JP3722988B2 - ディジタルトランク回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線制御装置の時分割スイッチと局線等のディジタル通信回線とを接続するディジタルトランク回路に関し、とくに接続するディジタル通信回線の回線種別に応じたインタフェースを設定するディジタルトランク回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、構内に回線制御装置を設置する際には、接続する回線種別毎に専用のディジタルトランク回路を設けていた。すなわち、局線と接続するための局線トランク回路、専用線と接続するための専用線トランク回路、加入者電話から内線に直接接続するためのダイヤルイントランク回路などである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のディジタルトランク回路は回線種別毎にそれぞれ専用の回路構成となっているため、複数のディジタル通信回線と接続する場合は、回線種別毎にそれぞれ専用のディジタルトランク回路を用意しなければならないという不都合があった。
【0004】
また、通信データは一般に24チャンネルのPCM信号を時分割多重化しているため、ディジタルトランク回路も24チャンネルのPCM信号が処理できるように構成されている。このため、例えば局線用として12チャンネル、専用線用として12チャンネルが必要な場合でも、24チャンネル用に構成された局線トランク回路と、同じく24チャンネル用に構成された専用線トランク回路とを設置し、それぞれ半分の12チャンネルのみを使用して、残りの12チャンネルは無駄にしていた。
【0005】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、複数の回線種別に対応することができ、しかも全チャンネルを有効に活用することができるディジタルトランク回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の発明は、複数のライン回路を介して複数の端末装置を収容する時分割スイッチと、当該時分割スイッチを動作させる中央制御装置とを備えた回線制御装置に収容されており、前記時分割スイッチに接続されるディジタルトランク回路において、複数のチャンネルを有するディジタル回線を接続する回線インタフェース部と、前記時分割スイッチと接続されるハイウェイインタフェース部と、前記ディジタル回線の各チャンネルへの発着信制御を行うマイクロコンピュータからなる回線制御部と、複数の回線種別に対応するトランク制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部と、前記各チャンネルに対して前記トランク種別に応じた発着信呼の制御に用いるシグナリングデータを挿入するシグナリングデータ挿入部と、前記各チャンネルから回線種別に応じた前記シグナリングデータを抽出するシグナリングデータ抽出部と、前記回線制御部からの要求により、前記シグナリングデータ挿入部に対して前記各チャンネルへの前記回線種別に応じた前記シグナリングデータの挿入要求をし、かつ、前記シグナリングデータ抽出部から前記各チャンネルから抽出した前記回線種別に応じた前記シグナリングデータを受けて、これを前記回線制御部に通知する回線制御信号送受信部と、を備え、前記回線制御部は、外部から指定された回線種別に対応する前記トランク制御プログラムを起動し、当該トランク制御プログラムの制御下で前記回線制御信号送受信部に対して前記シグナリングデータの挿入要求をし、かつ、前記回線制御信号送受信部からの前記シグナリングデータの抽出通知を受けて、前記各チャンネルに対して指定された回線種別に基づく発着信制御を行うものである。
【0007】
また、本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、更に、前記回線制御信号送受信部から得たデータに従い前記各チャンネルの回線状態を表示する回線状態表示部を備えたものである。
【0011】
本発明によれば、同一構成のディジタルトランク回路を用いて所望の回線種別に応じたインタフェース(トランク)に設定することができるので、回線種別毎に専用のディジタルトランク回路を設ける必要がなく、例えば、あるディジタルトランク回路は局線トランクとして、他のディジタルトランク回路は専用線トランクとして設定することができ、接続する回線種別に応じて切り替え設定することができる。
【0012】
また、本発明によれば、同一構成のディジタルトランク回路を用いて時分割多重化された通信データの各チャンネル別に、所望の回線種別に応じたインタフェースを設定することができるので、例えば、全24チャンネルのうち第1チャンネルから第12チャンネルは局線用、第13チャンネルから第24チャンネルは専用線用となるように、チャンネル毎に回線種別を設定することができ、全チャンネルを有効に活用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明によるディジタルトランク回路が適用される回線制御装置1のブロック図である。回線制御装置1は時分割スイッチ2を備え、この時分割スイッチ2には複数のライン回路3を介して複数の電話機4が接続されている。
【0014】
また、時分割スイッチ2にはディジタルトランク回路5を介して局線および専用線等のディジタル通信回線が接続され、さらにはPB(プッシュボタン)受信器6、時分割スイッチ2を制御する中央制御装置7および主記憶装置8が接続されている。中央制御装置7には保守コンソール9が接続されている。
【0015】
図2は、ディジタルトランク回路5で処理する通信データの伝送フォーマットである。なお、ここではアメリカ合衆国のT1委員会が定めたT1ディジタル回線の伝送フォーマットについて説明する。
【0016】
この伝送フォーマットは、1チャンネルが8ビットで構成されたディジタル音声データを含む通信データが、24チャンネルを1フレームとして時分割多重化されて構成されている。
【0017】
1フレームは同期ビットFと192ビット(各8ビットで24チャンネル)の通信データとからなる193ビットで構成されている。1フレーム当りの時間は125[μsec]であるので、ビットレートは1544[kbit/sec]となる。
【0018】
図3は、6フレーム目と12フレーム目に後述するシグナリングデータ(回線制御信号)が挿入されていることを示す12マルチフレーム構成図である。すなわち、AビットとBビットの2ビットで構成されるシグナリングデータのAビットが6フレーム目の各チャンネルのLSBに挿入され、Bビットが12フレーム目の各チャンネルのLSBに挿入されていることを示している。
【0019】
この結果、6フレーム目と12フレーム目の各チャンネルの通信データは7ビットとなり、他のフレームより1ビット減少するが、ディジタル音声データとしては実用上支障のない範囲となっている。
【0020】
図4は、本発明によるディジタルトランク回路5の一実施の形態を示すブロック図である。ディジタルトランク回路5は時分割スイッチ2とディジタル通信回線とを接続するインタフェースであり、時分割スイッチ2に接続されたハイウェーインタフェース11と、ディジタル通信回線に接続された回線インタフェース12とを備えている。
【0021】
時分割スイッチ2およびハイウェーインタフェース11間には、送信ハイウェーHWS、受信ハイウェーHWR、送信データラインSD、受信データラインRDが接続されている。
【0022】
また、両インタフェース11,12間には、時分割スイッチ2から送信ハイウェーHWSを介して送られて来る直列送信データを8ビットの並列送信データに変換するS/P変換器13と、回線インタフェース12で受信し並列8ビットに変換された受信データを直列データに変換するP/S変換器14とが接続されている。
【0023】
回線インタフェース12は、ディジタル通信回線に対する通信データの送受信を行う送受信部12a、通信データのフォーマットをディジタル通信回線上と回線制御装置1内とで変換するフォーマット変換部12b、送信データにシグナリングデータを挿入するシグナリングデータ(Sデータ)挿入部12c、受信データからシグナリングデータを抽出するシグナリングデータ(Sデータ)抽出部12dとを備えている。
【0024】
回線制御信号送受信部15は、回線制御部16から送られて来る回線制御データをシグナリングデータに変換してシグナリングデータ挿入部12cに出力し、逆にシグナリングデータ抽出部12dで抽出したシグナリングデータを回線制御データに変換して回線制御部16に出力する。
【0025】
この回線制御信号送受信部15は、シグナリングデータ変換部15a、P/S変換部15bおよびS/P変換部15cを備えている。シグナリングデータ変換部15aは並列8ビットの回線制御データを各チャンネル毎にAビットおよびBビットの2ビットからなる送信用のシグナリングデータに変換し、また抽出した2ビットのシグナリングデータを回線制御データに変換する。
【0026】
P/S変換部15bはシグナリングデータ変換部15aから各チャンネル別に並列に出力された送信用のシグナリングデータ(送信制御信号)をAビットおよびBビット別に時分割多重化して出力する。S/P変換部15cは各チャンネル別に時分割多重化して抽出されたシグナリングデータ(受信制御信号)をAビットおよびBビット別にそれぞれチャンネル別に並列に出力する。
【0027】
図5は、送信するシグナリングデータを形成する回線制御信号送受信部15の一部を示すブロック図である。回線制御部16から送られてきた回線制御データはシグナリングデータ変換部15aのAビット変換部で各チャンネル毎にシグナリングデータのAビットに変換され、P/S変換器15bで1チャンネル1ビットで時分割多重化され、前述したように6フレーム目の各チャンネルのLSBに挿入されるタイミングでシグナリングデータ挿入部12cに出力される。
【0028】
シグナリングデータのBビットは変換部15aのBビット変換部で回線制御データから各チャンネル毎に変換され、P/S変換器15bで1チャンネル1ビットで時分割多重化され、前述したように12フレーム目の各チャンネルのLSBに挿入されるタイミングでシグナリングデータ挿入部12cに出力される。
【0029】
図6は、受信したシグナリングデータから回線制御データを形成する回線制御信号送受信部15の一部を示すブロック図である。シグナリングデータ抽出部12dから6フレーム目の各チャンネルのLSBから抽出されたシグナリングデータのAビットは、S/P変換器15cで各チャンネル毎に並列に出力される。
【0030】
また、シグナリングデータ抽出部12dから12フレーム目の各チャンネルのLSBから抽出されたシグナリングデータのBビットは、S/P変換器15cで各チャンネル毎に並列に出力される。こうして出力された各チャンネルのAビットおよびBビットはAビット変換部およびBビット変換部で各チャンネル毎に並列8ビットの回線制御データに変換され、各チャンネル毎に時分割多重化されて出力される。
【0031】
回線制御部16は、マイクロコンピュータ構成のコントローラで、前述したように回線制御信号送受信部15との間で回線制御データの送受を行うと共に、ハイウェーインタフェース11を介して保守コンソール9との間でトランク設定データ等の送受を行う。
【0032】
制御プログラム記憶部17は、複数のインタフェースに関するデータであるトランク制御プログラムを記憶する記憶手段である。この記憶部17には、図7に示すように、複数のトランク制御プログラムが記憶されている。
【0033】
すなわち、専用線トランク/ダイヤルイン制御プログラム51、局線トランク制御(ループスタート方式)プログラム52、局線トランク制御(グランドスタート方式)プログラム53、オートマチックリングダウントランク制御プログラム54、マニュアルリングダウントランク制御プログラム55および構外内線トランク制御プログラム56の6種類の制御プラグラムが記憶されている。
【0034】
回線制御部16は保守コンソール9から指定された回線種別に応じたインタフェースに設定するために、制御プログラム記憶部17から対応する制御プログラムを読み出し起動する。これによって回線制御部16は自己が管理するディジタルトランク回路5をその制御プログラムに基づくディジタルトランク回路として機能させる。
【0035】
回線状態表示部18は送信するシグナリングデータおよび受信したシグナリングデータの内容を各チャンネル別に表示するもので、送受信時の各チャンネルの回線状態を表示することができる。
【0036】
分周回路19は受信データから取り出された1.544MHzのクロック信号を193分の1に分周し、8KHzのクロック信号を形成するものである。この8KHzのクロック信号によって受信データの同期信号を形成する。
【0037】
図8〜図13は、各制御プラグラムによって設定されるインタフェース(トランク)の回線制御信号、すなわち発着信呼の処理に関する制御を示すシグナリングデータのAビットおよびBビットの構成図である。各図の(a)は送信時、(b)は受信時を示している。
【0038】
図8は、ディジタルトランク回路5が専用線トランク/ダイヤルイン制御プログラム51によって専用線/ダイヤルインとして機能する場合のAビットおよびBビットを示すもので、送信時はオンフックが「A=0,B=0」、オフフックが「A=1,B=1」、ダイヤルパルス送出(ブレーク)が「A=0,B=0」、ダイヤルパルス送出(メーク)が「A=1,B=1」である。受信時はオンフックが「A=0,B=0」、オフフックが「A=1,B=1」である。
【0039】
図9は、ディジタルトランク回路5が局線トランク制御(ループスタート方式)プログラム52によって、ループスタート式トランクとして機能する場合のAビットおよびBビットを示すもので、送信時はループ開が「A=0,B=1」、ループ閉が「A=1,B=1」、ダイヤルパルス送出が「A=DP,B=1」である。受信時は呼び出しが「A=0,B=0」、非呼び出しが「A=0,B=1」である。DPはダイヤルパルスである。
【0040】
図10は、ディジタルトランク回路5が局線トランク制御(グランドスタート方式)プログラム53によって、グランドスタート式トランクとして機能する場合のAビットおよびBビットを示すもので、送信時はリング接地なし(ループ電流なし)が「A=0,B=1」、リング接地(ループ電流なし)が「A=0,B=0」、リング接地なし(ループ電流あり)が「A=1,B=1」、ダイヤルパルス送出が「A=DP,B=1」である。受信時はチップ接地なし(呼び出しなし)が「A=0,B=1」、チップ接地(呼び出しなし)が「A=0,B=0」、リング接地なし(呼び出しあり)が「A=1,B=1」である。
【0041】
図11は、ディジタルトランク回路5がオートマチックリングダウントランク制御プログラム54によって、オートマチックリングダウントランクとして機能する場合のAビットおよびBビットを示すもので、送信時はループ開が「A=0,B=0」、ループ閉が「A=1,B=1」である。受信時は呼び出しが「A=1,B=1」、非呼び出しが「A=0,B=0」である。
【0042】
図12は、ディジタルトランク回路5がマニュアルリングダウントランク制御プログラム55によって、マニュアルリングダウントランクとして機能する場合のAビットおよびBビットを示すもので、送信時は呼び出しが「A=0,B=0」、非呼び出しが「A=1,B=1」である。受信時は呼び出しが「A=0,B=0」、非呼び出しが「A=1,B=1」である。
【0043】
図13は、ディジタルトランク回路5が構外内線トランク制御プログラム56によって、構外内線トランクとして機能する場合のAビットおよびBビットを示すもので、送信時は呼び出しが「A=0,B=0」、非呼び出しが「A=0,B=1」である。受信時はループ開(オンフック)が「A=0,B=1」、ループ閉(オフフック)が「A=1,B=1」である。
【0044】
この構成において、保守コンソール9からディジタルトランク回路5の回線制御部16に特定の回線種別を指定するデータが送信されると、回線制御部16はそのデータを認識し、制御プログラム記憶部17に記憶されている制御プログラムの中から指定された回線種別の制御プログラムを読み出し、自己のディジタルトランク回路5をその回線種別のインターフェイス(トランク)として機能するように制御する。
【0045】
すなわち、図1に示す構成において、局線に接続されているディジタルトランク回路5は、保守コンソール9からの制御によって内部の制御プログラム記憶部17から例えば局線トランク制御(ループスタート方式)プログラム52を読み出し、ループスタート式トランクに設定する。
【0046】
また、専用線に接続されているディジタルトランク回路5は、保守コンソール9からの制御によって内部の制御プログラム記憶部17から専用線トランク/ダイヤルイン制御プログラム51を読み出し、専用線/ダイヤルインのトランクに設定する。
【0047】
こうしてディジタルトランク回路5は保守コンソール9によって指定された回線種別のディジタルトランクとして機能するので、回路構成としては一種類の回路構成でよく、回路基板としても一種類の回路基板で対応することができる。
【0048】
なお、前述の実施の形態では、保守コンソール9によってディジタルトランク回路5を所望のインタフェースに設定するようにしたが、中央制御装置7とディジタルトランク回路5との間でデータ通信を行う際に、回線種別に関するデータによって初期時に必要なデータを中央制御装置7と通信することでインタフェースを設定するようにしてもよい。
【0049】
また、前述の実施の形態では、フレーム構成が12マルチフレームの場合について説明したが、フレーム構成が24マルチフレームの場合でも同様に実施することができる。この場合には、図14に示すように、6フレーム目、12フレーム目、18フレーム目、24フレーム目にシグナリングデータが挿入されるようなフレーム構成にすればよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、同一構成のディジタルトランク回路を用いて所望の回線種別に応じたインタフェース(トランク)に設定することができるので、回線種別毎に専用のディジタルトランク回路を設ける必要がなく、コスト面での低減を図ることができる。
【0051】
また、本発明によれば、同一構成のディジタルトランク回路を用いて時分割多重化された通信データの各チャンネル別に、所望の回線種別に応じたインタフェースを設定することができるので、全チャンネルを有効に活用することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタルトランク回路が適用される構内交換システムのブロック構成図である。
【図2】通信データの伝送フォーマットを示す図である。
【図3】シグナリングデータの挿入状態を示す12マルチフレーム構成図である。
【図4】本発明によるディジタルトランク回路の一実施の形態を示すブロック構成図である。
【図5】送信するシグナリングデータを形成する回線制御信号送受信部の一部を示すブロック構成図である。
【図6】受信したシグナリングデータから回線制御データを形成する回線制御信号送受信部の一部を示すブロック構成図である。
【図7】制御プログラム記憶部に記憶されているトランク制御プログラムのメモリマップである。
【図8】専用線トランク/ダイヤルインの回線制御信号の構成図である。
【図9】ループスタート式トランクの回線制御信号の構成図である。
【図10】グランドスタート式トランクの回線制御信号の構成図である。
【図11】オートマチックリングダウントランクの回線制御信号の構成図である。
【図12】マニュアルリングダウントランクの回線制御信号の構成図である。
【図13】構外内線トランクの回線制御信号の構成図である。
【図14】シグナリングデータの挿入状態を示す24マルチフレーム構成図である。
【符号の説明】
1 回線制御装置
2 時分割スイッチ
3 ライン回路
4 電話機
5 ディジタルトランク回路
6 PB受信器
7 中央制御装置
8 主記憶装置
9 保守コンソール
11 ハイウェーインタフェース
12 回線インタフェース
12a 送受信部
12b フォーマット部
12c シグナリングデータ挿入部
12d シグナリングデータ抽出部
13 S/P変換器
14 P/S変換器
15 シグナリングデータ送受信部
15a シグナリングデータ変換部
15b P/S変換器
15c S/P変換器
16 回線制御部
17 制御プログラム記憶部
18 回線状態表示部
19 分周回路
51 専用線トランク/ダイヤルイン制御プログラム
52 局線トランク制御(ループスタート方式)プログラム
53 局線トランク制御(グランドスタート方式)プログラム
54 オートマチックリングダウントランク制御プログラム
55 マニュアルリングダウントランク制御プログラム
56 構外内線トランク制御プログラム
Claims (2)
- 複数のライン回路を介して複数の端末装置を収容する時分割スイッチと、当該時分割スイッチを動作させる中央制御装置とを備えた回線制御装置に収容されており、前記時分割スイッチに接続されるディジタルトランク回路において、
複数のチャンネルを有するディジタル回線を接続する回線インタフェース部と、
前記時分割スイッチと接続されるハイウェイインタフェース部と、
前記ディジタル回線の各チャンネルへの発着信制御を行うマイクロコンピュータからなる回線制御部と、
複数の回線種別に対応するトランク制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部と、
前記各チャンネルに対して前記トランク種別に応じた発着信呼の制御に用いるシグナリングデータを挿入するシグナリングデータ挿入部と、
前記各チャンネルから回線種別に応じた前記シグナリングデータを抽出するシグナリングデータ抽出部と、
前記回線制御部からの要求により、前記シグナリングデータ挿入部に対して前記各チャンネルへの前記回線種別に応じた前記シグナリングデータの挿入要求をし、かつ、前記シグナリングデータ抽出部から前記各チャンネルから抽出した前記回線種別に応じた前記シグナリングデータを受けて、これを前記回線制御部に通知する回線制御信号送受信部と、を備え、
前記回線制御部は、外部から指定された回線種別に対応する前記トランク制御プログラムを起動し、当該トランク制御プログラムの制御下で前記回線制御信号送受信部に対して前記シグナリングデータの挿入要求をし、かつ、前記回線制御信号送受信部からの前記シグナリングデータの抽出通知を受けて、前記各チャンネルに対して指定された回線種別に基づく発着信制御を行う、
ことを特徴とするディジタルトランク回路。 - 更に、前記回線制御信号送受信部から得たデータに従い前記各チャンネルの回線状態を表示する回線状態表示部を備えたことを特徴とする請求項1記載のディジタルトランク回路。
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