JP3729762B2 - Toilet paper roll inspection method - Google Patents

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JP3729762B2 JP2001257522A JP2001257522A JP3729762B2 JP 3729762 B2 JP3729762 B2 JP 3729762B2 JP 2001257522 A JP2001257522 A JP 2001257522A JP 2001257522 A JP2001257522 A JP 2001257522A JP 3729762 B2 JP3729762 B2 JP 3729762B2
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toilet paper
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトイレットペーパーロール検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
トイレットペーパーロールは、一般に、1枚(1プライと言う)、2枚重ね(2プライと言う)、または3枚重ね(3プライと言う)のシートを所定巻長さで巻き取って形成され、通常は、複数個のトイレットペーパーロールが袋詰めされ店頭にて陳列販売される。そして、消費者は、このトイレットペーパーロールを手にとってみて、その掴んだ感触によって無意識の内にトイレットペーパーを使用する際の感触を連想して、購入するか否か決めていると考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このことから、本願出願人は、トイレットペーパーロールを手で掴んだ時の感触、すなわちそのロールを掴んだ時に感じる硬さは、それを購入するか否かを決定する潜在的な購入指標となっていると知見した。例えば、トイレットペーパーロールを掴んだ時にそのロールが硬いと、これを巻きほぐした実際の使用状態たるシート状態でも硬くて使い心地が悪いのではないかと思ったり、あるいはロールが柔らすぎれば、前記シート状態でも柔らか過ぎて使用時に破れ易いのではないかと思ったりして、購入を決めている。
【0004】
しかしながら、現在市場に流通しているトイレットペーパーロールのロール硬さは、適度な柔らかさを有しておらず、この結果、喪失している売り上げは大きいと推察される。
【0005】
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、消費者が手にした時に適度な柔らかさを確実に感じさせることができるトイレットペーパーロール検査方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、トイレットペーパーロールの検査方法であって、2プライまたは3プライのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部の外周面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直押し込み、これらの押し込み深さの差が2.5〜3.5mmの範囲であることを特徴とする。
【0007】
上記発明によれば、この2プライまたは3プライのトイレットペーパーロールを消費者が手にした時に、当該消費者に適度な柔らかさを感じさせることができる。というのは、トイレットペーパーロール手にした人が感じるロール硬さの官能評価値と前記押し込み深さの差との相関関係に基づいて、手にした人に適度な柔らかさを感じさせるべく、前記押し込み深さの差が2.5〜3.5mmという適正範囲に本願トイレットペーパーロールは設定されているからである。すなわち、押し込み深さの差を2.5mm以上にしているので、消費者に、ロールが硬すぎる感触を与えることはない一方、前記押し込み深さの差を3.5mm以下としているので、逆に柔らかすぎる感触を与えることもなく、消費者は適度な柔らかさを感じることができる。
【0008】
また、人が感じるロール硬さという官能評価値を、二値の押し込み圧力で円形板圧子をロールに押し込んだ際の押し込み深さの差として、客観的に定量評価することができる。このため、トイレットペーパーロールのロール硬さを適正範囲に確実に管理することができる。
【0009】
請求項2に示す発明は、トイレットペーパーロールの検査方法であって、1プライのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部の外周面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直押し込み、これらの押し込み深さの差が1.5〜2.5mmの範囲であることを特徴とする。
上記発明によれば、1プライのトイレットペーパーロールについて、前記請求項1と同様の作用を奏することができる。
【0010】
請求項3に示す発明は、トイレットペーパーロールの検査方法であって、1プライ乃至3プライのいずれかのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直押し込み、これらの押し込み深さの差を9回連続測定し、全ての測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であることを特徴とする。
【0011】
上記発明によれば、前記測定値の最高値と最低値との差を0.5〜1.0mmの範囲にしているので、適度な復元性と永久変形能とを有する結果、トイレットペーパーロールは適度な形状保持性と柔らかさとを兼ね備えることができる。これに対して、前記差が1.0mmを超えると永久変形し易く、ロールの形状保持性が低くなる一方、0.5mm未満だと永久変形し難く、ロールは硬く感じらてしまう。
したがって、前記トイレットペーパーロールを消費者が手にした時に、当該消費者に適度な柔らかさを感じさせることができるとともに、その適度な形状保持性からロール形状を適度に保ちその美観に優れる。
【0012】
請求項4に示す発明は、前記請求項1若しくは2のいずれかに記載のトイレットペーパーロールの検査方法であって、前記押し込み深さの差を9回連続測定し、全ての測定値が前記押し込み深さの差の範囲であるとともに、前記測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であるか否かを検査することを特徴とする。
上記発明によれば、請求項1および2の作用に加えて、請求項3の作用を奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態のトイレットペーパーロールは、そのロール硬さが後記適正範囲になるように、以下にて説明する方法によって定量的に測定される。よって、消費者が適度な柔らかさに感じるトイレットペーパーロールを市場に確実に供給することができる。
【0014】
図1は、本実施形態に係るトイレットペーパーロールのロール硬さの測定方法を示す斜視図であり、以下の手順でトイレットペーパーロール1のロール硬さは定量測定される。
(1)先ず、水平な台座5上にトイレットペーパーロール1をその中心軸1aが水平になるように横置きする。
(2)そして、このロールの胴部外周の上面中心に、人の指を想定した、面積2cmの円形板圧子3を当てる。
(3)この当接状態の前記円形板圧子3の押し込み深さを零として、この円形板圧子3を、押し込み圧力0.5gf/cmかつ押し込み速度10mm/分で鉛直に押し込む。
(4)前記圧子3の押し込み深さが安定したらその押し込み深さを第1押し込み深さとして記録する。
(5)次いで、この状態から続けて同じ押し込み速度で、押し込み圧力を50gf/cmに増やして鉛直に前記圧子3を押し込む。
(6)前記圧子3の押し込み深さが安定したらその押し込み深さを第2押し込み深さとして記録する。
(7)第2押し込み深さと第1押し込み深さとの差(押し込み深さの差と記す)をロール硬さとして記録し、前記圧子3の押し込み圧力を抜重する。
【0015】
尚、この2段階の押し込み動作の内、一回目の押し込み(前記(3)の押し込み)は、消費者がトイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定しており、また、二回目の押し込み(前記(5)の押し込み)は、前記手にしたロールの硬さを調べるために、消費者が把持した指をロールに押し込む動作を想定している。つまり、消費者がトイレットペーパーロールの硬さを調べる動作は、上記のような二段階の押し込み動作によって近似することができて、消費者がその時感じるロール硬さの感触は、前記押し込み深さの差によって代替表現することができる。
【0016】
このようにして測定される押し込み深さの差は、実際に人が感じるロール硬さの官能評価値と高い相関関係を示す。図2に、ロール幅114mm、ロール内外径40mm/110mmのトイレットペーパーロールの相関図を、1プライおよび2プライのそれぞれについて示す。尚、この押し込み深さの差と官能評価値との相関図は、押し込み深さの差が異なる各トイレットペーパーロールについて、それらのロール硬さを50名の人に、5段階の官能評価値(1:硬すぎる、2:やや硬すぎる、3:適度に柔らかい、4:やや柔らかい、5:柔らかすぎる)によって評価してもらい得られたものであり、同相関図上のプロット点としては、図の錯綜を避けるため、各トイレットペーパーロールの官能評価値の平均値のみを代表して示している。
【0017】
同図から、前記押し込み深さの差は、人が感じるロール硬さの官能評価値と良く相関しているのがわかる。ちなみに、前記押し込み深さの差と前記官能評価値(1〜5)との相関係数は、1プライで0.79、2プライで0.83であり、前記押し込み深さの差は、人が感じるロール硬さを代替表現する評価指標として十分に使用可能と判断できる。
【0018】
尚、この相関図は、ロール内外径が40mm/110mmのトイレットペーパーロールについての結果であるが、ロール外径が100mmおよび120mmのそれぞれについて、ロール内径を30mmおよび50mmに変化させて、前記相関関係を調べたところ、同様の相関関係が得られた。よって、ロール外径が100〜120mmで、かつロール内径が30〜50mmの範囲という極標準的なトイレットペーパーロールについては、ロール内外径が異なっても押し込み深さの差が同じであれば、人は同じ硬さに感じるということがわかった。したがって、前記標準的なトイレットペーパーロールであれば、ロール内外径によらず、押し込み深さの差によって一義的に、人が感じるロール硬さを定量評価することができる。
【0019】
これらの相関図から、適度に柔らかいと人が感じる範囲、すなわち前記官能評価値が2.5〜3.5の範囲に対応する押し込み深さの差を読み取ると、2プライのトイレットペーパーロールでは2.5〜3.5mm、また1プライでは1.5〜2.5mmとなり、これらが押し込み深さの差の適正範囲である。よって、トイレットペーパーロールの押し込み深さの差を上記適正範囲に収めれば、当該トイレットペーパーを手にした消費者に、適度な柔らかさを確実に与えることができる。したがって、消費者が適度な柔らかさに感じるトイレットペーパーロールを市場に確実に供給することができる。
【0020】
尚、望ましくは、本実施形態に係るトイレットペーパーロールは、図3に示すように、前記測定を9回連続して行って得られた押し込み深さの差の9つの測定値が、全て前記適正範囲に収まるとともに、前記測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であると好適である。というのは、前記測定値の最高値と最低値との差が1.0mmを超えると永久変形し易くロールの形状保持性が悪くなる一方、0.5mm未満だと永久変形し難くロールは硬く感じられてしまうからである。これに対して、前記差が0.5〜1.0mmの範囲であれば、適度な復元性と永久変形能とを有し、つまり、当該ロールは、適度な形状保持性と柔らかさとを兼ね備えて、その感触のみならず美観にも優れ、もって、消費者の美感にも訴えることができる。尚、前記測定回数を9回にしているのは、9回行えば、押し込み深さの差の最低値が十分一定値に収束するためである。
【0021】
また、前記トイレットペーパーロールには、長手方向の伸び率が20〜35%であるシートを用いるのが望ましく、そうすれば当該トイレットペーパーロールの製造を容易にすることができる。ここで、伸び率とは、シートが破断するまで長手方向に引張力を付与した際の、長手方向の単位長さ当たりの伸び量である。この伸び量は、図4に示すシートの側断面図からわかるように、クレープ(シートの幅方向に沿う皺であって、長手方向に複数設けられるもの)に大きく起因して生じるものであり、図4(a)の如くクレープの山谷の大きさが小さいか若しくは単位長さあたりのクレープ本数が少ない程、伸び率は小さく、図4(b)の如く前記山谷が大きいか若しくは前記クレープ本数が多い程、伸び率は大きくなる。
【0022】
そして、20%未満という小さい伸び率のシートを用いた場合には、一定の巻き取り張力でロール状に巻き取った際に、図5(a)のようにクレープが伸びきって伸びが残らないため、嵩高さは小さくなりロールは硬くなってしまう。一方、これを防ぐべく、伸びを残そうと低巻密度で巻き取ると、図5(b)のようにクレープが小さい分シート間に隙間を生じ易く巻は緩くなって、ロール側端面が側方へ竹の子状に突出するなどロールが変形し易くなる。つまり、伸び率が20%未満のシートでは、ロール硬さたる前記押し込み深さの差を前記適正範囲に設定することと、ロールの形状保持性とを両立させることは難しい。
【0023】
また、35%を超える伸び率の大きいシートを用いた場合には、このシートをロール状に巻き取った際に、クレープが大きく残りすぎる結果、嵩高さが大きくなりすぎてロールは過度に柔らかくなる。このため、前記押し込み深さの差を前記適正範囲に設定することは難しい。
【0024】
これに対して、20〜35%という適度な伸び率のシートを用いれば、シートをロール状に巻き取った際にも、図5(c)のようにクレープは適度な大きさで残存するため、その嵩高さを適度な大きさにできて、前記押し込み深さの差を前記適正範囲に容易に設定できる。また、適度な大きさで残存するクレープによって、径方向に重なるシートは互いに弾性力をもって拘束し合っているため、ロール側端面が側方へ竹の子状に突出し難くロールの形状保持性が良い。つまり、前記押し込み深さの差を適正範囲に設定することと、ロールの形状保持性とを両立させることができる。よって、当該トイレットペーパーロールの製造を容易にすることができる。
【0025】
尚、上記伸び率は、原料、強度、および湿度などによっても変化させることができる。例えば、原料については、後記NBKP配合率が高ければ伸び率は大きくなり、また、叩解を進めて引張強さを高くすると伸び率は大きくなる。
【0026】
ここで、押し込み深さの差を前記適正範囲に設定するのに好適なトイレットペーパーロールの製造仕様を以下に示す。
【0027】
(1)シートの米坪が15〜25g/mであるとともに、その1枚当たりの紙厚は120〜160μmである。
【0028】
(2)シートの乾燥紙力の縦横比が2.0〜4.0である。ここで、乾燥紙力とは、JISP8113に規定される引張特性試験方法により測定される引張強さ(CN)であり、その乾燥紙力の縦横比とは、長手方向の乾燥紙力を幅方向の乾燥紙力で除算して得られる比を示す。このような縦横比のシートは、抄き出し水流速度/ワイヤー速度の比(J/W比)を調整して、適宜長手方向に配向した繊維の量を幅方向に配向した繊維の量よりも多くして調整することによって製造することができる。
【0029】
(3)パルプ原料中のNBKP配合率が20〜60%である。ここで、NBKPが配合率とは、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)とからなる前記パルプ原料中の針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)の重量比率を示しており、前記NBKP配合率にすれば、針葉樹晒クラフトパルプを用いたことによる強度向上と、広葉樹晒クラフトパルプを用いたことによる柔軟性の向上とを両立させたシートを形成することができる。尚、この原料については、当該パルプに限らず、古紙原料であっても良い。
【0030】
(4)シートにはエンボス加工が施される。このエンボス加工によって、シートの剛性を向上できるので、巻密度の低い条件にあっても適度なロール硬さに仕上げることができる。よって、前記押し込み深さの差に仕上げるための巻密度の範囲を広げることができる。
【0031】
(5)ロールの巻密度が0.68〜0.74m/cmである。ここで、巻密度とは、ロールの巻長さをロール側端面の面積(ロールの中心軸と直交する面の面積)で除した値である。この巻密度の調整は、ロール状に巻き取る際にシートに付与する巻き取り張力を調整することによって行うことができる。
【0032】
(6)ロールの巻長さが、1プライで58〜65m、2プライで29〜33m、3プライで19〜22mである。
尚、ロール内外径は、前述のように内径が30〜50mmで、外径が100〜120mmの範囲である。
【0033】
表1および2に、上記製造仕様に基づいて製造されたトイレットペーパーロールの一実施例の製造仕様およびそのロール硬さを、現在市場に流通している市販品のトイレットペーパーロールと比較して示す。尚、表1には2プライのトイレットペーパーロールを、表2には1プライのものを示す。2プライおよび1プライのいずれも、市販品については、その押し込み深さの差は前記適正範囲外となっており、表1および2の最下段に示す前記50名による官能評価値の平均値も、適度に柔らかいと感じる2.5〜3.5の範囲から外れている。これに対して、本実施例に係るトイレットペーパーロールの押し込み深さの差は、2プライおよび1プライの両方とも前記適正範囲内に入っており、その官能評価値もそれぞれに3.4および2.9と良好な結果となっている。また、前記押し込み深さの差を9回連続測定した測定値の最高値と最低値との差についても、市販品は、0.5〜1.0mmの範囲外となっているのに対し、本実施例は、前記範囲内となっていて、前記適度な柔らかさに加えて適度な形状保持性も備えるため、店頭陳列時にそのロールの外形状は崩れ難くその美観に優れるものとなっている。
【0034】
【表1】

Figure 0003729762
【表2】
Figure 0003729762
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1および2示す発明によれば、トイレットペーパーロールの前記押し込み深さの差を、2プライまたは3プライでは2.5〜3.5mmに、1プライでは1.5〜2.5mmにしたので、これを手にした消費者に、適度に柔らかい感触を確実に与えてその購買意欲を喚起し、売り上げを向上させることができる。
また、トイレットペーパーロールのロール硬さを適正範囲に確実に管理することができるので、適度な柔らかさのトイレットペーパーロールを確実に市場へ供給できる。
【0036】
請求項3示す発明によれば、トイレットペーパーロールは適度な形状保持性と柔らかさとを兼ね備えることができるので、その感触のみならず美観にも優れる。よって、消費者の美感にも訴えてその購買意欲を喚起し、売り上げを向上させることができる。
【0037】
請求項4示す発明によれば、請求項1および2の効果に加えて、請求項3の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るトイレットペーパーロールのロール硬さの測定方法を示す斜視図である。
【図2】 ロール内外径が40mm/110mmのトイレットペーパーロールに関する押し込み深さと官能評価値との相関図である。
【図3】 前記2プライでロール内外径が40mm/110mmのトイレットペーパーロールについて、前記押し込み深さの差を9回連続測定した測定結果を示すグラフである。
【図4】 図4(a)は伸び率の小さいシートの側断面図、図4(b)は伸び率の大きいシートの側断面図である。
【図5】 図5はトイレットペーパーロールの側面図である。
【符号の説明】
1 トイレットペーパーロール
1a 中心軸
3 円形板圧子
5 台座[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an inspection method for a toilet paper roll.
[0002]
[Prior art]
A toilet paper roll is generally formed by winding a sheet of 1 sheet (referred to as 1 ply), 2 sheets of overlap (referred to as 2 plies), or 3 sheets of overlap (referred to as 3 plies) at a predetermined winding length, Usually, a plurality of toilet paper rolls are packed in a bag and sold at a store. Then, it is considered that the consumer decides whether or not to purchase the toilet paper roll by associating the touch when the toilet paper is used unconsciously with the grasped touch.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
For this reason, the applicant feels that when the toilet paper roll is grasped by hand, that is, the hardness felt when the roll is grasped, is a potential purchase index for determining whether or not to purchase the roll. I found out. For example, if the roll is hard when the toilet paper roll is gripped, it may be hard and uncomfortable even in the actual use state when the roll is unwound, or if the roll is too soft, the sheet I decided to purchase it because I thought it would be too soft to break when in use.
[0004]
However, the roll hardness of the toilet paper roll currently distributed in the market does not have an appropriate softness, and as a result, it is assumed that the lost sales are large.
[0005]
The present invention is such which has been made in view of the conventional problems, and an object thereof consumers to provide an inspection method of toilet paper rolls moderate softness can give reliable feel when in hand.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the invention shown in claim 1 is a method for inspecting a toilet paper roll, in which a 2-ply or 3-ply toilet paper roll is placed horizontally on a horizontal plane with the central axis horizontal, A circular plate indenter having an area of 2 cm 2 arranged assuming a human finger at the center of the outer peripheral surface of the torso is 0.5 gf / h assuming a pushing operation of the finger when the consumer holds the toilet paper roll by hand. cm 2, and vertically pushing in the pushing pressure of the two-stage and 50 gf / cm 2 the consumer has assumed the operation of pushing the grasped fingers toilet paper roll in order to examine the hardness of the toilet paper rolls in the hand, The difference between the indentation depths is in the range of 2.5 to 3.5 mm.
[0007]
According to the above-described invention, when the consumer holds the 2-ply or 3-ply toilet paper roll, the consumer can feel moderate softness. Because, based on the correlation between the sensory evaluation value of the roll hardness felt by the person who took the toilet paper roll and the difference in the indentation depth, in order to make the person who got the hand feel moderate softness, This is because the toilet paper roll of the present application is set in an appropriate range in which the difference in indentation depth is 2.5 to 3.5 mm. That is, since the difference in indentation depth is 2.5 mm or more, the roll does not give a feeling that the roll is too hard, while the difference in indentation depth is 3.5 mm or less. The consumer can feel moderate softness without giving too soft feeling.
[0008]
Moreover, the sensory evaluation value called the roll hardness felt by humans can be objectively quantitatively evaluated as the difference in the indentation depth when the circular plate indenter is pushed into the roll with a binary indentation pressure. For this reason, the roll hardness of the toilet paper roll can be reliably managed within an appropriate range.
[0009]
The invention according to claim 2 is a method for inspecting a toilet paper roll, in which a one-ply toilet paper roll is placed horizontally on a horizontal surface with the central axis horizontal, and a human finger is placed at the center of the outer peripheral surface of the torso. A circular plate indenter with an area of 2 cm 2 arranged on the assumption of 0.5 gf / cm 2 assuming a pushing operation of a finger when a consumer grasps the toilet paper roll by hand, and the toilet paper held in the hand In order to check the hardness of the roll, it is pushed vertically by a two-stage pushing pressure of 50 gf / cm 2 assuming that the finger held by the consumer is pushed into the toilet paper roll, and the difference between the pushing depths is 1. It is the range of 5-2.5 mm.
According to the said invention, about 1 ply toilet paper roll, there can exist an effect | action similar to the said Claim 1.
[0010]
The invention shown in claim 3 is a method for inspecting a toilet paper roll, wherein a toilet paper roll of any one of 1 ply to 3 plies is placed horizontally on a horizontal plane with the central axis horizontal, A circular plate indenter with an area of 2 cm 2 arranged assuming a human finger at the center of the upper surface, 0.5 gf / cm 2 assuming a pushing operation of the finger when the consumer grips the toilet paper roll with his hand, In order to examine the hardness of the toilet paper roll held by the hand, it is pushed vertically with a two-stage pushing pressure of 50 gf / cm 2 assuming that the finger held by the consumer is pushed into the toilet paper roll. The difference in thickness is continuously measured nine times, and the difference between the highest value and the lowest value of all measured values is in the range of 0.5 to 1.0 mm.
[0011]
According to the above invention, since the difference between the maximum value and the minimum value of the measured values is in the range of 0.5 to 1.0 mm, the toilet paper roll has a suitable restoring property and permanent deformability. It can combine moderate shape retention and softness. In contrast, when the difference is greater than 1.0mm easily permanently deformed, while shape retention of the roll is lowered, and less than 0.5mm difficult to permanent deformation, the roll would be hard feeling et al.
Therefore, when the consumer obtains the toilet paper roll, the consumer can feel moderate softness, and the roll shape is moderately maintained from its moderate shape retention, and the beauty is excellent.
[0012]
Invention of Claim 4 is the inspection method of the toilet paper roll in any one of the said Claim 1 or 2, Comprising: The difference of the said indentation depth is measured 9 times continuously, and all the measured values are the said indentation In addition to the range of the difference in depth, it is checked whether or not the difference between the maximum value and the minimum value of the measured values is in the range of 0.5 to 1.0 mm.
According to the said invention, in addition to the effect | action of Claim 1 and 2, there exists an effect | action of Claim 3.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The toilet paper roll of the present embodiment is quantitatively measured by the method described below so that the roll hardness falls within the appropriate range described later. Therefore, the toilet paper roll which consumers feel moderately soft can be reliably supplied to the market.
[0014]
FIG. 1 is a perspective view showing a method for measuring the roll hardness of a toilet paper roll according to the present embodiment, and the roll hardness of the toilet paper roll 1 is quantitatively measured by the following procedure.
(1) First, the toilet paper roll 1 is placed on the horizontal base 5 so that the central axis 1a thereof is horizontal.
(2) Then, a circular plate indenter 3 having an area of 2 cm 2 assuming a human finger is applied to the center of the upper surface of the outer periphery of the body of the roll.
(3) The indentation depth of the circular plate indenter 3 in this contact state is set to zero, and the circular plate indenter 3 is pushed vertically at an indentation pressure of 0.5 gf / cm 2 and an indentation speed of 10 mm / min.
(4) When the indentation depth of the indenter 3 is stabilized, the indentation depth is recorded as the first indentation depth.
(5) Subsequently, the indenter 3 is pushed vertically by increasing the pushing pressure to 50 gf / cm 2 at the same pushing speed from this state.
(6) When the indentation depth of the indenter 3 is stabilized, the indentation depth is recorded as the second indentation depth.
(7) Record the difference between the second indentation depth and the first indentation depth (referred to as the difference in indentation depth) as roll hardness, and depress the indentation pressure of the indenter 3.
[0015]
Of these two stages of push-in operation, the first push-in (push in (3) above) assumes the push-in action of the finger when the consumer grips the toilet paper roll. The second pressing (the pressing of (5) above) assumes an operation of pressing a finger gripped by a consumer into the roll in order to check the hardness of the roll held by the hand. In other words, the consumer's operation of examining the hardness of the toilet paper roll can be approximated by the two-stage pushing operation as described above, and the feel of the roll hardness that the consumer feels at that time is the depth of the pushing. Alternative representations can be made by differences.
[0016]
The difference in the indentation depth measured in this way shows a high correlation with the sensory evaluation value of the roll hardness actually felt by a person. FIG. 2 shows a correlation diagram of a toilet paper roll having a roll width of 114 mm and a roll inner / outer diameter of 40 mm / 110 mm for each of 1 ply and 2 plies. The correlation diagram between the difference in indentation depth and the sensory evaluation value shows that each of the toilet paper rolls having different indentation depth has a roll hardness of 50 persons and a five-stage sensory evaluation value ( 1 is too hard, 2: slightly too hard, 3: moderately soft, 4: slightly soft, 5: too soft). In order to avoid such complications, only the average sensory evaluation value of each toilet paper roll is shown as a representative.
[0017]
From the figure, it can be seen that the difference in the indentation depth correlates well with the sensory evaluation value of the roll hardness felt by the person. Incidentally, the correlation coefficient between the difference in indentation depth and the sensory evaluation value (1-5) is 0.79 for 1 ply and 0.83 for 2 ply, and the difference in indentation depth is It can be judged that it can be sufficiently used as an evaluation index that expresses the roll hardness felt by a substitute.
[0018]
This correlation diagram is a result for a toilet paper roll having a roll inner / outer diameter of 40 mm / 110 mm. For the roll outer diameter of 100 mm and 120 mm, the inner diameter of the roll is changed to 30 mm and 50 mm, respectively. As a result, the same correlation was obtained. Therefore, for a very standard toilet paper roll having a roll outer diameter of 100 to 120 mm and a roll inner diameter of 30 to 50 mm, if the difference in the indentation depth is the same even if the inner and outer diameters of the roll are different, I found that I felt the same hardness. Therefore, if it is the said standard toilet paper roll, the roll hardness which a person feels uniquely can be quantitatively evaluated by the difference in indentation depth irrespective of the inner diameter of a roll.
[0019]
From these correlation diagrams, when the difference in the indentation depth corresponding to the range that a person feels to be moderately soft, that is, the sensory evaluation value is in the range of 2.5 to 3.5, is 2 for a 2-ply toilet paper roll. .5 to 3.5 mm, and 1.5 to 2.5 mm for one ply, which is an appropriate range for the difference in indentation depth. Therefore, if the difference in the pushing depth of the toilet paper roll is within the above-mentioned appropriate range, moderate softness can be surely given to the consumer who has the toilet paper. Therefore, the toilet paper roll which consumers feel moderately soft can be reliably supplied to the market.
[0020]
Desirably, the toilet paper roll according to the present embodiment, as shown in FIG. 3, has nine measured values of the difference in indentation depth obtained by continuously performing the measurement nine times. It is preferable that the difference between the maximum value and the minimum value of the measured values is in the range of 0.5 to 1.0 mm while falling within the range. This is because if the difference between the maximum value and the minimum value of the measured value exceeds 1.0 mm, the roll is hard to be permanently deformed and the shape retention of the roll is poor, whereas if it is less than 0.5 mm, the roll is hard to be permanently deformed and hard. Because it feels. On the other hand, if the difference is in the range of 0.5 to 1.0 mm, the roll has appropriate recoverability and permanent deformability, that is, the roll has appropriate shape retention and softness. In addition to its feel, it is excellent not only in aesthetics but also in appealing to consumers. The reason why the number of times of measurement is set to 9 is that if the measurement is performed 9 times, the minimum value of the difference in indentation depth converges to a sufficiently constant value.
[0021]
Moreover, it is desirable to use the sheet | seat whose elongation rate of a longitudinal direction is 20 to 35% for the said toilet paper roll, and if it does so, manufacture of the said toilet paper roll can be made easy. Here, the elongation is the amount of elongation per unit length in the longitudinal direction when a tensile force is applied in the longitudinal direction until the sheet breaks. As can be seen from the side cross-sectional view of the sheet shown in FIG. 4, this elongation amount is caused largely by crepes (those along the width direction of the sheet and provided in the longitudinal direction). The smaller the size of the crepe peaks and valleys as shown in FIG. 4 (a) or the smaller the number of crepes per unit length, the smaller the elongation rate, and as shown in FIG. 4 (b) the greater the peaks and valleys or the number of crepes. The greater the number, the greater the elongation.
[0022]
And when a sheet having a small elongation rate of less than 20% is used, the crepe is fully stretched as shown in FIG. Therefore, the bulk becomes small and the roll becomes hard. On the other hand, in order to prevent this, if winding is performed at a low winding density so as to leave the elongation, as the crepe is small, gaps are easily formed between the sheets, and the winding becomes loose, and the roll side end face is on the side. The roll is easily deformed, for example, it protrudes in the shape of a bamboo shoot. That is, in a sheet having an elongation of less than 20%, it is difficult to satisfy both the setting of the difference in indentation depth, which is roll hardness, within the appropriate range, and roll shape retention.
[0023]
Further, when a sheet having a large elongation exceeding 35% is used, when the sheet is wound into a roll, the crepe is too large to remain, resulting in an excessively large bulk and an excessively soft roll. . For this reason, it is difficult to set the difference in the indentation depth within the appropriate range.
[0024]
On the other hand, if a sheet having an appropriate elongation rate of 20 to 35% is used, even when the sheet is wound into a roll, the crepe remains in an appropriate size as shown in FIG. The bulkiness can be made moderate, and the difference in the indentation depth can be easily set within the appropriate range. Further, since the sheets overlapping in the radial direction are restrained by elastic force due to the crepes remaining in an appropriate size, the roll side end faces hardly protrude sideways into the shape of a bamboo shoot, and the roll shape retention is good. That is, it is possible to satisfy both the setting of the difference in the indentation depth within an appropriate range and the shape retention of the roll. Therefore, manufacture of the toilet paper roll can be facilitated.
[0025]
In addition, the said elongation rate can be changed also with a raw material, intensity | strength, humidity, etc. For example, as for the raw material, the elongation rate increases as the NBKP compounding rate described later increases, and the elongation rate increases as the tensile strength is increased by beating.
[0026]
Here, the manufacturing specification of the toilet paper roll suitable for setting the difference of the indentation depth in the appropriate range is shown below.
[0027]
(1) The sheet weight of the sheet is 15 to 25 g / m 2 and the paper thickness per sheet is 120 to 160 μm.
[0028]
(2) The aspect ratio of the dry paper strength of the sheet is 2.0 to 4.0. Here, the dry paper strength is the tensile strength (CN) measured by the tensile property test method specified in JISP8113, and the aspect ratio of the dry paper strength is the longitudinal dry paper strength in the width direction. The ratio obtained by dividing by the dry paper strength is shown. The sheet having such an aspect ratio adjusts the ratio of the water flow speed / wire speed (J / W ratio), so that the amount of fibers appropriately oriented in the longitudinal direction is more than the amount of fibers oriented in the width direction. It can be manufactured by adjusting it in a large amount.
[0029]
(3) The NBKP compounding ratio in the pulp raw material is 20 to 60%. Here, the NBKP blending ratio indicates the weight ratio of softwood bleached kraft pulp (NBKP) in the pulp raw material consisting of softwood bleached kraft pulp (NBKP) and hardwood bleached kraft pulp (LBKP), and the NBKP If it is set to the blending ratio, a sheet that achieves both strength improvement by using softwood bleached kraft pulp and flexibility improvement by using hardwood bleached kraft pulp can be formed. In addition, about this raw material, not only the said pulp but a used paper raw material may be sufficient.
[0030]
(4) The sheet is embossed. This embossing can improve the rigidity of the sheet, so that it can be finished to an appropriate roll hardness even under low winding density conditions. Therefore, the range of the winding density for finishing to the difference of the indentation depth can be expanded.
[0031]
(5) The roll has a winding density of 0.68 to 0.74 m / cm 2 . Here, the winding density is a value obtained by dividing the winding length of the roll by the area of the roll side end face (area of the plane orthogonal to the central axis of the roll). The winding density can be adjusted by adjusting the winding tension applied to the sheet when it is wound into a roll.
[0032]
(6) The roll length of the roll is 58 to 65 m for 1 ply, 29 to 33 m for 2 ply, and 19 to 22 m for 3 ply.
As described above, the inner diameter of the roll is in the range of 30 to 50 mm in inner diameter and 100 to 120 mm in outer diameter.
[0033]
Tables 1 and 2 show the manufacturing specifications of one embodiment of a toilet paper roll manufactured based on the above manufacturing specifications and the roll hardness in comparison with commercially available toilet paper rolls currently on the market. . Table 1 shows a 2-ply toilet paper roll, and Table 2 shows a 1-ply one. For both the 2-ply and 1-ply products, the difference in indentation depth is out of the appropriate range, and the average value of the sensory evaluation values by the 50 persons shown in the bottom row of Tables 1 and 2 is also It is out of the range of 2.5 to 3.5 where it feels moderately soft. On the other hand, the difference in the pushing depth of the toilet paper roll according to the present embodiment is within the appropriate range for both 2 plies and 1 ply, and the sensory evaluation values thereof are 3.4 and 2 respectively. .9, a good result. In addition, regarding the difference between the maximum value and the minimum value of the measured values obtained by continuously measuring the difference in the indentation depth 9 times, the commercial product is out of the range of 0.5 to 1.0 mm, The present embodiment is within the above range, and has an appropriate shape retaining property in addition to the appropriate softness, so that the outer shape of the roll is not easily collapsed at the time of store display and is excellent in its beauty. .
[0034]
[Table 1]
Figure 0003729762
[Table 2]
Figure 0003729762
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention shown in claim 1 and 2, the difference between the indentation depth of toilet paper rolls, the 2.5~3.5mm in two-ply or three-ply, a 1-ply 1. Since the thickness is set to 5 to 2.5 mm, it is possible to surely give a moderately soft touch to consumers who have obtained this, thereby incentivizing their purchase and improving sales.
Moreover, since the roll hardness of a toilet paper roll can be reliably managed within an appropriate range, a toilet paper roll having an appropriate softness can be reliably supplied to the market.
[0036]
According to the invention shown in claim 3 , since the toilet paper roll can have both moderate shape retention and softness, it is excellent not only in the touch but also in the beauty. Therefore, it can appeal to consumers' aesthetics and arouse their willingness to purchase and improve sales.
[0037]
According to the invention shown in claim 4 , in addition to the effects of claims 1 and 2, the effect of claim 3 can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a method for measuring roll hardness of a toilet paper roll according to the present embodiment.
FIG. 2 is a correlation diagram between an indentation depth and a sensory evaluation value regarding a toilet paper roll having a roll inner / outer diameter of 40 mm / 110 mm.
FIG. 3 is a graph showing measurement results obtained by measuring the difference in indentation depth 9 times continuously for a toilet paper roll having a roll inner diameter of 40 mm / 110 mm with 2 plies.
FIG. 4A is a side cross-sectional view of a sheet having a low elongation rate, and FIG. 4B is a side cross-sectional view of a sheet having a high elongation rate.
FIG. 5 is a side view of a toilet paper roll.
[Explanation of symbols]
1 Toilet paper roll 1a Center axis 3 Circular plate indenter 5 Pedestal

Claims (4)

2プライまたは3プライのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直押し込み、これらの押し込み深さの差が2.5〜3.5mmの範囲であるか否かを検査することを特徴とするトイレットペーパーロールの検査方法。A 2-ply or 3-ply toilet paper roll is placed horizontally on a horizontal plane with the central axis horizontal, and a circular plate indenter with an area of 2 cm 2 arranged assuming a human finger at the center of the upper surface of the outer periphery of the trunk, 0.5 gf / cm 2 assuming the pushing operation of the finger when the consumer grips the toilet paper roll with the hand, and the finger gripped by the consumer to check the hardness of the toilet paper roll held by the hand vertically pushing in two stages pushing pressure between toilet 50 gf / cm 2 assuming the operation of pushing the paper roll, the difference in these indentation depth checks whether ranges 2.5~3.5mm A method for inspecting toilet paper rolls. 1プライのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直押し込み、これらの押し込み深さの差が1.5〜2.5mmの範囲であるか否かを検査することを特徴とするトイレットペーパーロールの検査方法。A 1-ply toilet paper roll is placed horizontally on a horizontal plane with the central axis horizontal, and a circular plate indenter with an area of 2 cm 2 arranged on the center of the upper surface of the outer periphery of the torso assuming a human finger. 0.5 gf / cm 2 assuming the pushing operation of the finger when the toilet paper roll is gripped by hand, and the finger gripped by the consumer to check the hardness of the hand-held toilet paper roll vertically pushing in two stages pushing pressure between 50 gf / cm 2 assuming the operation of pushing in, characterized in that the difference between the indentation depth checks whether ranges 1.5~2.5mm Toilet paper roll inspection method. 1プライ乃至3プライのいずれかのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直押し込み、これらの押し込み深さの差を9回連続測定し、全ての測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であるか否かを検査することを特徴とするトイレットペーパーロールの検査方法。A circular plate with an area of 2 cm 2 in which any toilet paper roll of 1 to 3 plies is placed horizontally on a horizontal surface with the central axis horizontal, and a human finger is placed in the center of the upper surface of the outer periphery of the trunk. The indenter is grasped by the consumer in order to check the hardness of the toilet paper roll held by the hand and 0.5 gf / cm 2 assuming the pushing operation of the finger when the consumer holds the toilet paper roll by hand. the finger toilet paper vertically pushing in two stages pushing pressure between 50 gf / cm 2 assuming the operation of pushing the rolls, the difference between the indentation depth 9 times consecutively measured, and the maximum value of all measured values A method for inspecting a toilet paper roll, comprising inspecting whether or not a difference from a minimum value is in a range of 0.5 to 1.0 mm. 前記押し込み深さの差を9回連続測定し、全ての測定値が前記押し込み深さの差の範囲であるとともに、前記測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であるか否かを検査することを特徴とする請求項1若しくは2のいずれかに記載のトイレットペーパーロールの検査方法。  The indentation depth difference was continuously measured nine times, and all measured values were within the indentation depth difference range, and the difference between the highest and lowest measured values was 0.5 to 1.0 mm. The method for inspecting a toilet paper roll according to claim 1, wherein it is inspected whether or not it is within the range.
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