JP3720793B2 - デジタル放送疑似信号発生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上デジタル放送波の伝送性能を確認するためにデジタル放送疑似信号を発生するデジタル放送疑似信号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地上デジタル(テレビジョン)放送(ISDB−T:Terrestrial Integrated Services Digital Broadcasting)は、2003年から関東、近畿及び中京広域圏で、また、2006年までにその他の地域で本放送開始が予定されている。
【0003】
このため共聴用機器、CATV伝送機器、TV受信機等では、既に地上デジタル放送波の伝送に対応した機器の検討や開発が進められている。すなわち、伝送路は複数の地上デジタル放送信号を伝送しなければならず、また、受信機は複数の地上デジタル放送信号を受信して目的の1波を正常に受信しなければならない。このため最終的には実際に複数の地上デジタル放送波を受信伝送した地上デジタル放送波伝送性能の確認が必要であり、地上デジタル放送開始後の電波発射状況をシミュレートした信号が必要になる。
【0004】
地上デジタル放送開始後の電波発射状況をシミュレートした複数の地上デジタル放送波を生成するには、現在、以下の3つの方法が考えられる。
【0005】
(1) 地上デジタル放送変調器を複数台用意する。
【0006】
(2) 図10に示すように1台の地上デジタル放送変調器(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)変調器)1の出力を、複数のRFコンバータ(周波数コンバータ)2によりそれぞれ設定チャンネルの周波数に変換して出力する。
【0007】
(3) 東京パイロット実験協議会が発射している地上デジタル試験放送を受信し、複数の周波数コンバータで複数の周波数に変換して出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記3つの方法によって地上デジタル放送波伝送性能の確認試験を行なうことができるが、次のような問題がある。
【0009】
上記(1)の方法は最も理想的であるが、実際の放送用変調器を複数台使用するので非常に高価になる。
【0010】
(2)の方法は、1台の地上デジタル放送変調器1の出力を複数のRFコンバータ2で周波数変換するので、その出力信号は複数の同期した同一スペクトルの信号、すなわち、シンボルのタイミングや変調まで全く同じ信号となり、地上デジタル放送開始後の実際の電波発射状況と異なってしまい、実際の状況に即した試験ができない。
【0011】
(3)の方法は、空中に発射された電波を受信するので、場所によって安定度やC/N比(Carrier to Noise ratio)が異なる等の問題がある。
【0012】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、安価に構成でき、かつ、実際の状況に即した試験を行なうことができるデジタル放送疑似信号発生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係るデジタル放送の疑似信号発生装置は、ランダムデータをQPSKあるいはQAM変調したOFDM信号のキャリアを複素数データとするステップと、前記各キャリアを逆フーリエ変換して複素数の時間波形データとして出力するステップと、前記時間波形データに対し、OFDMシンボル期間の後端部におけるキャリア波形をOFDMシンボルの前端にカードインターバルとして付加するステップと、前記ガードインターバルを付加したOFDM信号を4倍の周波数にアップサンプルするステップと、前記アップサンプルしたOFDM信号を直交変調するステップと、前記直交変調後の信号に対して帯域外スぺクトラムを除去して最終的なOFDMの時間波形データを得るステップよりなるソフトウェア処理により予め生成した前記波形データを記憶する波形バンク部と、高速メモリと、前記波形バンク部の記憶データを読出して前記高速メモリに記憶する記憶手段と、前記高速メモリに記憶した波形データを繰り返して読出す読出手段と、前記の読出手段により繰り返して読出される波形データをアナログ信号に変換し連続的に出力する任意波形発生手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】
また、第2の発明に係るデジタル放送の疑似信号発生装置は、前記第1に発明に記載のステップにより、異なるOFDMパラメータで生成された複数の波形データをそれぞれ記憶する複数のメモリからなる波形バンク部と、前記波形バンク部の任意のメモリを選択する波形選択手段と、前記波形選択手段により選択されたメモリの記憶データを読出す第1の読出手段と、前記第1の読出手段により読出された波形データを記憶する高速メモリと、前記高速メモリに記憶された波形データを繰り返して読出す第2の読出手段と、前記第2の読出手段により繰り返して読出される波形データをアナログ信号に変換し連続的に出力する任意波形発生手段を具備したことを特徴とする。
【0015】
上記のようにデジタル放送疑似信号波形データを波形バンク部に予め記憶し、この波形バンク部に記憶したデータに基づいて連続した波形データを発生することにより、安価に構成することができる。また、波形バンク部に複数の波形データを記憶して任意に選択できる構成とすることにより、各チャンネル別に異なる波形のデジタル放送疑似信号を発生でき、実際の状況に即した試験を行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0017】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るデジタル放送疑似信号発生装置の全体の構成を示すブロック図である。図1において、11は任意波形発生部で、クロック生成部12から4×512/63MHz(32.507936…MHz)のクロックが入力される。上記任意波形発生部11は、上記クロックに同期して波形バンク部13に対するアドレスを生成し、このアドレスにより波形バンク部13から波形データを読出して高速の内部メモリに記憶し、この内部メモリに記憶した波形データを繰り返し読出して次段のIFコンバータ14に出力するもので、その詳細については後述する。
【0018】
上記クロック生成部12は、内部に例えば水晶振動子等の10MHzのクロックを発生する発振素子17を備え、この発振素子17のクロックと外部から入力される10MHzの外部基準信号とを任意に切換えて使用できるようになっている。
【0019】
クロック生成部12は、10MHzの外部基準信号あるいは発振素子17の出力信号に基づいて4×512/63MHz(32.507936…MHz)のクロックと512/63+37.15MHz(45.276984…MHz)のクロックを生成し、4×512/63MHz(32.507936…MHz)のクロックを任意波形発生部11に入力し、512/63+37.15MHz(45.276984…MHz)のクロックをIFコンバータ14に局部発振信号として入力する。
【0020】
波形バンク部13は、複数のメモリ例えば16個のEPROMを備え、各EPROMにそれぞれデジタル放送疑似信号波形データすなわちOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)信号を予め登録している。上記各EPROMに登録するOFDM信号は、モード、ガードインターバル、変調方式について、ISDB−T(Terrestrial Integrated Services Digital Broadcasting:地上デジタル放送)の仕様に準拠し、ランダムデータで変調された複数のシンボルからなっている。この各EPROMに登録するOFDM信号の生成方法については詳細を後述する。また、波形バンク部13における16個のEPROMは、フロントパネル部15に設けた16個の波形選択ボタンによって選択できるようになっている。
【0021】
上記フロントパネル部15の波形選択ボタンが操作されると、対応するEPROMが選択され、このEPROMが任意波形発生部11によりアドレス指定されて予め登録されている波形データが読出される。
【0022】
任意波形発生部11は、波形バンク部13から読出した波形データを高速の内部メモリに記憶した後、この内部メモリから繰り返して読出し、順次D/A変換して中心周波数512/63MHz(8.126985…MHz)の信号を生成し、IFコンバータ14に入力する。IFコンバータ14は、任意波形発生部11から入力される中心周波数512/63MHz(8.126985…MHz)の信号とクロック生成部12からの局部発振周波数512/63+37.15MHz(45.276984…MHz)の信号との差をとり、37.15MHzを中心とするIF周波数(中間周波数)に変換してRFコンバータ16に出力する。
【0023】
また、RFコンバータ16には、10MHzの外部基準信号及びチャンネル設定信号が入力される。RFコンバータ16は、内部にクロック生成部を備えている。このクロック生成部は、上記図1におけるクロック生成部12と同様に、内部発振素子による10MHzのクロックと外部から入力される10MHzの外部基準信号とを任意に切換えて必要な同期クロックを生成している。
【0024】
RFコンバータ16は、内部のクロック生成部で生成した同期クロックに同期して動作し、IFコンバータ14から入力されるIF信号をチャンネル設定信号に従って指定TVチャンネルの周波数に変換し、デジタル放送疑似信号として出力する。
【0025】
RFコンバータ16におけるチャンネル設定、すなわち、90MHzから770MHzまでの周波数を使用する有線テレビジョン放送の搬送波の周波数は、93MHzから767MHzまで、例えば93MHz、99MHz、105MHz、…、…、767MHzと、6MHzの間隔で設定された周波数のうちから選定し、かつ、その周波数よりも1/7MHz(=142.857…kHz)だけ高い方へずらして配置する。また、デジタル放送の標準方式の使用する周波数帯域は5.6MHzである。なお、RFコンバータ16は、上記有線テレビジョン放送法施行規則で規定された周波数と、1/7MHzを加えない周波数の切換えができるようになっている。
【0026】
また、図2は搬送波の変調波スペクトルの許容範囲を示したものである。搬送波の周波数に対し、±2.79MHzにおける相対減衰量は0dB、±2.86MHzにおける相対減衰量は−20dB、±3.00MHzにおける相対減衰量は−27dB、±4.36MHzにおける相対減衰量は−50dBとなっている。
【0027】
図3は、波形バンク部13の各EPROMに登録するOFDM信号の生成方法について示したものである。図3において、21はランダムデータ生成/マッピング手段で、例えば数値演算ソフトのランダム関数を用いてランダムデータを生成する。また、ランダムデータ生成/マッピング手段21では、上記ランダムデータにより例えばQPSK変調あるいはQAM変調し、デジタル放送疑似信号のキャリアとして出力する。このキャリアは、複素数のデータ(Re:実数、Im:虚数)として出力される。
【0028】
上記ランダムデータ生成/マッピング手段21から出力されるキャリアは、逆フーリエ変換(IFFT)手段22により、複素数の時間波形データとして出力される。
【0029】
上記逆フーリエ変換手段22で時間波形生成後、ガードインターバル付加手段23により、OFDMシンボルの後端部をOFDMシンボルの前端にガードインターバルとして付加する。このガードインターバルを付加することで、OFDM信号のスぺクトラムが広がるので、スぺクトラム制限手段24により、デジタルLPFにて帯域外スぺクトラムを除去する。
【0030】
上記スぺクトラム制限手段24で帯域外スぺクトラムを除去した信号を4倍アップサンプル手段25にて4倍の周波数にアップサンプルし、4倍アップサンプルフィルタ26を介して取り出す。これは最終的に512/63MHz(8.126985…MHz)の中心周波数の信号を得るための処理である。
【0031】
そして、4倍アップサンプルフィルタ26の出力信号を直交変調手段27で直交変調し、中心周波数が512/63MHz(8.126985…MHz)のOFDM信号(時間波形)を得ている。直交変調手段27は、sin 及びcos の信号を局部発振周波数の信号として使用し、直交変調する。この直交変調後の信号に対し、スぺクトラム制限手段28により帯域外スぺクトラムを除去し、最終的なOFDMの時間波形信号として取り出し、上記波形バンク部13に記憶する。
【0032】
上記OFDM信号の生成では、ランダムデータ生成/マッピング手段21等において、ISDB−Tに準拠したOFDMパラメータを設定し、複数種類の波形信号を生成し、波形バンク部13に設けられている複数の不揮発性メモリ例えばEPROM131に登録する。従って、EPROM131を選択することによって任意の波形を選択することができる。
【0033】
ISDB−Tに準拠したOFDMパラメータは、
キャリア変調方式:DPQSK、QPSK、16QAM、64QAM、
キャリア数:Mode 1:1405本、Mode 2:2809本、Mode3:5617本、
ガードインターバル:1/32、1/16、1/8、1/4、
となっている。また、シンボル数は、Mode 1でガードインターバルが1/32のとき「31シンボル」、Mode 3でガードインターバルが1/4のとき「6シンボル」である。
【0034】
波形バンク部13に登録するOFDM信号は、ISDB−Tに完全に準拠する必要はないが、例えばMode、FFT周期、変調方式、ガードインターバル長についてISDB−Tに準拠することで、振幅特性の特徴をISDB−TのOFDM信号と同様にする。
【0035】
図4は、波形バンク部13のEPROMに登録するOFDM信号として12種類のパターンを生成する場合のパラメータ設定例について示したものである。すなわち、モード3種類(Mode 1〜Mode 3)、キャリア変調方式2種類(QPSK、64QAM)、ガードインターバル2種類(1/32、1/4)を組み合わせて12種類の信号パターンを設定している。
【0036】
上記波形バンク部13におけるEPROMとして4Mbitのメモリを使用すれば、OFDM信号(Mode 1、ガードインターバル1/32)を31シンボル出力することができる。
【0037】
次に、図1における任意波形発生部11を中心とする主要部の詳細な構成について図5を参照して説明する。
【0038】
任意波形発生部11は、コントロールロジック111、高速メモリであるSRAM112、D/A変換器113、及びLPF114からなり、クロック生成部12で生成された4×512/63MHz(32.507936…MHz)のクロックがコントロールロジック111に入力される。波形バンク部13に登録するOFDM信号は、図3の4倍アップサンプル手段25で4倍にアップサンプルされているので、クロック生成部12では、データサンプリングクロックとして、4×512/63MHz(32.507936…MHz)のクロックを生成している。任意波形発生部11は、波形バンク部13のEPROM131に対するデータの読出し制御を行なうと共に、SRAM112に対するデータの書込み/読出し制御を行なう。
【0039】
波形バンク部13のEPROM131としては、例えば256kWordのものを使用する。256kWordのEPROM131を使用した場合、Mode1で、31〜25シンボル、Mode 2で15〜12シンボル、Mode 3で7〜6シンボル登録できる。上記EPROM131に登録できるシンボル数は、ガードインターバルのサイズによって変化する。
【0040】
EPROM131のアクセスタイムは150nsec程度であり、読出し最大速度は最大6.7MHzまでである。このためEPROM131からは、4×512/63MHz(32.507936…MHz)の速度で読出すことができないので、コントロールロジック111はEPROM131に登録されたOFDM信号をSRAM112にコピーし、このSRAM112からD/A変換器113に出力している。SRAM112のアクセスタイムは15nsecで66.7MHzまでの速度で読出すことが可能である。
【0041】
従って、コントロールロジック111は、EPROM131のデータを読出すときは遅いクロックで、例えば4×512/63MHz(32.507936…MHz)のサンプリングクロックを1/16に下げてアドレスを生成し、SRAM112をアクセスするときは4×512/63MHzのサンプリングクロックを使用する。
【0042】
コントロールロジック111は、図1のフロントパネル部15の波形選択ボタンが押されてEPROM131が選択されたときにアドレスを生成し、上記選択されたEPROM131から登録データを読出してSRAM112に書込む。その後は、SRAM112に記憶したデータを繰り返し読出してD/A変換器113に入力する。D/A変換器113は、4×512/63MHz(32.507936…MHz)のサンプリングクロックでD/A変換して出力する。この変換出力には、8.127MHz(512/63MHz)を中心とするOFDM信号と、そのイメージである24.381MHzの信号が含まれる。このためD/A変換器113の出力信号をLPF114に入力し、24.381MHzのイメージ信号を10dB以上抑圧してIFコンバータ14に出力する。
【0043】
IFコンバータ14は、IFミキサ141、SAWフィルタ142、及びアンプ143からなり、クロック生成部12で生成された512/63+37.15MHz(45.276984…MHz)の局部発振周波数の信号が入力される。
【0044】
IFミキサ141は、D/A変換器113からLPF114を介して出力される8.127MHzのOFDM信号を37.15MHzを中心とするIF周波数の信号に変換する。IFミキサ141で変換されたIF周波数の信号には、図6の周波数スぺクトラムに示すように37.15MHzを中心とする34.37〜39.93MHzのIF周波数と、53.404MHzを中心とする50.62〜56.18MHzの周波数のイメージ信号が含まれるので、このイメージ信号をSAWフィルタ142により除去する。
【0045】
SAWフィルタ142は、中心周波数が37.15MHzで5.56MHzの帯域幅を持つOFDM信号に対し、中心周波数が53.404MHzで5.56MHzの帯域幅を持つイメージ信号を例えば60dB程度抑圧している。
【0046】
上記SAWフィルタ142によってOFDM信号が減衰するので、アンプ143により増幅し、IF周波数のOFDM信号としてIFコンバータ14より出力する。
【0047】
上記IFコンバータ14から出力されるOFDM信号は、図1に示したようにRFコンバータ16で設定チャンネルの周波数に変換されて出力される。
【0048】
上記のようにそれぞれ異なるパラメータにより設定されたデジタル放送疑似信号波形データを波形バンク部13に予め記憶し、この波形バンク部13に記憶したデータに基づいて任意波形発生部11により連続した波形データを発生することにより、非常に簡単な構成で安価に構成することができる。また、波形バンク部13に複数の波形データを記憶し、任意波形発生部11により任意に選択できる構成とすることにより、各チャンネル別に異なる波形のデジタル放送疑似信号を発生でき、実際の状況に即した試験を行なうことが可能となる。
【0049】
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。
【0050】
図7は、本発明の第2実施形態に係るデジタル放送疑似信号発生装置の構成を示すブロック図である。この第2実施形態は、任意波形発生部11のSRAM112に書込む波形データ(OFDM信号)を波形バンク部13のEPROM131からだけでなく、メモリカードあるいはインターネットを利用して書替えできるようにしたものである。
【0051】
図7において、31はインターフェースコントローラで、このインターフェースコントローラ31には、キーボード32、表示装置33、メモリ34が接続されると共に、インターネットにアクセスするためのネットワークインターフェース35及びメモリドライブ例えばメモリカードに対するメモリカードドライブ36が接続される。このメモリカードドライブ36は、例えばATAPI(Advanced Technology Attachment Packet Interface)の規格を用いたもので、メモリカード37に記憶されたデータを読取ってインターフェースコントローラ31に出力する。
【0052】
上記メモリカード37には、例えばFAT(File Allocation Table)12、V−FAT、FAT16、FAT32等のDOS互換ファイルシステムにより、複数のデジタル放送疑似信号波形データ(OFDM信号)がそれぞれ異なるファイル名で予め登録される。上記メモリカード37に登録する波形データは、上記波形バンク部13のEPROM131に登録されている波形データと同様のものである。
【0053】
また、ネットワークインターフェース35は、外部の端末装置からFTP(File Transfer Protocol:ファイル転送プロトコル)によりインターネット経由で送られてくる波形データを受信し、インターフェースコントローラ31に出力する機能を有している。
【0054】
また、上記インターフェースコントローラ31には、複数の疑似信号発生部41a〜41nが接続される。上記各疑似信号発生部41a〜41nは、任意波形発生部11、EPROM131及びゲート回路42からなっている。任意波形発生部11は、第1実施形態の図5で説明したようにコントロールロジック111、SRAM112、D/A変換器113及びLPF114からなっている。
【0055】
上記インターフェースコントローラ31は、疑似信号発生部41a〜41nのゲート回路42にアドレス及び波形データを出力すると共に、ゲート回路42及びコントロールロジック111に書込みイネーブル信号WE1〜WEnを出力する。また、インターフェースコントローラ31は、上記コントロールロジック111にHALT信号及びTEST信号を出力する。
【0056】
上記疑似信号発生部41a〜41nのゲート回路42は、書込みイネーブル信号WE1〜WEnがアクティブになると、インターフェースコントローラ31から与えられるアドレス及び波形データをコントロールロジック111に出力する。コントロールロジック111は、インターフェースコントローラ31から与えられる書込みイネーブル信号WE1〜WEn及びゲート回路42を介して与えられるアドレスに従ってSRAM112に対する波形データの書込み制御を行なう。
【0057】
また、コントロールロジック111は、HALT信号がアクティブになると信号発生動作を停止する機能を有すると共に、TEST信号がアクティブになるとデジタル放送疑似信号の中心周波数を持つ正弦波、すなわち、シングルトーンの疑似信号を出力する機能を有している。
【0058】
また、インターフェースコントローラ31は、メモリカード37に記憶された複数のデータファイルをキーボード32からの指示により選択し、疑似信号発生部41a〜41nに任意に転送できるようになっている。上記データ転送の確認は、表示装置33の画面上で確認することができる。
【0059】
次に上記第2実施形態の動作を説明する。先ず、メモリカード37を利用してSRAM112に波形データを書込む場合の動作について図8に示すフローチャートを参照して説明する。図8は、インターフェースコントローラ31の処理動作を示すフローチャートである。
【0060】
予めメモリカード37に対し、DOS互換ファイルシステムにより、複数のデジタル放送疑似信号波形データ(OFDM信号)をそれぞれ異なるファイル名で登録しておく。
【0061】
また、インターフェースコントローラ31において、上記メモリカード37に登録された複数の波形データのうち、任意波形データのファイル名をキーボード32により選択し、所定の疑似信号発生部41a〜41nに転送するように設定する。このデータ転送の設定は、表示装置33の画面上で確認しながら行なう。
【0062】
その後、上記メモリカード37をメモリカードドライブ36に装着する。インターフェースコントローラ31は、メモリカード37がメモリカードドライブ36に装着されると、メモリカード37に登録されている波形データを自動的にあるいはユーザの指示に基づいて読出し、メモリ34に一時記憶する(ステップA1)。インターフェースコントローラ31は、メモリ34に一時記憶した波形データを、予め設定されたデータ転送内容に基づいて疑似信号発生部41a〜41nへ転送する。
【0063】
インターフェースコントローラ31は、上記データ転送処理を行なう場合、先ず、データ転送先の疑似信号発生部、例えば疑似信号発生部41aに対する書込みイネーブル信号WE1をアクティブにする(ステップA2)。この結果、疑似信号発生部41aのゲート回路42がオープンになると共に、コントロールロジック111が動作を開始し、アドレスデータをインターフェースコントローラ31に送る。
【0064】
インターフェースコントローラ31は、疑似信号発生部41aからアドレスデータが送られてくるまで待機し(ステップA3)、アドレスデータが送られてくると、そのアドレスデータに従い、上記メモリ34に一時記憶している波形データを疑似信号発生部41aのゲート回路42を介してコントロールロジック111へ送出する(ステップA4)。コントロールロジック111は、インターフェースコントローラ31から送られてきた波形データをアドレスデータに基づいてSRAM112に書込み、その書込みを終了すると、書込み終了信号をインターフェースコントローラ31に通知する。
【0065】
インターフェースコントローラ31は、疑似信号発生部41aから上記書込み終了通知が送られてくるまで待機し(ステップA5)、書込み終了通知が送られてくると、書込みイネーブル信号WE1を非アクティブの状態に戻すと共に、メモリ34に記憶している波形データが全て疑似信号発生部41a〜41nへ転送されたかどうかを判断し(ステップA6)、未だ波形データが残っていれば上記ステップA2に戻り、データ転送の設定内容に従ってデータを転送する次の疑似信号発生部に対する書込みイネーブル信号WEをアクティブにし、波形データの転送処理を実行する。
【0066】
以下、同様にして波形データの転送処理が行なわれ、ステップA6において、全ての各疑似信号発生部41a〜41nに対する波形データの転送が終了したと判断されると、データ転送処理を終了する。
【0067】
その後、疑似信号発生部41a〜41nは、上記第1実施形態で示したように任意波形発生部11にて、SRAM112に登録された波形データを繰り返し読出してD/A変換器113に入力し、アナログ信号に変換した後、LPF114を介して図1、図5に示したIFコンバータ14へ出力する。
【0068】
上記のように疑似信号発生部41a〜41nのSRAM112に登録する波形データをメモリカード37を利用して容易に書替えることができ、例えばEPROM131に予め登録した波形データのバグを修正したり、バージョンアップする場合などに容易に対応することができる。従って、波形データの書替えにより、例えば欧州のデジタル地上波テレビジョン放送であるDVB−T方式、あるいは米国のデジタル地上波テレビジョン放送であるATSC方式等にも容易に対応させることが可能である。また、メモリカード37は非常に小さくて容易に携帯できるので、例えば実験室にて各種のテストを行なう場合や、遠隔地へ出張サービスする場合等においても、SRAM112に登録する波形データを容易に書替えることができる。
【0069】
なお、以上の説明では、予めインターフェースコントローラ31において、メモリカード37に登録された複数の波形データのうち、任意波形データのファイル名をキーボード32により選択して所定の疑似信号発生部41a〜41nに転送するように設定した場合について説明したが、データ転送の設定は行なわず、メモリカード37の記憶データをインターフェースコントローラ31により読出した際、そのデータファイル名を表示装置33に表示し、ユーザがキーボード32の操作により任意に選択して所定の疑似信号発生部41a〜41nに転送するようにしても良い。
【0070】
次に、インターネットを利用してSRAM112に波形データを書込む場合の動作について説明する。
【0071】
デジタル放送疑似信号発生装置が製造会社から遠隔した場所に設置されている場合には、例えば製造会社に設置されているパーソナルコンピュータ等の端末装置からインターネットを利用して波形データを転送する。
【0072】
上記端末装置は、予め転送しようとするデジタル放送疑似信号波形データ(OFDM信号)を指定のファイル名で用意し、インターネットにより転送先のデジタル放送疑似信号発生装置におけるネットワークインターフェース35のアドレスを指定し、FTP(File Transfer Protocol)で転送する。また、同時に端末装置は、FTPによるデータ転送命令が記述されたファイルを指定のファイル名で、インターフェースコントローラ31内の指定のディレクトリに転送する。
【0073】
ネットワークインターフェース35は、端末装置からインターネット経由で送られてくる自己アドレスのデータファイルを受信し、インターフェースコントローラ31に出力する。インターフェースコントローラ31は、受信したデータ転送命令に従って波形データを疑似信号発生部41a〜41nに転送する。この場合、インターフェースコントローラ31において、予め指定ファイル名のデータをキーボード32の操作により選択し、所定の疑似信号発生部41a〜41nに転送するように設定しても良い。また、端末装置から送られてきたデータファイル名を表示装置33に表示し、ユーザがキーボード32の操作により選択して任意の疑似信号発生部41a〜41nに転送するようにしても良い。
【0074】
疑似信号発生部41a〜41nは、端末装置からネットワークインターフェース35及びインターフェースコントローラ31を介して送られてきた波形データをSRAM112に登録する。その後、各疑似信号発生部41a〜41nは、SRAM112に登録された波形データに基づいて疑似信号を発生する。
【0075】
上記のように疑似信号発生部41a〜41nのSRAM112に登録する波形データをインターネットを利用して容易に書替えることができ、上記メモリカード37の場合と同様にEPROM131に予め登録した波形データのバグを修正したり、バージョンアップする場合などに容易に対応することができる。特に遠隔地に設置したデジタル放送疑似信号発生装置に対して波形データを書替える場合に大きな効果を発揮することができる。
【0076】
また、上記第2実施形態では、インターフェースコントローラ31から出力する任意の疑似信号発生部41a〜41nに対するHALT信号をアクティブにすることで、疑似信号の発生を停止することができる。
【0077】
また、インターフェースコントローラ31から出力する任意の疑似信号発生部41a〜41nに対するTEST信号をアクティブにすることで、デジタル放送疑似信号の中心周波数を持つ正弦波、すなわち、シングルトーン(単一周波数)の疑似信号を出力させることができる。
【0078】
なお、上記第2実施形態では、波形データを記憶させる記憶媒体としてメモリカード37を用いた場合について説明したが、例えばフラッシュメモリ、MO、CD等、各種可搬型の記憶媒体を使用することができる。
【0079】
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。
【0080】
図9は、本発明の第3実施形態に係るデジタル放送疑似信号発生装置の構成を示すブロック図である。この第3実施形態は、上記第2実施形態の各疑似信号発生部41a〜41nに設けられている波形バンク部13のEPROM131に代えて、例えばEEPROM等の電気的にデータの再書込みが可能な不揮発性メモリ51を使用し、この不揮発性メモリ51に予め登録されている波形データをメモリカード37に記憶した波形データ、あるいはインターネット経由で送られてきた波形データにより更新できるようにしたものである。上記各不揮発性メモリ51のデータバスとアドレスバスは、コントロールロジック111及びゲート回路42に接続される。また、インターフェースコントローラ31から出力される書込みイネーブル信号WE1〜WEnは、疑似信号発生部41a〜41nのゲート回路42及び不揮発性メモリ51に与えられる。その他の構成は、第2実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0081】
上記の構成において、インターフェースコントローラ31は、データ転送処理を行なう場合、先ず、データ転送先の疑似信号発生部、例えば疑似信号発生部41aに対する書込みイネーブル信号WE1をアクティブにする。この結果、疑似信号発生部41aのゲート回路42がオープンになり、データ転送先の不揮発性メモリ51のデータバスとアドレスバスがゲート回路42を介してインターフェースコントローラ31に接続される。また、上記書込みイネーブル信号WE1により、不揮発性メモリ51がデータの書込み可能状態になる。
【0082】
インターフェースコントローラ31は、上記の状態でメモリカード37から記憶データの読出しを行ない、あるいは端末装置からインターネット経由で送られてくる波形データを受信してメモリ34に一時記憶し、アドレスデータと波形データを疑似信号発生部41aのゲート回路42を介して不揮発性メモリ51に転送する。この結果、インターフェースコントローラ31から転送されたアドレスデータの通りに不揮発性メモリ51に波形データが登録される。すなわち、不揮発性メモリ51に予め登録されている波形データが更新される。
【0083】
以下、同様にしてインターフェースコントローラ31は、全ての疑似信号発生部41a〜41nの不揮発性メモリ51に対し、予め記憶されている波形データを更新する。
【0084】
上記のようにして疑似信号発生部41a〜41nの不揮発性メモリ51に登録された波形データは、それぞれコントロールロジック111により読出されてSRAM112に書込まれる。その後、各疑似信号発生部41a〜41nは、SRAM112に書込まれた波形データに基づいて疑似信号を発生する。
【0085】
上記第3実施形態によれば、不揮発性メモリ51に登録した波形データは、デジタル放送疑似信号発生装置の電源をオフした場合でもそのまま保持されるので、波形データの変更がなければ再書込みを行なう必要はない。このためデジタル放送疑似信号発生装置の電源をオンした場合に、不揮発性メモリ51に登録した波形データをコントロールロジック111により読出してSRAM112に書込むだけで良く、インターフェースコントローラ31を動作させる必要がないので、デジタル放送疑似信号を効率良く発生することができる。
【0086】
なお、上記第2実施形態及び第3実施形態では、ネットワークインターフェース35とメモリカードドライブ36の両方を設けた場合について示したが、何れか一方のみを設けても良いことは勿論である。
【0087】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、それぞれ異なるパラメータにより設定されたデジタル放送疑似信号の波形データを波形バンク部に予め記憶し、この波形バンク部に記憶したデータに基づいて連続した波形データを発生するようにしたので、非常に簡単な構成で安価に構成することができる。また、波形バンク部に複数の波形データを記憶して任意に選択できる構成とすることにより、各チャンネル別に異なる波形のデジタル放送疑似信号を発生でき、実際の状況に即した試験を行なうことが可能となる。また、最初に登録した波形データをメモリカード等の記憶媒体、あるいはインターネット等を通じて書替えることができ、バージョンアップ等に容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るデジタル放送疑似信号発生装置の全体構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における搬送波の変調波スペクトルの許容範囲を示す図。
【図3】同実施形態における波形バンク部に登録するOFDM信号の生成方法を示す図。
【図4】同実施形態における波形バンク部に登録するOFDM信号のパラメータ設定例を示す図。
【図5】同実施形態における任意波形発生部を中心とする主要部の詳細な構成を示すブロック図。
【図6】同実施形態におけるIFコンバータのIFミキサによる周波数変換後のスぺクトラムを示す図。
【図7】本発明の第2実施形態に係るデジタル放送疑似信号発生装置の構成を示すブロック図。
【図8】同実施形態の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図9】本発明の第3実施形態に係るデジタル放送疑似信号発生装置の全体構成を示すブロック図。
【図10】従来の地上デジタル放送信号の作成例を示す図。
【符号の説明】
11…任意波形発生部
12…クロック生成部
13…波形バンク部
14…IFコンバータ
15…フロントパネル部
16…RFコンバータ
17…発振素子
21…ランダムデータ生成/マッピング手段
22…逆フーリエ変換手段
23…ガードインターバル付加手段
24…スぺクトラム制限手段
25…4倍アップサンプル手段
26…4倍アップサンプルフィルタ
27…直交変調手段
28…スぺクトラム制限手段
31…インターフェースコントローラ
32…キーボード
33…表示装置
34…メモリ
35…ネットワークインターフェース
36…メモリカードドライブ
37…メモリカード
41a〜41n…疑似信号発生部
42…ゲート回路
51…不揮発性メモリ
111…コントロールロジック
112…SRAM
113…D/A変換器
114…LPF
131…EPROM
141…IFミキサ
142…SAWフィルタ
143…アンプ
Claims (2)
- ランダムデータをQPSKあるいはQAM変調したOFDM信号のキャリアを複素数データとするステップと、前記各キャリアを逆フーリエ変換して複素数の時間波形データとして出力するステップと、前記時間波形データに対し、OFDMシンボル期間の後端部におけるキャリア波形をOFDMシンボルの前端にカードインターバルとして付加するステップと、前記ガードインターバルを付加したOFDM信号を4倍の周波数にアップサンプルするステップと、前記アップサンプルしたOFDM信号を直交変調するステップと、前記直交変調後の信号に対して帯域外スぺクトラムを除去して最終的なOFDMの時間波形データを得るステップよりなるソフトウェア処理により予め生成した前記波形データを記憶する波形バンク部と、高速メモリと、前記波形バンク部の記憶データを読出して前記高速メモリに記憶する記憶手段と、前記高速メモリに記憶した波形データを繰り返して読出す読出手段と、前記の読出手段により繰り返して読出される波形データをアナログ信号に変換し連続的に出力する任意波形発生手段とを具備したことを特徴とするデジタル放送の疑似信号発生装置。
- 請求項1に記載のステップにより、異なるOFDMパラメータで生成された複数の波形データをそれぞれ記憶する複数のメモリからなる波形バンク部と、前記波形バンク部の任意のメモリを選択する波形選択手段と、前記波形選択手段により選択されたメモリの記憶データを読出す第1の読出手段と、前記第1の読出手段により読出された波形データを記憶する高速メモリと、前記高速メモリに記憶された波形データを繰り返して読出す第2の読出手段と、前記第2の読出手段により繰り返して読出される波形データをアナログ信号に変換し連続的に出力する任意波形発生手段を具備したことを特徴とするデジタル放送の疑似信号発生装置。
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