JP3732700B2 - 電子ユニットボックス - Google Patents
電子ユニットボックス Download PDFInfo
- Publication number
- JP3732700B2 JP3732700B2 JP2000011966A JP2000011966A JP3732700B2 JP 3732700 B2 JP3732700 B2 JP 3732700B2 JP 2000011966 A JP2000011966 A JP 2000011966A JP 2000011966 A JP2000011966 A JP 2000011966A JP 3732700 B2 JP3732700 B2 JP 3732700B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- electronic unit
- inner case
- outer case
- unit box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子ユニットボックスに関し、特に車両のエンジンルーム内等の高温環境下に配置される電子ユニットを収容して、熱や衝撃から電子ユニットを保護する電子ユニットボックスの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のエンジンやブレーキの動作制御を行う電子ユニットには、埃、水等から保護する為に、所謂電子ユニットボックス内に収納された状態で、エンジンルーム内に搭載されているものがある。
この様な電子ユニットボックス内に収納された電子ユニットは、制御基板等に搭載されたパワートランジスタ等が発熱源となって昇温すると共に、エンジンルーム内のエンジンの発熱等で高温になる。そこで、電子ユニットボックス内に収納された電子ユニットの温度上昇を防止するための冷却構造を備えた電子ユニットボックスが、特開平9−207691号公報等に開示されている。
【0003】
図4及び図5に示した従来の電子ユニットボックス1は、電子ユニット3を収容するユニット収容室5aを備えたユニット収容ケース5と、該ユニット収容ケース5を収容するべく上部が開放された内箱部9aと外箱部9bとが二重構造となっている本体9と、該本体9の上部開口を覆う蓋11とを有した構成であり、例えば、図6に示すように、車両のエンジンルーム13内に設置される。
【0004】
そして、前記電子ユニットボックス1のユニット収容ケース5は、本体9の外箱部9bとの突き合わせ部を閉塞するフランジ部5bを上部に装備した構造であり、合成樹脂製の一体成形品として構成されている。
前記本体9は、ユニット収容ケース5を収容する内箱部9aの周壁が前記ユニット収容ケース5の周壁と共に断熱用の空間17を画成する構成とされた合成樹脂製の一体成形品であり、この空間17に冷却用の冷媒を流すための冷媒供給口19及び冷媒排出口20を備えている。
【0005】
ここで、前記空間17に供給される冷媒は、図6に示すように、エンジンルーム13に配置されたラジエター22のファン23から圧送されてくる冷却エアである。
即ち、上述の電子ユニットボックス1は、エンジンルーム13内の輻射熱による加熱を空間17により遮断すると同時に、空間17に流す冷却エアによりユニット収容ケース5の放熱を促進して、電子ユニット3の発熱による自己の昇温を抑えるようにしている。
【0006】
尚、前記空間17に供給された冷却エアがユニット収容ケース5と内箱部9aとの突き合わせ部から漏れないように、前記フランジ部5bにはパッキン25が装着されている。また、エンジンルーム13内に侵入した水滴や粉塵等が電子ユニットボックス1内に侵入しないように、蓋11と外箱部9bとの突き合わせ部にも、パッキン27が装着されている。
【0007】
ところが、前述した電子ユニットボックス1は、ユニット収容ケース5と本体9の双方が合成樹脂製であり、エンジンルーム13内の輻射熱による加熱を防ぐという断熱性能では優れるが、逆に、電子ユニット3内の回路素子の発熱に対しては、ユニット収容ケース5の周壁の熱伝導性が良くないので、電子ユニット3の発熱をユニット収容ケース5を介して冷却エアに放熱することが難しく、積極的な冷却構造を備えているにも拘わらず、電子ユニット3の昇温を抑えることが難しいという問題があった。
【0008】
そこで、このような問題を解決すべく、図7及び図8に示した電子ユニットボックス31が提案されている。
この電子ユニットボックス31は、電子ユニット3を収容するユニット収容室32aを備えた内部ケース32と、この内部ケース32を収容するケース収容室33aを備えた外部ケース33とを有している。
【0009】
そして、外部ケース33のケース収容室33aを形成する周壁33bが、内部ケース32の周囲に冷却エアを流す空間17を画成しており、空間17による断熱効果と、空間17に流す冷却エアによる強制冷却によって電子ユニット3の昇温防止を図る点では、上述の電子ユニットボックス1と同様である。
【0010】
但し、前記電子ユニットボックス31では、外部ケース33は合成樹脂製であるが、電子ユニット3を収容する内部ケース32は、電子ユニット3内での発熱を速やかに空間17側に伝達し得るように、熱伝導性に優れるアルミダイキャスト等の金属製である。
前記外部ケース33のケース収容室33aは上下を開放した筒状構造とされている。又、前記内部ケース32は、電子ユニット3を収容するユニット収容室32aを前記ケース収容室33aに下方から挿入可能な筒状構造とすると共に、ユニット収容室32aを形成している筒状壁32bの下端から取付用の耳部32cを延出し、この耳部32cをねじ部材34により前記外部ケース33の下端から延出した耳部33cと共締めし、車体等に固定するようにしている。
【0011】
更に、前記内部ケース32の筒状壁32bの上端は、外部ケース33のケース収容室33aの上端から内方に張り出したフランジ部33dにシール部材35を介して当接し、該シール部材35によってケース相互の突き合わせ部がシールされるようになっている。
即ち、上述のように改良した電子ユニットボックス31では、アルミダイキャスト製の内部ケース32によって、電子ユニット3の発生する熱が効率良く空間17に伝達されるため、電子ユニット3に対する冷却効率を高めることができる。
【0012】
しかしながら、前記電子ユニットボックス31では、各ケース相互のねじ止め位置が、各ケースの下部に位置するのに対して、ケース相互の突き合わせ部のシール部材35が各ケースの上端側に位置しているため、ねじ止めによる締め付け力がシール部に十分に働かず、シール圧が確保し難い。
そのため、例えば、外部ケース33に樹脂の成形歪み等が生じ、シール部となるフランジ部33dに歪み等が生じている場合には、その歪みをねじ部材34の締め付け力で矯正することができず、シール性の低下によって冷却エアの対流が妨げられたり、あるいは放熱によって昇温した温度の高い空気が突き合わせ部から電子ユニット3側に侵入する虞があった。
【0013】
そこで、このような不都合の発生を防止するべく、図9に示す電子ユニットボックス38が提案された。
この電子ユニットボックス38は、図示しない電子ユニットを収容するユニット収容室39aを備えたアルミニウムダイキャスト製の内部ケース39と、この内部ケース39を収容するケース収容室40aを備えた合成樹脂製の外部ケース40とを有している。
【0014】
そして、外部ケース40のケース収容室40aを形成している周壁40bが、内部ケース39の周囲に冷却エアを流す空間を画成しており、該空間による断熱効果と、空間に流す冷却エアによる強制冷却によって電子ユニットの昇温防止を図る点では、上述の電子ユニットボックス31と同様である。
但し、前記内部ケース39のユニット収容室39aを形成している筒状壁39bは、上方から外部ケース40のケース収容室40aに挿入される有底筒状であり、前記筒状壁39bの上端縁から外側に向かって張り出すフランジ部39eの端部には、一対の取付け足39fが垂下する形態で一体形成されている。又、前記外部ケース40の周壁40bには、前記取付け足39fに対応した切欠き部40cが形成されており、取付け足39fを該切欠き部40cに嵌合させた後、先端部を車体にネジ固定する。
【0015】
このような構造では、取付け足39fの先端部をネジ止めした場合に、そのネジ締付け力が、フランジ部39eを外部ケース40の上端に押圧する力として、効率良くフランジ部39eに作用する。そのため、例えば、外部ケース40に樹脂の成形歪み等が生じて、内部ケース39のフランジ部39eと外部ケース40の上端部との突き合わせ状態が悪い場合でも、外部ケース40の成形歪み等を適宜外力により修正しながらネジ締めを行うことにより、外部ケース40の成形歪みを矯正した適正な突き合わせ状態で強固に固定することができ、ケース相互の突き合わせ部におけるシール性の低下が生じない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この図9に示した電子ユニットボックス38では、アルミダイキャスト製の内部ケース39に一体形成されるネジ固定用の取付け足39fが、内部ケース39の上端から下端近傍まで垂下した状態となって大型化するため、結局、ダイキャスト製品の大型化によって、重量増やコストアップという問題が生じた。
【0017】
従って、本発明の目的は上記課題を解消することにあり、電子ユニットを効率よく冷却することができ、しかも、重量増やコストアップの要因となる金属製内部ケースの大型化を防止することができる良好な電子ユニットボックスを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、上部を開放したユニット収容室に電子ユニットを収容保持する内部ケースと、上部を開放したケース収容室に前記内部ケースを収容保持すると共に、該ケース収容室の周壁が前記内部ケースの周囲に冷媒を流す空間を構成する外部ケースとを備え、前記空間に連通する冷媒供給口から冷媒排出口へ冷媒を流すことにより、前記ユニット収容室に収容した電子ユニットを冷却する電子ユニットボックスにおいて、
合成樹脂製の前記外部ケースは、ケース収容室に挿入された内部ケースの下部が挿入方向と交差する方向へ変位するのを規制するケース押え部を有しており、金属製の前記内部ケースは、上部開放端に設けられた固定フランジ部が前記外部ケースの上部開放縁に密着して共締め固定されることを特徴とする電子ユニットボックスにより達成される。
【0019】
上記構成によれば、金属製の内部ケースは、下部が外部ケースのケース押え部により挿入方向と交差する方向へ変位するのを規制されると共に、上部開放端に設けられた固定フランジ部がネジ等で共締めされることにより外部ケースの上部開放縁に固定される。
そこで、前記内部ケースは、外部ケースの上部開放縁との突き合わせ部に密着されてケース収容室を閉塞する固定フランジ部が共締めされることにより、締付け力が効率良く突き合わせ部に密着力として作用する。又、内部ケースは、固定フランジ部と反対側の下部がケース押え部により変位を規制されることにより、横方向の振動を効率的に抑えることができる。
【0020】
従って、例えば前記外部ケースに成形歪み等が生じ、内部ケースの固定フランジ部と外部ケースの上部開放縁との突き合わせ状態が悪い場合でも、突き合わせ面を備えた固定フランジ部が共締めされるので、外部ケースの成形歪み等を締付け力により適宜修正しながら強固に固定することができる。
又、下部が外部ケースのケース押え部により規制された前記内部ケースは、上部開放端に設けられた固定フランジ部を外部ケースの上部開放縁に共締めするだけでケース収容室に収容保持されるので、前記固定フランジ部の一部を車体等の被固定部まで延設して固定する必要がなく、内部ケースが大型化することはない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る電子ユニットボックスを詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電子ユニットボックスの縦断面図、図2は図1に示した電子ユニットボックスの外部ケースカバーを取り外した状態の平面図、図3は図1に示した電子ユニットボックスの要部拡大図である。
【0022】
本実施形態の電子ユニットボックス45は、図1及び図2に示したように、自動車のエンジンやブレーキの動作制御を行う電子ユニット3を収容するものであり、電子ユニット3を収容するユニット収容室47aを備えた内部ケース47と、上部を開放したケース収容室49aに前記内部ケース47を収容保持する外部ケース49と、該外部ケース49の上部を覆う外部ケースカバー51とを有した構成であり、例えば、図6に示した電子ユニットボックス1と同様に車両のエンジンルーム13内に設置される。
【0023】
本実施形態の外部ケース49や外部ケースカバー51は、何れも耐熱性の高い合成樹脂製であるが、内部ケース47は、合成樹脂よりも熱伝導性が良いアルミダイキャスト製である。
前記内部ケース47は、上部を開放したユニット収容室47aに電子ユニット3を収容保持するものであり、該ユニット収容室47aを構成している有底筒状の周壁47bは、後述する外部ケース49のケース収容室49aに上方から挿入される。
【0024】
また、本実施形態の内部ケース47は、ユニット収容室47aが開口する上部開放端に、側方へ延びる固定フランジ部47dが設けられている。更に、該固定フランジ部47dには、図2に示したように、対角線上に配置されたネジ固定部47cが連設されており、内部ケース47の挿入方向に沿って前記外部ケース49の上部開放縁に垂設されたネジ部材53が挿通される。
【0025】
そこで、前記内部ケース47の固定フランジ部47dは、ネジ固定部47cに挿通されたネジ部材53にナット部材(図示せず)を締付けることにより、外部ケース49の上部開放縁に共締めされる。そして、外部ケース49の上部開放縁との突き合わせ部である固定フランジ部47dの下面55には、シール部材57が装着されており、ケース収容室49aの周壁49bにより内部ケース47の周囲に構成された空間59が閉塞される。
【0026】
前記外部ケース49は、図1に示したように、周壁49bが内部ケース47の周囲に冷媒である冷却エアを流す空間59を構成しており、該周壁49bの適宜位置には、空間59に連通する冷媒供給口61及び冷媒排出口62が設けられている。
また、前記外部ケース49のケース収容室49a内には、該ケース収容室49aに挿入された内部ケース47の下部を挿入方向と交差する方向から挟んで、該内部ケース47の下部が挿入方向と交差する方向へ変位するのを規制するケース押え部64,64が設けられている。
【0027】
そこで先ず、前記外部ケース49のケース収容室49a内に内部ケース47が挿入されると、該内部ケース47の下部がケース押え部64,64により挟持され、挿入方向と交差する方向(図1中、左右方向)へ変位するのを規制されると共に、前記固定フランジ部47dの下面55が外部ケース49の上部開放縁と密着する。この際、固定フランジ部47dの下面55には、シール部材57が装着されているので、固定フランジ部47dの下面55と外部ケース49の上部開放縁との間は緊密に閉塞される。
【0028】
即ち、本実施形態の電子ユニットボックス45は、図3に示したように、内部ケース47のネジ固定部47cに挿通されたネジ部材53にナット部材(図示せず)を締付けると、外部ケース49の上部開放縁に固定フランジ部47dが共締めされ、締付け力が効率良く前記固定フランジ部47dに密着力として作用する。又、内部ケース47は、固定フランジ部47dと反対側の下部がケース押え部64,64により変位を規制されることにより、横方向(図1中、左右方向)の振動を効率的に抑えることができる。
【0029】
従って、例えば合成樹脂製の外部ケース49に成形歪み等が生じ、内部ケース47の固定フランジ部47dと外部ケース49の上部開放縁との突き合わせ状態が悪い場合でも、突き合わせ面を備えた固定フランジ部47dが共締めされるので、外部ケース49の成形歪み等を締付け力により適宜修正しながら強固に固定することができる。
【0030】
又、下部が外部ケース49のケース押え部64,64により規制された前記内部ケース47は、上部開放端に設けられた固定フランジ部47dを外部ケース49の上部開放縁に共締めするだけでケース収容室49aに収容保持されるので、前記固定フランジ部47dの一部を車体等の被固定部まで延設して固定する必要がなく、アルミダイキャスト製の内部ケース47が大型化することはない。
【0031】
そして、上述した電子ユニットボックス45は、外部ケース49のケース収容室49aを形成している周壁49bが、内部ケース47の周囲に冷却エアを流す空間59を画成しており、該空間59による断熱効果と、空間59に流す冷却エアによる放熱効果とを得ることができる。
【0032】
即ち、前記外部ケース49は熱伝導性の良くない合成樹脂製であるが、前記内部ケース47は熱伝導性の良いアルミダイキャスト製であり、例えばエンジンルーム等からの外部の輻射熱に対しては、外部ケース49と内部ケース47の周囲に画成された空間59とが、優れた断熱性を発揮する。一方、収容した電子ユニット3に対しては、熱伝導率の高い内部ケース47が該電子ユニット3から内部ケース47に伝達された熱を吸熱すると同時に空間59に流された冷却エアに放熱し、電子ユニット3の昇温防止を図ることができる。
【0033】
その上、本実施形態の電子ユニットボックス45によれば、内部ケース47の固定フランジ部47dと外部ケース49の上部開放縁とは、適正な突き合わせ状態で強固に固定され、ケース相互の突き合わせ部における良好なシール性を確保できる。
そこで、前記空間59の良好な断熱性を確保できると共に、該空間59に流す冷却エアの漏れ等の不具合を防止することができるので、この空間59に流す冷却エアによって電子ユニット3の発熱を効率良く放熱し、該電子ユニット3を効率よく冷却することができる。
しかも、重量増やコストアップの要因となるアルミダイキャスト製の内部ケース47は、大型化が防止されており、コスト低減を図ることもできる。
【0034】
尚、本発明の電子ユニットボックスは、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは言うまでもない。
例えば、本発明の電子ユニットボックスにおける内部ケースの材質は、合成樹脂よりも熱伝導性に優れている金属材料であればよく、上記実施形態で示したアルミ合金に限らず、他の金属材料も使用可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明の電子ユニットボックスによれば、金属製の内部ケースは、下部が外部ケースのケース押え部により挿入方向と交差する方向へ変位するのを規制されると共に、上部開放端に設けられた固定フランジ部がネジ等で共締めされることにより外部ケースの上部開放縁に固定される。
そこで、前記内部ケースは、外部ケースの上部開放縁との突き合わせ部に密着されてケース収容室を閉塞する固定フランジ部が共締めされることにより、締付け力が効率良く突き合わせ部に密着力として作用する。又、内部ケースは、固定フランジ部と反対側の下部がケース押え部により変位を規制されることにより、横方向の振動を効率的に抑えることができる。
【0036】
従って、例えば前記外部ケースに成形歪み等が生じ、内部ケースの固定フランジ部と外部ケースの上部開放縁との突き合わせ状態が悪い場合でも、突き合わせ面を備えた固定フランジ部が共締めされるので、外部ケースの成形歪み等を締付け力により適宜修正しながら強固に固定することができる。
又、下部が外部ケースのケース押え部により規制された前記内部ケースは、上部開放端に設けられた固定フランジ部を外部ケースの上部開放縁に共締めするだけでケース収容室に収容保持されるので、前記固定フランジ部の一部を車体等の被固定部まで延設して固定する必要がなく、内部ケースが大型化することはない。
即ち、電子ユニットを効率よく冷却することができ、しかも、重量増やコストアップの要因となる金属製内部ケースの大型化を防止することができる良好な電子ユニットボックスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子ユニットボックスの縦断面図である。
【図2】図1に示した電子ユニットボックスの外部ケースカバーを取り外した状態の平面図である。
【図3】図1に示した電子ユニットボックスの要部拡大図である。
【図4】従来の電子ユニットボックスの分解斜視図である。
【図5】図4に示した電子ユニットボックスの組立状態の縦断面図である。
【図6】車両上の電子ユニットボックスの配置を示す平面図である。
【図7】従来の他の電子ユニットボックスの分解斜視図である。
【図8】図7に示した電子ユニットボックスの組立状態の縦断面図である。
【図9】従来の更に別の電子ユニットボックスの分解斜視図である。
【符号の説明】
3 電子ユニット
45 電子ユニットボックス
47 内部ケース
47a ユニット収容室
47c ネジ固定部
47d 固定フランジ部
49 外部ケース
49a ケース収容室
53 ねじ部材
57 シール部材
59 空間
61 冷媒供給口
62 冷媒排出口
64 ケース押え部
Claims (1)
- 上部を開放したユニット収容室に電子ユニットを収容保持する内部ケースと、上部を開放したケース収容室に前記内部ケースを収容保持すると共に、該ケース収容室の周壁が前記内部ケースの周囲に冷媒を流す空間を構成する外部ケースとを備え、前記空間に連通する冷媒供給口から冷媒排出口へ冷媒を流すことにより、前記ユニット収容室に収容した電子ユニットを冷却する電子ユニットボックスにおいて、
合成樹脂製の前記外部ケースは、ケース収容室に挿入された内部ケースの下部が挿入方向と交差する方向へ変位するのを規制するケース押え部を有しており、
金属製の前記内部ケースは、上部開放端に設けられた固定フランジ部が前記外部ケースの上部開放縁に密着して共締め固定されることを特徴とする電子ユニットボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011966A JP3732700B2 (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 電子ユニットボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011966A JP3732700B2 (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 電子ユニットボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001203476A JP2001203476A (ja) | 2001-07-27 |
JP3732700B2 true JP3732700B2 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=18539754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000011966A Expired - Fee Related JP3732700B2 (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 電子ユニットボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3732700B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4681976B2 (ja) * | 2005-08-04 | 2011-05-11 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
PL2728066T3 (pl) * | 2012-10-30 | 2021-04-06 | Joseph Vögele AG | Maszyna budowlana z elementami składowymi maszyny |
-
2000
- 2000-01-20 JP JP2000011966A patent/JP3732700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001203476A (ja) | 2001-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4387314B2 (ja) | 電気接続箱 | |
US20050012387A1 (en) | Electric powered pump | |
MX2015002743A (es) | Aparato de control electronico. | |
JPH10242677A (ja) | 電子制御ユニットの収容箱 | |
JP4275393B2 (ja) | 電動ブラシレスウォータポンプ | |
US20220256730A1 (en) | Power supply device with a heat generating component | |
JP3732700B2 (ja) | 電子ユニットボックス | |
KR20050031933A (ko) | 공기 조화기의 실외기 | |
JP2000174468A (ja) | 電子部品の冷却構造 | |
JP3079990B2 (ja) | 空気調和機用室外機 | |
JPH1089820A (ja) | 発熱体収納用密封ケース | |
JP2007017044A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2015096010A (ja) | 電子ユニット | |
JPH09214158A (ja) | 電気接続箱の放熱構造 | |
CN112607017A (zh) | 无人机 | |
JPH11122875A (ja) | 電動機 | |
JP2005268491A (ja) | 電装箱 | |
JP2553022Y2 (ja) | 冷温蔵庫 | |
JP3079989B2 (ja) | 空気調和機用室外機 | |
JP4042214B2 (ja) | 電子部品の冷却構造 | |
JP7442585B2 (ja) | 電子機器及び電子機器の製造方法 | |
JP4028329B2 (ja) | 観音開き式貯蔵庫 | |
JP2003008267A (ja) | 電子部品の冷却装置 | |
JP4453029B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2004190564A (ja) | 電子制御エンジンのシリンダヘッドカバー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051013 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3732700 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081021 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |