JP3726429B2 - Dephosphorization device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水、し尿、排水の汚泥脱水濾液、汚泥消化脱離液等のリン含有水中のリンを効率的に除去し、MAP(リン酸アンモニウムマグネシウム)粒子として回収する脱リン装置に係り、特に、均一なMAP粒子を安定に得ることができる脱リン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水、し尿、排水の嫌気、好気処理工程で得られる汚泥脱水濾液や汚泥消化脱離液等のリン含有水のリンを除去する脱リン装置として、従来、反応塔内にリン含有水を上向流で通水し、マグネシウムイオンを添加して、リン含有水中のリン及びアンモニアとマグネシウムイオンからMAPを生成させ、塔上部から処理水を取り出すと共に、塔下部からMAP粒子を回収する脱リン装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の脱リン装置では、MAPを効率的に生成させることができるが、生成するMAP粒子の粒径が0.5〜5mm程度とバラツキが大きく、均一な粒径のMAP粒子を得ることができないという欠点がある。また、このようにMAP粒子の粒径のバラツキが大きいことにより、被処理水のリン濃度が変動したり、MAP粒子の引き抜き量制御が不十分であったりすると、MAPの微細粒子が処理水中に流出したり、MAP粒子の粗大化でMAP粒子の流動が損われ、リンの除去率が低下したりする場合があった。
【0004】
本発明は上記従来の問題点を解決し、MAP粒子の粒径の制御が容易で、所望の均一粒径のMAP粒子を安定に得ることができる脱リン装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の脱リン装置は、塔下部にリン含有水の導入口、塔上部に処理水の取出口を有すると共に、小径部と、該小径部の上側の拡径部と、該拡径部の上側の大径部とを有する反応塔と、該反応塔外からリン酸アンモニウムマグネシウムの微細粒子を該反応塔内に添加する手段と、該反応塔の拡径部からリン酸アンモニウムマグネシウム粒子を抜き出して該反応塔の塔下部に循環する配管と、該反応塔の処理水の取出口から取り出した処理水の一部を該反応塔の塔下部に循環させる配管とを備えてなる脱リン装置であって、前記リン酸アンモニウムマグネシウムの微粒子が、MAP微粒子生成槽に原水であるリン含有水、マグネシウム塩及びアルカリ剤の必要量を添加して、pH8〜10の条件下、5〜60分ゆっくり撹拌することにより製造した、粒径50μm〜1mmのリン酸アンモニウムマグネシウムの微粒子であることを特徴とする。
【0006】
本発明者らは、従来の脱リン装置で得られるMAP粒子の粒径に大きな幅がある理由について検討した結果、次のような知見を得た。
【0007】
即ち、MAPの生成反応は、リンとアンモニアとマグネシウムイオンとの反応によるMAPの生成、不溶化と、不溶化したMAP同士の会合等によるMAP粒子の成長の繰り返しによるものであるが、単に被処理水を反応塔に上向流通水し、生成したMAP粒子を塔下部から引き抜くだけでは、MAP粒子の粒径の制御はできない。
【0008】
即ち、成長したMAP粒子を塔下部から引き抜いても、これを完全に引き抜くことは困難であり、塔内に残留したMAP粒子が徐々に大きくなり、遂には粒径1cm以上の粗大粒子となる。このため、粒径にバラツキが生じる。また、この粗大粒子によりMAP粒子の流動が損なわれ、リン除去率が低下する。
【0009】
本発明では、反応塔外から別途MAP微粒子生成槽で製造したMAP微粒子を種晶として反応塔内に添加することにより、MAP粒子の粒径を制御する。即ち、MAP微粒子を多量に添加すれば小粒径のMAP粒子を得ることができ、少量添加すれば大粒径のMAP粒子を得ることができる。
【0011】
本発明では、別途、MAP微粒子生成槽を設け、この槽で、リン含有水にマグネシウムイオンを添加して所定のpH条件下、所定時間撹拌して、著しく均一な粒径のMAP微粒子を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の脱リン装置の実施の形態を示す系統図である。
【0014】
図中、1は頂部が開放した反応塔であり、下部にリン含有水(原水)の導入配管2が、上部に処理水の取出配管3が設けられている。この反応塔1は小径部1A、拡径部1B及び大径部1Cで構成され、小径部1AはMAPの造粒反応部、大径部1Cは沈殿部、拡径部1Bは移行部とされている。小径部1Aの下部にはMgCl2 等のマグネシウム塩溶液(マグネシウム塩を含有するものであれば良く、海水であっても良い。)の供給管4及びNaOH等のアルカリ剤の供給管5が設けられている。
【0015】
取出配管3で取り出された処理水は処理水槽6に貯留され、一部は配管7より反応塔1下部に循環され、残部は配管8より系外へ排出される。
【0016】
拡径部1Bには、MAP粒子を抜き出して反応塔1下部に循環する配管10が設けられている。11は溢流堰、12はMAP粒子の排出管、13はpH計である。
【0017】
20はMAP微粒子生成槽であり、原水の導入配管21、MgCl2 等のマグネシウム塩供給管22、NaOH等のアルカリ剤供給管23、撹拌機24、pH計25を備える。このMAP微粒子生成槽20で生成したMAP微粒子は、配管26より、反応塔1の上部から反応塔1に供給される。
【0018】
なお、P1 ,P2 ,P3 ,P4 はポンプ、Vはバルブであり、MはMAP粒子の流動層の界面を示す。
【0019】
反応塔1では、MAPが析出するpH条件、即ちpH7.7〜9.0、好ましくはpH8.1となるように、供給管5よりNaOH等のアルカリ剤が注入される。また、MAPの析出にマグネシウムが不足する場合には、供給管4よりMgCl2 等のマグネシウム塩溶液を注入する。
【0020】
小径部1A、即ちMAP造粒反応部では、既に析出しているMAP粒子を種晶としてMAPが造粒される。即ち、被処理水の流入とMAP粒子の循環によりMAP粒子が流動状態となり、このMAP粒子の表面に新たなMAPが析出して、大粒のMAP粒子が造粒される。
【0021】
このMAPの析出において、原水のリン濃度が高いと、種晶の不存在下でMAPの微小結晶が自己析出し、大粒のMAP粒子が得られないという不具合があるが、この脱リン装置では、反応塔1の処理水を処理水槽6より配管7及びポンプP2 により抜き出して循環することにより、反応塔1内のMAP造粒反応部のリン濃度を低下させることができる。これにより反応塔1内のMAPの過飽和度が低下し、MAPは微小結晶として自己析出することなく、種晶のMAP粒子の表面でのみ析出してMAP粒子の大粒子化を促進する。この処理水の循環は、反応塔1内のMAP造粒反応部のリン濃度をリン酸塩濃度100mg/L以下、特に40〜80mg/Lとなるように行うのが好ましい。
【0022】
MAPの析出により、リン濃度が低下した液は反応塔1内を上昇して取出配管3より排出される。この際、MAP粒子は大粒子化しているため、多量の汚泥固形物を含む原水を処理する場合においても、MAP粒子が固形物と共に排出されることなく、良好に沈殿分離される。即ち、MAP粒子は、汚泥固形物よりも十分に大きい比重、粒度であるため、良好な分離性にて沈殿分離し、汚泥固形物のみが処理水中に含有されて溢流堰11を越流して排出される。
【0023】
以上の処理は連続処理にて行われる。
【0024】
小径部1Aの反応造粒部で粒大化したMAP粒子は、反応塔1下部の排出管12より間欠的に取り出される。
【0025】
本発明では、このような脱リン処理に当り、MAP微粒子生成槽20で生成させたMAP微粒子を添加するため、このMAP微粒子の添加量を制御することにより、容易に所望の均一粒子のMAP粒子を回収することができる。特に、図1の脱リン装置では、MAP粒子の循環を行うことで、より一層粒径の均一化を図ることができる。
【0026】
このMAP微粒子の添加は間欠的に行っても、連続的に行っても良く、また、反応塔1からのMAP粒子の抜き出し毎に行っても良い。
【0027】
また、MAP粒子の循環量は、原水流量に対して1/10〜1倍程度で行うのが好ましい。
【0028】
なお、本発明において、反応塔に添加するMAP微粒子は、MAP微粒子生成槽20に原水であるリン含有水、MgCl2等のマグネシウム塩及びNaOH等のアルカリ剤の必要量を添加して、pH8〜10の条件下、5〜60分ゆっくり撹拌することにより製造した、粒径50μm〜1mmのMAP微粒子である。
【0029】
また、MAP微粒子の添加量は前述の如く、所望とするMAP粒子の粒径により異なるが、一般的には、粒径5mm程度のMAP粒子を得る場合には引き抜いたMAP量の0.01〜1重量%程度とし、粒径1mm程度のMAP粒子を得る場合には引き抜いたMAP量の0.05〜5重量%程度とするのが好ましい。
【0030】
なお、本発明においてMAP微粒子の添加箇所には特に制限はなく、図1に示す如く、反応塔1の上部から添加しても良く、また、MgCl又はNaOHの供給管を利用して添加しても良い。更に、別途MAP微粒子の供給管を増設しても良いが、既存の設備をそのまま利用できる点から、反応塔上部から添加するか、NaOH,MgCl2 の供給管を利用するのが好ましい。
【0031】
また、反応塔の型式には、制限はなく、プラグフローでも流動床でも良い。
【0032】
なお、図示の例では、Mg塩及びアルカリ剤のみを添加しているが、MAPの生成にアンモニアが不足する場合には、反応塔、MAP微粒子生成槽に更にアンモニアを添加する必要がある。
【0033】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
【0034】
実施例1
図1に示す脱リン装置により、PO4 −P:30mg/L,NH4 −N:54mg/Lの合成排水を後述の運転条件で処理した。
【0035】
なお、MAP微粒子生成槽では、この合成排水流量10mL/分(=0.6L/時),滞留時間(HRT)50分,槽内pH8.8,MgCl2 添加量0.4mg−Mg/分で撹拌下MAP微粒子の生成を行い、粒径0.1〜0.5mmのMAP微粒子を生成させ、このMAP微粒子0.5mLを1日に1回反応塔に添加した。
【0036】
また、反応塔の大きさは次の通りである。
【0037】
反応塔寸法
小径部1Aの直径:3cm
小径部1Aの高さ:1.7cm
大径部1Cの直径:4cm
大径部1Cと拡径部1Bの合計の高さ:0.3m
塔容量:1.58L
【0038】
その結果、図2(a)に示す如く、得られたMAP粒子の平均粒径は、0.7〜0.9mmの範囲に安定していた。また、処理水のPO4 −P濃度も図2(b)に示す如く8〜10mg/Lで安定していた。
【0039】
比較例1
実施例1において、反応塔のMAPの循環を行わず、また、MAP微粒子生成槽のMAP微粒子の添加を行わなかったこと以外は同様にして処理を行ったところ、図3(a),(b)に示す如く、初期のリン除去は良好に行われるが、MAP粒子の粒径が徐々に大きくなり、平均粒径が2mm程度にまで大粒子化した時点で処理水のPO4 −P濃度は9mg/Lから16mg/Lにまで悪化した。これは、MAP粒子の粗大化によりMAP生成反応が起こる粒子の比表面積が小さくなると共に、MAP粒子の流動が阻害されたために、MAP生成反応速度が低下したことによると推定される。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明の脱リン装置によれば、リン含有水からMAP粒子を生成させて脱リン処理するに当り、所望の均一粒径のMAP粒子を安定に得ることができる。このように、MAP粒子の粒径が安定することから、MAP微粒子の流出又はMAP粒子の粗大化による反応阻害が防止され、効率的な脱リン処理を行うことができ、長期に亘り、低リン濃度の処理水を安定に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱リン装置の実施の形態を示す系統図である。
【図2】実施例1の結果を示すグラフであり、図2(a)は得られたMAP粒子の平均粒径の経時変化を示し、図2(b)は処理水のPO4 −P濃度の経時変化を示す。
【図3】比較例1の結果を示すグラフであり、図3(a)は得られたMAP粒子の平均粒径の経時変化を示し、図3(b)は処理水のPO4 −P濃度の経時変化を示す。
【符号の説明】
1 反応塔
7 処理水槽
20 MAP微粒子生成槽[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dephosphorization apparatus that efficiently removes phosphorus in phosphorus-containing water such as sewage, human waste, drainage sludge dehydrated filtrate, sludge digestion and desorption liquid, and recovers it as MAP (ammonium magnesium phosphate) particles. In particular, the present invention relates to a dephosphorization apparatus that can stably obtain uniform MAP particles.
[0002]
[Prior art]
As a dephosphorization device that removes phosphorus in phosphorus-containing water such as sludge dewatered filtrate and sludge digestion and desorption liquid obtained in anaerobic and aerobic treatment processes of sewage, human waste, and wastewater, conventionally, phosphorus-containing water has been added to the reaction tower. A dephosphorization device that passes water countercurrently, adds magnesium ions, generates MAP from phosphorus and ammonia and magnesium ions in phosphorus-containing water, removes treated water from the upper part of the tower, and recovers MAP particles from the lower part of the tower There is.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional dephosphorization apparatus, MAP can be generated efficiently, but the generated MAP particles have a large variation in particle size of about 0.5 to 5 mm, and MAP particles having a uniform particle size cannot be obtained. There is a drawback. In addition, due to the large variation in the particle size of the MAP particles as described above, if the phosphorus concentration of the water to be treated fluctuates or the amount of MAP particles to be extracted is insufficiently controlled, the fine particles of MAP will be in the treated water. In some cases, the MAP particles flow out, the flow of the MAP particles is impaired, and the phosphorus removal rate decreases.
[0004]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, and to provide a dephosphorization apparatus that can easily control the particle size of MAP particles and can stably obtain MAP particles having a desired uniform particle size.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The dephosphorization apparatus of the present invention has an inlet for phosphorus-containing water at the lower part of the tower and an outlet for treated water at the upper part of the tower, a small diameter part, an enlarged diameter part on the upper side of the small diameter part, A reaction tower having an upper large-diameter portion, means for adding fine particles of ammonium magnesium phosphate from the outside of the reaction tower, and extraction of the magnesium magnesium phosphate particles from the enlarged diameter portion of the reaction tower A dephosphorization apparatus comprising: a pipe that circulates to the lower part of the reaction tower; and a pipe that circulates a part of the treated water taken from the treated water outlet of the reaction tower to the lower part of the reaction tower. The ammonium magnesium phosphate fine particles are slowly stirred for 5-60 minutes under the condition of pH 8-10 by adding necessary amounts of phosphorus-containing water, magnesium salt and alkaline agent as raw water to the MAP fine particle production tank. Manufactured by And, wherein the Oh Rukoto in microparticles of magnesium ammonium phosphate particle size 50Myuemu~1mm.
[0006]
As a result of examining the reason why the particle size of MAP particles obtained by a conventional dephosphorization apparatus has a large range, the present inventors have obtained the following knowledge.
[0007]
In other words, the MAP production reaction is based on repeated production of MAP by the reaction of phosphorus, ammonia and magnesium ions, and insolubilization, and the growth of MAP particles by association of the insolubilized MAPs. It is not possible to control the particle size of the MAP particles by simply flowing upward water into the reaction tower and drawing the generated MAP particles from the bottom of the tower.
[0008]
That is, even if the grown MAP particles are pulled out from the lower part of the tower, it is difficult to pull out the MAP particles completely, and the MAP particles remaining in the tower gradually increase to finally become coarse particles having a particle diameter of 1 cm or more. For this reason, the particle size varies. Moreover, the flow of the MAP particles is impaired by the coarse particles, and the phosphorus removal rate is lowered.
[0009]
In the present invention, the particle size of the MAP particles is controlled by adding the MAP fine particles produced separately from the outside of the reaction tower in the MAP fine particle production tank into the reaction tower as seed crystals. That is, MAP particles having a small particle size can be obtained by adding a large amount of MAP fine particles, and MAP particles having a large particle size can be obtained by adding a small amount.
[0011]
In the present invention, a separate MAP fine particle production tank is provided, in which magnesium ions are added to phosphorus-containing water and stirred for a predetermined time under a predetermined pH condition to obtain MAP fine particles having a remarkably uniform particle size. There kill in.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a system diagram showing an embodiment of the dephosphorization apparatus of the present invention.
[0014]
In the figure,
[0015]
The treated water taken out by the take-out pipe 3 is stored in the treated water tank 6, a part is circulated from the pipe 7 to the lower part of the
[0016]
The expanded
[0017]
[0018]
P 1 , P 2 , P 3 , P 4 are pumps, V is a valve, and M is the fluidized bed interface of MAP particles.
[0019]
In the
[0020]
In the small-
[0021]
In the precipitation of MAP, if the phosphorus concentration of the raw water is high, MAP microcrystals are self-precipitated in the absence of seed crystals, and large MAP particles cannot be obtained. By removing the treated water from the
[0022]
The liquid whose phosphorus concentration has decreased due to the precipitation of MAP rises in the
[0023]
The above process is performed in a continuous process.
[0024]
The MAP particles enlarged in the reaction granulation part of the
[0025]
In the present invention, the MAP fine particles produced in the MAP fine
[0026]
The addition of the MAP fine particles may be performed intermittently or continuously, or may be performed every time the MAP particles are extracted from the
[0027]
Further, it is preferable that the circulation amount of the MAP particles is about 1/10 to 1 times the raw water flow rate.
[0028]
In the present invention, MAP particles added to the reaction column, a phosphorus-containing water is raw water M AP
[0029]
Further, the amount of MAP fine particles added varies depending on the desired particle size of the MAP particles as described above. Generally, when obtaining MAP particles having a particle size of about 5 mm, the amount of MAP extracted is 0.01 to When MAP particles having a particle diameter of about 1 mm are obtained, the amount is preferably about 0.05 to 5% by weight of the extracted MAP.
[0030]
In the present invention, there are no particular restrictions on the location of addition of the MAP fine particles, and as shown in FIG. 1, it may be added from the top of the
[0031]
Moreover, there is no restriction | limiting in the type of a reaction tower, A plug flow or a fluidized bed may be sufficient.
[0032]
In the illustrated example, only the Mg salt and the alkali agent are added. However, when ammonia is insufficient for the production of MAP, it is necessary to further add ammonia to the reaction tower and the MAP fine particle production tank.
[0033]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to Examples and Comparative Examples.
[0034]
Example 1
With the dephosphorization apparatus shown in FIG. 1, synthetic wastewater of PO 4 -P: 30 mg / L, NH 4 -N: 54 mg / L was treated under the operating conditions described below.
[0035]
In the MAP fine particle production tank, the synthetic waste water flow rate is 10 mL / minute (= 0.6 L / hour), the residence time (HRT) is 50 minutes, the pH in the tank is 8.8, and the MgCl 2 addition amount is 0.4 mg-Mg / minute. The MAP fine particles were generated with stirring to generate MAP fine particles having a particle size of 0.1 to 0.5 mm, and 0.5 mL of the MAP fine particles was added to the reaction tower once a day.
[0036]
The size of the reaction tower is as follows.
[0037]
Reaction tower dimensions Diameter of
Height of
Diameter of large diameter part 1C: 4cm
Total height of the large diameter part 1C and the
Tower capacity: 1.58L
[0038]
As a result, as shown in FIG. 2A, the average particle diameter of the obtained MAP particles was stable in the range of 0.7 to 0.9 mm. Also, the PO 4 -P concentration of the treated water was stable at 8 to 10 mg / L as shown in FIG.
[0039]
Comparative Example 1
In Example 1, when the MAP was not circulated in the reaction tower and the MAP fine particles were not added in the MAP fine particle production tank, the same processing was performed. As shown in FIGS. As shown in FIG. 4), the initial phosphorus removal is performed well, but the PO 4 -P concentration of the treated water is increased when the particle size of the MAP particles gradually increases and the average particle size is increased to about 2 mm. It worsened from 9 mg / L to 16 mg / L. This is presumably because the specific surface area of the particles in which the MAP generation reaction occurs due to the coarsening of the MAP particles is reduced and the flow of the MAP particles is inhibited, so that the MAP generation reaction rate is reduced.
[0040]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the dephosphorization apparatus of the present invention, MAP particles having a desired uniform particle diameter can be stably obtained when MAP particles are generated from phosphorus-containing water and dephosphorized. As described above, since the particle size of the MAP particles is stabilized, the reaction inhibition due to the outflow of the MAP fine particles or the coarsening of the MAP particles can be prevented, and an efficient dephosphorization treatment can be performed. Concentrated treated water can be obtained stably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system diagram showing an embodiment of a dephosphorization apparatus of the present invention.
2 is a graph showing the results of Example 1, FIG. 2 (a) shows the change over time in the average particle size of the obtained MAP particles, and FIG. 2 (b) shows the PO 4 -P concentration of treated water. Shows the change over time.
3 is a graph showing the results of Comparative Example 1, FIG. 3 (a) shows the change over time in the average particle size of the obtained MAP particles, and FIG. 3 (b) shows the PO 4 -P concentration of treated water. The time-dependent change of is shown.
[Explanation of symbols]
1 reaction tower 7 treated
Claims (1)
前記リン酸アンモニウムマグネシウムの微粒子が、MAP微粒子生成槽に原水であるリン含有水、マグネシウム塩及びアルカリ剤の必要量を添加して、pH8〜10の条件下、5〜60分ゆっくり撹拌することにより製造した、粒径50μm〜1mmのリン酸アンモニウムマグネシウムの微粒子であることを特徴とする脱リン装置。It has an inlet for phosphorus-containing water at the lower part of the tower and an outlet for treated water at the upper part of the tower, and has a small diameter part, an enlarged diameter part above the small diameter part, and a large diameter part above the enlarged diameter part. A reaction tower, means for adding fine particles of ammonium magnesium phosphate from the outside of the reaction tower, and extraction of the magnesium magnesium phosphate particles from the diameter-expanded portion of the reaction tower. A dephosphorization device comprising a circulating pipe and a pipe for circulating a part of the treated water taken out from the treated water outlet of the reaction tower to the lower part of the reaction tower ,
By adding the necessary amounts of phosphorus-containing water, magnesium salt and alkaline agent as raw water to the MAP fine particle production tank, the ammonium magnesium phosphate fine particles are slowly stirred for 5 to 60 minutes under the condition of pH 8-10. production was, dephosphorization and wherein the Oh Rukoto in microparticles of magnesium ammonium phosphate particle size 50Myuemu~1mm.
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