JP3728567B2 - 交換機における最適音声レベル自動設定方式 - Google Patents

交換機における最適音声レベル自動設定方式 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トールダイヤルネットワークの通話品質の改善に関し、特に交換機において、通話毎に通話レベルの最適化を図るための、最適音声レベル自動設定方式に関するものである。
【0002】
近年、交換機(PBX)間の接続において、海外との専用線接続や、さまざまなキャリアによる専用線接続等によって、伝送遅延時間が大きく異なる場合が増えている。また、PBXに接続する電話機においても、交換機と電話機間の距離や、利用する線材の違い等によって、その特性が大きく異なることがある。
【0003】
その結果、電話をかける相手先や、電話機側の環境の違い等によって、エコーや遠話のような、通話品質上の違いが大きくなる場合があるが、このような通話品質の変化を解消して、通話ごとに最適の通話レベルを維持できるようにすることが必要である。
【0004】
【従来の技術】
従来のPBXでは、このような通話品質の変化を少なくする方法としては、実運用を行って、最大公約数的に利用者が満足できるレベルに、手動によって固定的にチューニングする方法が一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
伝送路の伝送遅延時間は、伝送路が地上回線であるか、または衛星回線であるか等の条件によって、大幅に変化する。また伝送路の損失は、電話機と交換機間の伝送路の線路抵抗や、伝送路を形成する線材の特性等によって、著しく異なっている。
【0006】
従って、上述のように、固定的に通話レベルを調整する方法では、PBXに接続される通話相手との間の伝送路の状態によって、伝送遅延時間が変化するだけでなく、通話相手の使用機器や伝送路の特性によって伝送損失も変化するので、通話レベルを通話ごとに常に最適に保つことは困難であるという問題があった。
【0007】
本発明は、このような従来技術の課題を解決しようとするものであって、トールダイヤルネットワークを構築する際に、各PBXに伝送遅延や、電話機とPBX間の線路特性の情報を持たせて、通話の発生と同時に、自動的に最適なレベル値を設定するようにすることによって、常に最適な通話品質を提供することが可能なようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明においては、次の各具体的手段を備えている。
【0009】
(1) 複数の交換機を含むネットワークの各交換機において、相手交換機との間の伝送遅延時間を測定する遅延時間測定部140と、遅延時間に対応する受信レベル補正値を格納する遅延情報テーブルB161と、測定された遅延時間に対応する受信レベル補正値を遅延情報テーブルB161から検索して相手交換機に対応して遅延情報テーブルA160に格納する照合部141とを備え、通信時、相手交換機ごとに遅延情報テーブルA160を参照して受信レベル補正値を決定する。
【0010】
(2) 複数の電話機と交換機とからなるネットワークの交換機において、電話機との間のエコーリタンロスを測定するエコーリタンロス測定部150と、エコーリタンロスに対応する送信レベル補正値を格納するエコーリタンロス情報テーブルB163と、測定されたエコーリタンロスに対応する送信レベル補正値をエコーリタンロス情報テーブルB163から検索して通信相手に対応してエコーリタンロス情報テーブルA162に格納する照合部151とを備え、通信時、電話機ごとにエコーリタンロス情報テーブルA162を参照して送信レベル補正値を決定する。
【0011】
(3) 複数の交換機を含むネットワークの各交換機において、着信先交換機との間の伝送遅延時間に対応する受信レベル補正値をこの交換機の事業所番号に対応して格納する遅延情報テーブルA160と、着信先交換機の事業所番号に応じて遅延情報テーブルA160を検索して受信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部173と、出力された受信レベル補正値を受信PAD133に設定する受信PAD補正部172とを備えて発信側交換機の受信PADの設定を行ない、発信元交換機との間の伝送遅延時間に対応する受信レベル補正値をこの交換機の事業所番号に対応して格納する遅延情報テーブルA260と、発信元交換機の事業所番号に応じて遅延情報テーブルA260を検索して受信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部273と、出力された受信レベル補正値を受信PAD233に設定する受信PAD補正部272とを備えて、受信側交換機の受信PADの設定を行なう。
【0012】
(4) 複数の交換機を含むネットワークの各交換機において、発信元電話機との間のエコーリタンロスに対応する送信レベル補正値をこの電話機の内線番号に対応して格納するエコーリタンロス情報テーブルA162と、発信元電話機の内線番号に応じてエコーリタンロス情報テーブルA162を検索して送信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部173と、出力された送信レベル補正値を送信PAD132に設定する送信PAD補正部171とを備えて発信側交換機の送信PADの設定を行ない、着信先電話機との間のエコーリタンロスに対応する送信レベル補正値をこの電話機の内線番号に対応して格納するエコーリタンロス情報テーブルA262と、着信先電話機の内線番号に応じてエコーリタンロス情報テーブルA262を検索して送信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部273と、出力された送信レベル補正値を送信PAD232に設定する送信PAD補正部271とを備えて、受信側交換機の送信PADの設定を行なう。
【0013】
(5) 複数の交換機を含むネットワークの各交換機において、着信先交換機との間の伝送遅延時間に対応する受信レベル補正値をこの交換機の事業所番号に対応して格納する遅延情報テーブルA160と、自局の電話機との間のエコーリタンロスに対応する送信レベル補正値をこの電話機の内線番号に対応して格納するエコーリタンロス情報テーブルA162と、着信先交換機の事業所番号に応じて遅延情報テーブルA160を検索して受信レベル補正値を出力するとともに自局の電話機の内線番号に応じてエコーリタンロス情報テーブルA162を検索して送信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部173と、出力された受信レベル補正値を受信PAD133に設定する受信PAD補正部172と、出力された送信レベル補正値を送信PAD132に設定する送信PAD補正部171とを備えて、発信側交換機の受信PADと送信PADの設定を行ない、発信元交換機との間の伝送遅延時間に対応する受信レベル補正値をこの交換機の事業所番号に対応して格納する遅延情報テーブルA260と、自局の電話機との間のエコーリタンロスに対応する送信レベル補正値をこの電話機の内線番号に対応して格納するエコーリタンロス情報テーブルA262と、発信元交換機の事業所番号に応じて遅延情報テーブルA260を検索して受信レベル補正値を出力するとともに自局の電話機の内線番号に応じてエコーリタンロス情報テーブルA262を検索して送信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部273と、出力された受信レベル補正値を受信PAD233に設定する受信PAD補正部272と、出力された送信レベル補正値を送信PAD232に設定する送信PAD補正部271とを備えて、受信側交換機の受信PADと送信PADの設定を行なう。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1ないし図3は、本発明の実施形態(1) を示したものであって、遅延時間に基づく受信レベル補正値の決定方式を示している。図1は本発明の実施形態(1) の構成を示すブロック図、図2は実施形態(1) における情報テーブルの内容を示す図、図3は実施形態(1) の動作を示すフローチャートである。なお、図2中の丸数字は、図3のフローチャート中の丸数字に対応している。
【0015】
図1において、PBX(1) は事業所番号100を持ち、PBX(1) において、110は制御部、120はスイッチ回路網、130は中継トランク、140は遅延時間測定部、141は照合部、160は遅延情報テーブルA、161は遅延情報テーブルB、190はコンソールである。
【0016】
また、PBX(2) は事業所番号200を持ち、PBX(2) において、220はスイッチ回路網、230は中継トランク、240は遅延時間測定部である。
【0017】
PBX(1) において、PBX(2) との間の遅延時間を測定する場合は、コンソール190から制御部110へ、事業所番号200との間の遅延時間の測定命令を出す。
【0018】
これによって制御部110では、次のような動作を行なう。
(1) 測定する事業所の事業所番号(200)を、遅延情報テーブルA160に書き込む。
(2) 遅延時間測定命令を、遅延時間測定部140に対して出力する。
(3) スイッチ回路網120を介して、遅延時間測定部140とトランク130とを接続して、PBX(2) との通話路を確立する。
【0019】
遅延時間測定部140では、遅延時間測定命令を受けると、既に確立された通話路を経て、PBX(2) へ遅延時間測定コマンドを送信する。PBX(2) では、PBX(1) からの遅延時間測定コマンドを受信すると、遅延時間測定部240によって、遅延時間測定コマンドを折り返す。
【0020】
PBX(1) では、PBX(2) から折り返されてきた遅延時間測定コマンドを、遅延時間測定部140において受信し、コマンド送信から受信までの時間(=遅延時間)を算出する。算出された遅延時間は、制御部110によって遅延情報テーブルA160に格納されるとともに、照合部141にも送信される。
【0021】
照合部141では、遅延情報テーブルB161を検索して、遅延時間に応じた受信レベル補正値を読み出し、読み出された受信レベル補正値を、遅延情報テーブルA160に格納する。以上の動作によって、事業所番号に応じた受信レベル補正値が決定される。
【0022】
なお、PBX(2) でも、同様の方法によってPBX(1) との間の遅延時間測定を行なうとともに、受信レベル補正値のデータベース化を行う。(すなわち、事業所番号がnまである場合には、n個分の遅延時間測定およびデータベース化を行う)。このような受信レベル補正値の設定は、通常、交換機の設置時に行なわれる。受信レベル値の補正は、送信側で送信レベルを変更することによって行なわれる。
【0023】
図4, 図5は、本発明の実施形態(2) を示したものであって、エコーリタンロスに基づく送信レベル補正値の決定方式を示している。図4は本発明の実施形態(2) の構成と情報テーブルの内容を示し、(a) は実施形態(2) の構成を示すブロック図、(b) は実施形態(2) における情報テーブルの内容を示す図である。図5は、実施形態(2) の動作を示すフローチャートである。なお、図4(b) 中の丸数字は、図5のフローチャート中の丸数字に対応している。なお以下において、エコーリタンロスをERLと略記する。ここでエコーリタンロスは、線路と終端抵抗とのインピーダンス不整合による反射の大きさを表すものであって、インピーダンス不整合が大きいほど、この値が小さくなる。
【0024】
図4において、PBX(1) は事業所番号100を持ち、PBX(1) において、110は制御部、120はスイッチ回路網、131は内線トランク、150はERL測定部、151は照合部、162はERL情報テーブルA、163はERL情報テーブルB、190はコンソールである。
【0025】
また、180は、内線トランク131を介して接続された試験用電話機であって、内線番号300を持っている。
【0026】
PBX(1) において、内線番号300の電話機との間のERLを測定する場合は、コンソール190から制御部110に対して、内線番号300のERL測定命令を出す。これによって制御部110では、次のような動作を行なう。
【0027】
(1) 測定する内線の内線番号(300)をERL情報テーブルA162に書き込む。
(2) ERL測定部150に対して、ERL測定命令を出力する。
(3) スイッチ回路網120を介して、ERL測定部150とトランク131とを接続して、電話機180との通話路を確立する。
【0028】
ERL測定部150では、ERL測定命令を受けると、既に確立されている通話路を経て、電話機180に対して測定周波数の信号を発信する。(電話機180は試験用電話機であり、呼を受けると通話路がループ状態になる)。
【0029】
ERL測定部150では、電話機180から反射して戻ってきた測定周波数の信号からERLを測定し、測定値を制御部110を介してERL情報テーブルA162に格納するとともに、照合部151にも送信する。
【0030】
照合部151では、ERL情報テーブルB163を検索して、ERLに応じた送信レベル補正値を読み出し、読み出された送信レベル補正値を、ERL情報テーブルA162に格納する。以上の動作によって、内線番号に応じた送信レベル補正値が決定される。
【0031】
なお、PBX配下の各内線のERL測定方法については、全内線分のERL測定, 内線グループの代表番号のみのERL測定等、さまざまな方法をとることが可能である。さらにPBXが複数ある場合は、各PBXが同様の方法によって、各内線のERL測定およびデータベース化を行う。このような送信レベル補正値の設定は、通常、交換機の設置時に行なわれる。
【0032】
図6ないし図9は、本発明の実施形態(3) を示したものであって、受信PAD(Packet Assemble Deassemble)値の設定方式を示している。図6は本発明の実施形態(3) の構成を示すブロック図、図7は実施形態(3) における情報テーブルの内容を示す図である。図8,図9は、実施形態(3) の動作を示すフローチャート(1),(2) である。
【0033】
図6において、PBX(1) は事業所番号100を持ち、PBX(1) において、120はスイッチ回路網、130は中継トランク、131は内線トランク、133は受信PAD、160は遅延情報テーブルA、170は電話番号認識部、172は受信PAD補正部、173は情報テーブル参照部、181は電話機である。
【0034】
PBX(2) は事業所番号200を持ち、PBX(2) において、220はスイッチ回路網、230は中継トランク、231は内線トランク、233は受信PAD、260は遅延情報テーブルA、270は電話番号認識部、272は受信PAD補正部、273は情報テーブル参照部、281は電話機である。
【0035】
また、電話機181は内線番号300を持ち、電話機281は内線番号400を持っている。
【0036】
(発信側交換機の動作概要)(図8参照)
電話機181から電話機281へ電話をかける場合、電話番号認識部170では、電話機181からの情報(相手先の電話番号)を記憶し、記憶した情報を情報テーブル参照部173へ送信する。
【0037】
情報テーブル参照部173では、受信した情報をもとに、遅延情報テーブルA160を検索して、相手先の事業所番号に応じた受信レベル補正値を読み出す。読み出された受信レベル補正値は、受信PAD補正部172へ送信される。
【0038】
受信PAD補正部172では、受信した受信レベル補正値を、受信PAD133に設定する。(なお、受信PAD133には、図8において*1で示す基準値が、予め設定されている)。以上の動作によって、発信側交換機における、受信PAD値の設定が完了する。
【0039】
(受信側交換機の動作概要)(図9参照)
電話機181から電話機281へ電話をかける場合、PBX(1) からの接続要求を受けたPBX(2) において、電話番号認識部270では、トランク230からの情報(発信元の事業所番号)を記憶し、記憶した情報を情報テーブル参照部273へ送信する。
【0040】
情報テーブル参照部273では、受信した情報をもとに、遅延情報テーブルA260を検索して、発信元の事業所番号に応じた受信レベル補正値を読み出す。読み出された受信レベル補正値は、受信PAD補正部272へ送信される。
【0041】
受信PAD補正部272では、受信した受信レベル補正値を、PAD233に設定する。(なお、受信PAD233には、図9において*1で示す基準値が、予め設定されている)。以上の動作によって、受信側交換機における、受信PAD値の設定が完了する。
【0042】
図10ないし図13は、本発明の実施形態(4) を示したものであって、送信PAD設定方式を示している。図10は本発明の実施形態(4) の構成を示すブロック図、図11は実施形態(4) における情報テーブルの内容を示す図である。図12,図13は、実施形態(4) の動作を示すフローチャート(1),(2) である。
【0043】
図10において、PBX(1) は事業所番号100を持ち、PBX(1) において、120はスイッチ回路網、130は中継トランク、131は内線トランク、132は送信PAD、162はERL情報テーブルA、170は電話番号認識部、171は送信PAD補正部、173は情報テーブル参照部、181は電話機である。
【0044】
PBX(2) は事業所番号200を持ち、PBX(2) において、220はスイッチ回路網、230は中継トランク、231は内線トランク、232は送信PAD、262はERL情報テーブルA、270は電話番号認識部、271は送信PAD補正部、273は情報テーブル参照部、281は電話機である。
【0045】
また、電話機181は内線番号300を持ち、電話機281は内線番号400を持っている。
【0046】
(発信側交換機の動作概要)(図12参照)
電話機181から電話機281へ電話をかける場合、電話番号認識部170では、電話機181の内線番号を記憶し、記憶した情報を情報テーブル参照部173へ送信する。
【0047】
情報テーブル参照部173では、受信した情報をもとに、ERL情報テーブルA162を検索して、内線番号に応じた送信レベル補正値を読み出す。読み出された送信レベル補正値は、送信PAD補正部171へ送信される。
【0048】
送信PAD補正部171では、受信した送信レベル補正値を、送信PAD132に設定する。(なお、送信PAD132には、図12において*2で示す基準値が、予め設定されている)。以上の動作によって、発信側交換機における、送信PAD値の設定が完了する。
【0049】
(受信側交換機の動作概要)(図13参照)
電話機181から電話機281へ電話をかける場合、PBX(1) からの接続要求を受けたPBX(2) において、電話番号認識部270では、トランク230からの情報(自局の内線番号)を記憶し、記憶した情報を情報テーブル参照部273へ送信する。
【0050】
情報テーブル参照部273では、受信した情報をもとに、ERL情報テーブルA262を検索して、自局の内線番号に応じた送信レベル補正値を読み出す。読み出された送信レベル補正値は、送信PAD補正部271へ送信される。
【0051】
送信PAD補正部271では、受信した送信レベル補正値を、送信PAD232に設定する。(なお、送信PAD232には、図13において*2で示す基準値が、予め設定されている)。以上の動作によって、受信側交換機における、送信PAD値の設定が完了する。
【0052】
図14ないし図17は、本発明の実施形態(5) を示したものであって、送信PAD値・受信PAD値設定方式を示している。図14は実施形態(5) の構成を示すブロック図、図15は実施形態(5) における情報テーブルの内容を示す図である。図16,図17は、実施形態(5) の動作を示すフローチャート(1),(2) である。
【0053】
図14において、PBX(1) は事業所番号100を持ち、PBX(1) において、120はスイッチ回路網、130は中継トランク、131は内線トランク、132は送信PAD、133は受信PAD、160は遅延情報テーブルA、162はERL情報テーブルA、170は電話番号認識部、171は送信PAD補正部、172は受信PAD補正部、173は情報テーブル参照部、181は電話機である。
【0054】
PBX(2) は事業所番号200を持ち、PBX(2) において、220はスイッチ回路網、230は中継トランク、231は内線トランク、232は送信PAD、233は受信PAD、260は遅延情報テーブルA、262はERL情報テーブルA、270は電話番号認識部、271は送信PAD補正部、272は受信PAD補正部、273は情報テーブル参照部、281は電話機である。
【0055】
また、電話機181は内線番号300を持ち、電話機281は内線番号400を持っている。
【0056】
(発信側交換機の動作概要)(図16参照)
電話機181から電話機281へ電話をかける場合、電話番号認識部170では、電話機181からの情報(相手先の電話番号)および電話機181の内線番号を記憶し、記憶した情報を情報テーブル参照部173へ送信する。
【0057】
情報テーブル参照部173では、受信した情報をもとに、遅延情報テーブルA160およびERL情報テーブルA162を検索して、相手先の事業所番号に応じた受信レベル補正値と自局の内線番号に応じた送信レベル補正値とを読み出す。読み出された受信レベル補正値,送信レベル補正値は、それぞれ受信PAD補正部172,送信PAD補正部171へ送信される。
【0058】
受信PAD補正部172および送信PAD補正部171では、受信した受信レベル補正値,送信レベル補正値を、それぞれ、受信PAD133,送信PAD132に設定する。(なお、受信PAD133,送信PAD132には、図16において*1,*2で示す基準値が、予め設定されている)。以上の動作によって、発信側交換機における、受信PAD値,送信PAD値の設定が完了する。
【0059】
(受信側交換機の動作概要)(図17参照)
電話機181から電話機281へ電話をかける場合、PBX(1) からの接続要求を受けたPBX(2) において、電話番号認識部270では、トランク230からの情報(自局の内線番号と発信元の事業所番号)を記憶し、記憶した情報を情報テーブル参照部273へ送信する。
【0060】
情報テーブル参照部273では、受信した情報をもとに、遅延情報テーブルA260およびERL情報テーブルA262を検索して、発信元の事業所番号に応じた受信レベル補正値と自局の内線番号に応じた送信レベル補正値とを読み出す。読み出された受信レベル補正値,送信レベル補正値は、それぞれ受信PAD補正部272,送信PAD補正部271へ送信される。
【0061】
受信PAD補正部272および送信PAD補正部271では、受信した受信レベル補正値,送信レベル補正値を、それぞれ、受信PAD233,送信PAD232に設定する。(なお、受信PAD233,送信PAD232には、図17において*1,*2で示す基準値が、予め設定されている)。以上の動作によって、受信側交換機における、受信PAD値,送信PAD値の設定が完了する。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、トールダイヤルネットワークの交換機において、通話ごとに、そのときの通信環境に応じた音声レベルを自動的に設定することができるので、常に最適な通信品質を利用者に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1) の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態(1) における情報テーブルの内容を示す図である。
【図3】実施形態(1) の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態(2) の構成と情報テーブルの内容を示す図であって、(a) は実施形態(2) の構成を示すブロック図、(b) は実施形態(2) における情報テーブルの内容を示す図である。
【図5】実施形態(2) の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態(3) の構成を示すブロック図である。
【図7】実施形態(3) における情報テーブルの内容を示す図である。
【図8】実施形態(3) の動作を示すフローチャート(1) である。
【図9】実施形態(3) の動作を示すフローチャート(2) である。
【図10】本発明の実施形態(4) の構成を示すブロック図である。
【図11】実施形態(4) における情報テーブルの内容を示す図である。
【図12】実施形態(4) の動作を示すフローチャート(1) である。
【図13】実施形態(4) の動作を示すフローチャート(2) である。
【図14】本発明の実施形態(5) の構成を示すブロック図である。
【図15】実施形態(5) における情報テーブルの内容を示す図である。
【図16】実施形態(5) の動作を示すフローチャート(1) である。
【図17】実施形態(5) の動作を示すフローチャート(2) である。
【符号の説明】
110 制御部
120 スイッチ回路網
130 中継トランク
131 内線トランク
132 送信PAD
133 受信PAD
140 遅延時間測定部
141 照合部
150 ERL測定部
151 照合部
160 遅延情報テーブルA
161 遅延情報テーブルB
162 ERL情報テーブルA
163 ERL情報テーブルB
170 電話番号認識部
171 送信PAD補正部
172 受信PAD補正部
173 情報テーブル参照部
180 試験用電話機
181 電話機
190 コンソール
220 スイッチ回路網
230 中継トランク
231 内線トランク
232 送信PAD
233 受信PAD
240 遅延時間測定部
260 遅延情報テーブルA
270 電話番号認識部
271 送信PAD補正部
272 受信PAD補正部
273 情報テーブル参照部
281 電話機

Claims (3)

  1. 複数の交換機を含むネットワークの各交換機において、
    相手交換機との間の伝送遅延時間を測定する遅延時間測定部と、遅延時間に対応する受信レベル補正値を格納する遅延情報テーブルBと、前記測定された遅延時間に対応する受信レベル補正値を該遅延情報テーブルBから検索して相手交換機に対応して遅延情報テーブルAに格納する照合部とを備え、
    通信時、相手交換機ごとに該遅延情報テーブルAを参照して受信レベル補正値を決定することを特徴とする交換機における最適音声レベル自動設定方式。
  2. 複数の交換機を含むネットワークの各交換機において、
    発信側交換機において、着信先交換機との間の伝送遅延時間に対応する受信レベル補正値を該交換機の事業所番号に対応して格納する遅延情報テーブルAと、着信先交換機の事業所番号に応じて該遅延情報テーブルAを検索して受信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部と、該出力された受信レベル補正値を受信PADに設定する受信PAD補正部とを備えて発信側交換機の受信PADの設定を行ない、
    受信側交換機において、発信元交換機との間の伝送遅延時間に対応する受信レベル補正値を該交換機の事業所番号に対応して格納する遅延情報テーブルAと、発信元交換機の事業所番号に応じて該遅延情報テーブルAを検索して受信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部と、該出力された受信レベル補正値を受信PADに設定する受信PAD補正部とを備えて、受信側交換機の受信PADの設定を行なうことを特徴とする交換機における最適音声レベル自動設定方式。
  3. 複数の交換機を含むネットワークの各交換機において、
    発信側交換機において、着信先交換機との間の伝送遅延時間に対応する受信レベル補正値を該交換機の事業所番号に対応して格納する遅延情報テーブルAと、自局の電話機との間のエコーリタンロスに対応する送信レベル補正値を該電話機の内線番号に対応して格納するエコーリタンロス情報テーブルAと、着信先交換機の事業所番号に応じて該遅延情報テーブルAを検索して受信レベル補正値を出力するとともに自局の電話機の内線番号に応じて該エコーリタンロス情報テーブルAを検索して送信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部と、該出力された受信レベル補正値を受信PADに設定する受信PAD補正部と、該出力された送信レベル補正値を送信PADに設定する送信PAD補正部とを備えて、発信側交換機の受信PADと送信PADの設定を行ない、
    受信側交換機において、発信元交換機との間の伝送遅延時間に対応する受信レベル補正値を該交換機の事業所番号に対応して格納する遅延情報テーブルAと、自局の電話機との間のエコーリタンロスに対応する送信レベル補正値を該電話機の内線番号に対応して格納するエコーリタンロス情報テーブルAと、発信元交換機の事業所番号に応じて該遅延情報テーブルAを検索して受信レベル補正値を出力するとともに自局の電話機の内線番号に応じて該エコーリタンロス情報テーブルAを検索して送信レベル補正値を出力する情報テーブル参照部と、該出力された受信レベル補正値を受信PADに設定する受信PAD補正部と、該出力された送信レベル補正値を送信PADに設定する送信PAD補正部とを備えて、受信側交換機の受信PADと送信PADの設定を行なうことを特徴とする交換機における最適音声レベル自動設定方式。
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