JP3735293B2 - 海塩粒子モニタリング方法、海塩粒子洗浄モニタリング方法、および海塩粒子洗浄モニタリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は放射性物質貯蔵容器における海塩粒子モニタリング方法、海塩粒子洗浄モニタリング方法および海塩粒子洗浄モニタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子炉で使用された使用済み核燃料に代表される放射性物質は、再処理するために貯蔵容器に収容されて密閉されて貯蔵される。この貯蔵容器は金属により形成された有底筒形をなすもので、使用済み核燃料を収容した後に開放頭部に蓋を嵌合して密閉するものである。そして、この貯蔵容器はコンクリートからなる外部容器の内部に収容されるもの(キャニスタ)と、この金属キャスクと呼ばれて外部容器と一体になった肉厚の容器を用いるものとがある。
【0003】
ところで、このような使用済み核燃料を貯蔵容器は国内では安全性を考慮して多くは海岸の近傍の場所に輸送されて貯蔵、保管される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このこのように海岸の近傍の場所に貯蔵、保管された使用済み核燃料を貯蔵容器は次に述べる問題がある。コンクリートからなる外部容器の内部に収容される貯蔵容器は、外部容器にその内外部を貫通して形成された空気流通用の空気孔を通って外部の空気が外部容器の内部に流入するとともに、空気によって海塩粒子(NaCl、MgClなど)が海から運ばれて空気孔を通って外部容器の内部に流入し、外部容器の内部に配置された貯蔵容器の外面に付着する。このため、金属からなる貯蔵容器は外面に付着した海塩粒子による腐食が懸念される。また、金属キャスクと呼ばれて外部容器と一体になった貯蔵容器は、容器外面に直接露出するために空気により運ばれた海塩粒子が直接付着して、同様に腐食が懸念される。
【0005】
本発明は、放射性物質貯蔵容器に付着した海塩粒子のモニタリングおよび洗浄を容易且つ確実に行える海塩粒子モニタリング方法、洗浄方法、洗浄装置、洗浄モニタリング方法および洗浄モニタリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
放射性物質貯蔵容器における海塩粒子モニタリング方法は、放射性物質が収納されて密閉された貯蔵容器の外面におけるモニタリング箇所にレーザを照射して、この外面に付着した海塩粒子をブラスト除去して採取し、採取した海塩粒子を吸引して測定部へ搬送し、この測定部で前記海塩粒子にレーザを照射して前記海塩粒子の濃度を測定する。
【0011】
本発明に係る放射性物質貯蔵容器における海塩粒子洗浄モニタリング方法は、放射性物質が収納されて密閉された貯蔵容器の外面にレーザを照射して、この外面に付着した海塩粒子をブラスト除去して洗浄し、除去した海塩粒子を吸引して測定部へ搬送し、この測定部で前記海塩粒子にレーザを照射して前記海塩粒子の濃度を測定する。
【0012】
本発明に係る放射性物質貯蔵容器における海塩粒子洗浄モニタリング装置は、放射性物質が収納されて密閉された貯蔵容器の外面にレーザを照射して、この外面に付着した海塩粒子をブラスト除去して洗浄する洗浄手段と、除去した海塩粒子を吸引して測定部へ搬送し、この測定部で前記海塩粒子にレーザを照射して前記海塩粒子の濃度を測定する測定手段とを具備する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態について図1を参照して説明する。
この実施の形態は貯蔵容器(キャスク)を外部容器(コンクリート容器)の内部に配置する形式(コンクリートキャスク)において、貯蔵容器における海塩粒子の付着状態をモニタリングする方法を対象にしている。
【0014】
図1は貯蔵容器および外部容器を模式的に示す断面図である。図1において1は金属、例えばステンレス鋼(SUS329J4L:2相ステンレス鋼20mm厚さ)からなる貯蔵容器(キャニスタ)で、この貯蔵容器1は下端面部を有して上端面部が開放された縦形の円筒体をなしている。貯蔵容器1の内部には放射性物質、例えば複数の使用済み核燃料101が垂直に立てて集合した状態で収納、配置され、貯蔵容器1の上端開放部は金属からなる蓋2が水平に嵌合されて密閉されている。3はコンクリートにより形成された外部容器(コンクリート容器)で、この外部容器3は下端面部を有して上端面部が開放された縦形の円筒体をなしている。この外部容器3の内部には貯蔵容器1が垂直な同一中心軸線上に位置して収納、配置され、外部容器3の上端開放部にコンクリートからなる蓋4が水平に嵌合されている。また、外部容器3の周壁部における下端部と上端部には内周面と外周面とを貫通する空気孔(貫通孔)5,6が形成されており、容器外部の空気が低い位置にある空気孔5を通して容器内部に取入れられ、使用済み核燃料101が発する熱により熱せられた空気が高い位置にある空気孔6から容器外部へ出るようになっており、これにより外部容器3の内部を冷却するようになっている。
【0015】
そして、この貯蔵容器1が海岸の近傍の場所に保管されていると、外部の空気が空気孔5を通って外部容器3の内部に流入するとともに、空気によって海塩粒子(NaCl、MgCl)が空気孔6を通って外部容器3の内部に流入し、外部容器の内部に配置された貯蔵容器1の外周面に付着する。
【0016】
貯蔵容器1における海塩粒子の付着状態を監視する際には、先ず外部容器3において空気が流入する空気孔5の近傍の箇所に試験片7を配置する。この試験片7としては例えばサーベランス試験片を用いる。このサーベランス試験片とは、キャニスタ材料と同じ材料の数個の板状のものである。試験片7は例えば網籠などにより保持する。外部の空気とともに空気孔5を通って外部容器3の内部に入った海塩粒子は、空気孔5の近傍の箇所に配置されている試験片7に付着する。試験片7を空気孔5の近傍の箇所に試験片7を配置するのは空気孔5を通って容器内部に空気とともに流入する海塩粒子が5℃低下により付着し易いためである。
【0017】
次いで、試験片7は所定期間配置した後に空気孔5を通して外部容器3の外部へ取出す。
【0018】
次いで、レーザ光を照射する方法、あるいはスミヤ法などの方法により取出した試験片に付着している海塩粒子の付着量を測定する。レーザ光を照射する方法は、海塩粒子に対してレーザ光を照射し、その反射光を受けてスペクトルに分光して付着量を測定するものである。スミヤ法は、ステンレス鋼製品表面の塩化物およびふっ化物の付着量を測定する方法の一つで、製品表面の一定面積を正常な純粋を含浸したガーゼにて拭取り、塩化物およびふっ化物の付着量を測定する。その測定法は蛍光光度法、イオン電極法およびイオンクロマトグラフ法などがある。測定の結果得られた海塩粒子の付着量を貯蔵容器1の外周面に付着した海塩粒子の付着量として求める。
【0019】
このようにして貯蔵容器1の外周面における海塩粒子の付着状態を容易且つ確実にモニタリングすることができる。
【0020】
第2の実施の形態について図2および図3を参照して説明する。
この実施の形態は貯蔵容器と外部容器を一体にした形式(金属キャスク)において、貯蔵容器に付着した海塩粒子を除去し、除去した海塩粒子の濃度を測定するものである。図2はこの実施の形態の方法を説明する図、図3は主要部を拡大して示す図である。
【0021】
図2に示すように使用済み核燃料101が収納配置される貯蔵容器11と蓋12は金属、例えば第1の実施の形態と同様のステンレス鋼や低合金鋼からなるもので、図1で示す貯蔵容器1と蓋2と同じ構成であるが、外部容器と一体であるために厚肉をとなっている。
【0022】
この実施の形態を実施する装置について説明する。図中21はレーザを発振させるレーザヘッド、22はレーザヘッド21に電力を供給するレーザ電源、23はレーザヘッド21で発振させたレーザを伝送して貯蔵容器11の外周面に照射し、この外周面に付着した海塩粒子を除去する伝送ファイバである。24は測定部の一例である測定ヘッド、25は測定装置である。測定ヘッド24は海塩粒子に対してレーザヘッド21で発振されてミラー26で分光したレーザをレンズ29で集光して海塩粒子に照射し、海塩粒子で反射した光を測定装置25へ導くものである。測定装置25は測定ヘッド24からの光を受けてスペクトルに分光する分光器、この分光器で得られたスペクトルから海塩粒子の濃度を測定する検出器およびデータ処理用演算機を備えている。
【0023】
27は吸引ホースで、28はこの吸引ホース27に吸引力を作用させる送風機である。吸引ホース27は前記伝送ファイバ23においてレーザ出射口である先端部の外周側周囲を囲んで配置され、且つ中間部には前述した測定ヘッド24が介在して設けられ、伝送ファイバ23から出射されるレーザにより貯蔵容器11の外周面から除去された海塩粒子を吸引して測定ヘッド24へ搬送するようになっている。なお、測定ヘッド24と送風機28とに間には海塩粒子を捕集するフィルタFが介在して設けられている。
【0024】
この実施の形態の方法を実施する場合について説明する。先ず、伝送ファイバ23の先端部を貯蔵容器11の外周面に向けて且つ近接して配置し、この伝送ファイバ23の先端部を囲む吸引ホース27の先端部を貯蔵容器11の外周面に当接する。次いで、レーザヘッド21を駆動して所定仕様のレーザを発生させ、このレーザを伝送ファイバ23を伝送してファイバ先端から貯蔵容器11の外周面に向けて照射する。レーザを貯蔵容器11の外周面に照射すると、そのエネルギーにより貯蔵容器11の外周面に付着した海塩粒子が外周面から飛ばされてブラスト除去される。
【0025】
一方、送風機28を駆動してその吸引力を吸引ホース27に先端に作用させる。このため、レーザにより貯蔵容器11の外周面から離脱、除去された海塩粒子は吸引ホース27の先端から吸引されてその内部を通って測定ヘッド24まで搬送される。ここで、送風機28の駆動を停止する、あるいは測定ヘッド24を送風機28に対して遮断するなどの手段により海塩粒子を測定ヘッド24で一旦停止させる。測定ヘッド24はレーザヘッド21から発振されたレーザの一部を利用して海塩粒子に照射し、その反射光を測定装置25に送る。測定装置25では測定ヘッド24からの光を分光器でスペクトルに分光し、検出器がこのスペクトルから海塩粒子の濃度を測定する。なお、図3においてSは海塩粒子を示している。その後、送風機28の駆動により海塩粒子を測定ヘッド24から搬送してフィルタFで捕集する。なお、図中Lはレーザである。
【0026】
ここで、貯蔵容器11の外周面における1個所または複数箇所をモニタリング箇所に選定して、これら各箇所で貯蔵容器11の外周面にレーザを照射して、この外周面に付着した海塩粒子をブラスト除去して採取し、採取した海塩粒子を吸引して測定部である測定ヘッド24へ搬送し、この測定ヘッド24で海塩粒子にレーザを照射して海塩粒子の濃度を測定することにより、貯蔵容器11の外周面における海塩粒子の付着状況をモニタリングすることができる。なお、貯蔵容器11から海塩粒子を離脱させながら海塩粒子の濃度を測定すると、レーザを供給できるために経済的であるが、海塩粒子の離脱、採取と測定を切り離して異なった時に行うようにしても良い。このようにして貯蔵容器11の外周面における海塩粒子の付着状態を容易且つ確実にモニタリングすることができる。
【0027】
また、貯蔵容器11の外周面に対してレーザを移動させながら照射して、この外周面に付着した海塩粒子を順次ブラスト離脱させて除去することにより外周面を海塩粒子が無い清浄な面に洗浄し、同時に除去した海塩粒子を吸引して測定ヘッド24に搬送し、この測定ヘッド24で海塩粒子にレーザを照射して海塩粒子の濃度を測定することにより、貯蔵容器11の外周面を洗浄しながら海塩粒子濃度を測定して外周面の清浄度、すなわち海塩粒子の付着状況をモニタリングすることができる。このようにして貯蔵容器11の外周面における海塩粒子の付着状態をモニタリングすることと海塩粒子を洗浄することとを容易且つ確実に行うことができる。
【0028】
このように洗浄とモニタリングを同時に行う場合には、レーザヘッド21、レーザ電源22および伝送ファイバ23が洗浄手段を構成し、吸引ホース27、送風機28、測定ヘッド24および測定装置25が測定手段を構成する。
【0029】
第3の実施の形態について図4を参照して説明する。
【0030】
この実施の形態は貯蔵容器を外部容器の内部に収容する形式において、貯蔵容器における海塩粒子を洗浄する方法を対象にしている。図4は貯蔵容器および外部容器を模式的に示す断面図で、図4において図1と同じ部分は同じ符号を付して示している。
【0031】
この実施の形態は、貯蔵容器1を収容した外部容器3の外部上方からこの外部容器3の内周面と貯蔵容器1の外周面との間に形成される間隙に、拭取り体32を取付けた移動体31を挿入し、次いで拭取り体32を貯蔵容器の外周面に接触させながら移動体31を貯蔵容器1の周方向に沿って移動させて、外周面に付着している海塩粒子を拭取り除去するものである。
【0032】
移動体31としては金属からなるアーム(棒)形をなすものが使用され、外部容器3の高さより大きい長さを有している。拭取り体32としてはプラスチック不織布、水含浸布などが挙げられる。移動体31は貯蔵容器1の外周面の周方向に沿う移動(回転)と貯蔵容器1の外周面の上下方向に沿う移動とがある。移動体31は蓋4の中心に回転および移動可能に挿通されて外部容器3の上方から外部容器3の内周面と貯蔵容器1の外周面との間に形成される間隙に亘って設けられ、外部容器3の外部に設けられた適宜な回転上下駆動機構33により回転および上下移動される。拭取り体32は移動体31の下端に取付けられて外部容器3の外周面に接触されている。
【0033】
そして、回転上下駆動機構33によりアーム形の移動体31を外部容器3の内周面と貯蔵容器1の外周面との間の間隙で上下方向に移動させるとともに回転することにより、移動体31を外部容器3の内周面と貯蔵容器1の外周面との間の間隙で外部容器3の周方向に沿って移動する。このような移動体31の移動により拭取り体32は外部容器3の外周面に接触しながら移動体31と同様の軌跡で移動して、この外周面全体に亘り拭取り作用を行う。これにより拭取り体32は貯蔵容器1の外周面全体に付着する海塩粒子を拭取って、この外周面を清浄に洗浄する。
【0034】
図5に示す第4の実施の形態は図4に示す第3の実施の形態において移動体の形式を変更したもので、図5において図4と同じ部分は同じ符号を付して示している。この実施の形態では移動体として伸縮ロッド型の移動体37を用いている。この伸縮ロッド形の移動体37はロッドアンテナと同様に直径が異なる複数の筒体を伸縮可能に同心円的に組合せたものである。例えば回転上下駆動機構33が伸縮ロッド形の移動体37の伸長および短縮動作を行う。これにより伸縮ロッド型の移動体37は外部容器3の内周面と貯蔵容器1の外周面との間に形成される間隙に上下方向に伸縮動作されて拭取り体32を上下方向に移動させる。そして、伸縮ロッド型の移動体37を貯蔵容器1の周方向に沿って移動させる動作と組合せて拭取り体32を貯蔵容器1の外周面似接触させながらこの外周面全体に亘り移動させて拭取り作用を行う。
【0035】
図6に示す第5の実施の形態は、図4に示す第3の実施の形態において拭取り体による拭取り除去に代えて、洗浄媒体を貯蔵容器1の外周面に吹き付けて洗浄するものである。図6において図4と同じ部分は同じ符号を付して示している。洗浄媒体としては例えば温風、水が挙げられる。この洗浄媒体を外部容器3の外部に設けた噴射装置42から中空のアームを用いた移動体31を通して移動体31の下端部に設けた噴射ノズル41から噴射させて貯蔵容器1の外周面に吹き付け、この外周面に付着している海塩粒子を洗い落として洗浄する。洗浄媒体として温風を用いた場合は洗浄媒体に対する後処理が不要であり、水を用いた場合には外部容器3の内部に引き出された水が容器下部に形成された空気孔から流れるために後処理が不要である。なお、洗浄媒体としては他に金属、合成樹脂あるいはセラミックスなどが挙げられる。図中Cは洗浄媒体を示す。
【0036】
図7に示す第6の実施の形態は、図6に示す第5の実施の形態において洗浄媒体としてレーザを用いたものである。図7おいて図6と同じ部分は同じ符号を付して示している。外部容器3の外部に設けたレーザヘッド43から発生させたレーザLを移動体31に設けた伝送ファイバ(図示せず)により伝送して貯蔵容器1の外周面に照射し、この外周面に付着している海塩粒子を洗い落として洗浄する。
【0037】
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されず、種々変形して実施することができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の放射性物質貯蔵容器における海塩粒子モニタリング方法によれば、金属からなる貯蔵容器の外面における海塩粒子の付着状態をレーザを用いて容易且つ確実にモニタリングして、海塩粒子による貯蔵容器の腐食防止に寄与することができる。
【0043】
本発明の放射性物質貯蔵容器における海塩粒子洗浄モニタリング方法およびその装置によれば、金属からなる貯蔵容器の外面における海塩粒子の付着状態のモニタリングと海塩粒子の付着状態の監視とを効果的に組合せて、海塩粒子の付着状態を監視しながら海塩粒子の洗浄を容易且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における海塩粒子モニタリング方法を示す説明図。
【図2】第2の実施の形態における海塩粒子洗浄モニタリング方法を示す説明図。
【図3】同実施の形態における海塩粒子洗浄モニタリング方法を示す説明図。
【図4】第3の実施の形態における海塩粒子洗浄方法を示す説明図。
【図5】第4の実施の形態における海塩粒子洗浄方法を示す説明図。
【図6】第5の実施の形態における海塩粒子洗浄方法を示す説明図。
【図7】第6の実施の形態における海塩粒子洗浄方法を示す説明図。
【符号の説明】
1…貯蔵容器
2…蓋
3…外部容器
4…蓋
5…空気孔
6…空気孔
7…試験片
11…貯蔵容器
12…蓋
21…レーザヘッド
23…伝送ファイバ
24…測定ヘッド
25…測定装置
27…吸引ホース
31…移動体
32…拭取り体
41…噴射ノズル
101…使用済み核燃料
S…海塩粒子
Claims (3)
- 放射性物質が収納されて密閉された貯蔵容器の外面におけるモニタリング箇所にレーザを照射して、この外面に付着した海塩粒子をブラスト除去して採取し、採取した海塩粒子を吸引して測定部へ搬送し、この測定部で前記海塩粒子にレーザを照射して前記海塩粒子の濃度を測定することを特徴とする放射性物質貯蔵容器における海塩粒子モニタリング方法。
- 放射性物質が収納されて密閉された貯蔵容器の外面にレーザを照射して、この外面に付着した海塩粒子をブラスト除去して洗浄し、除去した海塩粒子を吸引して測定部へ搬送し、この測定部で前記海塩粒子にレーザを照射して前記海塩粒子の濃度を測定することを特徴とする放射性物質貯蔵容器における海塩粒子洗浄モニタリング方法。
- 放射性物質が収納されて密閉された貯蔵容器の外面にレーザを照射して、この外面に付着した海塩粒子をブラスト除去して洗浄する洗浄手段と、除去した海塩粒子を吸引して測定部へ搬送し、この測定部で前記海塩粒子にレーザを照射して前記海塩粒子の濃度を測定する測定手段とを具備することを特徴とする放射性物質貯蔵容器における海塩粒子洗浄モニタリング装置。
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