JP3723095B2 - 分注装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、分注装置に関する。特に本発明は、親検体から分注により作成される子検体の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
分注装置では、たとえば採血管から抜き取られた血液試料などの検体が複数の容器に小分け分注される。一般に、分注対象としての検体は親検体と呼ばれ、分注後に各容器に小分けされた検体は子検体と呼ばれる。従来の分注装置では、親検体ごとにその検査分析で必要な個数の子検体が作成される。たとえば、病院においては、分注装置は検査室に設置され、各患者から採血された血液試料(親検体)がラック単位で次々に分注装置に投入される。一般に、分注先の容器(子検体容器)は、各検査項目ごとにラックに予め入れられている。各患者ごとの親検体は、上述のように、当該患者に必要な1又は複数の検査項目に対応した1又は複数のラックに収容されたそれぞれの容器に分注される。通常、分注装置のオペレータは、個々のラックについて、ラック上の全容器について分注が完了した後(全子検体が作成された後)、または、ラック上に所定数の子検体が作成された後、それを判断して、分注装置からラックを取り出し、そのラックを次の検査装置に投入していた。なお、そのような手作業によるラックの取り出しの他、ラックの取り出し(搬送)を自動化したものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の分注装置において、患者数が多い混雑時は、親検体は絶え間なく検査室に送られてくるため、分注装置は連続的に稼動する。このため、ほぼ一定時間ごとに、各ラック上に子検体が満載され、または各ラック上に子検体が所定の個数作成され、各ラックはオペレータにより比較的頻繁に取り出される。
【0004】
しかし、患者数が少なくなる時間帯においては、親検体数も減少し、分注装置の稼動率が低下する。このため、上記のようなラック取り出し条件(例えば満載)を満たすまで、それまでに作成された子検体が過度に長く放置されてしまう可能性がある。また、その場合に、オペレータは各ラックに収容された個々の子検体(特に最も放置された最初の子検体)がどの程度の期間放置されているか分からない。従って、子検体によっては、分析機器に搬入するまでの時間がかなり遅れてしまい、その結果、当該子検体の分析が遅れてしまう。また、子検体は長時間放置されると、子検体に含まれる水分が蒸発することにより、その濃度が変化する場合がある。検査項目によっては、濃度に許容範囲があり、子検体を長時間放置することにより検査に使用できなくなり、例えば再採血の必要性が生じる。この問題は、患者数が少ない時間帯に限られず、混雑時においても生じる場合があり、いずれにしても、子検体作成後の時間的管理が要請されている。
【0005】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる分注装置を提供することを目的とする。より詳しくは、本発明の目的は、作成済み子検体の必要以上の放置を防止することにある。また、本発明の他の目的は、作成済み子検体の時間管理を能率的に行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、親検体から分注により作成された複数の子検体がその後になされる検査項目ごとに収容部材に収容され、その収容部材ごとに子検体が管理される分注装置であって、前記収容部材ごとにそれに収納される子検体になされる検査項目に応じてアラーム判定時間を設定する設定手段と、前記収容部材ごとにそれに最初に収容される子検体が作成された子検体作成時刻を記憶する記憶手段と、前記収容部材ごとに前記子検体作成時刻から現在時刻までの経過時間を監視する監視手段と、前記監視手段の監視結果に従ってアラーム処理を実行するアラーム処理手段と、を備え、前記監視手段は、前記収容部材ごとに前記経過時間が所定のアラーム判定時間を超過したか否かを判断する判断手段を含み、前記アラーム処理手段は、前記所定のアラーム判定時間を超過した収容部材がある場合にそれを報知する警告手段を含むことを特徴とする。
【0007】
これによれば、複数の子検体を収容する収容部材ごとに、それに最初に収容される子検体の子検体作成時刻が管理され、それに基づいて各収容部材ごとに経過時間が監視され、その経過時間に応じてアラーム処理が実行される。よって、各収容部材ごとに時間管理を行えるので、例えば、子検体が必要以上に放置されてしまうことを未然に防止できる。その結果、例えば、分注から検査までの時間遅れを改善して検査効率を高めることができ、またオペレータの便宜を図れるという利点がある。また、所定のアラーム判定時間を経過時間が超過した収容部材についてその事実が報知(警告)されることによって、オペレータに対処を促すことができる。
【0008】
ここで、収容部材は、例えば、複数の子検体(子検体容器)を起立保持するラックである。
【0011】
また、前記所定のアラーム判定時間は前記収容部材ごとに定められていることが好適である。これによれば、収容部材ごとに適切なアラーム判定時間を設定できるので、きめ細かく子検体の時間的管理を行うことができる。
【0012】
また、本発明は、望ましくは、当該分注装置から取り出された前記子検体収容部材を識別する識別手段を含み、更に前記識別された子検体収容部材について前記監視手段の監視対象から除外するリセット手段を有する。
【0013】
これによれば、例えば、オペレータによって当該分注装置から収容部材が取り出されると、その取り出しに係る収容部材が識別され、それについては監視対象から除外される。よって、監視が必要な収容部材についてのみ監視を行うことができる。
【0014】
また、本発明は、前記収容部材ごとに前記経過時間を表示する表示手段をさらに備えることが好適である。これによれば、オペレータは、アラーム判定時間に達していない収容部材についても、経過時間を認識できる。
【0015】
また、本発明は、前記子検体収容部材ごとに前記経過時間を含む表示項目を表示する表示手段を含み、前記警告手段は、前記所定のアラーム判定時間を超過した子検体収容部材について、その表示項目を他の子検体収容部材の表示項目とは異なる色を用いて画面表示させることにより前記報知を行うことが好適である。
【0016】
これによれば、オペレータは、表示手段に表示される複数の表示項目の中で、色で差別化された表示項目を特定して、いずれの収容部材が放置されたものであるかを容易に認識できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る分注装置10の全体構成を示すブロック図である。分注装置10は、たとえば病院の検査室に設置され、検査前の検体前処理装置として機能する。例えば試験管や採血管などからなる親検体容器12には、たとえば採血で採取された血液などの親検体14が収納されている。ここで、親検体14は、たとえば血清である。親検体14(親検体容器12)は、例えば親検体容器12の収容部材としてのラック(図示せず)単位で搬送される。
【0019】
親検体14は、所定の分注位置において後述のノズル20によって吸引され、その吸引された親検体が、1又は複数の子検体18として、子検体容器16に小分け分注される。各子検体容器16は、試験管などの容器で構成され、それらが整列された状態で、ラック(子検体ラック)60に収容(起立保持)されている。各ラック60には、ラック60を識別する情報(ラックID)があらかじめ割り当てられている。その場合、ラック60に、そのような識別情報を有するバーコードラベルを貼付し、そのバーコードラベルをラベルリーダーで読み取ることによって、個々のラックの取扱い(取り出しなど)に際して、その識別、認識を行うようにしてもよい。もちろん、ラック60の識別には、取り出しに係るラック60のセンサによる検出やラックIDのオペレータ入力などの他の手法を利用してもよい。なお、本実施形態において、各ラック60は、オペレータにより、予め決められた位置で分注装置10の分注台上にセットされる。
【0020】
親検体14の分注は、具体的にはノズル20によって行われる。ノズル20は、駆動機構24によって3次元的に移動自在に構成されており、また、そのノズル20には分注ポンプ22がエアホース23を介して接続されている。制御部30は、ポンプ制御部32および駆動制御部34を備える。ポンプ制御部32は、分注ポンプ22の動作を制御し、駆動制御部34は、駆動機構24の動作を制御する。
【0021】
親検体14の分注を行う場合には、駆動制御部34が駆動機構24を制御するとともに、ポンプ制御部32が分注ポンプ22を制御することにより、ノズル20内に所定量の親検体が吸引される。そして、ノズル20から1又は複数個の子検体容器16へ親検体を吐出することにより1又は複数の子検体18が生成される。この際、制御部30は、分注先位置に基づいて、どのラック60に対して検体の吐出(子検体の作成)を行ったのかを示す情報、および、各ラック60ごとに少なくとも最初の分注に係る最初の子検体を作成した時刻に関する情報を分注管理部40に送信する。
【0022】
なお、各分注における分注量、分注元、分注先などの各種の制御情報はあらかじめ制御部30に対してデータとして与えられている。
【0023】
分注管理部40は、ラック60ごとに、子検体容器16に対して最初に分注が開始された時刻(以下「子検体作成時刻」という)を格納する。また、分注管理部40は、ラック60ごとに、アラーム判定時間を格納する。そして、分注管理部40は、各ラック60ごとの最初の子検体作成時刻からの経過時間を演算し、経過時間がアラーム判定時間と比較し、超過したラック60がある場合には、例えば、表示部50にその旨を表示する。オペレータにそのラック60を運ぶように警告を表示してもよい。その警告により当該ラック60が取り出されると、分注管理部40により、監視対象から除外するための、例えばオペレータ入力が受け付けられる。
【0024】
取り出し条件を満たしたラック60については、従来同様に、オペレータによって手作業で取り出される。しかし、本実施形態においては、上記の時間的管理が遂行されているため、取り出し条件を満たす前であっても、最初の分注後に所定時間以上経過した子検体を収容したラックについては、当該ラックの取り出しをユーザーに報知することができる。ここで、取り出し条件は、子検体18がラック60に満載となった場合に限らず、ラック60に一定数の子検体18が搭載された場合としてもよい。
【0025】
以下に、分注管理部40の詳細について説明する。
【0026】
図2は、分注管理部40の構成を示すブロック図である。分注管理部40は、子検体作成時刻書込部41、メモリ上に構築される分注処理データベース42、アラーム判定部44、アラーム処理部46、表示処理部48、およびリセット受付部49を含む。また、子検体作成時刻書込部41及びリセット受付部49は、分注処理データベース42の記録を更新する。
【0027】
本実施形態では、子検体作成時刻書込部41は、制御部30から特定のラック60への分注を行った旨の情報を受け取ると、分注処理データベース42上において当該ラック60について子検体作成時刻が書き込み済みか判定し、子検体作成時刻が書込み未了の場合に、分注処理データベース42に、分注が行われた時刻を書き込む処理を行う。
【0028】
分注処理データベース42は、各ラック60を識別する識別情報に、各ラック60ごとに個別設定されたアラーム判定時間、および子検体作成時刻を関連付けて格納する。このように、各ラック60ごとに子検体作成時刻が記録されているので、この情報に基づいて、ラック60の取り出し管理、具体的には、ラック60に収めらた子検体18の過度の放置防止などオペレータの業務支援を行うことができる。なお、分注処理データベース42のテーブル内容の具体例については後述する。
【0029】
アラーム判定部44は、分注処理データベース42から、個々のラック60の子検体作成時刻、およびアラーム判定時間を読み出す。アラーム判定部44は、読み出した子検体作成時刻から現在時刻までの経過時間を算出し、当該ラック60のアラーム判定時間と比較する。その場合、アラーム判定部44は、経過時間がアラーム判定時間を超過していれば、アラームと判定し、その判定信号をアラーム処理部46に出力する。
【0030】
アラーム処理部46は、アラーム判定部44によって経過時間がアラーム判定時間を超過していると判定されたラック60について、表示部50に当該ラック60を特定する情報及び超過事実を表示させることなどにより、ユーザに警告を発する。もちろん、アラーム音の発生、その事実の記録、他の装置への所定信号の出力などを併せて行うようにしてもよい。
【0031】
表示処理部48は、分注処理データベース42の内容に基づいて、各ラック60の経過時間などを表示部50に表示させる処理を行う。表示部50による表示例については後述する。
【0032】
リセット受付部49は、本実施形態において、オペレータの所定の操作入力(例えば所定のボタン操作、キーボード入力、ラック60上のバーコードラベルの読み取りなど)を受付け、それに従って、分注処理データベース42上において、取り出しに係るラック60を識別し、それを放置監視対象から除外するための処理を実行する。そのリセット処理は、例えば物理的にレコード(各ラックIDごとの情報)を消去する、あるいはレコードに取り出し済みフラグを付与するなどであってもよい。
【0033】
図3は、分注処理データベース42が格納するテーブル内容の一例を示す。このテーブルは、一例として、6個のラック60が管理されている場合である。ラック60を識別するためのラック識別情報(ラックID)に対応して、各ラック識別情報ごとに、アラーム判定時間および子検体作成時刻が格納されている。アラーム判定時間は、ラック60によらず一定の値とすることもできるが、このテーブルでは、ラック60ごとに所定のアラーム判定時間が設定されている。これにより、ラック60によって検査項目が変わり、検査項目によって放置可能な時間の許容範囲が異なる場合にも、きめ細かく対応することができる。また、検査項目に連動させて、自動的に各ラックのアラーム判定時間を適応的に設定するようにしてもよい。各ラック60の子検体作成時刻は、制御部30から送信された情報に基づいて記憶される。
【0034】
以下に、本実施形態の子検体作成時刻の書込みについてフローチャートを用いて説明する。
【0035】
図4は、ある親検体14に関して、分注により子検体18を作成した時刻を登録する際の各工程を示すフローチャートである。ノズル20によって親検体容器12から親検体14が吸引される(S10)。吸引された親検体がラック60に収容された子検体容器16に子検体として分注される(S20)。このとき制御部30は、分注を行ったラック60の識別情報および分注を行った時刻を分注管理部40に送信する。ラック60の識別情報等を受け取った子検体作成時刻書込部41は、分注処理データベース42を参照し、ラック60の識別情報に基づいて、子検体情報作成時刻が既に書込み済みか否かを判定する(S30)。子検体作成時刻が未書込みの場合には、当該ラック60について、子検体容器16に分注を行った時刻が分注処理データベース42に書き込まれる(S40)。子検体作成時刻が書込み済みであれば、S40の処理をスキップする。最後に他のラック60に収容された子検体容器16にも分注を行うかが判断される(S50)。他のラック60がある場合には、上記同様の工程が繰り返される。他のラック60がない場合には、ここでの処理は終了する。
【0036】
次に、本実施形態の分注管理部40によるアラーム処理についてフローチャートを用いて説明する。
【0037】
図5は、分注管理部40によってアラームが発せられる際の各工程を示すフローチャートである。まず、分注処理データベース42を参照し、アラーム判定の対象となるラック60が1つ選択される(S100)。次に、選択したラック60に対応するアラーム判定時間が読み込まれる(S110)。次に、選択したラック60に対応する子検体作成時刻が読み込まれる(S120)。子検体作成時刻に基づいて、子検体作成時刻から現在時刻までの経過時間が算出される(S130)。次に、算出された経過時間がアラーム判定時間を過ぎたか否かが判定される(S140)。経過時間がアラーム判定時間を過ぎている場合には、アラーム処理が行われる(S150)。ここでいうアラーム処理には、経過時間がアラーム判定時間を過ぎたラック60があることを表示部50による文字情報や画像、または音声などによってオペレータに知らせることである。経過時間がアラーム判定時間以内である場合には、アラーム処理がスキップされる。最後に、アラーム判定を行う他のラック60があるかが判定される(S160)。他のラック60がある場合には、他のラック60が再度選択されて上記同様の処理が繰り返される。他のラック60がない場合には、ここでの処理は終了する。
【0038】
図6は、表示部50に表示される表示画面80の一例を示す。表示画面80には、各ラック60ごとに、表示項目としてのラック情報82〜92が表示される。各ラック情報82〜92には、子検体作成時刻、経過時間、アラーム判定時間などの情報が含まれる。これにより、オペレータは、ラック60ごとに子検体容器16に含まれる検体がどれくらいの時間放置されているかを容易に把握することができる。ここで、ラック情報82〜92の配列は分注台上におけるラック配列に対応させるのが望ましい。
【0039】
また、経過時間がアラーム判定時間を過ぎたラック60については、オペレータにそれを警告するための識別表示がなされる。図6の例では、ラック(ID=4)は、経過時間がアラーム判定時間を過ぎており、文字で「経過時間がアラーム判定時間を経過しました」などの表示がされるとともに、当該ラック(ID=4)のラック情報88が通常の表示色(たとえば白色)から警告を示す色(たとえば赤色)に変化する。これにより、オペレータは検体を取り出すべきラック60がどれであるかを容易に知ることができ、子検体の管理に関する労力を低減することができる。
【0040】
これまで、収容部材としてラックを用いて説明してきたが、それ以外に、複数の子検体容器を保持するトレイや複数のラックを載置するトレイである場合でも本発明を適用できる。
【0041】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、収容部材ごとに子検体が最初に分注されてから経過した時間を容易に知ることができ、検体の管理を確実に行うことができる。したがって、子検体が過度な時間放置されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る分注装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 分注管理部の構成を示すブロック図である。
【図3】 分注処理データベースが格納するテーブルの一例を示す図である。
【図4】 子検体作成時刻を書込みする際のフローチャートである。
【図5】 アラーム処理についてのフローチャートである。
【図6】 表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 分注装置、12 親検体容器、14 親検体、16 子検体容器、18子検体、20 ノズル、22 分注ポンプ、23 エアホース、24 駆動機構、30 制御部、32 ポンプ制御部、34 駆動制御部、40 分注管理部、41 子検体作成時刻書込部、42 分注処理データベース、44 アラーム判定部、46 アラーム処理部、48 表示処理部、49 リセット受付部、50 表示部、60 ラック、80 表示画面。
Claims (4)
- 親検体から分注により作成された複数の子検体がその後になされる検査項目ごとに収容部材に収容され、その収容部材ごとに子検体が管理される分注装置であって、
前記収容部材ごとにそれに収納される子検体になされる検査項目に応じてアラーム判定時間を設定する設定手段と、
前記収容部材ごとにそれに最初に収容される子検体が作成された子検体作成時刻を記憶する記憶手段と、
前記収容部材ごとに前記子検体作成時刻から現在時刻までの経過時間を監視する監視手段と、
前記監視手段の監視結果に従ってアラーム処理を実行するアラーム処理手段と、を備え、
前記監視手段は、前記収容部材ごとに前記経過時間が所定のアラーム判定時間を超過したか否かを判断する判断手段を含み、
前記アラーム処理手段は、前記所定のアラーム判定時間を超過した収容部材がある場合にそれを報知する警告手段を含むことを特徴とする分注装置。 - 当該分注装置から取り出された前記収容部材を識別する識別手段を含み、
更に、前記識別された収容部材について前記監視手段の監視対象から除外するリセット手段を有することを特徴とする請求項1に記載の分注装置。 - 前記収容部材ごとに前記経過時間を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の分注装置。
- 前記収容部材ごとに前記経過時間を含む表示項目を表示する表示手段を含み、
前記警告手段は、前記所定のアラーム判定時間を超過した収容部材について、その表示項目を他の収容部材の表示項目とは異なる色を用いて前記表示手段に表示させることにより前記報知を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の分注装置。
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