JP3733023B2 - 発光装置の駆動回路 - Google Patents
発光装置の駆動回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3733023B2 JP3733023B2 JP2000398016A JP2000398016A JP3733023B2 JP 3733023 B2 JP3733023 B2 JP 3733023B2 JP 2000398016 A JP2000398016 A JP 2000398016A JP 2000398016 A JP2000398016 A JP 2000398016A JP 3733023 B2 JP3733023 B2 JP 3733023B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emitting
- led
- zener diode
- light
- drive circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of El Displays (AREA)
- Led Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は発光装置の駆動回路に関し、特に、GaN系発光ダイオード(以下、LEDと称する)を使用した文字情報や映像情報などを表示可能なLEDディスプレイユニットを駆動する発光装置の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、各画素に赤と黄緑の発光色のLEDを設けることにより、赤と黄緑の単色発光とこれらを組合せた混合色(オレンジ)の発光が可能になるダイナミック駆動方式のLED表示装置の一例を示すブロック図であり、図4は図3のLEDマトリクスの回路図である。
【0003】
図3に示すLED表示装置に用いるLEDマトリクス3は16×16ドット構成による256画素にそれぞれ赤色と黄緑色のLEDをマトリクス状に配置したものである。すなわち、図4に示すように、横方向に16本のX軸ライン1aが設けられるとともに、このX軸ライン1aに直交する縦方向に16本ずつの赤と黄緑のYR軸ライン1bとYG軸ライン1cが設けられている。そして、このX軸とYR軸ラインの交差部には赤色LED1dが接続され、X軸とYG軸ラインの交差部には黄緑色LED1eがそれぞれ接続されている。
【0004】
このようなLEDマトリクス3は図3に示す構成によって表示駆動される。すなわち、シフトレジスタ/ドライバ4にはクロック信号に同期してRデータが入力され、シフトレジスタ/ドライバ5にはGデータが入力される。そして、シフトレジスタ/ドライバ4,5に所定数のデータが入力されるとラッチ信号によってシフトレジスタに入力データがラッチされ、定電流ドライバによってLEDが駆動される。このとき、該当するX軸ラインを指定するために、アドレス信号A0〜A3が入力され、デコーダ1でデコードされた後、ドライバ2によって指定されたX軸ラインが駆動される。
【0005】
この動作を16ライン繰返すことにより1画面の表示が行われる。また、この画面を100〜200回/秒繰返すことにより、ちらつきのない安定した表示をすることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、GaN系などの化合物半導体は、逆方向に印加される電圧に対して弱く、半導体層が破壊されることがある。GaN系化合物半導体は、その逆方向耐圧が50V程度と低く、逆方向の印加電圧に対して特に破壊しやすい。
【0007】
また、外部からサージ電圧などの大きな電圧が印加される場合、GaN系半導体では順方向電圧でも150V程度で破壊されやすい問題がある。このため、外部から静電気が印加されないような保護処理を施さずにユニットを取扱うと、内部のGaN系LEDが破壊されてしまうという問題があり、そのための対策が必要となる。
【0008】
図5はLEDに対して保護用のツェナダイオードを並列接続した例を示す回路図である。この図5に示した例では、図4に示したLED1d,1eのうちの一方の系統のみを示している。各LED11〜LED33にはツェナダイオードZ11〜Z33が並列接続され、LED11〜LED33は駆動用のトランジスタTR1〜TR3,TR5〜TR7によって駆動される。
【0009】
ツェナダイオードZ11〜Z33は外部から加えられるサージ電圧などの大きな電圧をLED11〜LED33に加わらないようにバイパスさせるためのものである。これにより、外部からのサージ電圧などの大きな電圧によるLEDの破壊を防止できる。
【0010】
しかしながら、図5に示すたとえばLED22を点灯するためにトランジスタTR2およびTR5をオンにすると、矢印Aで示すようにツェナダイオードZ11を介してリーク電流が流れ、LED22が点灯するのみでなく、LED21とLED12も微点灯するという問題を生じる。しかも、各LED11〜LED33に対してツェナダイオードZ11〜Z33を接続するため、LEDと同数のツェナダイオードが必要となってしまう。
【0011】
それゆえに、この発明の主たる目的は、保護用のツェナダイオードの数を少なくし得る発光装置の駆動回路を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る発光装置の駆動回路は、ドットマトリクス状に配列されたGaN系発光ダイオードを駆動するための駆動回路であって、ドットマトリクス状に配列された各列の発光ダイオードのアノード側共通ラインと接地間にツェナダイオードを接続したことを特徴とする。
【0014】
また、この発明に係る発光装置の駆動回路は、ドットマトリクス状に配列されたGaN系発光ダイオードを駆動するための駆動回路であって、ドットマトリクス状に配列された各行の発光ダイオードのカソード側共通ラインと電源端子との間にツェナダイオードを接続したことを特徴とする。
【0016】
このように各発明は、各発光ダイオードに対して並列にツェナダイオードを接続するものに比べて、ツェナダイオードの数を大幅に削減することができ、部品点数が少なくなることにより回路規模を小さくすることができ、実装工数も低減できる。
【0017】
また、ツェナダイオードの順方向電圧はGaN系発光ダイオードの逆方向電圧より小さく、ツェナダイオードの逆方向ブレーク電圧はGaN系発光ダイオードの順方向破壊電圧よりも小さいことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一実施形態のドットマトリクスを示す回路図である。
【0020】
図1において、LED11〜LED44が4行(N行),4列(M列)のマトリクス状に配列されており、各行に対応してドライバ用のトランジスタTR1〜TR4のコレクタが接続されており、各列に対応してドライバ用のトランジスタTR5〜TR8のコレクタが接続される。トランジスタTR1〜TR4の各エミッタにはLED電源電圧VLEDが供給されている。トランジスタTR5〜TR8のエミッタは接地されている。
【0021】
なお、図1においてLED11〜LED44は赤色または黄緑色のLEDの一方のみを示しており、他方は図示を省略している。
【0022】
LED電源電圧VLEDの供給端子と接地間にはツェナダイオードZ1が接続されている。このツェナダイオードZ1は表示装置の電源ラインからドットマトリクスユニットに混入するサージを接地側に逃がす機能を果たす。
【0023】
また、各LED11〜LED44のアノードの共通ラインと接地間にツェナダイオードZ2〜Z5を接続すれば、アノードのX軸共通ラインにサージが混入しても、ツェナダイオードZ2〜Z5を介してサージを接地側に逃がすことができる。
【0024】
さらに、各LED11〜LED44のカソードの共通ラインとLED電源電圧VLEDの端子との間にツェナダイオードZ6〜Z9を接続することにより、Y軸データラインにサージが混入してもツェナダイオードZ6〜Z9を介して電源端子側にサージ電圧を逃がすことができ、GaN系LED11〜LED44を保護することができる。
【0025】
しかも、ドライバ用トランジスタTR1〜TR8で各行,各列を駆動しても、1つのLEDのみが点灯し、図5に示したように他のLEDが微点灯することはない。
【0026】
図2はこの発明の他の実施形態を示すドットマトリクスの回路図である。図2において、N行,M列(4行,4列)のマトリクス状に配列さたLED11〜LED44のうち、1行目X1と1列目Y1,2行目X2と2列目Y2,3行目X3と3列目Y3,4行目X4と4列目Y4の交点のLED11,22,33,44に対して正逆に直列接続したツェナダイオードZa,Zb,Zc,Zdが並列接続される。これにより、ある軸上ラインにサージ電圧が混入しても、ツェナダイオードZa〜Zdを介して逃がすことができるため、LED11〜LED44にサージ電圧が印加されることがなく、GaN系LEDを保護できる。
【0027】
なお、この図2においても、LED11〜LED44は赤色と黄緑色のLEDの一方のみを示し、他方を省略している。
【0028】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ドットマトリクス状に配列された各列の発光ダイオードのアノード側共通ラインと接地間にツェナーダイオードを接続するか、各行の発光ダイオードのカソード側共通ラインと電源端子との間にツェナーダイオードを接続することにより、各発光ダイオードに対して並列にツェナダイオードを接続するものに比べて、ツェナダイオードの数を大幅に削減することができ、部品点数が少なくなることにより回路規模を小さくすることができ、実装工数も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のドットマトリクスの回路図である。
【図2】 この発明の他の実施形態のドットマトリクスの回路図である。
【図3】 ダイナミック駆動方式の発光ダイオード表示装置の一例を示すブロック図である。
【図4】 図3に示した発光ダイオード表示装置のLEDマトリクスの具体的な回路図である。
【図5】 LEDマトリクスの各発光ダイオードにツェナダイオードを並列接続した例を示す回路図である。
【符号の説明】
LED11〜LED44 発光ダイオード、TR1〜TR4,TR5〜TR8
トランジスタ、Z1〜Z9,Za〜Zd ツェナダイオード。
Claims (3)
- ドットマトリクス状に配列されたGaN系発光ダイオードを駆動するための駆動回路であって、
前記ドットマトリクス状に配列された各列の発光ダイオードのアノード側共通ラインと接地間にツェナダイオードを接続したことを特徴とする、発光装置の駆動回路。 - ドットマトリクス状に配列されたGaN系発光ダイオードを駆動するための駆動回路であって、
前記ドットマトリクス状に配列された各行の発光ダイオードのカソード側共通ラインと電源端子との間にツェナダイオードを接続したことを特徴とする、発光装置の駆動回路。 - 前記ツェナダイオードの順方向電圧は前記GaN系発光ダイオードの逆方向電圧より小さく、前記ツェナダイオードの逆方向ブレーク電圧は前記GaN系発光ダイオードの順方向破壊電圧よりも小さいことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の発光装置の駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000398016A JP3733023B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 発光装置の駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000398016A JP3733023B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 発光装置の駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002198565A JP2002198565A (ja) | 2002-07-12 |
JP3733023B2 true JP3733023B2 (ja) | 2006-01-11 |
Family
ID=18863064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000398016A Expired - Fee Related JP3733023B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 発光装置の駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3733023B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100936399B1 (ko) * | 2009-08-28 | 2010-01-12 | (주)윌넷 | Led 전광판의 동적 구동장치 |
JP2018202026A (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-27 | 株式会社オリンピア | 遊技機 |
CN113393806B (zh) * | 2021-06-30 | 2023-01-03 | 上海天马微电子有限公司 | 显示面板以及显示装置 |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000398016A patent/JP3733023B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002198565A (ja) | 2002-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8963816B2 (en) | Light emitting display and method of driving thereof | |
CN100520885C (zh) | 显示器和显示面板及其驱动方法 | |
EP1580718B1 (en) | Display and its driving method, and electronic device | |
US7920109B2 (en) | Emission driving device of organic light emitting display device | |
JP2005346075A (ja) | フラットパネルディスプレイ装置、その駆動方法およびフラットパネルディスプレイ装置制御用マルチプレクサ | |
US10977984B2 (en) | Pixel circuit and driving method thereof, display panel and video wall | |
KR102137636B1 (ko) | 접점 수가 감소한 픽셀 및 디지털 구동 방법 | |
KR20080001099A (ko) | 정전기 방전 회로 및 이를 구비한 액정표시장치 | |
CN109064973B (zh) | 显示方法和显示装置 | |
CN111430433A (zh) | 显示面板及显示装置 | |
US7486261B2 (en) | Electro-luminescent display device | |
JP3733023B2 (ja) | 発光装置の駆動回路 | |
CN112599077B (zh) | 微发光二极管显示装置及其亚像素电路 | |
US20220036791A1 (en) | Driving method of display panel and display device | |
JP5134242B2 (ja) | 有機el表示装置 | |
CN112750396A (zh) | 显示面板和显示装置 | |
JP2004247130A (ja) | アクティブマトリックス有機発光ダイオードパネルの歩留りと均一性を向上する装置 | |
US20070222716A1 (en) | Source driver and driving method for display | |
US11170705B2 (en) | Minimulized pixel circuit | |
CN101996576B (zh) | 显示装置 | |
CN1180881A (zh) | 用于扫描单片集成led阵列的驱动装置 | |
JPH10261819A (ja) | Led駆動回路装置 | |
KR102270511B1 (ko) | Pwm 구동을 정지시킬 수 있는 픽셀구동회로 | |
JP2004101983A (ja) | 固定パターン表示パネル作成方法及び表示パネル | |
US11928996B2 (en) | Display apparatus, drive chip, and electronic device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040702 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051014 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3733023 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081021 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |