JP3737454B2 - 波長多重分割装置及び同装置における変換波長の自動設定方法 - Google Patents

波長多重分割装置及び同装置における変換波長の自動設定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光伝送において光ファイバの効率的利用を可能にする波長多重分割装置に係り、特に当該装置において各伝送チャネルに波長割当設定方法を改善した波長多重分割装置及び同装置における割当波長設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の光伝送装置の構成として回線の大容量化が進んでおり、光ファイバの効率的利用に欠かせないものとして波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing、以下略してWDM)技術が注目されている。
【0003】
図1に、従来のWDM装置の構成の一例を示す。同図中、各WDM装置は、装置A110、装置B120及び、波長多重分離器(WDM)130から成る構成をとっている。装置A110は、接続された装置B120のチャネルに対応した波長λを設定することにより、下流側装置200−1、200−2、...からの各々が波長λsの信号を上流側、即ち装置B120で使用する波長λ1乃至λnに変換する装置である。又装置B120は、接続されるWDM130の入力端子に対応してチャネル毎に個別かつ固定的に使用可能なλ、即ちλ1乃至λnが予め決められている装置である。
【0004】
装置B120における上流側出力である波長λ1乃至λnの信号はWDM130で多重化されて1本のファイバで同時に送り出され、受信側でそれらが分割されて元の信号に戻される。こうすることで、ファイバの使用効率を大幅に向上することが出来る。現在WDM装置では多重化する際、同一の波長λの信号をそのままでは多重化することが出来ないため、WDM130にて受信する信号の波長λが重ならないように、下流にある装置A110で送信する信号の波長λの割り当て設定を行っている。λの割り当て設定は、オペレータが使用可能な波長λを認識し、多重するチャネル数分の異なる波長λを1つ1つ指定して設定しているため、作業負荷が高い。また今後、多重数はますます増えていくと考えられる。以上の理由から多重の際の波長λの割り当て設定を容易に行う方法が求められている。
【0005】
図2に、従来の技術の一例のWDM装置の構成を示す。この場合、装置A110の上流側入力端子は複数の異なる波長λを受信可能であるため、装置B120の下流側出力端子から装置A110の上流側入力端子に対する波長λの割り当て設定は不要である。一方、装置B120の下流側入力端子ではチャネル毎に受信可能な波長λが固定されているため、装置A110の上流側出力端子から装置B120の下流側入力端子に対するオペレータによる波長λの割り当て設定作業が必要となる。
【0006】
又装置A110の各チャネルは、各々設定可能な波長λの範囲が決まっている。そのため、オペレータは装置B120のチャネル部で使用可能なλと、装置Bと光ファイバで接続された装置A110の設定可能なλの範囲を知った上で個々の波長λを設定する必要がある。そのため、例えば次のような方法(図3、図4参照)で波長設定を行っている。
【0007】
(1)オペレータは、装置Bを運用状態にする要求を装置Bの設定制御部121へ入力する(ステップS1)。
【0008】
(2)オペレータは、設定しようとしている装置Bのチャネル部で受信可能なλを調べる(ステップS2)。
【0009】
(3)オペレータは、装置Bの当該チャネル部と接続されている装置Aのチャネル部で設定可能なλの範囲を調べる(ステップS3)。
【0010】
(4)オペレータがλを設定する要求を装置Aの設定制御部111へ送る(ステップS4)。
【0011】
(5)設定制御部111では、予め保存してある装置Aの該当するチャネル部で出力可能なλを調べる。
【0012】
(6)(5)の結果オペレータの指定したλが出力不可であれば(ステップS5のNG)オペレータにλ設定不可能であることを通知し(2)乃至(5)を繰り返す。
【0013】
(7)(5)の結果オペレータの指定したλが出力可ならばオペレータにλ設定可能であることが通知され、オペレータはλを設定して装置Bへ送信する(ステップS6)。
【0014】
(8)オペレータは、装置Bでの受信を確認する(ステップS7)。
【0015】
(9)(8)で受信が確認できれば設定完了となる。
【0016】
(10)(8)で受信が確認できない場合は、(1)乃至(10)を繰り返す。
【0017】
(11)(1)乃至(10)をチャネル毎に行い繰り返す。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、以下の課題が考えられる。
【0019】
(1)装置Bの下流側入力端子ではチャネル毎に受信可能であるλが固定されているため、オペレータが使用可能なλを調べる必要がある。もしオペレータが誤ってλを設定してしまった場合、データが送信不能となってしまい、再度設定をやり直す必要がある。したがってλを自動設定することによってオペレータによるλの誤設定を防ぐことが求められる。
【0020】
(2)設定が完了するまでの間、オペレータによる操作を要する手順が多く、また操作が複雑であるため、人為的ミスが発生する可能性がある。したがってオペレータの負担を減らし、λ設定の信頼性を向上させることが求められる。
【0021】
(3)多重化するチャネル数分のλの設定が必要であり、非常に手間がかかる。したがって、この手間を省くことによって利便性を向上させることが求められる。
【0022】
(4)上記装置Bにおいて接続チャネルが変更された場合、上記従来技術による方法では装置Aで新たな接続チャネルを知ることが不可であるため、チャネルとλとの間のミスマッチ状態のままλを送信してしまうことになり、オペレータが上記ミスマッチに気づき再設定を行うまでデータは送信出来ないことになる。したがって接続チャネルが変更された場合に自動でλの再設定が成される構成が求められる。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決のため、本発明では、上記装置Aの各チャネル部では出力可能は波長を順次設定して装置Bに対して発信し、装置Bの対応するチャネル部では自己の固定波長のみを通過させるフィルタを通過させた後、当該チャネル位置・番号を識別可能なように当該フィルタ通過後の光信号を当該チャネル位置・番号に固有な態様で変調してWDMに供給する。そして、WDMで多重化されて出力された多重信号をλ分析器で分析することにより、上記チャネル位置・番号に固有な態様で変調された波長を検出する。この検出は、多重信号の周波数をスペクトルを分析することによって各波長成分毎の光強度が得られるため、ある波長の信号の光強度の変調態様から、当該波長の信号がその変調態様に対応するチャネル位置・番号の装置B中のチャネル部から発信されたものであることが判明する。その結果、当該装置Bのチャネル部の固定波長が上記波長であることが判明する。よって、該当する装置Aのチャネル部では当該波長を変換波長として設定すればよいことになる。
【0024】
この方法により、装置Aの各チャネル部毎に上記手順で装置Bの対応するチャネル部の固定波長を自動的に検出・設定可能であり、オペレータによるマニュアル設定による労力の削減、誤設定の防止、更には装置Aと装置Bとの間のケーブルの誤接続による誤動作の防止等が図れ、もって光分割多重装置における変換波長設定作業を大幅に簡略化可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の各実施例の構成について説明する。
【0026】
図5は、本発明のWDM装置の装置A110と装置B120の基本構成を説明するための図である。なお、本明細書中、「上流」とはWDM130側、即ち図5における左側を指し、他方「下流」とは、光伝送装置群200側、即ち同図の右側を指すものとする。図中、B1乃至Bn(nは1以上の整数)迄のチャネル部(下流、上流側にそれぞれ出力,入力端子を有する)を持ち、チャネル部毎に個別かつ固定的に使用可能な光波長(以降光波長を「λ」、またチャネル部毎に個別かつ固定的に使用可能な光波長を「λ1乃至λn」と称する)が決められており、そのλ情報を保持している装置B120と、A1乃至Anのチャネル部を持ち、夫々チャネル部毎にB1乃至Bnに対応したλを設定する事により、チャネル部下流側で使用するλ(以降「λs」と称する)を、上流側で使用するλ1乃至λnに変換する装置A110とよりなり、B1乃至Bnの下流側入出力とA1乃至Anの上流側入出力とが接続され(以降この状態を「対向」と称する)ている。本発明によれば、装置Aの下流側入力信号波長λsを上流側で使用する波長λ1乃至λnに変換、即ちλ設定を行う際、オペレータによいるマニュアル操作を不要にし得る。
【0027】
以下、各実施例について説明する。
【0028】
図6は本発明の第1実施例によるWDM装置の構成を示す。図示の如く、同装置は、多重すべき各光伝送装置に接続され、入力された信号の波長を適宜変換して装備B120に供給する装置A110と、装置Aから供給された信号を所定のタイミングでON/OFF制御してWDM130に結合する装置B120と、装置B120によって結合された複数の信号を多重化して光ファイバに入力するWDM130とよりなる。
【0029】
更に、上記装置A110は、各チャネル毎に対応する光伝送装置から入力された信号の波長を変換して装置B120に対して出力するチャネル部A1,A2,A3,...,Anよりなり、同様に装置B120は、各チャネル毎に対応するチャネル部Axから提供された信号をWDM130の対応する下流側端子に結合するチャネル部B1,B2,B3,...,Bnよりなる。
【0030】
更に、各チャネル部A1,A2,A3、...、Anは、設定制御部111の制御の下で所定のプログラムにしたがって波長λを一定時間毎に変更しながら信号を出力し、それら一連のλが装置B120のチャネル部B1,B2,B3,...,Bnの各々に予め固定的に割り当てられているλと一致した場合、その一致した波長λの信号によるデータのみを透過させるフィルタFTRを装置B120の各チャネル部Bxに設けておく。
【0031】
又、チャネル部Bxの上流側へ出力されたデータが、WDM130で合波された後に、λ分析することでチャネル部BxからのデータがWDM130を通して確かに出力されていることを識別するため、チャネル部BxのフィルタFTRを透過後の経路上(フィルタFTRより上流側)に第1のON/OFF制御部ON/OFF1を設ける。そして、このON/OFF制御部ON/OFF1にて出力信号をオン・オフすることによって当該チャネル部Bxのチャネル番号をON/OFF信号(“0”、“1”の2値)で上流側(WDM130側)へ送信する。即ち、予め各チャネルB1,B2,B3,...,Bn毎に特有のオン・オフパターンを決めておき、当該オン・オフパターンを、WDM130での合波後にλ分析部140にて検出することにより、該当するチャネルの信号が通過したことが確認される。なお、このオン・オフパターンを有する信号は、あくまで光伝送装置からデータがフィルタFTRを透過出来た場合にのみWDM130側に送信される。
【0032】
そして、チャネル部Bxを透過出来た(運用可能な)波長λは、ON/OFF制御部ON/OFF1により当該チャネル部Bxのチャネル番号でオン・オフ変調されて、WDM130に供給され、ここで合波される。合波後、λ分析器140にて分析することにより、当該チャネル部Bxからのデータが出力開始したこが検出され、その旨が当該チャネル部Bxに伝達される。この目的のため、WDM130で合波後の増幅器AMP150による増幅処理の上流側位置にλ分析器140を設ける。
【0033】
更に、装置A110の各チャネル部Axから出力されているデータに関し、現在当該チャネル部Axから対応する装置B120のチャネル部Bxに供給されている信号の波長λが当該チャネル部Bxに予め固定的に割り当てられた波長λであるか否かの検出結果を当該チャネル部AxにOK/NG信号として通知するため、各チャネル部Bxに第2のON/OFF制御部ON/OFF2を設置する。このON/OFF制御部ON/OFF2は、下流側出力端子から装置A側に送信されるデータをオン・オフ変調することにより、OK/NGデータを生成し、チャネル部Bxの下流側出力端子から対応するチャネル部Axの上流側入力端子へ送信する。
【0034】
上記第1実施例の動作について、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0035】
ここでは以下の動作によって装置A110のチャネル部Axから上流側出力信号に対して割り当てる波長λx−Aを自動設定する。又、本実施例の実施条件として、(1)装置B120が運用状態であること、(2)装置A110,装置B120が対向状態であること、並びに(3)装置B120から装置A110への主信号が断となってもかまわないことが挙げられる。
【0036】
(1)オペレータがλ設定すべき所定のチャネルに対応するチャネル部Axに対し、対応する(即ち、相互接続された)チャネル部Bxに対するデータ出力要求を行う(ステップS21)。
【0037】
(2)これを受けた装置A110の設定制御部111で出力可能なλのうちから、設定するλを1つ選択し、変数lambda_tempにその値を格納する(ステップS22)。
【0038】
(3)このように同設定制御部111でλを設定(λ1−A)すると、チャネル部Axの上流側出力端子から同信号λ1−Aを装置B120の対応するチャネル部Bxの下流側入力端子へと送信(光伝送)する(ステップS23)。
【0039】
(4)当該チャネル部BxのON/OFF制御部ON/OFF1は、オン・オフ変調により、受信信号から後述する2種類のうちのいずれかの符号信号を作成し、もってチャネル位置情報を生成、送信する(ステップS24)。
【0040】
(5)λ分析器150は、受信信号の波長λを測定する(ステップS25)。
【0041】
(6)装置B120の設定制御部121は、λ分析器150より測定λ情報を受信し、その波長λを示すλ情報を変数lambda_measuredに格納し、又、当該測定波長λが有するチャネル位置情報(オン・オフ変調情報)を読み取る(ステップS25)。
【0042】
(7)更に設定制御部121は、(6)にて読み取ったチャネル位置情報が示すチャネルに対応する波長λを示す情報を該当するチャネル部Bxのλ情報格納部STRBから読み取り、変数lamda_temp2に格納する(ステップS28)し、その後、(6)、(7)で読み取ったλ情報が互いに一致するか否かを判定する(ステップS29、S30)。具体的には、
(8)まずステップS29にて、以下の如く、上記測定λ情報lambda_measuredに所定の許容幅kを付加する。
【0043】
lambda_s = lambda_measured × (1−k)
lambda_l = lambda_measured × (1+k)
(9)次に、ステップS30にて、以下の如く、この許容幅内に上記チャネル部Bxから読み取った当該チャネル部Bx固有のλ情報lambda_temp2の値が収まるか否かを判定する。
【0044】
lambda_s < lambda_temp2
且つ、 lambda_temp2 < lambda_l
(10)上記許容範囲に収まれば設定制御部121はOK通知要求を当該チャネル部BxのON/OFF制御部ON/OFF2に送る(ステップS33)。又、同チャネル部BxのON/OFF制御部ON/OFF1に対して停止要求を送る(ステップS32)。
(11)(9)で上記許容範囲に収まらない場合(ステップS30のNo)、或いは当該チャネル部Bxの下流側入力端子(フィルタFTR入力前)でデータ出力開始から一定時間経過した場合(ステップS27のYes)はNGのOK/NG通知要求を当該チャネル部BxのON/OFF制御部ON/OFF2へ送る(ステップS31)。
【0045】
(12)更にON/OFF制御部ON/OFF2は、ステップS33、S31にて生成されたOK、NG通知要求に応じたOK/NGデータ(図9参照)を作成し、当該データを当該チャネル部Bxの下流側出力端子から対応するチャネル部Axの上流側入力端子へ送信する(ステップS34)。
【0046】
(13)チャネル部Axのデータ処理部PRCAは、ステップS34で作成されたデータがOKデータの場合、それを受信することで、現在出力中の波長値λを自己の送信部に変換波長として設定する(ステップS36)。
【0047】
(14)チャネル部Axのデータ処理部PRCAは、ステップS34で作成されたデータがNGデータの場合、それを受信することで、設定制御部111に再設定要求を送り(ステップS35のNG)、その結果設定制御部111では出力可能λ格納部STRAから新たなλを選択して上記変数lambda_tempに格納することによってλを変更し(ステップS22)、これを対応チャネル部Bxへ送信する(ステップS23)。このようにして、設定すべきλの値が決定するまでステップS22乃至S35を繰り返す。
【0048】
(15)ステップS21乃至S36を所定のチャネル数分繰り返す。
【0049】
なお、この実施例の場合、他のチャネル部を通して信号が送信中でも良く、その場合、設定制御部121にて特定の波長に対してオン・オフ変調を掛けるため、λ分析器140における分析によって当該オン・オフ変調された波長を特定可能である。
【0050】
又、上記チャネル位置情報の一例を図8に示す。この場合、オン・オフ変調は所定期間のパルス数で規定しており、例えばチャンネル位置(チャネル番号)が3の場合、“0”、“0”、“3”の夫々を表すオン・オフ変調信号を順次発生する。
【0051】
又、上記OK/NG信号の一例を図9に示す。この場合、OK信号の場合にはON期間を長くし、逆にNG信号の場合にはON期間を短くすることによって区別している。
【0052】
次に本発明の第2実施例について説明する。
【0053】
図10は本発明の第2実施例によるWDM装置を説明するための図である。この場合、図に示す如く、リトライ回数監視部RTRCが装置A110に加えられ、リトライ判定部RTRDがその各チャネル部Axに加えられている。この場合の動作について、図11のフローチャートと共に説明する。
【0054】
なお、第2実施例の実施条件は上記第1実施例のものと同様である。
【0055】
(1)上記第1実施例同様、オペレータより装置A110の設定制御部111に対してデータ出力要求が来た際(ステップS41)、試行回数(retry_count)を初期化する(ステップS42)。
【0056】
(2)その後、図7の処理を実施し、その間チャネル部Axのリトライ判定部RTRDは、データ処理部PRCAを監視し、図7の処理(ステップS22乃至S35)の結果使用可能な全波長λに対して試行して全て失敗した場合(ステップS44のYes)、上記試行回数をカウントアップし、リトライ要求を設定制御部111へ送る(ステップS45)。
【0057】
(3)設定制御部111は、再度図7の処理に入り、出力可能λよりλを1つ選択(ステップS22)し、以降の処理(ステップS22乃至S35)を繰り返す。
【0058】
(4)リトライ回数監視部RTRCは、リトライ判定部RTRDを監視し、試行回数が特定回数(k)を超過したら(retry_count > k)、オペレータに自動設定不可通知(該当チャンネル番号、および拒否の理由:「設定可能なλが存在しない」旨)を行い(ステップS47)、当該処理を終了する。
【0059】
なお、ある波長λの信号に関して何らかの原因でチャネル部Axの上流側出力端子からチャネル部Bx下流側入力端子へのデータ送信に失敗した場合、装置B120では、たとえそれが設定すべき波長λの信号であったとしてもNGと判断することになってしまう。したがって、たとえ全てのλがNGの場合であってもリトライする価値があると言える。
【0060】
以下の本発明の第3実施例について説明する。
【0061】
図12は本発明の第3実施例によるWDM装置を説明するための図である。この場合、図に示す如く、装置A110が設定済みλ格納部STRλを備える点が上記第1実施例と異なる。この場合の動作について、図13のフローチャートと共に説明する。なお、第2実施例の実施条件は上記第1実施例のものと同様である。
【0062】
(1)装置A110初期化時、「設定済みλ」を初期化する(ステップS51)。
【0063】
(2)チャネル部Axにおいて、図7の方法で該当するλxを自動的に決定する(ステップS52乃至S55)。
【0064】
(3)当該λnを「設定済みλ」(STRλ)に登録する(ステップS56)。
【0065】
(4)次のチャネル部Ax+1のλ設定時において、「出力可能λ」(STRB)よりλをひとつ選択する際、選択したλが「設定済みλ」として格納部STRλに登録されているか否かの確認を行う(ステップS56)。
【0066】
(5)(4)において「設定済みλ」STRλに登録されていなければ、当該λに関して図7の処理を実行する。
【0067】
(6)(4)において「設定済みλ」STRλに登録されていれば、当該λ情報を破棄し、新たに「出力可能λ」STRAよりλを選択し、上記(4)乃至(6)の処理を繰り返す。
【0068】
このように構成することにより、既に「設定済みλ」について他のチャネルで再度トライすることを容易に防止可能であり、処理の効率化が可能である。
【0069】
次に本発明の第4実施例について図14,15、16,17と共に説明する。
【0070】
図14は第4実施例を説明するためのブロック図であり、図15、16,17は同実施例で使用可能な符号信号(変調信号)のタイムチャートを示す。
【0071】
この場合の実施条件は、(1)装置A,Bが運用状態であること、(2)装置A,Bが対向していること、並びに装置Bから装置Aへのデータが断になってもかまわないことである。
【0072】
この実施例の場合、所定の光信号変調を行って装置Bのチャネル部Bxから対応する装置Aのチャネル部Axへ送信することによってチャネル部Bxに固有のλ情報をチャネル部Axに伝達し、チャネルBxではそのλ情報にしたがって自己の変調波長λを設定する構成である。以下、詳細に説明する。
【0073】
まず、オペレータによりチャネル部Bxに対し、休止状態から運用状態へ設定変更の要求(パラメータ:装置名、チャネル名、運用状態)が操作入力される。これが装置Bの設定制御部121にて解析され、その結果ON/OFF制御部ON/OFFにλ設定要求が通知される。次にON/OFF制御部ON/OFFが当該チャネル部B1の固有λ情報を読み取る。
【0074】
次にON/OFF制御部ON/OFFにより、送信部TRBをON/OFF制御し、START DATAを生成・送信する。次に、ON/OFF制御部ON/OFFがλ情報格納部STRBから読み取ったλ[例:1528.77]から、図16又は図17に示す如く光信号を強度変調することによってλ情報データが生成される。ここで、上記START DATA及びλ情報データについて説明する。これらは光信号の強度を制御し、ON(信号継続)の状態とOFF(信号断)の状態とを生成し(図15(a)参照)、この組み合わせで符号を表現して生成するものである(図16参照)。又、この変形例として、図15(b)に示す如く光強度の高い状態の持続時間を制御することによってlong状態とshort状態とを生成し、その組み合わせによって符号を表現することも可能である(図17参照)。
【0075】
このようにしてON/OFF制御部ON/OFFで送信部TRBを制御することにより生成されたλ情報データがチャネル部A1の受信部RCAに送信される。当該λ情報の送信処理が終了すると、同様にON/OFF制御部ON/OFFにより送信部RTBをON/OFF制御し、もって所定のEND DATA(図16,17参照)を送信する。
【0076】
対応するチャネル部Axの受信部TCAにてこのようにして送信されたλ情報データを受信し、データ処理部PRCAにて受信光信号のON/OFF状態を検出することにより送信されたλ情報データからλ情報を読み取り(解読し)、当該λ情報を設定制御部111に通知する。設定制御部111では受け取った波長情報がチャネルAxに設定可能なλかどうかを出力可能λ(STRA)を検索することによって判定し、該当するλが存在した場合、送信部TCAにλ情報を設定し、オペレータに対して設定完了を通知する。このとき該当するλが存在しなかった場合、設定制御部111よりオペレータに対して波長設定失敗を通知する。
【0077】
次に本発明の第5実施例について、図18,19,20,21,22,23と共に説明する。当実施例は、上述の第4実施例と同様であるが、第4実施例では光信号を強度変調する際、オン/オフ変調するため、オフの場合には光信号が断絶される。これに対して第5実施例では、オン/オフ変調の代わりにオフをしない強度変調を実施する。すなわち、光信号の強度を変更する際、当該光信号に元々含まれるデータを損なわない程度に実施し、もって光信号を断絶することなく、即ち元々光信号に含まれていたデータを損なわずにλ情報伝達用変調信号を生成可能な構成とした。
【0078】
即ち、光信号の光強度LevelをMiddleとHighもしくはLowに制御する、あるいはMiddle、High、Lowの3値間で制御することによって、λ情報データを生成し、チャネル部Bxからチャネル部Axへ送信する。この目的のため、各チャネルBxに出力レベル制御部OLCを設け、対応する各チャネルAxには、λ情報データから光強度レベルMiddle、LowもしくはHigh、或いはMiddle、Low、Highを検出することによって該当するλ情報を取得するため、入力レベル検出部ILDを設ける。
【0079】
この実施例の実施条件は、(1)装置A,装置Bが運用状態となっていること、装置A,装置Bが対向していることである。
【0080】
本第5実施例が上記第4実施例と異なる部分のみ説明するに、START DATA,END DATA,λ情報データが、図15及び図16又は図17による光強度変調によるものでなく、代わりに図19又は図20及び図21,図22又は図23による(信号断絶無しの)光強度変調によるものであることである。
【0081】
即ち、図19の例の場合、光信号のレベルとして、Middle及びLow又はHighの2値を使用する。図21はその内、MiddleとLowとを使用した変調パターン例を示す。図20(a)の例の場合、光信号のレベルとして、Middle、Low及びHighの3値を使用する。図22はその場合の変調パターン例を示す。
【0082】
図20(a)の例の場合、光信号のレベルとして、Middle、Low及びHighの3値を使用する。図22はその場合の変調パターン例を示す。図20(b)は、光の強度と共に特定の強度の持続時間で変調を掛けた例を示し、図23はその場合の変調パターン例を示す。具体的には、図23の例の場合、Middle、High−Short、High−Long、Low−Short、及びLow−Longの計4値を用いている。
【0083】
次に図24、25と共に、本発明の第6実施例の構成について説明する。本来、装置B120には、オペレータの意志に関係なく装置が動作することを防ぐ目的で休止状態が設けられており、その間はデータ出力は停止されている。これに対し、オペレータが運用状態に移行する旨の指示操作を行うことでデータ出力が開始される。
【0084】
本実施例では、図14,図18と共に説明した第4,第5実施例の構成に対し、オペレータが当該チャネル部Bxを休止状態から運用状態に移行する旨の指示操作を装置B120に対して行うことによって上述の一連のλ設定動作が起動される。即ち、当該指示操作によって設定制御部121がON/OFF制御部ON/OFF又は出力レベル制御部OLCを制御して上述の如く光信号の強度変調によって該当するλ情報等を対応する装置Aのチャネル部Axに伝達し、以後、上述の如くの第4,第5実施例と同様の動作によってλ設定動作を実施する。
【0085】
次に、図26,27と共に、本発明の第7実施例の構成について説明する。この実施例は、上記第6実施例において休止状態から運用状態への移行の旨の指示操作が装置B120に対してなされるのに対し、第7実施例では同指示操作が装置A110に対して行われる構成である。この場合、図26の例では図14に示した構成に対し装置A110にデータON/OFF制御部ON/OFF−Aを設け、他方図27の例では図18に示した構成に対し装置A110に出力レベル制御部OLC−Aを設け、装置B120に入力レベル検出器ILD−Bを設けている。
【0086】
以下、第7実施例の動作について説明する。
【0087】
第4実施例対応の例の場合(図26)、オペレータによりチャネル部Axに対して休止状態から運用状態へ設定変更の要求(パラメータ:装置名、チャネル名、運用状態)が入力操作されると、当該装置Aの設定制御部111にて要求を解析してON/OFF制御部ON/OFF―Aを制御して光信号をオン・オフ変調し、設定要求データを送信する。これを受けた装置Bのチャネル部Bxでは、これを復号して当該λ設定指示を得ると、λ情報(STRB)を読み込みON/OFF制御部ON/OFF−Bを制御し、光信号のON/OFF変調によってSTART DATA及びλ情報を対応する装置A110のチャネルAxに伝達する。以降、第4実施例と同様の動作でλ設定を実施する。
【0088】
第5実施例対応の例の場合(図27)、オペレータによりチャネル部Axに対して休止状態から運用状態へ設定変更の要求(パラメータ:装置名、チャネル名、運用状態)が入力操作されると、当該装置Aの設定制御部111にて要求を解析して出力レベル制御部OLC―Aを制御して光信号を強度変調し、設定要求データを送信する。これを受けた装置Bのチャネル部Bxでは、入力レベル検出部ILC−Bにてこれを復調して当該λ設定指示を得ると、λ情報(STRB)を読み込み出力レベル制御部OLC−Bを制御し、光信号の強度変調によってSTART DATA及びλ情報を対応する装置A110のチャネルAxに伝達する。以降、第5実施例と同様の動作でλ設定を実施する。
【0089】
以下に図28,29と共に、本発明の第8実施例について説明する。
【0090】
本実施例では、図28の例の場合(図14の実施例に対応)、装置B120の各チャネル部Bxにλ情報データ送信用の送信部TRλを設けると共に、対応する装置A110の各チャネル部Axにλ情報データ受信用の受信部RCλを設ける。更に、チャネル部Bxからの入力と、同チャネル部Bxへの出力を分波、合波するため、チャネル部Axの上流側に光カプラよりなる合分波器CD−Aを設けると共に、チャネル部Axからの入力と、同チャネル部Axへの出力を分波、合波するため、チャネル部Bxの下流側に光カプラよりな合分波器CD−Bを設ける。
【0091】
更に、チャネル部AxからBxへλ設定要求データを生成し送信する為、チャネル部AxにON/OFF制御部ON/OFF−Aを設けると共に、チャネル部BxからAxへλ情報データを生成し送信する為、チャネル部BxにON/OFF制御部ON/OFF−Bを設ける。更に、チャネル部Bxからのλ情報データを検出しλ情報を取得するため、チャネル部AxにON/OFF検出部ON/OFF―Dを設ける。
【0092】
他方、図29の例の場合(図18の実施例に対応)、上記例同様、チャネル部Bxにλ設定要求データ送信用の送信部TRλ設け、チャネル部Axにλ設定要求データ受信用の受信部RCλを設ける。更に、チャネル部Bxからの入力と同チャネル部Bxへの出力を分波、合波するため、チャネル部Axの上流側に光カプラよりな合分波器CD−Aを設け、チャネル部Axからの入力と、同チャネル部Axへの出力を分波、合波するためチャネル部Bxの下流側に光カプラよりな合分波器CD−Bを設ける。
【0093】
更に、チャネル部AxからBxへλ設定要求データを生成し送信する為チャネル部Axに出力レベル制御部OLCAを設け、チャネル部Axからのλ設定要求データを検出しλ設定要求を取得するため、チャネル部Bxに入力レベル検出部ILDBを設ける。更に、チャネル部BxからAxへλ情報データを生成し送信する為、チャネル部Bxに主鶴力レベル制御部OLCBを設け、チャネル部Bxからのλ情報データを検出しλ情報を取得するため、チャネル部Axに入力レベル検出部ILDAを設ける。
【0094】
本実施例の場合、λ自動設定が終了するまでλx−A(装置Aから装置Bへの波長λの信号)が不通状態になってもかまわないことが実施条件となる。
【0095】
本実施例の場合、以下の動作にて上流方向出力信号の波長λx−Aを自動設定する。
【0096】
即ち、オペレータがチャネル部Axを休止状態から運用状態に設定を変更すると、装置A110の設定制御部111Aは、図28の例の場合チャネルAxのON/OFF制御部ON/OFF−Aに、図29の例の場合、チャネル部Axの出力レベル制御部OLCAへλ設定要求を通知する。このλ設定要求を受けたON/OFF制御部又は出力レベル制御部は、夫々の方式(第4実施例又は第5実施例の光信号のオン・オフ又は強度変調による)を用い、λ設定要求データ(ある特定のパターン)を送信する。
【0097】
このチャネル部Axからのλ設定要求データを受け取ったチャネル部Bxのデータ処理部PRCB(図28の例)又は入力レベル検出部ILD−B(図29の例)は、チャネルBxのON/OFF制御部ON/OFF−B又は出力レベル制御部OLC−
Bへλ設定要求を伝達する。
【0098】
以降、第4又は第5実施例の方式によりチャネル部BxからAxへ信号λ1−Aを通してλ情報を送信し、チャネル部Axは受信したλ情報を自己の送信部TRに設定する。
【0099】
このように第8実施例では、光カプラよりな合分波器を設けることによって単一の光伝送路によってチャネル部Ax,Bx間の双方向の信号のやりとりが可能であり、光伝送路(ファイバ)の効率的利用が達成できる。
【0100】
以下に本発明の第9実施例の構成について図30,31,32と共に説明する。
【0101】
本実施例では、装置B120から装置A110へと送信される光信号の波長λを装置Aにて分析・検出し、当該検出波長λを装置Aの送信部に設定する構成を有する。
【0102】
具体的には装置A110に分岐器BRを設け、これによって受信データを二分し、一方を従来の受信部に接続し、他方を新たに設けたλ分析器λANに入力し、もって装置Bからの受信データの波長λを計測する。
【0103】
以下に第9実施例の動作について説明する。
【0104】
まず、オペレータより装置A110に対してデータ出力要求があった際(ステップS61)、当該要求に含まれる該当チャネル番号、λ値(指定無しでも可)が設定制御部111へ渡されると、設定制御部でこの要求を解析する(ステップS62)。
【0105】
上記要求がλ指定有りの場合(ステップS63のYes)、従来技術により、当該指定波長λを送信部に設定する(ステップS73)。
【0106】
他方、上記要求がλ指定無しの場合(ステップS63のNo)、データ処理部PRCAに、現在信号受信中か否かを問い合わせる(ステップS64)。その結果、受信中でなければ(ステップS64のNo)、オペレータに対して自動設定不可通知(チャンネル番号、および拒否の理由を通知)を行い(ステップS66)、終了する。
【0107】
他方受信中であれば(ステップS64のYes)、λ計測部λMSを起動しλ測定要求を送る(ステップS65)。λ測定要求を受信したλ計測部λMSはλ分析器λANから当該受信信号の受信λ測定値を取得する(ステップS67)。
【0108】
次に、以下の如く受信λ測定値(lambda_measured)に測定誤差kの幅を持たせる(ステップS68)。
【0109】
lambda_s = lambda_measured × (1 − k)
lambda_l = lambda_measured × (1 + k)
そして出力可能λ(STRA)の先頭から順にλを読み出し(変数lamda_enableに値を格納)、以下の如く、この値が上記ステップS68で求めた測定誤差の幅に収まるかどうかを比較する(ステップS69)。
【0110】
lambda_s < lambda_enable 且つ
lambda_enable < lambda_l
その結果ステップS69にて当てはまるλ(lambda_enable)があればそれを設定λとし(ステップS72)、設定制御部111へデータ出力要求を出す。これを受信した設定制御部111は上記同様の処理を行い、送信部TRに当該λを設定する。
【0111】
次に、上述の如くの処理にてλ設定後、何らかの理由で装置Bから装置Aへの信号が停止された場合の動作について説明する。この場合とは、例えば上流側で変換波長の変更等がなされ、その結果一時的に送信が中断した場合等である。
【0112】
まず、データ処理部PRCAにて装置Bからのデータ停止を検出すると(ステップS81)、オペレータに対して設定制御部111からDATA OFFを通知する(ステップS82)。次にデータ処理部PRCAにて装置Bからの信号受信開始DATA ONを検出すると(ステップS83のYes),オペレータに対して設定制御部111からDATA ONを通知する(ステップS84)。その場合、当該信号の受信λに変更が無いか確認するため、λ計測部λMSに対しλ測定要求を送る(ステップS85)。
【0113】
このλ測定要求を受信したλ計測部は、λ分析器λANから受信λ測定値を取得し(ステップS86),受信λ測定値(lambda_measured)に測定誤差kの幅を持たせる(ステップS87)。
【0114】
lambda_s = lambda_measured × (1 − k)
lambda_l = lambda_measured × (1 + k)
そして装置Aの現在の出力λ設定値(lambda_old)が、上記測定誤差の幅に収まるかどうかを比較照合(ステップS88)する。
【0115】
lambda_s < lambda_old 且つ
lambda_old < lambda_l
その結果、現在の出力λが範囲に収まれば(ステップS88のYes)、λに変更は無しとして処理を終了するが、現在の出力λが範囲に収まらない場合(ステップS88のNo)、λの再設定を行う。
【0116】
即ち出力可能λの先頭から順に読み出し(変数lamda_enableに値を格納、ステップS89)、測定誤差の幅に収まるかどうかを比較する(ステップS90)。
【0117】
lambda_s < lambda_enable且つ
lambda_enable < lambda_l
その結果当てはまるλ(lambda_enable)があれば(ステップS90のYes)、それを新たな設定λとし(ステップS92)、設定制御部111へλ変更要求を出す(ステップS93)。これを受信した111設定制御部は従来のλ変更処理を行い、終了する。
【0118】
以下に、図30の構成の変形例として、図33の構成について説明する。
【0119】
この場合、新たに装置Aに異常監視部ABNを設ける。当該異常監視部は、λ計測部λMSを監視し、全λに対して試行して失敗した場合(ステップS71のYes)、オペレータに異常を通知する。
【0120】
又、更に、異常監視部ABNは、例えば上記の如くのDATA OFFからDATA ONへの回復時の再設定時に全λに対して試行して失敗した場合(ステップS91のYes)、設定制御部111に対してデータ出力OFF要求を送る。
【0121】
以下に、図34,35,36と共に、本発明の第10実施例について説明する。
【0122】
この実施例では、図30に示す第9実施例の構成に対し、λ分析器λANの代わりに通過波長可変フィルタVFRを設け、出力可能なλを通過させるように当該フィルタVFRのフィルタ係数、即ち通過波長を順次変化させ、当該フィルタ係数によって通過した信号のλを検出する構成を有する。
【0123】
即ち、図35のステップS101にて、オペレータより装置Aへデータ出力要求があった際、図31のステップS61乃至S65と同様なステップS101乃至S105を実行する。
【0124】
次に、λ測定要求を受信したλ計測部λMSは、出力可能λ(格納部STRA中)の先頭のλを読み出し(変数lamda_enableに値を格納し(ステップS107)、受信信号の波長λの値が当該lambda_enableと一致する場合のみ透過させるよう可変フィルタVFRを制御する(ステップS108)。そして一定時間(例えば5秒間)経過後(ステップS111のYes)、出力可能λの次のλを透過させるように可変フィルタを制御する(ステップS107,S108)。それ以降一定時間経過毎に可変フィルタを透過させるλを変更していく(ステップS107乃至S111のループ)。
【0125】
その間、データ処理部PRCAにて受信データの光強度レベルを監視し、受信データが可変フィルタVFRを通過した場合(ステップS109のYes)、その時のフィルタVFRの設定値λをlambda_okに格納し(ステップS112)、設定制御部111へデータ出力要求を出す。これを受信した設定制御部111は上記同様、従来のλ指定データ出力・設定処理を行い、λ設定を実施して当該処理を終了する。
【0126】
又、上記の如くのDATA OFFからDATA ONへの回復時には、図32のステップS81乃至S85と同様なステップS121乃至S125を実行する(図36参照)。次にλ測定要求を受信したλ計測部λMSは、受信信号が現在の設定で可変フィルタVFRを透過するか否かを調べる(ステップS126)。受信信号が透過すれば(ステップS126のYes)、λに変更は無しとして処理を終了するが、受信信号が透過しない場合(No)、λの再設定を行う。
【0127】
その場合、λ測定要求を受信したλ計測部λMSは出力可能λ (lambda_enable)の先頭のλが透過するように可変フィルタVFRの係数を制御する(ステップS127,S128)。一定時間(t=5[s])経過後(ステップS131のYes)、出力可能λの次のλが透過するように可変フィルタVFRを制御する(ステップS127,128)。それ以降一定時間経過ごとに可変フィルタVFRを透過するλを変更していく(ステップS127乃至S131のループ)。
【0128】
その間受信信号の光強度レベルを監視し、受信信号が可変フィルタVFRを通過した場合(ステップS129のYes)、それを新たな設定λ(lambda_ok)とし(ステップS132)、設定制御部111へλ変更要求を出す。これを受信した設定制御部111は従来のλ変更処理を行って当該λ値でλ設定を行う(ステップS133)。
【0129】
以下に、図37、38と共に、本発明の第11実施例の構成について説明する。本実施例では、装置Aの上流側出力部において、従来のように、対向する装置Bのチャネル部で受信可能なλに合わせるように上流側へ出力するλを可変的に決定するのではなく、全種類のλを装置Aから出力し(ステップS141,S142)、それを装置A内の合波器CDに通し、もって一本の光線に纏めた後、装置Aの上流側出力部から出力させる(ステップS143)。そして、装置Bの受信部にフィルタFRを設けておき、もって必要なλ、即ち各フィルタ部Axの固有波長λのみ透過するように構成する(ステップS144)。
【0130】
この構成によれば、装置A110側の各チャネル部Axは全て共通として同一の構成を有するものとすることが可能であり、且つ又、λの調整、設定動作等は一切不要とすることが可能である。
【0131】
上述の本発明は以下の付記に記載の構成を含む。
【0132】
(付記1)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、
各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなり、
前記複数の端末部の各々は、その固定波長に対応した波長の信号を通過させるフィルタと、当該フィルタを通過した信号を当該端末部に個別的に対応させてを変調する変調器とよりなり、
前記複数の波長変換部の各々は変換波長を順次変更しながら波長変換した信号を出力して対応する端末部に供給して多重化部を介した出力を波長分析することによって上記変調器で変調された信号を検出し当該変調信号から該当する端末部を識別し且つ当該信号の波長を分析し、もって当該端末部の固定波長を検出する構成の波長分割多重装置。
【0133】
(付記2)
上記波長変換部における変換波長を順次変更してゆくことによって接続された端末部の固定波長を検出する動作を繰り返し行う手段と、
前記繰り返しの回数が所定の回数を超えた際には異常信号を出力する手段とよりなる付記1に記載の波長分割多重装置。
【0134】
(付記3)
複数の波長変換部のうちの既に変換波長が決定された波長変換部にて採用された波長の情報を格納する手段よりなる付記1又は2に記載の波長分割多重装置。
【0135】
(付記4)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、
各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなり、
前記複数の端末部の各々は、その固定波長に対応させて変調した光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で当該送信された光信号の変調成分から当該固定波長を読み取ることによって当該端末部の固定波長を検出する構成の波長分割多重装置。
【0136】
(付記5)
前記変調器による変調は、個々の端末部を識別可能なように光信号の送信を当該端末部に特有の所定のタイミングで停止及び再開することよりなる付記4に記載の波長多重装置。
【0137】
(付記6)
前記変調器による変調は、個々の端末部を識別可能なように光信号の強度を当該端末部に特有の所定のタイミングで変化させることよりなる付記4に記載の波長多重装置。
【0138】
(付記7)
前記光信号の変調によって端末部の固定波長を伝達し、もって波長変換部において該当する固定波長を検出する動作はオペレータの操作入力によって開始される構成の付記4,5乃至6のいずれかに記載の波長分割多重装置。
【0139】
(付記8)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、
各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなり、
前記複数の端末部の各々は、その固定波長の光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で当該送信された光信号の波長を分析することによって当該端末部の固定波長を検出する構成の波長分割多重装置。
【0140】
(付記9)
前記波長の分析の結果得られた波長値が当該波長変換部のが変換可能な波長と一致しながった場合に異常信号を発生する手段よりなる付記8に記載の波長分割多重装置。
【0141】
(付記10)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、
各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなり、
前記複数の端末部の各々は、その固定波長の光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で当該送信された光信号を可変波長フィルタに、その通過可能波長を変更しながら通し、当該フィルタを通過した際のフィルタの通過可能波長を得ることによって当該端末部の固定波長を検出する構成の波長分割多重装置。
【0142】
(付記11)
前記フィルタの通過可能波長を変更しても端末部からの信号が通過しなかった場合には異常信号を発生する手段よりなる付記10に記載の波長分割多重装置。
【0143】
(付記12)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、
各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなり、
前記複数の波長変換部の各々は波長変換によって複数の異なる波長の信号を同時に生成して出力する構成であり、
前記複数の端末部の各々は、接続された波長変換部から同時に供給された複数の異なる波長の信号から自己の固定波長の信号のみを通過可能なフィルタを設けた構成の波長分割多重装置。
【0144】
(付記13)
相互接続された波長変換部と端末部との間の相互信号伝達を単一の伝送路で実現するために双方に合分波器を設けた付記1乃至12のいずれかに記載の波長分割多重装置。
【0145】
(付記14)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなる波長分割多重装置における各波長変換部の変換波長の自動設定方法であって、
前記複数の端末部の各々には、その固定波長に対応した波長の信号のみを通過させるフィルタと、当該フィルタを通過した信号を当該端末部に個別的に対応させてを変調する変調器とを設け、
前記複数の波長変換部の各々は変換する波長を順次変更しながら波長変換した信号を出力して対応する端末部に供給し多重化部を介した出力を波長分析することによって上記変調器で変調された信号を検出して当該変調信号から該当する端末部を識別し且つ当該信号の波長を分析し、もって当該端末部の固定波長を検出して当該波長変調器の変調波長として設定する構成の波長分割多重装置における各波長変換部の変換波長自動設定方法。
【0146】
(付記15)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなる波長分割多重装置の各波長変換部における変換波長を自動設定する方法であって、
前記複数の端末部の各々は、その固定波長に対応させて変調した光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で当該送信された光信号の変調成分から当該固定波長を読み取ることによって当該端末部の固定波長を検出し、それを当該波長変換部に設定する構成の波長分割多重装置の各波長変換部の変換波長を自動設定する方法。
【0147】
(付記16)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなる波長分割多重装置の各波長変換部における変換波長を自動設定するための方法であって、
前記複数の端末部の各々は、その固定波長の光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で当該送信された光信号の波長を分析することによって当該端末部の固定波長を検出して、それを当該波長変換部に設定する構成の波長分割多重装置の波長変換部の変換波長を自動設定する方法。
【0148】
(付記17)
供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部よりなる波長分割多重装置の各波長変換部における変換波長を自動設定するための方法であって、
前記複数の端末部の各々は、その固定波長の光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で当該送信された光信号をフィルタに、その通過可能波長を変更しながら通し、当該フィルタを通過した際のフィルタの通過可能波長を得ることによって当該端末部の固定波長を検出し、それを当該波長変換部に設定する構成の波長分割多重装置の各波長変換部における変換波長を自動設定するための方法。
【0149】
【発明の効果】
このように本発明によれば、多数の異なる波長の信号を多重化する波長分割多重装置において、あらかじめ供給する波長の固定された入力端子を有する多重化部の各入力端子と接続されている端子部の各々に対して供給する信号の波長をこれに接続された波長変換部にて正しく設定する過程において端子部側の固定波長の情報が確実に対応する波長変換部側に伝達されるため、当該波長変換部にて該当する波長を正しく設定することが可能であり、多町分割多重装置における変換波長の設定工程の簡素化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なWDM装置システムを説明するための図である。
【図2】従来のWDM装置における波長変換部の変換波長の設定作業について説明するための図である。
【図3】従来のWDM装置における波長変換部の変換波長の設定作業について説明するためのフローチャートである。
【図4】従来のWDM装置における波長変換部の変換波長の設定作業について説明するための動作シーケンス図である。
【図5】本発明を適用可能なWDM装置のシステム構成例を説明するための図である。
【図6】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その1)である。
【図9】本発明の第1実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その2)である。
【図10】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3実施例の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第4実施例の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第4実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その1)である。
【図16】本発明の第4実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その2)である。
【図17】本発明の第4実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その3)である。
【図18】本発明の第5実施例の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第5実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その1)である。
【図20】本発明の第5実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その2)である。
【図21】本発明の第5実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その3)である。
【図22】本発明の第5実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その4)である。
【図23】本発明の第5実施例に適用可能な光信号の変調態様の一例を示すタイムチャート(その5)である。
【図24】本発明の第6実施例の構成例(その1)を示すブロック図である。
【図25】本発明の第6実施例の構成例(その2)を示すブロック図である。
【図26】本発明の第7実施例の構成例(その1)を示すブロック図である。
【図27】本発明の第7実施例の構成例(その2)を示すブロック図である。
【図28】本発明の第8実施例の構成例(その1)を示すブロック図である。
【図29】本発明の第8実施例の構成例(その2)を示すブロック図である。
【図30】本発明の第9実施例の構成を示すブロック図である。
【図31】本発明の第9実施例の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図32】本発明の第9実施例の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図33】本発明の第9実施例の変形例の構成を示すブロック図である。
【図34】本発明の第10実施例の構成を示すブロック図である。
【図35】本発明の第10実施例の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図36】本発明の第10実施例の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図37】本発明の第11実施例の構成を示すブロック図である。
【図38】本発明の第11実施例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
110 装置A
120 装置B
130 WDM
200 光伝送装置
Ax 装置Aの各チャネル部
Bx 装置Bの各チャネル部
FTR 固定波長通過フィルタ
ON/OFF ON/OFF制御部
OLC 出力レベル制御部
ILD 入力レベル検出部
CD 合分波器
VFR 通過波長可変フィルタ

Claims (5)

  1. 供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の光信号を多重化して出力する多重化部と、
    各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
    夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化器の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部とよりなり、
    前記複数の端末部の各々は、それが接続される多重化部の入力端子の固定波長に対応した波長の信号のみを通過させるフィルタと、当該フィルタを通過した信号を当該端末部に個別的に対応させてを変調する変調器とよりなり、
    前記複数の波長変換部の各々は,変換波長を順次変更しながら波長変換した信号を出力して夫々の端末部に供給し、多重化部を介して得られた出力を波長分析することによって上記変調器で変調された信号を検出して該当する端末部を識別すると共に当該信号の波長を検出し、もって当該端末部の固定波長を検出する構成の波長分割多重装置。
  2. 供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、
    各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
    夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部とよりなり、
    前記複数の端末部の各々は、その固定波長に対応させて個別的に変調した光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で当該送信された光信号の変調成分から当該固定波長を読み取ることによって当該端末部の固定波長を検出する構成の波長分割多重装置。
  3. 供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、
    各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
    夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部とよりなり、
    前記複数の端末部の各々は、その固定波長の光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で当該送信された光信号の波長を分析することによって当該端末部の固定波長を検出する構成の波長分割多重装置。
  4. 供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、
    各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、
    夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって、各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部とよりなり、
    前記複数の端末部の各々は、その光信号をそれが接続された波長変換部へ送信し、それを受けた波長変換部で、当該送信された光信号を、通過波長が可変なフィルタに通し、当該フィルタを通過した際のフィルタの通過波長を得ることによって当該端末部の固定波長を検出する構成の波長分割多重装置。
  5. 供給信号波長が各々固定されている複数の入力端子よりなり、供給された複数の波長の信号を多重化して出力する多重化部と、各々が入力光信号の波長を多重化部の固定波長に応じた所定の波長に変換して出力する複数の波長変換部と、夫々が複数の波長変換部に接続され且つ多重化部の複数の入力端子へ接続され、複数の波長変換部の各々から出力された信号を多重化部の複数の端子へ夫々供給する複数の端末部であって各々はそれが接続された多重化部の入力端子が有する固定波長に対応した固定波長を有する複数の端末部とよりなる波長分割多重装置における各波長変換部の変換波長の自動設定方法であって、
    前記複数の端末部の各々には、その固定波長に対応した波長の信号のみを通過させるフィルタと、当該フィルタを通過した信号を当該端末部に個別的に対応させてを変調する変調器とを設け、
    前記複数の波長変換器の各々は変換する波長を順次変更しながら波長変換した信号を出力して対応する端末部に供給し、それが多重化部を介した出力を波長分析することによって上記端末部に個別的に応じて変調された信号から該当する端末部を識別すると共に当該信号の波長を検出し、もって当該端末部の固定波長を検出して当該波長変調器の変調波長として設定する構成の波長分割多重装置における各波長変換器の変換波長自動設定方法。
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