JP3734120B2 - 色補正方法及び色補正装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、カラー画像を形成する場合の色補正方法、色補正装置に係り、特に、シアン感熱発色層と、マゼンタ感熱発色層と、イエロー感熱発色層とを積層してなる直接感熱式カラー記録媒体にカラー画像を形成する方式のカラープリンタに適用して好適な色補正方法、色補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、図7に示すような直接感熱式カラー記録媒体を提案した。概略説明すると次のようである。図7において、支持体1上にシアン感熱発色層2、マゼンタ感熱発色層3、イエロー感熱発色層4の3つの感熱発色層が積層され、更に最上層には耐熱性の保護層5が設けられている。なお、以下においては、シアンはC、マゼンタはM、イエローはYと記すことにする。
【0003】
C感熱発色層2は反応活性の高いジアゾニウム塩化化合物を包み込んだマイクロカプセルとCの色素(カプラ)で構成され、M感熱発色層3は反応活性の高いジアゾニウム塩化化合物を包み込んだマイクロカプセルとMのカプラで構成され、Y感熱発色層4は反応活性の高いジアゾニウム塩化化合物を包み込んだマイクロカプセルとYのカプラで構成されている。
【0004】
そして、C感熱発色層2、M感熱発色層3、Y感熱発色層4の感熱発色層はそれぞれ図9に示す熱感度特性を有するようになされており、与えられる熱エネルギーの大きさによって、光学濃度、即ち発色濃度が決定される。
【0005】
次に、上述した直接感熱式カラー記録媒体にカラー画像を形成する場合の方法について図8を用いて説明する。なお、図8においては保護層5は省略している。
【0006】
まず、図8(a)に示すように、サーマルヘッド6で低いエネルギーで加熱することによってY感熱発色層4のYの色素を発色させ、次に図8(b)に示すように、ランプ7によって第1の波長の紫外線を発光させて、Y感熱発色層4内の未発色分のジアゾを光分解して定着する。これによって、Yの色素はその後加熱されても発色することはなくなる。これで当該画像のY成分の画像が形成される。
【0007】
次に、当該画像のM成分の画像形成を行うのであるが、この場合にも、まず図8(c)に示すように、サーマルヘッド6で中程度のエネルギーで加熱することによってM感熱発色層3のMの色素を発色させ、次に図8(d)に示すようにランプ7により第2の波長の紫外線を発光させて、M感熱発色層3内の未発色分のジアゾを光分解して定着する。これによって、Mの色素は加熱されても発色することはなくなる。
【0008】
次に、当該画像のC成分の画像形成を行うのであるが、この場合には、図8(e)に示すように、サーマルヘッド6で高いエネルギーで加熱することによってC感熱発色層2のCの色素を発色させる。このC色については所定の波長の紫外線により定着を行ってもよいが、定着を行わなくても実用上問題はないことが知られている。
以上の工程によってフルカラーで画像形成を行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような直接感熱式カラー記録媒体にフルカラーで画像形成を行う場合には、混色が生じる場合がある。即ち、図9から明らかなように、E1 〜E2 の範囲のエネルギーで加熱したときにはYだけでなくMも発色するので、Y成分のみの画像を形成する場合において、Yを高濃度で発色させようとしてE1 〜E2 の範囲のエネルギーで加熱すると、YだけでなくMも発色して混色が生じてしまう。同様に、図9のE3 〜E4 の範囲のエネルギーで加熱したときにはMだけでなくCも発色するので、M成分のみの画像を形成する場合において、Mを高濃度で発色させようとしてE3 〜E4 の範囲のエネルギーで加熱するとMだけでなくCも発色して混色が生じてしまう。
【0010】
このような混色は上述した2つの場合の他に、次の場合にも生じる。一つは高濃度のMを含む赤色の画像を形成する場合において、M成分の画像形成時に図9のE3 〜E4 の範囲のエネルギーで加熱する場合であり、この場合にはCも発色して混色が生じるので、形成された赤色の再現性は良好なものとはいえない。
【0011】
もう一つは高濃度のYを含む緑色の画像を形成する場合において、Y成分の画像形成時に図9のE1 〜E2 の範囲のエネルギーで加熱する場合であり、この場合にはMも発色して混色が生じるので、形成された緑色の再現性は良好なものとはいえない。
【0012】
上述した場合以外には混色の問題は生じない。例えば高濃度の黒の画像を形成する場合には、Y成分の画像形成時にたとえMが発色したとしても、次にM成分の画像形成時にMを高い濃度で発色させるので問題はなく、またM成分の画像形成時にCが発色したとしても、次にC成分の画像形成時にCを高濃度で発色させるので問題はない。
【0013】
また、赤色の画像を形成する場合には、まずY成分の画像形成を行うが、このときMが発色したとしても、次のM成分の画像形成の工程でMを発色させるので、この場合には混色は問題にはならない。
【0014】
更に、高濃度のMを含む青色の画像を形成する場合にも混色の問題は生じない。この場合には、まず図9のE3 〜E4 の範囲のエネルギーで加熱してM成分の画像形成を行うが、このときにCが発色したとしても、次のC成分の画像形成の工程でCを発色させるので混色は問題にならないのである。
【0015】
なお、蛇足ながら付け加えると、上述したカラー画像形成の工程から明らかなように、M成分の画像形成は必ずY色の定着後に行うので、例えばM成分のみの画像形成を行う場合にもM成分の画像形成に先立ってY色の定着が行われるので、M成分の画像形成の際に図9のE1 〜E2 の範囲のエネルギーで加熱するとしてもYが発色することはないものである。同様に、C成分のみの画像形成を行う場合にも、予めY色とM色は定着されているので、C成分の画像形成の際に図9のE3 〜E4 の範囲のエネルギーで加熱するとしてもMが発色することはないものである。
【0016】
このように、直接感熱式カラー記録媒体にフルカラーで画像形成を行う場合には、次の4つの場合に混色が問題となるのである。
【0017】
▲1▼Y成分のみの画像を形成する場合であって、Yを高濃度で発色させるとき。
▲2▼M成分のみの画像を形成する場合であって、Mを高濃度で発色させるとき。
▲3▼赤色の画像を形成する場合であって、Mを高濃度で発色させるとき。
▲4▼緑色の画像を形成する場合であって、Yを高濃度で発色させるとき。
【0018】
ところで、カラープリンタにおいては種々の色処理が行われるが、色処理の手法によっては上述したような混色がより生じ易くなることがある。例えば、次の(1) 式のようにR,G,Bの信号に対して3×3のマトリクスを用いて行列演算を施して彩度強調処理が行われることがある。
【0019】
【数1】
【0020】
なお、(1) 式ではR,G,Bの信号に対してマトリクス演算を施しているが、Y,M,Cの信号に対して行うこともできることは当然である。
【0021】
このようなマトリクス演算を行うと、図10に示すような特性が得られる。なお、図10はMの信号値対濃度特性を示す図であり、図中、イで示す特性は、M成分のみの画像形成時、及び赤色の画像形成時のM成分の画像を形成するときのMの特性を示し、ロで示す特性はグレー画像形成時のM成分の画像を形成するときのMの特性を示している。Y,Cについても同様な特性となされることは当然である。
【0022】
即ち、グレーの画像を形成するときには、Mの特性は図10のロに示すような特性となされ、Mのみの画像、及び赤色画像を形成するときには、Mの濃度は、図10のイに示すようにグレー画像形成時に比較してより高い濃度、即ち高いコントラストとなされるので、彩度が強調されることになるのである。
【0023】
このような彩度強調処理は一般には有効であるが、直接感熱式カラー記録媒体に画像形成を行う場合にこのような彩度強調処理を施すと、中間的な信号値のMに対しても高いエネルギーで加熱することになるので、上述した混色がより生じ易くなってしまうということになる。
【0024】
上述したような混色を回避するための手法としては、YとMについては高濃度域を使わないようにすることが考えられる。つまり、Yを発色させる場合には図9のE1 未満のエネルギーで加熱し、Mを発色させる場合には図9のE3 未満のエネルギーで加熱するようにするのである。このようにYとMについては高濃度域を使わないようにすれば上述したような混色が生じることがないことは明らかである。
【0025】
しかしながら、YとMの高濃度域を使わないものとすると、純色、例えば赤については彩度の高い色を得ることができないので、いわゆるピュアな赤を形成することができず、また、黒についても濃度の高い黒を形成することができないものである。
【0026】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、直接感熱式カラー記録媒体にフルカラーで画像形成する場合において、混色が生じることがなく、良好な色再現を行うことができる色補正方法及び色補正装置を提供することを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の色補正方法は、熱エネルギーが供給されることによりそれぞれがシアン、マゼンタ、イエローに発色する感度が異なる発色層が積層されたカラー記録媒体に、発色させるための熱エネルギーが低い方から順次発色させてカラー画像を形成する場合の色補正方法であって、第1色の色成分画像及び第2色の色成分画像を形成する場合においては、グレー画像形成時には、第1色及び第2色の色成分の信号値対濃度特性を、それぞれ、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とし、第1色及び第2色の色成分のみの画像形成時、及び次に画像形成する色成分を含まない色の画像形成時には、第1色及び第2色の色成分の信号値対濃度特性を、それぞれ、次に画像形成する色成分の発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時の第1色及び第2色の色成分画像を形成する場合における信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値が次に画像形成する色の発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とすることを特徴とする。
また、請求項2記載の色補正方法は、請求項1記載の色補正方法において、前記第1色、第2色の一方はイエローであり、他方はマゼンタであることを特徴とする。
【0029】
更に、請求項3記載の色補正装置は、入力信号である青信号、緑信号及び赤信号に対して彩度強調処理を行うためのマトリクス演算を行う手段と、前記マトリクス演算を行う手段の出力信号である青信号、緑信号及び赤信号に対して所定の色の所定の色成分に対してはコントラストを低下させ、混色を生じさせないような選択的色補正処理を施す手段とを備える色補正装置であって、前記マトリクス演算を行う手段と、前記選択的色補正処理を施す手段は、前記選択的色補正処理の出力の青信号、緑信号及び赤信号をイエロー信号、マゼンタ信号、シアン信号に変換した段階において、第1色の色成分画像及び第2色の色成分画像を形成する場合においては、グレー画像形成時には、第1色及び第2色の色成分の信号値対濃度特性を、それぞれ、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とし、第1色及び第2色の色成分のみの画像形成時、及び次に画像形成する色成分を含まない色の画像形成時には、第1色及び第2色の色成分の信号値対濃度特性を、それぞれ、次に画像形成する色成分の発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時の第1色及び第2色の色成分画像を形成する場合における信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値が次に画像形成する色の発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とする手段を構成することを特徴とする。
また更に、請求項4記載の色補正装置は、請求項3記載の色補正装置において、前記第1色、第2色の一方はイエローであり、他方はマゼンタであることを特徴とする。
【0030】
また、請求項5記載の色補正方法は、熱エネルギーが供給されることによりそれぞれがシアン、マゼンタ、イエローに発色する感度が異なる感熱発色層が積層された直接感熱式カラー記録媒体に、発色させるための熱エネルギーが低い方からイエロー、マゼンタ、シアンの順に発色させてカラー画像を形成する場合の色補正方法であって、グレー画像形成時のイエロー成分画像を形成する場合には、イエローの信号値対濃度特性を、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とし、イエロー色の画像を形成する場合、及び緑色の画像を形成する場合のイエロー成分画像には、イエローの信号値対濃度特性を、マゼンタ色感熱発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時のイエロー成分画像を形成する場合におけるイエローの信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値がマゼンタ色感熱発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とし、グレー画像形成時のマゼンタ成分画像を形成する場合には、マゼンタの信号値対濃度特性を、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とし、マゼンタ色の画像を形成する場合、及び赤色の画像を形成する場合のマゼンタ成分画像には、マゼンタの信号値対濃度特性を、シアン色感熱発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時のマゼンタ成分画像を形成するときにおけるマゼンタの信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値がシアン色感熱発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とすることを特徴とする。
【0031】
また、請求項6記載の色補正装置は、熱エネルギーが供給されることによりそれぞれがシアン、マゼンタ、イエローに発色する感度が異なる感熱発色層が積層された直接感熱式カラー記録媒体に、発色させるための熱エネルギーが低い方からイエロー、マゼンタ、シアンの順に発色させてカラー画像を形成する場合の色補正装置であって、グレー画像形成時のイエロー成分画像を形成する場合には、イエローの信号値対濃度特性を、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とする手段と、イエロー色の画像を形成する場合、及び緑色の画像を形成する場合のイエロー成分画像には、イエローの信号値対濃度特性を、マゼンタ色感熱発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時のイエロー成分画像を形成する場合におけるイエローの信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値がマゼンタ色感熱発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とする手段と、グレー画像形成時のマゼンタ成分画像を形成する場合には、マゼンタの信号値対濃度特性を、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とする手段と、マゼンタ色の画像を形成する場合、及び赤色の画像を形成する場合のマゼンタ成分画像には、マゼンタの信号値対濃度特性を、シアン色感熱発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時のマゼンタ成分画像を形成するときにおけるマゼンタの信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値がシアン色感熱発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とする手段とを備えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ実施の形態について説明する。
さて、上述したような混色を避けるためには、上記の▲1▼〜▲4▼の4つの場合にのみ高濃度域を使わないようにすればよい。即ち、画像形成を行う色に応じて選択的に高濃度域を使わないようにするのである。
【0033】
具体的には、M色の画像を形成する場合、及び赤色の画像を形成する場合におけるM成分画像の形成時には、Mについては図1のハで示すような特性とするのである。図1は本発明におけるMの信号値対濃度特性を示す図であり、図中、ハで示す特性は、M色の画像形成時、及び赤色の画像形成時のM成分を形成するときの特性を示しており、ニで示す特性はグレー画像形成時のM成分を形成するときの特性を示している。
【0034】
図1において、ハで示す特性は、Mの信号値がM1 まではグレー画像形成時に比較して高いコントラストとなされるが、信号値がM1 以上のところではMの濃度はグレー画像形成時のMの濃度より低くなされる特性である。ここで、信号値がM1 以上のところでのMの濃度は、図9のE3 未満のエネルギーで加熱して発色させることができる濃度とする。
【0035】
この特性によれば、M色の画像を形成する場合、及び赤色の画像を形成する場合、Mの発色には図9のE3 以上のエネルギーで加熱しないので混色が生じることを避けることができる。
【0036】
同様に、Y色の画像を形成する場合、及び緑色の画像を形成する場合におけるY成分画像の形成時には、Yについては図2のホで示すような特性とするのである。図2は本発明におけるYの信号値対濃度特性を示す図であり、図中、ホで示す特性は、Y色の画像形成時、及び緑色の画像形成時のY成分を形成するときの特性を示しており、ヘで示す特性はグレー画像形成時のY成分を形成するときの特性を示している。
【0037】
図2において、ホで示す特性は、Yの信号値がY1 まではグレー画像形成時に比較して高いコントラストとなされるが、信号値がY1 以上のところではYの濃度はグレー画像形成時のYの濃度より低くなされる特性である。ここで、信号値がY1 以上のところでのYの濃度は、図9のE1 未満のエネルギーで加熱して発色させることができる濃度とする。
【0038】
この特性によれば、Y色の画像を形成する場合、及び緑色の画像を形成する場合、Yの発色には図9のE1 以上のエネルギーで加熱しないので混色が生じることを避けることができる。
【0039】
上記の場合以外については、図10のイで示すような彩度を強調する特性とすればよい。上記の▲1▼〜▲4▼の4つの場合以外には混色が生じることがないのであるから、これらの4つの場合以外には彩度強調処理を施しても混色の問題が生じることがないことは明らかであろう。
【0040】
次に、上述した特性を達成するための手法を考えるが、所定の入力色信号に対して所望の特性の出力色信号を得るための一つとして、一番最初に考えられるのは図3に示すような3次元LUTを用いる方法である。つまり、この場合、入力信号をY,M,Cとすると、入力されるY,M,Cの全ての組み合わせに対するY′,M′,C′の出力信号値を3次元LUTに書き込んでおくのである。このような3次元LUTを用いれば任意の所望の入出力特性を得ることができるが、入力されるY,M,Cがそれぞれ8ビット、そして出力されるY′,M′,C′も8ビットとすると、3次元LUTとしては非常に膨大なメモリ容量を必要とするので、コストが高いものとなり、現時点では現実的ではない。
【0041】
次に、メモリ容量を低減する手法として、いわゆる8点補間法等と称されている方法が考えられる。これは、例えば入力信号のY,M,Cの色空間をn×n×nの立方体に分割し、それらの立方体の頂点の色に対してのみ出力信号値Y′,M′,C′を定めておき、それらの立方体の頂点以外の位置にある入力色信号の組み合わせに対しては、その位置を取り囲む立方体の8点に定められた出力信号値に基づいて補間して出力信号値を求める方法である。しかし、この方法は、上述した3次元LUTを用いる方法に比較すればメモリ容量を低減することはできるが、補間演算が面倒で時間を要するので、一般のユーザに広く提供するカラープリンタとしては好ましいものとはいえない。
【0042】
そこで、本発明者は、所望の入出力特性を短時間で演算することができる手法を開発した。以下、その手法について図4に示す色補正装置を参照して説明する。なお、ここでは入力信号はR,G,Bとし、それに演算を施して、最終的にサーマルヘッドに供給するY,M,Cの信号を得るものとする。
【0043】
マトリクス演算部10は、入力信号であるR,G,Bに対して次の(2) 式で示すような3×3のマトリクス演算を施し、R′,G′,B′を出力する。このマトリクス演算部10は上述したと同様な彩度強調処理を行うものであるが、この3×3のマトリクスの各項の値については後述する。
【0044】
【数2】
【0045】
選択的色補正部11は、まず、入力されるR′,G′,B′に対して
fR =Max(R′−Max(G′,B′), 0 ) …(3)
fG =Max(G′−Max(B′,R′), 0 ) …(4)
fB =Max(B′−Max(R′,G′), 0 ) …(5)
fC =Max(Min(G′,B′)−R′, 0 ) …(6)
fM =Max(Min(B′,R′)−G′, 0 ) …(7)
fY =Max(Min(R′,G′)−B′, 0 ) …(8)
により6つの色相信号fR ,fG ,fB ,fC ,fM ,fY を演算する。ここで、Max(a,b)はa,bの大きい方の値を取り、Min(a,b)はa,bの小さい方の値を取る演算である。
【0046】
この(3) 〜(8) 式の演算は、入力されるR′,G′,B′がどのような色相であるかを判定するものであり、そのグラフは図5に示すようである。この図5から明らかなように、この演算によって 0にならないのは、6つの色相信号の中のたかだか2つの色相信号である。
【0047】
次に、この6つの色相信号、及び入力信号であるR′,G′,B′を用いて、次の(9) 〜(11)の演算を行って、R″,G″,B″を求める。
【0048】
ここで、AR/R 〜AB/Y は各色相信号に対する補正係数であり、予め定められている定数である。これらの補正係数の値については後述する。
【0049】
このように、まず(3) 〜(8) 式により色相信号を求めて、次にその色相信号と入力信号とから(9) 〜(11)式によって補正出力信号を求めるという選択的色補正処理は、本出願人が特願昭57−62125号(特公平1−41060号公報)において提案した処理であり、この選択的色補正処理を、例えばY,M,Cの入力信号に対して施した場合には図6のトで示すような特性となる。なお、図6は、Mの信号値対濃度特性を示す図であり、図中、トで示す特性は、M成分のみの画像形成時、及び赤色の画像形成時のM成分の画像を形成するときのMの特性を示し、チで示す特性はグレー画像形成時のM成分の画像を形成するときのMの特性を示している。即ち、この選択的色補正処理によれば、グレーの画像を形成するときには、Mの特性は図6のチに示すような特性となされ、Mのみの画像、及び赤色画像を形成するときには、Mの濃度は、図6のトに示すようにグレー画像形成時に比較してコントラストは低下され、低い濃度で形成されるようになされる。これによれば、Mのみの画像、及び赤色画像を形成するときには、Mは高濃度域を使わないようになされるので、上述した混色を避けることができる可能性がある。
【0050】
そして、選択的色補正部11の出力であるR″,G″,B″を色変換部12に供給し、Y,M,Cに変換してサーマルヘッドに供給する。この色変換部12は周知の構成、例えば3×3の色変換マトリクスを用いて構成することができる。
【0051】
つまり、図4に示す色補正装置では、マトリクス演算部10におけるマトリクス演算で得られる彩度を強調する特性と、選択的色補正部11で得られる混色を回避できる特性とを合成することによって、選択的色補正部11の出力信号R″,G″,B″を、色変換部12でサーマルヘッドに供給するY,M,Cに変換した段階において、M成分のみの画像を形成する場合、及び赤色の画像を形成する場合におけるM成分画像の形成時には、Mについては図1のハで示すような特性とし、Y成分のみの画像を形成する場合、及び緑色の画像を形成する場合におけるY成分画像の形成時には、Yについては図2のホで示すような特性とし、それ以外の場合については、図10のイで示すような彩度を強調する特性を得ようとするのである。
【0052】
このためには、マトリクス演算部10における(2) 式の3×3のマトリクスの各項の値、及び選択的色補正部11の(9) 〜(11)式におけるAR/R 〜AB/Y の補正係数の値は任意の値とはできず、制限を受ける。そこで、本発明者は、種々の実験の結果、(2) 式のマトリクスの各項の値については、a11,a22,a33以外の非対角項については−0.4 〜+0.4 の範囲内の値とし、a11,a22,a33の対角項についてはそれぞれ次の(12)〜(14)式を満足するように定めればよく、
a11+a12+a13= 1 …(12)
a21+a22+a23= 1 …(13)
a31+a32+a33= 1 …(14)
また、選択的色補正部11の(9) 〜(11)式における補正係数の値については、AR/R =AR/M =AR/Y =AG/G =AG/C =AG/Y =AB/R =AB/B =AB/C =AB/M = 0とし、それ以外のAR/G ,AR/B ,AR/C ,AG/R ,AG/B ,AG/M ,AB/G ,AB/Y については 0.0〜0.3 程度の範囲内の値とすればよいことを見い出した。そして、実際、このような値を用いて入力R,G,Bに対してマトリクス演算、及び選択的色補正処理を行って、図4の色変換部12でY,M,Cに変換したとき、M色の画像を形成する場合と、赤色の画像を形成する場合におけるM成分の形成時には、図1のハで示すような特性となり、Y色の画像を形成する場合と、緑色の画像を形成する場合におけるY成分の形成時には、図2のホで示すような特性となり、それ以外の場合については、図10のイで示すような彩度が強調される特性となることが確認されている。
【0053】
なお、R,G,Bの値を 0〜 255としたとき、マトリクス演算部10におけるマトリクス演算において 0〜 255の範囲を超えることがあるが、このとき演算装置の能力等に応じて出力信号値を 0〜 255の範囲内にクリップしてもよいし、場合によってはクリップしなくてもよい。
【0054】
以上の色補正装置によれば、シアン感熱発色層と、マゼンタ感熱発色層と、イエロー感熱発色層とを積層してなる直接感熱式カラー記録媒体にカラー画像を形成する場合においても混色を生じることがなく、彩度が高い画像を形成することができる。そして、そのためには3×3のマトリクス演算、及び選択的色補正処理という簡単な演算で所望の混色を生じない特性を得ることができるので、簡単な回路で安価に構成できるばかりでなく、処理も短時間で済み、3次元LUTのような膨大なメモリ容量は必要としない。
【0055】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記の説明ではR,G,Bを入力して、そのR,G,Bに対して彩度強調のためのマトリクス演算、及び選択的色補正処理を施し、その後にY,M,Cに変換してサーマルヘッドに供給するものとしたが、予めR,G,BをY,M,Cに変換し、そのY,M,Cに対して彩度強調のための3×3のマトリクス演算、及び選択的色補正処理を施すようにすることができることは当然である。ただし、その場合には、彩度強調のための3×3のマトリクスの各項の値、及び(9) 〜(11)式の補正係数については、上述したような特性となるように選択する必要があることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明において達成するMの信号値対濃度特性であって、図中ハで示す特性はM色の画像を形成する場合、及び赤色の画像を形成する場合のM成分を形成するときの特性であり、ニで示す特性はグレー画像形成時のM成分を形成するときの特性を示す図である。
【図2】 本発明において達成するYの信号値対濃度特性であって、図中ホで示す特性はY色の画像を形成する場合、及び緑色の画像を形成する場合のY成分を形成するときの特性であり、ヘで示す特性はグレー画像形成時のY成分を形成するときの特性を示す図である。
【図3】 所定の入力色信号に対して所望の特性の出力色信号を得るための一例を示す図であり、3次元LUTを用いる方法を説明するための図である。
【図4】 本発明に係る色補正装置の構成例を示す図である。
【図5】 図4の選択的色補正部11で演算される色相信号のグラフを示す図である。
【図6】 本出願人が先に提案した選択的色補正処理をY,M,Cの入力信号に対して施した場合の特性を示す図である。
【図7】 本出願人が先に提案した直接感熱式カラー記録媒体の構造を示す図である。
【図8】 図7に示す直接感熱式カラー記録媒体にカラー画像を形成する場合の方法を説明するための図である。
【図9】 図7に示す直接感熱式カラー記録媒体のC感熱発色層、M感熱発色層、Y感熱発色層の熱感度特性を示す図である。
【図10】 図4のマトリクス演算部10で得られる特性を示す図である。
【符号の説明】
1…支持体、2…シアン感熱発色層、3…マゼンタ感熱発色層、4…イエロー感熱発色層、5…保護層、6…サーマルヘッド、7…ランプ、10…マトリクス演算部、11…選択的色補正部、12…色変換部。
Claims (6)
- 熱エネルギーが供給されることによりそれぞれがシアン、マゼンタ、イエローに発色する感度が異なる発色層が積層されたカラー記録媒体に、発色させるための熱エネルギーが低い方から順次発色させてカラー画像を形成する場合の色補正方法であって、
第1色の色成分画像及び第2色の色成分画像を形成する場合においては、
グレー画像形成時には、第1色及び第2色の色成分の信号値対濃度特性を、それぞれ、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とし、
第1色及び第2色の色成分のみの画像形成時、及び次に画像形成する色成分を含まない色の画像形成時には、第1色及び第2色の色成分の信号値対濃度特性を、それぞれ、次に画像形成する色成分の発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時の第1色及び第2色の色成分画像を形成する場合における信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値が次に画像形成する色の発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とする
ことを特徴とする色補正方法。 - 前記第1色、第2色の一方はイエローであり、他方はマゼンタであることを特徴とする請求項1記載の色補正方法。
- 入力信号である青信号、緑信号及び赤信号に対して彩度強調処理を行うためのマトリクス演算を行う手段と、
前記マトリクス演算を行う手段の出力信号である青信号、緑信号及び赤信号に対して所定の色の所定の色成分に対してはコントラストを低下させ、混色を生じさせないような選択的色補正処理を施す手段と
を備える色補正装置であって、
前記マトリクス演算を行う手段と、前記選択的色補正処理を施す手段は、
前記選択的色補正処理の出力の青信号、緑信号及び赤信号をイエロー信号、マゼンタ信号、シアン信号に変換した段階において、
第1色の色成分画像及び第2色の色成分画像を形成する場合においては、
グレー画像形成時には、第1色及び第2色の色成分の信号値対濃度特性を、それぞれ、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とし、
第1色及び第2色の色成分のみの画像形成時、及び次に画像形成する色成分を含まない色の画像形成時には、第1色及び第2色の色成分の信号値対濃度特性を、それぞれ、次に画像形成する色成分の発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時の第1色及び第2色の色成分画像を形成する場合における信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値が次に画像形成する色の発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とする手段を構成する
ことを特徴とする色補正装置。 - 前記第1色、第2色の一方はイエローであり、他方はマゼンタであることを特徴とする請求項3記載の色補正装置。
- 熱エネルギーが供給されることによりそれぞれがシアン、マゼンタ、イエローに発色する感度が異なる感熱発色層が積層された直接感熱式カラー記録媒体に、発色させるための熱エネルギーが低い方からイエロー、マゼンタ、シアンの順に発色させてカラー画像を形成する場合の色補正方法であって、
グレー画像形成時のイエロー成分画像を形成する場合には、イエローの信号値対濃度特性を、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とし、
イエロー色の画像を形成する場合、及び緑色の画像を形成する場合のイエロー成分画像には、イエローの信号値対濃度特性を、マゼンタ色感熱発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時のイエロー成分画像を形成する場合におけるイエローの信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値がマゼンタ色感熱発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とし、
グレー画像形成時のマゼンタ成分画像を形成する場合には、マゼンタの信号値対濃度特性を、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とし、
マゼンタ色の画像を形成する場合、及び赤色の画像を形成する場合のマゼンタ成分画像には、マゼンタの信号値対濃度特性を、シアン色感熱発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時のマゼンタ成分画像を形成するときにおけるマゼンタの信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値がシアン色感熱発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とする
ことを特徴とする色補正方法。 - 熱エネルギーが供給されることによりそれぞれがシアン、マゼンタ、イエローに発色する感度が異なる感熱発色層が積層された直接感熱式カラー記録媒体に、発色させるための熱エネルギーが低い方からイエロー、マゼンタ、シアンの順に発色させてカラー画像を形成する場合の色補正装置であって、
グレー画像形成時のイエロー成分画像を形成する場合には、イエローの信号値対濃度特性を、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とする手段と、
イエロー色の画像を形成する場合、及び緑色の画像を形成する場合のイエロー成分画像には、イエローの信号値対濃度特性を、マゼンタ色感熱発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時のイエロー成分画像を形成する場合におけるイエローの信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値がマゼンタ色感熱発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とする手段と、
グレー画像形成時のマゼンタ成分画像を形成する場合には、マゼンタの信号値対濃度特性を、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増する特性とする手段と、
マゼンタ色の画像を形成する場合、及び赤色の画像を形成する場合のマゼンタ成分画像には、マゼンタの信号値対濃度特性を、シアン色感熱発色層が発色する熱エネルギーとなる濃度値に達するまでは、信号値が大きくなるに従って濃度が略直線的に漸増し、且つグレー画像形成時のマゼンタ成分画像を形成するときにおけるマゼンタの信号値対濃度特性よりも濃度値が高くなり、濃度値がシアン色感熱発色層が発色する濃度に達したら一定濃度値とする特性とする手段と
を備えることを特徴とする色補正装置。
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