JP3720073B2 - 気泡管の液体注入口の加工方法および加工装置 - Google Patents

気泡管の液体注入口の加工方法および加工装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、気泡管の液体注入口を製作する加工方法および加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水平面または垂直面からの偏差を測定するために、水準器やクリノメータなどの測定器具が用いられている。
【0003】
この種の測定器具には、断面が円形で上に凸に湾曲されたガラス管内に少しの空間(気泡)を残してエーテルなどの適当な液体が注入されている気泡管が設けられている。測定者は、この気泡管を観察してその気泡が基準位置からどれだけずれているかを測定することによって、測定対象とする面が水平面または垂直面からどれだけ偏差しているかを知ることができる。
【0004】
このような気泡管を製作するにあたっては、気泡管に液体を注入するための注入口の長さおよび口径を適正な寸法で製作する必要がある。
【0005】
従来、この注入口の製作は、図5に示すようないわゆるブロー方式でおこなわれるのが一般的であった。すなわち、図中(a)に示すように、ガラス管の一方端部を塞いで、他方端部から加工者がエアー(圧力)を送り込み、バーナーをガラス管の表面に近付け、ガラス管の一部を加熱して塑性変形させる。そして、図中(b)に示すように、エアーの圧力により塑性変形した部分を外側に膨らませる。すると、図中(c)に示すように、突起部が形成される。さらに、エアーを吹き込んで図中(d)に示すように、その突起部の先端を吹き抜いて開口させて注入口を製作するというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような方法では、注入口の形状および寸法はエアーの圧力の変化とバーナー照射の位置および強さのばらつきにより大きく変化し、熟練した加工者のみが加工可能であるうえ、寸法精度も安定しないという不具合があった。
【0007】
この発明は、このような実情を背景としてなされたもので、気泡管の液体注入口を、その形状および寸法の精度を安定させて製作することのできる加工方法及び加工装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の気泡管の液体注入口の加工方法は、予め形状が形成されかつ少なくとも一方端部が開放しているガラス管の管内にピンが設けられた挿通部材を挿通し、このピンの長手方向を前記ガラス管の直径方向に向け、このピンで前記ガラス管の管壁を押圧しながらその押圧している箇所を部分的に前記ガラス管の外から加熱することにより前記ガラス管を塑性変形させつつ前記ガラス管に突起部を形成し、前記突起部が所定の長さになったところで前記ピンを前記突起部から離間させ、前記挿通部材を前記ガラス管から抜き、前記突起部の先端部を研削によって開口させて液体注入口を形成することを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の気泡管の液体注入口の加工方法は、前記ピンは、前記挿通部材に垂直に設けられており、該挿通部材は、前記ピンが前記ガラス管の長手方向と直交するように該ガラス管内に挿通され、前記挿通部材を固定して前記ガラス管に荷重をかけることにより前記ガラス管の直径方向外側に向けてピンで押圧することを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の気泡管の液体注入口加工装置は、予め形状が形成されかつ少なくとも一方端部が開放しているガラス管内に挿通される挿通部材と、この挿通部材に取り付けられて前記ガラス管の管壁を管内から押圧するピンと、前記ガラス管の被押圧部を部分的に加熱する加熱手段と、前記ピンの押圧により前記ガラス管の外側に形成された突起部から前記ピンを抜くために前記ガラス管を移動させるマニピュレータもしくはガラス管外し治具または前記突起部から前記ピンを抜くために前記挿通部材を移動させる移動部材と、前記突起部の端部を前記挿通部材が前記ガラス管から抜かれた後に研削する研削手段とからなることを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載の気泡管の液体注入口加工装置は、前記ピンは前記挿通部材の長手方向と直交させて設けられ、前記ガラス管に荷重をかける荷重手段が設けられていることを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載の気泡管の液体注入口加工装置は、前記荷重手段は、前記ピンの長手方向に平行移動可能とされる移動部材と、この移動部材に設けられた重錘と一対の爪とから構成され、この爪により前記ガラス管を外側から押さえ、前記重錘により前記移動部材を下方に移動させ、前記爪により前記ガラス管に荷重をかけることを特徴としている。
【0013】
請求項6に記載の気泡管の液体注入口加工装置は、予め形状が形成されかつ少なくとも一方端部が開放しているガラス管内に挿通される挿通部材と、この挿通部材に取り付けられて前記ガラス管の管壁を管内から押圧するピンと、前記ガラス管の被押圧部を部分的に加熱する加熱手段と、前記ピンの押圧により前記ガラス管の外側に形成された突起部から前記ピンを抜くために前記ガラス管を移動させるマニピュレータもしくはガラス管外し治具または前記突起部から前記ピンを抜くために前記挿通部材を移動させる移動部材と、前記突起部の端部を前記挿通部材が前記ガラス管から抜かれた後に研削する研削手段を備え、前記加熱手段と前記ピン押圧手段とから成形部が構成され、この成形部に前記ガラス管を供給する供給手段と、前記成形部と前記研削手段との間で前記ガラス管を搬送するとともに所定位置に固定させる搬送固定手段と、この搬送固定手段を駆動する搬送固定手段駆動部と、前記加熱手段を移動させる加熱手段駆動部と、前記研削手段を移動させる研削手段駆動部と、前記加熱手段に燃料を供給する燃料供給手段と、前記搬送固定手段駆動部と前記加熱手段駆動部と研削手段駆動部と前記燃料供給手段とを制御する制御部とが設けられていることを特徴としている。
【0014】
【作用】
請求項1に記載の気泡管の液体注入口の加工方法によれば、予め形状が形成されたガラス管の管壁が管内から管外にむけてピンで押圧されながら、その押圧している箇所をめがけてガラス管の外から部分的に加熱される。ガラス管は、その加熱によって塑性変形し、前記ピンの押圧によって突起部が形成される。前記突起部が所定の長さになったところで前記ピンが突起部から離間され、前記挿通部材が前記ガラス管から抜かれ、前記突起部の先端部が研削によって開口される。
【0015】
請求項2に記載の気泡管の液体注入口の加工方法によれば、長手方向と直交させてピンを垂直に設けた挿通部材がガラス管内に挿通される。そして、前記挿通部材が固定されて前記ガラス管に荷重がかけられる。これによって、前記ガラス管の内側がピンで押圧されることとなる。
【0016】
請求項3に記載の気泡管の液体注入口加工装置によれば、挿通部材が予め形状が形成されたガラス管内に挿通され、ピンによってガラス管の内側から押圧される被押圧部が加熱手段によって部分的に加熱される。この加熱によってガラス管の外側に形成された突起部からピンを抜くために、ガラス管がマニピュレータもしくはガラス管外し治具により移動され、または挿通部材が移動部材によりを移動される。この突起部の端部は、挿通部材がガラス管から抜かれた後に研削手段によって研削され、その箇所に液体注入口が形成される。
【0017】
請求項4に記載の気泡管の液体注入口加工装置によれば、前記ピンは前記挿通部材の長手方向と直交させて設けられ、前記ガラス管に荷重をかける荷重手段が設けられているので、挿通部材の挿通方向と荷重手段による荷重の大きさを調整することによって、突起部をガラス管に対して直交させて形成することができる。
【0018】
請求項5に記載の気泡管の液体注入口加工装置によれば、前記荷重手段は、前記ピンの長手方向に平行移動可能とされる移動部材と、この移動部材に設けられた重錘と一対の爪とから構成され、この爪により前記ガラス管を外側から押さえ、前記重錘により前記移動部材を下方に移動させ、前記爪により前記ガラス管に荷重をかけるので、ガラス管は爪と重錘との間で確実に把持され、ガラス管はピンによる押圧方向に対して直交する方向にずれにくくなる。
【0019】
請求項6に記載の気泡管の液体注入口加工装置によれば、予め形状が形成されたガラス管は加熱手段によって部分的に加熱され、またピン押圧手段によってガラス管は内側から押圧される。ピン押圧手段で押圧されガラス管の外側に形成された突起部からピンを抜くために、ガラス管がマニピュレータもしくはガラス管外し治具により移動され、または挿通部材が移動部材によりを移動される。この突起部の端部は、挿通部材がガラス管から抜かれた後に研削手段によって研削されてその端部に液体注入口が形成される。加熱手段とピン押圧手段とからなる成形部には、ガラス管を供給する供給手段と、成型部と研削手段との間でガラス管を搬送するとともに所定位置に固定させる搬送固定手段が設けられ、この搬送固定手段を駆動する搬送固定手段駆動部と、加熱手段を移動させる加熱手段駆動部と、研削手段を移動させる研削手段駆動部と、加熱手段に混合ガス(燃料)を供給する燃料供給手段とが設けられ、前記搬送固定手段駆動部と前記加熱手段駆動部と研削手段駆動部と前記燃料供給手段とは、制御部によって制御されるので、ガラス管のセッティングから液体注入口の製作までを自動的におこなうことができる。
【0020】
【実施例】
以下、この発明を図面に示す実施例にもとづいて説明する。
【0021】
(実施例1)
図1は、実施例1の加工方法を示すものである。
【0022】
図中(a)に示すように、まず、極く細いピン2を垂直に設けた棒材1を予め形状が形成され、内面加工済みのガラス管3に挿入する。この棒材1は、固定部材8に水平に固定されている。そして、ガラス管3の外部からピン2の上の位置にめがけてバーナー4をあてて部分的に加熱する。
【0023】
この加熱中に、図中(b)に示すように、ガラス管3のピン2の位置の両側の少し離れた等間隔の位置に、上方からマニピュレータ9、9によって荷重fをかけて、ガラス管3を内面が棒材1に当るまで平行に押し当てると、ガラス管3のバーナー4により加熱された部分は軟化しているのでピン2に突かれて塑性変形し、ピン2の当っていた部分は、ピン2の形状にならって突起部5として形成される。
【0024】
形成された突起部5からピン2が抜けるまでガラス管3をマニピュレータ9、9によって引き上げ、ピン2を突起部から抜き、棒材1をガラス管3から抜く。
【0025】
ガラス管3の突起部5は自然に冷めて、やがて硬化する。このときには突起部5の先端は閉じたままで、その先端をゴムディスク式研削工具6で研削し、注入口7を形成する。注入口7の高さはゴムディスク式研削工具6の送り幅により自由に調整できる。ゴムディスク式研削工具6を用いるのは、余計な力が突起部5にかかるのを避けて研削時の割れを防ぐためである。このような方法を採ることにより、熟練者でなくとも所定の寸法の注入口を加工することができる。
【0026】
また、ガラス管3を固定しピン2を移動させる方法を図1(e)〜(h)に示す。
【0027】
まず、図中(e)に示すように、ピン2を垂直に設けた棒材1を予め形状が形成され、内面加工済みのガラス管3に挿入する。なお、ガラス管3は、上下方向から一対の把持手段11、11によって固定され、また、棒材1は、上下方向に昇降する移動部材10に水平に固定されている。そして、図中(f)に示すように、ガラス管外部からピン2の上に相当する位置に向けてバーナー4をあてて部分的に加熱し、ピン2をガラス管の内面が棒材1に当るまで押し当てる、すなわち棒材1を移動部材10によって上方に移動させると、ガラス管3のバーナーにより加熱された部分は軟化しているのでピン2に突かれて塑性変形し、ピン2の当っていた部分は、ピン2の形状にならって突起部5として形成される。このあと、ピン2を突起部5から抜くようにして離間させ、ピン2を設けた棒材1をガラス管3から抜く。
【0028】
突起部5が形成されたガラス管3の突起部5は自然に冷めて、硬化する。
【0029】
つぎに、図中(g)に示すように、突起部5の先端をゴムディスク式研削工具6で研削し、注入口7を形成させる。
【0030】
(実施例2)
つぎに、この発明による加工装置の実施例を図2〜図4を用いて説明する。
【0031】
本装置は、図2に示すように、成型部100と研削部200とから大略構成され、その成型部100は、ガラス管3をピンで押圧するピン押圧部110とガラス管を加熱する加熱部120とから構成されている。
【0032】
ピン押圧部110は、つぎのような構成となっている。
【0033】
基板300に、鉛直に上方に向けてピン保持部材固定治具301が立設され、このピン保持部材固定治具301の上部には、挿通部材12の一端が、微調整および取り外し可能に固定されている。挿通部材12には、ピン2が垂直に固定されている。ピン2の材質は溶融状態のガラスとの密着を防ぐために、ステンレスまたは窒化ボロンとされている(なお、この他にピン2に離型剤として窒化ボロンを塗布するようにしてもよい)。
【0034】
また、基板300にはピン保持部材固定治具301に隣接してスライドベース14が鉛直に立設されている。
【0035】
スライドベース14には、後述する爪(ガラス管押圧爪)を保持するガラス管押圧爪保持部材15が設けられ、このガラス管押圧爪保持部材15はスライドベース14に沿って上下方向に褶動可能とされている。このガラス管押圧爪保持部材15には、上部に一対のガラス管押圧爪16とこのガラス管押圧爪16に対峙して設けられた一対のガラス管外し治具23とが固定され、下方には重錘17が固定されている。
【0036】
このガラス管押圧爪16は円形もしくは三角形の切り欠き部18を有し、ガラス管3を挿通部材12と常に平行に保ち、また、常に所定の加重がかかりこの切り欠き部でガラス管3が水平方向にずれないようにかみ込むようになっている。
【0037】
ここで、ピン保持部材固定治具301とスライドベース14は、挿通部材12の固定部での固定の度合の微調整の範囲内でピン2が一対のガラス管押圧爪16の中間になるように配置されており、これらの構成により、ガラス管3を挿通部材12に貫通させると、ガラス管3の内面からはピン2の頂点のみ、すなわち一点で支えられ、ガラス管3外面は、上部のピン2に当る位置の両側の位置を一対のガラス管押圧爪16により、ガラス管押圧爪保持部材15とそれに設けられた重錘17の合計重量で加重されることになる。
【0038】
加熱部120はつぎのように構成されている。
【0039】
基板300には、バーナーガイドレール20が垂直上方に立設され、このバーナーガイドレール20にはバーナー保持部19を上下に褶動可能に支持されている。このバーナー保持部19は、加熱手段としてのバーナー4の角度と位置を調整可能に保持するものである。
【0040】
バーナーガイドレール20には、バーナーガイドレール20上の任意の位置にバーナー4を固定可能なストッパー21と、バーナー保持部19とバーナーガイドレール20の上部を支点とする引っ張りバネ22とが設けられ、バーナー4はバーナー保持部19とともに平常時はバーナーガイドレール20の上部にとどまり、使用時だけストッパー21の所までバーナーガイドレール20に沿って手で引き下げ、手を離すと自動的にバーナーガイドレール20の上部に戻るようになっている。
【0041】
バーナー4にはLPGとO2 との混合ガスを発生する燃料供給手段が接続され、この燃料供給手段には、圧力ゲージとマウスコントローラが設けられ、常に一定の火力となるようになっている。
【0042】
バーナー保持部19をバーナー4ごとバーナーガイドレール20に沿って引き下げ、引っ張りバネ22が伸びた状態でバーナー保持部19を調整して、一定の火力に調整されたバーナー4の炎は、ピン2が内面に当るガラス管3外面の位置に適切にあたるように設定され、その位置でバーナーガイドレール20にストッパー21を固定する。このように設定すると、バーナー4は使用しないときは引っ張りバネ22で引っ張られバーナーガイドレール20に沿って引き上げられて上方に回避し、使用時にはバーナー保持部19をバーナー4ごとバーナーガイドレール20に沿ってストッパー21に当たるまで引き下げると、一定の火力に調整されたバーナー4の炎が、ピン2が内面に当るガラス管3外面の位置に適切にあたるようになる。
【0043】
研削部200は主に回転工具部210とクランプ部220とから構成されている。
【0044】
回転工具部210はモーターにより駆動される回転軸30を持ち、回転軸30の端部にはゴムディスク31が設けられている。このゴムディスク31の端面にはダイヤモンドシール32が張り付けられており、被加工物にあたると余計な力をゴムディスク31の弾力で逃がすようになっている。
【0045】
一方、クランプ部220は次のような構成となっている。
【0046】
クランプ治具33は、突起部5が形成されたガラス管3を固定する治具で、樹脂製のコマ34によってガラス管3を押さえるもので、突起部5の位置の微調整をおこなうための樹脂製のプレート37がねじで押さえてあり、突起部5を支えている。ゴムディスク式研削工具6は台座35に固定されている。
【0047】
また、クランプ治具33は、クランプ治具33がガラス管3を押さえた場合にガラス管3の突起部5の突起方向と、回転工具部210の回転軸30が平行を成すように、かつ回転工具部210の回転軸30の軸方向に移動可能なようにクランプ治具ガイドレール36によって台座35に褶動可能に固定されている。
【0048】
このような配置とすることで、ガラス管3の突起部5の研削量は、クランプ治具33をクランプ治具ガイドレール36上で移動させることで調整できる。
【0049】
つぎに、加工の工程を説明する。
【0050】
まず、ガラス管押圧爪保持部材15をスライドベース14に沿って引上げ、ガラス管押圧爪16を挿通部材12から離す。そして、予め形状が形成されたガラス管3を挿通部材12に貫通させ、ピン2が気泡管の注入口を設けたい位置に合うようする。そして、ガラス管押圧爪保持部材15を下ろし、ガラス管押圧爪16でガラス管3を固定する。
【0051】
この状態で、ガラス管3内面はピン2の頂点で一点で支えられる。また、ガラス管3外面は、上部のピン2に当る位置の両側の位置が、ガラス管押圧爪16により、ガラス管押圧爪保持部材15とそれに設けられた重錘17の合計重量で加重されることとなる。
【0052】
このあと、燃料供給手段の圧力ゲージとマウスコントローラにより、常に一定の火力となるよう調整されたバーナー4をバーナー保持部19ごとバーナーガイドレール20に沿ってストッパー21に当たるまで引き下げる。これによって、一定の火力に調整されたバーナー4の炎が、ピン2が内面に当るガラス管3外面の位置に適切にあたる。
【0053】
バーナー4により加熱されたガラス管3の所要の部分は軟化し、ガラス管押圧爪保持部材15とそれに設けられた重錘17の合計重量がガラス管押圧爪16でガラス管3に加重されているので、ガラス管3は挿通部材12に当たるまで平行に落ちると同時に、ガラス管3のバーナー4により加熱された部分は軟化しているのでピン2に突かれて塑性変形し、極細ピン2の当っていた部分がピン2の形にならって突起部5を形成する。
【0054】
バーナー4は加熱が済んだら引き下げるのを止めれば、引っ張りバネ22に引っ張られバーナーガイドレール20に沿って引き上げられ、上方に回避する。
【0055】
ガラス管3が自然に冷めた後、ガラス管押圧爪保持部材15をスライドベース14に沿って引上げ、ガラス管押圧爪16をガラス管3から外す。
【0056】
そして、ガラス管押圧爪16に対向して設けられたガラス管外し治具23によりガラス管3を上方に持ち上げ、ガラス管3に形成された突起部5からピン2を抜き、横方向に移動させ挿通部材12から外す。
【0057】
この段階では、突起部5の先端は閉じたままなので、ガラス管3をクランプ治具33にはめ込み、樹脂製のコマ34によって押さえ、突起部5が適正な位置になるように樹脂製のプレート37で突起部5を支える。
【0058】
ゴムディスク式研削工具6の回転軸30を回転させ、ゴムディスク31の端面のダイヤモンドシール32で突起部5の先端を研削する。このときの研削量は、クランプ治具33をクランプ治具ガイドレール36上で移動させることで調整する。
【0059】
このようにして、熟練者でなくとも所定の寸法の気泡管の液体注入口を加工することができる。
【0060】
(実施例3)
図3は、この加工装置を自動化したものの概念を示すものである。
【0061】
この加工装置は、液体注入口のための突起部を成形する工程と、その先端部を研削する工程とを備え、予め形状が形成されたガラス管3を自動供給することにより自動加工装置としたものである。
【0062】
ガラス管3は搬送固定手段駆動部42により駆動される搬送固定手段41により図中AからB方向へ着脱され搬送されるようにする。
【0063】
加熱部120と研削部200はそれぞれ、加熱手段駆動部43と研削手段駆動部44により、直交する3軸方向にガイドレール(図示せず)とシーケンサ(図示せず)およびセンサー(図示せず)により移動し位置決めされるようになっている。燃料供給手段80には、前述したように圧力ゲージとマウスコントローラ(図示せず)が搭載され、常に適正な火力が得られるようになっている。加熱手段駆動部43と研削手段駆動部44と燃料供給手段80と搬送固定手段駆動部42とは、制御部45により制御される。
【0064】
供給手段(図示せず)より供給されるガラス管3には、挿通部材12が挿通され、内面からピン2で押圧される。一方、外側からは、加熱部120がガイドレール(図示せず)とシーケンサ(図示せず)およびセンサー(図示せず)にもとづいて加熱手段駆動部43で移動されて位置決めされる。
【0065】
突起部が形成されたガラス管3は、搬送固定手段駆動部42により駆動される搬送固定手段41により挿通部材12より離脱されて研削部200まで搬送される。 ガイドレール(図示せず)とシーケンサ(図示せず)およびセンサー(図示せず)にもとづいて研削手段駆動部44によって研削部200は移動され、突起部の端部が所定量研削され、注入口が自動的に加工される。
【0066】
図4に示すように、加工装置は、成型部100、研削部200、ガラス管3を成型部100と研削部200にセット、離脱させ、搬送する搬送固定手段41、搬送固定手段41を駆動する搬送固定手段駆動部42、加熱部120の位置を駆動する加熱手段駆動部43、研削部200の位置を駆動する研削手段駆動部44、加熱部120に混合ガスを供給する燃料供給手段80、そして搬送固定手段駆動部42と加熱部駆動部43と研削部駆動部44と燃料供給手段80とを制御する制御部45から構成されている。
【0067】
供給手段40は成型部100の前段に配置され、材料である内面加工済みのガラス管を供給するようになっている。
【0068】
成型部100はピン押圧部110と加熱部120とから構成され、その細部はつぎのようになっている。
【0069】
ピン押圧部110には、一端を微調整および取り外し可能に保持され、ピン2を垂直に固定した挿通部材12が設けられ、一対のガラス管押圧爪16とこのガラス管押圧爪16に対向して設けられた一対のガラス管外し治具23が、ピン2が一対のガラス管押圧爪16の中間になるように配置されている。
【0070】
一対のガラス管押圧爪16とこのガラス管押圧爪16に対向して設けられた一対のガラス管外し治具23は、ピンの方向に沿って移動可能に設けられている。
【0071】
ガラス管押圧爪16は切り欠き部を有し、ガラス管3を挿通部材12に挿通させたときに、ピン方向に移動させるとガラス管3をかみ、ガラス管3と挿通部材12を常に平行に保つ。そのとき、ガラス管3の内面にはピン2が頂点一点で当たり、ガラス管3の外面は、上部のピン2に当る位置の両側の位置を一対のガラス管押圧爪16が押さえるようになっている。
【0072】
一対のガラス管押圧爪16をピンの方向と反対方向に移動させると、一対のガラス管外し治具23は、ピン2がガラス管3の内面から離れる方向に、ガラス管3を動かすようになっている。
【0073】
搬送固定手段駆動部42により駆動される搬送固定手段41により、ガラス管3は成型部100から外され、研削部に搬送されるようになっている。
【0074】
加熱部120には、バーナー4がバーナーガイドレール20上を褶動可能に支持されるバーナー保持部19に、角度と位置を調整可能に設けられている。
【0075】
バーナー4の角度と位置の調整とバーナーガイドレール20上の褶動は加熱手段駆動部43によっておこなわれ、直交する3軸方向に移動できるようになっている。
【0076】
バーナー4は、ガラス管3を加熱するときだけ、加熱手段駆動部43によってバーナーガイドレール20に沿ってガラス管3に対する適正な照射位置に移動し、加熱終了後には退避する。その位置決めはシーケンサとセンサ(図示せず)にもとづいておこなわれる。
【0077】
バーナー4にはLPGとO2 の混合ガスを発生させる燃料供給手段80が接続され、この燃料供給手段80には圧力ゲージ(図示せず)とマウスコントローラ(図示せず)が設けられ、常に一定の火力となるようになっている。
【0078】
研削部200には回転工具部210とクランプ部220が設けられており、回転工具部210はモーターにより駆動され、端部にゴムディスク31を設けた回転軸30を有し、研削の際の負荷をゴムディスク31の弾力で逃がすようになっている。
【0079】
一方、クランプ部220は次のように構成されている。
【0080】
クランプ治具33は、突起部5が形成されたガラス管3を固定する治工具で、樹脂製のコマ34によってガラス管3を押さえており、突起部の位置の微調整をおこなうための樹脂製のプレート37がある。
【0081】
ガラス管3は、搬送固定手段駆動部42により駆動される搬送固定手段41によりチャックされる。
【0082】
また、クランプ治具33は、クランプ治具33がガラス管3を押さえた場合にガラス管3の突起部5の突起方向と、回転工具部210の回転軸30が平行を成すような方向にクランプ治具ガイドレール36を介して褶動可能に設けられている。この褶動は、研削部駆動部44によりおこなわれるようになっており、ガラス管3の突起部6の研削量を調整できる。位置決めはシーケンサとセンサ(図示せず)にもとづいておこなわれる。
【0083】
前述の搬送固定手段駆動部42と加熱部駆動部43と研削部駆動部44と燃料供給手段80は制御部45により制御される。
【0084】
つぎに、この加工装置の動作を説明する。
【0085】
まず、供給手段40が、予め形状が形成され、内面加工済みのガラス管3を成型部100に供給する。搬送固定手段41はピン押圧部にガラス管3をセットする。
【0086】
搬送固定手段41は、ガラス管3を挿通部材12に挿通させピン2を気泡管の注入口を設ける位置に合わせ、ガラス管押圧爪16でガラス管3を固定する。
【0087】
この状態で、ガラス管3の内面はピン2の頂点で一点で支えられ、ガラス管3の外面は、上部のピン2に当る位置の両側の位置をガラス管押圧爪16により、押さえられる。この後に、加熱部120でガラス管3を加熱する。
【0088】
バーナー4をバーナー保持部19ごとバーナーガイドレール20に沿って下げると、一定の火力に調整されたバーナー4の炎が、ピン2が内面に当るガラス管3の外面の位置に位置される。
【0089】
ガラス管3のバーナー4により加熱された部分は軟化し、ガラス管押圧爪16でガラス管3が押さえられているので、ガラス管3は挿通部材12に当たるまで平行に落ちると同時に、ガラス管3のバーナー4により加熱された部分は軟化しているのでピン2に突かれて塑性変形し、ピン2の当っていた部分がピン2の形に突起部5を形成する。
【0090】
バーナー4は加熱が済んだらバーナーガイドレール20に沿って引き上げられ、上方に回避する。
【0091】
突起部5が設けられたガラス管3は、ガラス管押圧爪16を外されて、ガラス管押圧爪16に対向して設けられたガラス管外し治具23により上方に持ち上げられ、ガラス管3に形成された突起部5からピン2が抜かれる。そして、搬送固定手段41により横方向に移動されて挿通部材12から外される。
【0092】
挿通部材12から外され成型部100から離脱されたガラス管3は、搬送固定手段41により、研削部200に搬送される。
【0093】
ガラス管3は、搬送固定手段41によりクランプ部220にセットされる。そして、ガラス管3は、搬送固定手段41によりクランプ治具33にはめこまれ、樹脂製のコマ34によって押さえられて、突起部5が適正な位置になるように樹脂製のプレート37で支えられる。
【0094】
回転工具部210の回転軸30を回転させ、ゴムディスク31の端面のダイヤモンドシール32で突起部5の先端を研削する。その研削量は、クランプ治具33をクランプ治具ガイドレール36上で移動させることで調整する。
【0095】
研削が済み注入口7が形成されたガラス管3は搬送固定手段41により、クランプ治具33から外され、研削部から離脱する。このようにして、所望の寸法の注入口を自動的に量産することができる。
【0096】
これらの実施例では、ピン2の形状および寸法はガラス管に形成される突起部5の形状および寸法に直接反映される。したがって、注入口7の形状および寸法はピン2の形状および寸法を変えることで自在に変えることができる。丸形、三角、四角、多角形などの様々な形状のピン2を用いることで丸形、三角、四角、多角形などの様々な形状の注入口7を寸法精度を保って量産することもできる。
【0097】
また、これらの実施例で、加熱部120にはバーナーを採用しているが、バーナーに限らず、電熱コイルやレーザーを加熱部120に採用することも可能である。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、予め形状が形成されたガラス管の管壁を管内から管外にむけてピンで押圧しながら、その押圧している箇所をめがけてガラス管の外から部分的に加熱し、その加熱によって塑性変形したガラス管にピンの押圧によって突起部を形成し、突起部が所定の長さになったところでピンを突起部から離間させ、挿通部材が前記ガラス管から抜き、突起部の先端部を研削によって開口させて液体注入口を形成するので、気泡管の液体注入口を、その形状および寸法の精度を安定させて製作することができるという効果を奏する。
【0099】
請求項2に記載の気泡管の液体注入口の加工方法によれば、ガラス管にかけられる荷重の度合を調整することによって、気泡管の液体注入口を、その形状および寸法の精度を安定させて製作することができるという効果を奏する。
【0100】
請求項3に記載の気泡管の液体注入口加工装置によれば、加熱手段、研削手段によって、気泡管の液体注入口を、その形状および寸法の精度を安定させて製作することができるという効果を奏する。
【0101】
請求項4に記載の気泡管の液体注入口加工装置によれば、前記ピンは前記挿通部材の長手方向と直交させて設けられ、前記ガラス管に荷重をかける荷重手段が設けられているので、挿通部材の挿通方向と荷重手段による荷重の大きさを調整することによって、突起部をガラス管に対して直交させて形成することができるという効果を奏する。
【0102】
請求項5に記載の気泡管の液体注入口加工装置によれば、前記荷重手段は、前記ピンの長手方向に平行移動可能とされる移動部材と、この移動部材に設けられた重錘と一対の爪とから構成され、この爪により前記ガラス管を外側から押さえ、前記重錘により前記移動部材を下方に移動させ、前記爪により前記ガラス管に荷重をかけるので、ガラス管は爪と重錘との間で確実に把持され、ガラス管はピンによる押圧方向に対して直交する方向にずれにくくなるという効果を奏する。
【0103】
請求項6に記載の気泡管の液体注入口加工装置によれば、予め形状が形成されたガラス管は加熱手段によって部分的に加熱され、またピン押圧手段によってガラス管は内側から押圧される。ピン押圧手段で押圧されガラス管の外側に形成された突起部からピンを抜くために、ガラス管がマニピュレータもしくはガラス管外し治具により移動され、または挿通部材が移動部材によりを移動される。この突起部の端部は、挿通部材がガラス管から抜かれた後に研削手段によって研削されてその端部に液体注入口が形成される。加熱手段とピン押圧手段とからなる成形部には、ガラス管を供給する供給手段と、成型部と研削手段との間でガラス管を搬送するとともに所定位置に固定させる搬送固定手段が設けられ、この搬送固定手段を駆動する搬送固定手段駆動部と、加熱手段を移動させる加熱手段駆動部と、研削手段を移動させる研削手段駆動部と、加熱手段に混合ガス(燃料)を供給する燃料供給手段とが設けられ、前記搬送固定手段駆動部と前記加熱手段駆動部と研削手段駆動部と前記燃料供給手段とは、制御部によって制御されるので、ガラス管のセッティングから液体注入口の製作までを自動的におこなうことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の加工方法を示す概略図である。
【図2】この発明の実施例2の加工装置を示す図である。
【図3】この発明の実施例3の加工装置を示す概念図である。
【図4】この発明の実施例3の加工装置を示す概略斜視図である。
【図5】従来の加工方法を示す概略図である。
【符号の説明】
3 ガラス管
12 挿通部材
2 ピン
4 バーナー(加熱手段)
31 ゴムディスク(研削手段)
17 重錘(荷重手段)
16 ガラス管押圧爪(荷重手段)
15 ガラス管押圧爪保持部材(移動部材)
5 突起部
40 供給手段
100 成形部
41 搬送固定手段
42 搬送固定手段駆動部
43 加熱手段駆動部
44 研削手段駆動部
80 燃料供給手段
45 制御部

Claims (6)

  1. 予め形状が形成されかつ少なくとも一方端部が開放しているガラス管の管内にピンが設けられた挿通部材を挿通し、このピンの長手方向を前記ガラス管の直径方向に向け、このピンで前記ガラス管の管壁を押圧しながらその押圧している箇所を部分的に前記ガラス管の外から加熱することにより前記ガラス管を塑性変形させつつ前記ガラス管に突起部を形成し、前記突起部が所定の長さになったところで前記ピンを前記突起部から離間させ、前記挿通部材を前記ガラス管から抜き、前記突起部の先端部を研削によって開口させて液体注入口を形成することを特徴とする気泡管の液体注入口の加工方法。
  2. 前記ピンは、前記挿通部材に垂直に設けられており、該挿通部材は、前記ピンが前記ガラス管の長手方向と直交するように該ガラス管内に挿通され、前記挿通部材を固定して前記ガラス管に荷重をかけることにより前記ガラス管の直径方向外側に向けてピンで押圧することを特徴とする請求項1記載の気泡管の液体注入口の加工方法。
  3. 予め形状が形成されかつ少なくとも一方端部が開放しているガラス管内に挿通される挿通部材と、この挿通部材に取り付けられて前記ガラス管の管壁を管内から押圧するピンと、前記ガラス管の被押圧部を部分的に加熱する加熱手段と、前記ピンの押圧により前記ガラス管の外側に形成された突起部から前記ピンを抜くために前記ガラス管を移動させるマニピュレータもしくはガラス管外し治具または前記突起部から前記ピンを抜くために前記挿通部材を移動させる移動部材と、前記突起部の端部を前記挿通部材が前記ガラス管から抜かれた後に研削する研削手段とからなることを特徴とする気泡管の液体注入口加工装置。
  4. 前記ピンは前記挿通部材の長手方向と直交させて設けられ、前記ガラス管に荷重をかける荷重手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の気泡管の液体注入口加工装置。
  5. 前記荷重手段は、前記ピンの長手方向に平行移動可能とされる移動部材と、この移動部材に設けられた重錘と一対の爪とから構成され、この爪により前記ガラス管を外側から押さえ、前記重錘により前記移動部材を下方に移動させ、前記爪により前記ガラス管に荷重をかけることを特徴とする請求項4記載の気泡管の液体注入口加工装置。
  6. 予め形状が形成されかつ少なくとも一方端部が開放しているガラス管内に挿通される挿通部材と、この挿通部材に取り付けられて前記ガラス管の管壁を管内から押圧するピンと、前記ガラス管の被押圧部を部分的に加熱する加熱手段と、前記ピンの押圧により前記ガラス管の外側に形成された突起部から前記ピンを抜くために前記ガラス管を移動させるマニピュレータもしくはガラス管外し治具または前記突起部から前記ピンを抜くために前記挿通部材を移動させる移動部材と、前記突起部の端部を前記挿通部材が前記ガラス管から抜かれた後に研削する研削手段とを備え、
    前記加熱手段と前記ピン押圧手段とから成形部が構成され、この成形部に前記ガラス管を供給する供給手段と、前記成形部と前記研削手段との間で前記ガラス管を搬送するとともに所定位置に固定させる搬送固定手段と、この搬送固定手段を駆動する搬送固定手段駆動部と、前記加熱手段を移動させる加熱手段駆動部と、前記研削手段を移動させる研削手段駆動部と、前記加熱手段に燃料を供給する燃料供給手段と、前記搬送固定手段駆動部と前記加熱手段駆動部と研削手段駆動部と前記燃料供給手段とを制御する制御部とが設けられていることを特徴とする気泡管の液体注入口加工装置。
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