JP3738160B2 - 車輌自動査定システム及び車輌自動査定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

車輌自動査定システム及び車輌自動査定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌自動査定システム及び車輌自動査定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
車の所有者が、自分の車輌を査定しようとする場合、通常は業者に依頼する。そしてその業者は、所定の査定表に従って、その車輌の査定を行う。そのような方法では、まず年式で画一的に基本額が決められ、さらに走行距離等の要素によって加減額が決定され、一般的に少額に査定されるケースが多い。
【0003】
そこで、最近では、中古オークションにおける成約価格を参考に、過去の似通った中古車売買情報を得て、そこから査定額を類推しようとする試みがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、その場合でも、中古車売買に長年携わった者が、その経験・知識を生かして、査定額を算出することになるため、査定をする者の個人差が出やすく、同一の車輌でも、別々の者に査定させた場合、個々の査定額に、大きな開きが出ることが多い。
【0005】
ましてや、そのような業者ではない素人が適正な車輌査定を行うことは、不可能に近い。
【0006】
それに対し、特開平11−21158号では、ある程度客観的なデータに基づき、妥当なオークション成約価格を予測する構成を提供している。すなわち、車輌データから基本価格を求め、各オークション会場でオークション開始前に提示される総合評価点を加えて、基本オークション価格を算出し、さらに走行距離実績額及び車検残存期間加算額を加減算して、会場の規模に応じたオークション成約予想価格を算出している。
【0007】
しかし、車輌データから基本価格を求める場合に、実際のオークション成約価格が参照されているわけではなく、また総合評価点も実際のオークション開始前に提示されてはじめて明らかになる。そのため、いつでも査定額の算出ができるわけではないし、また適正な査定額の算定はできていないのが現状である。
【0008】
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、オークション成約結果情報を基に、いつでも適正な査定額の算出ができる車輌自動査定システム及びそのような車輌自動査定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車輌自動査定システムは、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該成約価格を外すと共に、前記成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、その成約価格を残りの成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを基本的特徴としている。
【0010】
上記構成では、成約結果情報選択手段において、車輌情報格納手段から査定対象車輌の車輌情報を、また成約結果情報格納手段からオークション成約結果情報を、夫々読み出す。そして両情報に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報を比較し、それが一致するオークション成約結果情報を選択する。
【0011】
ここでは、査定額の算定の基となる情報に、実際のオークション成約価格を含むオークション成約結果情報を基にしているので、まず査定価格の算出における適正さが担保される。
【0012】
また全てのオークション成約結果情報を対象にして平均値を出していては、同じく査定額算定の適正さが担保されないので、車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報が、成約結果情報選択手段によって、その対象として選択されることで、算定の基礎として絞りをかけている。
【0013】
さらに、比較対象となるオークション成約結果情報の数を規定する規定数格納手段を備えていて、前記成約結果情報選択手段でオークション成約結果情報を選択させる際に、その規定数以上、選択させるようにする。それによって、査定額算定の基礎とする情報につき、最低限の数を確保させ、査定額算定の適正さの担保をより高いものにする。
【0014】
そして平均値演算手段によって、選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する。
【0015】
さらに制御演算手段は、選択されたオークション成約結果情報に含まれる各成約価格と前記平均値とを比較する。その平均値から一番外れた成約価格が、前記許容値の範囲外にある場合には、該成約価格を外す。
【0016】
これらの平均値を単に算出するだけでは、査定額の適正さは担保されない。すなわち、比較対象となるオークション成約結果情報の中に、諸般の事情から、常識的な範囲から逸脱した成約価格のものがあると、全体の平均値を押し上げたり、逆に押し下げたりすることになる。そこで、本構成では、平均値から外れる最大幅を許容値として持つことで、許容値を外れる成約価格を外し、残ったものでその平均値を取り、最終的に平均値を算出する基礎となる各成約価格の全てが、許容値の範囲内に入った際に、その平均値を査定額として算出している。従って、最終的に得られる査定額は、実際の査定額として、現実的に妥当なものが得られるようになる。
【0017】
そして制御演算手段は、許容値外の成約価格を平均値算定の基礎から外す場合に、成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、それに基づいて、再度平均値を再演算させるようにする。そうすることで、常に平均値算出の基礎となる成約価格の最低限の数を、確保し、査定額算定の適正さの担保をより質の高いものにする。
【0018】
上記の処理は、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になるまで繰り返され、その差が許容値の範囲内になった場合に、制御演算手段は、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として出力する。
【0021】
また請求項2〜請求項4までの構成は、査定対象車輌の車輌情報と選択されたオークション成約結果情報に夫々含まれる車輌情報を比較し、オークション成約結果情報に含まれる個々の項目に対して査定対象車輌の車輌情報に含まれる項目に差がある場合に、その差に対応して補正値を補うことで、各オークション成約結果情報に含まれる成約価格を基準にした場合、査定対象車輌の成約価格はどの程度になるかを算出する構成、すなわち、上記補正値で成約価格の補正を行い、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する構成を含んでいる。
【0022】
査定対象車輌と比較されるオークション成約車輌との間には、同じ車種であっても、例えばグレード等の項目に差がある場合、本来なら比較対象とならないはずであるが、そのような車輌情報に差がある場合でも、上記補正値を用いて修正を行い(後述するように、時として車種が違う場合でもこのような補正値を用いた修正を行うことがある)、査定対象車輌のオークション成約予想価格(修正成約価格)を算出することで、できるだけ広い範囲から、すなわちたくさんのオークション成約結果情報から客観性を持たせて適正な査定額を算出させるようにしている。
【0023】
そのうち、請求項2に係る車輌自動査定システムは、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0024】
上記構成では、成約結果情報選択手段により、規定数だけ、成約結果情報格納手段から、査定対象車輌とその車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択させる。そして、修正成約価格演算手段において、車輌情報格納手段から査定対象車輌の車輌情報と、選択されたオークション成約結果情報に含まれる車輌情報を比較し、オークション成約結果情報に含まれる個々の項目に対して査定対象車輌の車輌情報に含まれる項目に差がある場合に、補正値格納手段から、その差に対応した補正値をさらに読み出して、各オークション成約結果情報に含まれる成約価格を基準にした場合、査定対象車輌の成約価格はどの程度になるかを算出する。すなわち、上記補正値で成約価格の補正を行い、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する。
【0025】
そして平均値演算手段によって、上記修正成約価格からその平均値を算出する。
【0026】
さらに制御演算手段は、修正成約価格演算手段で算出された各修正成約価格と前記平均値とを比較する。その平均値から一番外れた修正成約価格が、許容値格納手段に格納された許容値の範囲外にある場合に、その修正成約価格を外す。そして制御演算手段は、平均値演算手段に指示して、残った修正成約価格を基に、平均値演算手段に平均値を再演算させる。
【0027】
上記の処理は、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になるまで繰り返され、その差が許容値の範囲内になった場合に、制御演算手段は、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として出力する。
【0028】
上記構成によれば、査定対象車輌と比較されるオークション成約車輌との間には、同じ車種であっても、例えば装備等の項目に差がある場合、本来なら比較対象とならないはずであるが、そのような車輌情報に差がある場合でも、上記補正値を用いて修正を行い(後述するように、時として車種が違う場合でもこのような補正値を用いた修正を行うことがある)、査定対象車輌のオークション成約予想価格(修正成約価格)を算出することで、できるだけ広い範囲から、すなわちたくさんのオークション成約結果情報から客観性を持たせて適正な査定額を算出させるようにしている。
【0029】
請求項3の構成は、比較対照となるオークション成約結果情報を、最低限必要な数だけ持って、査定額の算定を行う場合の構成であり、そのような数を規定数として格納する規定数格納手段と、選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段とを有する構成である。
【0030】
すなわち、その具体的構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、残りの修正成約価格を基に、平均値演算手段で平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0031】
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合は、最終的に得られる査定額の適正さは担保されないことになってしまう。そこで上記構成では、規定数格納手段によって、平均値を取るために必要な基本情報となるオークション成約結果情報の規定数(大抵の場合最低値であることが多い)を規定しておき、そのような場合に、情報補充手段によって、オークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充することとする。その際、補充されるオークション成約結果情報としてその中に含まれる車種などの核となる車輌基本情報が査定対象車輌の車輌基本情報(車種など)と一致していなくても、補充される該オークション成約結果情報に含まれる車輌基本情報は、査定対象車輌の車輌基本情報(車種など)と類似するものであるので、その差は、前記補正値を用いて修正することになる。
【0032】
例えば、トヨタ社製のマークII(同社の登録商標)が査定対象車輌である場合、比較対象となるオークション成約結果情報としてマークIIの情報数が規定数に満たない場合、マークIIの兄弟車であるチェイサー(同社の登録商標)という車種のオークション成約結果情報を補充し、前記のような補正値による修正を行わせて、前述と同様な処理(平均値算出、許容値外のものを外して平均値の再演算をさせることも含む)を行わせる。
【0033】
請求項4の構成は、同じく比較対照となるオークション成約結果情報を最低限必要な数だけ持って、査定額の算定を行う場合の構成である。通常参照すべきオークション成約結果情報は、直近の新しいものでなければ、現在の適正な査定額を算出することはできない。従って上記規定数は、直近のオークション成約結果情報を対象としており、選択されたオークション成約結果情報の数が、該規定数に満たない場合に、前記情報補充手段は、上記直近情報よりも古い(過去の)情報を新しい順に取り出して、補充することになる。但し、補充されるオークション成約結果情報としてその中に含まれる車種などの核となる車輌基本情報が査定対象車輌の車輌基本情報(車種など)と一致していなくても、補充される該オークション成約結果情報に含まれる車輌基本情報は、査定対象車輌の車輌基本情報(車種など)と類似するものとすることで、その差は、前記補正値を用いて修正することになる。
【0034】
すなわち、請求項4の具体的構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、残りの修正成約価格を基に、平均値演算手段で平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0035】
次に請求項5及び請求項6の構成は、夫々前記請求項3及び請求項4の構成に各対応した構成であるが、制御演算手段によって、許容値から外れた修正成約価格を平均値算定の基礎から外した際に、算定の基礎となる選択されたオークション成約結果情報の数が、前記規定数に満たなくなった場合に、該制御演算手段によって、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させる指示を出し、その補充情報を基に、修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させる構成を規定している。
【0036】
そのうち、請求項5の構成は、前記請求項3の構成に対応しており、その具体的構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0037】
また請求項6の構成は、前記請求項4の構成に対応しており、その具体的構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0038】
さらに請求項7〜請求項19までの構成は、各成約価格(又は各修正成約価格)とそれらの平均値とから、標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を価格帯演算手段によって算出すると共に、制御演算手段によって、前記各成約価格(又は各修正成約価格)と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格(又は修正成約価格)を外して、残りの成約価格(又は修正成約価格)を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に最低数格納手段に規定された最低数まで絞り込まれた成約価格(又は修正成約価格)の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する、或いは各成約価格(又は各修正成約価格)と前記平均値との差が許容値格納手段に規定された許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出するようにして、適正な査定額の算出が行えるようにしたものである。
【0039】
すなわち、各成約価格(又は各修正成約価格)とそれらの平均値とから、標準偏差を求め、該標準偏差を振れ幅とする価格帯(平均値の上下に標準偏差をとり、それを振れ幅とする価格帯の設け方と、該標準偏差そのものを振れ幅とし、その中に平均値が存在する価格帯の設け方などがある)を、1つのフィルタとして利用し、該フィルタによって、前記価格帯から外れた成約価格(又は修正成約価格)を払い落とす。その操作は、該成約価格(又は修正成約価格)の数が、最低値に絞り込まれるまで、或いは各成約価格(又は各修正成約価格)と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った成約価格(又は修正成約価格)或いは補充分も含められた成約価格(又は修正成約価格)に基づいて、繰り返されることになる。それによって、適正な算定値の算出が可能となる。
【0040】
例えば、下記表1に示すような例に基づき、これらの構成で実行される操作につき、簡単に説明する。成約車輌A〜成約車輌Jまでは、前記成約結果情報選択手段によって選択され或いは情報補充手段によって補充されて、得られたものであり、それらの成約価格(必要に応じて修正成約価格演算手段によって修正された修正成約価格)が一緒に表示されている。
【0041】
【表1】
Figure 0003738160
【0042】
最初に成約車輌A〜成約車輌Jの成約価格(或いは修正成約価格)によって、平均値が154.38万円と求められる。また標準偏差は、[(148万−154.38万)2+(151万−154.38万)2+…+(160万−154.38万)2]/10として求められた値の平方根をとって、3.44万円と求められる。そこで、第1回目(第1フィルタ)の許容価格帯は、150.94万円〜157.82万円となる。そのため、制御演算手段により、成約車輌A、成約車輌I及び成約車輌Jが篩に掛けられる。次に残った成約車輌の成約価格(或いは修正成約価格)によって、平均値が153.97万円と、また標準偏差が2.14万円と求められる。そこで、第2回目(第2フィルタ)の許容価格帯は、151.83万円〜156.11万円となる。そのため、制御演算手段により、成約車輌B、成約車輌C及び成約車輌Hが篩に掛けられる。このようにして、成約価格(又は修正成約価格)の数が、最低値に絞り込まれるまで、或いは各成約価格(又は各修正成約価格)と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った成約価格(又は修正成約価格)或いは補充分も含められた成約価格(又は修正成約価格)に基づいて、繰り返されることになる。
【0043】
そして請求項7及び請求項8は、そのような構成の基本となるものを示しており、これらの違いは、成約価格の数が、最低値に絞り込まれるまで、或いは各成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った成約価格に基づいて、上記篩に掛けられる操作が繰り返されることである。
【0044】
すなわち、請求項7の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0045】
また請求項8の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0046】
また請求項9及び請求項10は、下記のような構成となるが、両者の構成の違いは、上記と同様、成約価格の数が、最低値に絞り込まれるまで、或いは各成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った成約価格に基づいて、上記篩に掛けられる操作が繰り返されることである。
【0047】
すなわち、請求項9の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0048】
また請求項10の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0049】
請求項11は、前記請求項1の構成に対応しており、ここでは、各成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った成約価格と補充された成約価格に基づいて、上記篩に掛けられる操作が繰り返されることになる。
【0050】
すなわち、請求項11の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、前記成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、その成約価格を残りの成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻すと共に、再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0051】
請求項12及び請求項13は、前記請求項2の構成に対応しており、これらの違いは、上記と同様、修正成約価格の数が、最低値に絞り込まれるまで、或いは各修正成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った修正成約価格に基づいて、上記篩に掛けられる操作が繰り返されることである。
【0052】
すなわち、請求項12の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0053】
また請求項13の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0054】
請求項14及び請求項15は、前記請求項3の構成に対応しており、これらの違いは、上記と同様、修正成約価格の数が、最低値に絞り込まれるまで、或いは各修正成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った修正成約価格に基づいて、上記篩に掛けられる操作が繰り返されることである。
【0055】
すなわち、請求項14の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0056】
また請求項15の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0057】
請求項16及び請求項17は、前記請求項4の構成に対応しており、これらの違いは、上記と同様、修正成約価格の数が、最低値に絞り込まれるまで、或いは各修正成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った修正成約価格に基づいて、上記篩に掛けられる操作が繰り返されることである。
【0058】
すなわち、請求項16の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0059】
また請求項17の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0060】
請求項18は、前記請求項5の構成に対応しており、ここでは、各修正成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った修正成約価格と補充された修正成約価格に基づいて、上記篩に掛けられる操作が繰り返されることになる。
【0061】
すなわち、請求項18の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0062】
請求項19は、前記請求項6の構成に対応しており、ここでは、各修正成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った修正成約価格と補充された修正成約価格に基づいて、上記篩に掛けられる操作が繰り返されることになる。
【0063】
すなわち、請求項19の構成は、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0064】
これまでの構成は、1台のコンピュータの構成(スタンドアローンの構成)でも成り立つものであるが、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネットなどのオープンなネットワークを使用して、複数のコンピュータにおいて、これらの各手段を機能させ、それらを上記ネットワークで有機的に連係させる場合にも成り立つ構成である。請求項20〜請求項25は、そのような構成についても、本発明に含まれることを明らかにしている。
【0065】
すなわち、請求項20の構成は、ネットワークを構成するコンピュータの少なくとも1つに、前記各格納手段及び各演算手段を備えることを特徴としている。もちろん1つのコンピュータに全手段が含まれる場合は、スタンドアローンの構成であるが、2以上のコンピュータにこれらの各手段が夫々含まれる場合(特に各手段が分散して含まれる場合)は、ネットワークを構成するコンピュータ全体で、上記請求項1〜請求項19の構成を達成することになる。
【0066】
さらに請求項21の構成は、前記請求項20の構成のうち、特に分散して各手段が含まれる場合の構成を規定している。すなわち、ネットワークを構成する複数のコンピュータに、前記各格納手段及び各演算手段を分散して備え、それらの間で上記手段の処理を分散して行うことを特徴としている。
【0067】
請求項22の構成は、ネットワークを構成するコンピュータの少なくとも1つに、前記各格納手段及び各演算手段を備え、そこで本発明の構成に係る各手段で、査定額の算定を行わせるようにすると共に、同じネットワークを構成するその他のコンピュータ(例えばサーバとクライアントのようなネットワーク構成の場合のクライアント側のコンピュータ)において、それらの算定の基礎となる査定対象車輌の車輌情報の入力と、上記算定の結果である査定対象車輌の査定値の表示を行わせることを特徴としている。
【0068】
同じく請求項23の構成は、ネットワークを構成する複数のコンピュータ(例えばサーバとクライアントのようなネットワーク構成の場合であって、且つ機能別に複数のサーバを有する場合のこれらのサーバ)に、前記各格納手段及び各演算手段を分散して備え、それらの間で上記手段の処理を分散して行わせ、査定対象車輌の査定額を算定させると共に、該ネットワークを構成するその他のコンピュータ(例えばサーバとクライアントのようなネットワーク構成の場合のクライアント側のコンピュータ)において、それらの算定の基礎となる査定対象車輌の車輌情報の入力と、上記算定の結果である査定対象車輌の査定値の表示を行わせることを特徴としている。
【0069】
これまで説明した各請求項の構成では、少なくとも成約結果情報格納手段にオークション成約結果情報が格納されていることが前提になっているが、該情報は、できるだけ新しい情報が常に補充されて格納されていることが、現状における適正査定額の算定には欠かせない。そこで、請求項24では、ネットワークを通じて外部から、前記オークション成約結果情報を前記成約結果情報格納手段に格納することを規定し、また請求項25では、データを格納するフロッピーディスク(FD)やCD−ROM、その他の記録媒体から、前記オークション成約結果情報を読み取って、前記成約結果情報格納手段に格納することを規定している。
【0070】
請求項26〜請求項44までの構成は、請求項1〜請求項19に記載の構成を、コンピュータに実行させるために、該コンピュータで実行可能なプログラムを格納した記録媒体を規定している。すなわち、上述した課題を解決するための構成として、各格納手段、演算手段、その他補充手段などを、コンピュータの構成を利用することで実現する、該コンピュータで読み込まれて実行可能なプログラムを格納した記録媒体を開示する。この場合、コンピュータとは中央演算処理装置の構成を含んだ汎用的なコンピュータの構成の他、特定の処理に向けられた専用機などの含むものであっても良く、中央演算処理装置の構成を伴うものであれば特に限定はない。
【0071】
このような記録媒体から、コンピュータを各手段として機能させるためのプログラムが該コンピュータに読み出されると、請求項1〜請求項19に規定された各手段と同様な構成が実現される。
【0072】
この記録媒体により、これをソフトウェア商品として容易に配布、販売することができるようになる。また、既存のハードウェア資源を用いてこのソフトウェアを使用することにより、既存のハードウェアで新たなアプリケーションとしての本発明のシステムが容易に実行できるようになる。またこのような記録媒体の構成の他、RAMやROMなどの内部記憶装置の構成やハードディスクなどの外部記憶装置の構成も、そのようなプログラムがそこに記録されれば、本発明に規定する記録媒体に含まれることは言うまでもない。
【0073】
尚、請求項26〜請求項44記載の各手段のうち一部の機能は、コンピュータに組み込まれた機能(コンピュータにハードウェア的に組み込まれている機能でも良く、該コンピュータに組み込まれているオペレーティングシステムや他のアプリケーションプログラムなどによって実現される機能でも良い)によって実現され、前記記録媒体に記録されたプログラムには、該コンピュータによって達成される機能を呼び出すあるいはリンクさせる命令が含まれていてもよい。
【0074】
これは、請求項1〜請求項19までに規定された各手段の一部が、例えばオペレーティングシステムなどによって達成される機能の一部で代行され、記録媒体にはその機能を実現するためのプログラムないしモジュールなどは直接記録されているわけではないが、それらの機能を達成するオペレーティングシステムの機能の一部を、呼び出したりリンクさせるようにしてあれば、実質的に同じ構成となるからである。
【0077】
そのうち請求項26の構成は、請求項1の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該成約価格を外すと共に、前記成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、その成約価格を残りの成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0078】
請求項27の構成は、請求項2の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0079】
また請求項28の構成は、請求項3の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、残りの修正成約価格を基に、平均値演算手段で平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0080】
請求項29の構成は、請求項4の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、残りの修正成約価格を基に、平均値演算手段で平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0081】
請求項30の構成は、請求項5の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0082】
請求項31の構成は、請求項6の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0083】
請求項32の構成は、請求項7の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0084】
請求項33の構成は、請求項8の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0085】
請求項34の構成は、請求項9の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0086】
請求項35の構成は、請求項10の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0087】
請求項36の構成は、請求項11の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、前記成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、その成約価格を残りの成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻すと共に、再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0088】
請求項37の構成は、請求項12の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0089】
請求項38の構成は、請求項13の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0090】
請求項39の構成は、請求項14の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0091】
請求項40の構成は、請求項15の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0092】
請求項41の構成は、請求項16の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0093】
請求項42の構成は、請求項17の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0094】
請求項43の構成は、請求項18の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0095】
請求項44の構成は、請求項19の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0096】
加えて請求項26〜請求項44までの構成は、記録媒体から読み出されてコンピュータで実行された場合に、必ずしもスタンドアローン型のコンピュータのみで実行されるものではなく、ネットワークを構成する複数のコンピュータ(例えばサーバ−クライアント間)で実行されることも考えられる。請求項45の構成は、そのような構成を規定しており、具体的には、前記コンピュータは、ネットワークを構成する複数のコンピュータで構成され、前記各手段による処理は、それらのコンピュータにおいて分散処理されるように、プログラムに設定されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するものである。
【0097】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0098】
参考例
図1及び図2は、参考例となる車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMが、スタンドアローン型のコンピュータに読み出されて、実行された場合に、該コンピュータに車輌自動査定システムが構成された場合の、装置概要及び機能ブロック構成を示している。
【0099】
図1に示すように、上記コンピュータ1000は、CPU(図示なし)、RAMやROMなどの内部記憶装置(図示なし)、フロッピーディスク1001、ハードディスク(図示なし)、CD−ROMドライブ1002などの外部記憶装置、キーボード1003、マウス1004、ディスプレイなどの表示装置1005やプリンタ1006などのアウトプットを行う入出力装置を備える通常の構成であり、上記CD−ROMドライブ1002に、参考例となる車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMが挿入されて、該プログラムが読み出され、該コンピュータ1000において実行されることで、図2に示す車輌自動査定システムが構成されることになる。
【0100】
尚、該コンピュータ1000は、後に説明するように、外部から直近の新たなオークション成約結果情報を取り込むために、図示しないターミナルアダプタなどの通信装置を介して、上記データ情報を提供する外部のコンピュータに、常時接続乃至ダイアルアップ接続によって必要時に随時接続できるようになっている。また本参考例及び以下に示す本発明の実施の形態における説明では、所定のプログラムをCD−ROMで提供する例を示しているが、これに限定されるものではなく、所定のプログラムを他の記録媒体により提供しても良いし、ネットワークを介して他の装置からプログラムをダウンロードしてコンピュータ1000に格納させるようにしても良い。
【0101】
上記車輌自動査定システムの構成は、図2に示すように、車輌情報格納手段11a、成約結果情報格納手段12a、規定数格納手段13a、許容値格納手段14aと、成約結果情報選択手段21aと、平均値演算手段22a、及び制御演算手段23aとを有する構成である。
【0102】
そのうち、車輌情報格納手段11aは、査定対象車輌の車輌情報を格納する構成であり、上記RAMなどの内部記憶装置とハードディスクなどの外部記憶装置の構成からなる。ここに格納される査定対象車輌の上記車輌情報は、査定額を算定しようとするユーザが、前記キーボード1003やマウス1004を用いて入力することになる。そのような車輌情報のうち、後述する査定対象車輌の評価点については、通常は車輌の外観や内装の状態の程度に応じて相対的に評価されるものであるが、1〜10の段階評価で0.5刻みにして、通常の評価点は4.5が最も多く、従ってデフォルトでは4.5に設定されており、素人ユーザによる判断が困難である場合は、デフォルトのままにしておくことになる。
【0103】
成約結果情報格納手段12aは、前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する構成であり、ハードディスクなどの外部記憶装置の構成からなる。
【0104】
この構成は、前述のように、図示しない通信装置の構成を介して、上記データ情報を提供する外部のコンピュータに、常時接続乃至ダイアルアップ接続によって必要時に随時接続できるようになっており、それにより、直近の新たなオークション成約結果情報を取り込み、そこに格納できるようになっている。もちろんこれに限られず、CD−ROM等の記録媒体により提供されるようにしても良い。
【0105】
また該オークション成約結果情報に含まれる車輌情報には、車種名、年式、同一年式でもマイナーチェンジなどにより形式に違いが出るためその違いを示す前後期欄、その車種のグレード、エンジンの型式名、ドア数及びそのドア設定で車のシェイプに違いがでるためその違いを示すドア形式欄(例えば4Dは4ドアを、HTはハードトップを示す)、シフト形式の違いを示すシフト形式欄(例えばATはオートマチックを、F5はフロアシフト5段ミッションを、C4はコラムシフト4段ミッションを示す)、その車種の該当グレードに標準的に装備される或いはメーカオプションとして装備されるオプションを示すオプション欄(例えばACはエアコンを、マルチはカーナビゲーションシステムやカーテレビ或いはカーステレオなどのシステム構成装備を、SRはサンルーフ装備を、レザーは室内の装備が革張りであることを示す)、走行距離、その車輌のカラー、車検日、その車輌の外観及び内装の汚れの程度などを総合的な評価として示す評価点(例えば1〜10までの値で0.5刻みで付けられる)などがある。その他オークション成約結果情報には、成約価格、成約されたオークション会場の会場名、成約の行われたオークションの開催日などの項目を含んでいる。
【0106】
規定数格納手段13aは、比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する構成であり、前記ハードディスク乃至RAMなどで構成される。この規定数については、予め設定しておくこともできるが、本プログラムで或いは該コンピュータのオペレーティングシステムで訂正権限が付与されたアドミニストレータ(管理者)が、キーボード1003やマウス1004を使用して、設定乃至訂正することができるようにしても良いし、外部のコンピュータから上記のようなアドミニストレータが、その許容値の設定を変えることができるようにしても良い。
【0107】
成約結果情報選択手段21aは、車輌情報格納手段11aと成約結果情報格納手段12aに含まれる車輌情報を比較し、そのうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上、成約結果情報格納手段12dから選択する構成であり、前記CPUで構成され、その選択された情報は、一時的に前記RAMに格納される。
【0108】
平均値演算手段22aは、上述のようにして選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格を合計して、それを基となったオークション成約結果情報の数で除算し、その平均値を算出する構成であり、同じく前記CPUで構成され、またその演算の際のワーキングエリアとして前記RAMを使用する。
【0109】
許容値格納手段14aは、平均値から外れる値の許容値を格納する構成であり、同じくRAMなどの内部記憶装置で構成される。通常は平均値に対して上にどの程度の金額を許容できるかの上限値と、平均値に対して下にどの程度の金額を許容できるかの下限値の両方を規定するものが格納されるが、上限値だけにしたり、下限値だけにしたり、或いは上下の触れ幅を等しくせず、違ったものにするなど、特にその格納値の形式に限定はない。
【0110】
またこの許容値は、前記規定値と同じく、デフォルトで車種毎に決定し、予め設定しておくこともできるが、本プログラムで或いは該コンピュータのオペレーティングシステムで訂正権限が付与されたアドミニストレータ(管理者)が、キーボード1003やマウス1004を使用して、設定乃至訂正することができるようにしても良いし、外部のコンピュータから上記のようなアドミニストレータが、その許容値の設定を変えることができるようにしても良い。
【0111】
制御演算手段23aは、選択されたオークション成約結果情報に含まれる各成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた成約価格が、上記許容値の範囲外である場合に、これを外す(上記ワーキングエリアとして使用されるRAM上の記憶データとしては残されるが、査定額を算定するための基礎としてのオークション成約結果情報から外す)と共に、平均値演算手段22aに指示して、残りの修正成約価格を平均値演算手段22aに戻しそこで再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する構成である。該構成は、同じく前記CPUで構成され、またその演算の際のワーキングエリアとして前記RAMを使用する。
【0112】
上記参考例構成では、成約結果情報選択手段21aにより、より適正な査定額の算定を可能にするために、成約結果情報格納手段12aに格納された複数のオークション成約結果情報の中から篩をかけて、査定額算定の基礎とするのに適したものだけに厳選される。すなわち、車輌情報格納手段11aと成約結果情報格納手段12aに含まれる車輌情報のうち、車種名、グレード、エンジン形式名、年式、シフト形式の車輌基本情報が同一の直近のオークション成約結果情報(同型車レコード)が取得される。但し最低限必要な数として規定数格納手段13aの規定数は確保される(それ以上に確保されるようにしても良い)。
【0113】
そして平均値演算手段22aによって、選択されたオークション成約結果情報に含まれる上記成約価格からその平均値が算出される。
【0114】
さらに制御演算手段23aにより、選択されたオークション成約結果情報に含まれる各成約価格と前記平均値とが比較される。その平均値から一番外れた成約価格が、許容値格納手段14aに格納された許容値外にある場合、該成約価格が外される。そして制御演算手段23aは、平均値演算手段22aに指示して、残った修正成約価格を基に、平均値が再演算される。
【0115】
上記の処理は、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になるまで繰り返され、その差が許容値の範囲内になった場合に、制御演算手段23aにより、その平均値が前記査定対象車輌の査定値として出力される。
【0116】
図3は、ユーザが自分の有する車を、上記車輌自動査定システムの構成を用いて、専門家の手を借りずに査定を行う場合の、処理の流れを示すフローチャートである。
【0117】
同図に示すように、ユーザにより査定対象車輌の車輌情報が行われる(ステップS101)。その際の入力項目は、図4に示すように、車種名、グレード、エンジン形式名、年式、シフト(形式)、ドア(形式)、走行距離、カラー、車検(日)、評価(点)、エアコン・SR(サンルーフ)・レザー・マルチなどのオプション欄等がある。これらのうち、走行距離と車検(日)はキーボード1003で入力し、それ以外は、選択方式でマウス1004を使用して選択できるようになっている。
【0118】
そして車輌情報の入力漏れがないかがチェックされ(ステップS102)、入力漏れがある場合(ステップS102;No)、前記ステップS101に復帰する。
【0119】
車輌情報の入力漏れがなければ(ステップS102;Yes)、車輌情報格納手段11aに該情報が格納される(ステップS103)。そして成約結果情報選択手段21aに対して、この査定対象車輌の車輌情報が入力される。すると、該成約結果情報選択手段21aに、前記成約結果情報格納手段12aからオークション成約結果情報の取り込みが行われる(ステップS104)。
【0120】
ここで、該成約結果情報選択手段21aにより、査定対象車輌の車輌情報に含まれる車種名、グレード、エンジン形式、年式、シフト形式、ドア形式と、各オークション成約結果情報の車輌情報に含まれる車種名、グレード、エンジン形式、年式、シフト形式、ドア形式との比較処理が行われる(ステップS105)。
【0121】
そして両情報に差があるか否かが、各オークション成約結果情報に対してチェックされ(ステップS106)、差があれば(ステップS106;Yes)、そのオークション成約結果情報は、その選択から外され(ステップS107)、前記ステップS104に復帰する。
【0122】
また両情報に差がなければ(ステップS106;No)、該成約結果情報選択手段21aにより、そのオークション成約結果情報が選択される(ステップS108)。
【0123】
さらにこの成約結果情報選択手段21aにより選択されたオークション成約結果情報が規定数に達しているか否かがチェックされる(ステップS109)。規定数に達していなければ(ステップS109;No)、前記ステップS104に復帰し、車輌基礎情報を同一にする新たなオークション成約結果情報が抽出され、規定数になるまでそれが繰り返される。
【0124】
その後、選択されたオークション成約結果情報に含まれる夫々の成約価格から、平均値演算手段22aによって、その平均値が算出される(ステップS110)。
【0125】
制御演算手段23aは、この平均値を受け取ると共に、前記成約結果情報選択手段21aにより選択されたオークション成約結果情報に含まれる各成約価格を受け取る。そして該制御演算手段23aにより、平均値から一番離れている成約価格が、許容値格納手段14aに格納された許容値より小さいか否かが判定される(ステップS111)。
【0126】
平均値から一番離れている成約価格が、該許容値より大きい場合(ステップS111;No)、制御演算手段23aによって、その成約価格が平均値算出の基礎から除外され(ステップS112)、平均値演算手段22aに指示が送られて、前記ステップS110に復帰し、平均値の再演算が行われる。
【0127】
以上の処理は、平均値から一番離れている成約価格が、許容値より小さくなるまで繰り返され、該成約価格が、許容値より小さくなったところで(ステップS111;Yes)、前記制御演算手段23aによって、その平均値が、査定対象車輌の査定額として算出される(ステップS113)。そしてその査定額が、前記表示装置1005やプリンタ1006などにおいて、査定額として表示され(後述する図13参照)、ハードディスクなどに、査定対象車輌の車輌情報と共に、記憶される(ステップS114)。もちろんこの査定額は、本査定対象車輌のオークション成約予想価格として見ることもできる。
【0128】
上記構成によれば、査定額の算定の基となる情報に、実際のオークション成約価格を含むオークション成約結果情報を基にしているので、そこで、査定価格の算出における適正さが担保される。
【0129】
また全てのオークション成約結果情報を対象にして平均値を出していては、同じく査定額算定の適正さが担保されないので、車輌情報格納手段11aと成約結果情報格納手段12aに含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報が、成約結果情報選択手段21aによって、その対象として選択されることで、算定の基礎として絞りをかけている。但し、最低限必要な数として規定数格納手段13aの規定数は確保されることになる。規定数以上オークション成約結果情報を拾うのは、算定の査定額基礎として、最低限必要な数であり、この規定数に達しない場合は、算定された査定額の信頼度が低くなるからである。
【0130】
さらに比較対象となるオークション成約結果情報の中に、諸般の事情から、常識的な範囲から逸脱した成約価格のものがあると、全体の平均値を押し上げたり、逆に押し下げたりすることになる。そこで、本実施例構成では、平均値から外れる最大幅を許容値として持つことで、制御演算手段23aにより、許容値を外れる成約価格を外し、残ったものでその平均値を取り、最終的に平均値を算出する基礎となる各成約価格の全てが、許容値の範囲内に入った際に、その平均値を査定額として算出している。従って、最終的に得られる査定額は、実際の査定額として、現実的に妥当なものが得られるようになる。
【0131】
以上の参考例構成は、スタンドアローン型のコンピュータの構成において、本自動車輌査定プログラムの記録されたCD−ROMから、該プログラムが読み出されて、実行された場合の構成であるが、このような構成に限られず、ネットワークを構成する複数のコンピュータの少なくとも一台において、上記プログラムが読み出され、これらのコンピュータのうちの1台(サーバなど)で、上記各手段が構成されると共に、それにつなげられている他のコンピュータ(クライアントなど)において、査定対象車輌の車輌情報の入力と最終的に得られた査定額の表示(プリントアウトなどの出力がなされる場合を含む)が行われるような構成でも良い。
【0132】
実施例1
図5は、本発明の車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMが、スタンドアローン型のコンピュータに読み出されて、実行された場合に、該コンピュータに車輌自動査定システムが構成された場合の、機能ブロック構成を示している。
【0133】
上記図1と同様に、上記コンピュータ1000は、CPU(図示なし)、RAMやROMなどの内部記憶装置(図示なし)、フロッピーディスク1001、ハードディスク(図示なし)、CD−ROMドライブ1002などの外部記憶装置、キーボード1003、マウス1004、ディスプレイなどの表示装置1005やプリンタ1006などのアウトプットを行う入出力装置を備える通常の構成であり、上記CD−ROMドライブ1002に、本発明の車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMが挿入されて、該プログラムが読み出され、該コンピュータ1000において実行されることで、図5に示す車輌自動査定システムが構成されることになる。
【0134】
尚、該コンピュータ1000は、後に説明するように、外部から直近の新たなオークション成約結果情報を取り込むために、図示しないターミナルアダプタなどの通信装置を介して、上記データ情報を提供する外部のコンピュータに、常時接続乃至ダイアルアップ接続によって必要時に随時接続できるようになっている。
【0135】
上記車輌自動査定システムの構成は、図5に示すように、車輌情報格納手段11b、成約結果情報格納手段12b、規定数格納手段13b、許容値格納手段14b、補正値格納手段15b、成約結果情報選択手段21b、平均値演算手段22b、制御演算手段23b、及び修正成約価格演算手段24bとを有する構成である。
【0136】
そのうち、車輌情報格納手段11b、成約結果情報格納手段12b、規定数格納手段13b、許容値格納手段14b及び成約結果情報選択手段21bの構成は、前記実施例の1の格納手段11a、成約結果情報格納手段12a、規定数格納手段13a、許容値格納手段14a、及び成約結果情報選択手段21aの構成と同じであるので、ここではその説明は省略する。
【0137】
補正値格納手段15bは、前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する構成であり、前記ハードディスクなどの外部記憶装置の構成に、車種の違いに応じた金額補正値、年式の違いに応じた金額補正値、同一年式でもマイナーチェンジなどにより形式に違いが出るためその補正を行うための前後期金額補正値、その車種のグレードの違いに応じた金額補正値、エンジンの型式の違いに応じた金額補正値、ドア数及びそのドア設定の違いに応じた金額補正値、シフト形式の違いに応じた金額補正値、走行距離の違いに応じた金額補正値、車輌のカラーの違いに応じた金額補正値、車検までの残存期間の違いに応じた金額補正値、評価点の違いに応じた金額補正値、その他に違いが存在する場合にそれに応じた金額補正値などの各補正値がテーブル状に記憶されている。
【0138】
例えば、評価点に対する金額補正値を例に取り、金額補正値の説明をする。仮に査定対象車輌の、ある車種、グレード、エンジン形式、年式及びシフト形式における、外観及び内装状態を含めた評価点が4であるとした場合に、同一車種、グレード、エンジン形式、年式及びシフト形式の成約されたある車輌のオークション成約結果情報に含まれる評価点が3.5である場合は、査定対象車輌の金額補正値は、成約された車輌より5万円高くなり、その場合は、評価点に対する金額補正値は、5.0(単位万円)である。反対に成約されたある車輌のオークション成約結果情報に含まれる評価点が4.5である場合は、査定対象車輌の金額補正値は、成約された車輌より3万円低くなり、その場合は、評価点に対する金額補正値は、−3.0(単位万円)である。これらの金額補正値がテーブル状に記憶されていることになる。もちろんこのような金額補正値は、評価点だけでなく、上記車輌情報の各項目の全てに備えられている。
【0139】
修正成約価格演算手段24bは、選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段15bの補正値を参照して、予想される査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する構成である。本構成は、基本的に前記CPUで構成され、またその演算の際のワーキングエリアとして前記RAMを使用する。
【0140】
この構成による修正の仕方は、上述の一例として説明した通りであり、選択された上記オークション成約結果情報の車輌情報と査定対象車輌の車輌情報とを比較し、オークション成約結果情報の車輌情報に対して査定対象車輌の車輌情報に差がある場合、仮に査定対象車輌がそのオークションに出品されたならば、その差に応じて金額が上下するはずであるから、上記金額補正値を参照して、査定対象車輌の予想されるオークション成約価格を、修正成約価格として算出する。すなわち、各オークション成約結果情報毎に査定対象車輌の全金額補正値をまとめて加減残額を求め、各オークション成約結果情報に含まれる前記成約価格にこの加減残額を加え、その加減後の額を、各修正成約価格として各算出する。
【0141】
平均値演算手段22bは、上述のようにして求められた各修正成約価格を合計して、それを基となったオークション成約結果情報の数で除算し、その平均値を算出する構成であり、同じく前記CPUで構成され、またその演算の際のワーキングエリアとして前記RAMを使用する。
【0142】
制御演算手段23bは、前記修正成約価格演算手段24bで算出された各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が、上記許容値の範囲外である場合に、これを外す(上記ワーキングエリアとして使用されるRAM上の記憶データとしては残されるが、査定額を算定するための基礎としてのオークション成約結果情報から外す)と共に、平均値演算手段22bに指示して、残りの修正成約価格を平均値演算手段22bに戻しそこで再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する構成である。該構成は、同じく前記CPUで構成され、またその演算の際のワーキングエリアとして前記RAMを使用する。
【0143】
上記実施例構成では、成約結果情報選択手段21bにおいて、車輌情報格納手段11bから査定対象車輌の車輌情報を、また成約結果情報格納手段12bからオークション成約結果情報を、夫々読み出し、両情報に含まれる車輌情報のうち車種名、グレード、エンジン形式名、年式、シフト形式等の車両基礎情報を比較する。
【0144】
そしてそれらの車両基礎情報が一致する直近のオークション成約結果情報(同型車レコード)のみ、規定数以上成約結果情報格納手段12bから選択する。これは、成約結果情報格納手段12bに格納された複数のオークション成約結果情報の中から、比較に適したものだけに厳選することで、より適正な査定額の算定を可能にするためである。この場合も規定数以上オークション成約結果情報を拾うのは、算定の査定額基礎として、最低限必要な数であり、この規定数に達しない場合は、算定された査定額の信頼度が低くなるからである。
【0145】
そして両者の比較を行う。その結果オークション成約結果情報に含まれる個々の項目に対して査定対象車輌の車輌情報に含まれる項目に差がある場合に、補正値格納手段15bから、その差に対応した金額補正値をさらに読み出して、各オークション成約結果情報に含まれる成約価格を基準にした場合、査定対象車輌の成約価格はどの程度になるかを算出する。すなわち、上記金額補正値で成約価格の補正を行い、査定対象車輌に対応する修正成約価格の演算を行っている。成約結果情報格納手段12bにオークション成約結果情報が最低規定数以上あるはずであるから、その数だけは、上記のような比較・補正・算出を行う。
【0146】
そして平均値演算手段22bによって、上記修正成約価格からその平均値が算出される。
【0147】
さらに制御演算手段23bは、修正成約価格演算手段24bで算出された各修正成約価格を読み出し、それらと前記平均値とを比較する。その平均値から一番外れた修正成約価格が、許容値格納手段14bに格納された許容値外にある場合、該修正成約価格を外す。そして制御演算手段23bは、平均値演算手段22bに指示して、残った修正成約価格を基に、平均値演算手段22bに平均値を再演算させる。
【0148】
上記の処理は、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になるまで繰り返され、その差が許容値の範囲内になった場合に、制御演算手段23bは、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として出力する。
【0149】
図6は、ユーザが自分の有する車を、上記車輌自動査定システムの構成を用いて、専門家の手を借りずに査定を行う場合の、処理の流れを示すフローチャートである。
【0150】
同図に示すように、ユーザにより査定対象車輌の車輌情報が行われる(ステップS201)。その際の入力項目は、前記図4に示すように、車種名、グレード、エンジン形式名、年式、シフト(形式)、ドア(形式)、走行距離、カラー、車検(日)、評価(点)、エアコン・SR(サンルーフ)・レザー・マルチなどのオプション欄等がある。これらのうち、走行距離と車検(日)はキーボード1003で入力し、それ以外は、選択方式でマウス1004を使用して選択できるようになっている。
【0151】
そして車輌情報の入力漏れがないかがチェックされ(ステップS202)、入力漏れがある場合(ステップS202;No)、前記ステップS201に復帰する。
【0152】
車輌情報の入力漏れがなければ(ステップS202;Yes)、車輌情報格納手段11bに該情報が格納される(ステップS203)。そして成約結果情報選択手段21bに対して、この査定対象車輌の車輌情報が入力される。すると、該成約結果情報選択手段21bに、前記成約結果情報格納手段12bからオークション成約結果情報の取り込みが行われる(ステップS204)。
【0153】
ここで、該成約結果情報選択手段21bにより、査定対象車輌の車輌情報に含まれる車種名、グレード、エンジン形式、年式、シフト形式、ドア形式と、各オークション成約結果情報の車輌情報に含まれる車種名、グレード、エンジン形式、年式、シフト形式、ドア形式との比較処理が行われる(ステップS205)。
【0154】
そして両情報に差があるか否かが、各オークション成約結果情報に対してチェックされ(ステップS206)、差があれば(ステップS206;Yes)、そのオークション成約結果情報は、その選択から外され(ステップS207)、前記ステップS204に復帰する。
【0155】
また両情報に差がなければ(ステップS206;No)、該成約結果情報選択手段21bにより、そのオークション成約結果情報が選択される(ステップS208)。
【0156】
さらにこの成約結果情報選択手段21bにより選択されたオークション成約結果情報が規定数に達しているか否かがチェックされる(ステップS209)。規定数に達していなければ(ステップS209;No)、前記ステップS204に復帰して、車輌基礎情報を同一にする新たなオークション成約結果情報が抽出され、規定数になるまでそれが繰り返される。
【0157】
そして修正成約価格演算手段24bに対して、上記査定対象車輌の車輌情報と選択されたオークション成約結果情報が入力される。そして該修正成約価格演算手段24bにより、査定対象車輌の車輌情報に含まれる車種名、グレード、エンジン形式、年式、シフト形式、ドア形式から、該査定対象車輌にモデルチェンジの時期があるか否かが判定される(ステップS210)。モデルチェンジの時期があれば(ステップS210;Yes)、前記オークション成約結果情報の夫々についても前期・後期の判別処理を行う(ステップS211)。
【0158】
修正成約価格演算手段24bにより、査定対象車輌の車輌情報とオークション成約結果情報の車輌情報との比較処理が行われる(ステップS212)。そして両情報に差があるか否かがチェックされ(ステップS213)、差があれば(ステップS213;Yes)、後述の図7に示す修正成約価格を得るための修正処理が、該修正成約価格演算手段24bによって行われる(ステップS214)。
【0159】
両情報に差がなければ、選択された各オークション成約結果情報の生の(そのままの)情報のうちの夫々の成約価格が、また両情報に差があれば、上記各金額補正値により修正された各成約価格が、修正成約価格として、平均値演算手段22bに送られ、該平均値演算手段22bによって、修正成約価格の平均値が算出される(ステップS215)。
【0160】
制御演算手段23bは、この平均値を受け取ると共に、修正成約価格演算手段24bより、上述の各修正成約価格を受け取る。そして該制御演算手段23bにより、平均値から一番離れている修正成約価格が、許容値格納手段14bに格納された許容値より小さいか否かが判定される(ステップS216)。
【0161】
平均値から一番離れている修正成約価格が、該許容値より大きい場合(ステップS216;No)、制御演算手段23bによって、その成約価格が平均値算出の基礎から除外され(ステップS217)、平均値演算手段22bに指示が送られて、前記ステップS215に復帰し、平均値の再演算が行われる。
【0162】
以上の処理は、平均値から一番離れている修正成約価格が、許容値より小さくなるまで繰り返され、該成約価格が、許容値より小さくなったところで(ステップS216;Yes)、前記制御演算手段23bによって、その平均値が、査定対象車輌の査定額として算出される(ステップS218)。そしてその査定額が、前記表示装置1005やプリンタ1006などにおいて、査定額として表示され(後述する図13参照)、ハードディスクなどに、査定対象車輌の車輌情報と共に、記憶される(ステップS219)。もちろんこの査定額は、本査定対象車輌のオークション成約予想価格として見ることもできる。
【0163】
図7は、前記ステップS214における査定対象車輌の車輌情報とオークション成約結果情報の車輌情報とに差がある場合に実行される、修正成約価格を得るための修正処理の流れを示すフローチャートである。
【0164】
まず、車種が同一であるか否かがチェックされ(ステップS301)、同一でない場合(ステップS301;No)は、補正値格納手段15bに格納された車種の違いに応じた金額補正値が用いられて、査定対象車輌との車種の差による金額差の補正が行われる(ステップS302)。
【0165】
前記ステップS301で車種が同一である場合(ステップS301;Yes)、或いは前記ステップS302の処理終了後、走行距離が同一であるか否かがチェックされ(ステップS303)、同一でない場合(ステップS303;No)は、同じく補正値格納手段15bに格納された走行距離の違いに応じた金額補正値が用いられて、査定対象車輌との走行距離の差による金額差の補正が行われる(ステップS304)。尚、この走行距離の違いに応じた金額補正値は、この例によらず、オークション成約結果情報から得られる情報を基に、走行距離毎の差額演算処理を別に行っておいて、それを補正値格納手段15bに格納して使用するようにしても良い。
【0166】
前記ステップS303で走行距離が同一である場合(ステップS303;Yes)、或いは前記ステップS304の処理終了後、装備が同一であるか否かがチェックされ(ステップS305)、同一でない場合(ステップS305;No)は、さらにその車種及びグレードなどに標準的に装備されているものとそれ以外のオプション装備の判別処理がなされる(ステップS306)。そして標準装備のみか否かがチェックされ(ステップS307)、標準装備以外のものが含まれている(すなわちオプション装備が含まれている)場合(ステップS307;No)、同じく補正値格納手段15bに格納されたオプション装備の違いに応じた金額補正値が用いられて、査定対象車輌との該装備の差による金額差の補正が行われる(ステップS308)。
【0167】
前記ステップS305で装備が同一である場合(ステップS305;Yes)、前記ステップS307で標準装備のみであると判断された場合(ステップS307;Yes)、或いは前記ステップS308の処理終了後、車輌のカラーが同一であるか否かがチェックされる(ステップS309)。これは、色の違いによって車の人気が異なることから車色による差を設ける必要があるからである。車色が同一でない場合(ステップS309;No)は、さらにその車色クラス判別処理がなされる(ステップS310)。これは、色の違いがある場合でも複数の特定の色の人気が略同じであり、そのような場合は同格の扱いができるからである。従って同一車色クラスであるか否かがチェックされ(ステップS311)、同一車色クラスでない場合(ステップS311;No)、同じく補正値格納手段15bに格納された車色クラス差の違いに応じた金額補正値が用いられて、査定対象車輌との該車色クラスの差による金額差の補正が行われる(ステップS312)。
【0168】
前記ステップS309で車色が同一である場合(ステップS309;Yes)、前記ステップS311で同一車色クラスであると判断された場合(ステップS311;Yes)、或いは前記ステップS312の処理終了後、その他の補正処理に移る。すなわち、その他の補正の必要があるか否かがチェックされ(ステップS313)、その必要がある場合(ステップS313;Yes)、その他の差による金額差の補正がなされる(ステップS314)。その他の補正を行う場合がある場合としては、年式の違いに応じた金額の補正、マイナーチェンジなどによる前期と後期の差に対応した金額の補正、グレードの違いに応じた金額の補正、エンジンの型式の違いに応じた金額の補正、ドア形式の違いに応じた金額の補正、シフト形式の違いに応じた金額の補正、車検までの残存期間の違いに応じた金額の補正、評価点の違いに応じた金額の補正などがある。
【0169】
上記構成によれば、査定額の算定の基となる情報に、実際のオークション成約価格を含むオークション成約結果情報を基にしているので、そこで、査定価格の算出における適正さが担保される。
【0170】
また査定対象車輌と比較されるオークション成約車輌との間には、同じ車種であっても、例えばグレード等の項目に差がある場合、本来なら比較対象とならないはずであるが、そのような車輌情報に差がある場合でも、上記金額補正値を用いて修正を行い、査定対象車輌のオークション成約予想価格(修正成約価格)を算出することで、できるだけ広い範囲から、すなわちたくさんのオークション成約結果情報から、客観性を持たせて、適正な査定額の算定を行うことができる。
【0171】
さらに比較対象となるオークション成約結果情報の中に、諸般の事情から、常識的な範囲から逸脱した成約価格のものがあると、全体の平均値を押し上げたり、逆に押し下げたりすることになる。そこで、本実施例構成では、平均値から外れる最大幅を許容値として持つことで、許容値を外れる修正成約価格を外し、残ったものでその平均値を取り、最終的に平均値を算出する基礎となる各修正成約価格の全てが、許容値の範囲内に入った際に、その平均値を査定額として算出している。従って、最終的に得られる査定額は、実際の査定額として、現実的に妥当なものが得られるようになる。
【0172】
以上の実施例構成は、スタンドアローン型のコンピュータの構成において、本自動車輌査定プログラムの記録されたCD−ROMから、該プログラムが読み出されて、実行された場合の構成であるが、このような構成に限られず、ネットワークを構成する複数のコンピュータの少なくとも一台において、上記プログラムが読み出され、これらのコンピュータのうちの1台(サーバなど)で、上記各手段が構成されると共に、それにつなげられている他のコンピュータ(クライアントなど)において、査定対象車輌の車輌情報の入力と最終的に得られた査定額の表示(プリントアウトなどの出力がなされる場合を含む)が行われるような構成でも良い。
【0173】
実施例2
図8及び図9は、本発明の車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMが、LANを構成するサーバ1100−クライアント1200、1201、1202、1203間のネットワークを構成するサーバ1100側のコンピュータに読み出されて、実行された場合に、これらのコンピュータ間で車輌自動査定システムが構成された場合の、装置概要及び機能ブロック構成を示している。
【0174】
ネットワークを構成するコンピュータ間で本システムが実行されている以外に、前記実施例1との違いは、車種名、グレード、エンジン形式名、年式、シフト形式などの車輌基本情報が一致するとして成約結果情報選択手段21cに選択されたオークション成約結果情報の数が、規定数格納手段13cに格納された規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段12cから引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段25cを有している点である。
【0175】
これは、前記車輌基本情報が一致するとして選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合は、最終的に得られる査定額の適正さは担保されないことになってしまうからである。
【0176】
そこで本実施例構成では、規定数格納手段13cによって、平均値を取るために必要な基本情報となるオークション成約結果情報の規定数を規定しておき、選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、情報補充手段25cによって、オークション成約結果情報を成約結果情報格納手段12cから引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充することとしている。その際、補充されるオークション成約結果情報としてその中に含まれる上記車輌基本情報が査定対象車輌の車輌基本情報と一致していなくても、補充される該オークション成約結果情報に含まれる車輌基本情報は、査定対象車輌の車輌基本情報と類似するものであるので、その差は、前記金額補正値を用いて修正することになる。
【0177】
また通常比較対象とされるべきオークション成約結果情報は、直近の新しいものでなければ、現在の適正な査定額を算出することはできない。従って補充されるオークション成約結果情報は、直近のものを対象としており、選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、情報補充手段25cによって、上記直近情報よりも古い(過去の)情報を新しい順に取り出して、補充することが、最終的に得られる査定額の適正さを担保するためには、必要となる。
【0178】
上述のように、トヨタ社製のマークIIが査定対象車輌である場合、比較対象となるオークション成約結果情報としてマークIIの情報数が規定数に満たない場合、マークIIの兄弟車であるチェイサーという車種のオークション成約結果情報を補充し、前記のような金額補正値による修正を行わせて、前述と同様な処理(平均値算出、許容値外のものを外して平均値の再演算をさせることも含む)を行わせる。
【0179】
図10は、ユーザが自分の有する車を、上記車輌自動査定システムのクライアント1200、1201、1202、1203などのコンピュータ構成を用いて、専門家の手を借りずに査定を行う場合の、処理の流れを示すフローチャートである。
【0180】
同図に示すように、ユーザにより査定対象車輌の車輌情報が行われる(ステップS401)。その際の入力項目は、前記図4に示したものと同一である。
【0181】
そして車輌情報の入力漏れがないかがチェックされ(ステップS402)、入力漏れがある場合(ステップS402;No)、前記ステップS401に復帰する。
【0182】
車輌情報の入力漏れがなければ(ステップS402;Yes)、車輌情報格納手段11cに該情報が格納される(ステップS403)。そして成約結果情報選択手段21cに対して、この査定対象車輌の車輌情報が入力される。すると、該成約結果情報選択手段21cに、前記成約結果情報格納手段12cからオークション成約結果情報の取り込みが行われる(ステップS404)。
【0183】
ここで、該成約結果情報選択手段21cにより、査定対象車輌の車輌情報に含まれる車種名、グレード、エンジン形式、年式、シフト形式、ドア形式と、各オークション成約結果情報の車輌情報に含まれる車種名、グレード、エンジン形式、年式、シフト形式、ドア形式との比較処理が行われる(ステップS405)。
【0184】
そして両情報に差があるか否かが、各オークション成約結果情報に対してチェックされ(ステップS406)、差があれば(ステップS406;Yes)、そのオークション成約結果情報は、その選択から外され(ステップS407)、前記ステップS404に復帰する。
【0185】
また両情報に差がなければ(ステップS406;No)、該成約結果情報選択手段21cにより、そのオークション成約結果情報が選択される(ステップS408)。
【0186】
そして修正成約価格演算手段24cに対して、上記査定対象車輌の車輌情報と選択されたオークション成約結果情報が入力される。そして該修正成約価格演算手段24cにより、査定対象車輌の車輌情報に含まれる車種名、グレード、エンジン形式、年式、シフト形式、ドア形式から、該査定対象車輌にモデルチェンジの時期があるか否かが判定される(ステップS409)。モデルチェンジの時期があれば(ステップS409;Yes)、前記オークション成約結果情報の夫々についても前期・後期の判別処理を行う(ステップS410)。
【0187】
さらに抽出された前記オークション成約結果情報が、規定数格納手段13cに格納された規定数以上であるか否かがチェックされる(ステップS411)。
【0188】
その規定数に達していない場合(ステップS411;No)、前記情報補充手段25cにより、査定対象車輌の車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段12cから引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する処理を行う(ステップS412)。
【0189】
その後修正成約価格演算手段24cにより、査定対象車輌の車輌情報と選択されたオークション成約結果情報の車輌情報との比較処理が行われる(ステップS413)。そして両情報に差があるか否かがチェックされ(ステップS414)、差があれば(ステップS414;Yes)、前記図7に示す修正成約価格を得るための修正処理が、該修正成約価格演算手段24cによって行われる(ステップS415)。
【0190】
両情報に差がなければ、各オークション成約結果情報の生の(そのままの)情報のうちの夫々の成約価格が、また両情報に差があれば、上記各金額補正値により修正された各成約価格が、修正成約価格として、平均値演算手段22cに送られ、該平均値演算手段22cによって、修正成約価格の平均値が算出される(ステップS416)。
【0191】
制御演算手段23cは、この平均値を受け取ると共に、修正成約価格演算手段24cより、上述の各修正成約価格を受け取る。そして該制御演算手段23cにより、平均値から一番離れている修正成約価格が、許容値格納手段14cに格納された許容値より小さいか否かが判定される(ステップS417)。
【0192】
平均値から一番離れている修正成約価格が、該許容値より大きい場合(ステップS417;No)、制御演算手段23cによって、その成約価格が平均値算出の基礎から除外され(ステップS418)、平均値演算手段22cに指示が送られて、前記ステップS416に復帰し、平均値の再演算が行われる。
【0193】
以上の処理は、平均値から一番離れている修正成約価格が、許容値より小さくなるまで繰り返され、該成約価格が、許容値より小さくなったところで(ステップS417;Yes)、前記制御演算手段23cによって、その平均値が、査定対象車輌の査定額として算出される(ステップS419)。そしてその査定額が、前記クライアント1200、1201、1202、1203などの表示装置1005やプリンタ1006などにおいて、査定額として表示され、ハードディスクなどに、査定対象車輌の車輌情報と共に、記憶される(ステップS420)。
【0194】
上記サーバ1100とクライアント1200、1201、1202、1203のネットワーク構成では、サーバが1台の場合の構成であるが、機能別に複数のサーバ1100、1101、1102…を有するネットワーク構成に対しても適用でき、その場合は、前記各格納手段及び各演算手段を、これらのサーバ1100、1101、1102…に分散して備えることになる。またそれらの間で上記手段の処理を分散して行わせ、査定対象車輌の査定額を算定させる。そして、クライアント1200、1201、1202、1203側のコンピュータにおいて、それらの算定の基礎となる査定対象車輌の車輌情報の入力と、上記算定の結果である査定対象車輌の査定値の表示を行わせることになる。
【0195】
実施例3
図11は、本発明の車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMが、LANを構成するサーバ1100−クライアント1200、1201、1202、1203間のネットワークを構成するサーバ1100側のコンピュータに読み出されて、実行された場合に、これらのコンピュータ間で車輌自動査定システムが構成された場合の、機能ブロック図である。
【0196】
本実施例構成は、前記実施例1の構成と類似した構成であるが、両者の構成の差異は、制御演算手段23dによって、許容値から一番外れた修正成約価格を平均値算定の基礎から外した際に、算定の基礎となるオークション成約結果情報の数が、規定数格納手段13dに格納された規定数に満たなくなった場合に、制御演算手段23dによって、情報補充手段25dに新たなオークション成約結果情報を補充させる指示を出し、その補充情報を基に、修正成約価格演算手段24dで新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段22dに戻すことで平均値を再演算させるようにしている点にある。
【0197】
これは、制御演算手段23dによって、許容値から一番外れた修正成約価格を平均値算定の基礎から外した際に、算定の基礎となる選択されたオークション成約結果情報の数が、規定数格納手段13dに格納された規定数に満たなくなった場合に、最終的に得られる査定額の適正さは担保されないことになってしまうからである。
【0198】
そこで本実施例構成では、規定数格納手段13dによって、平均値を取るために必要な基本情報となるオークション成約結果情報の規定数を規定しておき、制御演算手段23dによって、許容値から一番外れた修正成約価格を平均値算定の基礎から外した際に、算定の基礎となる選択されたオークション成約結果情報の数が、規定数格納手段13dに格納された規定数に満たなくなった場合に、制御演算手段23dは情報補充手段25dに指示を出し、該情報補充手段25dによって、新たなオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段12dから引き出して補充させることとし、それを基に平均値を再演算させ、最終的に各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出することになる。
【0199】
その際、補充されるオークション成約結果情報としてその中に含まれる上記車輌基本情報が査定対象車輌の車輌基本情報と一致していなくても、補充される該オークション成約結果情報に含まれる車輌基本情報は、査定対象車輌の車輌基本情報と類似するものであるので、その差は、前記金額補正値を用いて修正することになる。またこの情報は、過去のオークション成約結果情報の中から、新しい順に選択補充される。
【0200】
図12は、ユーザが自分の有する車を、上記車輌自動査定システムのクライアント1200、1201、1202、1203などのコンピュータ構成を用いて、専門家の手を借りずに査定を行う場合の、処理の流れを示すフローチャートである。そのうち、情報補充手段25dによる選択されたオークション成約結果情報の数が規定数以上になっているか否かをチェックする処理までの流れは前記図10と同じであるので、省略する。
【0201】
同図に示すように、選択れた前記オークション成約結果情報が、規定数格納手段13dに格納された規定数以上であるか否かがチェックされる(ステップS511)。
【0202】
その規定数に達していない場合(ステップS511;No)、前記情報補充手段25dにより、査定対象車輌の車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段12dから引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する処理を行う(ステップS512)。
【0203】
その後修正成約価格演算手段24dにより、査定対象車輌の車輌情報と選択されたオークション成約結果情報の車輌情報との比較処理が行われる(ステップS513)。そして両情報に差があるか否かがチェックされ(ステップS514)、差があれば(ステップS514;Yes)、前記図7に示す修正成約価格を得るための修正処理が、該修正成約価格演算手段24dによって行われる(ステップS515)。
【0204】
両情報に差がなければ、各オークション成約結果情報の生の(そのままの)情報のうちの夫々の成約価格が、また両情報に差があれば、上記各金額補正値により修正された各成約価格が、修正成約価格として、平均値演算手段22dに送られ、該平均値演算手段22dによって、修正成約価格の平均値が算出される(ステップS516)。
【0205】
制御演算手段23dは、この平均値を受け取ると共に、修正成約価格演算手段24dより、上述の各修正成約価格を受け取る。そして該制御演算手段23dにより、平均値から一番離れている修正成約価格が、許容値格納手段14dに格納された許容値より小さいか否かが判定される(ステップS517)。
【0206】
平均値から一番離れている修正成約価格が、該許容値より大きい場合(ステップS517;No)、制御演算手段23dによって、その成約価格が平均値算出の基礎から除外される(ステップS518)。この除外の結果、残された修正成約価格の算出の基礎となったオークション成約結果情報の数が前記規定数よりも多いか否かがチェックされる(ステップS519)。
【0207】
その数が前記規定数よりも少ない場合(ステップS519;No)、制御演算手段23dによって、前記ステップS512に復帰し、前記情報補充手段25dにより、再び査定対象車輌の車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報が成約結果情報格納手段12dから引き出されて、選択されたオークション成約結果情報として補充する処理が行われ(ステップS512)、以後上記ステップS519までの処理が実行される。尚、残された修正成約価格の算出の基礎となったオークション成約結果情報の数が前記規定数よりも多い場合(ステップS519;Yes)、制御演算手段23dによって、前記ステップS516に復帰し、前記平均値算出処理以後の処理が実行される。
【0208】
以上の処理は、平均値から一番離れている修正成約価格が、許容値より小さくなるまで繰り返され、該成約価格が、許容値より小さくなったところで(ステップS517;Yes)、前記制御演算手段23dによって、その平均値が、査定対象車輌の査定額として算出される(ステップS520)。そしてその査定額が、前記クライアント1200、1201、1202、1203などの表示装置1005やプリンタ1006などにおいて、査定額として表示され、ハードディスクなどに、査定対象車輌の車輌情報と共に、記憶される(ステップS521)。
【0209】
図13及び図14は、以上の構成において、あるユーザ自身が、1人で、自己の車輌の査定額の算定を行った場合の、査定対象車輌の入力車輌情報と、その際算定の基礎として選択されたオークション成約結果情報と、補正処理情報提示欄とが画面に表示された状態を示している。これらの図面に示されるように、オークション成約結果情報中、上から6番目の車輌情報では、査定対象車輌の車輌情報の年式と異なり、年式が3となっているので、これを基準に査定対象車輌を査定した場合、年式補正では、査定対象車輌は、該オークション成約結果情報の車輌より10.3万円低く査定されることになる。反対に、オークション成約結果情報中、上から16番目の車輌情報では、査定対象車輌の車輌情報の年式と異なり、年式が1となっているので、これを基準に査定対象車輌を査定した場合、年式補正では、査定対象車輌は、該オークション成約結果情報の車輌より3.6万円高く査定されることになる。
【0210】
同様にして、前後期補正、車種補正、グレード補正、エンジン型式補正、ドア型式補正、シフト型式補正、走行距離補正、カラー補正、車検補正、評価点補正、その他の補正を行う。
【0211】
そして、これらの補正による差額を合計し、各加減残額とし、これらを、各オークション成約結果情報に含まれる夫々の成約価格に加え、これらのオークション成約結果情報を基に、本査定対象車輌の予想成約価格を、各修正成約価格として算出する(図面では加減後額となっている)。
【0212】
そしてこれらの平均値をとり、該平均値と、各修正成約価格とを比較する。本実施例構成では、平均値から上下に10万円を許容値に設定しており、最初の平均値から最大離れる上から6番目の修正成約価格が、この範囲内に入っているかどうかが判定され、その範囲内に入っていないため、除外されている。除外順の欄に1とあるのは最初に除外されたことを示している。
【0213】
この除外の結果、算定の基となるオークション成約結果情報の数が規定数より低くなるので、過去のオークション成約結果情報のうち、一番新しいものを1つ、補充し、それを基にした修正成約価格を算定する。それと、除外後に残された修正成約価格との平均値をとり、以後、平均値から最大離れる修正成約価格が、前記許容値の範囲内に入るまで、これまでの処理を繰り返し、最終的に、査定対象車輌は、114万円と査定されることとなった。
【0214】
実施例4
図15は、本発明の車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMが、LANを構成するサーバ1100−クライアント1200、1201、1202、1203間のネットワークを構成するサーバ1100側のコンピュータに読み出されて、実行された場合に、これらのコンピュータ間で車輌自動査定システムが構成された場合の、機能ブロック構成を示している。
【0215】
上記車輌自動査定システムの構成は、これまでの構成と異なり、平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段26eを有していることと、前記制御演算手段23eが、選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段22e及び価格帯演算手段26eに戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が許容値格納手段14eに格納された許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する機能を有していることである。
【0216】
そのうち価格帯演算手段26eは、同じく前記CPUで構成され、またその演算の際のワーキングエリアとして前記RAMを使用する。
【0217】
上記実施例構成では、各成約価格とそれらの平均値とから、標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を価格帯演算手段26eによって算出する。また制御演算手段23eによって、前記各成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段22e及び価格帯演算手段26eに戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が許容値格納手段14eに規定された許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する。それによって、適正な査定額の算出が行えるようにしている。
【0218】
すなわち、各成約価格とそれらの平均値とから、標準偏差を求め、該標準偏差を振れ幅とする価格帯を、1つのフィルタとして利用し、該フィルタによって、前記平均値から外れた範囲にある成約価格を払い落とす。その操作は、各成約価格と前記平均値との差が許容値の範囲内になるまで、残った成約価格に基づいて、繰り返されることになる。それによって、適正な算定値の算出が可能となる。
【0219】
尚、本発明の車輌自動査定システム及び車輌自動査定プログラムを記録した記録媒体の構成は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。たとえば、対象となる車輌としては、乗用車などに限られず、商用車、大型車両、土木や建設などに用いられる特殊車輌なども含まれることは言うまでもない。
【0220】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜請求項45記載の車輌自動査定システム及び記録媒体によれば、オークション成約結果情報に基づいて、いつでも適正な査定額の算出ができるという優れた効果を奏し得る。
【0222】
特に成約結果情報選択手段によって、車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種名、グレード、エンジン形式名、年式、シフト形式などの車輌基本情報が同一のオークション成約結果情報が選択されるので、それによって、複数のオークション成約結果情報の中から篩がかけられ、査定額算定の基礎とするのに適したものだけに厳選されることになる。
【0223】
また査定対象車輌と比較されるオークション成約車輌との間において、車輌情報に差がある場合でも、補正値を用いて修正を行って、査定対象車輌のオークション成約予想価格(修正成約価格)を算出しているため、たくさんのオークション成約結果情報から客観性を持たせて適正な査定額が算定できるようになる。
【0225】
さらに本発明では、規定数格納手段によって、平均値を取るために必要な基本情報となるオークション成約結果情報の規定数を規定しておき、成約結果情報選択手段によって選択される際、成約結果情報格納手段に格納されているオークション成約結果情報の数が前記規定数以上選択されるようにし、または選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合でも、情報補充手段によって、オークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、該オークション成約結果情報として補充することによって、最終的に得られる査定額の適正さは担保されることになる。
【0226】
加えて制御演算手段によって、許容値から一番外れた修正成約価格を平均値算定の基礎から外した際に、算定の基礎となるオークション成約結果情報の数が、前記規定数に満たなくなった場合に、該制御演算手段によって、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させる指示を出し、その補充情報を基に、修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させるようにすることで、最終的に得られる査定額の適正さは担保されることになる。
【0227】
他方各成約価格(又は各修正成約価格)とそれらの平均値とから、標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を価格帯演算手段によって算出させると共に、制御演算手段によって、前記各成約価格(又は各修正成約価格)と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格(又は修正成約価格)を外して、残りの成約価格(又は修正成約価格)を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に最低数格納手段に規定された最低数まで絞り込まれた成約価格(又は修正成約価格)の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する、或いは各成約価格と前記平均値との差が許容値格納手段に規定された許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出するようにすれば、比較対象となるオークション成約結果情報の中に、諸般の事情から、常識的な範囲から逸脱した成約価格のものがある場合でも、最終的に得られる査定額は、適正なものが得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例となる車輌自動査定プログラムがそれを格納したCD−ROMを介してコンピュータに実行された場合に構成される車輌自動査定システムの構成を示す装置概要図である。
【図2】上記車輌自動査定システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図3】ユーザが、上記車輌自動査定システムの構成を用いて、自己の車輌の査定を行う場合の、処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】査定対象車輌の入力項目を示す画面説明図である。
【図5】上記車輌自動査定システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図6】ユーザが、上記車輌自動査定システムの構成を用いて、自己の車輌の査定を行う場合の、処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】査定対象車輌の車輌情報とオークション成約結果情報の車輌情報とに差がある場合に実行される、修正成約価格を得るための修正処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMがサーバ1100側に読み出されて、実行された場合に、サーバ1100−クライアント1200、1201、1202、1203間で車輌自動査定システムが構成された場合の、装置概要図である。
【図9】上記車輌自動査定システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図10】ユーザが、上記車輌自動査定システムの構成を用いて、自己の車輌の査定を行う場合の、処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMがサーバ1100側に読み出されて、実行された場合に、サーバ1100−クライアント1200、1201、1202、1203間で他の実施例に係る車輌自動査定システムが構成された場合の、装置機能ブロック図である。
【図12】ユーザが、上記車輌自動査定システムの構成を用いて、自己の車輌の査定を行う場合の、処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】ユーザ自身が車輌の査定額の算定を行った場合の、査定対象車輌の入力車輌情報と、その際算定の基礎として使用されたオークション成約結果情報との欄に入力がなされた場合の画面表示状態を示す画面説明図である。
【図14】上記の場合に金額補正値による修正がなされた場合に、補正処理情報提示欄の画面表示状態を示す画面説明図である。
【図15】本発明の車輌自動査定プログラムを格納したCD−ROMがサーバ1100側に読み出されて、実行された場合に、サーバ1100−クライアント1200、1201、1202、1203間で別の実施例に係る車輌自動査定システムが構成された場合の、装置機能ブロック図である。
【符号の説明】
11a〜11e 車輌情報格納手段
12a〜12e 成約結果情報格納手段
13a〜13d 規定数格納手段
14a〜14e 許容値格納手段
15b〜15d 補正値格納手段
21a〜21e 成約結果情報選択手段
22a〜22e 平均値演算手段
23a〜23e 制御演算手段
24b〜24d 修正成約価格演算手段
25c〜25d 情報補充手段
26e 価格帯演算手段
1000 コンピュータ
1001 フロッピーディスク
1002 CD−ROMドライブ
1003 キーボード
1004 マウス
1005 表示装置
1006 プリンタ
1100、1101、1102 サーバ
1200、1201、1202、1203 クライアント

Claims (45)

  1. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該成約価格を外すと共に、前記成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、その成約価格を残りの成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  2. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  3. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、残りの修正成約価格を基に、平均値演算手段で平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  4. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、残りの修正成約価格を基に、平均値演算手段で平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  5. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  6. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  7. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  8. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  9. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  10. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  11. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、前記成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、その成約価格を残りの成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻すと共に、再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  12. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  13. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  14. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  15. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  16. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  17. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  18. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  19. 査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    を少なくとも有することを特徴とする車輌自動査定システム。
  20. ネットワークを構成するコンピュータの少なくとも1つに、前記各格納手段及び各演算手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項1 いずれか1つに記載の車輌自動査定システム。
  21. ネットワークを構成する複数のコンピュータに、前記各格納手段及び各演算手段を分散して備え、それらの間で上記手段の処理を分散して行うことを特徴とする請求項20記載の車輌自動査定システム。
  22. ネットワークを構成するコンピュータの少なくとも1つに、前記各格納手段及び各演算手段を備えると共に、該ネットワークを構成するその他のコンピュータにおいて、査定対象車輌の車輌情報の入力及び査定対象車輌の査定値の表示を行わせることを特徴とする請求項1〜請求項21いずれか1つに記載の車輌自動査定システム。
  23. ネットワークを構成する複数のコンピュータに、前記各格納手段及び各演算手段を分散して備え、それらの間で上記手段の処理を分散して行うと共に、該ネットワークを構成するその他のコンピュータにおいて、査定対象車輌の車輌情報の入力及び査定対象車輌の査定値の表示を行わせることを特徴とする請求項22記載の車輌自動査定システム。
  24. ネットワークを通じて外部から、前記オークション成約結果情報を前記成約結果情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1〜請求項23記載の車輌自動査定システム。
  25. データを格納する記録媒体から、前記オークション成約結果情報を読み取って、前記成約結果情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1〜請求項23記載の車輌自動査定システム。
  26. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該成約価格を外すと共に、前記成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、その成約価格を残りの成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  27. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  28. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、残りの修正成約価格を基に、平均値演算手段で平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  29. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、残りの修正成約価格を基に、平均値演算手段で平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  30. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  31. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記平均値とを比較し、平均値から一番外れた修正成約価格が前記許容値の範囲外である場合に、該修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段に戻すことで平均値を再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  32. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  33. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  34. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  35. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、残りの成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  36. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    選択されたオークション成約結果情報に含まれる成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報に含まれる成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた成約価格を外して、前記成約結果情報選択手段に新たなオークション成約結果情報を補充させ、その成約価格を残りの成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻すと共に、再演算させ、各成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  37. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  38. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を、前記規定数以上選択する成約結果情報選択手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  39. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  40. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  41. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    前記演算を行う場合の基礎となる前記修正成約価格の最低数を規定する最低数格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、最終的に前記最低数まで絞り込まれた修正成約価格の平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  42. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外して、残りの修正成約価格を平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  43. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有するオークション成約結果情報を成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  44. コンピュータを、
    査定対象車輌の車輌情報を格納する車輌情報格納手段と、
    前記査定対象車輌の車輌情報に対応する項目の車輌情報と成約価格とを少なくとも含むオークション成約結果情報を格納する成約結果情報格納手段と、
    車輌情報格納手段と成約結果情報格納手段に含まれる車輌情報のうち、車種などの核となる車輌基本情報が一致するオークション成約結果情報を選択する成約結果情報選択手段と、
    比較対照となるオークション成約結果情報の規定数を格納する規定数格納手段と、
    選択されたオークション成約結果情報の数が前記規定数に満たない場合に、該車輌基本情報に類似する車輌基本情報を有する過去のオークション成約結果情報を、新しい順に、成約結果情報格納手段から引き出して、選択されたオークション成約結果情報として補充する情報補充手段と、
    前記車輌情報の違いに対応する補正値を項目別に有する補正値格納手段と、
    選択された前記オークション成約結果情報の車輌情報に対する査定対象車輌の車輌情報との差から、補正値格納手段の補正値を参照して、査定対象車輌に対応する修正成約価格を演算する修正成約価格演算手段と、
    修正成約価格からその平均値を算出する平均値演算手段と、
    該平均値と各修正成約価格とから標準偏差を求め、それを振れ幅とした価格帯を算出する価格帯演算手段と、
    平均値から外れる値の許容値を格納する許容値格納手段と、
    各修正成約価格と前記価格帯とを比較し、該価格帯から外れた修正成約価格を外すと共に、前記情報補充手段に新たなオークション成約結果情報を補充させて修正成約価格演算手段で新たな修正成約価格を演算させ、それを残りの修正成約価格に加えて、平均値演算手段及び価格帯演算手段に戻して再演算させ、各修正成約価格と前記平均値との差が上記許容値の範囲内になった場合に、その平均値を前記査定対象車輌の査定値として算出する制御演算手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  45. 前記コンピュータは、ネットワークを構成する複数のコンピュータで構成され、前記各手段による処理は、それらのコンピュータにおいて分散処理されるように、プログラムに設定されたことを特徴とする請求項26〜 請求項44いずれか1つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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