椅子を示す側面図である。
【図２】図１におけるII矢視図である。
【図３】図１の車椅子の車輪フレーム体を示す側面図である。
【図４】図３におけるIV−IV断面図である。
【図５】図３におけるV −V 断面図である。
【図６】図１における車椅子の折畳機構を示す背面図である。
【図７】図１における車椅子のリクライニング状態を示す作用図である。
【符号の説明】
１…車椅子
３…前輪
５…後輪
１０…車輪フレーム体
１１…上部フレーム
１２…下部フレーム
１３…支点部
１４…ガイドフレーム
２０…座席フレーム体
２１…肘掛けフレーム
２２…サイドフレーム
２３…底フレーム
２４…背フレーム
２７…ローラ
２９…ヘッドレスト
３０…ロック装置
３１…連結体（メカニカルロック）
３２…シリンダ部
３３…ピストン部
３４、３５…取り付け金具
３６…操作レバー
３７…ワイヤ
４０…折畳機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wheelchair, and more particularly, to a wheelchair configured so that a disabled person can recline in a sitting position.
[0002]
[Prior art]
In general, in a wheelchair, a seat frame body that supports a disabled person includes a side frame on which a seated seat is mounted, a front frame coupled to a front wheel, a rear frame coupled to a rear wheel, and a back frame mounted on a backrest seat; The caregiver operates the wheelchair by operating the care handle disposed on the back frame, or the disabled person himself operates the operation wheel disposed on the rear wheel. I was driving a wheelchair. In these wheelchairs, a reclining mechanism configured to extend the back of a disabled person has been known.
[0003]
A conventional reclining mechanism in a wheelchair has been configured by tilting the back frame with respect to the side frame. However, if the back frame is configured to be tiltable with respect to the side frame, the tilting fulcrum of the back frame and the bending fulcrum of the handicapped person will be different. I had to. This operation was forced to be extremely difficult by a severely disabled person. In order to solve this problem, for example, wheelchairs improved by Japanese Patent Laid-Open Nos. 7-457 and 11-155908 have been provided.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The reclining mechanism shown in the conventional publication, for example, the one shown in the former publication (Japanese Patent Laid-Open No. 7-457) supports the tilting fulcrum portion of the back frame so that it can tilt with respect to the main body, The seat is rotatably supported at a position below the tilting fulcrum of the back frame, and the step side of the seat is rotatably and slidably supported by the main body. As a result, when the handicapped person is in a wheelchair, even if the back frame is tilted, the seat moves forward, so that the handicapped person can maintain a stable posture without shifting the buttocks. .
[0005]
In the latter publication (Japanese Patent Laid-Open No. 11-155908), the back frame is constructed in two upper and lower stages, the upper frame is slidable on the lower frame, and the back frame is tilted. Then, the upper frame supporting the back of the disabled person slides to the lower frame side, and the reclining can be performed while maintaining a stable posture without shifting the buttocks of the disabled person.
[0006]
However, in any case shown in the above-mentioned publication, the back frame tilts with respect to the seat (or side frame), and therefore, the disabled person cannot recline without breaking the sitting posture. Therefore, a severely disabled person cannot move the body and sometimes makes a reclining motion difficult. Moreover, in any reclining mechanism, the back frame is configured to support the seat (or side frame) with only the pins, so that the weight of the handicapped person is received by the pins and the pins are damaged. It was easy and dangerous for the disabled.
[0007]
This invention solves the above-mentioned subject, and it aims at providing a wheelchair which can perform a reclining action in the state where a disabled person's stable posture was maintained, and has a reclining mechanism constituted firmly. .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the wheelchair according to the present invention is configured as follows. That is,
The wheel frame body that supports the front wheel and the rear wheel has a back frame, a side frame, and a leg frame that have a handle for a caregiver, and a seat frame body that supports a disabled person in a sitting position. A pair of wheelchairs arranged,
Each of the wheel frame bodies includes an upper frame that pivotally supports the seat frame body and swingably supports the seat frame body on both sides of the seat frame body, and a lower portion that is disposed below the upper frame. A frame, and a guide frame that constitutes a guide means that supports and slides the seat frame body when the seat frame body swings on both sides of the seat frame body. It is characterized by that.
[0009]
Preferably, the guide means may include a guide protruding from the seat frame body and the guide frame .
[0010]
It is further preferable that the seat frame body is configured to be foldable in the width direction at the center.
[0011]
Further, the seat frame body includes a shaft portion protruding from the seat frame body, and a lock body for gripping the shaft portion, and the shaft portion changes a gripping position so that an appropriate angle of the seat frame body is obtained. It is desirable to have a locking device that can be stopped by
[0012]
Further, it is preferable that a headrest is formed on the back frame so as to be attachable.
[0013]
【The invention's effect】
When the wheelchair of the present invention tilts the back frame of the seat frame body with respect to the wheel frame body, the seat frame body is guided by the guide frame portion of the wheel frame body, while It is swung. Since the wheel frame body includes a back frame, a side frame, and a leg frame, a disabled person sitting on the seat frame body can perform a reclining action in the sitting position, and move the body. Even a severely disabled person can recline in a stable posture. In addition, when the seat frame body swings with respect to the wheel frame body, the seat frame body can be supported and slid by not only the pins of the swing fulcrum but also by the guide means, thereby sufficiently supporting the weight of the disabled person. It is possible to allow a disabled person to ride in a wheelchair and to recline with peace of mind.
[0014]
Further, when the seat frame body swings, if the guide that can be engaged with the guide frame disposed on the wheel frame body is configured to slide on the seat frame body, the weight of the disabled person can be reduced. Since it can support via a guide frame, a reclining effect | action can be performed stably.
[0015]
Moreover, since the wheelchair of this invention is formed so that folding is possible along the width direction, it can be comprised compactly and it is easy to carry around.
[0016]
Furthermore, in the wheelchair of the present invention, the seat frame body swung with respect to the wheel frame body can be locked so as to grip any part of the shaft protruding from the seat frame body. Can be firmly locked at any angle according to the demands of the user.
[0017]
Furthermore, when the handicapped person swings backward without breaking his sitting posture, the head of the handicapped person is supported by a headrest attached to the back frame. The reclining action can be performed while maintaining a stable posture.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The wheelchair according to the present invention allows the handicapped person to swing backward without losing the sitting position when reclining with the handicapped person, and can swing very smoothly and can be supported stably when swinging. Therefore, the wheelchair 1 according to the embodiment has a pair of left and right front wheels 3 and rear wheels 5, and left and right supporting the front wheels 3 and the rear wheels 5, as shown in FIGS. A pair of wheel frame bodies 10 and a seat frame body 20 disposed between the pair of wheel frame bodies 10 and swingable with respect to the pair of left and right wheel frame bodies 10 are configured.
[0019]
As shown in FIG. 3, each wheel frame body 10 includes an upper frame 11 having a fulcrum portion 13 that is pivotally attached to the seat frame body 20, a lower frame 12 that connects the front wheel 3 and the rear wheel 5, The guide frame 14 is arranged on the upper frame 11 and formed in an arc shape with the fulcrum portion 13 as the center.
[0020]
In the embodiment, in order to connect the front wheel 3 and the rear wheel 5, the upper frame 11 is formed in a mountain shape by placing the fulcrum portion 13 at the upper part of the substantially central portion, and the front wheel 3 is formed at the front portion of the upper frame 11. The joint 4 for connecting the axle 3a is fixed, and the axle 5a of the rear wheel 5 is fixed to the rear portion of the upper frame 11. Further, in order to form the wheel frame body 10 firmly, a lower frame 12 having a bent portion at the front end portion and the rear end portion of the upper frame 11 and extending in a substantially horizontal direction is fixed. 11 and the lower frame 12 constitute a frame.
[0021]
As shown in FIG. 1, the brake body 7 that stops the rotation of the rear wheel 5 has a manual operation lever 7 a and is attached to a brake frame 15 disposed between the upper frame 11 and the guide frame 14. It is installed.
[0022]
As shown in FIG. 1, the seat frame body 20 includes an armrest frame 21 disposed at a position where the handicapped person puts his elbows in a sitting position, a side frame 22 disposed below the armrest frame 21, and a side frame. A bottom frame 23 disposed below 22, a back frame 24 that rises from the bottom frame 23 toward the top of the armrest frame 21 at the rear of the armrest frame 21 and the bottom frame 23, and forward bending of the armrest frame 21. And a leg frame 25 arranged so as to bend toward the front lower part, and is arranged inside the pair of wheel frame bodies 10.
[0023]
The armrest frame 21 is formed in an L shape that bends in the upper front so as to connect the back frame 24 arranged in the substantially vertical direction at the rear end portion and the front end portion of the bottom frame 23 arranged in the substantially horizontal direction. The armrest 21a is attached to the upper surface in the horizontal direction.
[0024]
In the embodiment, the side frame 22 disposed between the upper portion of the armrest frame 21 and the bottom frame 23 is supported by being pivotally attached to the upper frame 11 of the wheel frame body 10. That is, as shown in FIGS. 1 and 4, the side frame 22 is connected to the tip of the shaft portion 132 of the fulcrum portion 13 fixed on the lower surface of the apex portion 111 of the upper frame 11 via the cylindrical body 131 via the cylindrical body 221. Thus, the seat frame body 20 is disposed so as to be swingable with respect to the wheel frame body 10.
[0025]
The bottom frame 23 is connected to the lower end portion of the back frame 24 from the lower portion of the leg frame 25 and extends rearward from the back frame 24. In the middle portion, the bottom of the guide frame 14 of the wheel frame body 10 is provided with an arc guide. It is formed so as to be bent along the frame 14. Then, as shown in FIG. 5, brackets 26 fixed to the bottom frame 23 at two locations are arranged so as to surround the guide frame 14 and grip the outer peripheral surface of the guide frame 14 formed in a pipe shape. Thus, the pair of rollers 27, 27 slidably arranged is formed so as to be pivotally supported.
[0026]
Accordingly, the seat frame body 20 is swung with respect to the wheel frame body 10 while being guided by the guide frame 14 via the bottom frame 23, and the weight of the disabled person riding on the seat frame body 20 is a pair of rollers. 27 and 27 are supported by the wheel frame body 10.
[0027]
The shape of the roller 27 is not particularly limited as long as it slides on the outer peripheral surface of the guide frame 14. In the embodiment, however, the roller 27 has a concave arc portion substantially the same as the outer diameter of the guide frame 14. A pair of drum-shaped rollers 27 having 271 formed on the outer peripheral surface is disposed with the guide frame 14 therebetween so as to contact the outer peripheral surface of the guide frame 14. Of course, the roller may be formed in a pipe shape so that the inner peripheral surface of the roller is fitted to the outer peripheral surface of the guide frame 14.
[0028]
As shown in FIG. 1, the back frame 24 is formed so as to hang a backrest sheet 24 a and bends backward at the upper end portion to form a handle portion 241 that is operated by a caregiver. A locking device 30 is disposed to restrict and lock the swing position of the seat frame body 20 connected from the middle part of the direction to the rear part of the upper frame 11 of the wheel frame body 10.
[0029]
The leg frame 25 is formed by bending downward from the front from a position facing the front end portion of the side frame 22 of the front vertical portion 211 of the armrest frame 21 and is equipped with a footrest 28 that can be opened and closed.
[0030]
As shown in FIG. 1, the locking device 30 is configured to adjust the distance of the extendable connecting body 31 that connects the middle portion of the back frame 24 and the rear end portion of the upper frame 11 (near the axle 5 a of the rear wheel 5). By appropriately restricting, the swing angle of the seat frame body 20 with respect to the wheel frame body 10 can be freely set.
[0031]
The connection body 31 in the embodiment employs a commercially available mechanical lock device. The mechanical lock device has a cylinder portion 32 and a piston portion 33 that slides through the cylinder portion 32, and the tip of the piston portion 33 can be pivotally attached to an intermediate portion of the back frame 24 via a mounting bracket 34. One end of the cylinder part 32 is hooked to a mounting bracket 35 rotatably attached to the rear end part of the upper frame part 11, and the cylinder part 32 into which the piston part 33 is inserted is The diameter can be reduced. A pair of operating levers 36 for operating the diameter reducing operation of the cylinder portion 32 are attached to the pair of handle portions 241 of the back frame 24 via wires 37 respectively connected from the cylinder portion 32.
[0032]
In a normal state where the operation lever 36 is not operated by hand, the cylinder portion 32 is contracted to grip the piston portion 33 and locked, and when gripped by the hand, the wire 37 is pulled to expand the cylinder portion 32. Thus, the piston part 33 is made movable. As a result, the distance between the mounting bracket 34 and the mounting bracket portion 35 of the piston portion 33 can be changed as appropriate, and the seat frame body 20 can be made to swing at an appropriate position.
[0033]
The wheelchair 1 of the embodiment can fold the seat frame body 20 in the width direction. As shown in FIG. 6, a pair of left and right bottom frames 23, 23 and a pair of left and right seat frames 41, 41 arranged inside the pair of left and right side frames 22, 22 are connected in a cross shape. It has the folding mechanism 40 comprised so that the arrange | positioned pair of connecting rods 42 and 42 could be pivotally attached in each each edge part.
[0034]
The pair of connecting rods 42, 42 are supported so as to be coaxially rotatable at the fulcrum part 43 at the center of the cross, and for this reason, the seat frames 41, 41 are centered on the fulcrum part 43 from the bottom frames 23, 23. By pivoting at a pivot point 232 of the mounting portion 231 that protrudes inwardly, the pair of wheel frame bodies 10 and 10 can be folded close to each other or separated. A seating seat 45 is hung on the seat frame 41 so that a person with a disability can sit down, and the folding mechanism 40 is arranged at two locations in the front-rear direction of the seat frame 41 (see FIG. 1). Then, when the pair of connecting rods 42, 42 are rotated around the pivot points 232, 232 by pushing up the center portion in the width direction of the seating seat 45, the folding mechanism 40 centers on the pivot point 43. Will be folded.
[0035]
As shown in FIG. 2, receiving portions 242 and 242 for supporting the headrest 29 on which the head seat 291 is mounted are formed on the upper portions of the left and right back frames 24 and 24 so that the headrest 29 can be attached and detached. When the seat frame body 20 swings rearward, the head of the handicapped person can be supported.
[0036]
Furthermore, in the wheelchair 1 of the embodiment, as shown in FIG. 1, a brake device 8 that presses the axle 5 a and stops the rotation of the rear wheel 5 is attached to the handle portion 241 of the back frame 24. 81 and a wire 82 (see FIG. 1) are arranged to be operable.
[0037]
Next, the operation of the wheelchair 1 configured as described above will be described.
[0038]
When the wheelchair 1 according to this embodiment is used with a severely handicapped person, the seat frame 20 is set up with respect to the wheel frame body 10 as shown in FIG. Is seated on the seat 45 and the brake body 7 for the rear wheel 5 is separated from the rear wheel 5. Then, the wheelchair 1 is caused to travel by the caregiver operating the handle portions 241 and 241.
[0039]
In the case of performing reclining, by holding the reclining operation levers 36 and 36 attached to the handle portions 241 and 241 and pulling the wires 37 and 37, After unlocking the cylinder parts 32, 32, the seat frame body 20 is swung backward with respect to the wheel frame body 10 by moving the handle parts 241, 241 downward as shown in FIG. Let
[0040]
At this time, while the roller 27 attached to the seat frame body 20 slides along the guide frame 14 of the wheel frame body 10, the seat frame body 20 includes the back frame 24, the side frame 22, the armrest frame 21, The bottom frame 23 is rotated backward about the fulcrum portion 13 of the wheel frame body 10 in an integrated state without changing the angle between the frames.
[0041]
Further, the lock device 30 can move into the cylinder portion 32 when the piston portion 33 is released from the pressure bonding from the cylinder portion 32, and the lock device 30 can be moved by swinging the seat frame body 20 backward. The piston portion 33 of the 30 moves in the cylinder portion 32 to change the distance between the mounting bracket 34 on the piston portion 32 side and the mounting bracket 35 on the cylinder portion 33 side, so that the seat frame body 20 is moderately swung. The angle is set, and the hand is released from the operation levers 36 and 36 at that position to stop the movement of the piston portion 33 and lock it.
[0042]
Accordingly, the seat frame body 20 is integrally swung with respect to the wheel frame body 10 while maintaining the angles of the side frame 22, the back frame 24, and the bottom frame 23. The seat frame body 20 is swung backward together with the posture in the state.
[0043]
At this time, since the roller 27 protruding from the bottom frame 23 of the seat frame body 20 is slid along the guide frame 14 of the wheel frame body 10, the weight of the handicapped person is measured at the fulcrum portion 13 of the wheel frame body 10. It is supported by the shaft 132 and supported by the guide frame 14 via the roller 27. In addition, by mounting the headrest 29 on the back frames 24, 24, the head of the handicapped person is supported in a stable posture even if the head of the handicapped is swung back and the center of gravity moves backward. Will be.
[0044]
Therefore, as described above, when the wheelchair 1 of the embodiment swings the back frame 24 of the seat frame body 20 with respect to the wheel frame body 10, the seat frame body 20 is used as the guide frame 14 of the wheel frame body 10. The handicapped person who is seated on the seat frame body 20 can perform the reclining action in the sitting position and is unable to move the body. Even a person can recline in a stable posture. Moreover, when the seat frame body 20 swings with respect to the wheel frame body 10, the seat frame body 20 can be supported and slid by the guide frame 14 via the roller 27 as well as the shaft 132 of the swing fulcrum portion 13. Therefore, the weight of the handicapped person can be sufficiently supported, and the handicapped person can be rested on the wheelchair 1 and can be reclined with peace of mind.
[0045]
If the roller 27 that can be engaged with the guide frame 14 disposed on the wheel frame body 10 is configured to slide on the seat frame body 20 when the seat frame body 20 swings, Since the person's weight can be supported via the guide frame 14, the reclining action can be performed while maintaining a stable posture.
[0046]
And since the wheelchair 1 of this form is formed so that folding is possible along the width direction, it can be comprised compactly and it is easy to carry around.
[0047]
Further, the seat frame body 20 swung with respect to the wheel frame body 10 is locked so as to hold any part of the piston portion 33 of the mechanical lock device (connecting body 31) protruding from the seat frame body 20. Therefore, it can be firmly locked at any angle according to the request of the handicapped person.
[0048]
Furthermore, when the handicapped person swings backward without breaking his sitting posture, the head of the handicapped person is supported by the headrest 29 attached to the back frame 24, so the handicapped person is swung back. However, the reclining action can be performed while maintaining a stable posture.
[0049]
The wheelchair of the present invention can be rocked by a disabled person in a sitting position, and can be slidably guided and stably supported when the seat frame body is rocked. The present invention is not limited to the above form. For example, the swing fulcrum portion 13 of the seat frame body 20 may be provided on the armrest frame 21, for example, instead of being provided on the side frame 22 as shown in FIG. A rail 27 as a guide may be provided so as to protrude from the side frame 22.
[0050]
Further, the portion of the locking device 30 that supports one end of the connecting body 31 may be the lower frame 12 instead of the upper frame 11 as long as it is provided on the wheel frame body 10, and a mechanical lock is used as the connecting body 31. Instead, a shaft projecting downward from the back frame 24 via the mounting bracket 34, a cylindrical body whose one end is supported by the wheel frame body 10 via the mounting bracket 35 and the shaft is inserted, and sliding within the cylindrical body Other means may be used as long as it has a gripping part for gripping a part of the shaft to be configured and the distance between the mounting bracket 34 and the mounting bracket 35 is variable. Furthermore, a fulcrum portion locking means configured to lock the swing fulcrum portion of the seat frame body 20 may be used.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a wheelchair according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view taken along arrow II in FIG.
3 is a side view showing a wheel frame body of the wheelchair of FIG. 1. FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along the line V-V in FIG. 3;
6 is a rear view showing the folding mechanism of the wheelchair in FIG. 1. FIG.
7 is an operation diagram showing a reclining state of the wheelchair in FIG. 1. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Wheelchair 3 ... Front wheel 5 ... Rear wheel 10 ... Wheel frame body 11 ... Upper frame 12 ... Lower frame 13 ... Supporting point part 14 ... Guide frame 20 ... Seat frame body 21 ... Armrest frame 22 ... Side frame 23 ... Bottom frame 24 ... Back frame 27 ... roller 29 ... headrest 30 ... lock device 31 ... connector (mechanical lock)
32 ... Cylinder part 33 ... Piston part 34, 35 ... Mounting bracket 36 ... Operation lever 37 ... Wire 40 ... Folding mechanism

Claims

The wheel frame body that supports the front wheel and the rear wheel has a back frame, a side frame, and a leg frame that have a handle for a caregiver, and a seat frame body that supports a disabled person in a sitting position. A pair of wheelchairs arranged,
Each of the wheel frame bodies includes an upper frame that pivotally supports the seat frame body and swingably supports the seat frame body on both sides of the seat frame body, and a lower portion that is disposed below the upper frame. A frame, and a guide frame that constitutes a guide means that supports and slides the seat frame body when the seat frame body swings on both sides of the seat frame body. wheelchair, characterized in that is.

The wheelchair according to claim 1, wherein the guide means includes a guide protruding from the seat frame body and the guide frame .

The wheelchair according to claim 1, wherein the seat frame body is configured to be foldable in a width direction at a center portion.

The seat frame body includes a shaft portion protruding from the seat frame body and a lock body for gripping the shaft portion, and the shaft portion stops at an appropriate angle of the seat frame body by changing a gripping position. 4. The wheelchair according to claim 1, further comprising a lock device that can be used.

The wheelchair according to claim 1, 2, or 3, wherein a headrest is formed on the back frame so as to be mountable.