JP3729694B2 - Adslモデム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単一の電話回線に複数のADSLモデムが接続されている場合でもADSLモデム同士で信号が重畳することなく、且つ、インピーダンス不整合を起こすことなく、安定した高速データ通信を実現可能にしたADSLモデム(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ADSLモデムはポイント・ツー・ポイント接続のシステム構成で使われていた。SOHO(Small Office & Home Office)で使う場合でも、オフィス又はユーザ宅内はLANでマルチポイント接続するが、交換局内のDSLAM(Digital Subscriber Line Access Multiplexer)とオフィス又はユーザ宅内のADSLルータとの間はポイント・ツー・ポイントの接続形態であった。
【0003】
しかしながら、ADSLモデムのパソコン内蔵化が進むに従い、既にパソコン内蔵が標準的なアナログモデムと併合又は内蔵化される傾向にある。即ち、アナログモデムとADSLモデムとが単一のボード上で形成されたり、単一のモジュール内に形成されたりする傾向にある。このため、アナログモデムとADSLモデムとが内蔵されたパソコンには単一の電話回線ケーブルが接続される形態となる。
【0004】
更に、インターネットの普及によりユーザは宅内又はオフィスで一本の電話回線に複数のパソコン(内蔵ADSLモデムとアナログモデムを含むもの)を接続する場合が増加している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため、1つのADSLモデムがデータ通信中に、他のADSLモデムがデータ通信を始めると電話回線上で信号が重畳され、両方のADSLモデムがデータ通信を行うことが出来なくなってしまうという問題があった。
また、従来の交換回線用のアナログモデムは呼制御を行う必要があったためNCU(網制御装置)を内蔵しているので、フックオン状態では物理的に電話回線をマルチポイント接続しても、電気的には絶縁された状態を保持できたが、ADSLでは呼制御が不要なので、NCUを持たず、従って従来のADSLモデムでは一本の電話回線にADSLモデムを複数接続すると、100Ωインピーダンスが崩れ、高速通信が望めなくなるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上記の問題に鑑み、SOHO又は一般ユーザ宅に設置されている単一の電話回線にADSLモデムが複数接続されている場合にも、ADSLモデム同士が信号重畳することなく、また、インピーダンス不整合を起こすことなく、安定した高速データ通信を実現可能なADSLモデムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に発明により提供されるものは、電話回線に接続されたADSLモデムであって、電話回線に接続された他のADSLモデムがADSL周波数帯域を使用中であるか否かを検出する検出部と、使用中であることを検出した場合にはADSL周波数帯域への信号エネルギーを出さないように制御する制御部とを備え、検出部は、電話回線からの入力信号中の1つのキャリアをFFT復調するFFT復調部と、FFT復調部の出力信号を正規化して正規化復調信号を生成する正規化回路と、正規化回路の出力信号を1シンボル分遅延した1シンボル遅延信号を生成するシンボル遅延バッファ部と、正規化回路の出力信号の複素共役を生成する複素共役部と、1シンボル遅延信号と複素共役とを乗算して差分信号を生成する乗算部と、差分信号が予め定められたしきい値以内にある状態が特定のシンボル数の間継続すると、電話回線のADSL帯域は他のADSLモデムにより通信中であると判定する判定部と、を備えたADSLモデムである。
【0008】
他のADSLモデムがADSL帯域を使用中のときは、ADSL周波数帯域に信号エネルギーを出さないようにしたので、電話回線上でADSL信号が重畳することはなく、且つ終端インピーダンスが100Ωから崩れることはない。
【0009】
また、上記差分信号が所定しきい値以内にある状態が所定シンボル数継続すると、この信号は位相や周波数の変動のない信号と判定できるのでノイズではなくてADSL信号が受信されたと判定できる。
請求項2によれば、入力信号中の上記1つのキャリアはADSL周波数帯域中の一定のトーンに対応する第64番キャリアであることが好ましい。
【0010】
第64番キャリアは常にトーンを出し続ける信号に相当するので、このキャリアを利用すれば、ADSL帯域が使用中か否かを確実に判定することができる。
請求項3によれば、上記判定部は、差分信号の位相成分が予め定められたしきい値以内にあることを少なくとも特定のシンボル数連続して検出し、引き続くシンボル間は連続検出しない状態を1周期として、1周期を予め指定された数だけ検出した時、電話回線のADSL帯域は他のADSLモデムにより通信中であると判定するものであることが好ましい。
【0011】
これにより電話回線のADSL帯域は他のADSLモデムにより通信中であるとの判定をより確実に行うことができる。
請求項4によれば、特定のシンボル数は3であることが好ましい。
ITU−T G.992.2Annex−C規格によれば、近端漏話の影響を受けない期間はノイズ1周期あたり最小で3シンボルであるので、上記のようにこれを利用すればADSL帯域が使用中か否かの判定ができる。
【0012】
請求項5によれば、上記制御部は、電話回線に接続された回線トランスと、回線トランクの二次側とADSL信号送出部との間に接続された終端抵抗の抵抗値を切り替える終端抵抗切替回路とを備え、検出部により他のADSLモデムが電話回線を使用中であることが検出されている間は終端抵抗切替回路を制御して信号送出部と回線トランクの二次側との間をハイインピーダンスにし、検出部により他のADSLモデムが電話回線を使用中でないことが検出されている間は終端抵抗切替回路を制御して信号送出部と回線トランクの二次側との間をローインピーダンスにするインピーダンス制御部を備えることが好ましい。
【0013】
他のADSLモデムが電話回線を使用中である場合は、終端抵抗切替回路により回線トランクの二次側との間をハイインピーダンスにするので、電話回線上でのADSL信号の重畳は確実に防止され、且つ終端インピーダンスが100Ωから崩れることも確実に防止できる。
請求項6によれば、上記検出部は、ADSL帯域の信号を検出することに代えて、ADSL帯域とは別帯域で他のADSLモデムとポーリングによるメッセージ交換により他のADSLモデムがADSL周波数帯域を使用中か否かを判定するようにし、ポーリングによるメッセージ交換はアナログモデムの使用周波数帯域で行うようにしたことが好ましい。
【0014】
メッセージを交換することにより他のADSLモデムがADSL帯域を使用中か否かを直接的に問い合わせて判定することができる。
また、ADSLモデムがアナログモデムの機能も併せ持っている場合に、アナログモデムの使用帯域でメッセージ交換ができる。
【0015】
請求項8によれば、請求項7において、検出部は、アナログモデムを備え、アナログモデムは600Ω終端回路と、600Ω終端回路に並列に接続された直流バイパス回路と、アナログモデムのフックオン状態で直流バイパス回路を遮断しフックオフ状態で直流バイパス回路を導通させるスイッチとを備え、アナログモデムのフックオン状態で音声帯域を使用してポーリングによるメッセージ交換を行うようにしたことが好ましい。
【0016】
アナログモデムのフックオン状態で音声帯域を使用してポーリングによるメッセージ交換を行うようにしたので、メッセージ交換を行っても交換局に対する呼制御は行われない。
請求項9によれば、ポーリングによるメッセージ交換はアナログモデムのホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域で行うようにしてもよい。
【0017】
ADSLモデムがHome PNA帯域での通信機能をもっている場合に、このHome PNA帯域を利用してポーリングによるメッセージ交換が可能である。
請求項10によれば、他のADSLモデムがADSL帯域を使用中である場合は、他のADSLモデムとの通信をホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域で行い、ホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域を介して受信したメッセージをADSL帯域に多重して送出するようにしてもよい。
【0018】
これにより、他のADSLモデムがADSL帯域を使用中である場合でもADSLモデムはその使用が終了するまで待機することなくADSL帯域を使って通信が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態によるADSLモデムの構成を示すブロック図である。同図において、ADSLモデム1がパソコン2に接続されている。これに代えてADSLモデム1はパソコン2に内蔵されていてもよい。
ADSLモデム1は、ADSL帯域信号検出部11と、回線制御部12と、インピーダンス制御部13と、ADSL信号送出/受信部と、ADSL信号変復調部14とを備えている。
【0020】
動作において、ADSL帯域信号検出部11は、電話回線上に他のADSLモデムからのADSL帯域を使った信号が有るか否かを知るために、電話回線上の信号の周波数と強さとを常時測定している。パソコン2から初期起動信号が回線制御部12に与えられると、回線制御部12は電話回線上に他のADSLモデムからのADSL帯域を使った信号が存在しているか否かを示す制御信号をインピーダンス制御部13及びADSL信号変復調部15に与える。
【0021】
回線制御部12は、パソコン2からのADSLモデムの初期起動信号及びADSL帯域信号検出部11の出力信号に応じて、電話回線上に他のADSLモデムからのADSL帯域を使った信号が有るか否かを示す制御信号を発生する。
インピーダンス制御部13は、回線制御部12からの制御信号が電話回線上に他のADSLモデムからのADSL帯域を使った信号が存在しないことを示している時は、ADSLモデム1の終端抵抗をアナログモデムにおける標準的な100ΩインピーダンスとしてADSL通信を可能にする。回線制御部12からの制御信号が電話回線上に他のADSLモデムからのADSL帯域を使った信号が存在していることを示している時は、後述するアナログスイッチをオフにしてADSLモデム1の終端抵抗をハイインピーダンスにしてADSL周波数帯域への信号エネルギーを出さないように制御し、それによりADSL通信ができないようにする。
【0022】
ADSL信号送出/受信部14は、ADSL信号変復調部15から出力される変調信号をインピーダンス制御部13に送出するドライバと、インピーダンス制御部13からの受信信号をADSL信号変復調部15に引き渡すレシーバとを備えている。
ADSL信号変復調部15は、回線制御部12からの制御信号が電話回線上に他のADSLモデムからのADSL帯域を使った信号が存在しないことを示している時は、パソコン2からの送信信号を変調してADSL信号送出/受信部14に引き渡したり、ADSL信号送出/受信部14からの受信信号を復調してパソコン2に引き渡したりする。ADSL信号変復調部15はまた、回線制御部12からの制御信号が電話回線上に他のADSLモデムからのADSL帯域を使った信号が存在していることを示している場合は、その制御信号に応じて通信不可のメッセージを作成してパソコン2に送る。
【0023】
こうして、電話回線上に他のADSLモデムからのADSL帯域を使った信号が存在している場合には、ADSL通信ができないようにすることにより、電話回線上でADSL信号が重畳することを避けることができる。また、1本の電話回線に複数のADSLモデムが接続されて終端抵抗が100Ωインピーダンスから崩れるという問題は回避できる。
【0024】
図2は図1に示した装置の中のADSL帯域信号検出部11の構成の一例を示すブロック図である。同図において、21はFFT復調部、22は正規化部、23はシンボル遅延バッファ部、24は複素共役処理部、25は乗算器、26は加算器、27は判定器、28はシンボルカウンタである。
図3はADSL信号に含まれるキャリア信号を示す波形図である。同図に示すように、ADSL信号は、上り信号として#6番キャリアから#31番キャリアがあり、下り信号として#32番キャリアから#127番キャリアがあり、その他の信号として#128番キャリアから#255番キャリアがある。これらのキャリアの内、#64番キャリアは、常に一定周波数、一定位相及び一定振幅のトーンを出し続けている状態に対応しているので、本発明の実施の形態においては、この#64番キャリアの有無を検出することが、電話回線上のADSL信号の有無を検出するのに適していることに着目した。
【0025】
図2に示したADSL帯域信号検出部11の動作において、電話回線からの入力データはAD変換された後にFFT復調部21により復調される。FFT復調部21には周波数弁別器も内蔵されていて、#64番キャリアと同じ周波数の信号のみをFFT復調する。復調信号のベクトル図は図2にベクトル図aで示す。この復調信号を正規化回路22により正規化して図2にベクトル図bで示すように半径1のベクトルにする。正規化回路22としては通常、逆数ROMとその乗算回路、AGC回路等が用いられる。
【0026】
正規化された信号は、1シンボル遅延バッファ23に入力されて1シンボル分が遅延される共に、平行して複素共役処理回路24にて複素共役処理をされる。1シンボル遅延バッファ23の出力と複素共役処理回路24の出力とはベクトル図cに示されている。
1シンボル遅延バッファ23の出力と複素共役処理回路24の出力とは乗算器25により乗算されて、正規化復調信号のシンボル間の差分信号が得られる。この差分信号はベクトル図dに示されているように、正規化された信号同士の乗算であるため、半径1の円上に存在する。
【0027】
乗算器25の出力と所定のしきい値との差分が加算器26により計算される。加算器26の出力である位相差分は判定部27にて一定値以内の位相差分であるかどうかが判定される。位相差分が一定値以内であれば、入力データは#64番キャリアであるトーンであると考えられる。
シンボルカウンタ28は、判定部27の出力である位相差分が一定値以内の位相差分である場合をカウントする。
【0028】
シンボルカウンタ28の出力により、一定のシンボル数だけ連続して位相差分が一定以内の小ささであった場合、トーンが検出されたと判定でき、従って、他のADSLモデムが電話回線上でデータ通信中であると判定できる。
日本の電話回線は隣接するISDNからの周期ノイズが重畳する場合がある。ITU−T G.992.2Annex−C規格によれば、近端漏話の影響を受けない時間はノイズ1周期あたり最小で3シンボル分しかない。そこで、3シンボル間連続して位相差が十分小さく、引き続く6〜7シンボル間は位相差分が大きい場合が一定回数以上繰り返されれば、ADSLトーンを受信していると識別し、従って、他のADSLモデムが電話回線上でデータ通信中であると判定する。
【0029】
他のADSLモデムが電話回線上でデータ通信中であると判定された時は、シンボルカウンタ28からADSL帯域信号検出信号が出力され、これが図1の装置における回線制御部12に入力されて制御信号が生成され、その制御信号がインピーダンス制御部13及びADSL信号変復調部15に供給される。
図4は図1に示した装置におけるインピーダンス制御部13の構成を示す回路図である。図4において、インピーダンス制御部13は送信ドライバ41,44と、100Ωの終端インピーダンスを形成するための50Ωのインピーダンス42,45と、アナログスイッチ43,46と、変圧器47と、受信ドライバ48とを備えている。
【0030】
インピーダンス制御部13の動作は次の通りである。最初は回線制御部12からの制御信号によりアナログスイッチ43及び46をオフにしておく。これにより、ADSLモデムの終端インピーダンスはハイインピーダンスとなる。
ADSL帯域信号検出部11が、電話回線上で他のADSLモデムによるデータ通信中であることを検出すると、回線制御部12からの制御信号によりADSL信号変復調部15を介してパソコン2に対して通信ができない旨のメッセージを送る。こうして、複数のADSLモデムによる信号の重畳が避けられる。
【0031】
一方、ADSL帯域信号検出部11が、電話回線上で他のADSLモデムによるデータ通信中ではないことを検出すると、回線制御部12からの制御信号によりアナログスイッチ43及び46をオンにする。これによりこのADSLモデムは100Ωの終端インピーダンスを持つことになり、他のADSLモデムが電話回線を使用中ではない時にのみADSL通信が可能になる。
【0032】
本発明の他の実施の形態によれば、図1のADSL帯域信号検出部11によりADSL帯域が使用中か否かを判定することに代えて、ADSL帯域とは別帯域で他のADSLモデムとポーリングによるメッセージ交換により他のADSL帯域がADSL周波数帯域を使用中か否かを判定するようにする。
図5は上記別帯域の例を示す図である。図示のように、ADSL帯域の外に、従来のアナログモデムが使用するPOTS(Plane Old Telephone System)帯域と、Home PNA (Home Phone Line Networking Alliance)帯域とがある。
【0033】
したがって、一つの例では、ポーリングによるメッセージ交換はアナログモデムの使用周波数帯域であるPOTS帯域で行うようにする。
ただし、アナログモデムを使用してメッセージ交換をする場合、従来のままではメッセージ交換に先立ち電話回線をオフフックすることになり、単に他のモデムとメッセージ交換をしたいだけにもかかわらず交換局への呼制御が働いてしまうという問題がある。
【0034】
この問題を解決するために、本発明の実施の形態により、図6に示すアナログモデムの網制御回路(NCU)が提案される。
図6において、この網制御回路は、アナログモデム変復調部61と、600Ω終端回路62とからなる従来のアナログモデムの構成に加えて、この600Ω終端回路に並列に接続された直流ループ制御回路63を備えている。直流ループ制御回路63内の直流ループにはフォトモスリレー64が設けられている。600Ω終端回路はPOTS帯域の直流成分以外の帯域の信号を終端する。直流ループ制御回路63は、このアナログモデムのオフフック時のPOTS帯域の直流成分を終端する。
【0035】
動作において、このアナログモデムがオンフック時は、フックオフ/オン制御信号をGNDレベルにしてフォトモスリレー64をオフにし、それにより直流ループが形成されないようにしておく。この状態でこのアナログモデムを使用すれば、呼制御は行われず、したがって交換局へのアクセスは行われずにモデム同士でメッセージ交換が可能である。このメッセージ交換により、他のADSLモデムが同一電話回線を使用中か否かを問い合わせればよい。
【0036】
このアナログモデムがオフフック時は、フックオフ/オン制御信号をVccレベルにてフォトモスリレー64をオンにし、それにより直流ループが形成されるようにする。この状態でこのアナログモデムを使用すれば、呼制御が行われ、交換局へのアクセスを介して通常の通信が行われる。
他の例では、ポーリングによるメッセージ交換はアナログモデムのHome PNA帯域(ホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域)で行うようにする。
【0037】
この場合、他のADSLモデムがADSL帯域を使用中である場合は、当該他のADSLモデムがADSL帯域の使用を終了するまでADSL帯域の使用を待機してもよいが、図7に示すように、待機しないで他のADSLモデムとの通信をホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域で行い、ホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域を介して受信した内容を、ADSLモデム内のルーティング機能を利用してADSL帯域に多重して送出してもよい。即ち、図7に示したネットワークにおいて、パソコン71と72が電話回線73に接続されている状態で、パソコン72がADSL帯域を使用中であることが、前述の実施の形態によりADSL帯域を検出することにより、又はメッセージ交換により検出されると、パソコン71はパソコン72がADSL帯域の使用を終了するまで待機するのではなく、Home PNA帯域を用いてパソコン71からパソコン72に電話回線73を介して信号を伝送し、パソコン72ではHome PNA帯域で受信されたパソコン71からの信号をパソコン72内のルーティング機能を利用してADSL帯域の信号に変換して、通信中のADSL帯域の信号に多重化して電話回線73に伝送する。これにより、電話回線上のADSL帯域を効率よく使用することが可能になる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明によれば、他のADSLモデムがADSL帯域を使用中のときは、ADSL周波数帯域に信号エネルギーを出さないようにしたので、電話回線上でADSL信号が重畳することはなく、且つ終端インピーダンスが100Ωから崩れることはない。
【0039】
請求項2によれば、差分信号が所定しきい値以内にある状態が所定シンボル数継続すると、この信号は位相や周波数の変動のない信号と判定できるのでノイズではなくてADSL信号が受信されたと判定できる。
請求項3によれば、第64番キャリアをADSL帯域が使用中か否かを判定するためのキャリアとし使用することにより、確実に判定ができる。
【0040】
請求項4によれば、電話回線のADSL帯域は他のADSLモデムにより通信中であるとの判定をより確実に行うことができる。
請求項5によれば、ITU−T G.992.2Annex−C規格によれば、近端漏話の影響を受けない期間はノイズ1周期あたり最小で3シンボルであるので、これを利用すればADSL帯域が使用中か否かの判定が確実にできる。
【0041】
請求項6によれば、他のADSLモデムが電話回線を使用中である場合は、終端抵抗切替回路により回線トランクの二次側との間をハイインピーダンスにするので、電話回線上でのADSL信号の重畳は確実に防止され、且つ終端インピーダンスが100Ωから崩れることも確実に防止できる。
請求項7によれば、メッセージを交換することにより他のADSLモデムがADSL帯域を使用中か否かを直接的に問い合わせて判定することができる。
【0042】
請求項8によれば、ADSLモデムがアナログモデムの機能も併せ持っている場合に、アナログモデムの使用帯域でメッセージ交換ができる。
請求項9によれば、アナログモデムのフックオン状態で音声帯域を使用してポーリングによるメッセージ交換を行うようにしたので、メッセージ交換を行っても交換局に対する呼制御は行われない。
【0043】
請求項10によれば、ADSLモデムがHome PNA帯域での通信機能をもっている場合に、このHome PNA帯域を利用してポーリングによるメッセージ交換が可能である。
請求項11によれば、他のADSLモデムがADSL帯域を使用中である場合でもADSLモデムはその使用が終了するまで待機することなくADSL帯域を使って通信が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるADSLモデムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した装置の中のADSL帯域信号検出部11の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】ADSL信号に含まれるキャリア信号を示す波形図である。
【図4】図1に示した装置におけるインピーダンス制御部13の構成を示す回路図である。
【図5】ADSL帯域とは別帯域の例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態によるアナログモデムの網制御回路(NCU)を示す回路図である。
【図7】本発明の他の実施の形態によるネットワークの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…ADSLモデム
2…パソコン
11…ADSL帯域信号検出部
12…回線制御部
13…インピーダンス制御部
14…ADSL信号送出/受信部
15…ADSL信号変復調部
21…FFT復調部
22…正規化部
23…シングル遅延バッファ
24…複素共役処理部
25…乗算器
26…加算器
27…判定部
28…シンボルカウンタ
43、46…アナログスイッチ
61…アナログモデム変復調部
62…600Ω終端回路
63…直流ループ
71…パソコン
72…パソコン
73…電話回線
Claims (9)
- 電話回線に接続されたADSLモデムであって、前記電話回線に接続された他のADSLモデムがADSL周波数帯域を使用中であるか否かを検出する検出部と、使用中であることを検出した場合にはADSL周波数帯域への信号エネルギーを出さないように制御する制御部とを備え、前記検出部は、前記電話回線からの入力信号中の1つのキャリアをFFT復調するFFT復調部と、該FFT復調部の出力信号を正規化して正規化復調信号を生成する正規化回路と、前記正規化回路の出力信号を1シンボル分遅延した1シンボル遅延信号を生成するシンボル遅延バッファ部と、前記正規化回路の出力信号の複素共役を生成する複素共役部と、前記1シンボル遅延信号と前記複素共役とを乗算して差分信号を生成する乗算部と、前記差分信号が予め定められたしきい値以内にある状態が特定のシンボル数の間継続すると、前記電話回線のADSL帯域は前記他のADSLモデムにより通信中であると判定する判定部と、を備えたADSLモデム。
- 前記入力信号中の1つのキャリアはADSL周波数帯域中の第64番キャリアであることを特徴とする請求項1に記載のADSLモデム。
- 前記判定部は、前記差分信号の位相成分が予め定められたしきい値以内にあることを少なくとも特定のシンボル数連続して検出し、引き続くシンボル間は前記連続検出しない状態を1周期として、該1周期を予め指定された数だけ検出した時、前記電話回線のADSL帯域は前記他のADSLモデムにより通信中であると判定するものであることを特徴とする、請求項1に記載のADSLモデム。
- 前記特定のシンボル数は3である、請求項3に記載のADSLモデム。
- 前記制御部は、前記電話回線に接続された回線トランスと、該回線トランクの二次側とADSL信号送出部との間に接続された終端抵抗の抵抗値を切り替える終端抵抗切替回路とを備え、前記検出部により前記他のADSLモデムが前記電話回線を使用中であることが検出されている間は前記終端抵抗切替回路を制御して前記信号送出部と前記回線トランクの二次側との間をハイインピーダンスにし、前記検出部により前記他のADSLモデムが前記電話回線を使用中でないことが検出されている間は前記終端抵抗切替回路を制御して前記信号送出部と前記回線トランクの二次側との間をローインピーダンスにするようにするインピーダンス制御部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のADSLモデム。
- 前記検出部は、ADSL帯域とは別帯域で前記他のADSLモデムとポーリングによるメッセージ交換により前記他のADSL帯域が前記ADSL周波数帯域を使用中か否かを判定するようにし、前記ポーリングによるメッセージ交換はアナログモデムの使用周波数帯域で行うようにした、請求項1に記載のADSLモデム。
- 前記検出部は、アナログモデムを備え、該アナログモデムは600Ω終端回路と、該600Ω終端回路に並列に接続された直流バイパス回路と、前記アナログモデムのフックオン状態で前記直流バイパス回路を遮断しフックオフ状態で前記直流バイパス回路を導通させるスイッチとを備え、前記アナログモデムのフックオン状態で音声帯域を使用して前記ポーリングによるメッセージ交換を行うようにしたことを特徴とする、請求項6に記載のADSLモデム。
- 前記ポーリングによるメッセージ交換はアナログモデムのホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域で行うようにした、請求項6に記載のADSLモデム。
- 前記他のADSLモデムがADSL帯域を使用中である場合は、前記他のADSLモデムとの通信をホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域で行い、前記ホーム・フォーン・ライン・ネットワーキング・アライアンス帯域を介して受信したメッセージをADSL帯域に多重して送出するようにした、請求項1、6、又は8に記載のADSLモデム。
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