JP3721217B2 - 衣類吊持用ハンガー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯用物干し及び衣服吊掛に用いられる衣類吊持用ハンガーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図6に示すような衣類吊持用ハンガー5が知られている。この衣類吊持用ハンガー5は棒状の吊持部材6・6に沿って所定間隔に複数のハンガー7・7・7・・を一体的に垂下したものであり、その吊持部材6・6には物干竿に吊るすために、先端にフック体を有する鎖が取り付けられている。
【0003】
このような構成の衣類吊持用ハンガー5を使用して丸首セータ(以下単に「セータ」と言う。)を掛ける場合には、吊持部材6・6に列をなして吊持されているハンガー7・7・7・・のうちのセータを掛けようとするハンガーを選び、そして、セータの丸首開口から内部にハンガー7の衣類掛け部7aを挿入させて、衣類掛け部7aの上縁部分でセータの肩部分を支持させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成されている衣類吊持用ハンガーは、所定の間隔で吊持部材に一体的にハンガーが垂下されているために、隣接するハンガーが邪魔になり、衣類が掛け難いと言う問題があった。加えて、ハンガーの衣類を支持する部分(以下、「衣類掛け部」と言う。)は衣類の肩を支持することができるように肩幅に近い大きさで形成されている。そのために、衣類掛け部はセータの首穴に無理やりに挿入され、丸首が伸ばされてしまい、丸首の形状が崩れてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、吊持部材に複数のハンガーが垂下できながらも、衣類を掛けようとするハンガーの隣接位置にある他のハンガーが邪魔にならず、加えて、首穴の小さい衣類であっても首穴部分が伸びず型崩れしない衣類吊持用ハンガーの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、請求項1に係る衣類吊持用ハンガーは、衣類掛け部の中央部分から複数の掛止部を上方に延出してなるハンガーと、このハンガーを複数並べて掛止部の夫々の列を形成する状態で配置された各列状の掛止部を支持し、互いに平行に配置された複数の棒体からなる吊持部材とを備え、棒体には、所定の間隔で上面から下面に向かって、挿入孔とこの挿入孔よりもやや径の小さな掛止孔とを連通させ形成してなる平面視略瓢箪形状の掛止穴が形成されているとともに、掛止孔の下部には径を小径する方向にフランジ状の掛止段部が形成されており、ハンガーの掛止部が、衣類掛け部から上方に延出された延出部と、延出部の先端に設けられた支柱と、支柱の上部に設けられた掛止球部とを有するとともに、延出部の径は掛止孔の下部開口の孔径よりもやや小さく形成され、支柱の径は掛止孔の下部開口の孔径よりも大きく、且つ、掛止孔の上部開口の孔径よりも小さく形成され、掛止球部の径は挿入孔の孔径よりも小さく、且つ、掛止孔の上部開口の孔径よりも大きく形成されており、掛止部を挿入孔の下部開口から挿入して掛止孔の位置にずらし、支柱の下縁部を掛止段部に掛止することにより、吊持部材がハンガーを吊持することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、衣類吊持用ハンガーは、吊持部材2に複数のハンガー3・3・3・・・を着脱自在に垂下したものである。
【0009】
さらに、説明すると、上記吊持部材2は互いに平行に配置された2本の棒体21・21からなり、この2本の棒体21・21は連結杆22・22で連結されている。尚、連結杆22・22は略かすがい形状であり、中間部分の両側を下方に曲げて係止部を形成している。この連結杆21・21の係止部が一方の棒体21と他方の棒体21とを回動自在に繋ぎ留めている。
【0010】
また、上記の棒体21・21には所定の間隔で上面から下面に向かって平面視略瓢箪形状の掛止穴23が形成されている。この掛止穴23は瓢箪形状の縁から下方に向かって縁壁が設けられ、この縁壁によって掛止穴23は厚みのある瓢箪形状の穴となる。
【0011】
さらに、図2、図3に示すように、厚みのある掛止穴23は、挿入孔23aと、この挿入孔23aよりもやや径の小さな掛止孔23bとを連通させ形成したものである。さらに、掛止孔23bの下部には径を小径する方向にフランジ状の掛止段部23cが形成されている。加えて言うと、上部開口の孔径R1が下部開口の孔径R2よりも大きく形成されていることにより、その境界部分には掛止段部23cが形成される。
【0012】
次に、図4中の符号3・3・3・・・はハンガーを示し、合成樹脂等からなり、衣類が掛けられる衣類掛け部31・31・31・・・と、掛止部32・32・32・・・とから構成されている。
【0013】
さらに、説明すると、上記の衣類掛け部31・31・31・・・は衣類の肩部分を支持するものであり、肩の大きさ、形に類似させて形成されている。また、衣類掛け部31・31・31・・・の中央上部は上方に延出され、この延出部分には延出部32a・32aと、延出部32a・32aの先端に設けられた支柱32b・32bと、この支柱32b、32bの上部に設けられた掛止球部32c・32cとが一体形成されている。
【0014】
尚、延出部32a・32aは掛止孔23b・23bの下部開口の孔径R2よりもやや小さい径であり、また、支柱32a・32aは、掛止孔23b・23bの下部開口の孔径R2より大きく、且つ、掛止孔23b・23bの上部開口の孔径R1よりも小さきな径で形成されている。さらに、掛止球部32cは、挿入孔23aの径よりも小さく、且つ、掛止孔23b・23bの上部開口の孔径R1よりも大きな径で形成されている。
【0015】
上記構成の衣類吊持用ハンガー1は以下のように使用される。
先ず、図1、図5に示すように、吊持部材2に吊持されているハンガー3・3・3・・・のうちの衣類を掛けようとする所望のハンガー3を上方に持ち上げて、支柱32b・32bの下縁部と掛止段部23c・23cとの掛止状態を解除する。そして、この持ち上げた状態で吊持部材2の長手方向に沿って掛止部32・32を挿入孔23a・23aの位置まで移動させる。そして、挿入孔23a・23aから下方に引き抜き、所望のハンガー3を吊持部材2から外す。
【0016】
そして、吊持部材2から取り外されたハンガー3にはセータ等の衣類が掛けられる。例えば、セータをハンガー3に掛ける場合には、セータの胴回り開口からハンガー3の衣類掛け部31をセータ内に挿入して、掛止部32・32を丸首開口から外に出す。そして、この掛止部32・32を、棒体21・21にある掛止穴23・23の挿入孔23a・23aに挿入し、この挿入した掛止部32を掛止孔23b・23bの位置にずらし、支柱32b・32bの下縁部を掛止段部23c・23cに掛止させる。これによって、衣類が掛けられた状態でハンガー3が吊持部材2に吊持される。
【0017】
即ち、吊持部材2に取り付けられている複数個のハンガー3・3・3・・・の中から所望のハンガー3が取り外せるので、吊持部材2に取り付けられている他のハンガー3・3・3・・が邪魔にならず衣類を掛けることができ、扱い易いものとなる。加えて、吊持部材2から分離されたハンガー3はセータの胴回りの開口から内部に挿入して衣類掛け部31の上縁部分に衣類の肩部分を支持することができるので、首穴の小さい衣類であっても首穴部分が伸びず型崩れしない。
【0018】
また、吊持部材2の棒体21・21は連結杆22・22で回動自在に連結され、ハンガー3・3・3・・・・の掛止部32・32が回動自在に棒体21・21に掛止されているので、衣類吊持用ハンガー1を使用しないときには、折り畳んで狭い保管場所に収納することができ、より扱い易いものとなる。
【0019】
【発明の効果】
請求項1に係る衣類吊持用ハンガーによれば、吊持部材に吊持されている複数のハンガーは、衣類掛け部が掛止部を介して吊持部材に着脱自在に吊持されているので、衣類をハンガーに掛けようとするときには掛けようとするハンガーを吊持部材から取り外し、この取り外したままで衣類を掛けることができる。これによって、衣類を掛けるときに、吊持部材に取り付けられている他のハンガーが邪魔にならず衣類を掛けることができるとともに、吊持部材から分離したハンガーが衣類の胴回り開口から内部に挿入することができるので、首穴の小さい衣類であっても首穴部分が伸びず型崩させずに衣類を掛けることができ、一層、扱い易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衣類吊持用ハンガーの斜視図である。
【図2】衣類吊持用ハンガーの吊持部材の要部拡大平面図である。
【図3】衣類吊持用ハンガーの吊持部材の要部拡大断面図である。
【図4】衣類吊持用ハンガーに吊持されているハンガーの正面図である。
【図5】衣類吊持用ハンガーの吊持部材とハンガーとの吊持状態の説明図である。
【図6】従来の衣類吊持用ハンガーの斜視図である。
【符号の説明】
1 衣類吊持用ハンガー
2 吊持部材
21 棒体
22 連結杆
23 掛止穴
23a 挿入孔
23b 掛止孔
3 ハンガー
31 衣類掛け部
32 掛止部
32a 延出部
32b 支柱
32c 掛止球部
Claims (1)
- 衣類掛け部の中央部分から複数の掛止部を上方に延出してなるハンガーと、このハンガーを複数並べて掛止部の夫々の列を形成する状態で配置された各列状の掛止部を支持し、互いに平行に配置された複数の棒体からなる吊持部材とを備え、
棒体には、所定の間隔で上面から下面に向かって、挿入孔とこの挿入孔よりもやや径の小さな掛止孔とを連通させ形成してなる平面視略瓢箪形状の掛止穴が形成されているとともに、掛止孔の下部には径を小径する方向にフランジ状の掛止段部が形成されており、
ハンガーの掛止部が、衣類掛け部から上方に延出された延出部と、延出部の先端に設けられた支柱と、支柱の上部に設けられた掛止球部とを有するとともに、延出部の径は掛止孔の下部開口の孔径よりもやや小さく形成され、支柱の径は掛止孔の下部開口の孔径よりも大きく、且つ、掛止孔の上部開口の孔径よりも小さく形成され、掛止球部の径は挿入孔の孔径よりも小さく、且つ、掛止孔の上部開口の孔径よりも大きく形成されており、
掛止部を挿入孔の下部開口から挿入して掛止孔の位置にずらし、支柱の下縁部を掛止段部に掛止することにより、吊持部材がハンガーを吊持することを特徴とする衣類吊持用ハンガー。
Priority Applications (1)
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JP24713895A JP3721217B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 衣類吊持用ハンガー |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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JP24713895A Expired - Lifetime JP3721217B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 衣類吊持用ハンガー |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1995
- 1995-09-26 JP JP24713895A patent/JP3721217B2/ja not_active Expired - Lifetime
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