JP3732997B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料ディスペンサ、自動販売機に搭載する、バッグインボックス等の原料容器に充填された液体原料を注出して提供する飲料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲料ディスペンサや自動販売機では、コールド飲料供給の原料容器として、衛生上の観点、また、原料がなくなった場合の対応が行い易い等の理由から、液体原料を袋に充填し、この袋を輸送箱の中に収めた液体原料容器(バッグインボックス)の使用が広く普及している。バッグインボックスには、容器下方に連通され、容器内に充填された液体原料を注出するためのチューブが設けられている。液体原料がなくなった場合には、中身のなくなったバッグインボックスと新しいバッグインボックスとを入れ替えて使用する。
【0003】
ここで、従来のバッグインボックスに充填された液体原料を注出して提供する飲料供給装置の一例として飲料ディスペンサを図に基づいて説明する。
【0004】
図4は飲料ディスペンサ1を示す構成図である。飲料ディスペンサ本体2、飲料ディスペンサ本体2内に設けられたバッグインボックス冷蔵室3、バッグインボックス冷蔵室3の前扉4、バッグインボックス冷蔵室3に収納されたバッグインボックス(以下BIBと略する)5、BIB5下方から伸びる液体原料注出チューブ6、液体原料注出チューブ6に連通し、供給制御部からの信号で、後述する筒体内に設けた摺動体の往復摺動によりBIB5内の液体原料を所定体積量押し出す働きをする液体原料注出部(以下注出部と略する)7、注出部7の先には液体原料をカップ23に供給する液体原料供給ノズル8が設けられている。
【0005】
冷却水槽9は水槽内の冷却水で希釈水冷却コイル11内の希釈水を冷やす働きをしていて、冷却器10にて水槽内の冷却水が冷やされている。希釈水冷却コイル11出口側には希釈水の流量を計測し、供給制御部に計測信号を出力する流量計12、供給制御部からの信号で希釈水供給をオン、オフする働きをする供給電磁弁13を介して、希釈水をカップ23に供給する希釈水供給ノズル14が設けられている。また、希釈水冷却コイル11の入口側は逆流防止弁15を介して水道24に接続されている。冷却水攪拌プロペラ16は冷却水槽9内の冷却水を均一な温度にする働きとともに、常時冷却水を流動させて、希釈水冷却コイル11内の希釈水を効率良く冷やす働きをしていて、攪拌モータ18で駆動される。
【0006】
また、バッグインボックス冷蔵室3には冷却水槽9内の冷却水を導入し、バッグインボックス冷蔵室3を冷却する冷蔵室冷却コイル19、冷蔵室冷却コイル19で冷却した冷気をバッグインボックス冷蔵室3内に送る働きをする冷気送風プロペラ20、冷気送風プロペラ20を駆動する送風モータ21で構成するバッグインボックス冷蔵部22がバッグインボックス冷蔵室3上部に配設され、冷却水攪拌プロペラ16を駆動する攪拌モータ18と同軸に配設され、攪拌モータ18で駆動される冷却水供給ポンプ17で冷却水が送出され、冷蔵室冷却コイル19内を循環した後、冷却水槽9に戻される。
【0007】
図5は筒体内に設けた摺動体の往復摺動によりBIB5内の液体原料を所定体積量押し出す働きをする注出部7を示す構成図である。BIB5下方から伸びる液体原料注出チューブ6に連通し、供給制御部からの信号でBIB5内の液体原料を圧送する液体ポンプ25、両端を閉塞すると共に、両端に液体原料の流出入口を設けた筒体26、筒体26の両端に設けられ液体原料が流出入する流出入口26a、26b、筒体26内を往復摺動する摺動体27、摺動体27で仕切られた筒体26内の筒体左室26L、同じく摺動体27で仕切られた筒体26内の筒体右室26R、液体ポンプ25と流出入口26aと液体原料供給ノズル8を後述する配管で連通し、供給制御部からの信号で弁のオン、オフを行う三方弁28a、液体ポンプ25と流出入口26bと液体原料供給ノズル8を後述する配管で連通し、供給制御部からの信号で弁のオン、オフを行う三方弁28b、液体ポンプ25と三方弁28aを連通する配管29a、液体ポンプ25と三方弁28bを連通する配管29b、三方弁28aと流出入口26aを連通する配管30a、三方弁28bと流出入口26bを連通する配管30b、三方弁28a、28bと液体原料供給ノズル8を連通する配管31が設けられている。筒体26内径と摺動体27外径は液体ポンプ25で圧送する液体原料が相対する筒体室に漏れないように互いの隙間(例えば0.05〜0.2mm)を設定している。
【0008】
次に図6(a)(b)(c)(d)を用いて、液体原料を押し出す働きをする注出部7の動作について詳細を説明する。
【0009】
図6(a)は注出部7が停止している状態を示し、液体ポンプ25が停止し、三方弁28a、28bがオフしている。三方弁28a、28bがオフしている状態では、配管31と、配管29a、29b、30a、30bとの接続を閉鎖し、配管31と連通する液体原料供給ノズル8へ液体原料が漏れだすことを防止している。三方弁28a、28bの何れかをオンすると、オンした三方弁に連通する流出入口と液体原料供給ノズル8の接続を開放し、図6(b)(c)(d)を用いて説明するように、筒体室内の液体原料を液体原料供給ノズル8に供給することが可能になる。
【0010】
図6(b)(c)(d)は注出部7が液体原料を押し出す働きをしている状態を示している。
【0011】
供給制御部からの信号でBIB5内の液体原料を圧送する液体ポンプ25が働き、配管29a、29bに液体原料が圧送される。液体ポンプ25が働き、液体原料が配管29a、29bに圧送されても、三方弁28a、28bが共にオフしていると、配管29a、29bと配管31の接続が閉鎖されているので液体原料は液体原料供給ノズル8に供給されない。
【0012】
液体ポンプ25が働き、液体原料が配管29a、29bに圧送され、同時に三方弁28a、28bのいずれかがオンすると、液体原料が配管31から液体原料供給ノズル8に供給される。
【0013】
先ず、図6(b)を用いて、液体ポンプ25が働き、配管29a、29bに液体原料が圧送され、同時に供給制御部からの信号で三方弁28aがオンした場合の動作を説明する。三方弁28aがオンすると、配管29aと配管30aの接続が閉鎖され、筒体左室26Lと液体原料供給ノズル8が流出入口26a、配管30a、三方弁28a、配管31で連通し、筒体左室26L内は大気圧となる。一方、三方弁28bはオフしているので、筒体右室26Rには配管30b、流出入口26bを介して配管29b内の液体原料送出圧が働いている。三方弁28aがオンしたことにより、筒体左室26Lと筒体右室26Rには圧力差が生じ、筒体26内を往復摺動する摺動体27は筒体右室26Rの液体原料送出圧に押されて矢印方向(左方向)に摺動する。摺動体27が左方向に摺動すると筒体左室26L内の液体原料は流出入口26a、配管30a、三方弁28a、配管31で連通している液体原料供給ノズル8に押し出され供給される。
【0014】
摺動体27が左端に摺動した状態で、図6(c)に示すように供給制御部からの信号で三方弁28aをオフし、同時に三方弁28bをオンすると、配管29bと配管30bの接続が閉鎖され、筒体右室26Rと液体原料供給ノズル8が流出入口26b、配管30b、三方弁28b、配管31で連通し、筒体右室26R内は大気圧となる。一方、三方弁28aを同時にオフしたので、筒体左室26Lには配管30a、流出入口26aを介して配管29a内の液体原料送出圧が働く。三方弁28aをオフし、同時に三方弁28bをオンしたことにより、筒体左室26Lと筒体右室26Rには圧力差が生じ、筒体26内を往復摺動する摺動体27は筒体左室26Lの液体原料送出圧に押されて矢印方向(右方向)に摺動する。摺動体27が右方向に摺動すると筒体右室26R内の液体原料は流出入口26b、配管30b、三方弁28b、配管31で連通している液体原料供給ノズル8に押し出され供給される。
【0015】
同じく、摺動体27が右端に摺動した状態で、図6(d)に示すように供給制御部からの信号で三方弁28aをオンし、同時に三方弁28bをオフすると、図6(b)で説明したように、配管29aと配管30aの接続が閉鎖され、筒体左室26Lと液体原料供給ノズル8が流出入口26a、配管30a、三方弁28a、配管31で連通し、筒体左室26L内は大気圧となる。一方、三方弁28bを同時にオフしたので、筒体右室26Rには配管30b、流出入口26bを介して配管29b内の液体原料送出圧が働く。三方弁28aをオンし、同時に三方弁28bをオフしたことにより、筒体左室26Lと筒体右室26Rには圧力差が生じ、筒体26内を往復摺動する摺動体27は筒体右室26Rの液体原料送出圧に押されて矢印方向(左方向)に摺動する。摺動体27が左方向に摺動すると筒体左室26L内の液体原料は流出入口26a、配管30a、三方弁28a、配管31で連通している液体原料供給ノズル8に押し出され供給される。
【0016】
摺動体27が筒体26内を、摺動体27自体の片側端面から筒体26の対向する内側端面まで摺動することにより押し出す液体原料体積は、摺動体27における片側端面の面積と摺動距離との積で決まることから、液体原料注出量は摺動体27の摺動回数を制御することで変えることができる。
【0017】
飲料供給に必要とする摺動回数、摺動体27の摺動を繰り返した後、液体ポンプ25を停止して液体原料の圧送を終了し、同時に、三方弁28a、28bを共にオフすると、配管31が三方弁28a、28bにより閉鎖され、液体原料は液体原料供給ノズル8に供給されなくなる。
【0018】
以上、従来のBIBに充填された液体原料を注出して提供する供給装置の一例として飲料ディスペンサ1の構成について説明したが、次にその作用について説明する。先ず、冷却器10により低温に冷却した冷却水槽9内の冷却水を冷却水供給ポンプ17によりバッグインボックス冷蔵部22の冷蔵室冷却コイル19に循環送水し、冷気送風プロペラ20の回転により、冷蔵室冷却コイル19により冷やされた冷気をバッグインボックス冷蔵室3内に循環送風し、バッグインボックス冷蔵室3に収納したBIB5に充填した液体原料を冷蔵保存している。
【0019】
かかる状態で、飲料ディスペンサ1にカップ23をセットし、飲料選択ボタンを押すと、供給制御部からの信号で供給電磁弁13がオン(開放)し、希釈水冷却コイル11内の希釈水が流量計12を介して所定量希釈水供給ノズル14に供給されカップ23に注がれる。希釈水が供給されると同時に、バッグインボックス冷蔵室3に収納されたBIB5下方から伸びる液体原料注出チューブ6に連通した注出部7が供給制御部からの信号で作動し、所定量の液体原料が液体原料供給ノズル8からカップ23に注がれ、飲料となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、BIB5下方から伸びる液体原料注出チューブ6に連通し、BIB5内の液体原料を所定量押し出す働きをする注出部7、液体原料供給ノズル8、また、希釈水冷却コイル11出口側に設けられた、希釈水の流量を計測し、供給制御部に計測信号を出力する流量計12、希釈水供給をオン、オフする働きをする供給電磁弁13、希釈水供給ノズル14は飲料ディスペンサ設置場所の室温に常時さらされている。
【0021】
このため、次々と飲料供給を行い、液体原料、希釈水が連続して供給されている場合は、バッグインボックス冷蔵室3で冷やされた液体原料、希釈水冷却コイル11で冷やされた希釈水が、冷たい状態で供給されるが、飲料供給間隔が長くなると、注出部7、液体原料供給ノズル8内の液体原料、流量計12、供給電磁弁13、希釈水供給ノズル14内の希釈水温度が室温近くまで上昇し、次回の飲料供給時には室温に近い温度の飲料が液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14からカップ23に注がれる結果となり、生温かい飲料を顧客に提供することとなる。
【0022】
また、液体原料は温度が変化すると粘度も変化する。液体原料の粘度が変化すると、筒体26内を往復摺動する摺動体27の摺動抵抗が変化し、低温時には粘度が高く摺動抵抗が大きく摺動速度が遅くなり、高温時には粘度が低く摺動抵抗が小さく摺動速度が早くなる。筒体26の両端に設けた流出入口26a、26bから液体原料が出入りする時の圧送抵抗も、低温時には大きく、高温時には小さくなる。
【0023】
図7は液体原料温度が低温時と高温時の液体原料の注出量の変化を示した図である。低温時に筒体26内の液体原料が、残量が発生することなく連続して均一に押し出されるように設定した場合、高温時には液体原料の粘度が低いため一気に押し出され、次に三方弁が切り替えられるまで、液体原料が供給されなく、希釈水と液体原料の混合が不均一となる。また、高温時に連続して均一に押し出されるように設定すると、低温時には液体原料の押し出しが終了する前に三方弁が切り替わり、液体原料の注出が不足し、液体原料の混合比率の低い飲料を顧客に提供することとなる。
【0024】
従って、本発明の目的は、バッグインボックス等の原料容器に充填された液体原料を注出して提供する飲料供給装置に関し、飲料供給間隔が長くなっても、供給飲料が生温かくなるのを防ぎ、常に最適温度に管理され、所定の混合比率で均一に混合した、飲み頃温度に冷えた飲料を提供することのできる飲料供給装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、液体原料収納冷蔵室からの液体原料を圧送するポンプと、両端に2つの流出入口を有する閉塞した筒体と、前記ポンプからの液体原料が前記2つの流出入口にて相補的に流出入するように、前記ポンプの圧力に応じて前記筒体内部を往復摺動する摺動体とから成る液体原料注出部と、冷水回路からの希釈水を供給する希釈水供給部とを有し、前記液体原料注出部と前記希釈水供給部とを前記液体原料収納冷蔵室内に設け、液体原料と希釈水とをカップに供給するものであって、前記液体原料と、前記希釈水とを、前記液体原料収納冷蔵室内から前記カップに供給する供給配管が引き出し配設される穴部、前記穴部の内側面と前記供給配管の外周面との間に、前記液体原料収納冷蔵室の内部冷気の流出が可能な状態に固着された断熱材を設けたことを特徴とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。なお、従来と同一構成に関しては同一符号を用いる。また、液体原料注出部として、図5の構成を用いるものとする。
【0033】
図1は、飲料ディスペンサ1を示す構成図である。飲料ディスペンサ本体2、飲料ディスペンサ本体2内に設けられたバッグインボックス冷蔵室3、バッグインボックス冷蔵室3の前扉4、そして、バッグインボックス冷蔵室3にはバッグインボックス(以下BIBと略する)5、BIB5下方から伸びる液体原料注出チューブ6、液体原料注出チューブ6に連通し、後述する供給制御部100からの信号でBIB5内の液体原料を所定量押し出す働きをする液体原料注出部(以下注出部と略する)7が収納、または、配設されている。注出部7の先に設けられ液体原料をカップ23に供給する液体原料供給ノズル8はバッグインボックス冷蔵室3の底壁34を貫通して引出し配設されている。
【0034】
冷却水槽9は水槽内の冷却水で希釈水冷却コイル11内の希釈水を冷やす働きをしていて、冷却器10にて水槽内の冷却水が冷やされている。希釈水冷却コイル11出口側には希釈水の流量を計測し、供給制御部100に計測信号を出力する流量計12、供給制御部100からの信号で希釈水供給をオン、オフする働きをする供給電磁弁13を介して、希釈水をカップ23に供給する希釈水供給ノズル14が設けられ、流量計12、供給電磁弁13はバッグインボックス冷蔵室3内に配設され、希釈水供給ノズル14はバッグインボックス冷蔵室3の底壁34を貫通して引出し配設されている。また、希釈水冷却コイル11の入口側は逆流防止弁15を介して水道24に接続されている。冷却水攪拌プロペラ16は冷却水槽9内の冷却水を均一な温度にする働きとともに、常時冷却水を流動させて、希釈水冷却コイル11内の希釈水を効率良く冷やす働きをしていて、攪拌モータ18で駆動される。
【0035】
また、バッグインボックス冷蔵室3には冷却水槽9内の冷却水を導入し、バッグインボックス冷蔵室3を冷却する冷蔵室冷却コイル19、冷蔵室冷却コイル19で冷却した冷気をバッグインボックス冷蔵室3内に送る働きをする冷気送風プロペラ20、冷気送風プロペラ20を駆動する送風モータ21で構成するバッグインボックス冷蔵部22がバッグインボックス冷蔵室3上部に配設され、冷却水攪拌プロペラ16を駆動する攪拌モータ18と同軸に配設され、攪拌モータ18で駆動される冷却水供給ポンプ17で冷却水が送出され、冷蔵室冷却コイル19内を循環した後、冷却水槽9に戻される。
【0036】
バッグインボックス冷蔵室3壁面には、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14を冷却するための冷気用外気取込み用の貫通穴32が設けられ、貫通穴32が外気取込みを停止するための、貫通穴32を栓等で閉塞できる構造を備えている。
【0037】
また、他の実施の形態として、希釈水冷却コイル11出口側に、希釈水の流量を計測し供給制御部100に計測信号を出力する流量計12を設ける替わりに、水道24から供給される給水圧力の変動を吸収し、常に一定流量を吐出する働きをする流量調整装置(例えばフローレギュレータ)を設けることもできる。流量調整装置12を設けることにより、水道24から供給される給水圧力が変動しても、流量調整装置12からの吐出流量は一定に流量調整されるので、流量制御に関しては、供給制御部100が供給電磁弁13のオン(開放)時間のみを制御することにより希釈水流量を容易に所定の量にすることができ、所定の混合比率で均一に混合した飲料を提供することができる。
【0038】
図2は、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14をバッグインボックス冷蔵室3の底壁34に設けた穴部35を貫通して引出し配設している状態を示す断面図である。バッグインボックス冷蔵室3の底壁34に設けた穴部35を貫通して引出し配設した液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14周囲を、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14の外径より大成る径の断熱材33でバッグインボックス冷蔵室3まで貫通して周囲を覆い、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14と断熱材33との間には隙間を設けている。
【0039】
図3は、本発明の飲料ディスペンサの制御ブロック図を示し、飲料ディスペンサ1の起動信号を出力する起動スイッチ50、飲料注出の信号を出力する飲料選択ボタン40、希釈水の流量を計測し計測信号を出力する流量計12、カップ23に飲料を供給するための制御を行う供給制御部100と、希釈水供給をオン、オフする働きをする供給電磁弁13、BIB5下方から伸びる液体原料注出チューブ6に連通し、BIB5内の液体原料を圧送する液体ポンプ25、液体ポンプ25と流出入口26aと液体原料供給ノズル8を配管を介して連通し、液体原料の圧送方向を制御する三方弁28a、液体ポンプ25と流出入口26bと液体原料供給ノズル8を配管を介して連通し、液体原料の圧送方向を制御する三方弁28b、冷却水槽9内の冷却水を冷やす働きをしている冷却器10、冷却水攪拌プロペラ16を駆動する攪拌モータ18、冷気送風プロペラ20を駆動する送風モータ21、飲料ディスペンサの各部の制御データを格納するメモリ102と、基準クロック発生部(図示せず)で発生するクロックをカウントして時間を計測するタイマー103を有する。メモリ102は流量計12が計測した希釈水の単位時間あたりの流量を記憶していて、供給制御部100はメモリ102が記憶している希釈水の単位時間あたりの流量から、所定量の希釈水を供給するのに要する供給電磁弁13をオンする時間を決定する。タイマー103は、飲料選択ボタン40が選択されて選択信号が供給制御部100に供給されたとき、供給制御部100からの指示を受けて、リセットされるとともに飲料を供給する時間だけ(例えば4秒)計数を行う。
【0040】
以上、本発明のBIBに充填された液体原料を注出して提供する供給装置の一例として飲料ディスペンサ1の構成について説明したが、次にその作用について説明する。
【0041】
先ず、冷却器10により低温に冷却した冷却水槽9内の冷却水を冷却水供給ポンプ17によりバッグインボックス冷蔵部22の冷蔵室冷却コイル19に循環送水し、冷気送風プロペラ20の回転により、冷蔵室冷却コイル19により冷やされた冷気をバッグインボックス冷蔵室3内に循環送風し、バッグインボックス冷蔵室3に収納したBIB5に充填した液体原料を冷蔵保存している。また、バッグインボックス冷蔵室3内の冷気は、液体原料注出チューブ6、注出部7、流量計12、供給電磁弁13を冷却すると共に、バッグインボックス冷蔵室3の底壁34に設けた穴部35を貫通して引出し配設した液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14と断熱材33との隙間に進入し液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14を周囲温度より低い温度に冷やす働きをする。
【0042】
また、飲料ディスペンサは多くがレストラン等の飲食店に設置されているが、飲食店が休みの場合には、バッグインボックス冷蔵室3壁面に設けた貫通穴32を閉じ、外気取込みを停止することにより、断熱材33との隙間に進入する冷気量を減少させ、これにより、冷却器10の運転時間を減らし、消費電力を減少させることができる。
【0043】
かかる状態で、飲料供給間隔があいた後、飲料ディスペンサ1にカップ23をセットし、飲料選択ボタン40を押すと、低温に冷却されている供給電磁弁13がオン(開放)し、同じく冷却されている流量計12を介して、希釈水供給ノズル14から、希釈水冷却コイル11内で冷却されている希釈水がカップ23に注がれる。希釈水が供給されると同時に、低温に冷却されている注出部7が作動し、同じく冷却されている液体原料供給ノズル8から、バッグインボックス冷蔵室3に収納され冷却されているBIB5内の液体原料がカップ23に注がれ、最適温度に管理され、所定の混合比率で均一に混合した、飲み頃温度に冷えた飲料が提供される。
【0044】
以上説明したように、液体原料注出部と希釈水供給部を液体原料収納冷蔵室内に設けたことにより、飲料供給間隔があいた後に飲料を供給しても、液体原料注出部と希釈水供給部で飲料が生温かくなるのを防ぎ、所定の混合比率で均一に混合した、飲み頃温度に冷えた飲料を提供することが可能になる。
【0045】
バッグインボックス冷蔵室3内に設けたバッグインボックス5からの液体原料を圧送する液体ポンプ25と、両端に2つの流出入口を有する閉塞した筒体26と、液体ポンプ25からの液体原料が2つの流出入口26a、26bにて相補的に流出入するように、液体ポンプ25の圧力に応じて筒体26内部を往復摺動する摺動体27と、から成る液体原料注出部7をバッグインボックス冷蔵室3内に設けたことにより、液体原料注出部7が常に一定の温度に冷却されているので、飲料供給間隔が変化しても、液体原料注出部7に滞留または通過する液体原料の温度が一定に保たれ、筒体26内を往復摺動する摺動体27の摺動抵抗が変化したり、筒体26の両端に設けた流出入口26a、26bから液体原料が流出入する時の圧送抵抗が変化したりすることがなくなり、常に所定量の液体原料が連続して均一に注出されるので、所定の混合比率で均一に混合した飲料を提供することが可能になる。
【0046】
液体原料注出部7は、2つの流出入口26a、26bのそれぞれが液体原料を流入する状態となっているとき、この液体原料がカップ23に供給されるのを防止するとともに、流出入口26a、26bが液体原料を流出する状態となっているとき、この液体原料がカップ23に供給されるのを許可する三方弁28a、28bを、2つの流出入口26a、26bに対応して有することにより、液体原料を注出することが可能になる。
【0047】
希釈水供給部を、希釈水冷却コイル11からの希釈水の流量を検出する流量計12と、流量計12の計測出力に基づいて弁のオン、オフを行う供給電磁弁13と、を含む構成としたことにより、希釈水の量を変更する場合に、流量計12が計測した希釈水の単位時間あたりの流量から、変更後の希釈水量を供給するのに要する供給電磁弁13をオンする時間を供給制御部100が計算し、決定することが可能になる。
【0048】
流量計12で計測した流量データを記憶するメモリ102を有することにより、希釈水の量を変更する場合に、流量計12が計測した希釈水の単位時間あたりの流量をメモリ102が記憶しているので、変更後の希釈水量を供給するのに要する供給電磁弁13をオンする時間を供給制御部100が計算し、決定することが可能になる。
【0049】
希釈水供給部を、希釈水冷却コイル11からの希釈水の流量を一定に調整する流量調整装置12(例えばフローレギュレータ)と、流量調整装置12からの希釈水を通過させる供給電磁弁13と、を含む構成としたことにより、希釈水流量を常に一定にすることができ、所定の混合比率で均一に混合した飲料を提供することが可能になる。
【0050】
液体原料と希釈水をバッグインボックス冷蔵室3内からカップ23に供給する液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14を、バッグインボックス冷蔵室3の底壁34に設けた穴部35を貫通して引出し配設した液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14の外径より大成る径の断熱材33で周囲を覆い、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14と断熱材33との間には隙間を設けたことにより、バッグインボックス冷蔵室3内の冷気が隙間に進入し、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14を周囲温度より低い温度に冷やし、飲み頃の温度に冷えた飲料を提供することが可能になる。
【0051】
バッグインボックス冷蔵室3壁面に外気取込み用の貫通穴32を設けたことにより、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14と断熱材33との隙間に進入する冷気量が多くなり、飲料供給間隔があいた後に飲料を供給しても、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14で飲料が生温かくなるのを防ぎ、最適温度に管理され、飲み頃温度に冷えた飲料を提供することが可能になる。
【0052】
また、外気取込み用の貫通穴32を栓等で閉塞できる構造としておけば、飲料ディスペンサを設置している飲食店が休みの場合に、貫通穴32をふさいで外気取込みを停止させることにより、液体原料供給ノズル8、希釈水供給ノズル14と断熱材33の隙間に進入する冷気量を減少させることができ、消費電力を減少させることが可能になる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、バッグインボックス等の原料容器に充填された液体原料を注出して提供する飲料供給装置の液体原料と希釈水とをカップに供給する、液体原料注出部と、希釈水供給部を、液体原料収納冷蔵室内に設けたことにより、飲料供給間隔があいた後に飲料を供給しても、供給飲料が生温かくなるのを防ぎ、最適温度に管理され、所定の混合比率で均一に混合した、飲み頃温度に冷えた飲料を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の飲料ディスペンサを示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の飲料ディスペンサの飲料をカップに供給する供給配管を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の飲料ディスペンサの制御ブロック図である。
【図4】従来における飲料ディスペンサを示す構成図である。
【図5】筒体内に設けた摺動体の往復摺動により液体原料を所定体積量押し出す働きをする注出部を示す構成図である。
【図6】液体原料を押し出す働きをする注出部の動作について詳細を説明する構成図である。
【図7】液体原料温度が低温時と高温時の液体原料の注出量の変化を示した図である。
【符号の説明】
1 飲料ディスペンサ
2 飲料ディスペンサ本体
3 バッグインボックス冷蔵室
5 バッグインボックス(BIB)
7 液体原料注出部(注出部)
8 液体原料供給ノズル
12 流量計
13 供給電磁弁
14 希釈水供給ノズル
23 カップ
25 液体ポンプ
26 筒体
26L 筒体左室
26R 筒体右室
26a 流出入口
26b 流出入口
27 摺動体
28a 三方弁
28b 三方弁
32 貫通穴
33 断熱材
35 穴部

Claims (1)

  1. 液体原料収納冷蔵室からの液体原料を圧送するポンプと、両端に2つの流出入口を有する閉塞した筒体と、前記ポンプからの液体原料が前記2つの流出入口にて相補的に流出入するように、前記ポンプの圧力に応じて前記筒体内部を往復摺動する摺動体とから成る液体原料注出部と、冷水回路からの希釈水を供給する希釈水供給部とを有し、前記液体原料注出部と前記希釈水供給部とを前記液体原料収納冷蔵室内に設け、液体原料と希釈水とをカップに供給する飲料供給装置において、前記液体原料と、前記希釈水とを、前記液体原料収納冷蔵室内から前記カップに供給する供給配管が引き出し配設される穴部、前記穴部の内側面と前記供給配管の外周面との間に、前記液体原料収納冷蔵室の内部冷気の流出が可能な状態に固着された断熱材を設けたことを特徴とする飲料供給装置。
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