JP3731014B2 - 自動分注装置 - Google Patents

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敏一 宮前
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、被検体として採血管から血液を分注する際などに使用する自動分注装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来における自動分注装置は、例えば、実公平5−39495号公報に所載のように、分注ノズルに着脱自在にディスポーザル・チップを装着する分注器と、上記分注器を上下に移動する第1移動手段と、上記分注器を左右に移動する第2移動手段と、上記分注器を前後に移動する第3移動手段と、与えられた制御データに基づいて、上記分注器、第1〜第3移動手段をそれぞれ制御する制御手段とを具備し、これら移動手段を駆使して、別に用意したコンベア手段で搬入されてくる被被検体の収容器から上記分注器に所要量の被検体を取り込み、これを他に用意したコンベア手段に載置されたラック上の複数の試験管などの容器に分注し、搬出するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで問題になるのは、被検体の収容器を自動分注装置に搬送するコンベア手段が、更には、分注された被検体の容器(試験管)をラック単位で搬出するコンベア手段が、上記分注装置に専用のものであることで、既に他の目的で装備されたコンベア手段の搬送経路に、上記自動分注装置を付帯的に設備するような場合には、上記自動分注装置の構造を、その都度、適合する形態に設計変更する必要があることである。このため、ユーザーの事情に合わせて、自動分注装置を作成するのでは、生産性が低く、コスト高となるのを避けられない。
【0004】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、ユーザーの事情に合わせて、汎用性を発揮でき、コストの低減を図る目的で構成した自動分注装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では、分注ノズルに着脱自在にディスポーザル・チップを装着する分注器と、上記分注器を上下に移動する第1移動手段と、上記分注器を左右に移動する第2移動手段と、上記分注器を前後に移動する第3移動手段と、与えられた制御データに基づいて、上記分注器、第1〜第3移動手段をそれぞれ制御する制御手段とを具備する自動分注装置において、上記分注器および第1〜第3移動手段を支持する架台は、第2移動手段による上記分注器の左右の可動範囲の中央に位置し、その第2移動手段の左右下側を開放した構成であり、上記第3移動手段は、上記架台の前側に、上記第2の移動手段による可動範囲に対応する幅で、上記分注器の前後の可動範囲を確保する構成になっていることを特徴とする。
【0006】
なお、上記架台前部に上記ディスポーザル・チップを収容するチップラックを配置するステージを設けているとよい。また、本発明の実施の形態として、上記第3移動手段は、上記分注器および第1移動手段を載置する移動ブロックと、該移動ブロックを前後にガイドするために前方に延びるガイド台と、上記移動ブロックを前後に移動のための駆動手段とを具備しており、上記第2移動手段は、その左右の可動範囲で上記ガイド台を左右にガイドするために上記架台の左右に延びるガイド部材と、上記ガイド台を左右に移動するための駆動手段とを具備しているのがよい。
【0007】
このような構成では、前後に延びる左右一対の搬送手段(被検体の移送のためのコンベア手段や分注された検体の搬出のためのコンベア手段など)の間に上記架台を設置することで、あるいは、左右に延びる前後一対の搬送手段の後ろ側に上記架台を設置することで、分注器を被検体に、あるいは、分注容器(試験管やシャーレなど)にアクセスさせることができ、ユーザー側の事情に合わせて、既存のシステムに組み入れることが容易である。このように汎用性が与えられることで、自動分注装置のコストを大幅に低減できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。ここで示される自動分注装置は、基本的には、分注ノズル1Aに着脱自在にディスポーザル・チップ1Bを装着する分注器1と、分注器1を上下に移動する第1移動手段2と、分注器1を左右に移動する第2移動手段3と、分注器1を前後に移動する第3移動手段4と、与えられた制御データに基づいて、分注器1、第1〜第3移動手段2、3、4を、それぞれ制御する制御手段(図示せず)とを具備している。
【0009】
そして、この自動分注装置において、分注器1および第1〜第3移動手段2、3、4を支持する架台5は、第2移動手段3による分注器1の左右の可動範囲の中央に位置し、その第2移動手段3の左右下側を開放した構成であり、また、第3移動手段4は、架台5の前側に、第2の移動手段3による可動範囲に対応する幅で、分注器1の前後の可動範囲を確保する構成になっている。なお、架台1の前部には、ディスポーザル・チップ1Bを多数、収容するチップラック6を配置する長方形のステージ7が設けられている。
【0010】
更に詳述すれば、第3移動手段4は、分注器1および第1移動手段2を載置する移動ブロック4Aと、移動ブロック4Aを前後にガイドするために前方に延びるガイド台4Bと、移動ブロック4Aを前後に移動のための駆動手段(図示せず)とを具備しており、また、第2移動手段3は、その左右の可動範囲でガイド台4Bを左右にガイドするために架台5の左右に延びるガイド部材3Aと、ガイド台4Bを左右に移動するための駆動手段(図示せず)とを具備している。
【0011】
なお、上述の第1移動手段2、並びに、第2、3移動手段の各駆動手段は、上述の制御手段によって、所定のタイミング(後述する搬送手段との連動関係で)で、制御される。
【0012】
このような構成の自動分注装置を、例えば、既存のシステムにおけるベルトコンベアなどの形式の、搬送手段Aに適用した場合について、図4および図5を参照して、説明する。ここでは、被検体として血液を装填した採血管11がラック12に多数、納められた状態で、搬送手段Aによって、架台5の一側で、第2移動手段の可動範囲内に搬送される。
【0013】
この搬送手段Aは、所定のタイミングで、間欠駆動され、ラック12は、自動分注装置の一定位置で、停止され、分注器1のアクセスを許容する。即ち、与えられた制御データ(各ラック12内の採血管11の対象特定、ラック内位置に基づく自動分注制御データ)で、第1、2、3移動手段を動作して、分注器1のノズル1Aに装着したディスポーザル・チップ1Bを所要の採血管11に差し込み、分注器1によりチップ1B内に被検体を所要量、吸引する。
【0014】
一方、架台5の反対側に配置された搬送手段B(これは、上述のシステムにおける既存の、ベルトコンベアの形式などの搬送手段でもよいが、この自動分注装置に対して専用に用意した、同じくベルトコンベアなどの形式の搬送手段でもよい)には、被検体を所定量ずつ、分注される試験管13を納めたラック14が間欠的に供給されている。そして、これら試験管13の幾つか(これは試験項目によって、複数分注の場合もある)に対して、前述の分注器1をアクセスして、分注作業を行うのである。
【0015】
このように、架台5の左右に第2移動手段の可動範囲が延長して用意されているので、両搬送手段A、Bの間に架台5を据え付けることで、分注器1を搬送手段A上のラック12の所要の採血管11にアクセスした後、第1〜3移動手段を介して、分注器1を反対側の搬送手段B上のラック14の所要の試験管13にアクセスして、被検体を分注するような形式で、既存のシステムへの自動分注装置の組み込みが実現できる。
【0016】
また、図6および図7に示されるように、既存のシステムにおいて、搬送手段AおよびBが、左右に平行に走るベルトコンベアなどの形式で構成されている場合に、本発明の自動分注装置を組み込むときは、架台5の前側に位置して、第3の移動手段4の前後可動範囲に、それらの一部が位置するように、上記搬送手段A、Bを配置することができる。
【0017】
なお、分注された試験管13への試薬の添加、反応のための待機などの目的で搬送手段Bの搬送端に、化学分析装置などを設けてもよい。また、この実施の形態では、平面視で、第2移動手段3の左右可動範囲、および、第3移動手段4の前後可動範囲を確保するための作業領域設定枠15が、その端部15A、15Aを架台5の左右に延びる両翼部5A、5A(この上には、ガイド部材3Aが配置されている)の端部に、着脱自在に装着した状態で、装備されている。
【0018】
更に、本発明の実施の形態では、架台5の前部にディスポーザル・チップ1Bを収容するチップラック6を配置するステージ7を設けているが、上記ステージの位置は、搬送手段が装備される位置を配慮した上で、平面視で、第2、3移動手段の可動範囲に許容されるような、他の適当な場所に設けてもよい。
【0019】
また、ラック11、13には、例えば、1列:5本形式、1列:10本形式の単列ラック、あるいは、その複列ラックの構成などが、適宜、選択的に採用できることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、分注ノズルに着脱自在にディスポーザル・チップを装着する分注器と、上記分注器を上下に移動する第1移動手段と、上記分注器を左右に移動する第2移動手段と、上記分注器を前後に移動する第3移動手段と、与えられた制御データに基づいて、上記分注器、第1〜第3移動手段をそれぞれ制御する制御手段とを具備する自動分注装置において、上記分注器および第1〜第3移動手段を支持する架台は、第2移動手段による上記分注器の左右の可動範囲の中央に位置し、その第2移動手段の左右下側を開放した構成であり、上記第3移動手段は、上記架台の前側に、上記第2の移動手段による可動範囲に対応する幅で、上記分注器の前後の可動範囲を確保する構成になっている。
【0021】
従って、前後に延びる左右一対の搬送手段(被検体の移送のためのコンベア手段や分注された検体の搬出のためのコンベア手段など)の間に上記架台を設置することで、あるいは、左右に延びる前後一対の搬送手段の後ろ側に上記架台を設置することで、分注器を被検体に、あるいは、分注容器(試験管やシャーレなど)にアクセスさせることができ、ユーザー側の事情に合わせて、既存のシステムに組み入れることが容易である。このように汎用性が与えられることで、自動分注装置のコストを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す自動分注装置の正面図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、平面図である。
【図4】本発明の使用態様を示す正面図である。
【図5】同じく、平面図である。
【図6】本発明の別の使用態様を示す側面図である。
【図7】同じく、平面図である。
【符号の説明】
1 分注器
1A ノズル
1B ディスポーザル・チップ
2 第1移動手段
3 第2移動手段
3A ガイド部材
4 第3移動手段
4A 移動ブロック
4B ガイド台
5 架台
5A 翼部
6 チップラック
7 ステージ
11 採血管
12 ラック
13 試験管
14 ラック
15 作業領域設定枠
15A 端部
A、B 搬送手段

Claims (3)

  1. 分注ノズルに着脱自在にディスポーザル・チップを装着する分注器と、上記分注器を上下に移動する第1移動手段と、上記分注器を左右に移動する第2移動手段と、上記分注器を前後に移動する第3移動手段と、与えられた制御データに基づいて、上記分注器、第1〜第3移動手段をそれぞれ制御する制御手段とを具備する自動分注装置において、
    上記分注器および第1〜第3移動手段を支持する架台は、第2移動手段による上記分注器の左右の可動範囲の中央に位置し、その第2移動手段の左右下側を開放した構成であり、上記第3移動手段は、上記架台の前側に、上記第2の移動手段による可動範囲に対応する幅で、上記分注器の前後の可動範囲を確保する構成になっていることを特徴とする自動分注装置。
  2. 上記架台前部に上記ディスポーザル・チップを収容するチップラックを配置するステージを設けていることを特徴とする請求項1に記載の自動分注装置。
  3. 上記第3移動手段は、上記分注器および第1移動手段を載置する移動ブロックと、該移動ブロックを前後にガイドするために前方に延びるガイド台と、上記移動ブロックを前後に移動のための駆動手段とを具備しており、上記第2移動手段は、その左右の可動範囲で上記ガイド台を左右にガイドするために上記架台の左右に延びるガイド部材と、上記ガイド台を左右に移動するための駆動手段とを具備していることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の自動分注装置。
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