JP3722230B2 - 連続包装袋の箱詰め装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、調味料, スープその他を充填した比較的小型の包装袋が、ミシン目状に設けた傷を介して多数連続する連続包装袋を、箱状容器に均等に箱詰めする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
調味料その他を充填した包装袋を、それを用いる商品とともに再包装すること、たとえば食品メーカは、商品の量に応じて、調味料等の包装袋の複数袋をその商品とともに包装することがある。
このような場合、食品メーカは、一般に、一袋に包装される自己の商品の量と対応する数だけ予め連続させて生産した、二連包, 三連包などの、たとえば調味料包装袋を、調味料メーカ、調味料の充填加工業者その他から仕入れたり、自社生産したりしている。
【0003】
しかしながら、このことは、食品メーカにとって、自己の商品量の仕様と対応する種類の、連包数が異なるだけの調味料包装袋を予め準備することが必要になって、調味料包装袋の在庫管理が煩わしいという問題があった他、二連包, 三連包などの調味料包装袋を自己の商品の自動包装に適合させるためには、ダンボール箱その他の箱状容器に詰めて納品されるそれぞれ各連包数の調味料包装袋を、作業者の手作業によって所要に応じて容器から取り出すとともに、それぞれの包装袋を揃えた状態で自動機にセットすることが必要になるという作業工数上の問題があった。
【0004】
そこで、従来技術のかかる問題点を解決すべく、出願人は先に、特願平4−302037号として、一の長尺連続包装袋から任意の連包数の包装袋を切断分離することができる装置を提案した。
この装置は、包装袋の一袋を単位としてミシン目状の孔傷もしくは表面傷を有する連続包装袋の繰出し手段を設けるとともに、その繰出し手段を通る包装袋の個数をカウントする計数手段を設け、そして、その計数手段からの信号に基づいて並進もしくは回動運動を行って連続包装袋に衝突するロッド状部材を設けたものである。
これによれば、繰出し手段によって連続包装袋を繰出しつつ、たとえば、その繰出し手段を通過した包装袋の数を計数手段でカウントし、所要個数の包装袋の通過を検知した後にロッド状部材を作動させて、それを、連続包装袋のミシン目状の傷位置もしくはその近傍位置に衝突させることにより、その衝突衝撃をもって所要の連包数の包装袋を連続包装袋から切断分離することが可能となる。
【0005】
従って、かかる装置によれば、食品メーカは、各包装袋毎にミシン目状の傷を設けた調味料等の一種類の連続包装袋を準備するだけで、所要に応じた連包数の包装袋をその連続包装袋から適宜に切断分離することが可能となって、食品メーカにおける、たとえば調味料包装袋の在庫管理が極めて容易になる他、商品の自動包装に際しての調味料包装袋の取扱い工数を著しく低減できるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
調味料等を充填した連続包装袋は、このような使用上の利点を有するが、調味料メーカ, 調味料の充填加工業者等が、その連続包装袋を食品メーカその他のユーザに納入するに当たっての包装形態については、未だ十分な技術が確率されていない状況にある。
そこでこの発明は、連続包装袋が食品メーカ等に納入されるに当たって、常に適正に包装されることはもちろん、食品メーカ等でのその連続包装袋の取り出しが容易であり、しかも、その取り出しが、連続包装袋の終端に至るまで常に円滑に行われることを担保すべくなされたものであ
この発明の目的は、第1には、連続包装袋のミシン目状の傷が、その位置での連続包装袋の折り畳みを極めて円滑かつ確実なものとして、包装袋がその包装スペースの途中から折り曲げられることに起因する破袋のおそれを有効に除去し得る点に着目し、そして第2には、とくに小体積の包装袋が連続する連続包装袋にあっては、通常の帯状部材とほぼ同等の取扱いが可能である点に着目することによって、連続包装袋を箱状の容器に、その全体にわたって十分均一に収納することができる他、その連続包装袋の使用に際する頭出しを常に容易にし、そして、連続包装袋をその全長にわたって、捩れ, 破断などのトラブルを生じさせることなく円滑に引き出すことができる連続包装袋の箱詰め装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の、連続包装袋の箱詰め装置は、各包装袋毎に、ミシン目状の孔傷もしくは表面傷を設けた連続包装袋を箱状容器内に折り畳んで収納する装置であって、相互に平行に接近および離隔変位する一対のフラットコンベアよりなり、連続包装袋をそれの挟持状態で下向きに搬送する速度可変の搬送手段を設け、その搬送手段の下方に、水平方向に往復動されて、連続包装袋の箱状容器内への落下位置を特定する落下ガイドを設けるとともに、箱状容器を、落下ガイド手段の往復動方向と直交する水平方向へ、常にまた間歇的に往復動させるテーブルを設けたものである。
ここで好適には、落下ガイド手段を、箱状容器に対して昇降作動可能ならしめる。
【0008】
【作用】
この発明にかかる箱詰め装置では、各包装袋毎にミシン目状の傷を有する連続包装袋を、搬送手段によるそれの挟持状態で、袋の形状、包装用フィルムの滑り性、こしなどに影響されることなく所要の速度で下向きに搬送し、次いで、その連続包装袋を、それを受けて、箱状容器に対して所定の範囲内で直線状に往復動する落下ガイド手段を経てその箱状容器内へ落下させ、併せて、テーブル上に位置決めした箱状容器を、そのテーブルの作動によって落下ガイド手段の往復動方向と直交する方向へ連続的にまたは間歇的に往復動させることにより、落下ガイド手段の移動方向が変化する度毎に、連続包装袋を、それの折り返し部に最も近く位置するミシン目状の傷部分で、円滑かつ確実に折り畳むことができるとともに、テーブルの作用下で、連続包装袋を箱状容器の底壁上に、その全体にわたって十分均一に整然と積み重ねることができる。
【0009】
なお、このような積み重ねに当たって、たとえば、落下ガイド手段が、搬送手段から遠ざかる方向およびそれに接近する方向のそれぞれの方向へともに30 m/min の速度で往復運動する場合には、搬送手段の走行速度を、落下ガイド手段がそこから遠ざかるときには60 m/min 、そして、接近するときには 0 m/min とすることによって、その積み重ね速度を一定として作業能率を高めることができる。
【0010】
ところで、搬送手段の走行速度を、作業の途中においてこのように変化させるときには、連続包装袋を、相互に向き合って位置する二本一対のフラットコンベアのような搬送手段によって挟持して搬送することが好ましい。こによれば、連続包装袋の移動速度の、搬送手段の走行速度に対する応答性を高めることができる。ここにおいて、二本一対のフラットコンベアを、リンク機構を介して相互に平行に接近および離隔変位する構成としたときには、フラットコンベアと、そこに挟み込まれた包装袋との相対位置関係、フラットコンベア間への包装袋の挟み込み衝撃などに起因して、両フラットコンベアの間隔が、一方の端部分側で他方の端部分側より広くなったり狭くなったりするのを防止して、連続包装袋の移動の応答性を一層高めることができる。
【0011】
またここで、テーブルは、それを一定速度で連続的に往復運動させ得ることはもちろんであるが、たとえば、落下ガイド手段が、箱状容器の一方の端から他方の端まで往動作動するときにはテーブル運動を停止させ、復動作動するときにだけそれを運動させることもできる。
そしてさらにこの装置において、落下ガイド手段を箱状容器に対して昇降作動可能とした場合には、その落下ガイド手段を連続包装袋の折り畳み位置に十分接近させることができ、これがため、折り畳み位置精度を十分に高めることができる。
【0012】
上のようにして箱詰めした連続包装袋は、十分に整った形態で折り畳みされており、それの終端部分は、容器の最も上側に位置することになるので、その連続包装袋を、食品メーカ等のユーザが使用するに当たっては、頭出しが極めて容易であり、しかも、引出し途中で、それに捩れ, 破断などが生じるおそれもない。
【0013】
【実施例】
以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施例を示す略線断面図であり、図中1は連続包装袋を、図中2は連続包装袋を所定の速度で繰り出す繰出し手段をそれぞれ示す。
ここで、連続包装袋1は、調味料その他を、たとえば自動充填製袋機にて包装した後に、各包装袋1a毎にミシン目状の傷を形成したものであり、また、この例の繰出し手段2は、連続包装袋に対する摩擦力が大きいゴムロールその他の回転ロールで構成したものである。
【0014】
繰出し手段2の下方位置には、その繰出し手段2による、連続包装袋1の実繰出し速度と、後述する搬送手段による搬送速度との速度差を吸収すべく機能する、連続包装袋の一時貯留容器3を配設し、そして、この一時貯留容器3の一の側部に隣接させて、好ましくは、連続包装袋を挟持して搬送する搬送手段4を設ける。これがため、図示例では、その搬送手段4を、二本一対のフラットコンベア4a, 4bにて構成し、それらのフラットコンベア4a, 4bで連続包装袋1を挟持することによって、包装袋の形状, 包装用フィルムの滑り性その他の物性に影響されることなく、連続包装袋1を、所期した通りの速度で搬送可能ならしめる。
なお、このことは、両フラットコンベア4a, 4bを、平行定規機構その他のリンク機構を介して連結して、相互に平行に接近および離隔するものとするとともに、両フラットコンベア4a, 4bを、たとえば、ばね手段によって相互に接近する方向へ附勢して、両フラットコンベア4a, 4bと、それらの間に挟み込んだ包装袋1aとの相対位置、フラットコンベア間への包装袋1aの挟み込み衝撃などに起因して、両フラットコンベア4a, 4bの間隔が、それらの一方の端部分側で他方の端部分側より広くなったり狭くなったりするのを防止し、併せて、連続包装袋1の常に確実な挟持を担保した場合に一層効果的である。
また、かかる搬送手段4は、その走行速度を所要に応じて適宜に変更し得るものとすることが好適である。
【0015】
ところで、連続包装袋1の上述したような繰出し系において、一時貯留容器3への貯留量が多くなる場合には、その一時貯留容器3と、それと繰出し手段2との間に配設したガイドロール5もしくは、一時貯留容器3と搬送手段4とを一体として、図の左右方向へ往復動させることが好ましく、なかでも、一時貯留容器3と搬送手段4とを一体として往復動させる後者にあっては、その移動方向を、連続包装袋1の、後述する落下ガイド手段の往復動方向に合わせることが好適である。
【0016】
搬送手段4の下方側には、他のガイドロール6および、連続包装袋1の落下ガイド手段7を順次に配設して、たとえば、傾斜樋状部材, 傾斜筒状部材などとすることができるその落下ガイド手段7を、シリンダその他とすることができる往復駆動手段によって、それのさらに下方に配置されるテーブル8に対し、ひいては、そのテーブル上に位置決め載置される、ダンボール箱その他の箱状容器9に対して図の左右方向、いいかえれば、連続包装袋1の幅方向と直交する折れ曲がり方向へ水平に進退運動可能ならしめる。より好ましくは、その落下ガイド手段7を、他の往復駆動手段によって昇降運動可能ならしめる。
【0017】
図2は、落下ガイド手段7のそれぞれの駆動装置を例示する略線側面図であり、図中11は、落下ガイド手段7を水平に往復動させるロッドレスシリンダを示す。このロッドレスシリンダ11は、そこに直接的に連結したボス部12に対し、この例では樋状をなす落下ガイド手段7から突設したアーム部材13を貫通させて取付けることによって、その落下ガイド手段7を、図1に示す箱状容器9の全長もしくは全幅にわたって往復運動させることができる。
【0018】
またここでは、ボス部上に、モータ14および、それによって回転されるピニオン15を配設し、このピニオン15を、前記アーム部材13の、上下方向に延びる折曲げ部分13a に形成したラック16と噛合させることにより、それらのモータ14およびピニオン15の作動に基づき、落下ガイド手段7を所要に応じて昇降作動させることができる。
なお、この例では、アーム部材13を、落下ガイド手段7に隣接する水平基端部と、上下方向に延びる折曲げ部分13a とで構成することによって、そのアーム部材13と、落下ガイド手段7の直上に位置することになる、一時貯留容器3および搬送手段4との干渉を十分に回避することができる。
【0019】
そして、さらには、このようにして二次元方向へ往復作動される落下ガイド手段7の、より下方に配置したテーブル8を、図1に示すところにおいて、歯車機構, ねじ機構, シリンダ装置その他とすることができる図示しない駆動手段によって、紙面と直交する方向へ、連続的または間歇的に水平に往復運動可能ならしめる。
【0020】
このように構成してなる連続包装袋の箱詰め装置の使用に当たっては、はじめに、繰出し手段2を一定の速度で作動させて、連続包装袋1を、ガイドロール5の作用下で一時貯留容器内へ供給し、次いで、その貯留容器内の連続包装袋1を、所要の速度で走行する搬送手段4によって下方側へ搬出する。
ここで好ましくは、搬送手段4にて搬出されて、ガイドロール6を通った連続包装袋1の先端部が、テーブル上に位置決め載置した箱状容器9の上端縁より幾分下方に達した後に、図に仮想線で示すように、最も上方位置にあって、容器9の外側の不作用位置にある、たとえば樋状の落下ガイド手段7を容器9の内側の作用位置にもたらすことにより、連続包装袋1の先端部分を、図示のように、箱状容器9の上端縁より外側に位置させることができ、これがため、その先端部分に対する、他の容器内の連続包装袋の連結その他の処理を、予め容易に施すことが可能となる。
【0021】
そして、落下ガイド手段7を、容器9の内側の作用位置にもたらした後は、ロッドレスシリンダ11の作用によって、その落下ガイド手段7を容器9の長さもしくは幅一杯に往復運動させることにより、連続包装袋1を、容器底壁の一方の辺縁近傍位置と、対向辺縁の近傍位置との間に、捩れを生じさせることなく形よく敷き詰めるとともに、それらの辺縁近傍位置に最も近接して位置するミシン目状の傷位置から折り返して、連続包装袋1の順次の積み重ねをもたらす。
【0022】
なお、この場合において、連続包装袋1を、容器底壁に近い位置で折り返すときには、図2に示すラック・ピニオンの作用下で、落下ガイド手段7を十分に下降させた状態で往復運動させ、そして、連続包装袋1の積み重ね量の増加につれてそれを次第に上昇させることが好ましく、このことによれば、連続包装袋1の、上述したような敷き詰めおよび折り返しをより適正に行うことができる。ここで、落下ガイド手段7の上昇変位は、それの、往動および復動の各ストローク毎に行い得ることはもちろんであるが、落下ガイド手段7の一もしくは所要の複数回の往復ストローク毎に行うことも可能である。
【0023】
ところで、連続包装袋1の、容器内へのこのような積み重ねを、落下ガイド手段7の定速往復運動の下にて行う場合には、落下ガイド手段7が、搬送手段4から遠ざかる方向へ往動するときには、搬送手段4の走行速度、ひいてはそれによる連続包装袋1の搬送速度を、落下ガイド手段7の移動速度の二倍とする一方、近づく方向に復動するときには、搬送手段4の作動を停止させることによって、連続包装袋1の余剰搬出分を吸収する。
これに対し、搬送手段4を常に一定速度で走行させる場合には、その速度に適合するように、落下ガイド手段7の往復動速度に差をつける。
さらにこの装置では、箱状容器9の底壁の全体にわたって連続包装袋1を十分均一に積み重ねるべく、落下ガイド手段7の上述したような作用に加え、テーブル8を、図1の紙面と直交する方向へ連続的もしくは間欠的に往復動させる。
【0024】
図3は、このことを例示する略線平面図であり、テーブル8を、落下ガイド手段7の往動および復動のいかんにかかわらず、一定方向へ連続的に往動させた場合には、連続包装袋1は、容器内で図3(a) に示すように折り返されるとともに積み重ねられ、また、テーブル8を、落下ガイド手段7の復動時にだけ作動させた場合には、図3(b) に示すように折り返され、そして積み重ねられる。なおここで、積み重ねの均一性は、テーブル8の移動速度の選択に基づいて所要に応じて調整することができる。
【0025】
以上のことを繰返すことによって箱状容器内に所定の長さの連続包装袋1が詰め込まれた場合には、その連続包装袋1を、たとえば、落下ガイド手段7の下方位置の、適宜のミシン目状傷位置から切断してその切断部位を積み重ねの最上位に位置させ、併せて、容器9の上端縁から外側に垂れ下がった先端部分をもまた容器内に折り返し、これらのことによって、一の容器9に対する一の箱詰め作業を終了する。
そしてその後は、これも好ましくは、落下ガイド手段7を、図1に仮想線で示す不作用位置にもたらして、テーブル上への次の容器9の位置決め載置を待機させる。なおここで、落下ガイド手段7の待機位置は、テーブル上に次に載置される容器の内側位置とすることもでき、その場合には、連続包装袋1の搬出先端部を作業者の手作業によって、図1に示すように、容器9の上縁部の外側に引き出すことが好ましい。
【0026】
図4は、この発明の他の実施例を示す略線断面図であり、これは、搬出手段4を、テーブル8、ひいては、そこに載置される箱状容器9の長さ方向もしくは幅方向の中央部に位置させることによって、落下ガイド手段7を、搬出手段4の左右の各側方へ均等に往復動させる構成としたものであり、この例によれば、落下ガイド手段7が、それの往復運動に際して搬出手段4の下方を通過して移動するので、ここでは、その落下ガイド手段7を、連続包装袋1を各方向に円滑に案内するための、載頭円錐状の穴部もしくは窪み部を有する筒状部材もしくは樋状部材を上下方向に向けて配設することによって形成する。
【0027】
ところで、ここにおける落下ガイド手段7もまた、図2について述べたと同様のそれぞれの駆動手段によって、水平往復動の他、昇降手段をも行わせることが好ましい。
この例によれば、落下ガイド手段7が搬出手段4から遠ざかる方向へ運動するときと、それに近づく方向へ運動するときとのそれぞれにおいて、その落下ガイド手段7の移動速度と、搬送手段4の走行速度とを相対的に調整することによって、連続包装袋1を前述の場合と同様に箱詰めすることができる。
【0028】
かくして、この発明の箱詰め装置によれば、連続包装袋1を、それに、捩れその他を生じさせることなしに、容器内に整然とかつ十分均一に収納することができる他、その連続包装袋1の引出しに当たっては、積み重ねの最上位に位置する部分を引張ることによって、極めて容易に頭出しすることができ、そして、その引張りの継続によって、折り畳まれた連続包装袋1を順次引き伸ばすことにより、それの引出しをもまた極めて容易にかつ円滑に行うことができる。
【0029】
【発明の効果】
以上に述べたところから明らかなように、この発明によれば、連続包装袋を箱状容器に、その全体にわたって、捩れ、その他を生じさせることなく十分均一に収納することができるとともに、巻芯の周面に、その全長にわたって均等に巻回することができ、しかも、その連続包装袋の使用に際する頭出しを極めて容易ならしめ、併せて、それの引出し、巻きほぐし等をもまた極めて円滑かつ容易ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の箱詰め装置を例示する略線断面図である。
【図2】落下ガイド手段の駆動装置を例示する略線側面図である。
【図3】テーブルの移動態様と連続包装袋の折返し形態との関係を示す容器平面図である。
【図4】他の箱詰め装置を例示する略線断面図である
符号の説明】
1 連続包装袋
1a 包装袋
2 繰出し手段
3 一時貯留容器
4 搬送手段
4a, 4b フラットコンベア
5,6 ガイドロール
7 落下ガイド手段
8 テーブル
9 箱状容器
11 ロッドレスシリンダ
12 ボス部
13 アーム部材
13a 折曲部分
14 モータ
15 ピニオン
16 ラック

Claims (2)

  1. 各包装袋毎に、ミシン目状の孔傷もしくは表面傷を設けた連続
    包装袋を箱状容器内に折り畳んで収納する装置であって、
    相互に平行に接近および離隔変位する一対のフラットコンベアよりなり、連続包装袋をそれの挟持状態で下向きに搬送する速度可変の搬送手段と、この搬送手段の下方に配置されて水平方向に往復動される、連続包装袋の落下ガイド手段と、前記箱状容器を、落下ガイド手段の往復動方向と直交する方向へ水平に往復動させるテーブルとを具えてなる連続包装袋の箱詰め装置。
  2. 前記落下ガイド手段を昇降作動可能としてなる請求項1記載の箱詰め装置。
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