JP3559211B2 - wheelchair - Google Patents

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車椅子に関する。さらに詳しくは、使用者が着座した状態でがそのシートが傾動する車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
図8に示すように、従来の車椅子51はその本体フレーム52の後部に大径の駆動輪53の車軸53aが回転自在に取り付けられている。この駆動輪53は自走式では使用者自らが回転させるものであり、電動式ではモータによって回転駆動されるものである。シートフレーム54は着座フレーム55と背座フレーム56とから構成されている。着座フレーム55および背座フレーム56は本体フレーム52の左右側部それぞれに配置されたパイプ部材から構成されている。この左右のパイプ部材に使用者が着座するための可撓性座面部材57が掛け渡されている。可撓性座面部材57は布や合成樹脂製シートなどから形成されている。
【0003】
図中、本体フレーム52を構成しているのは、符号58で示す後部支柱、符号59で示す肘置きフレーム、この肘置きフレーム59と一体の前部支柱60、水平フレーム61、下部フレーム62、相互に回転しうるXフレーム63である。上記背座フレーム56は水平フレーム61に対して後方に傾倒し得るように枢支されている。
【0004】
上記Xフレーム63の上端には着座フレーム55が固定され、Xフレーム63の下端は本体フレーム52(下部フレーム62)に回転自在に取り付けられている。シートフレーム54および本体フレーム52の左右部分を繋ぐのは相互回転しうるXフレーム63のみであるため、車椅子は幅方向に伸縮することができる。
【0005】
前述のように、従来の車椅子51では背座フレーム56のみを後方に傾倒させるリクライニング型式である。したがって、自己の姿勢を自力で保持することが困難な使用者にとっては、背座フレーム56を後方に傾倒させると身体がシート上を前方に(足の方向に)滑ってしまう場合がある。また、通常の使用者であっても身体とシート面との摩擦が少なければ滑ってしまう。
【0006】
また、自己の姿勢を自力で保持することが困難な使用者にとっては、この車椅子に特別な身体保持具を装備しなければ安定した状態で移動することが困難となる。
【0007】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、リクライン(後方に傾倒)したときでも使用者の身体が前方に滑りにくく、身体を安定させ得るリクライニング式の車椅子を提供することを目的としている。また、リクラインさせない状態でも使用者の身体を比較的安定した状態に保てる車椅子を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の車椅子は、
本体フレームと、該本体フレームに取り付けられたシートフレームとを備えており、該シートフレームが着座部と背座部とを有しており、 上記着座部がその中間部から前の前部着座部と中間部から後の後部着座部とからなり、後部着座部が背座部と一体で、側面視で前部着座部と同一方向に延びる状態から、前部着座部に対して下方に傾動しうるように構成されている。
【0009】
したがって、使用者の姿勢を、股関節を境にした上半身と下半身との角度を変えリクライニングすることができる。その際、後部着座部から背座部とともに後方に傾斜することができる。したがって、使用者の臀部が傾斜した後部着座部にうまく落ち込むので、上半身と下半身との角度が拡大しても身体が前方に滑り出ることが防止される
【0010】
上記車椅子において、シートフレームの着座部と背座部とが一体で本体フレームに対して前後方向に傾動可能となるように、着座部の中間部分が上記本体フレームに取り付けられてなる車椅子が好ましい。また、上記車椅子において、前部着座部に対する後部着座部の前後方向の傾動位置を、任意の位置に設定することが可能に構成されているのが好ましい。
【0011】
使用者の姿勢を、股関節を境にした上半身と下半身との角度を変えずにリクライニングすることできるからである。そのため、使用者の身体の安定が保てる。なお、中間部分とは、とくに着座部の前後方向の中央部に限定されることはなく、前端と後端との間の部分ということである。
【0012】
上記車椅子において、シートフレームを構成する左右のフレーム構成棒同士の間に掛け渡された可撓性シート部材と、少なくとも背座部に対応する可撓性シート部材の両側縁に該側縁に沿って形成された系着部とを備えており、該系着部がフレーム構成棒の周囲を回ったうえで可撓性シート部材の任意部位に系着されうることにより、可撓性シート部材の張り調節が可能に構成されているのが好ましい
【0013】
使用者の足から頭部にかけて、任意の部位について姿勢を矯正することができるとともに、左右のフレーム構成棒間に身体を沈めることができるので姿勢を安定させることもできるからである
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の車椅子の実施形態を説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施形態にかかる車椅子のフレームを示す斜視図である。図2および図3はそれぞれ図1のフレームの側面図である。図4(a)は図1の車椅子のリクライニング状態の一例(背座部の角度変更)を示す側面図であり、図4(b)はその要部を示す側面図である。図5(a)および図5(b)はそれぞれ図1の車椅子の使用状態を示す側面図である。図6は図1の車椅子の前方視斜視図である。図7は図1の車椅子の後方視斜視図である。
【0016】
図1〜3に示す車椅子1のフレームは、本体フレーム2とシートフレーム3とから構成されている。本体フレーム2は相互に傾動して折り畳める(図2中、矢印Aで示す)ように上端部2aにおいて枢支された前後のフレーム2b、2cから構成されている。また、前部フレーム2bと後部フレーム2cとは折り畳みバー2dによっても連結されている。折り畳みバー2dは相互に揺動しうる二本の棒材からなり、二本の棒材はそれぞれ先端部が前部フレーム2bと後部フレーム2cとに枢支されている。前部フレーム2bの下端には前輪4が取り付けられ、後部フレーム2cの下端には後輪5が取り付けられる。
【0017】
シートフレーム3は使用者が着座する着座部6と背をもたれかける背座部7と使用者の足に沿う脚部8とから構成されている。背座部7の上端近傍は後方に湾曲させられて介助者用のグリップ7aとされている。脚部8の下端には上方に折り畳めるフットプレート9が取り付けられている。フットプレート9は脚部8の長手方向に沿って取付位置がボルト止めやピン止め(図2中、符号Pで示す)によって複数段に調節し得るようにされている。着座部6は前部着座部6aと後部着座部6bとから構成され、後部着座部6bは前部着座部6aに対してボルト止めやピン止め(図2中、符号Pで示す)によって複数段に傾斜させられるようにされている(図2中、矢印Bで示す)。本実施形態では三段に傾斜させられる。すなわち、背座部7の角度変更は着座部6の中間部からなされることになる。
【0018】
図4も併せて参照すれば明らかなように、上記構成により、背座部7と後部着座部6bとが一体で後方に傾斜させられるので、使用者は股関節を境にして上半身と下半身との角度を変えることができる。しかも、前部着座部6aは動かないので、使用者はその臀部が後部着座部6bと背座部7とのつなぎ目に落ち込み、身体が前方に滑ってしまうことがない。
【0019】
背座部7は上記後部着座部6bに対して前方に折り畳まれる(図2中、矢印Cで示す)ように、後部着座部6bの後端近傍のブラケット10に枢支されている。このブラケット10には背座部7を後部着座部6bに対してほぼ直角となる使用位置に固定するロックバー11が配設されている。ロックバー11の先端によって背座部7の下端位置を押圧することにより、背座部7の折り畳みが阻止される。かかる構成により、背座部7を前方に折り畳み(図2中の矢印C)、本体フレーム2を相互に折り畳む(図2中の矢印A)ことによって車椅子1はコンパクトになり、持ち運びが容易となる。
【0020】
脚部8はL字状を呈しており、その上部水平部分8aが前部着座部6aに内嵌挿されている。そして、脚部8を前部着座部6aに対して進退させる(図2中、矢印Dで示す)ことにより、着座部の前後方向寸法を変更させることができる。変更位置はボルト止めやピン止め(図2中、符号Pで示す)によって複数段に調節し得るようにされている。
【0021】
また、以上のごとく構成されたシートフレーム3は、一体で本体フレーム2に対して揺動し得る(図3中、矢印Eで示す)ように枢支されている。さらに、本体フレーム2とシートフレーム3とはいわゆるメカニカルロックシリンダ12によっても連結されている。したがって、シートフレーム3の本体フレーム2に対する傾斜位置は連続して変更し、その位置でロックすることができる。メカニカルロックシリンダ12は、シリンダ本体12aの基端部とピストン12bの先端部とがそれぞれ揺動アーム13によって前部フレーム2bと後部着座部6bに取り付けられている。かかる構成により、図5に示すごとく、使用者は姿勢を変えずにリクライニングさせられる。
【0022】
メカニカルロックシリンダ12は、円筒状のシリンダ本体12a内にその軸方向に沿って図示しないコイルばねが内装されたものである。そして、ピストン12bがシリンダ本体12a内のコイルばねの中空部に内嵌挿されたものである。通常時はコイルばねがその内側のピストンを掴んでいるため、ピストン12bはコイルばねの内径側からの摩擦力によってロックされている。しかし、シートフレーム3をリクラインするためにロックを解除するときには、図1および図7に示すロック解除ハンドル14を操作して、コントロールケーブル15を介して上記コイルばねの内径を拡げる。そうするとコイルばねはピストン12bの把持を解除する。
【0023】
本実施形態では背座部7の角度変更を着座部6の中間部から行う構成として、ボルト止めやピン止めによって段階的に変更するものを例示したが、とくにこのような段階的変更に限定されない。たとえば、ボルト止めやピン止めに代えて上記メカニカルロックシリンダ12を用いて連続的に変更する構成を採用することもできる。
【0024】
図2、3に示す各フレーム2、3は、図1に示すとおり左右一対のフレーム構成棒からなるものである。そして、図6、7に示すように、シートフレーム3の背座部7、着座部6、脚部8にはそれぞれ左右間に可撓性シート部材16が張設されている。この可撓性シート部材16にはその左右両側縁に沿って多数個の系着部17が配設されている。各系着部17は可撓性シート部材16と同様な布や合成樹脂製シートなどから形成されている。各系着部17は背座部7、着座部6、脚部8を前方から外方を回して可撓性シート部材16の背面の任意部位に系着させることができる。この系着部17の背面および可撓性シート部材16の背面には相互に系着する、いわゆるマジックテープ(面ファスナーとも呼ばれる)が取り付けられている。マジックテープは可撓性シート部材16の背面(系着部17の背面)には細い合成繊維のループを形成し、系着部17の背面(可撓性シート部材16の背面)には合成繊維のフックを形成したものである。可撓性シート16の背面にはほぼ前面にマジックテープを取り付けるのが好ましい。そうすることによって系着部17は可撓性シート16の背面の人にの部位に系着することができるからである。
【0025】
図7に示すとおり、系着部17は横方向に相当の長さを有しており、可撓性シート16の背面における系着部位を横方向にずらせる(図7中、矢印Fで示す)ことによって可撓性シート16の張り具合を調節することができる。系着部17が多数個配設されているため、可撓性シート16の任意部位の張り具合についてのみ調節することも可能である。たとえば、図5(a)に示すように、背座部7の可撓性シート16の張りを緩めて使用者の身体が背座部7間に埋まり込むようにすれば身体を保持する作用が生じる。また、使用者の脊椎の形態に適合させるために、図5(b)に示すように背座部7の下部、すなわち使用者の腰のあたりの張りを強めるようなことも可能である。さらに、着座部6の張りを緩めて使用者の着座状態を安定させることも可能である。
【0026】
このように、マジックテープを用いることによって可撓性シート16の張りを連続的に調節することができるが、いわゆるスナップを所定ピッチで配設することによって所定ピッチで調節するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、使用者の姿勢を、股関節を境にして上半身と下半身との角度を変えずにリクライニングすることができる。そのため、使用者の身体の安定が保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車椅子の一実施形態のフレームを示す斜視図である。
【図2】図1のフレームの側面図である。
【図3】図1のフレームの側面図である。
【図4】図4(a)は図1の車椅子のリクライニング状態の一例(背座部の角度変更)を示す側面図であり、図4(b)はその要部を示す側面図である。
【図5】図5(a)および図5(b)はそれぞれ図1の車椅子の使用状態を示す側面図である。
【図6】図1の車椅子の前方視斜視図である。
【図7】図1の車椅子の後方視斜視図である。
【図8】従来の車椅子の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・車椅子
2・・・・本体フレーム
2a・・・(本体フレームの)上端部
2b・・・前部フレーム
2c・・・後部フレーム
2d・・・折り畳みバー
3・・・・シートフレーム
4・・・・前輪
5・・・・後輪
6・・・・着座部
6a・・・前部着座部
6b・・・後部着座部
7・・・・背座部
7a・・・グリップ
8・・・・脚部
9・・・・フットプレート
10・・・・ブラケット
11・・・・ロックバー
12・・・・メカニカルロックシリンダ
12a・・・シリンダ本体
12b・・・ピストン
13・・・・揺動アーム
14・・・・ロック解除ハンドル
15・・・・コントロールケーブル
16・・・・可撓性シート部材
17・・・・系着部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wheelchair. More specifically, the present invention relates to a wheelchair in which the seat tilts while a user is seated.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
As shown in FIG. 8, the wheelchair 51 of the prior art has an axle 53a of a large-diameter driving wheel 53 rotatably attached to the rear part of a main body frame 52. In the self-propelled type, the driving wheel 53 is rotated by the user, and in the electric type, the driving wheel 53 is rotationally driven by a motor. The seat frame 54 includes a seating frame 55 and a back seat frame 56. The seat frame 55 and the back seat frame 56 are constituted by pipe members disposed on the left and right sides of the main body frame 52, respectively. Flexible seating surface members 57 for the user to sit on are hung on the left and right pipe members. The flexible seat member 57 is formed of a cloth or a synthetic resin sheet.
[0003]
In the figure, the main body frame 52 is composed of a rear support column indicated by reference numeral 58, an elbow support frame indicated by reference numeral 59, a front support column 60 integrated with the elbow support frame 59, a horizontal frame 61, a lower frame 62, This is an X frame 63 that can rotate relative to each other. The back seat frame 56 is pivotally supported so as to tilt backward with respect to the horizontal frame 61.
[0004]
A seating frame 55 is fixed to the upper end of the X frame 63, and the lower end of the X frame 63 is rotatably attached to the main body frame 52 (lower frame 62). Since only the X frame 63 that can rotate relative to each other connects the left and right portions of the seat frame 54 and the main body frame 52, the wheelchair can extend and contract in the width direction.
[0005]
As described above, the conventional wheelchair 51 is a reclining type in which only the back seat frame 56 is tilted backward. Therefore, for a user who is difficult to maintain his / her posture by himself / herself, when the back seat frame 56 is tilted backward, the body may slide forward (in the direction of the foot) on the seat. Further, even a normal user slips if there is little friction between the body and the seat surface.
[0006]
In addition, it is difficult for a user who is difficult to hold his / her posture by himself / herself to move in a stable state unless the wheelchair is equipped with a special body holder.
[0007]
The present invention has been made to solve such a problem, and it is an object of the present invention to provide a reclining wheelchair that can stabilize the body of the user, making it difficult for the user's body to slip forward even when reclined (tilt backward). It is said. It is another object of the present invention to provide a wheelchair that can keep a user's body in a relatively stable state even in a state where no reclining is performed.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The wheelchair of the present invention is
A main body frame; and a seat frame attached to the main body frame, the seat frame having a seating portion and a back seat portion, and the seating portion from the middle portion to the front seating portion in front From the middle part to the rear seat part, and the rear seat part is integrated with the back seat part and tilts downward with respect to the front seat part from a state extending in the same direction as the front seat part in a side view. It is configured to be able to .
[0009]
Therefore, it is possible that the posture of the user, to the reclining by changing the angle between the upper and lower body, which was on the border of the hip joint. In that case, it can incline back with a back seat part from a rear seat part. Therefore, since the user's buttocks fall well into the inclined rear seat, the body is prevented from sliding forward even if the angle between the upper body and the lower body is increased .
[0010]
In the wheelchair described above, a wheelchair in which an intermediate portion of the seating portion is attached to the main body frame so that the seating portion and the back seat portion of the seat frame can be integrally tilted with respect to the main body frame is preferable. In the wheelchair, it is preferable that the tilting position in the front-rear direction of the rear seating portion with respect to the front seating portion can be set to an arbitrary position.
[0011]
The attitude of use for the user, because it is also possible to recline without changing the angle between the upper and lower body, which was on the border of the hip joint. Therefore, the user's body can be kept stable. The intermediate portion is not particularly limited to the central portion in the front-rear direction of the seating portion, and is a portion between the front end and the rear end.
[0012]
In the wheelchair, the flexible seat member spanned between the left and right frame constituting rods constituting the seat frame, and at least both sides of the flexible seat member corresponding to the back seat along the side edge And the system attachment portion can be attached to an arbitrary portion of the flexible sheet member after the periphery of the frame constituting rod has been rotated. It is preferable that the tension can be adjusted.
[0013]
Over the head from the foot of use for the user, because it is possible to correct the posture for any of the sites, the attitude it is possible to sink the body between the left and right of the frame configuration bar can also be stabilized.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the wheelchair of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0015]
FIG. 1 is a perspective view showing a frame of a wheelchair according to an embodiment of the present invention. 2 and 3 are side views of the frame of FIG. FIG. 4A is a side view showing an example of the reclining state of the wheelchair of FIG. 1 (changing the angle of the back seat), and FIG. 4B is a side view showing the main part thereof. FIG. 5A and FIG. 5B are side views showing the use state of the wheelchair of FIG. FIG. 6 is a front perspective view of the wheelchair of FIG. 7 is a rear perspective view of the wheelchair of FIG.
[0016]
The frame of the wheelchair 1 shown in FIGS. 1 to 3 includes a main body frame 2 and a seat frame 3. The main body frame 2 is composed of front and rear frames 2b and 2c pivotally supported at the upper end 2a so as to be tilted and folded (indicated by an arrow A in FIG. 2). The front frame 2b and the rear frame 2c are also connected by a folding bar 2d. The folding bar 2d is composed of two bars that can swing relative to each other, and the ends of the two bars are pivotally supported by a front frame 2b and a rear frame 2c, respectively. A front wheel 4 is attached to the lower end of the front frame 2b, and a rear wheel 5 is attached to the lower end of the rear frame 2c.
[0017]
The seat frame 3 includes a seat portion 6 on which a user is seated, a back seat portion 7 on which the user leans back, and a leg portion 8 along the user's foot. The vicinity of the upper end of the back seat 7 is curved backward to form a grip 7a for an assistant. A foot plate 9 that can be folded upward is attached to the lower end of the leg 8. The mounting position of the foot plate 9 can be adjusted in a plurality of stages along the longitudinal direction of the leg portion 8 by bolting or pinning (indicated by symbol P in FIG. 2). The seating portion 6 is composed of a front seating portion 6a and a rear seating portion 6b. The rear seating portion 6b has a plurality of stages by bolting or pinning (indicated by symbol P in FIG. 2) with respect to the front seating portion 6a. (Indicated by an arrow B in FIG. 2). In this embodiment, it is inclined in three stages. That is, the angle change of the back seat part 7 is made from the intermediate part of the seat part 6.
[0018]
As is apparent from FIG. 4 as well, the back seat portion 7 and the rear seat portion 6b are integrally tilted rearward by the above configuration, so that the user can move the upper body and lower body from the hip joint. The angle can be changed. In addition, since the front seating portion 6a does not move, the user does not have his buttocks fall into the joint between the rear seating portion 6b and the back seat portion 7, and the body will not slide forward.
[0019]
The back seat portion 7 is pivotally supported by a bracket 10 in the vicinity of the rear end of the rear seat portion 6b so as to be folded forward with respect to the rear seat portion 6b (indicated by an arrow C in FIG. 2). The bracket 10 is provided with a lock bar 11 that fixes the back seat 7 to a use position that is substantially perpendicular to the rear seat 6b. By pressing the lower end position of the back seat portion 7 with the tip of the lock bar 11, folding of the back seat portion 7 is prevented. With this configuration, the wheelchair 1 becomes compact and easy to carry by folding the back seat 7 forward (arrow C in FIG. 2) and folding the main body frame 2 to each other (arrow A in FIG. 2). .
[0020]
The leg portion 8 has an L shape, and an upper horizontal portion 8a thereof is fitted into the front seat portion 6a. Then, by moving the leg portion 8 back and forth with respect to the front seating portion 6a (indicated by an arrow D in FIG. 2), the front-rear direction dimension of the seating portion can be changed. The change position can be adjusted in a plurality of stages by bolting or pinning (indicated by symbol P in FIG. 2).
[0021]
Further, the seat frame 3 configured as described above is pivotally supported so as to be integrally swingable with respect to the main body frame 2 (indicated by an arrow E in FIG. 3). Further, the main body frame 2 and the seat frame 3 are also connected by a so-called mechanical lock cylinder 12. Therefore, the inclined position of the seat frame 3 with respect to the main body frame 2 can be continuously changed and locked at that position. In the mechanical lock cylinder 12, the base end portion of the cylinder body 12a and the tip end portion of the piston 12b are attached to the front frame 2b and the rear seating portion 6b by the swing arm 13, respectively. With this configuration, as shown in FIG. 5, the user can be reclined without changing his / her posture.
[0022]
The mechanical lock cylinder 12 has a coil spring (not shown) housed in a cylindrical cylinder body 12a along its axial direction. The piston 12b is inserted into the hollow portion of the coil spring in the cylinder body 12a. Since the coil spring normally holds the piston inside the coil spring, the piston 12b is locked by the frictional force from the inner diameter side of the coil spring. However, when releasing the lock to reclaim the seat frame 3, the lock release handle 14 shown in FIGS. 1 and 7 is operated to expand the inner diameter of the coil spring via the control cable 15. Then, the coil spring releases the grip of the piston 12b.
[0023]
In the present embodiment, the configuration in which the angle of the back seat portion 7 is changed from the intermediate portion of the seat portion 6 is exemplified by a step change by bolting or pinning, but is not particularly limited to such a step change. . For example, it is also possible to employ a configuration in which the mechanical lock cylinder 12 is continuously used instead of bolting or pinning.
[0024]
Each of the frames 2 and 3 shown in FIGS. 2 and 3 includes a pair of left and right frame constituting bars as shown in FIG. 6 and 7, flexible seat members 16 are stretched between the left and right sides of the back seat 7, the seat 6, and the legs 8 of the seat frame 3, respectively. The flexible sheet member 16 is provided with a large number of system wearing portions 17 along the left and right side edges. Each system wearing portion 17 is formed of a cloth similar to the flexible sheet member 16 or a synthetic resin sheet. Each system seating part 17 can systematize the back seat part 7, the seating part 6, and the leg part 8 to an arbitrary part on the back surface of the flexible sheet member 16 by turning outward from the front. A so-called magic tape (also referred to as a hook-and-loop fastener) that attaches to each other is attached to the back surface of the system wearing portion 17 and the back surface of the flexible sheet member 16. The magic tape forms a thin synthetic fiber loop on the back surface of the flexible sheet member 16 (the back surface of the system attachment portion 17), and the synthetic fiber on the back surface of the system attachment portion 17 (the back surface of the flexible sheet member 16). The hook is formed. It is preferable to attach a velcro tape almost to the front surface of the flexible sheet 16. By doing so, the system wearing part 17 can be system-attached to the part of the back of the flexible sheet 16 to the person.
[0025]
As shown in FIG. 7, the system wearing part 17 has a considerable length in the lateral direction, and the system wearing part on the back surface of the flexible sheet 16 is shifted laterally (indicated by an arrow F in FIG. 7). ), The tension of the flexible sheet 16 can be adjusted. Since a large number of system wearing parts 17 are arranged, it is possible to adjust only the tension of an arbitrary part of the flexible sheet 16. For example, as shown in FIG. 5A, if the tension of the flexible sheet 16 of the back seat 7 is loosened so that the user's body is buried between the back seats 7, the action of holding the body can be achieved. Arise. Further, in order to adapt to the shape of the user's spine, as shown in FIG. 5 (b), it is possible to strengthen the lower part of the back seat portion 7, that is, the tension around the user's waist. Furthermore, it is also possible to stabilize the seating state of the user by loosening the tension of the seating portion 6.
[0026]
As described above, the tension of the flexible sheet 16 can be continuously adjusted by using the magic tape, but may be adjusted at a predetermined pitch by arranging so-called snaps at a predetermined pitch.
[0027]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to recline the posture of the user without changing the angle between the upper body and the lower body with the hip joint as a boundary. Therefore, the user's body can be kept stable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a frame of an embodiment of a wheelchair according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of the frame of FIG.
FIG. 3 is a side view of the frame of FIG. 1;
4 (a) is a side view showing an example of the reclining state of the wheelchair of FIG. 1 (changing the angle of the back seat), and FIG. 4 (b) is a side view showing the main part thereof.
5 (a) and 5 (b) are side views showing the use state of the wheelchair of FIG. 1, respectively.
6 is a front perspective view of the wheelchair of FIG. 1. FIG.
7 is a rear perspective view of the wheelchair of FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is a perspective view showing an example of a conventional wheelchair.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Wheelchair 2 ... Main body frame 2a ... Upper end part 2b (of main body frame) ... Front frame 2c ... Rear frame 2d ... Folding bar 3 ... Seat frame 4 ··· Front wheel 5 ··· Rear wheel 6 ··· Seating portion 6a · · · Front seating portion 6b · · · Rear seating portion 7 · · · Back seat portion 7a · · · Grip 8 · ... Leg 9 ... Foot plate 10 ... Bracket 11 ... Lock bar 12 ... Mechanical lock cylinder 12a ... Cylinder body 12b ... Piston 13 ... Swing Moving arm 14... Unlocking handle 15... Control cable 16... Flexible sheet member 17.

Claims (4)

本体フレームと
該本体フレームに取り付けられたシートフレームとを備えており、
該シートフレームが着座部と背座部とを有しており、
上記着座部がその中間部から前の前部着座部と中間部から後の後部着座部とからなり、後部着座部が背座部と一体で、側面視で前部着座部と同一方向に延びる状態から、前部着座部に対して下方に傾動しうるように構成されてなる車椅子。
Body frame ,
A seat frame attached to the main body frame ,
The seat frame has a seat portion and a back seat portion;
The seat comprises a front seat in front from the middle and a rear seat in the rear from the middle, and the rear seat is integrated with the back seat and extends in the same direction as the front seat in side view. The wheelchair comprised so that it can tilt below with respect to a front seating part from a state .
上記シートフレームの着座部と背座部とが一体で本体フレームに対して前後方向に傾動可能となるように、着座部の中間部分が上記本体フレームに取り付けられてなる請求項1記載の車椅子。The wheelchair according to claim 1, wherein an intermediate portion of the seating portion is attached to the main body frame so that the seating portion and the back seat portion of the seat frame are integrated and tiltable in the front-rear direction with respect to the main body frame. 前部着座部に対する後部着座部の前後方向の傾動位置を、任意の位置に設定することが可能に構成されてなる請求項1または2記載の車椅子。The wheelchair according to claim 1 or 2, wherein a tilting position in a front-rear direction of the rear seating portion with respect to the front seating portion can be set to an arbitrary position. 上記シートフレームを構成する左右のフレーム構成棒同士の間に掛け渡された可撓性シート部材と、少なくとも背座部に対応する可撓性シート部材の両側縁に該側縁に沿って形成された系着部とを備えており、
該系着部がフレーム構成棒の周囲を回ったうえで可撓性シート部材の任意部位に系着されうることにより、可撓性シート部材の張り調節が可能に構成されてなる請求項1から3のうちのいずれか一の項に記載の車椅子。
A flexible sheet member spanned between the left and right frame constituting bars constituting the seat frame, and at least both side edges of the flexible sheet member corresponding to the back seat portion are formed along the side edges. The system wearing part and
By said system attaching portion can be Keigi to any site of the flexible sheet member after having turned around the frame structure bars, claim 1, tension adjustment of the flexible sheet member is configured to be capable of 4. The wheelchair according to any one of the three items .
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