JP3731446B2 - 網チューブへの端子付き電線の貫通用治具 - Google Patents

網チューブへの端子付き電線の貫通用治具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一端に端子を接続した端子付き電線の端子を網チューブ内へ貫通させるために用いる治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車に配索する電線の外装材として樹脂製の網チューブが用いられることがある。この網チューブは可撓性を備えているため、電線を所要形状に屈曲させて配索することが容易であると共に、従来の電線群を結束すると共に保護するために電線群に巻き付けられていた塩化ビニルからなる樹脂テープよりも強度、剛性が高いために、外部材と干渉しても損傷が生じることはなく、かつ、見栄えも良い利点を有している。
【0003】
上記網チューブとしては、ナイロン、ポリエステル、PET等の絶縁性樹脂糸を円筒状に編成したもので、伸びを有しないが、両端部を接近方向へ縮めると大径変化し、圧縮を解くと原状の小径で長尺な状態に復帰する特性を有している。
【0004】
上記網チューブへ、一端に端子を有する端子付き電線を、端子側からそのまま挿入させると端子が網チューブに引っ掛かり、特に、網チューブ長が長くなると端子を貫通させることが困難となる。そのため、実開平6−57019号において図6に示すように、端子貫通治具Jが提案されている。
【0005】
上記端子貫通治具Jは、端子収容部を有する先導案内部J1に端子5を収容し、この先導案内部J1に連続形成される半円筒形状の電線トレイ部J2と、これより延設される通しバーJ3とに沿って電線4を載置し、この電線4と通しバーJ3とを握って、先導案内部J1から網チューブ3内へ順次通していく電線貫通治具Jを使用することによって、端子付き電線の貫通作業を行なっている。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、上記電線貫通治具によると、網チューブ3の一端部内へ、先導案内部J1を挿入した後、少しづつたぐりながら網チューブ3を通していかなければならないため、作業性が悪いという不具合があった。特に、この不具合は網チューブ長さが長くなるほど顕著である。また、この電線貫通治具により端子を貫通させた後に電線を残してこの治具だけを抜きとる作業も容易でない問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、端子付き電線の端子を網チューブに容易に貫通できるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ナイロン、ポリエステル、PETから選択される絶縁性樹脂糸を円筒状に編成し、伸びを有しないが、両端部を接近方向へ縮めると大径変化し、圧縮を解くと原状の小径で長尺な状態に復帰する特性を有する網チューブに対して、自動車に配索される端子付き電線を貫通させるために用いる治具であって、
上記網チューブを最大縮み状態とした時の網チューブの最大径と略同径の内径を有すると共に、その長さを、網チューブの最短長さよりも短い寸法としているパイプを備えており、
前記パイプ内に網チューブを貫通させた後に該網チューブを縮めて大径化して上記パイプの内周面に沿わせた状態で保持し、この状態で先端に端子を接続した端子付き電線を上記網チューブに通した後に、網チューブの縮みを解いて小径化且つ長尺化する自然長さに復帰させて、上記パイプより網チューブを取り出し、上記端子付き電線を網チューブに貫通させるものである網チューブへの端子付き電線の貫通用治具を提供している。
【0009】
上記のようにパイプに網チューブを通した後、網チューブを縮めて大径変化させると、網チューブはパイプの内周面に沿って大径状態で且つ短寸化した状態で保持される。よって、この状態で端子付き電線を網チューブ内に挿入すると、端子が網チューブに引っ掛かることはなく、かつ、短かい距離を通せばよくなり、網チューブへの端子付き電線の貫通作業を容易に行うことができる。
【0010】
上記網チューブへの端子付き電線の貫通方法に用いる治具としては、網チューブを最大縮み状態とした時の網チューブの最大径と略同径の内径を有すると共に、その長さを、網チューブの最短長さよりも若干短い寸法としている1つのパイプのみで構成することができる。
その場合、パイプの両端で網チューブを作業員が保持して使用することが可能である。
しかしながら、パイプが長くなると、網チューブの両端を保持する作業員と、端子付き電線を通す作業員とが必要となる。
【0011】
よって、本発明では、網チューブが長尺となった場合に一人の作業員で貫通作業ができる網チューブへの端子付き電線貫通用の治具も提供している。
【0012】
上記治具は、網チューブの最大径変化時の外径と略同径の内径を有するパイプを左右一対の2部材に分割し、これら分割パイプの一方の内周面を切り欠くと共に他方の外周面を切り欠いてスライド自在に嵌合させて、パイプの全長を伸縮可能とし、かつ、上記パイプの両端に、網チューブの両端を収容保持する周溝を対向面に設けると共に他端面を閉鎖した円環形状の左右端末受け筒を設け、
上記左右端末受け筒に網チューブの両端を収容した状態で互いに近接方向に移動させて上記左右の分割パイプの長さを最短として端子付き電線を貫通し、貫通後に離反方向に移動させて網チューブを自然長さに復帰させるようにしている。
【0013】
上記治具を用いると、網チューブの両端を左右端末受け筒に収容して位置決め保持でき、左右端末受け筒の間の網チューブは左右分割パイプ内に自然長さで位置する。この状態で、左右端末受け筒を近接方向に押すと、網チューブは大径変化し、かつ、左右端末受け筒の近接作動で、その間の分割パイプもスライドして互いに重なり収縮していく。網チューブが最大径となるとパイプの内周面に接した状態となり、内部に垂れ下がることなく、最大径の状態で保持できる。このように最大径で且つ最短寸法に網チューブが保持されることにより、該網チューブへの端子付き電線の貫通作業を容易に行うことができる。
【0014】
上記分割したパイプは、軸線方向に沿ってスリットを設けていると共に、該スリットとの対向位置に薄肉ヒンジ部を設けており、上記パイプへの網チューブの挿脱を上記スリットを開いて行う構成とすることが好ましい。
【0015】
上記構成とすると、網チューブをパイプに貫通させる必要はなく、網チューブの両端を左右端末受け筒に収容した後に、左右の分割パイプに対して側方からスリットを通して挿入すればよい。また、端子付き電線を網チューブに通した後は、スリットを開いて側方から分割パイプを取り除くことができる。
【0016】
なお、上記左右一対の分割したパイプには、上記スリットと薄肉ヒンジを設ける代わりに、それぞれ上下の半円環部に分割して、互いに着脱自在に係止する構成としてもよい。
【0017】
なお、上記治具は、網チューブの最大径変化時の外径と略同径の内径を有するパイプを左右一対の2部材に分割し、これら分割パイプの一方の内周面を切り欠くと共に他方の外周面を切り欠いてスライド自在に嵌合させて、パイプの全長を伸縮可能とし、かつ、上記パイプの両端に、網チューブの両端を収容保持する周溝を対向面に設けると共に他端面を閉鎖した円環形状の左右端末受け筒を設け、
上記左右端末受け筒に網チューブの両端を収容した状態で互いに近接方向に移動させて上記左右の分割パイプの長さを最短として端子付き電線を貫通し、貫通後に離反方向に移動させて網チューブを原状に復帰させるようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態を示し、使用する治具10として、軽くて容易に屈曲しない材質、例えば鋼管あるいは塩化ビニール管等の中空筒状のパイプ11を用いている。この内径は前述した如く、網チューブ3を最大縮み状態にした際の最大外径と略同径あるいは若干小径としている。
【0019】
これにより、バイプ11の内周面を、最大縮み状態の網チューブ3の外周面が接当あるいは圧接することになるので、パイプ11で網チューブ3を最大縮み状態で保持することができる。
【0020】
また、パイプ11の長さは、最大縮み状態で最短となった網チューブ3の長さより若干短めとし、網チューブ3の両端をパイプ11の両端開口より突出させることができるように設定している。このように網チューブ3をパイプ11の両端より突出させることで、網チューブ3をパイプ11の両端に固定することができ、かつ、端子付き電線の貫通作業後に、網チューブ3の一端を把持してパイプ11より引き抜くことが出来るようにしている。
【0021】
前記保持治具10の使用に際しては、まず、図1(A)に示す網チューブ3を、図1(B)に示すように、パイプ11に自然長の状態で通す。その後、図1(C)に示すように、網チューブ3の両端部を縮み方向、つまり接近方向へ作業員が押圧して網チューブ3を最大縮み状態にする。
これにより、パイプ11により網チューブ3を最大径で且つ最短長さに保持できる。この状態で、端子付き電線4の端子5を先頭にして網チューブ3の一方側から電線4を持って順次挿入していき貫通させる。なお、図中は1本の電線4を示しているが、複数本の電線が貫通させている。
【0022】
所要本数の電線を貫通させた後、図1(D)に示すように網チューブ3の両端の押圧を解き、網チューブ3を自然長さに戻し、パイプ11の両端部から網チューブ3を延伸させる。網チューブ3の一端を外方へ引っ張り、パイプ11より端子付き電線を貫通した網チューブ3を引き抜く。
【0023】
なお、上記貫通作業時において、作業員が網チューブの両端をパイプ11の両端に固定しながら端子付き電線4の挿通を行っても良いが、網チューブ3が長くパイプ11が長い場合には一人の作業員で貫通作業を行うことは出来ない。
【0024】
よって、1つのパイプを用いる場合には、図2(A)(B)(C)に示す変形例の構成とすることが好ましい。
この変形例では、パイプ11’は上下に分割して、上側パイプ11a’と11b’とから構成し、網チューブ3に上下から被せて互いに係止するようにしている。また、パイプ配置部Pの前部に当接板30を固定すると共に、後部に押当板31を移動自在に配置している。当接板30には網チューブの外径よりは小さいが、電線端末の端子は挿通させることができる程度の穴30aを穿設している一方、押当板31には網チューブ貫通用の孔31aを設けている。
【0025】
網チューブ3には図2(A)に示すように、通常、その両端近傍に車体固定用のクランプ34、35が取り付けられており、このクランプ34、35を利用している。
【0026】
上記網チューブ3のクランプ34、35の間の位置に上下パイプ11a’と11b’とを被せてパイプに網チューブ3を自然長さで通した状態とし、前後の当接板30と押圧板31の間に配置し、網チューブ3の前端のクランプ34を当接板30に押し当てる。後方から押圧板31を当接板30側へと移動させ、後端側のクランプ35に当接させる。さらに押圧板31を移動して、クランプ35を前方へ押すことにより網チューブ3を縮め、パイプ11内で網チューブ3を大径化させる。クランプ35がパイプ11’の後端に当接するとパイプ11’も当接板30側へと移動され、パイプ11’の前端が、当接板30に当たっているクランプ34に当接すると押圧板31は停止する。この状態で、網チューブ3はパイプ11’内で最大径で保持され、端子付き電線5を通していく。所要数の電線を貫通後、押圧板31を後退させ、当接板30と押圧板31との間からパイプ11’と端子付き電線を貫通させた網チューブ3を取り出すことができる。この状態で網チューブ3は小径化および長尺化して自然状態に戻り、パイプ11’の上下パイプを分離して網チューブ3から取り外す。
【0027】
図3(A)〜(D)および図4(A)〜(E)は第2実施形態を示す。
第2実施形態で用いる治具6は、網チューブ3の最大径変化時の外径と略同径の内径を有すると共に、最短長さとした時よりも若干短いパイプを、左右一対の2部材に分割した分割パイプ12、13と、左右一対の端末受け筒7、8とより構成している。左端末受け筒7に分割パイプ12に着脱自在に連結すると共に、右端末受け筒8に分割パイプ13を着脱自在に連結して、左右端末受け筒7、8の間に分割パイプ12、13を配置している。
【0028】
上記分割パイプ12と13とはスライド自在に嵌合させて、パイプの全長を伸縮可能としている。即ち、分割パイプ12は、その内周面を分割端12aから所要寸法切り欠いて内径を大径化させたスライド部12bを設ける一方、分割パイプ13は、その外周面を分割端13aから所要寸法切り欠いて外径を小径化させたスライド部13bを設けている。
左右の分割パイプ12と13に上記スライド部12b、13bを設けていることにより、分割パイプ12と13とを嵌合して1本のパイプとした時に内周面および外周面とは全長にわたって段差が発生しない均一径となるようにしている。
【0029】
また、左右分割パイプ12、13は、その軸線方向の全長にわたってスリット12c、13cを設けると共に対向部位に薄肉ヒンジ部12d、13dを設け、スリット12c、13cを開いて網チューブ3を内部に通すことができるようにしている。
【0030】
さらに、分割パイプ12、13の分割端とは反対の外端12e、13eに端末受け筒への嵌合突起12f、13fを設けている。
【0031】
上記左右端末受け筒7、8は、網チューブ3の両端を最大径とした状態で収容保持する周溝7a、8aを対向面に設けると共に他端面を閉鎖面7b、8bした円環形状としている。また、対向面の外筒7c、8cに左右分割パイプの突起12f、13fを嵌合する凹部7d、8dを設けている。
【0032】
本実施形態では、網チューブ3は長さ1m、縮み前の自然長のときの内径4mm、最大縮み状態の内径8mmである。
【0033】
図4(A)〜(E)は第2実施形態の治具6を使用した端子付き電線の網チューブ貫通作業工程を示し、まず、図4(A)に示すように、左右端末受け筒7、8の周溝7a、8aに網チューブ3の両端を最大径とした状態で収容して固定する。
【0034】
ついで、分割パイプ13のスリット13cを開いて網チューブ3に被せ、その嵌合突起13fを右端末受け筒8の凹部8dに挿入して連結する。同様に、分割パイプ12のスリット12cを開いて網チューブ3にかぶせ、その嵌合突起12fを左端末受け筒7の凹部7dに挿入して連結し、図4(B)の状態とする。この時、左右の分割パイプ12、13のスライド部12bと13bの先端が当接し、その内部に網チューブ3が自然長で通された状態で、パイプの全長L1は最大となっている。
【0035】
なお、分割パイプ12、13に網チューブ3を通した後に、それらの両端を左右端末受け筒7、8に挿入固定し、図4(A)と(B)の工程を逆としてもよい。
【0036】
ついで、左右端末受け筒7、8を互いに近接方向へと押して、分割パイプ12、13のスライド部12b、13bを嵌合方向へとスライドさせ、これらスライド部12b、13bが図4(C)に示すように完全に嵌合して先端が段部に当接する最短長さL2に収縮させる。
【0037】
この作業で、端末受け筒7、8で両端が保持された網チューブ3は縮んで拡径し、スライド部12b、13bが停止した位置で最大縮み状態となり、網チューブ3は最大径でかつ最短長さとなる。
この状態で保持して、端子付き電線4の端子5を先頭にして網チューブ3を、一方側の右端末受け筒7内から電線4を持って順次挿入していき網チューブ3内を通過させ、左端末受け筒8を通して貫通させる。
【0038】
所要本数の端子付き電線4を全て貫通させた後、上記と逆手順でパイプ12、13および端末受け筒7,8を取り外す。
即ち、左右の端末受け筒7、8を離反させて、パイプ12、13も嵌合を解いていき、図4(D)の状態に戻す。その後、パイプ12、13をスリット12c、13cを開いて網チューブ3より取り外すと共に、端末受け筒7、8との係合をといて取り外し、図4(E)の状態とする。
その後、端末受け筒7、8を引き抜きて、周溝7a、8aより網チューブ3の両端を取り外す。
【0039】
図5は第2実施形態の治具の変形例を示す。
上記分割パイプ12、13は、スリットとヒンジ部を設ける代わりに、上下に二分割にしてそれぞれを半円環形状の上下パイプ12’、12”、13’、13”にし、かつ、互いに係止するロック部12’mと非ロック部12”n、13’m、13”nとを設けている。
網チューブへの取付作業は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の貫通方法によれば、自然長の網チューブをパイプに通した後に網チューブを縮めて拡径化させ、略最大径に達するとパイプ内面に当接して拡径状態を保持させている。この状態で端子付き電線を網チューブ内に貫通させると、網チューブが最大径に保持されているため容易に貫通させることができると共に、網チューブが最短長さになっているため貫通距離が短くなり、より簡単に端子付き電線を網チューブに貫通させることができる。
【0041】
また、治具として、左右一対の分割パイプと左右の端末受け筒を設けた治具を用いると、左右端末受け筒に網チューブの両端を収容保持した状態で左右の分割パイプを近接させると、網チューブが縮んで拡径化しながらパイプ内周面に沿って保持することができ、端子付電線を端子側から容易に貫通できる。その結果、長い網チューブに端子付き電線の貫通作業も短時間で、かつ、作業員が一人で行うことができ、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)乃至(D)は本発明の第1実施形態の挿通作業工程を示す斜視図ある。
【図2】 (A)乃至(D)は第1実施形態の変形例の挿通作業工程を示す概略図である。
【図3】 本発明の第2実施形態で使用する治具を示し、(A)は斜視図、(B)は断面図、(C)は端末受け筒の斜視図、(D)はパイプの断面図である。
【図4】 (A)〜(E)は第2実施形態の挿通作業工程を示す断面図である。
【図5】 第2実施形態の治具の変形例を示す断面図である。
【図6】 従来例を示す図面である。
【符号の説明】
3 網組チューブ
4 電線
5 端子
7、8 端末受け筒
14a、15a 周溝
10、6 治具
11 パイプ
12、13 分割パイプ

Claims (3)

  1. ナイロン、ポリエステル、PETから選択される絶縁性樹脂糸を円筒状に編成し、伸びを有しないが、両端部を接近方向へ縮めると大径変化し、圧縮を解くと原状の小径で長尺な状態に復帰する特性を有する網チューブに対して、自動車に配索される端子付き電線を貫通させるために用いる治具であって、
    上記網チューブを最大縮み状態とした時の網チューブの最大径と略同径の内径を有すると共に、その長さを、網チューブの最短長さよりも短い寸法としているパイプを備えており、
    前記パイプ内に網チューブを貫通させた後に該網チューブを縮めて大径化して上記パイプの内周面に沿わせた状態で保持し、この状態で先端に端子を接続した端子付き電線を上記網チューブに通した後に、網チューブの縮みを解いて小径化且つ長尺化する自然長さに復帰させて、上記パイプより網チューブを取り出し、上記端子付き電線を網チューブに貫通させるものである網チューブへの端子付き電線の貫通用治具。
  2. 網チューブへの端子付き電線を貫通させるために用いる治具であって、
    上記網チューブの最大径変化時の外径と略同径の内径を有するパイプを左右一対の2部材に分割し、これら分割パイプの一方の内周面を切り欠くと共に他方の外周面を切り欠いてスライド自在に嵌合させて、パイプの全長を伸縮可能とし、
    かつ、上記パイプの両端に、網チューブの両端を収容保持する周溝を対向面に設けると共に他端面を閉鎖した円環形状の左右端末受け筒を設け、
    上記左右端末受け筒に網チューブの両端を収容した状態で互いに近接方向に移動させて上記左右の分割パイプの長さを最短として端子付き電線を貫通し、貫通後に離反方向に移動させて網チューブを自然長さに復帰させるようにしている網チューブへの端子付き電線貫通用治具。
  3. 上記左右一対の分割したパイプは、それぞれ軸線方向に沿ってスリットを設けていると共に、該スリットとの対向位置に薄肉ヒンジ部を設けており、上記パイプへの網チューブの挿脱を上記スリットを開いて行う構成としている請求項2に記載の網チューブへの端子付き電線貫通用治具。
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