JP3730459B2 - 遊技管理システム、管理装置、発行装置、及び遊技媒体貸出装置 - Google Patents

遊技管理システム、管理装置、発行装置、及び遊技媒体貸出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ店等の遊技店にて使用されるプリペイドカード等の記録媒体を発行する発行装置と、記録媒体の記録情報に基づいて、パチンコ玉等の遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置と、記録情報に基づき記録媒体の正当性を確認する管理装置とを備え、発行装置及び遊技媒体貸出装置と、管理装置との間を通信すべくなしてある遊技管理システム、並びに該遊技管理システムに用いる管理装置、発行装置、及び遊技媒体貸出装置に関し、特に記録媒体を用いた不正を防止する遊技管理システム、管理装置、発行装置、及び遊技媒体貸出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ店等の遊技店において、パチンコ台及びスロットマシン等の遊技機で使用するパチンコ玉及びメダル等の遊技媒体の借り入れに金銭的価値に対応する情報を予め記録している磁気カード等の記録媒体(以下カードという)を用いる遊技管理システムがあり、該遊技管理システムは、遊技媒体の借り入れのために遊技機から離れる回数を減らし、また現金無しで遊技媒体の貸出ができるという利便性が遊技者に受け入れられて広く普及している。
【0003】
このような遊技管理システムでは、利用者は発行装置によりカードを購入し、購入したカードを用いて、遊技媒体を排出する遊技媒体貸出装置から遊技媒体の借り入れを行い、借り入れた遊技媒体により遊技機で遊技を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カードは遊技媒体を借り入れるための有価価値が付与された記録媒体であるため、偽造されたカードの販売及び使用等の不正行為が発生するという問題がある。
【0005】
偽造カードによる不正行為としては、デッドコピーと呼ばれる記録媒体そのものを複製する、有価価値を偽造し不当に有価価値を上乗せする等の多種多様な不正があり、また偽造以外にも、発行装置に収容されているカードを不正に取り出し、取り出したカードを発見されにくい遠方の遊技店で使用するという不正もある。
しかもこのような不正行為は多様化する傾向にあり、例えば遊技店内部の店員による不正、更には偽造組織等の組織ぐるみによる悪質で大がかりな不正が行われる場合もあり、社会問題にまで発展している。
【0006】
このため損害を最小限に抑えるため有効期間の制限、及びカードに付与する有価価値の低額化等の防止策も取られているが、これらの防止策では不正行為の拡大を十分に防止するには至っておらず、また遊技者にとって利便性が悪いという問題もあり、遊技管理システムの発展を阻害する要因になりかねないという問題がある。
【0007】
また不正行為の防止策として、カードにカード固有情報及び使用されるべき遊技店情報等の固有情報を記録し、該固有情報をデータベース化して管理装置により管理し、カードが発行及び使用(遊技媒体の貸出)される都度、管理装置に管理された固有情報を確認することで不正行為の発生を抑制する方法が実施されているが、例えばカード発行機及び管理装置の間の通信が事故等の異常により、又は故意に切断された場合、カードが発行できないという事態が生じ、遊技店の営業そのものに支障を来すという問題がある。
【0008】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、カードにカード固有情報及び使用されるべき遊技店情報等の情報を記録して、発行時及び使用時にその情報を確認するだけでなく、更に発行時及び使用時にカードに記録する入金情報及び消費情報に対して、暗号鍵コードを用いてデジタル署名を行うことで不正行為の発生を抑制することが可能な遊技管理システム、管理装置、発行装置、及び遊技媒体貸出装置の提供を目的とする。
【0009】
また入金情報に対するデジタル署名に用いる暗号鍵コードを、管理装置及び発行装置に分割して管理することにより、発行装置単体からカードを不正に取り出そうとしても、暗号鍵コードを生成することができないので、遊技店内部の店員による不正行為、更には発行装置の盗難に基づく不正行為の発生を抑制することが可能な遊技管理システム及び発行装置の提供を目的とする。
【0010】
さらに事故等の異常により、発行装置と管理装置との間の接続が切断された場合、パスワードの入力によりカードを発行するシステムに移行するが、その場合のパスワードは遊技店における特定の店員に対してのみ連絡されるパスワードであり、しかも入力の都度変更されるワンタイムパスワード方式であるため、不正行為の発生を抑制しながらも、営業に来す支障を最小限に抑える遊技管理システム及び発行装置の提供を他の目的とする。
【0011】
そして使用後のカードを回収装置に回収させた場合、カード代金等の代替物を返却することにより、システム全体に要する費用を低減する遊技管理システムの提供を更に他の目的とする。
【0012】
さらに記録媒体として記録容量の大きいICカードを用いることにより、このように不正行為の発生の防止策の強化を容易に実現することができるので、遊技者の利便性を向上させ、システムの発展に貢献する遊技管理システム、管理装置、発行装置、及び遊技媒体貸出装置の提供を更に他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る遊技管理システムは、遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられ、入金情報及び消費情報を含む記録情報を記録する記録媒体を発行する発行装置と、記録媒体の記録情報に基づいて、遊技媒体の貸出を指示する遊技媒体貸出装置と、記録情報に基づき記録媒体の正当性を確認する管理装置とを備え、発行装置及び遊技媒体貸出装置と、管理装置との間を通信すべくなしてある遊技管理システムにおいて、前記発行装置は、金銭投入情報及び記録媒体発行要求を受け付ける手段と、デジタル署名に用いる入金署名鍵コードを記録する手段と、発行すべき記録媒体に予め記録されている記録情報を読み取る手段と、読み取った記録情報の正当性を、前記管理装置に確認させる手段と、前記管理装置により、正当性が確認された場合に、金銭投入情報に対応する入金情報を、記録媒体に記録する手段と、記録媒体に記録された入金情報に、入金署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、該デジタル署名された記録媒体を発行する手段とを備え、前記遊技媒体貸出装置は、遊技媒体の貸出要求量を受け付ける手段と、デジタル署名に用いる消費署名鍵コードを記録する手段と、記録媒体に記録されている記録情報を読み取る手段と、読み取った記録情報の正当性を、前記管理装置に確認させる手段と、前記管理装置により、正当性が確認された場合に、貸出要求量に対応する消費情報を記録媒体に記録する手段と、記録媒体に記録された消費情報に消費署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、貸出要求量分の遊技媒体の貸出指示をする手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
第2発明に係る遊技管理システムは、遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられ、入金情報及び消費情報を含む記録情報を記録する記録媒体を発行する発行装置と、記録媒体の記録情報に基づいて、遊技媒体の貸出を指示する遊技媒体貸出装置と、記録情報に基づき記録媒体の正当性を確認する管理装置とを備え、発行装置及び遊技媒体貸出装置と、管理装置との間を通信すべくなしてある遊技管理システムにおいて、前記発行装置は、金銭投入情報及び記録媒体発行要求を受け付ける手段と、デジタル署名に用いる入金署名鍵コードの元になる第1の原署名鍵コードを記録する手段と、発行すべき記録媒体に予め記録されている記録情報を読み取る手段と、読み取った記録情報を前記管理装置へ送信する手段とを備え、前記管理装置は、第1の原署名鍵コードと組み合わせて入金署名鍵コードを生成する第2の原署名鍵コードを記録する手段と、前記発行装置から受信した記録情報の正当性を確認する手段と、正当性が確認された場合に、第2の原署名鍵コードを前記発行装置へ送信する手段とを備え、前記発行装置は更に、受信した第2の原署名鍵コード及び第1の原署名鍵コードを組み合わせて入金署名鍵コードを生成する手段と、金銭投入情報に対応する入金情報を、記録媒体に記録する手段と、記録媒体に記録された入金情報に、入金署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、該デジタル署名された記録媒体を発行する手段とを備え、前記遊技媒体貸出装置は、遊技媒体の貸出要求量を受け付ける手段と、デジタル署名に用いる消費署名鍵コードを記録する手段と、記録媒体に記録された記録情報を読み取る手段と、読み取った記録情報を前記管理装置へ送信する手段とを備え、前記管理装置は更に、前記遊技媒体貸出装置から受信した記録情報の正当性を確認する手段と、正当性が確認された場合に、正当性を証明する証明信号を前記遊技媒体貸出装置へ送信する手段と、前記遊技媒体貸出装置は更に、証明信号を受信した場合に、貸出要求量に対応する消費情報を記録媒体に記録する手段と、記録媒体に記録された消費情報に、消費署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、貸出要求量分の遊技媒体の貸出指示をする手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
第3発明に係る遊技管理システムは、第1発明又は第2発明において、前記発行装置は、夫々異なる複数の符号列の夫々に順序を付与した順序付与符号列、及びデジタル署名に用いる署名鍵コードを記録する手段と、前記管理装置との間の通信が途絶えた場合に、記録媒体から読み取った記録情報の正当性を確認する手段と、入力符号列とする任意の符号列の入力を受け付ける手段と、入力符号列、及び入力符号列の入力を受け付けた回数に対応する順序を付与した順序付与符号列を照合する手段と、照合により入力符号列及び順序付与符号列が一致したときに、前記管理装置と通信せずに、入金情報に署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
第4発明に係る遊技管理システムは、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、記録媒体を回収する記録媒体回収装置を備え、該記録媒体回収装置は、記録媒体の挿入口と、挿入された記録媒体の入金情報が示す金額の累計及び消費情報が示す金額の累計を読み取る手段と、該入金情報が示す金額の累計及び消費情報が示す金額の累計が等しい場合に、記録媒体を回収する手段と、回収した記録媒体の代替物を排出する手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
第5発明に係る遊技管理システムは、第1発明乃至第4発明のいずれかにおいて、前記記録媒体はICカードであることを特徴とする。
【0018】
第6発明に係る管理装置は、遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられる記録媒体の正当性を、該記録媒体に記録されている情報に基づいて確認する管理装置において、記録媒体の固有情報を記録する第1データベースと、不正な記録媒体の固有情報を記録する第2データベースと、記録媒体に記録されている遊技媒体の貸出に関する入金情報及び消費情報を記録する第3データベースと、デジタル署名に用いる署名鍵コードを生成するための原署名鍵コードを記録する手段と、発行すべき記録媒体に予め記録されている固有情報並びに入金情報及び消費情報を受信する手段と、受信した固有情報を、第1データベースに記録されている内容と照合する手段と、受信した固有情報を、第2データベースに記録されている内容と照合する手段と、受信した入金情報及び消費情報を、第3データベースに記録されている内容と照合する手段と、前記各照合により正当性が確認された場合に、原署名鍵コードを記録情報の送信元へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
第7発明に係る発行装置は、遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられ、入金情報を含む記録情報を記録する記録媒体を発行する発行装置において、金銭投入情報及び記録媒体発行要求を受け付ける手段と、デジタル署名に用いる入金署名鍵コードを記録する手段と、発行すべき記録媒体に予め記録されている記録情報を読み取る手段と、該記録情報の正当性を確認する管理装置に、読み取った記録情報の正当性を確認させる手段と、管理装置により、正当性が確認された場合に、金銭投入情報に対応する入金情報を、記録媒体に記録する手段と、記録媒体に記録された入金情報に、入金署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、該デジタル署名された記録媒体を発行する手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
第8発明に係る発行装置は、遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられ、入金情報を含む記録情報を記録する記録媒体を発行する発行装置において、金銭投入情報及び記録媒体発行要求を受け付ける手段と、デジタル署名に用いる入金署名鍵コードの元になる第1の原署名鍵コードを記録する手段と、発行すべき記録媒体に予め記録されている記録情報を読み取る手段と、読み取った記録情報の正当性を確認する管理装置に、読み取った記録情報の正当性を確認させる手段と、第1の原署名鍵コードと組み合わせて入金署名鍵コードを生成する第2の原署名鍵コードを受信した場合に、記録情報の正当性が確認されたと判断して、受信した第2の原署名コード及び第1の原署名コードを組み合わせて入金署名鍵コードを生成する手段と、金銭投入情報に対応する入金情報を、記録媒体に記録する手段と、記録媒体に記録された入金情報に、入金署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、該デジタル署名された記録媒体を発行する手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
第9発明に係る発行装置は、第7発明又は第8発明において、夫々異なる複数の符号列の夫々に順序を付与した順序付与符号列、及びデジタル署名に用いる署名鍵コードを記録する手段と、記録媒体から読み取った記録情報の正当性を、自機のみにて確認する場合に、記録情報の正当性を確認する手段と、入力符号列とする任意の符号列の入力を受け付ける手段と、入力符号列、及び入力符号列の入力を受け付けた回数に対応する順序を付与した順序付与符号列を照合する手段と、照合により入力符号列及び順序付与符号列が一致したときに、記録媒体に記録された入金情報に署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段とを備えることを特徴とする。
【0022】
第10発明に係る遊技媒体貸出装置は、遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられる記録媒体に記録されている消費情報を含む記録情報に基づいて、遊技媒体の貸出を指示する遊技媒体貸出装置において、遊技媒体の貸出要求量を受け付ける手段と、デジタル署名に用いる消費署名鍵コードを記録する手段と、記録媒体に記録されている記録情報を読み取る手段と、該記録情報の正当性を確認する管理装置に、読み取った記録情報の正当性を確認させる手段と、管理装置により、正当性が確認された場合に、貸出要求量に対応する消費情報を記録媒体に記録する手段と、記録媒体に記録された消費情報に、消費署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、貸出要求量分の遊技媒体を排出する手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
第1発明、第6発明、第8発明、及び第10発明では、記録媒体に記録された固有情報及び遊技店情報等の記録情報を、記録媒体発行時及び遊技媒体貸出時等の使用時に確認することで、盗難された記録媒体の利用及びデッドコピー等の不正行為の発生を抑制し、また記録媒体の入金情報及び消費情報が示す金額に基づく有価価値を、従来の磁気カードのように予め付与しているのではなく、発行時に付与するようにし、更に入金情報及び消費情報を記録する場合に、記録媒体に記録された夫々の情報に発行装置又は遊技媒体貸出装置固有の暗号鍵コードによりデジタル署名を行うことで、有価価値の上乗せ等の不正行為の発生を抑制することが可能であり、またデジタル署名により入金情報及び消費情報を記録した装置が特定されるので、不正行為が行われた記録媒体の流出経路の特定を支援することが可能である。
【0024】
第2発明及び第7発明は、入金情報に対するデジタル署名に用いる入金署名鍵コードを、管理装置及び発行装置に分割して管理することにより、発行装置単体から記録媒体を不正に取り出そうとしても、暗号鍵コードを生成することができないため、遊技店内部の店員による不正行為、更には発行装置の盗難に基づく不正行為の発生を抑制することが可能である。
【0025】
第3発明及び第9発明では、事故等の異常により、発行装置と管理装置との通信が切断された場合、符号列の入力により発行装置単体で、記録媒体を発行することを可能とするシステムに移行するが、その場合の符号列は遊技店において所定の方法で本人であることを確認された特定の店員にのみ伝えられる符号列であり、またその符号列は入力の都度変更される方式を採用しているため、例えば第3者が符号列を盗み見して不正を行おうとしても、その符号列を特定することは容易ではないので、異常時にあっても営業に来す支障を最小限に抑え、しかも符号列の漏洩に伴う不正行為の発生をも抑制することが可能である。
【0026】
第4発明では、使用後の記録媒体を回収装置に回収させた場合、記録媒体本体の代金等の代替物を返却するシステムを構築することにより、無価値の記録媒体の回収率を高め、記録媒体のリサイクルシステムを確立し、資源の保護及びシステム全体のコスト低減を行うことが可能である。
【0027】
さらに第5発明では、記録媒体として記録容量の大きいICカードを用いることにより、不正行為の発生の防止策を強化するシステムを容易に実現することができるので、有効期間の制限及び記録媒体に付与する価値の低額化等の遊技者の利便性を損ねる防止策の実施の必要性が低減され、システムの発展に貢献することが可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の実施の形態1における遊技管理システムを用いた流通形態を示すブロック図である。図中100はパチンコ店等の遊技店であり、遊技店100ではICカード等のプリペイドカードを用いた記録媒体(以下カードという)Cを用いた決済システムが採用され、該決済システムで用いられるカードCは、遊技店と取引契約を結んでいるカード会社200から遊技店100へ配送される。なおカード会社200が配送するカードCは、カード会社200からの依頼に基づいてカード生産会社210により生産されたものである。
【0029】
カードCは半導体メモリ等の記録領域を備え、該記録領域には、カード固有情報、使用されるべき遊技店を示す遊技店情報、並びに有価価値が記録される入金情報及び消費情報等の記録情報が記録される。
なお記録情報の内、カード固有情報は、不正カード情報の管理等のシステム全体での管理に用いられるため、生産時に記録され、変更又は削除されることはないが、遊技店情報、入金情報、及び消費情報は、流動的な情報であるため必要に応じて、書き換え又は書き足しが行われる。
【0030】
遊技店100において、遊技者はカードCを購入し、購入したカードCによりパチンコ玉及びメダル等の遊技媒体を借り入れ、借り入れた遊技媒体に対応するパチンコ台及びスロットマシン等の遊技機で遊技を行う。
遊技店100にはカードCの利用情報及び決済情報等の各種情報を管理し、カードCの正当性を確認する管理装置10が設置されており、管理装置10はカード会社200が管理する中央装置20と、配送したカードに関する情報、並びに決済に関する入金情報及び消費情報等の各種情報の通信を行う。
【0031】
図2は本発明の実施の形態1における遊技管理システムを用いた遊技店100の各種装置の配置を示す説明図であり、図3(a)及び(b)は遊技店100に設置される遊技機を模式的に示す正面図及び背面図である。
遊技店100の店内は、遊技機が配置され遊技者が自由に行き来することができる遊技区域110、遊技者が獲得した遊技媒体又はその証明書を景品と交換する景品交換区域120、並びに遊技店100における事務作業及び管理作業等の業務が行われ、遊技者が出入りすることができない管理区域130に区分けされている。
【0032】
遊技区域110には、カードCを収納し、該カードCを遊技者に発行(販売)する発行装置30及び複数の遊技機111,111,…,が設置されている。
【0033】
遊技機111,111,…,は、直方体状をなし、借り入れた遊技媒体を排出する排出部111a及び実際に遊技が行われる遊技部111bを有する遊技面(正面)と、該遊技面の反対側の面であり、排出部111aから排出される遊技媒体を供給する供給部111cを有する背面とを備え、図2に示すように複数台を一列又は一対の列に纏めたブロック単位で、各遊技機111,111,…,の遊技面が通路側を向くように配置されており、各ブロックは”島”と呼ばれている。
【0034】
また隣り合う各遊技機111,111,…,の間には、カードCに記録されている記録情報を読み取り、遊技媒体を遊技機111の排出部111aから排出させる指示をする複数の遊技媒体貸出装置40,40,…,が一台ずつ設置されており、記録媒体に付与されている有価価値、即ち遊技媒体の貸出可能量が”0”となったカードCは、遊技媒体貸出装置40により回収され、遊技機111,111,…,の列の裏面側に島を縦断して配設されているベルトコンベア等の搬送装置112,112,…,により搬送され、島の一端側に配設されているカード収集機113,113,…,に回収される。
【0035】
管理区域130には、管理装置10が設置されており、特定の店員以外は操作できないように管理されている。
【0036】
図4は本発明の実施の形態1における遊技管理システムを用いた遊技店100の各種装置を示すブロック図である。
管理装置10は、各種プログラム及びデータ等の情報を記録する記録手段12を備え、記録手段12に記録されている各種プログラムはCPU11により実行される。
なお記録手段12には、不正カードのカード固有情報を記録する不正カードデータベース101、当該遊技店100で使用されるべきカードの情報を記録するカード管理データベース102、入金情報を記録する入金情報データベース103、及び消費情報を記録する消費情報データベース104等の各種データベースが記録されている。
【0037】
また管理装置10は、時計回路13、中央装置20と各種情報を通信する外部通信手段14、及び遊技店100に設置された各種装置と各種情報を通信する内部通信手段15を備えている。
内部通信手段15はLAN等の通信ネットワークに接続し、該通信ネットワークには、発行装置30及び遊技媒体貸出装置40等の各種装置が接続されており、通信ネットワークを介して管理装置10と、発行装置30及び遊技媒体貸出装置40との間で通信を行う。
なお通信方法は有線の通信ネットワーク以外に、電波及び赤外線等の手段を用いた無線通信でもよい。
【0038】
発行装置30はカードCを収納する収納部32、遊技者からの入金を受け付ける金銭投入部33、遊技者からのカードCの挿入を受け付けるカード挿入部34、遊技者からカードCに書き込む金額の入力を受け付ける押し釦及びタッチパネル等の入力部35、カードCに対して記録情報の読取/書込を行うアクセス部36、並びに記録情報の読取/書込を行ったカードCを排出して遊技者へ渡す排出部37を備え、更にこれらを制御するCPU31を備えている。
【0039】
また発行装置30は管理装置と各種情報を通信する通信手段38、並びに各種プログラム及びデータを記録する記録手段39を備え、記録手段39に記録されている各種プログラムはCPU31により実行される。
なお記録手段39には、不正カードのカード固有情報を記録する不正カードデータベース301等の各種データベースが記録されている。
【0040】
遊技媒体貸出装置40はカードCの挿入を受け付けるカード挿入部42、挿入されたカードCに対して記録情報の読取/書込を行うアクセス部43、遊技媒体の貸出量の入力を受け付ける入力部44、及び貸出可能残高等の情報を表示する表示部45を備え、挿入されたカードCが入力された貸出量の遊技媒体を貸し出す条件を満たしている場合に、受け付けた量の遊技媒体を貸し出すべく遊技機111の排出部111aから排出させる排出指示を行う機能を有し、更にこれらを制御するCPU41を備えている。
【0041】
なお遊技媒体貸出装置40に表示部45を設ける替わりに、遊技機111の遊技面に貸出可能残高等の情報を表示する表示部を設け、遊技媒体貸出装置40からは、情報を表示させる表示指示を行うようにしてもよい。
【0042】
また遊技媒体貸出装置40は、時計回路46、管理装置10と各種情報を通信する通信手段47、並びに各種プログラム及びデータを記録している記録手段48を備え、記録手段48に記録されている各種プログラムはCPU41により実行される。
CPU41により実行されるプログラムとしては、例えば遊技媒体排出指示プログラム40Pがあり、該遊技媒体排出指示プログラム40Pを実行することにより、カード挿入部42に挿入されたカードCが、入力部44により受け付けた貸出量の遊技媒体を貸し出す条件を満たしている場合に、受け付けた量の遊技媒体を貸し出すべく遊技機111の排出部111aから排出させる排出指示を行う処理が行われる。
なお記録手段48には、不正カードのカード固有情報を記録する不正カードデータベース401等の各種データベースが記録されている。
【0043】
また管理装置10が備える不正カードデータベース101、発行装置30が備える不正カードデータベース301、及び遊技媒体貸出装置40が備える不正カードデータベース401は、必要に応じて相互にデータの交換を行い、最新の情報が記録されるように管理され、更に管理装置10及び中央装置20の間でも同様にデータの交換が行われる。
【0044】
さらに本発明の遊技管理システムでは、カードCに入金情報又は消費情報を記録する場合に、これらの情報に署名鍵コードを用いてデジタル署名(暗号化)を行い不正行為を防止する処理を行う。
【0045】
入金情報にデジタル署名する入金署名鍵コードKは、発行装置30の記録手段39に記録されている第1の原署名鍵コード30K、及び管理装置10の記録手段12に記録されている第2の原署名鍵コード10Kを組み合わせることにより生成され、生成された入金署名鍵コードKは発行装置30の記録手段39に記録される。
【0046】
消費情報にデジタル署名する消費署名鍵コード40Kは、遊技媒体貸出装置40の記録手段48に記録されている。
【0047】
そして各装置の記録手段には必要に応じて署名された情報を確認するために復号鍵コード(図示せず)が記録されている。
【0048】
各装置に記録されている第1の原署名鍵コード30K、第2の原署名鍵コード10K、及び消費署名鍵コード40Kは、例えば各装置の生産時に消去不可能な情報として記録され、容易に取出及び改竄等の行為ができないようになっている。
【0049】
また各装置の署名鍵コードは全て異なっており、特に第1の原署名鍵コード30K及び消費署名鍵コード40Kは、全ての装置で異なる署名鍵コードが記録されているため、例えば、このカードCは、どの発行装置30により発行された、又はどの記録媒体貸出装置40により遊技媒体が排出されたという情報も確認することが可能である。
【0050】
次に本発明の実施の形態1における遊技管理システムでの管理装置10及び発行装置30による発行処理を図5に示すフローチャートを用いて説明する。
先ずカード会社200から、新しく生産されたカードCが遊技店100へ配送され、遊技店100では発行装置30の収納部32にカードCが収納される。なお発行装置30の収納部32には、新しいカードCだけでなく、カード収集機113に回収された使用後のカードCも収納される。
【0051】
またカード会社が管理する中央装置20から管理装置10へ、配送されたカードCのカード固有情報及び配送先である遊技店100を示す遊技店固有情報が送信され、管理装置10では受信したカード固有情報を、カード管理データベース102に記録する。
【0052】
なおカード収集機113に回収されたカードCについては、収納時にカード固有情報の読み取り、及び回収店の遊技店固有情報の書き込みを行い、読み取られたカード固有情報はカード管理データベース102に記録される。
【0053】
カードの購入を所望する遊技者は、発行装置30が備える金銭投入部33へ所定の料金を投入し、入力部35を操作して、所望の金額に相当する記録情報が書き込まれているカードCの発行を要求する。
このとき実際に現金を投入する替わりに、例えばクレジットカードを利用することができるようにしてもよい。
【0054】
発行装置30では、これらの金銭投入情報及び発行要求を受け付け(S1301)、発行すべきカードCに記録されている各種の記録情報を読み取り(S1302)、不正カードデータベース301に記録されているカードか否かの確認(S1303)、及び遊技店固有情報が当該遊技店100を示しているか否かの確認(S1304)を行う。
【0055】
これによりカードCが当該遊技店100へ配送された又は当該遊技店Cで回収された当該遊技店100で使用されるべきカードであり、不正カードでないことが確認される。
【0056】
ステップS1303及びS1304での確認処理により、問題無しであると確認された場合、記録情報を管理装置10へ送信する(S1305)。
【0057】
管理装置10では、記録情報を受信し(S1101)、受信した記録情報よりカードCの正当性を確認する。
即ちカード固有情報より当該カードCが当該遊技店100で使用されるべきカードか否かを確認し(S1102)、入金情報及び消費情報を夫々入金情報データベース103及び消費情報データベース104に記録されている内容と照合して合致するか否かを確認し(S1103)、カード管理データベース102に記録されている内容と照合して既に発行されているカードが二重使用されたものか否かを確認し(S1104)、不正カードデータベース101に記録されている不正カードか否かの確認を行う(S1105)。
【0058】
これによりカードCが当該遊技店100で使用されるべきカードであり、改竄及び複写等の不正、並びに不正カードとしての登録が行われていないカードであることを確認することができる。
【0059】
ステップS1102〜S1105での確認処理により、問題無しであると確認された場合、入金署名鍵コードKの元になる第2の原署名鍵コード10Kを、発行装置30へ送信する(S1106)。このとき入金情報データベース103に記録されている入金情報が更新される。
【0060】
発行装置30では第2の原署名鍵コード10Kを受信し(S1306)、これにより記録情報の正当性が確認されたと判断して、受信した第2の原署名鍵コード10K及び記録手段39に記録されている第1の原署名鍵コード30Kを組み合わせて入金署名鍵コードKを生成する(S1307)。
【0061】
そして記録情報として記録されている前回の入金署名が正当な署名か否かを確認し(S1308)、遊技者が所望する入金額を入金情報としてカードCに記録して(S1309)、カードCに記録された入金情報に入金署名鍵コードKを用いてデジタル署名を行い(S1310)、デジタル署名を行ったカードCを排出部37から排出する(S1311)。
【0062】
なおステップS1303、S1304、S1102乃至S1105、S1308、及びS1309のいずれかで異常が確認された場合は、以降の処理は行われず、また当該カードは不正カードとして不正カードデータベース101,301に登録される。なおその場合のカードC及び遊技者に対しては、遊技店100の店員により適切な処理がなされる。
【0063】
そして発行されるカードCが配送されたばかりの新しいカードである場合、ステップS1308での前回の署名の確認の替わりとして、予め記録されている新しいカードであることを示す情報の確認が行われる。
なお遊技者によりカード挿入部34から挿入された、カードCに対して、入金情報を追加して書き込む場合(買い増しという)も、同様の処理が行われる。
【0064】
このように入金署名に用いる入金署名鍵コードKを管理装置10及び発行装置30の両方で管理することにより、例えば発行装置30が不正者により持ち去られた場合でも、不正にカードが発行されることを防止することが可能である。
【0065】
次に本発明の実施の形態1における遊技管理システムでの管理装置10及び遊技媒体貸出装置40による遊技媒体貸出処理を図6及び図7に示すフローチャートを用いて説明する。
遊技者は発行されたカードCを用いて、遊技媒体を入手する場合、先ず遊技媒体貸出装置40のカード挿入部42に、カードCを挿入する。
遊技媒体貸出装置40では挿入されたカードCに記録されている各種の記録情報を読み取り(S1401)、不正カードデータベース401に記録されているカードか否かの確認(S1402)、及び遊技店固有情報が当該遊技店100を示しているか否かの確認(S1403)を行う。
【0066】
これによりカードCが当該遊技店100で使用されるべきカードであり、不正カードでないことが確認される。
【0067】
ステップS1402及びS1403での情報処理により、問題無しであると確認された場合、記録情報を管理装置10へ送信する(S1404)。
【0068】
管理装置10では、記録情報を受信し(S1111)、受信した記録情報よりカードCの正当性を確認する。
即ち入金情報及び消費情報を夫々入金情報データベース103及び消費情報データベース104に記録されている内容と照合して合致するか否かを確認し(S1112)、カード管理データベース102に記録されている内容と照合して既に発行されているカードが二重使用されたものか否かを確認し(S1113)、不正カードデータベース101に記録されている不正カードか否かの確認を行う(S1114)。
さらに時計回路13の時刻を確認し、現時刻が貸出可能時間内であるか否かの確認を行う(S1115)。
【0069】
これによりカードCが当該遊技店100で使用されるべきカードであり、不正カードでないことが確認され、また所定の時間外、例えば営業時間外での不正な貸出を防止する。
【0070】
ステップS1112〜S1115での確認処理により、問題無しであると確認された場合、遊技媒体の貸出が可能であることを示す貸出可能信号を遊技媒体貸出装置40へ送信する(S1116)。
【0071】
遊技媒体貸出装置40では、貸出可能信号を受信し(S1405)、入金署名が正当な署名か否かを確認し(S1406)、更に消費署名が正当な署名か否かを確認して(S1407)、問題がなければ入金情報及び消費情報を読み取り、貸出可能残高の表示を行う(S1408)。
【0072】
遊技者は貸出可能残高の表示を確認し、貸出要求量を入力する。
遊技媒体貸出装置40では貸出要求量の入力を受け付け(S1409)、時計回路46の時刻を確認し、貸出可能時間か否かの確認を行い(S1410)、排出指示入力待ち状態になる。
【0073】
そして遊技者は排出指示を行い、遊技媒体貸出装置40では遊技者からの排出指示入力を受け付け(S1411)、カードCに記録されている各種の記録情報を再度読み取り(S1412)、読み取った記録情報を管理装置10へ送信する(S1413)。
【0074】
管理装置10では、記録情報を受信し(S1117)、受信した記録情報より、入金情報及び消費情報を夫々入金情報データベース103及び消費情報データベース104に記録されている内容と照合して合致するか否かを確認し(S1118)、カード管理データベース102に記録されている内容と照合して既に発行されているカードが二重使用されたものか否かを確認する(S1119)。
【0075】
ステップS1118及び1119での確認処理により、問題無しであると確認された場合、遊技媒体の排出が可能であることを示す排出可能信号を遊技媒体貸出装置40へ送信する(S1120)。このとき消費情報データベース104に記録されている消費情報が更新される。
【0076】
遊技媒体貸出装置40では、排出可能信号を受信し(S1414)、遊技者が所望する遊技媒体の排出量に相当する消費情報をカードCに記録して(S1415)、カードCに記録された消費情報に消費署名鍵コード40Kを用いてデジタル署名を行い(S1416)、デジタル署名を行ったカードCをカード挿入部42から排出し(S1417)、遊技機111の排出部111aから遊技媒体を排出すべく遊技媒体排出指示プログラム40Pを実行することにより、遊技媒体の貸出を行う(S1418)。
【0077】
但しこのときの遊技媒体の貸出により入金情報が示す金額の累計及び消費情報が示す金額の累計が等しい場合、即ち有価価値分の遊技媒体の貸出を完了している場合、遊技媒体の排出は行われるが、カードCは排出されずに遊技媒体貸出装置40に回収され、更に搬送装置112により搬送されてカード収集機113に回収される。
カード収集機113に回収されたカードCは、当該遊技店100で回収されたカードであることを記録された上で、発行装置30の収納部32に収納される。
【0078】
またステップS1403、S1112乃至S1115、S1406、S1407、S1410、S1118、及びS1119のいずれかで異常が確認された場合は、以降の処理は行われず、また当該カードは不正カードとして不正カードデータベース101、401に登録される。なおその場合のカードC及び遊技者に対しては、遊技店100の店員により適切な処理がなされる。
【0079】
なお前記実施の形態では、記録媒体として、ICカード等のプリペイドカードを用いる形態を示したが、本発明はこれに限らず、メモリースティック及びフラッシュメモリ等の他の記録媒体を用いてもよい。
【0080】
実施の形態2.
実施の形態2の遊技管理システムは、実施の形態1の遊技管理システムにおいて、事故等の異常により、管理装置10及び発行装置30の通信が途切れた場合の異常処置対応システムである。
【0081】
図8は本発明の実施の形態2における遊技管理システムに用いられる発行装置30の構成を示すブロック図である。実施の形態2における発行装置30は、実施の形態1とハードウエアの構成は同様であるが、記録手段39に、オフライン稼働時に用いる自走用入金署名鍵コードSK、及び順序を付与した複数の夫々異なるオフライン許可パスワードPW1,PW2,…,PWn、並びにオフライン稼働時のカード発行情報を記録するオフライン記録データベース302を備えている。
【0082】
図9は本発明の実施の形態2における遊技管理システムで、遊技店100及びカード会社200にて行われる人為的な連絡処理を示す説明図であり、図10は管理装置10によるパスワード受付処理を示すフローチャートである。
事故などの異常により、管理装置10及び発行装置30の通信が途切れたことが判明した場合、遊技店の店員は、管理区域130に配設されているオフライン押し釦(図示せず)を押下する。
【0083】
発行装置30では、店員がオフライン押し釦を押下することにより、送信されるオフライン指示信号を受信し(S2301)、カード会社200へオフライン状態での稼働を申し込むための暗号文であるオフライン申込情報を出力する(S2302)。
【0084】
店員はカード会社200へ電話連絡を行い、オフライン申込情報を連絡することで、発行装置30のオフライン稼動の許可を申請する。
【0085】
カード会社200は、店員の正当性及びオフライン申し込み情報の正当性を確認して、遊技店100の店員に対し、符号列により示される1回目のオフライン許可パスワードを連絡する。
【0086】
オフライン稼動の許可の申請は、不正を防止するためカード会社200に登録されている特定の店員以外には、申請を行うことができないように運営されているため、このような店員の正当性を確認することが必要になる。
【0087】
実際の確認方法としては、店員の生年月日、住所、及び家族情報等の本人以外では即答が困難な情報を登録しておき、電話連絡にて一問一答形式で登録内容を確認するというような方法が採られる。
【0088】
そして店員は1回目のオフライン許可パスワードをカード会社200から確認し、発行装置30に1回目のオフライン許可パスワードを入力部35から入力する。
発行装置30は、入力部35から1回目のオフライン許可パスワードの入力を受け付け(S2303)、該オフライン許可パスワードと、記録手段39が備えるオフライン許可パスワードの中で、1番の順序が付与されているオフライン許可パスワードPW1とを照合する(S2304)。
照合により入力されたオフライン許可パスワード及び1番のオフライン許可パスワードPW1が一致した場合(S2305:Y)、発行装置30のオフライン稼動許可となり、オフライン稼動が開始される。
【0089】
ステップS2305において、入力されたオフライン許可パスワード及び1番のオフライン許可パスワードPW1が一致しなかった場合(S2305:N)、再度オフライン許可パスワードの入力を要求する(S2306)。
【0090】
そして店員は2回目のオフライン許可パスワードをカード会社200から確認し、発行装置30に2回目のオフライン許可パスワードを入力する。なお2回目に与えられたオフライン許可パスワードは、1回目に与えられたオフライン許可パスワードと異なる符号列である。
発行装置30は2回目のオフライン許可パスワードの入力を受け付け(S2307)、該オフライン許可パスワードと、2番の順序が付与されているオフライン許可パスワードPW2とを照合する(S2308)。
照合により入力されたオフライン許可パスワード及び2番のオフライン許可パスワードPW2が一致した場合(S2309:Y)、発行装置30のオフライン稼動許可となり、オフライン稼動が開始される。
【0091】
ステップS2309において、入力されたオフライン許可パスワード及び2番のオフライン許可パスワードが一致しなかった場合(S2309:N)、再度オフライン許可パスワードの入力を要求する。
【0092】
このようにオフライン許可パスワードの入力から照合までの処理を繰り返し、所定のn回分のオフライン許可パスワードを入力しても一致しない場合(S2310:N)、オフライン稼動不許可となる。通常オフライン許可パスワードの入力は、3回程度に設定されており、このため3個のオフライン許可パスワードが備えられている。
【0093】
図11は本発明の実施の形態2における遊技管理システムにて用いられる管理装置10によるオフライン発行処理を示すフローチャートである。
オフライン稼動した状態での発行処理は、実施の形態1におけるオンライン稼働時の発行処理とほぼ同様であり、発行装置30では、金銭投入情報及びカードCの発行要求を受け付け(S2311)、発行すべきカードCに記録されている各種の記録情報を読み取り(S2312)、不正カードデータベースに登録されているカードか否かの確認(S2313)、及び遊技店固有情報が当該遊技店100を示しているか否かの確認(S2314)を行う。
【0094】
ステップS2313及びS2314での確認処理により、問題無しであると確認された場合、前回の入金署名が正当な署名か否かを確認し(S2315)、遊技者が所望する入金額を入金情報としてカードCに記録して(S2316)、カードCに記録した入金情報に自走用入金署名鍵コードSKを用いてデジタル署名を行い(S2317)、デジタル署名を行ったカードCを排出部37から排出する(S2318)。このときのカード発行情報をオフライン記録データベース302に記録する(S2319)。
【0095】
図12は本発明の実施の形態2における遊技管理システムにて用いられる管理装置10及び発行装置30による通信復旧時の処理を示すフローチャートである。管理装置10及び発行装置30の間での通信が復旧したことが判明した場合、遊技店100の店員は、管理区域130に配設されているオンライン押し釦を押下する。
【0096】
発行装置30では、店員がオンライン押し釦を押下することにより、送信されるオンライン指示信号を受信し(S2320)、オフライン記録データベース302に記録されているオフライン稼働時のカード発行情報を管理装置10へ送信する(S2321)。
【0097】
管理装置10では、オフライン稼働時のカード発行情報を受信し(S2101)、カード管理データベース102及び入金情報データベース103等の関係するデータベースに記録する(S2102)。
【0098】
このように本発明の実施の形態2における遊技管理システムでは、管理装置10及び発行装置30の間の通信が切断された場合に、発行装置30をパスワード入力によりオフライン稼動させることを可能とするシステムであり、しかもパスワードの入力ミスが発生した場合、入力し直す都度パスワードが変更されるワンタイムパスワード方式を用いるため、オフライン稼働時でも不正行為に対する対応能力を極端に落とすことなく対応することが可能である。
【0099】
なお実施の形態1と同様の構成要素については、同一番号を付し、その説明を省略する。
【0100】
実施の形態3.
実施の形態3の遊技管理システムは、記録媒体のリサイクル活用を推奨すべく運用される記録媒体回収システムであり、記録媒体としてICカード等の再利用が可能で本体のコストが高い媒体を用いる場合に有効である。
【0101】
図13は本発明の実施の形態3における遊技管理システムに用いられる記録媒体回収装置の構成を示すブロック図である。
図中50は記録媒体回収装置であり、記録媒体回収装置50は、各種プログラム及びデータ等の情報を記録する記録手段52を備えており、記録手段52に記録されている各種プログラムをCPU51により実行する。
【0102】
さらに記録媒体回収装置50は、カードCを挿入するカード挿入部53、該カード挿入部53から挿入されたカードCの入金情報及び消費情報等の記録情報の読み取りを行うアクセス部54、回収したカードC本体に対する返却金を排出する排出部55、並びに通信ネットワークを介して管理装置10に接続する通信手段56を備えている。
【0103】
なお記録手段52には、不正カードのカード固有情報を記録する不正カードデータベース501、及び回収したカードの記録情報を記録する回収カードデータベース502等の各種データベースが記録されている。
【0104】
次に本発明の実施の形態3における遊技管理システムでの記録媒体回収装置50による記録媒体回収処理を図14に示すフローチャートを用いて説明する。
遊技者は有価価値分の遊技媒体の貸出を完了したカードCを、記録媒体回収装置50のカード挿入部53へ挿入する。
【0105】
記録媒体回収装置50では、挿入されたカードCを取り込み、取り込んだカードCの記録情報をアクセス部54により読み取り(S3501)、カード固有情報が不正カードデータベース501に記録されているカードか否かの確認(S3502)、及び遊技店固有情報が当該遊技店100を示しているか否かの確認(S3503)を行う。
【0106】
ステップS3502及びS3503での確認処理により、問題無しであると確認された場合、入金情報及び消費情報を読み取り(S3504)、入金情報が示す金額の累計及び消費情報が示す金額の累計が等しい場合(S3505:Y)、即ち有価価値分の遊技媒体の貸出を完了している場合、当該カードの記録情報を回収カードデータベース502に記録し(S3506)、排出部55から返却金を排出する(S3507)。
【0107】
なおステップS3505において、入金情報が示す金額の累計及び消費情報が示す金額の累計が異なる場合(S3505:N)、いずれが大きいかを確認の上、相応の異常処理を行う。
【0108】
このように使用後のカードCを回収し、遊技者にその代価を支払うことにより、高価なカードC本体のリサイクルを可能にすることでシステム全体のコストを下げ、資源の有効活用をすることを可能にする。
また遊技店の情報を確認することで、他店が発行したカードCの換金を防止する。
なおこのシステムを導入する場合、実施の形態1に示す遊技媒体貸出装置40の回収機能、搬送装置112、及びカード収集機113が不要になる。
【0109】
前記実施の形態3では記録媒体回収装置を新たに設置する形態を示したが、本発明はこの形態に限らず、発行装置の機能の一つとして記録媒体回収装置の機能を組み込むことも可能である。
【0110】
なお実施の形態1と同様の構成要素については、同一番号を付し、その説明を省略する。
【0111】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明に係る遊技管理システム、管理装置、発行装置、及び遊技媒体貸出装置では、記録媒体に記録されたカード固有情報及び遊技店情報等の記録情報を、記録媒体発行時及び遊技媒体貸出時等の使用時に確認することで、盗難された記録媒体の利用及びデッドコピー等の不正行為の発生を抑制し、また記録媒体の入金情報及び消費情報が示す金額に基づく有価価値を、従来の磁気カードのように予め付与しているのではなく、発行時に付与するようにし、更に入金情報及び消費情報を記録する場合に、記録媒体に記録された夫々の情報に発行装置又は遊技媒体貸出装置固有の暗号鍵コードにより署名を行うことで、有価価値の上乗せ等の不正行為の発生を抑制することが可能であり、更にデジタル署名により入金情報及び消費情報を記録した装置が特定されるので、不正行為が行われた記録媒体の流出経路の特定を支援することが可能である等、優れた効果を奏する。
【0112】
そして本発明に係る遊技管理システム及び発行装置では、入金情報に対するデジタル署名に用いる入金署名鍵コードを管理装置及び発行装置に分割して管理することにより、発行装置単体から記録媒体を不正に取り出そうとしても暗号鍵コードを生成することができないため、遊技店内部の店員による不正行為、更には発行装置の盗難に基づく不正行為の発生を抑制することが可能である等、優れた効果を奏する。
【0113】
また本発明に係る遊技管理システム及び発行装置では、事故等の異常により、発行装置と管理装置との通信が切断された場合、パスワードの入力により発行装置単体で記録媒体を発行することを可能とするシステムに移行するが、その場合のパスワードは遊技店において所定の方法で本人であることを確認された特定の店員にのみ伝えられるパスワードであり、またそのパスワードは入力の都度変更されるワンタイムパスワード方式を採用しているため、例えば第3者がパスワードを盗み見して不正を行おうとしても、その符号列を特定することは容易ではないので、異常時にあっても営業に来す支障を最小限に抑え、しかもパスワードの漏洩に伴う不正行為の発生をも抑制することが可能である等、優れた効果を奏する。
【0114】
さらに本発明に係る遊技管理システムでは、使用後の記録媒体を回収装置に回収させた場合、記録媒体本体の代金等の代替物を返却するシステムを構築することにより、無価値の記録媒体の回収率を高め、記録媒体のリサイクルシステムを確立し、資源の保護及びシステム全体のコスト低減を行うことが可能である等、優れた効果を奏する。
【0115】
そして本発明に係る遊技管理システムは、記録媒体として記録容量の大きいICカードを用いることにより、不正行為の発生の防止策を強化するシステムを容易に実現することができるので、有効期間の制限及び記録媒体に付与する価値の低額化等の遊技者の利便性を損ねる防止策の実施の必要性が低減され、システムの発展に貢献することが可能である等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における遊技管理システムを用いた流通形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における遊技管理システムを用いた遊技店の各種装置の配置を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1における遊技管理システムを用いた遊技店に設置される遊技機を模式的に示す正面図及び背面図である。
【図4】本発明の実施の形態1における遊技管理システムを用いた遊技店の各種装置を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1における遊技管理システムでの管理装置及び発行装置による発行処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1における遊技管理システムでの管理装置及び遊技媒体貸出装置による遊技媒体貸出処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態1における遊技管理システムでの管理装置及び遊技媒体貸出装置による遊技媒体貸出処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2における遊技管理システムに用いられる発行装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2における遊技管理システムで、遊技店及びカード会社にて行われる人為的な連絡処理を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態2における遊技管理システムにて用いられる管理装置によるパスワード受付処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態2における遊技管理システムにて用いられる管理装置によるオフライン発行処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態2における遊技管理システムにて用いられる管理装置及び発行装置による通信復旧時の処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態3における遊技管理システムに用いられる記録媒体回収装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態3における遊技管理システムでの記録媒体回収装置による記録媒体回収処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 管理装置
20 中央装置
30 発行装置
40 遊技媒体貸出装置
50 記録媒体回収装置
100 遊技店
101,301,401,501 不正カードデータベース
103 入金情報データベース
104 消費情報データベース
302 オフライン記録データベース
502 回収カードデータベース
10K 第2の原署名鍵コード
30K 第1の原署名鍵コード
40K 消費署名鍵コード
C 記録媒体(カード)
K 入金署名鍵コード
SK 自走用入金署名鍵コード

Claims (10)

  1. 遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられ、入金情報及び消費情報を含む記録情報を記録する記録媒体を発行する発行装置と、記録媒体の記録情報に基づいて、遊技媒体の貸出を指示する遊技媒体貸出装置と、記録情報に基づき記録媒体の正当性を確認する管理装置とを備え、発行装置及び遊技媒体貸出装置と、管理装置との間を通信すべくなしてある遊技管理システムにおいて、
    前記発行装置は、
    金銭投入情報及び記録媒体発行要求を受け付ける手段と、
    デジタル署名に用いる入金署名鍵コードを記録する手段と、
    発行すべき記録媒体に予め記録されている記録情報を読み取る手段と、
    読み取った記録情報の正当性を、前記管理装置に確認させる手段と、
    前記管理装置により、正当性が確認された場合に、金銭投入情報に対応する入金情報を、記録媒体に記録する手段と、
    記録媒体に記録された入金情報に、入金署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、
    該デジタル署名された記録媒体を発行する手段と
    を備え、
    前記遊技媒体貸出装置は、
    遊技媒体の貸出要求量を受け付ける手段と、
    デジタル署名に用いる消費署名鍵コードを記録する手段と、
    記録媒体に記録されている記録情報を読み取る手段と、
    読み取った記録情報の正当性を、前記管理装置に確認させる手段と、
    前記管理装置により、正当性が確認された場合に、貸出要求量に対応する消費情報を記録媒体に記録する手段と、
    記録媒体に記録された消費情報に消費署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、
    貸出要求量分の遊技媒体の貸出指示をする手段と
    を備えることを特徴とする遊技管理システム。
  2. 遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられ、入金情報及び消費情報を含む記録情報を記録する記録媒体を発行する発行装置と、記録媒体の記録情報に基づいて、遊技媒体の貸出を指示する遊技媒体貸出装置と、記録情報に基づき記録媒体の正当性を確認する管理装置とを備え、発行装置及び遊技媒体貸出装置と、管理装置との間を通信すべくなしてある遊技管理システムにおいて、
    前記発行装置は、
    金銭投入情報及び記録媒体発行要求を受け付ける手段と、
    デジタル署名に用いる入金署名鍵コードの元になる第1の原署名鍵コードを記録する手段と、
    発行すべき記録媒体に予め記録されている記録情報を読み取る手段と、
    読み取った記録情報を前記管理装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記管理装置は、
    第1の原署名鍵コードと組み合わせて入金署名鍵コードを生成する第2の原署名鍵コードを記録する手段と、
    前記発行装置から受信した記録情報の正当性を確認する手段と、
    正当性が確認された場合に、第2の原署名鍵コードを前記発行装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記発行装置は更に、
    受信した第2の原署名鍵コード及び第1の原署名鍵コードを組み合わせて入金署名鍵コードを生成する手段と、
    金銭投入情報に対応する入金情報を、記録媒体に記録する手段と、
    記録媒体に記録された入金情報に、入金署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、
    該デジタル署名された記録媒体を発行する手段と
    を備え、
    前記遊技媒体貸出装置は、
    遊技媒体の貸出要求量を受け付ける手段と、
    デジタル署名に用いる消費署名鍵コードを記録する手段と、
    記録媒体に記録された記録情報を読み取る手段と、
    読み取った記録情報を前記管理装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記管理装置は更に、
    前記遊技媒体貸出装置から受信した記録情報の正当性を確認する手段と、
    正当性が確認された場合に、正当性を証明する証明信号を前記遊技媒体貸出装置へ送信する手段と、
    前記遊技媒体貸出装置は更に、
    証明信号を受信した場合に、貸出要求量に対応する消費情報を記録媒体に記録する手段と、
    記録媒体に記録された消費情報に、消費署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、
    貸出要求量分の遊技媒体の貸出指示をする手段と
    を備えることを特徴とする遊技管理システム。
  3. 前記発行装置は、
    夫々異なる複数の符号列の夫々に順序を付与した順序付与符号列、及びデジタル署名に用いる署名鍵コードを記録する手段と、
    前記管理装置との間の通信が途絶えた場合に、
    記録媒体から読み取った記録情報の正当性を確認する手段と、
    入力符号列とする任意の符号列の入力を受け付ける手段と、
    入力符号列、及び入力符号列の入力を受け付けた回数に対応する順序を付与した順序付与符号列を照合する手段と、
    照合により入力符号列及び順序付与符号列が一致したときに、前記管理装置と通信せずに、入金情報に署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技管理システム。
  4. 記録媒体を回収する記録媒体回収装置を備え、
    該記録媒体回収装置は、
    記録媒体の挿入口と、
    挿入された記録媒体の入金情報が示す金額の累計及び消費情報が示す金額の累計を読み取る手段と、
    該入金情報が示す金額の累計及び消費情報が示す金額の累計が等しい場合に、記録媒体を回収する手段と、
    回収した記録媒体の代替物を排出する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技管理システム。
  5. 前記記録媒体はICカードであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技管理システム。
  6. 遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられる記録媒体の正当性を、該記録媒体に記録されている情報に基づいて確認する管理装置において、
    記録媒体の固有情報を記録する第1データベースと、
    不正な記録媒体の固有情報を記録する第2データベースと、
    記録媒体に記録されている遊技媒体の貸出に関する入金情報及び消費情報を記録する第3データベースと、
    デジタル署名に用いる署名鍵コードを生成するための原署名鍵コードを記録する手段と、
    発行すべき記録媒体に予め記録されている固有情報並びに入金情報及び消費情報を受信する手段と、
    受信した固有情報を、第1データベースに記録されている内容と照合する手段と、
    受信した固有情報を、第2データベースに記録されている内容と照合する手段と、
    受信した入金情報及び消費情報を、第3データベースに記録されている内容と照合する手段と、
    前記各照合により正当性が確認された場合に、原署名鍵コードを記録情報の送信元へ送信する手段と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  7. 遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられ、入金情報を含む記録情報を記録する記録媒体を発行する発行装置において、
    金銭投入情報及び記録媒体発行要求を受け付ける手段と、
    デジタル署名に用いる入金署名鍵コードを記録する手段と、
    発行すべき記録媒体に予め記録されている記録情報を読み取る手段と、
    該記録情報の正当性を確認する管理装置に、読み取った記録情報の正当性を確認させる手段と、
    管理装置により、正当性が確認された場合に、金銭投入情報に対応する入金情報を、記録媒体に記録する手段と、
    記録媒体に記録された入金情報に、入金署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、
    該デジタル署名された記録媒体を発行する手段と
    を備えることを特徴とする発行装置。
  8. 遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられ、入金情報を含む記録情報を記録する記録媒体を発行する発行装置において、
    金銭投入情報及び記録媒体発行要求を受け付ける手段と、
    デジタル署名に用いる入金署名鍵コードの元になる第1の原署名鍵コードを記録する手段と、
    発行すべき記録媒体に予め記録されている記録情報を読み取る手段と、
    読み取った記録情報の正当性を確認する管理装置に、読み取った記録情報の正当性を確認させる手段と、
    第1の原署名鍵コードと組み合わせて入金署名鍵コードを生成する第2の原署名鍵コードを受信した場合に、記録情報の正当性が確認されたと判断して、受信した第2の原署名コード及び第1の原署名コードを組み合わせて入金署名鍵コードを生成する手段と、
    金銭投入情報に対応する入金情報を、記録媒体に記録する手段と、
    記録媒体に記録された入金情報に、入金署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、
    該デジタル署名された記録媒体を発行する手段と
    を備えることを特徴とする発行装置。
  9. 夫々異なる複数の符号列の夫々に順序を付与した順序付与符号列、及びデジタル署名に用いる署名鍵コードを記録する手段と、
    記録媒体から読み取った記録情報の正当性を、自機のみにて確認する場合に、
    記録情報の正当性を確認する手段と、
    入力符号列とする任意の符号列の入力を受け付ける手段と、
    入力符号列、及び入力符号列の入力を受け付けた回数に対応する順序を付与した順序付与符号列を照合する手段と、
    照合により入力符号列及び順序付与符号列が一致したときに、記録媒体に記録された入金情報に署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と
    を備えることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の発行装置。
  10. 遊技機での遊技に使用する遊技媒体の貸出に用いられる記録媒体に記録されている消費情報を含む記録情報に基づいて、遊技媒体の貸出を指示する遊技媒体貸出装置において、
    遊技媒体の貸出要求量を受け付ける手段と、
    デジタル署名に用いる消費署名鍵コードを記録する手段と、
    記録媒体に記録されている記録情報を読み取る手段と、
    該記録情報の正当性を確認する管理装置に、読み取った記録情報の正当性を確認させる手段と、
    管理装置により、正当性が確認された場合に、貸出要求量に対応する消費情報を記録媒体に記録する手段と、
    記録媒体に記録された消費情報に、消費署名鍵コードを用いてデジタル署名する手段と、
    貸出要求量分の遊技媒体を排出する手段と
    を備えることを特徴とする遊技媒体貸出装置。
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