JP3733625B2 - 3次元計測のための撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物体にスリット光を照射して物体形状を非接触で計測する3次元計測のための撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レンジファインダと呼称される非接触型の3次元計測装置は、接触型に比べて高速の計測が可能であることから、CGシステムやCADシステムへのデータ入力、身体計測、ロボットの視覚認識などに利用されている。
【0003】
レンジファインダに好適な計測方法としてスリット光投影法(光切断法ともいう)が知られている。この方法は、物体を光学的に走査して3次元画像(距離画像)を得る方法であり、特定の検出光を照射して物体を撮影する能動的計測方法の一種である。3次元画像は、物体上の複数の部位の3次元位置を示す画素の集合である。スリット光投影法では、検出光として断面が直線状のスリット光が用いられる。
【0004】
図15はスリット光投影法の概要を示す図、図16はスリット光投影法による計測の原理を説明するための図である。
計測対象の物体Qに断面が細い帯状のスリット光Uを照射し、その反射光を例えば2次元イメージセンサの撮像面S2に入射させる〔図15(a)〕。物体Qの照射部分が平坦であれば、撮影像(スリット画像)は直線になる〔図15(b)〕。照射部分に凹凸があれば、直線が曲がったり階段状になったりする〔図15(c)〕。つまり、計測装置と物体Qとの距離の大小が撮像面S2における反射光の入射位置に反映する〔図15(d)〕。スリット光Uをその幅方向に偏向することにより、受光側から見える範囲の物体表面を走査して3次元位置をサンプリングすることができる。サンプリング点数はイメージセンサの画素数に依存する。
【0005】
図16において、投光の起点Aと受光系のレンズの主点Oとを結ぶ基線AOが受光軸と垂直になるように、投光系と受光系とが配置されている。受光軸は撮像面S2に対して垂直である。なお、レンズの主点とは、有限遠の被写体の像が撮像面S2に結像したときの、いわゆる像距離(image distance)bだけ撮像面S2から離れた受光軸上の点である。像距離bは、受光系の焦点距離fとピント調整のためのレンズ繰出し量との和である。
【0006】
主点Oを3次元直交座標系の原点とする。受光軸がZ軸、基線AOがY軸、スリット光の長さ方向がX軸である。スリット光Uが物体上の点P(X,Y,Z)を照射したときの投光軸と投光基準面(受光軸と平行な投光面)との角度をθa、受光角をθpとすると、点Pの座標Zは(1)式で表される。
【0007】
基線長L=L1+L2=Ztanθa+Ztanθp
∴ Z=L/(tanθa+tanθp) …(1)
なお、受光角θpとは、点Pと主点Oとを結ぶ直線と、受光軸を含む平面(受光軸平面)とのなす角度である。
【0008】
撮像倍率β=b/Z であるので、撮像面S2の中心と受光画素とのX方向の距離をxp、Y方向の距離をypとすると〔図16(a)参照〕、点Pの座標X,Yは、(2),(3)式で表される。
【0009】
X=xp/β …(2)
Y=yp/β …(3)
角度θaはスリット光Uの偏向の角速度によって一義的に決まる。受光角θpはtanθp=b/ypの関係から算出できる。つまり、撮像面S2上での位置(xp,yp)を測定することにより、そのときの角度θaに基づいて点Pの3次元位置を求めることができる。
【0010】
図16(c)のように受光系にズームレンズ群を設けた場合には、主点Oは後側主点H’となる。後側主点H’と前側主点Hとの距離をMとすると、点Pの座標Zは(1B)式で表される。
【0011】
L=L1+L2=Ztanθa+(Z−M)tanθp
∴ Z=(L+Mtanθp)/(tanθa+tanθp) …(1B)
以上の原理のスリット光投影法による計測において、例えばCCDセンサのように撮像面S2が有限個の画素からなる撮像手段を用いる場合には、計測の分解能が撮像手段の画素ピッチに依存する。ただし、撮像面S2上でのスリット光UのY方向(走査方向)の幅が複数画素分となるようにスリット光Uを設定することにより、分解能を高めることができる。
【0012】
図17は分解能を高める方法の一例を説明するための図である。
物体上の照射部分の反射率が均一であるものと仮定すると、受光強度はY方向に拡がる正規分布となる。この正規分布の有効強度範囲が複数画素分であれば、各画素gの受光量に対する補間演算を行うことにより、最大強度位置(重心と呼ぶ)を画素ピッチ以下の単位で測定できることになる。補間演算は、各画素の受光量に正規分布をフィットさせるものである。演算で求めた重心に基づいて座標Z,X,Yを求める。この手法によれば、実際の分解能は1/8〜1/10画素程度になる。
【0013】
撮像面S2上でのスリット光Uの幅を複数画素分とするには、投光の段階でスリット光Uの幅(走査方向の長さ)を拡げておけばよい。ただし、そうすると、物体Q上でもスリット光UのY方向の幅が拡がるので、照射部分(点P)が例えば物体色の境目である場合に、受光強度の分布が正規分布でなくなり、測定誤差が大きくなる。この問題を解決する手法としては、物体Q上でのスリット幅ができるだけ細くなるように投光条件を設定し、受光系においてフィルタなどによりスリット光Uの幅を拡げて撮像面S2に入射させる手法がある(特開平7−174536号)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
レンジファインダにズーミング機能を設けることにより、物体Qの走査範囲を決めるフレーミングの自由度が高まる。受光側でズーミングを行うと、撮像の画角が変わる。したがって、最適幅のスリット光Uを撮像面S2に入射させるために、受光側でのズーミング状態に応じて、投光側でスリット光Uの幅を調整する必要がある。
【0015】
本発明は、スリット幅の調整が可能であり、歪みの少ないスリット光を射出することができ、しかも小型である投光装置を実現することを目的としている。他の目的はズーミング機能を有し且つ小型の3次元計測用の撮像装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の撮像装置は、レーザビームを射出する光源と、前記レーザビームのビーム径を調整するためのバリエータ光学系と、前記バリエータ光学系から射出したレーザビームを一方向に拡げてスリット光を生成するエキスパンダ光学系と、前記スリット光を偏向する光学走査手段と、を有する投光装置と、撮像面に入射した光の光量に応じた信号を出力する光電変換手段と、ズーミング機構を有し、被写体の光学像を前記撮像面に結像するように構成された受光光学系と、前記撮像面上での前記スリット光の幅を制御するスリット幅制御手段と、を備え、前記スリット幅制御手段は、前記ズーミング機構によって設定される画角に応じて、前記バリエータ光学系の光軸方向の移動制御を行うことにより前記スリット光の幅を制御するように構成されてなる
【0018】
請求項の発明の撮像装置においては、前記撮像面がマトリクス配置された受光画素からなり、前記スリット幅制御手段は、前記撮像面上での前記スリット光の幅が前記受光画素の3個分以上となるように、前記バリエータ光学系の移動制御を行う。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る計測システム1の構成図である。
計測システム1は、スリット光投影法によって立体計測を行う3次元カメラ(レンジファインダ)2と、3次元カメラ2の出力データを処理するホスト3とから構成されている。
【0020】
3次元カメラ2は、物体Q上の複数のサンプリング点の3次元位置を特定する計測データ(スリット画像データ)とともに、物体Qのカラー情報を示す2次元画像及びキャリブレーションに必要なデータを出力する。三角測量法を用いてサンプリング点の座標を求める演算処理はホスト3が担う。
【0021】
ホスト3は、CPU3a、ディスプレイ3b、キーボード3c、及びマウス3dなどから構成されたコンピュータシステムである。CPU3aには計測データ処理のためのソフトウェアが組み込まれている。ホスト3と3次元カメラ2との間では、オンライン及び可搬型の記録メディア4によるオフラインの両方の形態のデータ受渡しが可能である。記録メディア4としては、光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)、メモリカードなどがある。
【0022】
図2は3次元カメラ2の外観を示す図である。
ハウジング20の前面に投光窓20a及び受光窓20bが設けられている。投光窓20aは受光窓20bに対して上側に位置する。内部の光学ユニットOUが射出するスリット光(所定幅wの帯状のレーザビーム)Uは、投光窓20aを通って計測対象の物体(被写体)に向かう。スリット光Uの長さ方向M1の放射角度φは固定である。物体の表面で反射したスリット光Uの一部が受光窓20bを通って光学ユニットOUに入射する。なお、光学ユニットOUは、投光軸と受光軸との相対関係を適正化するための2軸調整機構を備えている。
【0023】
ハウジング20の上面には、ズーミングボタン25a,25b、手動フォーカシングボタン26a,26b、及びシャッタボタン27が設けられている。図2(b)のように、ハウジング20の背面には、液晶ディスプレイ21、カーソルボタン22、セレクトボタン23、キャンセルボタン24、アナログ出力端子31,32、デジタル出力端子33、及び記録メディア4の着脱口30aが設けられている。
【0024】
液晶ディスプレイ21(LCD)は、操作画面の表示手段及び電子ファインダとして用いられる。撮影者は背面の各ボタン21〜24によって撮影モードの設定を行うことができる。アナログ出力端子31からは計測データが出力され、アナログ出力端子31からは2次元画像信号が例えばNTSC形式で出力される。デジタル出力端子33は例えばSCSI端子である。
【0025】
図3は3次元カメラ2の機能構成を示すブロック図である。図中の実線矢印は電気信号の流れを示し、破線矢印は光の流れを示している。
3次元カメラ2は、上述の光学ユニットOUを構成する投光側及び受光側の2つの光学系40,50を有している。光学系40において、半導体レーザ(LD)41が射出する波長670nmのレーザビームは、投光レンズ系42を通過することによってスリット光Uとなり、ガルバノミラー(走査手段)43によって偏向される。半導体レーザ41のドライバ44、投光レンズ系42の駆動系45、及びガルバノミラー43の駆動系46は、システムコントローラ61によって制御される。
【0026】
光学系50において、ズームユニット51によって集光された光はビームスプリッタ52によって分光される。半導体レーザ41の発振波長帯域の光は、計測用のセンサ53に入射する。可視帯域の光は、モニタ用のカラーセンサ54に入射する。センサ53及びカラーセンサ54は、どちらもCCDエリアセンサである。ズームユニット51は内焦型であり、入射光の一部がオートフォーカシング(AF)に利用される。AF機能は、AFセンサ57とレンズコントローラ58とフォーカシング駆動系59によって実現される。ズーミング駆動系60は電動ズーミングのために設けられている。
【0027】
センサ53による撮像情報は、ドライバ55からのクロックに同期して出力処理回路62へ転送される。出力処理回路62によってセンサ53の各画素毎に対応する計測データが生成され、メモリ63,64に格納される。その後、オペレータがデータ出力を指示すると、計測データは、SCSIコントローラ66又はNTSC変換回路65によって所定形式でオンライン出力され、又は記録メディア4に格納される。計測データのオンライン出力には、アナログ出力端子31又はディジタル出力端子33が用いられる。カラーセンサ54による撮像情報は、ドライバ56からのクロックに同期してカラー処理回路67へ転送される。カラー処理を受けた撮像情報は、NTSC変換回路70及びアナログ出力端子32を経てオンライン出力され、又はディジタル画像生成部68で量子化されてカラー画像メモリ69に格納される。その後、カラー画像データがカラー画像メモリ69からSCSIコントローラ66へ転送され、ディジタル出力端子33からオンライン出力され、又は計測データと対応づけて記録メディア4に格納される。なお、カラー画像は、センサ53による距離画像と同一の画角の像であり、ホスト3側におけるアプリケーション処理に際して参考情報として利用される。カラー情報を利用する処理としては、例えばカメラ視点の異なる複数組の計測データを組み合わせて3次元形状モデルを生成する処理、3次元形状モデルの不要の頂点を間引く処理などがある。システムコントローラ61は、キャラクタジェネレータ71に対して、LCD21の画面上に適切な文字や記号を表示するための指示を与える。
【0028】
図4は投光レンズ系42の構成を示す模式図である。図4(a)は正面図であり、図4(b)は側面図である。
投光レンズ系42は、コリメータレンズ421、バリエータレンズ422、及びエキスパンダレンズ423の3つのレンズから構成されている。半導体レーザ41が射出したレーザビームに対して、次の順序で適切なスリット光Uを得るための光学的処理が行われる。まず、コリメータレンズ421によってビームが平行化される。次にバリエータレンズ422によってレーザビームのビーム径が調整される。最後にエキスパンダレンズ423によってビームがスリット長さ方向M1に拡げられる。
【0029】
バリエータレンズ422は、撮影距離及び撮影の画角に係わらず、センサ53に3以上の複数画素分の幅のスリット光Uを入射させるために設けられている。駆動系45は、システムコントローラ61の指示に従って、センサ53上でのスリット光Uの幅wを一定に保つようにバリエータレンズ422を移動させる。バリエータレンズ422と受光側のズームユニット51とは連動する。
【0030】
ガルバノミラー43による偏向の以前にスリット長を拡げることにより、偏向の後で行う場合に比べてスリット光Uの歪みを低減することができる。エキスパンダレンズ423を投光レンズ系42の最終段に配置することにより、すなわちガルバノミラー43に近づけることにより、ガルバノミラー43を小型化することができる。
【0031】
図5は受光のためのズームユニット51の模式図である。
ズームユニット51は、前側結像部515、バリエータ部514、コンペンセータ部513、フォーカシング部512、後側結像部511、及び入射光の一部をAFセンサ57に導くビームスプリッタ516から構成されている。前側結像部515及び後側結像部511は、光軸に対して固定である。
【0032】
フォーカシング部512の移動はフォーカシング駆動系59が担い、バリエータ部514の移動はズーミング駆動系60が担う。フォーカシング駆動系59は、フォーカシング部512の移動距離(繰り出し量)を指し示すフォーカシングエンコーダ59Aを備えている。ズーミング駆動系60は、バリエータ部514の移動距離(ズーム刻み値)を指し示すズーミングエンコーダ60Aを備えている。
【0033】
図6はビームスプリッタ52の模式図、図7は計測用のセンサ53の受光波長を示すグラフ、図8はモニタ用のカラーセンサ54の受光波長を示すグラフである。
【0034】
ビームスプリッタ52は、色分解膜(ダイクロックミラー)521、色分解膜521を挟む2つのプリズム522,523、プリズム522の射出面522bに設けられた赤外線カットフィルタ524、センサ53の前面側に設けられた可視カットフィルタ525、プリズム523の射出面523bに設けられた赤外線カットフィルタ526、及びローパスフィルタ527,528から構成されている。
【0035】
ズームユニット51から入射した光UCは、ローパスフィルタ527、プリズム522を通って色分解膜521に入射する。半導体レーザ41の発振帯域の光U0は色分解膜521で反射し、プリズム522の入射面522aで反射した後、射出面522bからセンサ53に向かって射出する。プリズム522から射出した光U0の内、赤外線カットフィルタ524及び可視カットフィルタ525を透過した光がセンサ53によって受光される。一方、色分解膜521を透過した光C0は、プリズム523を通って射出面523bからカラーセンサ54に向かって射出する。プリズム523から射出した光C0の内、赤外線カットフィルタ526及びローパスフィルタ528を透過した光がカラーセンサ54によって受光される。
【0036】
図7において、破線で示されるように色分解膜521は、スリット光の波長(λ:670nm)を含む比較的に広範囲の波長帯域の光を反射する。つまり、色分解膜521の波長選択性は、スリット光のみを選択的にセンサ53に入射させる上で不十分である。しかし、ビームスプリッタ52では、鎖線で示される特性の赤外線カットフィルタ524と、実線で示される特性の可視カットフィルタ525とが設けられているので、最終的にセンサ53に入射する光は、図7において斜線で示される狭い範囲の波長の光である。これにより、環境光の影響の小さい、すなわち光学的SN比が大きい計測を実現することができる。
【0037】
一方、カラーセンサ54には、図8に実線で示される特性の赤外線カットフィルタ528によって、破線で示される特性の色分解膜521を透過した赤外帯域の光が遮断されるので、可視光のみが入射する。これにより、モニタ画像の色再現性が高まる。
【0038】
なお、赤外線カットフィルタ524及び可視カットフィルタ525の2個のフィルタを用いる代わりに、赤外線及び可視光を遮断する特性をもつ1個のフィルタを用いてもよい。赤外線カットフィルタ524及び可視カットフィルタ525の両方をプリズム522の側に設けてもよいし、逆に両方のフィルタをセンサ53の側に設けてもよい。図6の例とは逆に、可視カットフィルタ525をプリズム522の側に設け、赤外線カットフィルタ524をセンサ53の側に設けてもよい。
【0039】
図9は計測システム1における3次元位置の算出の原理図である。同図では理解を容易にするため、図15及び図16と対応する要素には同一の符号を付してある。
【0040】
センサ53の撮像面S2上で複数画素分となる比較的に幅の広いスリット光Uを物体Qに照射する。具体的にはスリット光Uの幅を5画素分とする。スリット光Uは、サンプリング周期毎に撮像面S2上で1画素ピッチpvだけ移動するように、図9の上から下に向かって偏向され、それによって物体Qが走査される。サンプリング周期毎にセンサ53から1フレーム分の光電変換情報が出力される。
【0041】
撮像面S2の1つの画素gに注目すると、走査中に行うN回のサンプリングの内の5回のサンプリングにおいて有効な受光データが得られる。これら5回分の受光データに対する補間演算によって注目画素gがにらむ範囲の物体表面agをスリット光Uの光軸が通過するタイミング(時間重心Npeak:注目画素gの受光量が最大となる時刻)を求める。図9(b)の例では、n回目とその1つ前の(n−1)回目の間のタイミングで受光量が最大である。求めたタイミングにおけるスリット光の照射方向と、注目画素に対するスリット光の入射方向との関係に基づいて、物体Qの位置(座標)を算出する。これにより、撮像面の画素ピッチpvで規定される分解能より高い分解能の計測が可能となる。
【0042】
注目画素gの受光量は物体Qの反射率に依存する。しかし、5回のサンプリングの各受光量の相対比は受光の絶対量に係わらず一定である。つまり、物体色の濃淡は計測精度に影響しない。
【0043】
本実施形態の計測システム1では、3次元カメラ2がセンサ53の画素g毎に5回分の受光データを計測データとしてホスト3に出力し、ホスト3が計測データに基づいて物体Qの座標を算出する。3次元カメラ2の出力処理回路62(図3参照)は、各画素gに対応した計測データの生成を担う。
【0044】
図10は出力処理回路62のブロック図、図11はセンサ53の読出し範囲を示す図である。
出力処理回路62は、センサ53の出力する各画素gの光電変換信号を8ビットの受光データに変換するAD変換部620、直列接続された4つのフレームディレイメモリ621〜624、有効な5回分の受光データを記憶するための5つのメモリバンク625A〜E、受光データが最大となるフレーム番号(サンプリング番号)FNを記憶するためのメモリバンク625F、コンパレータ626、フレーム番号FNを指し示すジェネレータ627、及びメモリバンク625A〜Fのアドレス指定などを行う図示しないメモリ制御手段から構成されている。各メモリバンク625A〜Eは、計測のサンプリング点数(つまり、センサ53の有効画素数)と同数の受光データを記憶可能な容量をもつ。
【0045】
4つのフレームディレイメモリ621〜624でデータ遅延を行うことにより、個々の画素gについて5フレーム分の受光データを同時にメモリバンク625A〜Eに格納することが可能になっている。なお、センサ53における1フレームの読出しは、撮像面S2の全体ではなく、高速化を図るために図11のように撮像面S2の一部の有効受光領域(帯状画像)Aeのみを対象に行われる。有効受光領域Aeはスリット光Uの偏向に伴ってフレーム毎に1画素分だけシフトする。本実施形態では、有効受光領域Aeのシフト方向の画素数は32に固定されている。CCDエリアセンサの撮影像の一部のみを読み出す手法は、特開平7−174536号公報に開示されている。
【0046】
AD変換部620は、1フレーム毎に32ライン分の受光データD620を画素gの配列順にシリアルに出力する。各フレームディレイメモリ621〜624は、31(=32−1)ライン分の容量をもつFIFOである。
【0047】
AD変換部620から出力された注目画素gの受光データD620は、2フレーム分だけ遅延された時点で、コンパレータ626によって、メモリバンク625Cが記憶する注目画素gについての過去の受光データD620の最大値と比較される。遅延された受光データD620(フレームディレイメモリ622の出力)が過去の最大値より大きい場合に、その時点のAD変換部620の出力及び各フレームディレイメモリ621〜624の出力が、メモリバンク625A〜Eにそれぞれ格納され、メモリバンク625A〜Eの記憶内容が書換えられる。これと同時にメモリバンク625Fには、メモリバンク625Cに格納する受光データD620に対応したフレーム番号FNが格納される。
【0048】
すなわち、n番目(n<N)のフレームで注目画素gの受光量が最大になった場合には、メモリバンク625Aに(n+2)番目のフレームのデータが格納され、メモリバンク625Bに(n+1)番目のフレームのデータが格納され、メモリバンク625Cにn番目のフレームのデータが格納され、メモリバンク625Dに(n−1)番目のフレームのデータが格納され、メモリバンク625Eに(n−2)番目のフレームのデータが格納され、メモリバンク625Fにnが格納される。
【0049】
次に、3次元カメラ2及びホスト3の動作を計測の手順と合わせて説明する。以下では、計測のサンプリング点数を200×231とする。すなわち、撮像面S2におけるスリット長さ方向の画素数は231であり、実質的なフレーム数Nも200である。
【0050】
ユーザー(撮影者)は、LCD21が表示するカラーモニタ像を見ながら、カメラ位置と向きとを決め、画角を設定する。その際、必要に応じてズーミング操作を行う。3次元カメラ2ではカラーセンサ54に対する絞り調整は行われず、電子シャッタ機能により露出制御されたカラーモニタ像が表示される。これは、絞りを開放状態とすることによってセンサ53の入射光量をできるだけ多くするためである。
【0051】
図12は3次元カメラ2におけるデータの流れを示す図、図13はホスト3におけるデータの流れを示す図、図14は光学系の各点と物体Qとの関係を示す図である。
【0052】
ユーザーによる画角選択操作(ズーミング)に応じて、ズームユニット51のバリエータ部514の移動が行われる。また、フォーカシング部512の移動による手動又は自動のフォーカシングが行われる。フォーカシングの過程でおおよその対物間距離d0 が測定される。
【0053】
このような受光系のレンズ駆動に呼応して、投光側のバリエータレンズ422の移動量が図示しない演算回路によって算出され、算出結果に基づいてバリエータレンズ422の移動制御が行われる。
【0054】
システムコントローラ61は、レンズコントローラ58を介して、フォーカシングエンコーダ59Aの出力(繰り出し量Ed)及びズーミングエンコーダ60Aの出力(ズーム刻み値fp)を読み込む。システムコントローラ61の内部において、歪曲収差テーブルT1、主点位置テーブルT2、及び像距離テーブルT3が参照され、繰り出し量Ed及びズーム刻み値fpに対応した撮影条件データがホスト2へ出力される。ここでの撮影条件データは、歪曲収差パラメータ(レンズ歪み補正係数d1,d2)、前側主点位置FH、及び像距離bである。前側主点位置FHは、ズームユニット51の前側端点Fと前側主点Hとの距離で表される。前側端点Fは固定であるので、前側主点位置FHにより前側主点Hを特定することができる。
【0055】
システムコントローラ61は、半導体レーザ41の出力(レーザ強度)及びスリット光Uの偏向条件(走査開始角、走査終了角、偏向角速度)を算定する。
この算定方法を詳しく説明する。まず、おおよその対物間距離d0 に平面物体が存在するものとして、センサ53の中央で反射光を受光するように投射角設定を行う。以下で説明するレーザ強度の算定のためのパルス点灯は、この設定された投射角で行う。
【0056】
次にレーザ強度を算定する。レーザ強度の算定に際しては、人体を計測する場合があるので、安全性に対する配慮が不可欠である。まず、最小強度LDminでパルス点灯し、センサ53の出力を取り込む。取り込んだ信号〔Son(LDmin)〕と適正レベルStypとの比を算出し、仮のレーザ強度LD1を設定する。
【0057】
LD1=LDmin×Styp/MAX〔Son(LDmin)〕
続いてレーザ強度LD1で再びパルス点灯し、センサ53の出力を取り込む。取り込んだ信号〔Son(LD1)〕が適正レベルStyp又はそれに近い値であれば、LD1をレーザ強度LDsと決める。他の場合には、レーザ強度LD1とMAX〔Son(LD1)〕とを用いて仮のレーザ強度LD1を設定し、センサ53の出力と適正レベルStypとを比較する。センサ53の出力が許容範囲内の値となるまで、レーザ強度の仮設定と適否の確認とを繰り返す。なお、センサ53の出力の取り込みは、撮像面S2の全面を対象に行う。これは、AFによる受動的な距離算出では、スリット光Uの受光位置を高精度に推定することが難しいためである。センサ53におけるCCDの積分時間は1フィールド時間(例えば1/60秒)であり、実際の計測時における積分時間より長い。このため、パルス点灯を行うことにより、計測時と等価なセンサ出力を得る。
【0058】
次に、投射角と、レーザ強度が決定したときのスリット光Uの受光位置から、三角測量により対物間距離dを決定する。
最後に、決定された対物間距離dに基づいて、偏向条件を算出する。偏向条件の算定に際しては、対物間距離dの測距基準点である受光系の後側主点H’と投光の起点AとのZ方向(図16参照)のオフセットdoffを考慮する。また、走査方向の端部においても中央部と同様の計測可能距離範囲d’を確保するため、所定量(例えば8画素分)のオーバースキャンを行うようにする。走査開始角th1、走査終了角th2、偏向角速度ωは、次式で表される。
【0059】
Figure 0003733625
このようにして算出された条件で次に本発光に移り、物体Qの走査(スリット投影)が行われ、上述の出力処理回路52によって得られた1画素当たり5フレーム分の計測データ(スリット画像データ)D62がホスト2へ送られる。同時に、偏向条件(偏向制御データ)及びセンサ53の仕様などを示す装置情報D10も、ホスト3へ送られる。表1は3次元カメラ2がホスト3へ送る主なデータをまとめたものである。
【0060】
【表1】
Figure 0003733625
【0061】
図13のように、ホスト3においては、スリット重心演算#31、歪曲収差の補正演算#32、カメラ視線方程式の演算#33、スリット面方程式の演算#34、及び3次元位置演算#35が実行され、それによって200×231個のサンプリング点の3次元位置(座標X,Y,Z)が算定される。サンプリング点はカメラ視線(サンプリング点と後側主点H’とを結ぶ直線)とスリット面(サンプリング点を照射するスリット光Uの光軸面)との交点である。
【0062】
スリット光Uの時間重心Npeak(図9参照)は、各サンプリング時の受光データD(i)を用いて(3)式で与えられる。
Figure 0003733625
5つの受光データの内の最小のデータminD(i)を差し引いて加重平均を求めることにより、環境光の影響を軽減することができる。
【0063】
カメラ視線方程式は(4)式及び(5)式である。
(u−u0)=(xp)=(b/pu)×〔X/(Z−FH)〕 …(4)
(v−v0)=(yp)=(b/pv)×〔Y/(Z−FH)〕 …(5)
b:像距離
FH:前側主点位置
pu:撮像面における水平方向の画素ピッチ
pv:撮像面における垂直方向の画素ピッチ
u:撮像面における水平方向の画素位置
u0:撮像面における水平方向の中心画素位置
v:撮像面における垂直方向の画素位置
v0:撮像面における垂直方向の中心画素位置
スリット面方程式は(6)式である。
【0064】
【数1】
Figure 0003733625
【0065】
幾何収差は画角に依存する。歪はほぼ中心画素を中心として対象に生じる。したがって、歪み量は中心画素からの距離の関数で表される。ここでは、距離の3次関数で近似する。2次の補正係数をd1、3次の補正係数をd2とする。補正後の画素位置u’,v’は(7)式及び(8)式で与えられる。
【0066】
Figure 0003733625
上述の(4)式及び(5)式において、uに代えてu’を代入し、vに代えてv’を代入することにより、歪曲収差を考慮した3次元位置を求めることができる。なお、キャリブレーションについては、電子情報通信学会研究会資料PRU91-113[カメラの位置決めのいらない画像の幾何学的補正]小野寺・金谷、電子情報通信学会論文誌D-II vol. J74-D-II No.9 pp.1227-1235,'91/9 [光学系の3次元モデルに基づくレンジファインダの高精度キャリブレーション法]植芝・吉見・大島、などに詳しい開示がある。
【0067】
上述の実施形態は、計測データD62に基づいて3次元位置を算出する演算をホスト3が担うものであるが、3次元カメラ2に3次元位置を算出する演算機能を設けてもよい。3次元位置をルックアップテーブル方式で算定することも可能である。受光側の光学系50において、ズームユニット51に代えて交換レンズによって撮像倍率を変更してもよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、ズーミング機能を有した3次元計測用の撮像装置の小型化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、3次元計測の分解能を光電変換手段の画素ピッチで定まる値以上とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る計測システムの構成図である。
【図2】3次元カメラの外観を示す図である。
【図3】3次元カメラの機能構成を示すブロック図である。
【図4】投光レンズ系の構成を示す模式図である。
【図5】受光のためのズームユニットの模式図である。
【図6】ビームスプリッタの模式図である。
【図7】計測用のセンサの受光波長を示すグラフである。
【図8】モニタ用のカラーセンサの受光波長を示すグラフである。
【図9】計測システムにおける3次元位置の算出の原理図である。
【図10】出力処理回路のブロック図である。
【図11】センサの読出し範囲を示す図である。
【図12】3次元カメラにおけるデータの流れを示す図である。
【図13】ホストにおけるデータの流れを示す図である。
【図14】光学系の各点と物体との関係を示す図である。
【図15】スリット光投影法の概要を示す図である。
【図16】スリット光投影法による計測の原理を説明するための図である。
【図17】分解能を高める方法の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
2 3次元カメラ(撮像装置)
40 投光側の光学系(投光装置)
41 半導体レーザ(光源)
43 ガルバノミラー(光学走査手段)
51 ズーミングユニット(ズーミング機構)
53 計測用のセンサ(光電変換手段)
61 システムコントローラ(スリット幅制御手段)
422 バリエータレンズ(バリエータ光学系)
423 エキスパンダレンズ(エキスパンダ光学系)
U スリット光
g 画素(受光画素)
S2 撮像面

Claims (2)

  1. レーザビームを射出する光源と、前記レーザビームのビーム径を調整するためのバリエータ光学系と、前記バリエータ光学系から射出したレーザビームを一方向に拡げてスリット光を生成するエキスパンダ光学系と、前記スリット光を偏向する光学走査手段と、を有する投光装置と、
    撮像面に入射した光の光量に応じた信号を出力する光電変換手段と、
    ズーミング機構を有し、被写体の光学像を前記撮像面に結像するように構成された受光光学系と、
    前記撮像面上での前記スリット光の幅を制御するスリット幅制御手段と、を備え、
    前記スリット幅制御手段は、前記ズーミング機構によって設定される画角に応じて、前記バリエータ光学系の光軸方向の移動制御を行うことにより前記スリット光の幅を制御するように構成されてなる
    ことを特徴とする3次元計測のための撮像装置。
  2. 前記撮像面がマトリクス配置された受光画素からなり、
    前記スリット幅制御手段は、前記撮像面上での前記スリット光の幅が前記受光画素の3個分以上となるように、前記バリエータ光学系の移動制御を行う
    請求項記載の3次元計測のための撮像装置。
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