JP3737658B2 - クライアントサーバシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアントサーバシステムに係り、更に詳しくは、サーバ側に格納されたオブジェクト指向技術を適用したプログラムの設定値の操作や、変更等を行なうのに適したクライアントサーバシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラントの監視制御等の分野では、オブジェクト指向技術が適用されたクライアントサーバシステムが用いられている。
【0003】
オブジェクト指向技術とは一般的に、プログラムを1つの構成要素として取り扱うオブジェクトを用い、それを基に個別の特徴を反映したインスタンスと呼ばれる部品を適宜組み合わせてプログラムを作成する手法である。ここでは詳細説明を省略するが、オブジェクト指向技術では、このようにあるまとまった機能を、1つの「部品」として取り扱うことができるので、汎用性の高いプログラムを作成することが可能となり、制御対象機器の追加や変更等があっても、それを柔軟にプログラムに反映可能であるという特徴をもつ。
【0004】
図17に、この種の従来のクライアントサーバシステムの一例を示す全体構成図を示す。
【0005】
この種の従来のクライアントサーバシステムは、伝送路1を介してクライアント2(#a、#b…)とサーバ3(#a、#b…)とをそれぞれ接続しており、更に各サーバ3(#a、#b…)は複数のプログラム4(#a、#b…)をそれぞれ備えている。これらプログラム4(#a、#b…)は、オブジェクト指向技術が適用されたプログラムであり、複数のインスタンス5(#a、#b…)から構成している。
【0006】
各インスタンス5(#a、#b…)は、それぞれ制御する制御用機器20(#a、#b…)と接続している。
【0007】
一方、各クライアント2(#a、#b…)は、入力装置16(#a、#b…)と、表示装置17(#a、#b…)と、インタフェース18(#a、#b…)とを備えている。
【0008】
オペレータは、入力装置16(#a、#b…)を介して、サーバ3側に与える情報を入力する。
【0009】
表示装置17(#a、#b…)は、入力装置16(#a、#b…)から入力された情報や、インタフェース18(#a、#b…)を介してサーバ3から取得した情報を表示する。
【0010】
インタフェース18(#a、#b…)は、入力装置16(#a、#b…)から入力された情報を指定のサーバ3に出力したり、サーバ3からクライアント2へ出力される情報を受け取り表示装置17(#a、#b…)に引き渡す。
【0011】
制御用機器20の追加や、変更があった場合には、クライアント2側からの入力操作によって、その制御用機器20に該当するオブジェクトからインスタンス5を作成し、そのインスタンス5を、サーバ3側の所定のプログラム4に反映することによってなされる。
【0012】
このように、従来のクライアントサーバシステムは、オブジェクト指向技術の適用により、オブジェクトの部品化を容易に行なうことができるために、監視対象とする制御用機器20の設定条件の変更や設備の追加等があっても、適宜インスタンス5を変更および追加することによって、プログラム4に容易に反映させることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のクライアントサーバシステムでは、以下のような問題がある。
【0014】
すなわち、1つのサーバ3が保持するプログラム4が増加すると、同時に、1つのサーバ3が保持するインスタンス5も必然的に増加する。
【0015】
今、仮に、1つのサーバ3が膨大な数のインスタンス5を保持している状態にあって、監視対象とする制御用機器20の設定条件の変更があった場合を想定する。
【0016】
この場合、クライアント2側では、関連する多くのインスタンス5の設定情報を逐一取り出し、設定値を変更した後にサーバ3、更にサーバ3を介して制御用機器20に返し再設定する必要があるために手間を要するという問題がある。
【0017】
殊に、複雑な監視制御を行なっており、関連するインスタンス5の数も多くなるほどこの手間は増大し、再び監視制御を開始するまでに時間を要し、監視制御効率が低下する。
【0018】
また、監視対象とする制御用機器20の追加があった場合にも、類似するインスタンス5をサーバ3側からクライアント2側に取り出し、類似するインスタンス5を利用して新たなインスタンス5を作成する必要がある。
【0019】
この場合も、多くの制御用機器20が新たに追加になった場合には、取り出すインスタンス5の数もそれに伴って増加するために、前述した場合と同様の問題が生じる。
【0020】
一方、クライアント2側では、インスタンス5からの設定情報の取り出しを行なわずとも、各インスタンス5に設定された初期設定情報を単に参照することもある。
【0021】
このような場合においては、先ず、クライアント2側から所定のインスタンス5に初期設定情報を採取するよう要求命令を行なう。そして、要求命令を受けたサーバ3は、該当するインスタンス5について初期設定情報を採取した後に、要求元のクライアント2側に返信している。
【0022】
すなわち、インスタンス5の初期設定情報を取り出す場合、先ず、所定のインスタンス5が初期設定情報を抽出し、しかる後に要求元のクライアント2に返信している。
【0023】
このため、クライアント2がサーバ3側に初期設定情報の出力要求をしてから、初期設定情報が出力されるまでに時間がかかり、次の処理を行うことが出来ず、処理効率が低下するという問題がある。
【0024】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、システム構成の変更があり、制御用機器の追加や変更があった場合においても、それら追加や変更に柔軟にプログラムを対応させることが可能なオブジェクトモデルを提供し、もって、プログラムのインタフェースを統一するとともに、プログラムの再利用性を高めることが可能なクライアントサーバシステムを提供することである。
【0025】
また、第2の目的は、各インスタンスにインスタンスおよびインスタンスが接続している制御用機器の初期設定情報を予め記憶しておき、クライアント側から初期設定情報の出力要求があった場合には、予め記憶している初期設定情報を要求元のクライアントに即座に返信し、もって、処理効率を高めることが可能なクライアントサーバシステムを提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0027】
すなわち、請求項1の発明では、伝送路を介してクライアントとサーバとを接続して構成されるクライアントサーバシステムにおいて、サーバに、オブジェクト指向が適用されたインスタンスから構成される少なくとも1つのプログラムを備え、プログラムに、クライアントからの選択要求に基づいて、インスタンスを選択するインスタンス選択手段と、クライアントからの要求に基づいて、選択されたインスタンスから情報を取り出し、要求元のクライアント側に出力する通信手段と、プログラムを構成する全てのインスタンスの初期設定情報を記憶する初期設定情報記憶手段と、クライアントからの要求に応じて、初期設定情報記憶手段に記憶された初期設定情報を通信手段に出力する初期設定情報出力手段とを備え、インスタンスに、インスタンス選択手段によって自己のインスタンスが選択された場合には、自己のインスタンスの設定情報を通信手段に出力する設定情報出力手段を備える。
【0028】
従って、請求項1の発明のクライアントサーバシステムにおいては、所望のインスタンスを選択し、そのインスタンスの設定情報を取得することができる。また、プログラムを構成する全てのインスタンスの初期設定情報をまとめて取得することができる。
【0033】
請求項の発明では、請求項1の発明のクライアントサーバシステムにおいて、プログラムに、クライアントからの操作要求に基づいて、インスタンスによって制御される制御機器に、制御元のインスタンスの設定情報を設定するとともに、制御機器に設定された設定情報を読み出し、制御元のインスタンスに出力するデータ設定読出手段を備える。
【0034】
従って、請求項の発明のクライアントサーバシステムにおいては、各インスタンスによって制御される制御機器の設定情報を、クライアント側から設定したり、設定された情報を読み出すことができる。
【0035】
請求項の発明では、請求項1又は請求項2の発明のクライアントサーバシステムにおいて、クライアントに、サーバ側に対する操作要求を受付け、当該操作要求の内容に応じて所定のプログラムのインスタンス選択手段に操作要求を出力する操作入力受付手段と、通信手段から前記クライアント側に出力された情報を受信し、表示する情報表示手段とを備える。
【0036】
従って、請求項の発明のクライアントサーバシステムにおいては、クライアント側から操作入力を行なったり、サーバ側の情報を表示することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0038】
なお、以下の各実施の形態の説明に用いる図中の符号は、図17と同一部分については同一符号を付して示すことにする。
【0039】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1から図4を用いて説明する。
【0040】
本実施の形態に係るクライアントサーバシステムは、その全体構成を図17に示すものと同一とし、プログラム4およびインスタンス5の構成(ここでは、「オブジェクトモデル」と称する)のみが異なる。
【0041】
図1は、第1の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのプログラムおよびインスタンスの構成例を示すブロック図である。
【0042】
すなわち、本実施の形態に係るクライアントサーバシステムは、プログラム4内に、インスタンス5と、インスタンス選択装置6と、通信装置7と、通信装置8とを備えている。更に、インスタンス5内には、Get処理装置9と、Set処理装置10と、Send処理装置11と、属性値記憶部12とを備えている。
【0043】
インスタンス選択装置6は、通信装置7および通信装置8から出力される情報を、指定されたインスタンス5に振り分け送信する。
【0044】
通信装置7は、クライアント2とプログラム4との間の通信を行う装置であり、クライアント2側からプログラム4側へ入力された情報を受信するとともに、インスタンス選択装置6に引き渡す。また、プログラム4側からクライアント2側へ出力された出力情報を受け取るとともに、所定のクライアント2へ出力する。
【0045】
通信装置8は、プログラム4と制御用機器20との間の通信を行なう装置であり、インスタンス5側から制御用機器20側へ出力された情報を受信するとともに、所定の制御用機器20に出力する。また、制御用機器20側からプログラム4側へ出力された情報を受信するとともに、インスタンス選択装置6に引き渡す。
【0046】
Get処理装置9は、クライアント2側からの要求に基づき、属性値記憶部12に記憶されたインスタンス5の設定情報を通信装置7に出力する。
【0047】
Set処理装置10は、クライアント2側から入力された制御用機器20の設定情報を通信装置8に出力する。
【0048】
Send処理装置11は、制御用機器20から制御用機器20の設定情報を取得し、取得した設定情報を属性値記憶部12に記憶させるとともに、クライアント2側からの要求に基づき通信装置7に出力する。
【0049】
属性値記憶部12は、インスタンス5および関連する制御用機器20の設定情報を記憶する。
【0050】
次に、以上のようなオブジェクトモデルを採用し構成した本実施の形態に係るクライアントサーバシステムの動作について説明する。
【0051】
まず、インスタンス5または制御用機器20に必要な設定情報を設定する場合の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。
【0052】
インスタンス5または制御用機器20に必要な設定情報を設定する場合、クライアント2の入力装置16より、該当するインスタンス5または制御用機器20を指定するとともに、設定する設定情報を入力する(S1)。
【0053】
入力された設定情報は、クライアント2のインタフェース18を介して、該当するプログラム4の通信装置7へと出力される(S2)。
【0054】
この設定情報は、更にインスタンス選択装置6に出力され、インスタンス選択装置6によって、該当するインスタンス5のSet処理装置10に出力される(S3)。
【0055】
Set処理装置10は、制御用機器20の設定情報を通信装置8へ出力し(S4)、更に通信装置8から、該当する制御用機器20に設定情報が出力される(S5)。このようにして、制御用機器20に設定情報が反映される(S6)。
【0056】
なお、設定情報を制御用機器20に設定する必要が無く、インスタンス5のみに設定する場合においては、前述したステップS4とステップS5とをスキップしてステップS6において、インスタンス5に設定情報が反映される。
【0057】
ステップS3からステップS6までを、設定情報の反映が終了する(S7:Yes)まで繰り返し、最終的に処理を完了する。
【0058】
本実施の形態では、上記に説明したようにしてクライアント2側からインスタンス5または制御用機器20に必要なデータを設定する。
【0059】
次に、制御用機器20に設定された設定情報を受信する場合の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
【0060】
制御用機器20の設定情報が更新されると、当該制御用機器20が接続している通信装置8にその値が送られる(S11)。
【0061】
通信装置8に送られた設定情報は、更にインスタンス選択装置6に出力され、ここで該当するインスタンス5のSend処理装置11に出力される(S12)。
【0062】
Send処理装置11は、インスタンス選択装置6から出力された制御用機器20の設定情報を属性値記憶部12に書き込み(S13)、更に通信装置7に出力する(S14)。
【0063】
このようにして、通信装置7に、該当する制御用機器20の設定情報の出力が完了すると、それら設定情報は通信装置7から、該当するクライアント2に出力される。該当するクライアント2は、それら設定情報をインタフェース18を介して取得するとともに、表示装置17によって表示する(S16)。
【0064】
本実施の形態では、上記に説明したようにして制御用機器20に設定された設定情報を、クライアント2側で取得する。クライアント2側では、制御用機器20の設定情報に変更がある場合、このようにして取得した設定情報を基に、変更データを反映した後に、図2のフローチャートに示した方法に従って設定情報を変更することができる。
【0065】
更に、インスタンス5の属性値記憶部12に設定された設定情報を取得する場合の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0066】
インスタンス5の属性値記憶部12に設定された設定情報を取得する場合、クライアント2の入力装置16より、該当するインスタンス5を指定した指定データを入力する(S21)。
【0067】
入力された指定データは、クライアント2のインタフェース18を介して、該当するプログラム4の通信装置7へと出力される(S22)。
【0068】
このデータは、更にインスタンス選択装置6に出力され、インスタンス選択装置6によって、該当するインスタンス5のGet処理装置9に出力される(S23)。
【0069】
Get処理装置9は、属性値記憶部12から当該インスタンス5の設定情報を取得し(S24)、更にこの設定情報を通信装置7に出力する(S25)。
【0070】
ステップS23からステップS25までを指定されたインスタンス5の設定情報の取得が終了する(S26:Yes)まで繰り返す。
【0071】
このようにして、通信装置7に、該当するプログラム4が有するインスタンス5の設定情報の出力が完了すると、それら設定情報は通信装置7から要求元のクライアント2に出力される。要求元のクライアント2は、それら設定情報をインタフェース18を介して取得するとともに、表示装置17によって表示する(S27)。
【0072】
本実施の形態では、上記に説明したようにしてインスタンス5に設定された設定情報を、クライアント2側で取得する。クライアント2側では、インスタンス5の設定情報に変更がある場合、このようにして取得した設定情報を利用して変更データを反映した後に、図2のフローチャートに示した方法に従って設定情報を変更することができる。
【0073】
また、インスタンス5および制御用機器20の追加がある場合、この用にして取得した設定情報を利用して新規データを作成した後に、図2のフローチャートに示した方法に従って設定情報を追加設定することができる。
【0074】
上述したように、本実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいては、上記のようなオブジェクトモデルの採用により、インスタンス5および制御用機器20の設定情報の設定、取得、変更を効率的に行なうことができる。
【0075】
これにより、システム構成の変更があり、制御用機器の追加や変更があった場合においても、それら追加や変更にプログラム4を柔軟に対応させることができ、もって、プログラム4のインタフェースを統一するとともに、プログラム4の再利用性を高めることが可能となる。
【0076】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図5から図9を用いて説明する。
【0077】
本実施の形態に係るクライアントサーバシステムは、その全体構成を図1に示すものと同一とし、クライアント2の構成のみが異なる。
【0078】
図5は、第2の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアントの構成例を示すブロック図である。
【0079】
すなわち、本実施の形態に係るクライアントサーバシステムは、クライアント2内に、インタフェース18と、GUI入力装置31と、GUI出力装置32と、制御モデル・クライアント処理装置40とを備えている。また、更に制御モデル・クライアント処理装置40内には、Read処理装置41と、Get要求処理装置42と、Set要求処理装置43と、Set処理装置44と、属性値記憶部45とを備えている。
【0080】
インタフェース18は、クライアント2とサーバ3との間の通信を行う装置であり、クライアント2側からの処理要求情報をサーバ3側へ出力する。また、サーバ3側から出力された情報を受け取るとともに、制御モデル・クライアント処理装置40のSet処理装置44へ出力する。
【0081】
GUI入力装置31は、オペレータからの操作入力を受付ける装置である。操作入力としては、属性値記憶部45に記憶されている情報を表示するよう要求するRead処理入力、サーバ3側の属性値記憶部12に記憶された設定情報を出力するよう要求するGet要求処理入力、制御用機器20の設定情報を設定するSet要求処理入力、サーバ3側から出力された設定情報を属性値記憶部45に記憶させるとともに、GUI出力装置32に出力するよう要求するSet処理入力等がある。
【0082】
GUI出力装置32は、オペレータからの操作入力に応じて、指定された情報を出力する。
【0083】
Read処理装置41は、GUI入力装置31を介して入力されたRead処理入力に基づいて、属性値記憶部45に記憶されている設定情報を取得するとともに、GUI出力装置32に出力する。
【0084】
Get要求処理装置42は、GUI入力装置31を介して入力されたGet要求処理入力に基づいて、サーバ3側の属性値記憶部12に記憶された設定情報を読み出し、クライアント2側に出力させる。
【0085】
Set要求処理装置43は、GUI入力装置31を介して入力されたSet要求処理入力に基づいて、制御用機器20の設定情報をサーバ3側に出力する。
【0086】
Set処理装置44は、インタフェース18を介してサーバ3側から出力された設定情報を、属性値記憶部45に記憶させるとともに、GUI出力装置32に出力する。
【0087】
属性値記憶部45は、Set処理装置44を介して取得したサーバ3側の設定情報を記憶する。
【0088】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るクライアントサーバシステムの動作について説明する。
【0089】
まず、インスタンス5または制御用機器20に必要なデータを設定する場合の動作について説明する。
【0090】
インスタンス5または制御用機器20に必要なデータを設定する場合の動作は、第1の実施の形態で説明した図2のフローチャートに示す通りであり、ステップS1とステップS2の詳細が若干異なるのみである。したがって、ここではステップS1とステップS2について説明する。
【0091】
インスタンス5または制御用機器20に必要なデータを設定する場合、クライアント2のGUI入力装置31より、該当するインスタンス5または制御用機器20を指定するとともに、設定するデータをSet要求処理装置43に入力する(Set処理要求入力:S1)。
【0092】
このSet処理要求入力は、Set要求処理装置43からインタフェース18を介して、該当するプログラム4の通信装置7へと出力される(S2)。
【0093】
次に、制御用機器20に設定された設定情報を取得する場合の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
【0094】
制御用機器20に設定された設定情報を取得する場合の動作は、第1の実施の形態で説明した図3のフローチャートに示す通りであり、ステップS10とステップS16との詳細が若干異なるのみである。したがって、ここではステップS10とステップS16とについて説明する。
【0095】
制御用機器20に設定された設定情報を取得する場合、クライアント2のGUI入力装置31より、該当する制御用機器20を指定した指定データをGet要求処理装置42に入力する(Get処理要求入力:S10)。この情報は、インタフェース18を介して該当するプログラム4の通信装置7に出力され、さらにそこから該当するプログラム4の通信装置8を介して制御用機器20に出力される。
【0096】
更にステップS11からステップS14まで、該当する制御用機器20の設定情報の出力を繰り返し、出力が完了すると、それら設定情報は通信装置7から要求元のクライアント2に出力される。要求元のクライアント2は、それら設定情報をインタフェース18を介してSet処理装置44にて取得する。Set処理装置44は、取得した設定情報を属性値記憶部45に書き込むとともに、GUI出力装置32から表示する(S16)。
【0097】
なお、サーバ3からクライアント2への設定情報の流れは、特に制約は無く、たとえば、図6から図9に示すようなパターンが考えられる。
【0098】
図6は、クライアント2が1つのインスタンス5から設定情報を取得し、GUI出力装置32から設定情報を出力する場合のデータの流れを示す模式図である。
【0099】
図7は、クライアント2が、複数のインスタンス5から設定情報を取得し、それら設定情報をまとめて1つのGUI出力装置32から出力する場合のデータの流れを示す模式図である。これにより、複数の設定情報を同一画面にまとめて表示させることができる。
【0100】
なお、図7は、異なるサーバ3のインスタンス5から設定情報を取得する場合を図示したものであるが、同一サーバ3の異なるインスタンス5から設定情報を取得しても良い。
【0101】
図8は、同一のクライアント2にGUI出力装置32を複数設けた場合の設定情報の流れを示す模式図である。これにより、1つの設定情報を、例えば数値表示とグラフ表示とを同時に行なうなど、異なる形態で表示することができる。
【0102】
図9は、同一のクライアント2に制御モデル・クライアント処理装置40を複数設けた場合の設定情報の流れを示す模式図である。これにより、複数の制御モデル・クライアント処理装置40で取得した設定情報を同一画面にまとめて表示させることができる。
【0103】
なお、図9は、異なるサーバ3のインスタンス5から設定情報を取得する場合を図示したものであるが、同一サーバ3の異なるインスタンス5から設定情報を取得しても良い。
【0104】
更に、インスタンス5に設定された設定情報を取得する場合の動作について説明する。
【0105】
インスタンス5に設定された設定情報を取得する場合の動作は、第1の実施の形態で説明した図4のフローチャートに示す通りであり、ステップS21とステップS22とステップS27との詳細が若干異なるのみである。したがって、ここではステップS21とステップS22とステップS27とについて説明する。
【0106】
インスタンス5に設定された設定情報を取得する場合、クライアント2のGUI入力装置31より、該当するインスタンス5を指定したデータをGet要求処理装置42に入力する(Get処理要求入力:S21)。
【0107】
この入力されたGet処理要求入力は、クライアント2のインタフェース18を介して、該当するプログラム4の通信装置7へと出力される(S22)。
【0108】
更にステップS23からステップS26まで、インスタンス5の設定情報の取得が終了するまで繰り返し、通信装置7に、該当するプログラム4が有するインスタンス5の設定情報の出力が完了すると、それら設定情報は通信装置7から要求元のクライアント2に出力される。要求元のクライアント2では、それら設定情報をインタフェース18を介してSet処理装置44にて取得する。Set処理装置44は、取得した設定情報を属性値記憶部45に書き込むとともに、GUI出力装置32から表示する(S27)。
【0109】
上述したように、本実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいても、上記のような作用により、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0110】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図10から図12を用いて説明する。
【0111】
図10は、第3の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアントの構成例を示すブロック図である。
【0112】
本実施の形態に係るクライアントサーバシステムは、第2の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアント2の制御モデル・クライアント処理装置40に初期化要求処理装置46と初期値設定装置47とを付加し、サーバ3のインスタンス5に初期値送信装置13と初期化装置14と送信用属性値記憶部15とを付加した構成としている。
【0113】
したがって、ここでは第2の実施の形態と異なる部分のみについてその説明を行い、重複説明を避ける。
【0114】
初期化要求処理装置46は、サーバ3側の特定したインスタンス5に対して、インスタンス5が保持している初期設定情報を読み出すよう要求する。
【0115】
初期値設定装置47は、初期化要求処理装置46が初期設定情報を取り出すよう要求したインスタンス5から初期設定情報を取得するとともに、自己の制御モデル・クライアント処理装置40の属性値記憶部45に取得した初期設定情報を書き込む。
【0116】
初期値送信装置13は、初期化要求処理装置46から要求された初期化要求に基づき、自己のインスタンス5の送信用属性値記憶部15から初期設定情報を取り出し、要求元のクライアント2側に出力する。
【0117】
初期化装置14は、自己のインスタンス5の属性値記憶部12から初期設定情報を取り出し、自己のインスタンス5の送信用属性値記憶部15に書き込む。
【0118】
送信用属性値記憶部15は、自己のインスタンス5および自己のインスタンス5が接続している制御用機器20の初期設定情報を記憶する。自己のインスタンス5の初期設定情報は、初期化装置14によって書き込まれるようにしている。また、自己のインスタンス5が接続している制御用機器20の初期設定情報は、Send処理装置11によって書き込まれるようにしている。
【0119】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るクライアントサーバシステムの動作について説明する。
【0120】
まず、初期設定情報を送信用属性値記憶部15に書き込む場合の動作について図11のフローチャートを用いて説明する。
【0121】
初期設定情報を送信用属性値記憶部15に書き込む場合、インスタンス5が接続している制御用機器20から、制御用機器20の最新の初期設定情報が、通信装置8、インスタンス選択装置6を介して所定のインスタンス5のSend処理装置11に出力され(S31)、更にここから送信用属性値記憶部15に転送されるとともに書き込まれる(S32)。
【0122】
次に、同一のインスタンス5の初期化装置14によって、属性値記憶部12に記憶された設定情報から初期設定情報が取り出され(S33)、送信用属性値記憶部15に書き込まれる(S34)。
【0123】
なお、制御用機器20の最新の初期設定情報が既に送信用属性値記憶部15に記憶されている場合には、ステップS31とステップS32とをスキップして良い。
【0124】
本実施の形態では、上記に説明したようにして送信用属性値記憶部15に初期設定情報を記憶する。
【0125】
次に、クライアント2が初期設定情報を取得する場合の動作について図12のフローチャートを用いて説明する。
【0126】
クライアント2がサーバ3側から初期設定情報を取得する場合、クライアント2の初期化要求処理装置46より所定のインスタンス5に対して、初期設定情報の取得要求を行う(S41)。
【0127】
この要求は、クライアント2側のインタフェース18、所定のインスタンス5を保持するプログラム4の通信装置7を介し、更にインスタンス選択装置6によって所定のインスタンス5の初期値送信装置13になされる。
【0128】
この要求を受けた初期値送信装置13は、自己のインスタンス5の送信用属性値記憶部15より初期設定情報を取り出し(S42)、要求元のクライアント2側に出力する(S43)。
【0129】
送信用属性値記憶部15よりクライアント2側に出力された初期設定情報は、自己のプログラム4の有する通信装置7、要求元のクライアント2のインタフェース18を介して初期値設定装置47に出力される(S44)。
【0130】
このようにして初期値設定装置47に出力されたインスタンス5の初期設定情報は、更に自己のクライアント2の制御モデル・クライアント処理装置40内の属性値記憶部45に記憶される(S45)。
【0131】
本実施の形態では、上記に説明したようにしてクライアント2が、インスタンス5およびインスタンス5が接続している制御用機器20の初期設定情報を取得する。
【0132】
上述したように、本実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいては、上記のような作用により、各インスタンス5に送信用属性値記憶部15を備え、ここに自己のインスタンス5および自己のインスタンスが接続している制御用機器20の初期設定情報を記憶させることができる。
【0133】
これにより、クライアント2側によって、初期設定情報の出力要求がなされた場合、サーバ3側は、予め送信用属性値記憶部15に記憶してある初期設定情報を要求元のクライアント2側に受け渡すだけで良く、都度初期設定情報を採取する手間が省け、もって、初期設定情報の取得に要する時間を短縮化することが可能となる。
【0134】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を図13から図14を用いて説明する。
【0135】
図13は、第4の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアントの構成例を示すブロック図である。
【0136】
本実施の形態に係るクライアントサーバシステムは、図10に示すクライアントサーバシステムにおいて、クライアント2に、制御モデル・クライアント処理装置40とインタフェース18との間に初期化要求装置50を付加し、プログラム4に、通信装置7とインスタンス選択装置6との間に初期化命令装置51を付加した構成としている。
【0137】
したがって、ここでは、初期化要求装置50と初期化命令装置51とのみについて説明し、重複説明を避ける。
【0138】
初期化要求装置50は、初期化要求処理装置46から複数のインスタンス5に対して初期設定情報の出力要求がなされた場合、一旦それを保持し、要求する全てのインスタンス5に対する要求がなされた後に、初期設定情報の出力要求をまとめてサーバ3側に出力する。
【0139】
初期化命令装置51は、同一プログラム4が保持する複数のインスタンス5に対して初期設定情報の出力要求がなされた場合、それら複数のインスタンス5からの初期設定情報出力を、同一プログラム4毎に一旦保持し、しかる後に初期設定情報を要求元のクライアント2にまとめて出力する。
【0140】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るクライアントサーバシステムの動作について説明する。
【0141】
初期設定情報を送信用属性値記憶部15に書き込む場合の動作については、図11のフローチャートを用いて説明した通りであるので、ここでは、クライアント2が初期設定情報を取得する場合の動作について図14のフローチャートを用いて説明する。
【0142】
クライアント2がサーバ3側から初期設定情報を取得する場合、クライアント2の初期化要求処理装置46より同一クライアント2の初期化要求装置50に対して、インスタンス5を指定して初期設定情報の取得要求を行う(S51)。
【0143】
他に初期設定情報の取得要求を行うインスタンス5がある場合(S52:ある)には、ステップS51に戻る。
【0144】
一方、他に初期設定情報の取得要求を行うインスタンス5が無い場合(S52:ない)には、この要求が、初期化要求装置50よりクライアント2側のインタフェース18、所定のインスタンス5を保持するプログラム4の通信装置7、初期化命令装置51を介し、更にインスタンス選択装置6によって所定のインスタンス5の初期値送信装置13に出力される(S53)。
【0145】
この要求を受けた各インスタンス5の初期値送信装置13は、自己のインスタンス5の送信用属性値記憶部15より初期設定情報を取り出し、自己インスタンス5を保持しているプログラム4の初期化命令装置51に出力する(S54)。
【0146】
初期設定情報の取得要求がなされた全てのインスタンス5から、初期設定情報が初期化命令装置51に返信されない場合(S55:しない)には、ステップS54に戻る。
【0147】
一方、初期設定情報の取得要求がなされた全てのインスタンス5から、初期設定情報が初期化命令装置51に返信された場合(S55:した)には、初期化命令装置51から、通信装置7、要求元のクライアント2のインタフェース18を介して各クライアント2の初期値設定装置47に出力される(S56)。
【0148】
このようにして要求元の各クライアント2の初期値設定装置47に出力された(S57)インスタンス5の初期設定情報は、更に自己のクライアント2の制御モデル・クライアント処理装置40内の属性値記憶部45に記憶される(S58)。
【0149】
上述したように、本実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいては、上記のような作用により、各クライアント2に複数のインスタンス5に対して初期設定情報の取得要求をまとめて行うことができるとともに、同一プログラム4が保持するインスタンス5からの初期設定情報を一旦取り込んだ後に、まとめてクライアント2側に出力することができる。
【0150】
これにより、クライアント2側からサーバ3側への初期設定情報の要求、およびサーバ3側からクライアント2側への初期設定情報の出力に要するデータ送信頻度を低減することができる。
【0151】
すなわち、第3の実施の形態で得られる作用効果を奏することができる事に加えて、更に、クライアント2側からサーバ3側への初期設定情報の要求時の通信負荷、およびサーバ3側からクライアント2側への初期設定情報の出力時の通信負荷を低減することが可能となる。
【0152】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を図15から図16を用いて説明する。
【0153】
図15は、第5の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアントの構成例を示すブロック図である。
【0154】
本実施の形態に係るクライアントサーバシステムは、図13に示すクライアントサーバシステムにおいて、各インスタンス5が保持していた初期値送信装置13と送信用属性値記憶部15とを省略するとともに、プログラム4に、同一プログラム4が保持する全てのインスタンス5の初期設定情報を記憶する送信用属性値記憶部53を備えた構成としている。
【0155】
したがって、ここでは、送信用属性値記憶部53のみについて説明し、重複説明を避ける。
【0156】
送信用属性値記憶部53は、同一のプログラム4が保持する全てのインスタンス5および自己のインスタンス5が接続している制御用機器20の初期設定情報を記憶する。インスタンス5の初期設定情報は、各インスタンス5が備えている初期化装置14によって、属性値記憶部12から取り出されるとともに、書き込まれるようにしている。また、インスタンス5が接続している制御用機器20の初期設定情報は、各インスタンス5が備えているSend処理装置11によって書き込まれるようにしている。
【0157】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るクライアントサーバシステムの動作について説明する。
【0158】
まず、初期設定情報を送信用属性値記憶部53に書き込む場合の動作について説明する。
【0159】
インスタンス5に設定された設定情報を取得する場合の動作は、前述した図11のフローチャートに示す通りであり、ステップS34の詳細が若干異なるのみである。したがって、ここではステップS34について説明する。
【0160】
ステップS33において、属性値記憶部12から取り出された初期設定情報は、同一プログラム4に共通して設けられた送信用属性値記憶部53に書き込まれる(S34)。
【0161】
これによって、同一プログラム4内の全てのインスタンス5の初期設定情報は、送信用属性値記憶部53に書き込まれる。
【0162】
次に、クライアント2が初期設定情報を取得する場合の動作について図16のフローチャートを用いて説明する。
【0163】
クライアント2がサーバ3側から初期設定情報を取得する場合、クライアント2の初期化要求処理装置46より所定のプログラム4に対して、初期設定情報の取得要求を行う(S61)。
【0164】
この要求は、クライアント2側のインタフェース18、該当するプログラム4の通信装置7を介し、初期化命令装置51に対してなされる(S62)。
【0165】
この要求を受けた初期化命令装置51は、自己のプログラム4の送信用属性値記憶部53より初期設定情報を取り出し(S63)、要求元のクライアント2側に出力する(S64)。
【0166】
送信用属性値記憶部53よりクライアント2側に出力された初期設定情報は、このプログラム4の通信装置7、要求元のクライアント2のインタフェース18を介して初期値設定装置47に出力される(S65)。
【0167】
このようにして初期値設定装置47に出力された所定のプログラム4の全てのインスタンス5の初期設定情報は、更にクライアント2の制御モデル・クライアント処理装置40内の属性値記憶部45に記憶される(S66)。
【0168】
本実施の形態では、上記に説明したようにしてクライアント2が、プログラム4が保持している全てのインスタンス5の初期設定情報を取得する。
【0169】
上述したように、本実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいては、上記のような作用により、各プログラム4に共通の送信用属性値記憶部53を備え、おのおののプログラム4が保持する全てのインスタンス5の初期設定情報を記憶させることができる。
【0170】
これにより、クライアント2側によって、プログラム4が保持する全ての初期設定情報の出力要求がなされた場合であっても、サーバ3側は、予め送信用属性値記憶部53に記憶してある初期設定情報を要求元のクライアント2側に受け渡すだけで良く、都度初期設定情報を採取する手間が省け、もって、初期設定情報の取得に要する時間を短縮化することが可能となる。
【0171】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0172】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のクライアントサーバシステムによれば、システム構成の変更があり、制御用機器の追加や変更があった場合においても、それら追加や変更に柔軟にプログラムを対応させることが可能なオブジェクトモデルを提供し、もって、プログラムのインタフェースを統一するとともに、プログラムの再利用性を高めることが可能となる。
【0173】
また、本発明のクライアントサーバシステムによれば、各インスタンスにインスタンスおよびインスタンスが接続している制御用機器の初期設定情報を予め記憶しておき、クライアント側から初期設定情報の出力要求があった場合には、予め記憶している初期設定情報を要求元のクライアントに即座に返信することができ、もって、処理効率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのプログラムおよびインスタンスの構成例を示すブロック図。
【図2】インスタンスまたは制御用機器に必要な設定情報を設定する場合の動作を示すフローチャート。
【図3】制御用機器に設定された設定情報を取得する場合の動作を示すフローチャート。
【図4】インスタンスの属性値記憶部に設定された設定情報を取得する場合の動作を示すフローチャート。
【図5】第2の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアントの構成例を示すブロック図。
【図6】クライアントが1つのインスタンスから設定情報を取得し、GUI出力装置から設定情報を出力する場合のデータの流れを示す模式図。
【図7】クライアントが、複数のインスタンスから設定情報を取得し、それら設定情報をまとめて1つのGUI出力装置から出力する場合のデータの流れを示す模式図。
【図8】同一のクライアントにGUI出力装置を複数設けた場合のデータの流れを示す模式図。
【図9】同一のクライアントに制御モデル・クライアント処理装置を複数設けた場合のデータの流れを示す模式図。
【図10】第3の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアントの構成例を示すブロック図。
【図11】初期設定情報を送信用属性値記憶部に書き込む場合の動作を示すフローチャート。
【図12】クライアントが初期設定情報を取得する場合の動作を示すフローチャート。
【図13】第4の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアントの構成例を示すブロック図。
【図14】クライアントが初期設定情報を取得する場合の動作を示すフローチャート。
【図15】第5の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのクライアントの構成例を示すブロック図。
【図16】クライアントが初期設定情報を取得する場合の動作を示すフローチャート。
【図17】従来のクライアントサーバシステムの一例を示す全体構成図。
【符号の説明】
1…伝送路、
2…クライアント、
3…サーバ、
4…プログラム、
5…インスタンス、
6…インスタンス選択装置、
7、8…通信装置、
9…Get処理装置、
10、44…Set処理装置、
11…Send処理装置、
12、45…属性値記憶部、
13…初期値送信装置、
14…初期化装置、
15、53…送信用属性値記憶部、
16…入力装置、
17…表示装置、
18…インタフェース、
20…制御用機器、
31…GUI入力装置、
32…GUI出力装置、
40…制御モデル・クライアント処理装置、
41…Read処理装置、
42…Get要求処理装置、
43…Set要求処理装置、
46…初期化要求処理装置、
47…初期値設定装置、
50…初期化要求装置、
51…初期化命令装置。

Claims (3)

  1. 伝送路を介してクライアントとサーバとを接続して構成されるクライアントサーバシステムにおいて、
    前記サーバに、
    オブジェクト指向が適用されたインスタンスから構成される少なくとも1つのプログラムを備え、
    前記プログラムに、
    前記クライアントからの選択要求に基づいて、前記インスタンスを選択するインスタンス選択手段と、
    前記クライアントからの要求に基づいて、前記選択されたインスタンスから情報を取り出し、要求元のクライアント側に出力する通信手段と、
    前記プログラムを構成する全てのインスタンスの初期設定情報を記憶する初期設定情報記憶手段と、
    前記クライアントからの要求に応じて、前記初期設定情報記憶手段に記憶された初期設定情報を前記通信手段に出力する初期設定情報出力手段とを備え、
    前記インスタンスに、
    前記インスタンス選択手段によって自己のインスタンスが選択された場合には、自己のインスタンスの設定情報を前記通信手段に出力する設定情報出力手段を備えたことを特徴とするクライアントサーバシステム。
  2. 請求項1に記載のクライアントサーバシステムにおいて、
    前記プログラムに、
    前記クライアントからの操作要求に基づいて、前記インスタンスによって制御される制御機器に、制御元のインスタンスの設定情報を設定するとともに、前記制御機器に設定された設定情報を読み出し、制御元のインスタンスに出力するデータ設定読出手段を備えたことを特徴とするクライアントサーバシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のクライアントサーバシステムにおいて、
    前記クライアントに、
    前記サーバ側に対する操作要求を受付け、当該操作要求の内容に応じて所定の前記プログラムの前記インスタンス選択手段に前記操作要求を出力する操作入力受付手段と、
    前記通信手段から前記クライアント側に出力された情報を受信し、表示する情報表示手段と
    を備えたことを特徴とするクライアントサーバシステム。
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